JP3111407U - 光ピックアップ用アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基台3に立設されるシャフト4と、シャフト4に嵌合する軸孔2aを有
するレンズホルダ2と、レンズホルダ2に保持される対物レンズ11と、レンズホルダ2
に巻設されるとともに通電によりシャフト4の軸方向にレンズホルダ2を移動させて対物
レンズ11のフォーカシングを行うフォーカシングコイル5と、レンズホルダ2に巻設さ
れるとともに通電によりシャフト4を中心にレンズホルダ2を回動して対物レンズ11の
トラッキングを行うトラッキングコイル6とを備えた光ピックアップ用アクチュエータ1
において、フォーカシングコイル5及びトラッキングコイル6をレンズホルダ2に部分接
着した。
【選択図】 図4
Description
動させる光ピックアップ用アクチュエータに関する。
アップ用アクチュエータは光ピックアップの基台に立設したシャフトにレンズホルダが嵌
合されている。レンズホルダはシャフトから離れた一端に対物レンズを保持する。また、
レンズホルダにはシャフトと同心にフォーカシングコイルが巻設されるとともに、シャフ
トの軸方向に垂直な方向を中心にトラッキングコイルが巻設される。
により、フォーカシングコイル及びトラッキングコイルは脱落が防止されるとともに制振
されるようになっている。また、基台にはトラッキングコイルに対峙する永久磁石が設け
られる。
動する。これにより、対物レンズの焦点を光ディスクに合わせることができる。また、ト
ラッキングコイルに通電して励磁すると、レンズホルダがシャフトを中心に回動し、対物
レンズが揺動する。これにより、対物レンズを光ディスクのトラックに追従させることが
できる。
コイル及びトラッキングコイルは制振性をよくするため接着剤によりモールドされている
。このため、接着剤の硬化時にレンズホルダの軸孔が収縮して変形する場合がある。その
結果、フォーカシングコイル及びトラッキングコイルの接着後に軸孔を再加工する必要が
あり、光ピックアップ用アクチュエータの製造工数が大きくなる問題があった。
的とする。
合する軸孔を有するレンズホルダと、前記レンズホルダに保持される対物レンズと、前記
レンズホルダに巻設されるとともに通電により前記シャフトの軸方向に前記レンズホルダ
を移動させて前記対物レンズのフォーカシングを行うフォーカシングコイルと、前記レン
ズホルダに巻設されるとともに通電により前記シャフトを中心に前記レンズホルダを回動
して前記対物レンズのトラッキングを行うトラッキングコイルとを備えた光ピックアップ
用アクチュエータにおいて、前記シャフトの軸方向から見て前記フォーカシングコイルを
前記シャフトを中心とする矩形の環状に巻設し、塗布時の粘度が5000mPa・s以上
の接着剤を前記フォーカシングコイルの四隅または一組の対辺に塗布して前記フォーカシ
ングコイルを前記レンズホルダに部分接着するとともに、前記シャフトの径方向から見て
前記トラッキングコイルを矩形の環状に巻設し、塗布時の粘度が5000mPa・s以上
の接着剤を前記トラッキングコイルの四隅または一組の対辺に塗布して前記トラッキング
コイルを前記レンズホルダに部分接着したことを特徴としている。
向に移動して対物レンズの焦点が光ディスクに合わせられる。トラッキングコイルに通電
するとシャフトを中心にレンズホルダが回動して対物レンズが揺動し、光ディスクのトラ
ックに対物レンズが追随する。シャフトと同心に巻設されるフォーカシングコイルはシャ
フトの軸方向から見て矩形の四隅または一組の対辺に粘度が5000mPa・s以上の接
着剤が塗布される。シャフトの軸に垂直な方向を中心に巻設されるトラッキングコイルは
シャフトの径方向から見て矩形の四隅または一組の対辺に粘度が5000mPa・s以上
の接着剤が塗布される。接着剤の硬化によりフォーカシングコイル及びトラッキングコイ
ルは脱落防止及び制振される。
ンズホルダと、前記レンズホルダに保持される対物レンズと、前記レンズホルダに巻設さ
れるとともに通電により前記シャフトの軸方向に前記レンズホルダを移動させて前記対物
レンズのフォーカシングを行うフォーカシングコイルと、前記レンズホルダに巻設される
とともに通電により前記シャフトを中心に前記レンズホルダを回動して前記対物レンズの
トラッキングを行うトラッキングコイルとを備えた光ピックアップ用アクチュエータにお
いて、前記フォーカシングコイル及び前記トラッキングコイルを前記レンズホルダに部分
接着したことを特徴としている。
向に移動して対物レンズの焦点が光ディスクに合わせられる。トラッキングコイルに通電
するとシャフトを中心にレンズホルダが回動して対物レンズが揺動し、光ディスクのトラ
ックに対物レンズが追随する。フォーカシングコイル及びトラッキングコイルはレンズホ
ルダに所定のポイントで部分的に接着され、脱落防止及び制振される。
ングコイル及び前記トラッキングコイルを接着する接着剤の塗布時の粘度を4000mP
a・s以上にしたことを特徴としている。この構成によると、粘度が4000mPa・s
以上の接着剤がフォーカシングコイル及びトラッキングコイルの所定のポイントに塗布さ
れ、接着剤の硬化によりフォーカシングコイル及びトラッキングコイルが接着される。
ングコイルを接着する前の前記レンズホルダの振動により共振する前記フォーカシングコ
イルの振動が大きい位置の上位から少なくとも2箇所に接着剤を塗布するとともに、前記
トラッキングコイルを接着する前の前記レンズホルダの振動により共振する前記トラッキ
ングコイルの振動が大きい位置の上位から少なくとも2箇所に接着剤を塗布して前記フォ
ーカシングコイル及び前記トラッキングコイルを部分接着したことを特徴としている。
ルダを駆動したときにレンズホルダが振動して共振によりフォーカシングコイル及びトラ
ッキングコイルの振動が大きくなる位置が生じる。フォーカシングコイル及びトラッキン
グコイルはこの時の共振による振動の大きい方からそれぞれ少なくとも2箇所に接着剤が
塗布される。フォーカシングコイル及びトラッキングコイルの振動が大きくなる位置は統
計的または数値解析等によって予め求められる。また、フォーカシングコイル及びトラッ
キングコイルの一方を接着した状態で他方の振動が大きくなる位置を求めてもよい。
軸方向から見て前記フォーカシングコイルを前記シャフトを中心とする矩形の環状に巻設
し、前記フォーカシングコイルの四隅または一組の対辺に接着剤を塗布して前記フォーカ
シングコイルを前記レンズホルダに部分接着したことを特徴としている。この構成による
と、フォーカシングコイルはシャフトの軸方向から見て矩形の四隅または一組の対辺に接
着剤が塗布される。
径方向から見て前記トラッキングコイルを矩形の環状に巻設し、前記トラッキングコイル
の四隅または一組の対辺に接着剤を塗布して前記トラッキングコイルを前記レンズホルダ
に部分接着したことを特徴としている。この構成によると、トラッキングコイルはシャフ
トの径方向から見て矩形の四隅または一組の対辺に接着剤が塗布される。
接着したので、接着剤の硬化によるレンズホルダの軸孔の収縮を防止することができる。
従って、軸孔の再加工を省いて光ピックアップ用アクチュエータの製造工数を削減するこ
とができる。
の塗布時の粘度を4000mPa・s以上にしたので、接着剤の軸孔への流入を防止する
ことができる。
の塗布時の粘度を5000mPa・s以上にしたので、接着剤の軸孔への流入を更に防止
することができる。
共振するフォーカシングコイルの振動が大きい位置の上位から少なくとも2箇所に接着剤
を塗布するとともに、トラッキングコイルを接着する前のレンズホルダの振動により共振
するトラッキングコイルの振動が大きい位置の上位から少なくとも2箇所に接着剤を塗布
したので、レンズホルダの軸孔の収縮を防止するとともに充分な制振効果を得ることがで
きる。
たので、レンズホルダの軸孔の収縮を防止するとともに充分な制振効果を得ることができ
る。
ので、レンズホルダの軸孔の収縮を防止するとともに充分な制振効果を得ることができる
。
等の光ディスクの記録または再生を行う一実施形態の光ピックアップ用のアクチュエータ
を示す側面断面図、正面断面図、上面断面図である。アクチュエータ1は光ディスク(不
図示)に対向配置され、光ピックアップ本体に固定される基台3を有している。アクチュ
エータ1の上面はカバー9により覆われる。カバー9は内面に突設した複数のフック部9
aを基台3に着脱可能に係合される。
または近接されている。対物レンズ11を保持するレンズホルダ2は略中央にボス部2b
が突設され、ボス部2bには軸孔2aが設けられている。軸孔2aがシャフト4に嵌合し
て、レンズホルダ2がシャフト4の軸方向(フォーカス方向a、b)に摺動移動できると
ともにシャフト4を中心にトラッキング方向c、dに回動できるようになっている。
レンズホルダ2の両側面にはトラッキングコイル6が巻設されている。フォーカシングコ
イル5及びトラッキングコイル6はリード線10aを介してプリント基板10に接続され
、電気信号が供給される。基台3の両側部から起立した起立板3aにはトラッキングコイ
ル6に一部が重なって対峙する一対の永久磁石7が設置される。また、基台3にビス止め
される一対のヨーク8はトラッキングコイル6を挟んで永久磁石7に対峙し、レンズホル
ダ2のボス部2bの周囲に設けた貫通孔2eに挿通される。
ォーカス方向a、bに摺動移動する。これにより、対物レンズ11の焦点が光ディスクに
合わせられる。また、トラッキングコイル6に通電して励磁すると、レンズホルダ2がシ
ャフト4を中心に回動して対物レンズ11がトラッキング方向c、dに揺動する。これに
より、対物レンズ11を光ディスクのトラックに追従させることができる。
放射状に延びるリブ2cが設けられる。フォーカシングコイル5はリブ2cに巻回され、
シャフト4の軸方向から見て略矩形に形成されている。フォーカシングコイル5の四隅に
は接着剤12が塗布され、フォーカシングコイル5がレンズホルダ2に接着されている。
接着剤12は熱硬化型樹脂や紫外線硬化型樹脂等から成っている。
、上下に延びるリブ2dが設けられている。トラッキングコイル6はリブ2dに巻回され
、シャフト4の軸方向に垂直な方向から見て略矩形に形成されている。トラッキングコイ
ル6の一組の対向する二辺の中央部には接着剤12が塗布され、トラッキングコイル6が
レンズホルダ2に接着されている。トラッキングコイル6の一組の対辺上に略点対称に接
着剤を塗布してもよい。
着され、接着剤12の硬化時の軸孔2aの収縮を防止することができる。これにより、軸
孔2aの再加工を省いてアクチュエータ1の製造工数を削減することができる。また、接
着剤12の粘度は6000mPa・sになっている。このため、所定の位置に塗布した接
着剤12は粘度が高いため流れにくく、軸孔2aへの流入を防止することができる。
数をより削減することができる。接着剤12の粘度は4000mPa・s以上であれば軸
孔2aへの流入を充分防止することができる。5000mPa・s以上にすると、より確
実に軸孔2aへの流入を防止することができる。
巻設した後、接着剤の塗布前にレンズホルダ2を駆動したときに、レンズホルダ2が振動
して共振によりフォーカシングコイル5及びトラッキングコイル6の振動が大きくなる位
置になっている。これにより、部分接着であってもフォーカシングコイル5及びトラッキ
ングコイル6を充分制振することができる。
はレンズホルダー2の形状やリブ2c、2dの形状等により異なり、統計的または数値解
析等により予め求められている。この時、フォーカシングコイル5及びトラッキングコイ
ル6の一方を接着した状態で他方の振動が大きくなる位置を求めてもよい。
位から少なくとも2箇所に接着剤を塗布することにより、より少ない接着剤12で充分な
制振効果を得ることができる。
ングコイル6を巻回するリブ2dは2列に並設されるが、フォーカシングコイル5を巻回
するリブを2列に並設してトラッキングコイル6を巻回するリブを四方に延びて形成して
もよい。
、トラッキングコイル6の四隅に接着剤12を塗布することにより、充分制振することが
できる。フォーカシングコイル5の一組の対辺上に略点対称に接着剤を塗布してもよい。
尚、フォーカシングコイル5またはトラッキングコイル6を巻回するリブを平面視矩形に
形成し、四隅または一組の対辺に接着剤を塗布してもよい。
用アクチュエータに利用することができる。
2 レンズホルダ
2a 軸孔
2b ボス部
2c、2d リブ
3 基台
4 シャフト
5 フォーカシングコイル
6 トラッキングコイル
7 永久磁石
8 ヨーク
9 カバー
10 プリント基板
11 対物レンズ
12 接着剤
Claims (6)
- 基台に立設されるシャフトと、前記シャフトに嵌合する軸孔を有するレンズホルダと、
前記レンズホルダに保持される対物レンズと、前記レンズホルダに巻設されるとともに通
電により前記シャフトの軸方向に前記レンズホルダを移動させて前記対物レンズのフォー
カシングを行うフォーカシングコイルと、前記レンズホルダに巻設されるとともに通電に
より前記シャフトを中心に前記レンズホルダを回動して前記対物レンズのトラッキングを
行うトラッキングコイルとを備えた光ピックアップ用アクチュエータにおいて、前記シャ
フトの軸方向から見て前記フォーカシングコイルを前記シャフトを中心とする矩形の環状
に巻設し、塗布時の粘度が5000mPa・s以上の接着剤を前記フォーカシングコイル
の四隅または一組の対辺に塗布して前記フォーカシングコイルを前記レンズホルダに部分
接着するとともに、前記シャフトの径方向から見て前記トラッキングコイルを矩形の環状
に巻設し、塗布時の粘度が5000mPa・s以上の接着剤を前記トラッキングコイルの
四隅または一組の対辺に塗布して前記トラッキングコイルを前記レンズホルダに部分接着
したことを特徴とする光ピックアップ用アクチュエータ。 - 基台に立設されるシャフトと、前記シャフトに嵌合する軸孔を有するレンズホルダと、
前記レンズホルダに保持される対物レンズと、前記レンズホルダに巻設されるとともに通
電により前記シャフトの軸方向に前記レンズホルダを移動させて前記対物レンズのフォー
カシングを行うフォーカシングコイルと、前記レンズホルダに巻設されるとともに通電に
より前記シャフトを中心に前記レンズホルダを回動して前記対物レンズのトラッキングを
行うトラッキングコイルとを備えた光ピックアップ用アクチュエータにおいて、前記フォ
ーカシングコイル及び前記トラッキングコイルを前記レンズホルダに部分接着したことを
特徴とする光ピックアップ用アクチュエータ。 - 前記フォーカシングコイル及び前記トラッキングコイルを接着する接着剤の塗布時の粘
度を4000mPa・s以上にしたことを特徴とする請求項2に記載の光ピックアップ用
アクチュエータ。 - 前記フォーカシングコイルを接着する前の前記レンズホルダの振動により共振する前記
フォーカシングコイルの振動が大きい位置の上位から少なくとも2箇所に接着剤を塗布す
るとともに、前記トラッキングコイルを接着する前の前記レンズホルダの振動により共振
する前記トラッキングコイルの振動が大きい位置の上位から少なくとも2箇所に接着剤を
塗布して前記フォーカシングコイル及び前記トラッキングコイルを部分接着したことを特
徴とする請求項2または請求項3に記載の光ピックアップ用アクチュエータ。及び前記ト
ラッキングコイル - 前記シャフトの軸方向から見て前記フォーカシングコイルを前記シャフトを中心とする
矩形の環状に巻設し、前記フォーカシングコイルの四隅または一組の対辺に接着剤を塗布
して前記フォーカシングコイルを前記レンズホルダに部分接着したことを特徴とする請求
項2または請求項3に記載の光ピックアップ用アクチュエータ。 - 前記シャフトの径方向から見て前記トラッキングコイルを矩形の環状に巻設し、前記ト
ラッキングコイルの四隅または一組の対辺に接着剤を塗布して前記トラッキングコイルを
前記レンズホルダに部分接着したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の光ピ
ックアップ用アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005000430U JP3111407U (ja) | 2005-02-02 | 2005-02-02 | 光ピックアップ用アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005000430U JP3111407U (ja) | 2005-02-02 | 2005-02-02 | 光ピックアップ用アクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3111407U true JP3111407U (ja) | 2005-07-28 |
Family
ID=43273895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005000430U Expired - Lifetime JP3111407U (ja) | 2005-02-02 | 2005-02-02 | 光ピックアップ用アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3111407U (ja) |
-
2005
- 2005-02-02 JP JP2005000430U patent/JP3111407U/ja not_active Expired - Lifetime
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