JP3111248B2 - プリント制御方法及びプリンタ装置 - Google Patents

プリント制御方法及びプリンタ装置

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JP3111248B2
JP3111248B2 JP08320579A JP32057996A JP3111248B2 JP 3111248 B2 JP3111248 B2 JP 3111248B2 JP 08320579 A JP08320579 A JP 08320579A JP 32057996 A JP32057996 A JP 32057996A JP 3111248 B2 JP3111248 B2 JP 3111248B2
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隆次 藤原
紀子 長野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ装置に関
し、より具体的には、印刷用紙を無駄に使用しないよう
に考慮されたプリンタ装置に関し、更にそのようなプリ
ンタ装置のプリント制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のOA (オフィスオートメーション)
化の進展に伴い、従来の個々人でワードプロセッサ, パ
ーソナルコンピュータを使用し且つそれぞれに直接接続
されたプリンタを使用するという形態から、たとえば L
AN接続等のネットワーク利用によるプリンタ装置の共用
という形態に変化しつつある。
【0003】ところで、プリンタ装置においては、印刷
すべきデータとしてたとえばパーソナルコンピュータ,
ワードプロセッサ等の上位装置から受け取ったデータが
文字データ, グラフデータ, イメージデータのいずれか
でない場合には、通常は出力データ、即ちハードコピー
出力すべきデータとしては扱われなかった。また、出力
データが1ページの領域に全く存在しないにも拘らず改
ページの指示が有った場合には無条件に改ページを行な
うことにより白紙を出力していた。
【0004】また、従来のプリンタ装置においては、上
位装置から受け取ったデータに一旦なんらかの不具合が
発生すると、それ以降のデータが印字すべきデータとし
て扱われた場合には無意味な文字が印字されたハードコ
ピーとなり、また印字されないデータとして扱われた場
合には白紙が連続して出力される場合があった。また、
従来のような一つの上位装置とのみ接続されていて孤立
した(スタンドアローン)プリンタ装置では、上述のよ
うな事態が発生した場合にもユーザが直ちに対処するこ
とが可能であると共に、他の上位装置及びプリンタ装置
に影響が及ぶこともなかったが、前述のようなネットワ
ーク利用により一つのプリンタ装置を複数の上位装置が
共用している場合には、迅速な対処が出来ずに他の上位
装置の利用者にも迷惑をかけると共に、印刷用紙を無駄
にする可能性も増大する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のプリ
ンタ装置では、上述のように、しばしば白紙が出力され
ることがあり、印刷用紙を無駄に使用することが多かっ
た。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、白紙のような無効なページを出力しないよ
うにして、印刷用紙を無駄に使用しないプリント制御方
法及びプリンタ装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプリント制
御方法は、外部から印字オーダを伴って与えられるデー
タが印刷用紙に印字されるべきデータであるか否かを判
定するための判定情報を記憶する第1のステップと、こ
の第1のステップで記憶された判定情報に従って、外部
から与えられるデータを印字オーダ単位で実際に印字す
べきであるか否かを判定する第2のステップと、この第
2のステップでの判定結果に応答して、印字すべきであ
ると判定されたデータに対応する数値を印刷用紙のペー
ジ単位で計数する第3のステップと、外部から改ページ
の指示が与えられた際に、第3のステップでのページ単
位の計数値が印刷用紙に対する実際の印字を行なわない
数値である場合には改ページ動作を抑止する第4のステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0008】また本発明に係るプリンタ装置は、外部か
ら印字オーダを伴って与えられるデータが印刷用紙に印
字されるべきデータであるか否かを判定するための判定
情報を記憶した記憶手段と、記憶手段が記憶している判
定情報に従って、外部から与えられるデータを印字オー
ダ単位で実際に印字すべきであるか否かを判定する判定
手段と、判定手段による判定結果に応答して、印字すべ
きであると判定されたデータに対応する数値を印刷用紙
のページ単位で計数する計数手段と、外部から改ページ
の指示が与えられた際に、計数手段によるページ単位の
計数値が印刷用紙に対する実際の印字を行なわない数値
である場合には改ページ動作を抑止する改ページ抑止手
段とを備えたことを特徴とする。
【0009】このような本発明に係るプリント制御方法
及びプリンタ装置、外部から与えられるデータが実際に
印字すべきデータであるか否かが判定され、印字すべき
データではないと判断された場合には印字されないた
め、無意味な印字が回避される。また、印字すべきデー
タであると判断された場合にはその数が計数され、その
結果が印刷用紙の1頁分に相当する値に達した場合、ま
たは改ページを指示するデータが外部から与えられた場
合に改ページが行なわれるが、計数手段による計数値が
印刷用紙に対する実際の印字を行なわない数値である場
合には改ページが抑止されるため、白紙の印刷用紙が無
駄に使用されることがない。
【0010】また、本発明に係るプリント制御方法は、
第3のステップにおいて、印刷用紙の両面に対する印字
が指示されている場合には1枚の印刷用紙の両面に関し
てそれぞれページ単位で計数を行ない、第4のステップ
において、外部から改ページの指示が与えられた際に印
刷用紙の両面に対する印字が指示されている場合には、
1枚の印刷用紙の両面に関する第3のステップでの計数
値が共に印刷用紙に対する実際の印字を行なわない数値
である場合にのみ改ページ動作を抑止することを特徴と
する。
【0011】また、本発明に係るプリンタ装置は、計数
手段が、印刷用紙の両面に対する印字が指示されている
場合には1枚の印刷用紙の両面に関してそれぞれページ
単位で計数を行ない、改ページ抑止手段が、外部から改
ページの指示が与えられた際に印刷用紙の両面に対する
印字が指示されている場合には、1枚の印刷用紙の両面
に関する計数手段による計数値が共に印刷用紙に対する
実際の印字を行なわない数値である場合にのみ改ページ
動作を抑止すべくなしてあることを特徴とする。
【0012】このような本発明に係るプリント制御方法
及びプリンタ装置では、いわゆる両面印刷に際して改ペ
ージ指示が与えられた場合においても、1枚の印刷用紙
の両面に関する計数値が共に印刷用紙に対する実際の印
字を行なわない数値である場合にのみ改ページが行なわ
れるので、片面のみ白紙である場合にその白紙ページが
無視されることがなく、本来のページの表裏の関係が維
持される。
【0013】更に、本発明に係るプリンタ装置は、改ペ
ージ抑止手段を機能させるかまたはさせないかを外部か
ら切り換えることが可能な機能切り換え手段を更に備え
たことを特徴とする。
【0014】このような本発明のプリンタ装置では、改
ページ抑止手段を機能させるかまたはさせないかを外部
から切り換えることにより、白紙をそのまま出力するこ
とも、出力しないようにして印刷用紙を節約することも
可能になる。
【0015】また更に、本発明に係るプリンタ装置は、
記憶手段に記憶されている判定情報を外部から書き換え
ることが可能な判定情報書き換え手段を更に備えたこと
を特徴とする。
【0016】このような本発明に係るプリンタ装置で
は、記憶手段に記憶されている判定情報、即ち外部から
与えられる可能性があるデータについて印字すべきであ
るか否かを指示する情報を外部から書き換えることが可
能になるため、実際に必要なデータのみを印字して無意
味な印字が行なわれることを回避することが可能にな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係るプリ
ンタ装置の機能構成例を示す機能ブロック図である。な
お、この図1に示されている本発明のプリンタ装置の動
作は本発明のプリント制御方法により実現される。
【0018】図1において、参照符号1が本発明のプリ
ンタ装置を示しており、インタフェイスとしての受信回
路12を介してパーソナルコンピュータ,ワードプロセッ
サ等の上位装置2と接続されている。なお、図1には上
位装置2は一つのみが示されているが、分配器等を介し
て複数が接続されていてもよいし、 LAN回線等に接続さ
れたいわゆるプリンタサーバと称される一つの上位装置
に接続されていてもよい。
【0019】プリンタ装置1内には上述の受信回路12の
他に、データフォーマット部13, 印刷制御部14, CPU 1
5, ROM 17, RAM 18, 判定制御情報テーブル19等が備え
られており、これらの各構成要素はバス11にて相互に接
続されている。
【0020】受信回路12は、上位装置2からデータ(プ
リントオーダ)を受信するためのインタフェイスであ
り、受信したオーダをバッファリングするためのバッフ
ァメモリ120 を有している。なお、この受信回路12が上
位装置2から受信するオーダは制御コードまたは文字コ
ード,ビットマップデータのプリントオーダである。
【0021】データフォーマット部13はページメモリ13
0 及びフラグ (データ有りフラグ)131を有しており、受
信回路12が受信したオーダを一つの印刷単位(ページ)
を構成してページメモリ130 上に1ページ分のビットマ
ップデータを作成する。具体的には、データフォーマッ
ト部13は、上位装置2から受信回路12が受信した個々の
オーダが制御コードのデータである場合には無視し、文
字コードのデータである場合にはそれに対応するフォン
トデータをROM 17またはRAM 18から読み出してページメ
モリ130 上に描画し、ビットマップデータである場合に
はそのデータ中で指定された範囲にそのままページメモ
リ130 に描画する。なお、データ有りフラグ131 につい
ては後述する。
【0022】印刷制御部14は上述のページメモリ130 上
に描画されたビットマップデータを図示されていないた
とえばレーザープリンタ,インクジェットプリンタ等の
ハードウェアである印刷機構140 を制御してハードコピ
ー出力することにより印刷する。
【0023】CPU 15はこのプリンタ装置の制御中枢であ
り、ROM 17に記憶されている基本プログラム及びRAM 18
に記憶されているアプリケーションプログラム等に従っ
て全体を制御する。ROM 17はこのプリンタ装置の動作手
順を記述した基本プログラム及び幾つかの基本フォント
のデータを格納している。RAM 18は上述の基本プログラ
ム以外のこのプリンタ装置の動作手順を記述したアプリ
ケーションプログラム及び幾つかのフォントのデータを
格納している他、CPU 15による制御に際して発生する種
々のデータ、たとえば受信回路12が受信したオーダが出
力データとして扱われる場合に”1”を、そうでない場
合に”0”を加算した積算値を一時記憶する。判定制御
情報テーブル19は、上位装置2から受信したオーダを出
力データとして扱うか否かを判定するための情報を格納
したメモリであり、後述するように ROMとして内容を固
定することも、 RAMとして内容を任意に変更可能とする
ことも可能である。
【0024】図2は判定制御情報テーブル19の記憶内容
の一例を示す模式図である。このテーブルはメインテー
ブル191 といくつかのサブテーブル192 等とで構成され
ている。メインテーブル191 は、コードの欄と、一階層
下位のサブテーブルアドレスの欄と、判定結果の欄とで
構成されている。コードの欄には、上位装置2から受信
するオーダに含まれる可能性がある全てのコードが記憶
されており、サブテーブルアドレスにはそれぞれのコー
ドに対応するサブテーブルが存在する場合にはそのアド
レス(たとえば”NEXT10”等)が、存在しない場合に
は”NULL”がそれぞれ記憶されており、判定結果の欄に
はコードが文字コードである場合には”1”が、その他
のコードである場合及び文字コードであっても出力デー
タとしては扱われないデータである場合には”0”がそ
れぞれ記憶されている。
【0025】サブテーブルは、たとえばサブテーブルア
ドレスが”NEXT10”の第2階層のサブテーブル192 は、
サブコードの欄とサブテーブルアドレスの欄と判定結果
の欄とで構成されている。また、サブテーブル192 にも
サブテーブルアドレスの欄が設けられており、更に下位
の第3階層のサブテーブルが存在する場合にはそのアド
レス(たとえば”NEXT20”等)が、存在しない場合に
は”NULL”がそれぞれ記憶されており、判定結果の欄に
はそのコードが文字コードであり出力データとして扱わ
れる場合には”1”が、その他のコードである場合また
は文字コードであっても出力データとしては扱われない
データである場合には”0”がそれぞれ記憶されてお
り、いずれでもない場合には意味を持たない。
【0026】なお、説明を簡単にするために図2にはメ
インテーブル191 の一階層下位である第2階層のサブテ
ーブルとしては”NEXT10”というサブテーブルアドレス
が付与されたサブテーブル192 のみが、またその更に下
位である第3階層のサブテーブルとしては”NEXT20”と
いうサブテーブルアドレスが付与されたサブテーブル19
3 のみが示されているが、各階層にそれぞれ複数のサブ
テーブルを設定してもよいし、また上述のサブテーブル
アドレス”NEXT20”等の第2階層のサブテーブルの更に
下位階層にサブテーブルを設定してもよいことはいうま
でもない。
【0027】ところで、図2に示されている例では、コ
ード”0x00”のサブテーブルアドレスは”NULL”であ
り、判定結果は”1”である。即ち、コード”0x00”は
文字コードであることを意味している。また、コード”
0x1B”のサブテーブルアドレスは”NEXT10”であるため
判定結果の欄は意味を持たない。この場合、サブテーブ
ルアドレス”NEXT10”のサブテーブル192 が参照され、
コード”0x1B”の他にサブコードとしてたとえば”0x2
2”を有していればその判定結果が”0”であるため、
このコードは文字コードでないことまたは文字コードで
あっても出力データとしては取り扱わないデータである
ことを意味している。更に、コード”0x32”のサブテー
ブルアドレスは”NULL”であり、判定結果は”0”であ
る。即ち、コード”0x00”は文字コードでないか、また
は文字コードであっても出力データとしては扱われない
コードであることを意味している。
【0028】図3はCPU 15による判定制御情報テーブル
19を使用しての受信データの解析手順を示すフローチャ
ートである。まず、CPU 15は、上位装置2からバッファ
メモリ120 に受信したデータの内の先頭の一つのオーダ
を取り込み (ステップS11)、そのコードを判定制御情報
テーブル19のメインテーブル191 のコード欄で検索し、
対応するサブテーブルアドレスの有無を調べる (ステッ
プS12)。CPU 15はサブテーブルアドレスがない場合には
ステップS15 へ処理を進め、対応するサブテーブルアド
レスがある場合には対応するサブテーブル192 のサブコ
ードの欄を検索する (ステップS13)。
【0029】ところで、このステップS13 における処理
は、サブコードアドレスの欄に”NULL”が見つかるまで
下位階層のサブテーブルが順次検索される。また、こ
の”NULL”が見つかるまで順次下位階層のサブテーブル
が検索されることにより、CPU15はそのオーダのコード
の種類を識別することが可能になる。即ち、メインテー
ブル191 において”NULL”が見つかった場合には、その
オーダのコードはいわゆる1バイト系の文字コード (ア
ルファベット, 数字等) または制御コードであり、メイ
ンテーブル191 の一階層下位のサブテーブル192 等にお
いて”NULL”が見つかった場合には、そのオーダのコー
ドはいわゆる2バイト系の文字コード (漢字, 仮名等)
または制御コードであり、更に下位のサブテーブル193
等において”NULL”が見つかった場合には、そのオーダ
のコードは3バイト以上の制御コードであると見做すこ
とが出来る。
【0030】ステップS15 においては、最終的に”NUL
L”が見つかったテーブルにおいて対応する判定結果の
欄がそれぞれ調べられ、判定結果が”1”であるか、即
ち出力データとして扱うべきであるか、または”0”で
あるか、即ち出力データとしては扱わないかが調べられ
る。
【0031】CPU 15は、ステップS15 における判定結果
が”1”であった場合には出力データとして扱う必要が
あるため、受信したオーダに対応するフォントデータを
ROM17またはRAM 18から読み出してデータフォーマット
部13に渡してページメモリ130 上にビットマップデータ
として展開させ (ステップS16)、その後にステップS17
へ処理を進め、判定結果が”0”であった場合には出力
データとして扱う必要がないため、そのままステップS1
7 へ処理を進める。
【0032】次にCPU 15は、判定結果、即ち”1”また
は”0”を、RAM 18に記憶している積算値に更に加算し
て記憶する (ステップS17)。この後、CPU 15は上位装置
2からのオーダに応じた処理、たとえば文字コードのフ
ォーマットのページメモリ130 への描画, 制御コードに
従った制御(LF:ラインフィード、 CR:復帰、 FF:改ペー
ジ等),イメージデータのページメモリ130 への描画等の
処理を実行する (ステップS18)。
【0033】なお、上述のRAM 18に記憶されている積算
値は具体的にはそのページの先頭からのプリントすべき
字数に相当する。従って、このRAM 18に記憶されている
積算値が1ページの字数に相当する値に達するか、また
は上位装置2から受信したオーダが改ページのコードで
あった場合には改ページを行なう必要が生じるので、デ
ータフォーマット部13はその旨をCPU 15へ通知する。こ
の改ページの通知を受け取った場合、CPU 15はデータフ
ォーマット部13のページメモリ130 の内容を印刷するよ
うに印刷制御部14へ指示を与える。この際に、白紙のペ
ージを出力しないように制御することに本発明のプリン
ト制御方法及びプリンタ装置の特徴があるが、その詳細
は後述する。
【0034】ところで、文字コードまたは制御コードは
通常は1バイトまたは2バイトであるため、メインテー
ブル191 のみ、またはメインテーブル191 と第2階層の
サブテーブル192 等のみで処理可能であり、出力データ
として扱うべき文字コードである場合にはRAM 18に記憶
されている積算値に更に”1”が加算され、出力データ
としては扱わない文字コードまたは制御コードである場
合にはRAM 18に記憶されている積算値に”0”が加算さ
れる(加算されない)。しかし、イメージデータのプリ
ントのオーダが上位装置2からプリンタ装置1へ送られ
てきた場合には以下のように処理される。
【0035】たとえば、”1B,31,35,X,Y, ΔX,ΔY,Leng
th, データ”というイメージデータのオーダが上位装置
2からプリンタ装置1に与えられた場合、CPU 15はまず
先頭のコード”1B”をメインテーブル191 で検索してサ
ブテーブルアドレスの欄に”NEXT10”を見つける。次に
CPU 15は、サブテーブルアドレス”NEXT10”に従って二
番目のコード”31”を第2階層のサブテーブル192 で検
索し、サブテーブルアドレスの欄に”NEXT20”を見つけ
る。次にCPU 15は、サブテーブルアドレス”NEXT20”に
従って三番目のコード”35”を第3階層のサブテーブル
193 で検索し、サブテーブルアドレスの欄に”NULL”を
見つける。以上により、CPU 15は上位装置2から与えら
れたオーダが文字コードでも制御コードでもなく、イメ
ージデータのオーダであることを認識する。そして、CP
U 15は上位装置2から与えられたオーダに含まれる”X,
Y,ΔX,ΔY,Length”に対応したページメモリ130 の領域
にオーダに含まれる”データ”を描画する。
【0036】このようなイメージデータは通常は改ペー
ジの指示を伴っているため、またRAM 18が記憶している
積算値には”1”が加算されるため、後述するように、
白紙として処理されることはない。
【0037】一般のプリンタ装置による印刷に使用され
る印刷用紙には種々のタイプがあるが、本発明のプリン
タ装置ではカット紙の片面印刷, カット紙の両面印刷,
連帳用紙の印刷が可能であり、まずカット紙の片面印刷
及び連帳用紙の印刷の際のデータフォーマット部13によ
る制御手順について、図4のフローチャートを参照して
説明する。
【0038】データフォーマット部13は受信回路12のバ
ッファメモリ120 から1オーダを取り込む都度 (ステッ
プS21)、そのオーダのコードが出力データ (印刷すべき
データ) であるか否かを前述の図3のフローチャートに
示されている手順に従って調べる (ステップS22)。出力
データであった場合にはデータ有りフラグ131 をオ
ン(”1”) した後に (ステップS23)、出力データで無
かった場合にはそのままステップS23 へ処理を進める。
換言すれば、データ有りフラグは計数手段として機能す
る。ステップS24 においては、データフォーマット部13
は受信回路12のバッファメモリ120 から取り込んだコー
ドが改ページを指示するコードであるか否かを調べ、改
ページを指示するコードでない場合にはステップS21 へ
処理を戻して受信回路12のバッファメモリ120 から次の
オーダを取り込む。しかし、改ページを指示するコード
であった場合にはデータフォーマット部13はデータ有り
フラグ131 のオン/オフを調べ (ステップS25)、オフで
ある場合、即ちそのページに出力データが一つでも有る
場合にはデータ有りフラグ131 をオフした上で印刷依頼
を発行する (ステップS28)。しかし、ステップS25 にお
いてデータ有りフラグ131 がオンであった場合には、デ
ータフォーマット部13は出力無効情報をオンし (ステッ
プS26)、その上で印刷依頼を発行する (ステップS28)。
【0039】なお、ステップS28 において印刷依頼を発
行した後は、データフォーマット部13は次の1ページ分
のデータを作成するためにステップS21 へ処理を戻す。
【0040】図5は、上述のデータフォーマット部13で
の制御に伴って印刷制御部14において実行されるキュー
管理の状態を示す模式図である。なお、印刷制御部14に
は、前述のデータフォーマット部13におけるステップS2
6 の処理においてオンまたはオフされた出力無効情報の
オン/オフを判定するための出力無効情報判定部141が
備えられている。
【0041】印刷制御部14においては、印刷依頼があっ
た1ページ分のデータを1単位としてキュー管理する。
印刷制御部14はまず最初に、データフォーマット部13か
ら印刷依頼が発行されている1ページ分のデータPDを印
刷依頼キューQ1として入力する。この印刷依頼キューQ1
は、前述のデータフォーマット部13におけるステップS2
6 の処理において出力無効情報がオンまたはオフされて
いる。印刷制御部14では出力無効情報判定部141 により
この出力無効情報のオン/オフ判定が行なわれ、オンさ
れている場合にはその印刷依頼キューQ1は削除される。
換言すれば、その印刷依頼キューQ1には出力データはま
ったく含まれておらず、そのままであれば一枚の白紙が
印刷機構140 から出力されることになるが、本発明のプ
リンタ装置1ではその印刷依頼キューQ1が削除されるこ
とにより、白紙が無駄に出力されることがなくなる。
【0042】なお、出力無効情報がオフである場合に
は、その印刷依頼キューQ1は展開待ちキューQ2とされ、
次には印刷待ちキューQ3となり、最後にスタックアウト
キューQ4となって印刷のためのハードウェアである印刷
機構140 に与えられて印刷用紙にプリントが行なわれ
る。
【0043】図6はカット紙の両面印刷の際のデータフ
ォーマット部13による制御手順を示すフローチャートで
ある。基本的な制御手順は図4に示されている前述の片
面印刷の際のフローチャートと同様であり、同一の手順
は同一のステップ番号で示してある。この図6のフロー
チャートが図4のフローチャートと異なる点は、改ペー
ジ指示の有無を調べるステップS24 とデータ有りフラグ
131 のオン/オフを調べるステップS25 との間におい
て、両面それぞれ1ページ分のデータが完成しているか
否かを調べるステップS30 が追加されていることであ
る。従って、ステップS25 においては、一枚の印刷用紙
の両面に関してデータ有りフラグ131 のオン/オフが調
べられる。このステップS25 での処理により、表裏共に
白紙である場合にのみデータ有りフラグ131 がオフ状態
になるため、その場合にのみ印刷が行なわれない。換言
すれば、片面のみ白紙である場合には他面の処理時にお
いてはデータ有りフラグ131 はオンされるため片面が白
紙で出力される場合もあり得る。
【0044】なお、上述のカット紙の両面印刷の場合の
印刷制御部14での処理は、1枚のカット紙の両面に印刷
される2ページのデータを1単位としてキュー管理する
ことにより、図5に示されている前述のカット紙の片面
印刷の場合と同様に処理される。
【0045】本発明のプリンタ装置は上述のようにし
て、従来であればカット紙及び連帳の片面印刷に際して
白紙が出力されるような場合には全く出力を行なわず、
またカット紙の両面印刷に際して両面共に白紙として印
刷出力されるような場合にも全く出力を行なわないよう
にして、白紙のままの印刷用紙を無駄に出力することを
回避している。
【0046】ところで、上位装置2から送信されてくる
個々のデータが必ずしも正常であるという保証はなく、
ノイズ等に起因して異常なデータが送信されてくる可能
性もある。プリンタ装置1がそのような異常なデータを
受信した場合にはいわゆる文字化けと称される現象が発
生してそれ以降のデータが全て本来とは異なる文字とし
てプリントされる場合がある。また、一般に使用されて
いる種々のワードプロセッサ専用機及びパーソナルコン
ピュータ用のワードプロセッサソフトウェアで使用され
ている文字コードには ASCIIコード, JISコード等幾つ
かの異なるコード体系があり、またそれぞれのワードプ
ロセッサ (ソフトウェア) で使用されている制御コード
に到っては個々に独自のコードを使用している場合もあ
る。従って、ユーザが予期していないコードを上位装置
2から本発明のプリンタ装置1が受信する可能性もあ
り、そのような場合にユーザにとって全く無意味な文字
が印字された印刷用紙が無駄に数多く出力される虞があ
る。
【0047】本発明のプリンタ装置では上述のような問
題を解決すべく、判定制御情報テーブル19に登録されて
いる各コードの有効/無効、即ち判定結果の欄のデータ
を任意に設定することを可能にしている。但し、その設
定手法としては種々の形態が可能であるので、以下にそ
れらのいくつかについて説明する。
【0048】最も単純な構成としては、たとえば判定制
御情報テーブル19の内容を予めシステム設計時において
固定的に設定しておくことが考えられる。この場合に
は、図1に示されている構成において、判定制御情報テ
ーブル19を ROMで構成すればよい。このような構成は、
外部から判定制御情報テーブル19の内容に対する変更及
び設定がシステム仕様により不可能な場合に、各コード
に関して判定制御情報テーブル19の判定結果の欄の内容
を予め固定して設定しておくことにより、個々のコード
を出力データとして扱うか否かの判定が可能になる。な
お、この構成を採る場合においては、判定制御情報テー
ブル19をROM 17の一部とすることも勿論可能である。
【0049】また、判定制御情報テーブル19の判定結果
の欄を外部から任意に変更可能に構成することも可能で
ある。但し、その変更設定のタイミングとしては、シス
テム設計に応じて製造者側で設定して出荷する場合、ユ
ーザに納入された時点での環境条件に応じて設定する場
合、ユーザが任意の時点(納入時点,電源投入時点,個
々の一単位の印刷処理の開始時点等)で設定する場合等
が考えられる。なお、この構成を採る場合においては、
判定制御情報テーブル19はRAM, EEPROM,フラッシュメモ
リ等で構成され、またRAM 18の一部とすることも勿論可
能である。
【0050】たとえば、図7のブロック図に示されてい
るように、プリンタ装置1に表示装置としての CRTディ
スプレイ3と入力装置としてのキーボード4が接続され
ており、更にプリンタ装置1のCPU 15の機能として、キ
ーボード4から入力されるメッセージを処理するメッセ
ージ処理部31, このメッセージ処理部31による処理結果
に従ってセットアップ情報の変更処理を行なう変更処理
部32, セットアップ情報を保持するセットアップ情報保
持部33, メッセージ処理部31及びセットアップ情報保持
部33から与えられる情報に従って CRT ディスプレイ3
への表示を制御する表示制御部34等の機能を有している
必要がある。
【0051】なお、 CRTディスプレイ3は LCD等の他の
表示装置であってもよいし、またキーボード4はマウ
ス, 手書き入力パッド等の他の入力装置であってもよ
い。更に、 CRTディスプレイ3またはそれに変わる LCD
などの表示装置の画面上をユーザが自身の指等を接触さ
せて操作するような表示装置兼入力装置の利用も可能で
ある。
【0052】図8は上述のような構成において判定制御
情報テーブル19の内容をユーザが変更設定する際の CRT
ディスプレイ3の表示状態の遷移を示す模式図である。
まず、デフォルト画面D1が表示制御部34により表示され
るので、ユーザはキーボード4を操作して画面D2として
示されている「判定制御情報テーブルの変更」の画面に
遷移させる。この画面D2においては、判定制御情報テー
ブル19の内容を変更するか否かの質問が表示制御部34に
より表示されるので、ユーザが「はい」を選択したと場
合にはメッセージ処理部31が表示制御部34に画面D3を表
示させ、「いいえ」を選択した場合にはデフォルト画面
D1を表示させる。
【0053】画面D3は個々の制御コード (メインコー
ド) を出力データとして有効にするか無効にするかを選
択する画面であり、全体で”nn”個のメイン制御コード
の内の第k番目のメイン制御コード”XX”につていての
設定が行なわれることを示している。この画面D3におい
てユーザが「有効」を選択すると、そのメイン制御コー
ドにサブコードが存在しているか否かが調べられ、サブ
コードが存在する場合は画面D4へ遷移して同一メイン制
御コードに含まれる個々のサブコードを出力データとし
て有効にするか無効にするかを選択する画面が表示され
る。この画面D4には一つのメイン制御コード”XX”に関
する”mm”個のサブコードの内の第j番目のサブコー
ド”YY”につていての設定が行なわれることを示してい
る。
【0054】なお、画面D3においてユーザが「無効」を
選択した場合及びユーザは「有効」を選択したがその制
御コードにサブコードが無い場合には、次の制御コード
の有効/無効を設定するために画面D3が再度表示され
る。
【0055】画面D4は個々の制御コード (メインコー
ド) についてのサブコードを出力データとして有効にす
るか無効にするかを選択する画面であり、この画面D4に
おいてユーザが「有効」または「無効」を選択すると、
次のサブコードの有効/無効を設定するために画面D4が
再度表示される。
【0056】画面D4において一つの制御コードに関する
全てのサブコードの設定が終了すると画面D3へ戻って次
の制御コードの設定が、上述同様にして行なわれる。や
がて、すべての制御コードに関する有効/無効の設定が
終了すると、デフォルト画面D1が表示される。
【0057】以上のようにして、判定制御情報テーブル
19に登録されている全ての制御コードの関する設定が終
了すると、セットアップ情報保持部33に保持されていた
セットアップ情報が判定制御情報テーブル19の判定結果
の欄に書き込まれる。
【0058】他の例としては、通信ラインで接続された
端末装置から判定制御情報テーブル19の設定を行なう構
成も可能である。この構成を採る場合には、図9のブロ
ック図に示されているように、プリンタ装置1に通信制
御部35を備え、この通信制御部35と端末装置5とを接続
しておく必要がある。勿論のことであるが、端末装置5
には表示装置としての CRTディスプレイ51及び入力装置
としてのキーボード52が接続されている。
【0059】この通信制御部35により、たとえば上述の
図8に示されているような CRTディスプレイ3の表示画
面の内容を端末装置5へ送信して CRTディスプレイ51に
表示し、その端末装置5の CRTディスプレイ51の画面上
においてユーザがキーボード52を操作して選択を行な
う。そして、端末装置5で選択された結果をプリンタ装
置1へ送信する。プリンタ装置1では、端末装置5から
送信されてきた選択結果を通信制御部35で受信して変更
処理部32で処理し、判定制御情報テーブル19の判定結果
の欄を書き換えると共に、選択結果に対応した次の画面
の内容を通信制御部35を介して端末装置5へ送信して C
RTディスプレイ51に表示させる。このような手順を反復
することにより、端末装置5においてユーザが逐次選択
した結果に従って判定制御情報テーブル19の判定結果の
欄が書き換えられる。
【0060】更に他の例としては、図9に示されている
端末装置5において全ての設定を行なうことも可能であ
る。即ち、プリンタ装置1のセットアップ情報保持部33
に保持されているセットアップ情報を端末装置5へ送信
するか、または予め端末装置5にも同様の情報を格納し
ておき、端末装置5において前述の図8に示されている
ような手順で全ての設定を行なう。そして、全ての設定
が行なわれた結果のデータを端末装置5からプリンタ装
置1へ送信する。プリンタ装置1では、通信制御部35を
介して受信した情報を変更処理部32で処理して判定制御
情報テーブル19の判定結果の欄を書き換える。
【0061】なお、上述の図9に示されている構成例に
おいては、プリンタ装置1に対して印刷データを与える
上位装置2と端末装置5とは異なる装置として示されて
いるが、両者が同一である構成も勿論可能である。
【0062】また更に他の例としては、上位装置2から
プリンタ装置1に与えられる印刷データ中に個々のコー
ドの有効/無効を指定するデータを含ませることも可能
である。この構成を採る場合には、図10のブロック図に
示されているように、上位装置2との間を通信制御部35
で接続すると共に、通信制御部35が受信したデータを解
析するためのデータ解析部36を備える必要がある。
【0063】このような図10に示されている構成では、
プリンタ装置1が上位装置2から受信した印刷データを
データ解析部36が解析しており、あるコードの印刷出力
の有効/無効を設定するデータが含まれている場合には
データ解析部36が判定制御情報テーブル19の対応する部
分の判定結果の欄を書き換える。
【0064】ところで、上述のような本発明のプリンタ
装置の機能はユーザにとって必ずしも無批判に受け入れ
られるとは限らない。ユーザによっては、白紙のページ
を白紙のままで出力したい場合もあり得るからである。
従って、本発明のプリンタ装置では、上述のような機能
を種々の手法で有効化または無効化させることが考えら
れる。以下に具体的に説明する。
【0065】前述の図7に示されている構成において、
表示制御部34により図11の模式図に示されているような
「無効ページを白紙で出力する」設定のための画面を C
RTディスプレイ3に表示する。ユーザがこの画面を見て
「いいえ」を選択した場合には、前述のような本発明の
プリンタ装置の無効ページをそのまま白紙で出力しない
機能が有効になる。しかし、ユーザが「はい」を選択し
た場合には、前述のような本発明のプリンタ装置の無効
ページを出力しない機能が無効になり、白紙のページは
そのまま白紙として出力される。この場合、具体的に
は、データ有りフラグ131 を常時オン状態にセットして
前述の図4及び図5に示されているフローチャートが実
行されるようにすることにより、データ無し状態のペー
ジであってもそのまま白紙が出力される。
【0066】また、図9に示されている構成において
も、図11に示されている画面の内容を通信制御部35から
送信して端末装置5の CRTディスプレイ51に表示させ、
ユーザが「はい」を選択した場合にはたとえば「Page C
ontrol OFF」というメッセージデータを、「いいえ」を
選択した場合にはたとえば「Page Control ON 」という
メッセージデータをデータを端末装置5からプリンタ装
置1へ送信する。プリンタ装置1では、通信制御部35が
上位装置2から受信したメッセージに応じて、変更処理
部32がセットアップ情報保持部33の内容を書き換えるこ
とにより、上述同様の選択設定が可能になる。
【0067】更に、図10に示されている構成において
も、上位装置2からプリンタ装置1へ送信される印刷デ
ータ中に所定の制御コードを含ませることにより、それ
をデータ解析部36が解析して変更処理部32かセットアッ
プ情報保持部33の内容を書き換えることにより、上述同
様の選択設定が可能になる。
【0068】なお、上述の実施の形態において説明され
たプリンタ装置は純然たるプリンタ装置のみならず、フ
ァクシミリ装置または複写装置等と複合した形態として
も実現可能であり、また印刷機構140 に関してはいわゆ
るレーザービーム方式, インクジェット方式, 熱転写方
式等、種々の方式が利用可能である。
【0069】更に、本願発明者らは先に、物理的に一つ
のプリンタ装置において論理的に複数のプリンタ装置を
エミュレーションすることにより複数の上位装置それぞ
れからの印刷依頼に対する処理を並列的に行なうことを
可能とした装置を特開平8-36472 号公報として開示して
いる。この特開平8-36472 号公報に開示された装置に対
して、より具体的には、その論理的にエミュレーション
された複数のプリンタ装置それぞれに前述の本発明のプ
リンタ装置の機能を適用することが可能である。
【0070】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明に係るプリ
ント制御方法及びプリンタ装置によれば、外部から与え
られるデータが実際に印刷用紙に印字すべきデータであ
るか否かが記憶手段の記憶内容に従って判定手段により
判定され、印字すべきデータではないと判断された場合
には印字されないため、無意味な印字が防止されると共
に、いわゆる片面印刷に際して改ページの指示が与えら
れた場合においても、計数手段による計数値が実際には
印刷する必要がない状態であれば改ページが行なわれな
いため、白紙の印刷用紙が無駄に使用されることがな
い。
【0071】また本発明に係るプリント制御方法及びプ
リンタ装置によれば、いわゆる両面印刷に際して改ペー
ジの指示が与えられた場合においても、1枚の印刷用紙
の両面に関する計数手段による計数値が共に実際には印
刷する必要がない状態である場合にのみ改ページが行な
われるため、片面のみ白紙が必要な場合には片面のみ白
紙で出力することが可能になる。
【0072】更に本発明に係るプリンタ装置によれば、
改ページ抑止手段を機能させるかまたはさせないかを外
部から切り換えることにより、ユーザの都合に合わせて
白紙をそのまま出力することも可能であると共に、出力
しないようにして印刷用紙を節約することも可能にな
る。
【0073】また更に本発明に係るプリンタ装置によれ
ば、記憶手段に記憶されている判定情報、即ち外部から
与えられる可能性があるデータについて印字すべきであ
るか否かを指示する情報を外部から書き換えることが可
能になるため、実際に必要なデータのみを印字して無意
味な印字が行なわれることを回避することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタ装置の機能構成例を示す機能
ブロック図である。
【図2】本発明のプリンタ装置の判定制御情報テーブル
の記憶内容の一例を示す模式図である。
【図3】本発明のプリンタ装置による受信データの解析
手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明のプリンタ装置のカット紙の片面印刷及
び連帳用紙の印刷の際の制御手順を示すフローチャート
である。
【図5】本発明のプリンタ装置のキュー管理の状態を示
す模式図である。
【図6】本発明のプリンタ装置のカット紙の両面印刷の
際の制御手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明のプリンタ装置の判定制御情報テーブル
の内容を外部から任意に変更するための構成例を示すブ
ロック図である。
【図8】本発明のプリンタ装置の判定制御情報テーブル
の内容を外部から任意に変更する際の表示状態の遷移を
示す模式図である。
【図9】本発明のプリンタ装置の判定制御情報テーブル
の内容を外部から任意に変更するための構成例を示すブ
ロック図である。
【図10】本発明のプリンタ装置の判定制御情報テーブ
ルの内容を外部から任意に変更するための構成例を示す
ブロック図である。
【図11】本発明のプリンタ装置の機能の有効/無効を
選択設定する際の表示画面の模式図である。
【符号の説明】
1 プリンタ装置 2 上位装置 13 データフォーマット部 14 印刷制御部 15 CPU 19 判定制御情報テーブル 131 データ有りフラグ 141 出力無効情報判定部 191 メインテーブル 192 サブテーブル (第2階層) 193 サブテーブル (第3階層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 良和 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (72)発明者 藤原 隆次 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (72)発明者 長野 紀子 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (72)発明者 寺本 弘世 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から印字オーダを伴って与えられる
    データが印刷用紙に印字されるべきデータであるか否か
    を判定するための判定情報を記憶する第1のステップ
    と、 該第1のステップで記憶された判定情報に従って、外部
    から与えられるデータを印字オーダ単位で実際に印字す
    べきであるか否かを判定する第2のステップと、 該第2のステップでの判定結果に応答して、印字すべき
    であると判定されたデータに対応する数値を印刷用紙の
    ページ単位で計数する第3のステップと、 外部から改ページの指示が与えられた際に、前記第3の
    ステップでのページ単位の計数値が印刷用紙に対する実
    際の印字を行なわない数値である場合には改ページ動作
    を抑止する第4のステップとを含むことを特徴とするプ
    リンタ装置のプリント制御方法。
  2. 【請求項2】 前記第3のステップにおいて、印刷用紙
    の両面に対する印字が指示されている場合には1枚の印
    刷用紙の両面に関してそれぞれページ単位で計数を行な
    い、 前記第4のステップにおいて、外部から改ページの指示
    が与えられた際に印刷用紙の両面に対する印字が指示さ
    れている場合には、1枚の印刷用紙の両面に関する前記
    第3のステップでの計数値が共に印刷用紙に対する実際
    の印字を行なわない数値である場合にのみ改ページ動作
    を抑止することを特徴とする請求項1に記載のプリンタ
    装置のプリント制御方法。
  3. 【請求項3】 外部から印字オーダを伴って与えられる
    データが印刷用紙に印字されるべきデータであるか否か
    を判定するための判定情報を記憶した記憶手段と、 前記記憶手段が記憶している判定情報に従って、外部か
    ら与えられるデータを印字オーダ単位で実際に印字すべ
    きであるか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に応答して、印字すべきで
    あると判定されたデータに対応する数値を印刷用紙のペ
    ージ単位で計数する計数手段と、 外部から改ページの指示が与えられた際に、前記計数手
    段によるページ単位の計数値が印刷用紙に対する実際の
    印字を行なわない数値である場合には改ページ動作を抑
    止する改ページ抑止手段とを備えたことを特徴とするプ
    リンタ装置。
  4. 【請求項4】 前記計数手段は、印刷用紙の両面に対す
    る印字が指示されている場合には1枚の印刷用紙の両面
    に関してそれぞれページ単位で計数を行ない、 前記改ページ抑止手段は、外部から改ページの指示が与
    えられた際に印刷用紙の両面に対する印字が指示されて
    いる場合には、1枚の印刷用紙の両面に関する前記計数
    手段による計数値が共に印刷用紙に対する実際の印字を
    行なわない数値である場合にのみ改ページ動作を抑止す
    べくなしてあることを特徴とする請求項3に記載のプリ
    ンタ装置。
  5. 【請求項5】 前記改ページ抑止手段を機能させるかま
    たはさせないかを外部から切り換えることが可能な機能
    切り換え手段を更に備えたことを特徴とする請求項3ま
    たは4に記載のプリンタ装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段に記憶されている判定情報
    を外部から書き換えることが可能な判定情報書き換え手
    段を更に備えたことを特徴とする請求項3に記載のプリ
    ンタ装置。
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