JP3111007B2 - 出銑口開孔機のロッド支持装置 - Google Patents
出銑口開孔機のロッド支持装置Info
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- JP3111007B2 JP3111007B2 JP07341027A JP34102795A JP3111007B2 JP 3111007 B2 JP3111007 B2 JP 3111007B2 JP 07341027 A JP07341027 A JP 07341027A JP 34102795 A JP34102795 A JP 34102795A JP 3111007 B2 JP3111007 B2 JP 3111007B2
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- rod
- drilling machine
- taphole
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉の出銑口開孔機の
ロッド支持装置に関する。さらに詳しくは、出銑口を開
口する新規ロッド及び使用済みロッドの遠隔操作脱着を
可能にした装置に関する。
ロッド支持装置に関する。さらに詳しくは、出銑口を開
口する新規ロッド及び使用済みロッドの遠隔操作脱着を
可能にした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高炉の出銑口開孔機のロッドを支
持する中間支持装置は、実開昭58−56852号公報
に開示されているように出銑口開孔機のガイドチャンネ
ルに沿って走行可能なものがある。そのロッド受溝は固
定フックであり、ロッドを出銑口に打ち込んで事前開口
して開孔機を退避させる時、ロッドに曲がりが発生する
とロッドの耳が固定フックに引っ掛って開孔機の退避が
困難になり、ロッドを人力で取り外す必要が生じ、大変
困難な作業を伴なうことがあった。
持する中間支持装置は、実開昭58−56852号公報
に開示されているように出銑口開孔機のガイドチャンネ
ルに沿って走行可能なものがある。そのロッド受溝は固
定フックであり、ロッドを出銑口に打ち込んで事前開口
して開孔機を退避させる時、ロッドに曲がりが発生する
とロッドの耳が固定フックに引っ掛って開孔機の退避が
困難になり、ロッドを人力で取り外す必要が生じ、大変
困難な作業を伴なうことがあった。
【0003】一方、実開昭58−56059号公報に
は、ロッド把持爪を有するセンタリング装置であって、
揺動自在に支承される本体とロッド把持爪とを備えた装
置が開示されているが、ガイドチャンネルの1か所に固
定されており走行できないものであった。このような装
置はまた、特開昭57−164902号公報にも開示さ
れている。これらの装置はガイドチャンネル上の位置が
固定されているので、ロッドを適切な位置で支持し、適
切な位置で落下させることができない。
は、ロッド把持爪を有するセンタリング装置であって、
揺動自在に支承される本体とロッド把持爪とを備えた装
置が開示されているが、ガイドチャンネルの1か所に固
定されており走行できないものであった。このような装
置はまた、特開昭57−164902号公報にも開示さ
れている。これらの装置はガイドチャンネル上の位置が
固定されているので、ロッドを適切な位置で支持し、適
切な位置で落下させることができない。
【0004】また、開孔用ロッドを開孔機ドリフタに係
合させるためにロッドを心決めするセンタリング装置が
実開昭58−27341号公報に開示されている。この
ようなセンタリング装置は、ロッドを開孔機のソケット
に挿入するためのものであって、開孔機の直近で機能す
るものである。
合させるためにロッドを心決めするセンタリング装置が
実開昭58−27341号公報に開示されている。この
ようなセンタリング装置は、ロッドを開孔機のソケット
に挿入するためのものであって、開孔機の直近で機能す
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高炉の出銑
口開孔機の新規ロッド及び使用済みロッドの遠隔操作脱
着を可能にした装置を実現するために開発された、出銑
口開孔機のロッド支持装置を提供することを目的とす
る。本発明の課題は次のとおりである。
口開孔機の新規ロッド及び使用済みロッドの遠隔操作脱
着を可能にした装置を実現するために開発された、出銑
口開孔機のロッド支持装置を提供することを目的とす
る。本発明の課題は次のとおりである。
【0006】(a)従来の走行可能なロッドの中間支持
装置はロッドの取り外しに人力を必要とし遠隔操作する
ことができない。これを改善する。 (b)従来の把持爪を有するロッドセンタリング用の中
間支持装置は走行することができないので、使用済みロ
ッドを落下させる時、落下位置を適切に選定することが
困難である。これを容易にすることによって遠隔操作を
達成する。
装置はロッドの取り外しに人力を必要とし遠隔操作する
ことができない。これを改善する。 (b)従来の把持爪を有するロッドセンタリング用の中
間支持装置は走行することができないので、使用済みロ
ッドを落下させる時、落下位置を適切に選定することが
困難である。これを容易にすることによって遠隔操作を
達成する。
【0007】(c)ガイドチャンネルの先端部に、高炉
に進入させるロッドの位置決め用の掴持装置を設け、上
記中間支持装置を協働させることによってロッドの取付
け、取り外し落下の遠方操作を可能にする。 (d)また、新規ロッドの取扱いの他、開孔に伴って発
生するロッドの曲りにも対応可能にする。
に進入させるロッドの位置決め用の掴持装置を設け、上
記中間支持装置を協働させることによってロッドの取付
け、取り外し落下の遠方操作を可能にする。 (d)また、新規ロッドの取扱いの他、開孔に伴って発
生するロッドの曲りにも対応可能にする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、高炉の出銑開
孔機のロッド支持装置における上記課題を解決するため
に、次の技術手段を講じたことを特徴とする。すなわち
本発明は、支持ロッドを載せる浅い凹部を備えた支持部
材と、前記凹部に載せたロッドを支持し又は落下させる
姿勢に該支持部材を回動させる回動装置と、前記支持部
材を出銑口開孔機のガイドチャンネルに沿って走行可能
に懸架する走行装置とを備えたことを特徴とする出銑口
開孔機のロッド支持装置を提供するものである。
孔機のロッド支持装置における上記課題を解決するため
に、次の技術手段を講じたことを特徴とする。すなわち
本発明は、支持ロッドを載せる浅い凹部を備えた支持部
材と、前記凹部に載せたロッドを支持し又は落下させる
姿勢に該支持部材を回動させる回動装置と、前記支持部
材を出銑口開孔機のガイドチャンネルに沿って走行可能
に懸架する走行装置とを備えたことを特徴とする出銑口
開孔機のロッド支持装置を提供するものである。
【0009】上記出銑口開孔機のロッド支持装置におい
て、さらに、ガイドチャンネル先端近傍にロッドを出銑
口開口軸に一致させて開閉自在に掴持するセントラライ
ザを備え、新規ロッド及び使用済みロッドの遠隔操作脱
着装置を備えることとすると好適である。
て、さらに、ガイドチャンネル先端近傍にロッドを出銑
口開口軸に一致させて開閉自在に掴持するセントラライ
ザを備え、新規ロッド及び使用済みロッドの遠隔操作脱
着装置を備えることとすると好適である。
【0010】
【発明の実施の形態】高炉の出銑口開孔機は、退避位置
にてロッド供給装置からロッドを受取り、旋回して高炉
の出銑口に対向する位置に移動し、出銑口にロッドを打
ち込み、出銑させる。このロッドは、溶銑の熱を受け軟
化して曲がるので、溶銑樋中に落下させ、地金として回
収する。本発明は、このロッドを適切に支持し適切な位
置に落下させる工程を、遠隔操作により実施することが
できるようにするために開発された技術である。
にてロッド供給装置からロッドを受取り、旋回して高炉
の出銑口に対向する位置に移動し、出銑口にロッドを打
ち込み、出銑させる。このロッドは、溶銑の熱を受け軟
化して曲がるので、溶銑樋中に落下させ、地金として回
収する。本発明は、このロッドを適切に支持し適切な位
置に落下させる工程を、遠隔操作により実施することが
できるようにするために開発された技術である。
【0011】本発明は、支持ロッドを載せる支持部材を
回動可能に形成し、この支持部材に載せたロッドを容易
に落下させるようにすると共に、ガイドチャンネルに沿
って走行可能にしたものである。そして、ガイドチャン
ネル先端近傍にロッドを出銑口開口軸に一致させて掴持
するセントラライザと、ロッドを遠隔操作で脱着させる
操作装置を設けることによって、遠方操作可能となる。
回動可能に形成し、この支持部材に載せたロッドを容易
に落下させるようにすると共に、ガイドチャンネルに沿
って走行可能にしたものである。そして、ガイドチャン
ネル先端近傍にロッドを出銑口開口軸に一致させて掴持
するセントラライザと、ロッドを遠隔操作で脱着させる
操作装置を設けることによって、遠方操作可能となる。
【0012】以下図面を参照して本発明の実施の形態を
詳細に説明する。図15は待機している出銑口開孔機1
aを高炉100の出銑口104のセンターライン2に矢
印3で示すように旋回し、出銑口104に対向する位置
に出銑口開孔機1をセットしたことを示す上視図であ
る。待機している開孔機1aは図示しないロッド受取装
置からロッドを受取って、図14に例示するようにガイ
ドチャンネル20の下側に保持している。このロッド5
0は削孔機10のマウンチングヘッド12に装着され、
先端側をロッド支持装置40(中間ハンガ)に支持され
ている。削孔機10は逆打撃機11を備え、ロッド50
を高炉の出銑口開孔のために打ち込む。高炉の出銑口の
センターライン2と開孔機1の中心線を一致させるため
に、高炉側にデッキ101を設け、ハッカ受け102を
吊下し出銑口開孔機1のガイドチャンネルの先端を係止
するハッカ(鈎状の金物)103を備える。
詳細に説明する。図15は待機している出銑口開孔機1
aを高炉100の出銑口104のセンターライン2に矢
印3で示すように旋回し、出銑口104に対向する位置
に出銑口開孔機1をセットしたことを示す上視図であ
る。待機している開孔機1aは図示しないロッド受取装
置からロッドを受取って、図14に例示するようにガイ
ドチャンネル20の下側に保持している。このロッド5
0は削孔機10のマウンチングヘッド12に装着され、
先端側をロッド支持装置40(中間ハンガ)に支持され
ている。削孔機10は逆打撃機11を備え、ロッド50
を高炉の出銑口開孔のために打ち込む。高炉の出銑口の
センターライン2と開孔機1の中心線を一致させるため
に、高炉側にデッキ101を設け、ハッカ受け102を
吊下し出銑口開孔機1のガイドチャンネルの先端を係止
するハッカ(鈎状の金物)103を備える。
【0013】図1に本発明の出銑口開孔機のロッド支持
装置40を示した。出銑口開孔機のロッド支持装置40
はガイドチャンネル20にローラ42を介して吊下する
フレーム41はガイドチャンネル20の長手方向に自在
に走行する。フレーム41には吊下ブラケット43、シ
リンダ取付ブラケット47を取付け、吊下ブラケット4
3にロッド50を載置支持する支持本体44を回動自在
にピン結合している。支持本体44の一端に回動用シリ
ンダ46の作動ロッドをピン45で結合したものであ
る。支持本体44はシリンダ46の上下運動に伴って回
動し、仮想線で示す支持本体48のようにロッド50を
放出落下すさせる位置まで回動する。
装置40を示した。出銑口開孔機のロッド支持装置40
はガイドチャンネル20にローラ42を介して吊下する
フレーム41はガイドチャンネル20の長手方向に自在
に走行する。フレーム41には吊下ブラケット43、シ
リンダ取付ブラケット47を取付け、吊下ブラケット4
3にロッド50を載置支持する支持本体44を回動自在
にピン結合している。支持本体44の一端に回動用シリ
ンダ46の作動ロッドをピン45で結合したものであ
る。支持本体44はシリンダ46の上下運動に伴って回
動し、仮想線で示す支持本体48のようにロッド50を
放出落下すさせる位置まで回動する。
【0014】図2セントラライザ60の正面図を示し
た。ガイドチャンネル20にローラ62を介してフレー
ム61が吊下される。フレーム61に取付けられたシリ
ンダ63はセンタリング爪を有する左右の腕67、68
をリンク65、66を介して開閉自在にピン結合されて
おり、シリンダ46のプランジャ64を上下動させるこ
とによりこのリンク65、66をクランク運動させ、こ
のリンク65、66に連結されている腕67、68を開
閉する。仮想線で示した腕67a、68aは腕を開いた
状態を示し、実線で示した腕67、68はその先端が接
してロッド把持部69を形成し、ここにロッド50を保
持する。
た。ガイドチャンネル20にローラ62を介してフレー
ム61が吊下される。フレーム61に取付けられたシリ
ンダ63はセンタリング爪を有する左右の腕67、68
をリンク65、66を介して開閉自在にピン結合されて
おり、シリンダ46のプランジャ64を上下動させるこ
とによりこのリンク65、66をクランク運動させ、こ
のリンク65、66に連結されている腕67、68を開
閉する。仮想線で示した腕67a、68aは腕を開いた
状態を示し、実線で示した腕67、68はその先端が接
してロッド把持部69を形成し、ここにロッド50を保
持する。
【0015】本発明では、このセントラライザ60と前
記ロッド支持装置40の協同作用によりロッド50を遠
隔機能により取外すことができる。その作業内容は次の
とおりである。図15に示すように、先ず待機位置にあ
る開孔機1に開孔用のロッド50を装着し、開孔機1を
正旋回して高炉100の出銑口104に向けて孔合わせ
を行い、出銑口104を塞いでいるマッド掘りを行う。
ついで、開孔用ロッド50を抜き出し、削孔機10から
脱着し、開孔用ロッドを離脱する。ついで、開孔機1を
逆旋回し、開孔用金棒を装着し再び開孔を開始して炉内
と貫通させる。
記ロッド支持装置40の協同作用によりロッド50を遠
隔機能により取外すことができる。その作業内容は次の
とおりである。図15に示すように、先ず待機位置にあ
る開孔機1に開孔用のロッド50を装着し、開孔機1を
正旋回して高炉100の出銑口104に向けて孔合わせ
を行い、出銑口104を塞いでいるマッド掘りを行う。
ついで、開孔用ロッド50を抜き出し、削孔機10から
脱着し、開孔用ロッドを離脱する。ついで、開孔機1を
逆旋回し、開孔用金棒を装着し再び開孔を開始して炉内
と貫通させる。
【0016】なお、この掘削操作は上記の如く開孔用ロ
ッド、金棒を用いる場合、又は別途ドリル、開孔用ロッ
ド、金棒を用いる場合がある。また開孔作業も、開孔用
ロッドをマッドの固化前に予め打ち込んでおきその状態
から開孔を始める事前開孔法(実公昭57−45241
号公報)又は固化マッドを順次、ドリル開孔用ロッド、
金棒に切換えつつ行う通常開孔法等があるが、いずれで
あってもかまわない。ここでは、前記事前開孔を例にと
って説明する。
ッド、金棒を用いる場合、又は別途ドリル、開孔用ロッ
ド、金棒を用いる場合がある。また開孔作業も、開孔用
ロッドをマッドの固化前に予め打ち込んでおきその状態
から開孔を始める事前開孔法(実公昭57−45241
号公報)又は固化マッドを順次、ドリル開孔用ロッド、
金棒に切換えつつ行う通常開孔法等があるが、いずれで
あってもかまわない。ここでは、前記事前開孔を例にと
って説明する。
【0017】その作業工程を図3〜図13を参照して詳
細に説明する。先ず図3に示すように、マッド充填直
後、開孔用ロッド50を出銑口開孔機1の削孔機10に
自動セットした後、出銑口開孔機1を旋回させて高炉1
00の出銑口104の前方に位置させ、ついで図4に示
すように、削孔機10をガイドチャンネル20に沿って
前進させて削孔作業を開始する。次に図5に示すよう
に、開孔用ロッド50(金棒の場合もある)を炉内まで
達せしめ出銑口104に残したまま削孔機10を退避さ
せる。
細に説明する。先ず図3に示すように、マッド充填直
後、開孔用ロッド50を出銑口開孔機1の削孔機10に
自動セットした後、出銑口開孔機1を旋回させて高炉1
00の出銑口104の前方に位置させ、ついで図4に示
すように、削孔機10をガイドチャンネル20に沿って
前進させて削孔作業を開始する。次に図5に示すよう
に、開孔用ロッド50(金棒の場合もある)を炉内まで
達せしめ出銑口104に残したまま削孔機10を退避さ
せる。
【0018】出銑口104の開孔が必要となった時、再
び削孔機10を前進させて、図6に示すように、残置し
ていた開孔用ロッド50を掴み引き抜き開始する。図7
はロッド50を引き抜いた時、高炉100中の溶銑11
0が開孔された出線口104から噴出した状態(出銑状
態)を示している。出銑開始とならない場合には再度掘
削を行うこともある。いずれにしても開孔用ロッド50
は非常に高い熱負荷を受け先端部が高温状態になってお
り、引き抜いた開孔用ロッド50は曲りやすく、図7に
示すように先端部分が垂れるか、又は再度の掘削で全体
に曲りが発生する。従来曲り等のない状態の新規ロッド
の自動着脱技術は種々あるが、曲った開孔用ロッド50
は自動的に着脱できないため、作業者が手動操作して取
外しを行っていた。
び削孔機10を前進させて、図6に示すように、残置し
ていた開孔用ロッド50を掴み引き抜き開始する。図7
はロッド50を引き抜いた時、高炉100中の溶銑11
0が開孔された出線口104から噴出した状態(出銑状
態)を示している。出銑開始とならない場合には再度掘
削を行うこともある。いずれにしても開孔用ロッド50
は非常に高い熱負荷を受け先端部が高温状態になってお
り、引き抜いた開孔用ロッド50は曲りやすく、図7に
示すように先端部分が垂れるか、又は再度の掘削で全体
に曲りが発生する。従来曲り等のない状態の新規ロッド
の自動着脱技術は種々あるが、曲った開孔用ロッド50
は自動的に着脱できないため、作業者が手動操作して取
外しを行っていた。
【0019】通常開孔でも、開孔と同時に出銑するた
め、溶銑との接触ならびに熱負荷のためロッド50の溶
け、曲りが発生する。また、開孔した孔の出銑状態が悪
い場合は、孔掃除のため開孔用ロッド50を再度挿入し
削孔することもあり、溶け、曲りが発生する。図8は図
7と同じ状態の図であるが出銑の図示を省略してロッド
50が引き抜かれると高温負荷を受けていた部分は出銑
によりたやすく変形するか、溶けることを示している。
したがってこの変形あるいは一部溶けた開孔用ロッド5
0のハンドリング(取外し)を自動化することができ
ず、手動操作に頼らざるを得なかった。図8は開孔用ロ
ッド50が自重で矢印52で示す方向に垂れて曲る状態
を示したものである。
め、溶銑との接触ならびに熱負荷のためロッド50の溶
け、曲りが発生する。また、開孔した孔の出銑状態が悪
い場合は、孔掃除のため開孔用ロッド50を再度挿入し
削孔することもあり、溶け、曲りが発生する。図8は図
7と同じ状態の図であるが出銑の図示を省略してロッド
50が引き抜かれると高温負荷を受けていた部分は出銑
によりたやすく変形するか、溶けることを示している。
したがってこの変形あるいは一部溶けた開孔用ロッド5
0のハンドリング(取外し)を自動化することができ
ず、手動操作に頼らざるを得なかった。図8は開孔用ロ
ッド50が自重で矢印52で示す方向に垂れて曲る状態
を示したものである。
【0020】図9〜図13に示すように、本発明では開
孔用ロッド50に曲り等の変形を発生した場合の開孔用
ロッドの取扱いを次のように行う。 (a)ハッカー103より出銑口開孔機1のガイドチャ
ンネル20の先端を外し、出銑口104より出銑口開孔
機1を退避可能とする(図9参照)。 (b)図10に示すように、チャンネルサポートブラケ
ット30を移動する旋回運動を利用して出銑口開孔機1
を旋回させ、出銑口104から退避させる。
孔用ロッド50に曲り等の変形を発生した場合の開孔用
ロッドの取扱いを次のように行う。 (a)ハッカー103より出銑口開孔機1のガイドチャ
ンネル20の先端を外し、出銑口104より出銑口開孔
機1を退避可能とする(図9参照)。 (b)図10に示すように、チャンネルサポートブラケ
ット30を移動する旋回運動を利用して出銑口開孔機1
を旋回させ、出銑口104から退避させる。
【0021】(c)図11に示すように、チェーンフィ
ードモータを駆動し、開孔用ロッド50を一旦前方に送
り出す。 (d)上記の(c)の工程で開孔用ロッド50を前方に
送り出す理由は、開孔用ロッド50のコッタ側の部分は
熱負荷を受けておらず変形がないため、この変形がない
部分を出銑口開孔機1のセントラライザ60の部分まで
送り込み、セントラライザ60に保持させるためであ
る。
ードモータを駆動し、開孔用ロッド50を一旦前方に送
り出す。 (d)上記の(c)の工程で開孔用ロッド50を前方に
送り出す理由は、開孔用ロッド50のコッタ側の部分は
熱負荷を受けておらず変形がないため、この変形がない
部分を出銑口開孔機1のセントラライザ60の部分まで
送り込み、セントラライザ60に保持させるためであ
る。
【0022】(e)出銑口開孔木1のセントラライザ6
0の保護のためには、図10、図11のような状態で空
中にロッドを保って出銑口開孔機を停止し、開孔用ロッ
ド50の温度降下を待って図7以降の作用を行なっても
よい。 (f)セントラライザ60とロッド支持装置40(中間
ハンガ)で開孔用ロッド50を保持した後、削孔機10
を駆動して後退させ、コッタと開孔用ロッド50の係合
を外す。このとき開孔用ロッド50は図12で示した状
態となる。
0の保護のためには、図10、図11のような状態で空
中にロッドを保って出銑口開孔機を停止し、開孔用ロッ
ド50の温度降下を待って図7以降の作用を行なっても
よい。 (f)セントラライザ60とロッド支持装置40(中間
ハンガ)で開孔用ロッド50を保持した後、削孔機10
を駆動して後退させ、コッタと開孔用ロッド50の係合
を外す。このとき開孔用ロッド50は図12で示した状
態となる。
【0023】上記(e)工程の状態で保持された開孔用
ロッド50を出銑樋上まで出銑口開孔機1の旋回動作を
利用して搬送し、保持を解除することで図13に矢印5
3で示すように、落下させ出銑樋に廃棄する。出銑樋に
落下した開孔用ロッドは溶銑により溶融されて資源とし
て回収される。
ロッド50を出銑樋上まで出銑口開孔機1の旋回動作を
利用して搬送し、保持を解除することで図13に矢印5
3で示すように、落下させ出銑樋に廃棄する。出銑樋に
落下した開孔用ロッドは溶銑により溶融されて資源とし
て回収される。
【0024】
【発明の効果】本発明の出銑口開孔機のロッド支持装置
は、以上のように構成されているので、遠方操作による
自動化を達成することができる。
は、以上のように構成されているので、遠方操作による
自動化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の出銑口開孔機のロッド支持装置を示す
正面図である。
正面図である。
【図2】実施例の出銑口開孔機のセントラライザの正面
図である。
図である。
【図3】実施例の使用工程の説明図である。
【図4】実施例の使用工程の説明図である。
【図5】実施例の使用工程の説明図である。
【図6】実施例の使用工程の説明図である。
【図7】実施例の使用工程の説明図である。
【図8】実施例の使用工程の説明図である。
【図9】実施例の使用工程の説明図である。
【図10】実施例の使用工程の説明図である。
【図11】実施例の使用工程の説明図である。
【図12】実施例の使用工程の説明図である。
【図13】実施例の使用工程の説明図である。
【図14】実施例を装着する出銑口開孔機の全体の側面
図である。
図である。
【図15】実施例に係る出銑口開孔機の全体の上視図で
ある。
ある。
1、1a 開孔機 2 センターラ
イン 10 削孔機 11 逆打撃機 20 ガイドチャンネル 30 チャンネル
サポートブラケット 40 ロッド支持装置 41 フレーム 42 ローラ 43 吊下ブラケ
ット 44 支持本体 45 ピン 46 シリンダ 47 ブラケット 48 支持本体 50 ロッド 51、52、53 矢印 60 セントララ
イザ 61 フレーム 62 ローラ 63 シリンダ 64 プランジャ 65、66 リンク 67、67a、6
8、68a 腕 69 ロッド把持部 100 高炉 101 デッキ 102 ハッカ受
け 103 ハッカ 104 出銑口 110 溶銑
イン 10 削孔機 11 逆打撃機 20 ガイドチャンネル 30 チャンネル
サポートブラケット 40 ロッド支持装置 41 フレーム 42 ローラ 43 吊下ブラケ
ット 44 支持本体 45 ピン 46 シリンダ 47 ブラケット 48 支持本体 50 ロッド 51、52、53 矢印 60 セントララ
イザ 61 フレーム 62 ローラ 63 シリンダ 64 プランジャ 65、66 リンク 67、67a、6
8、68a 腕 69 ロッド把持部 100 高炉 101 デッキ 102 ハッカ受
け 103 ハッカ 104 出銑口 110 溶銑
Claims (2)
- 【請求項1】 支持ロッドを載せる浅い凹部を備えた支
持部材と、前記凹部に載せたロッドを支持又は落下姿勢
に該支持部材を回動させる回動装置と、前記支持部材を
出銑口開孔機のガイドチャンネルに沿って走行可能に懸
架する走行装置とを備えたことを特徴とする出銑口開孔
機のロッド支持装置。 - 【請求項2】 さらに、前記ガイドチャンネル先端近傍
にロッドを出銑口開口軸に一致させて掴持するセントラ
ライザと、ロッドを遠隔操作で脱着させる操作装置とを
備えたことを特徴とする請求項1記載の出銑口開孔機の
ロッド支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07341027A JP3111007B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 出銑口開孔機のロッド支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07341027A JP3111007B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 出銑口開孔機のロッド支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09176710A JPH09176710A (ja) | 1997-07-08 |
JP3111007B2 true JP3111007B2 (ja) | 2000-11-20 |
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ID=18342552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP07341027A Expired - Fee Related JP3111007B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 出銑口開孔機のロッド支持装置 |
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JP (1) | JP3111007B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101316155B1 (ko) * | 2012-03-23 | 2013-10-08 | 주식회사 포스코 | 테핑소켓 분리장치 |
KR101504701B1 (ko) * | 2013-12-20 | 2015-03-20 | 주식회사 포스코 | Finex 용융로 출선구 개공기의 로드 지지장치 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP07341027A patent/JP3111007B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH09176710A (ja) | 1997-07-08 |
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