JP3110924B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3110924B2
JP3110924B2 JP05244735A JP24473593A JP3110924B2 JP 3110924 B2 JP3110924 B2 JP 3110924B2 JP 05244735 A JP05244735 A JP 05244735A JP 24473593 A JP24473593 A JP 24473593A JP 3110924 B2 JP3110924 B2 JP 3110924B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/52Circuits or arrangements for halftone screening

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に関し、例
えば2色以上のカラー画像を入出力できる画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタル複写機等の画像形成
装置においては、カラー原稿をカラーCCD等の光電変
換素子により読み取り、原稿上の色情報から領域等を識
別し、識別された領域を異なる(例えば赤と黒)色で画
像形成する画像形成装置が提案されている。更に、読み
取ったカラー画像信号から、例えば、赤成分と黒成分を
分離し、赤成分を赤色で、黒成分を黒色で画像形成する
といったように、カラー画像原稿を異なる2色で再生す
るようにした像形成装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとしている問題点】しかしながら、
入力カラー画像のイメージに基づいて2色で複写する場
合、従来のドット非混色手法(1ドットの中には複数の
トナー色を重ねない手法)を用いると、打たれなかった
色成分の濃度が画像上に保存されなくなり、画像全体の
濃度保存ができないという不具合が生じていた。
【0004】この不具合の解決のため非出力データをま
だ出力されていない周辺画素のデータに拡散するといっ
たことを行なう場合においても、2色データのどちらか
を出力データとするか決定するときに濃度の大きい方を
出力するといったような決定方法である場合には1方の
色が様に薄く、他方の色が濃いといった原稿において
は薄い濃度の色は出力され難く、薄い濃度の色データは
拡散値がたまりかなり大きくなってから出力されるた
め、画像にざらつき感を与えるといった問題が生じてい
た。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明は上述した従来技
術の欠点を除去するものであり、各画素毎に第1、第2の
どちらの色成分を出力するかを簡単なアルゴリズムで決
定でき、さらに、出力されなかった色成分の濃度データ
を複数の周辺画素の同一の色成分の濃度データに所定の
分配率で拡散することにより画像全体の濃度情報を保存
することができる画像形成装置の提供を目的とする。
【0006】更に本発明は、注目画素周辺の所定領域内
で全て同一の色成分が選択されている場合は、所定領域
内で選択されていない色成分データを強制的に選択する
ことにより、同一色がかたまって出力されることを防ぐ
とともに、濃度の薄い色成分がデータの拡散により大き
くなって出力される前に出力することで、画像のざらつ
きを抑えることができる画像形成装置の提供を目的とす
る。係る目的を達成し、上述の課題を解決する一手段と
して以下の構成を備える。
【0007】即ち、複数のカラー画像情報を入力するカ
ラー画像情報入力手段と、前記カラー画像情報入力手段
により入力した複数のカラー画像情報から画素毎に第1
の色成分の濃度データと第2の色成分の濃度データを生
成する生成手段と、前記生成手段により生成された第1
の色成分の濃度データと第2の色成分の濃度データの大
きさを画素毎に比較する比較手段と、前記比較手段の比
較結果に基づき第1の色成分または第2の色成分のいずれ
かを選択する選択手段と、前記選択手段により選択され
た色成分に基づきカラー画像を出力する画像出力手段
と、前記選択手段で選択されない色成分の濃度データ
を、選択処理が行われていない複数の周辺画素の同一の
色成分の濃度データに、所定の分配率で配分することで
拡散する拡散手段とを備え、前記選択手段は、注目画素
に隣接する所定領域内に第1の色成分と第2の色成分の両
方が選択されているときには前記比較手段の比較結果に
基づき値の大きい濃度データの色成分を選択し、注目画
素に隣接する所定領域内で全て同一の色成分が選択され
ているときには前記比較手段の比較結果によらず前記所
定領域内で選択されていない色成分を選択することを特
徴とする。
【0008】
【0009】
【作用】以上の構成において、各画素毎に第1、第2のど
ちらの色成分を出力するかを簡単なアルゴリズムで決定
でき、さらに、出力されなかった色成分の濃度データを
複数の周辺画素の同一の色成分の濃度データに所定の分
配率で拡散することにより画像全体の濃度情報を保存す
ることができる。
【0010】更に、注目画素周辺の所定領域内で全て同
一の色成分が選択されている場合は、所定領域内で選択
されていない色成分データを強制的に選択することによ
り、同一色がかたまって出力されることを防ぐととも
に、濃度の薄い色成分がデータの拡散により大きくなっ
て出力される前に出力することで、画像のざらつきを抑
えることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。
【0012】
【実施例1】図1は本発明に係る一実施例の画像形成装
置の断面構成図である。図1において、100は複写装
置本体、180は原稿の自動給紙を行なう循環式自動原
稿送り装置(以下「RDF」と称す)、190は仕分け
装置すなわちソーターであり、これらRDF180とソ
ーター190は本体に対して自在に組み合わせ使用でき
るように構成されている。
【0013】以下に本実施例の画像形成装置の動作につ
いて説明する。図1において、101は原稿載置台とし
ての原稿台ガラス、102は原稿照明ランプ103及び
走査ミラー104等で構成されるスキャナであり、不図
示のモータによりスキャナが所定方向に往復走査されて
原稿の反射光を走査ミラー104〜106を介してレン
ズ108を透過してCCDセンサ109に結像する。
【0014】10はレーザ、ポリゴンミラー、スキャ
ナ等で構成された露光制御部であり、CCDセンサ10
9で電気信号に変換され後述する所定の画像処理が行な
われた画像信号に基づいて変調されたレーザ光128,
129を感光体ドラム110,111に照射する。感光
体ドラム110の回りには1次帯電器112、黒現像器
121、転写帯電器118、クリーニング装置116、
前露光ランプ14が装備されている。また、感光体ド
ラム111の回りには1次帯電器113、赤現像器12
2、青現像器123、緑現像器124、転写帯電器11
9、クリーニング装置117、前露光ランプ115が装
備されており、現像器122〜124は不図示の現像機
切り替え装置により、何らか一方が感光体ドラム111
に近接配置され、残りが退避位置に配置される。これら
感光体ドラム110等により黒画像形成部126が構成
され、また、感光体ドラム111等により色画像形成部
127が構成されている。
【0015】黒画像形成部126において、感光体ドラ
ム110は不図示のモータにより図に示す矢印の方向に
回転しており、1次帯電器112により所望の電位に帯
電された後、露光制御部120からのレーザ光128が
照射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム110
上に形成された静電潜像は、黒現像器121により現像
されてトナー像として可視化される。
【0016】一方、上段カセット131あるいは下段カ
セット132からピックアップローラ133,134に
より給紙された転写紙は、給紙ローラ135,136に
より本体に送られ、レジストローラ137により転写ベ
ルトに給送され、可視化されたトナー像が転写帯電器1
18により転写紙に転写される。転写後の感光体ドラム
は、クリーナ装置116により残留トナーが清掃され、
前露光ランプ114により残留電荷が消去される。
【0017】同様の動作により、色画像形成部127に
おいて、所望の現像器によって可視化されたトナー像が
転写紙に転写される。転写後の転写紙は転写ベルト13
0から分離され、定着前帯電器139,140によりト
ナー画像が再帯電され定着器141に送られ加圧、加熱
により定着され、排出ローラ142により本体100の
外に排出される。
【0018】138はレジストローラから送られた転写
紙を転写ベルト130に吸着させる吸着帯電器、170
は転写ベルト130の回転に用いられると同時に吸着帯
電器138と対になって転写ベルト130に転写紙を吸
着帯電させる転写ベルトローラ、143は転写紙を転写
ベルト130から分離し易くするための除電帯電器、1
44は転写紙が転写ベルト130から分離する際の剥離
放電による画像乱れを防止する剥離帯電器である。
【0019】また、139,140は分離後の転写紙の
トナーの吸着力を補い、画像乱れを防止する定着前帯電
器、145,146は転写ベルト除電帯電器、147は
転写ベルト130の汚れを除去するベルトクリーナ、1
48は転写ベルト130上に給紙された転写部材の先端
を検知する紙センサであり、紙送り方向(副走査方向)
の同期信号として用いられる。
【0020】本体100には、例えば4000枚の転写
紙を収納し得るデッキ150が装備されている。デッキ
150のリフタ151は、給紙ローラ152に転写紙が
常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。ま
た、100枚の転写紙を収容し得るマルチ手差し153
が装備されている。さらに、図1において、154は排
紙フラッパであり、両面記録側ないし多重記録側と排出
側(ソーター190)の経路を切換える。排出ローラ1
42から送り出された転写紙は、この排紙フラッパ15
4により両面記録側ないし多重記録側に切り替えられ
る。また、158は下搬送パスであり、排出ローラ14
2から送り出された転写紙を反転パス155を介し転写
紙を裏返して再給紙トレイ156に導く。
【0021】また、157は両面記録と多重記録の経路
を切換える多重フラッパであり、これを左方向に倒すこ
とにより転写紙を反転パス155に介さず、直接下搬送
パス158に導く。159は経路160を通じて転写紙
を感光体ドラム126側に給紙する給紙ローラ、161
は排紙フラッパ154の近傍に配置されて排紙フラッパ
154により排出側に切り替えられた転写紙を機外に排
出する排出ローラである。
【0022】両面記録(両面複写)や多重記録(多重複
写)ときには、排紙フラッパ154を上方に上げて複写
済みの転写紙を搬送パス155,158を介して裏返し
た状態で再給紙トレイ156に格納する。このとき、両
面記録時には多重フラッパ157を右方向へ倒し、また
多重記録時にはこの多重フラッパ157を左方向へ倒し
ておく。次に行なう裏面記録時や多重記録時には、再給
紙トレイ156に格納されている転写紙が、下から1枚
づつ給紙ローラ159により経路160を介して本体の
レジストローラ137に導かれる。
【0023】本体から転写紙を反転して排出するときに
は、排紙フラッパ154を上方へ上げると共にフラッパ
157を右方向へ倒し、複写済みの転写紙を搬送パス1
55側へ搬送し、転写紙の後端が第1の送りローラ16
2を通過した後に反転ローラ163によって第2の送り
ローラ側へ搬送する。そして排出ローラ161によって
転写紙を裏返して機外へ排出する。
【0024】次に以上の構成を備える本実施例画像形成
装置の画像処理部を説明する。図2は本実施例画像処理
部の構成を示すブロック図である。図2に示す様に本実
施例の画像読み取り部201は、レンズ108、CCD
センサ109、アナログ信号処理部202などにより構
成され、レンズ108を介しCCDセンサ109に結像
された原稿画像は、CCDセンサ109によりR
(赤)、G(緑)、B(青)の各色のアナログ電気信号
に変換される。変換された画像情報は、アナログ信号処
理部に入力され、R、G、Bの各色毎にサンプル&ホー
ルド、ダークレベルの補正等が行なわれた後にアナログ
・デジタル変換(A/D変換)され、デジタル化された
フルカラー信号として画像処理部203に入力される。
【0025】画像処理部203では、シェーディング補
正、色補正、γ補正等の画像読み取り系で必要な補正処
理や、スムージング処理、エッジ強調、その他の必要な
画像処理が行なわれ、プリンタ部204に出力される。
プリンタ部204は、図1の断面構成図により説明し
た、レーザなどからなる露光制御部120、画像形成部
126,127、転写紙の搬送制御部等により構成さ
れ、入力された画像信号により転写紙上に画像を記録す
る。
【0026】また、CPU回路部205は、CPU20
6、ROM207、RAM208などにより構成され、
画像読み取り部201、画像処理部203、プリンタ部
204を含む本実施例全体の制御を司り、本実施例装置
の各シーケンスを統括的に制御する。次に、画像処理部
203について説明する。図3は画像処理部203の詳
細構成のブロック図である。
【0027】図2に示すアナログ信号処理部203より
のR,G,Bのデジタル画像信号は、シェーディング補
正回路部301に入力される。シェーディング補正回路
部301では原稿画像を読み取るCCD109の特性の
ばらつき及び原稿照明用のランプの配光特性の補正を行
なっている。シェーディング補正回路部301で補正演
算された画像信号は階調補正部302に入力され、輝度
信号R(赤)、G(緑)、B(青)はここで対数変換さ
れ、各色信号はその補色信号であるC(シアン)、M
(マジェンタ)、Y(イエロー)の濃度画像データに変
換される。
【0028】濃度信号に変換された画像信号は、2色分
離回路部303に入力される。2色分離回路部303
は、濃度信号であるC(シアン)・M(マジェンタ)・
Y(イエロー)を基に、プリンタ部のトナー色である
赤、及び黒の画像データを作成している。この2色分離
回路部303の詳細を図4を参照して以下に説明する。
図4は、2色分離回路部303の詳細構成を示す図であ
る。
【0029】図4において、2色分離回路部303に入
力されたC,M,Yの濃度信号は、最小値検部401
に入力される。ここでは、3色のうちの最小の値、即
ち、最も濃度の濃い信号を検出している。次にこの最小
値検部401で検出されたMin(,M,)の信
号は、減算器402,403,404に送られ、2色分
離回路部303に入力されたC,M,Yの各濃度信号か
ら減算される。この処理は、一般的にカラースキャナ等
で行なわれている墨ぬき処理(UCR)と同様である。
【0030】本実施例においては、減算器402〜40
4よりの減算信号を用い、赤及び、黒信号を生成するわ
けであるが、先ず赤イメージの生成について説明する。
減算器402,403,404で減算された各色濃度信
号は、乗算器405,406,407に送られ、乗算器
405,406,407で予め計算された係数(係数1
1、係数12、係数13)と乗算される。その乗算結果
は加算器410で加算され赤イメージデータとして出力
される。
【0031】次に黒イメージの生成であるが、減算器4
04でシアンデータよりMin(Y,M,C)を減算し
た信号は、乗算器407のほか乗算器408にも入力さ
れ、乗算器408で予め設定された係数(係数21)と
の乗算が行なわれる。また、最小値検出部401からの
出力信号は、乗算器409に入力され、予め設定された
係数(係数22)との乗算が行なわれる。乗算器408
及び乗算器409で乗算された各信号は、加算器411
で加算され、黒イメージ信号として出力される。
【0032】即ち、2色分離回路部303では以下のよ
うな演算が行なわれている。 赤イメージ=係数11*(Y−Min(YMC)) +係数12*(M−Min(YMC)) +係数13*(C−Min(YMC)) 黒イメージ=係数22*Min(YMC) +係数21*(C−Min(YMC)) これら演算が行なわれ、2色分離回路部303から出力
された黒イメージ信号及び赤イメージ信号は図3に示す
2色データ処理部304に入力される。
【0033】図5に2色データ処理部304の詳細構成
を示す。図5において、501は拡散回路であり図3に
示す2色分離回路部303から入力された赤イメージ及
び黒イメージに出力データ生成手段502で出力しない
とされたデータの拡散を行なう。504はバッファメモ
リであり、出力がすでに終わっている画素の出力データ
色の情報を記憶している。これらの各構成に関しての詳
細説明は後述する。
【0034】拡散回路501から出力された赤イメージ
及び黒イメージは比較手段503に入力され、ここで大
小判定が行なわれる。出力データ生成手段502は、比
較手段503の判定結果に基づいて出力データを決定す
る。本実施例においては大きい方のデータを出力データ
として選択する。ここにおいて出力データを選択する場
合バッファメモリ504に記憶された出力色の情報によ
り、所定のマトリックスの範囲内が全ての赤イメージも
しくは黒イメージのどちらか1つの色の場合、強制的に
他方の色イメージを選択する。
【0035】出力データ生成手段502で選択された赤
データ又は黒データが出力される分けであるが、出力デ
ータ生成手段502で選択され出力されたデータがどち
らの色成分であるかの情報はバッファメモリ504に記
録される。図6を用いてこのバッファメモリ504への
記録部分の説明を行なう。図6は本実施例におけるバッ
ファメモリ504の記録内容の例を示す図である。
【0036】例えば、注目画素の赤イメージのデータ値
を「38」、黒イメージのデータ値を「45」とする
と、本実施例ではデータ値の大きい方を出力データとし
て選択しているので、黒イメージが選択される。しか
し、図2に示すCPU206はマトリックスを2×3と
すると、図6に示すバッファメモリの記憶内容により、
注目画素を中心として2×3のマトリックス内の内容を
バッファメモリ504から読み込み、その内容が全て同
一色かどうか判断する。そして、全て同一色の場合は他
方の色を選択する。図6の場合マトリックス内が全て黒
であるので強制的に赤イメージが選択される。
【0037】ここにおいて、非出力画像データは、拡散
回路501によって出力データ生成されていない周辺画
素に拡散される。図7を用いて本実施例のデータの拡散
方法を説明する。図7の(a)は赤黒画像データであ
り、斜線部の注目画素の主走査方向の列より上または注
目画素より左側はすでに赤もしくは黒に出力色が決定さ
れているフィールドである。斜線部の注目画素の主走査
方向の列より下または注目画素より右側はいだ赤もし
くは黒に出力色が決定されていないフィールドである。
ここで注目画素の赤イメージ、黒イメージの大きさをそ
れぞれ「36」、「75」とすると、(3675)で
あるため出力データは黒イメージに決定される。
【0038】ここで、出力されない赤イメージはこの注
目画素に反映することができないため、このままでは画
像の濃度が保存できていないことになる。これを回避す
るために非出力データである赤イメージをまだ出力デー
タを決定しない周辺画素に拡散する。図7の(b)に拡
散を行なうための拡散マトリクスの1例を示す。このマ
トリクスにしたがって拡散を行なうと、非出力データで
ある赤イメージの大きさは「36」であるため図7
(b)に従って拡散を行なうと図7の(c)のようにな
る。大小の比較はこの拡散後のデータを使用して行な
う。
【0039】次に、出力データ生成手段502は、出力
しないと決定された色イメージデータの値を拡散回路5
01に入力し、その後出力しないと決定された色イメー
ジデータの値を「0」にし、出力する色イメージデータ
はそのままの値でプリンタ部に出力する。さらにまた、
黒イメージは、図3に示すバッファメモリ30におい
て、所定時間の遅延が行なわれる。これは、赤イメージ
及び黒イメージを露光する感光体の物理的な位置ずれを
補整するためのものである。黒イメージデータは、この
バッファメモリ30で所定時間遅延された後、プリン
タ部204に出力される。
【0040】以上説明した様に本実施例によれば、ドッ
ト非混色手法において、各画素毎にどの色成分を出力す
るかを簡単なアルゴリズムで決定でき、さらに出力され
なかった色成分を周辺画素に拡散することにより、画像
全体の濃度情報が保存でき、さらに出力された色情報を
記憶しておいて所定のマトリックス内が同一色である場
合に強制的に他方の色を選択することにより、同一色が
かたまって出力されるのを防ぐと共に、濃度の薄い色デ
ータがデータ拡散によって大きくなりすぎる前に出力さ
れるような画像形成装置を構成することができる。
【0041】
【第2実施例】以下本発明に係る第2実施例を説明す
る。第2実施例においても基本構成は上述した図1〜図
3に示す第1実施例と同様であり、係る図1、図2の説
明及び図3の説明は省略する。図8は第2実施例の図3
に示す2色データ処理部304の詳細構成を示すブロッ
ク図である。
【0042】図8において、601は拡散回路であり図
3に示す2色分離回路303から入力された赤イメージ
及び黒イメージに、出力データ生成手段602で出力し
ないとされたデータの拡散を行なう。604はバッファ
メモリであり、出力がすでに終わっている画素の出力デ
ータ色の情報を記憶している。データの拡散方法は上述
した第1の実施例の図7を用いた説明と同様であるた
め、詳細説明を省略する。拡散回路601から出力され
た赤イメージ及び黒イメージは比較手段603に入力さ
れ、ここで大小判定を行ない、その判定結果に基づいて
出力データ生成手段602は出力データを決定する。第
2実施例においては大きい方のデータを出力データとし
て選択する。
【0043】ここにおいて出力データを選択する場合、
バッファメモリ604に記憶された出力色の情報によ
り、所定のマトリックスの範囲が全て赤イメージもしく
は黒イメージのどちらか1つの色の場合、強制的に他方
の色イメージを選択する。出力データ生成手段602で
選択されたデータがどちらかの色成分であるかの情報
は、バッファメモリ604に記録される。この動作は図
6を用いた上述した第1実施例と同様である。但し、第
2実施例においては、マトリックスの大きさは、乱数発
生回路605が発生する乱数に従つて、その都度CPU
206がセットするため、仮にマトリックスの大きさが
第1実施例の2×3の場合とは限らず、例えば3×5で
ある場合もある。この3×5である場合には、マトリッ
クス内には赤及び黒が存在しているので、通常通り大き
い方のデータが選択される。よってこの場合は第1実施
例の場合と異なり黒イメージが選択される。ここにおい
て非出力画像データは拡散回路601によって、出力デ
ータ生成されていない周辺画素に拡散される。
【0044】以上説明した様に第2実施例によれば、マ
トリックスの大きさは、乱数発生回路605が発生する
乱数に従つて、その都度CPU206がセットするた
め、同一色がかたまって出力されるのを防ぐと共に、濃
度の薄い色データがデータ拡散によって大きくなりすぎ
る前に出力されるような画像形成装置を構成することが
できる。
【0045】
【第3実施例】以下、本発明に係る第3実施例を説明す
る。第3実施例においても基本構成は上述した図1〜図
3に示す第1実施例と同様であり、係る図1、図2の説
明及び図3の説明は省略する。図9は第3実施例の図3
に示す2色データ処理部304の詳細構成を示すブロッ
ク図である。
【0046】図9において、501は拡散回路であり図
3に示す2色分離回路303から入力された赤イメージ
及び黒イメージに、出力データ生成手段502で出力し
ないとされたデータの拡散を行なう。データの拡散方法
は上述した第1の実施例の図7を用いた説明と同様であ
るため、詳細説明を省略する。拡散回路501から出力
された赤イメージ及び黒イメージはバイアス回路510
にに入力され、ここで予め決められた色データに対して
やはり予め定められた所定値を加える。この予め定めら
れた色データ及び所定値は、CPU206によりバイア
ス回路510にセットされる。
【0047】この第3実施例におけるCPU206によ
りバイアス回路510にセットされる値と色データの流
れを、図10を参照して以下に説明する。CPU206
は、バイアス回路510にバイアスを行う色データを指
定する。例えば、バイアスを行う色データとして、出力
され難いと思われる色成分である赤データを指定する。
そしてバイアス値として例えば「20」をセットする。
【0048】バイアス回路510に入力された赤データ
及び黒データの大きさを、例えば赤データを「34」、
黒データを「48」とすると、上記値のセットされたバ
イアス回路510を通過することによってバイアスされ
た赤データは、(34+20=54)となり、バイアス
されない黒データは「48」のままで比較手段503に
入力される。
【0049】なお、出力データ生成手段02への赤デ
ータ及び黒データはそれぞれバイアス回路510でのバ
イアス処理のなされていない、入力データがそのまま出
力される。比較手段503に入力された赤データ及び黒
データは、ここで大小判定を行ない、その判定結果に基
づいて出力データ生成手段02は出力データを決定す
る。第3実施例においては値の大きい方のデータを出力
データとして選択する。
【0050】ここにおいて非出力画像データは、拡散回
路501に戻され、拡散回路501によって出力データ
生成されていない周辺画素に拡散される。以上説明した
様に第3実施例によれば、ドット非混色手法において、
各画素毎にどの色成分を出力するかを簡単なアルゴリズ
ムで決定でき、さらに出力されなかった色成分を周辺画
素に拡散することにより、画像全体の濃度情報が保存で
きる。さらに、出力され難いと思われる色成分に所望の
値を加算することにより、濃度の薄い色データがデータ
拡散によって大きくなりすぎる前に出力されるような画
像形成装置を構成することができる。
【0051】
【第4実施例】以下、本発明に係る第4実施例を説明す
る。第4実施例においては、上述した第3実施例のバイ
アス回路510に対してCPU206よりバイアス値と
して具体的な数値をセットするのに変え、所定の係数を
セットし、該係数に従って所定色データにバイアスを加
える。バイアス回路510では、予めCPU206によ
り決められた色データに、CPU206により予め決め
られた係数を他方の色データにかけあわせた値を加える
バイアス処理を実行する。この第4実施例におけるCP
U206によりバイアス回路510にセットされる値と
色データの流れを、図11を参照して以下に説明する。
【0052】CPU206は、バイアス回路510にバ
イアスを行う色データを指定する。例えば、バイアスを
行う色データとして、出力され難いと思われる色成分で
ある赤データを指定する。そして第3実施例がバイアス
値として「20」をセットしたのに対して、第4実施例
においては所定係数、例えば係数「0.2」をセットす
る。
【0053】バイアス回路510に入力された赤データ
及び黒データの大きさを、例えば赤データを「34」、
黒データを「48」とすると、上記値のセットされたバ
イアス回路510を通過することによってバイアスされ
た赤データは、(34+0.2×48=44)となり、
バイアスされない黒データは「48」のままで比較手段
503に入力される。
【0054】なお、出力データ生成手段02への赤デ
ータ及び黒データはそれぞれバイアス回路510でのバ
イアス処理のなされていない、入力データがそのまま出
力される。比較手段503に入力された赤データ及び黒
データは、ここで大小判定を行ない、その判定結果に基
づいて出力データ生成手段02は出力データを決定す
る。第4実施例においては値の大きい方のデータを出力
データとして選択する。
【0055】ここにおいて非出力画像データは、拡散回
路501に戻され、拡散回路501によって出力データ
生成されていない周辺画素に拡散される。データの拡散
方法は上述した第1の実施例の図7を用いた説明と同様
である。以上説明した様に第4実施例によれば、ドット
非混色手法において、各画素毎にどの色成分を出力する
かを簡単なアルゴリズムで決定でき、さらに出力されな
かった色成分を周辺画素に拡散することにより、画像全
体の濃度情報が保存できる。さらに、出力され難いと思
われる色成分に予め決められた係数を他方の色データに
かけあわせた値を加えるバイアス処理を実行することに
より、濃度の薄い色データがデータ拡散によって大きく
なりすぎる前に出力されるような画像形成装置を構成す
ることができる。
【0056】
【第5実施例】以下、本発明に係る第5実施例を説明す
る。第5実施例においても基本構成は上述した図1〜図
3に示す第1実施例と同様であり、係る図1、図2の説
明及び図3の説明は省略する。図12は第5実施例の図
3に示す2色データ処理部304の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【0057】図12において、501は拡散回路であ
り、図3に示す2色分離回路部303から入力された赤
イメージ及び黒イメージに対して出力データ生成手段5
02で出力しないとされたデータの拡散を行う。なお、
第5実施例では注目画素の赤イメージ及び黒イメージの
大きさはそれぞれ「40」及び「75」とする。ここで
のデータの拡散方法は後述する。
【0058】拡散回路501から出力された赤イメージ
及び黒イメージは比較手段503に入力され、ここで大
小判定を行い、出力データ生成手段502はその判定結
果にもとづいて出力データを決定する。第5実施例にお
いては大きい方のデータを出力データとして選択する。
このため、黒イメージが選択されることになる。なお、
第5実施例においては、出力データ生成手段502にお
いて出力されない赤イメージはこのままでは注目画素に
反映することができないため、画像の濃度が保存できて
いないことに成る。これを回避するために拡散回路50
1で非出力データである赤イメージをまだ出力データを
決定していない周辺画素に拡散するのであるが、第5の
実施例においては、拡散データ処理回路515によっ
て、非出力データが拡散回路501に入力される前に所
定の係数を掛け合わされる。ここで所定の係数はCPU
206によってセットされる。第5実施例では、例えば
この係数を「0.9」とする。
【0059】例えば、上述した図7の(b)に示す拡散
マトリクスに従って拡散を行うと、非出力データである
赤イメージの大きさは「40」であるが、拡散データ処
理回路515によって、係数「0.9」が掛け合わされ
るため、拡散値は、(40×0.9=36)となり、拡
散の結果は図7に示す(c)のように成る。以後の拡散
方法は上述した第1の実施例の図7を用いた説明と同様
であるため、詳細説明を省略する。
【0060】そして、比較手段503による大小の比較
はこの拡散後のデータを使用して行う。次に出力データ
生成手段502は、出力しないと決定された色イメージ
データの値を拡散データ処理回路515を介して拡散回
路501に入力して「0」にセットして出力する色イメ
ージデータはそのままプリンタ部に出力する。以上説明
した様に第5実施例によれば、ドット非混色手法におい
て各画素毎にどの色成分を出力するかを簡単なアルゴリ
ズムで決定でき、さらに出力されなかった色成分を周辺
画素に拡散する際に、所定の係数を掛け合せることによ
り実際の拡散値よりも小さくすることで、画像全体の濃
度が上がることを防ぐことが可能となる。
【0061】
【第6実施例】上述した第5実施例においては、出力デ
ータ生成手段502で出力されなかった色成分を周辺画
素に拡散する際に、所定の係数を掛け合せることにより
実際の拡散値よりも小さくすることにより実際の出力デ
ータ小さく、画像全体の濃度が上がることを防ぐ例
を説明した。しかし、本発明は以上の例に限定されるも
のではなく、画像全体の濃度が上がることを防ぐのに、
出力時に出力データ生成手段502で出力されなかった
色成分に所定の係数を掛け合せることにより実際の出力
データよりも小さくすることで、画像全体の濃度が上が
ることを防いでもよい。このように構成した本発明に係
る第6実施例を以下に説明する。
【0062】第6実施例においても、基本構成は上述し
た図1〜図3に示す第1実施例と同様であり、係る図
1、図2の説明及び図3の説明は省略する。図13は第
6実施例の図3に示す2色データ処理部304の詳細構
成を示すブロック図である。図13において、501は
拡散回路であり、図3に示す2色分離回路部303から
入力された赤イメージ及び黒イメージに対して出力デー
タ生成手段502で出力しないとされたデータの拡散を
行う。なお、第6実施例では注目画素の赤イメージ及び
黒イメージの大きさはそれぞれ「36」及び「75」と
する。データの拡散方法は上述した第1の実施例の図7
を用いた説明と同様であるため、詳細説明を省略する。
拡散回路501から出力された赤イメージ及び黒イメー
ジは比較手段503に入力され、ここで大小判定を行
い、出力データ生成手段502はその判定結果にもとづ
いて出力データを決定する。第6実施例においては大き
い方のデータを出力データとして選択する。このため、
黒イメージが選択されることになる。
【0063】次に、出力データ生成手段502は、出力
しないと決定した色イメージデータの値を拡散回路50
1に入力して「0」にセットして、出力する色イメージ
データはそのまま出力データ処理回路520に出力す
る。出力データ処理回路520は、プリンタ部に出力す
る前に出力データに所定の係数を掛け合せる。この所定
の係数はCPU206によってセットされる。第6実施
例では、例えばこの係数を「0.9」とする。
【0064】このため、プリンタ部への出力データは、
(75×0.9=68)の演算処理を施されてプリンタ
部へ出力される。以上説明した様に第6施例によれば、
ドット非混色手法において各画素毎にどの色成分を出力
するかを簡単なアルゴリズムで決定でき、さらに出力時
に出力され色成分に所定の係数を掛け合せることによ
り実際の出力データよりも小さくすることで、画像全体
の濃度が上がることを防ぐことが可能となる。
【0065】
【第7実施例】以下、本発明に係る第7実施例を説明す
る。第7実施例においても基本構成は上述した図1〜図
5に示す第1実施例と同様であり、係る図1〜図5の説
明は省略する。第7実施例は、上述した第1実施例と比
し、出力データ生成手段502での出力データ選択アル
ゴリズムが異なる。この本発明に係る第7実施例の出力
データ生成手段502での出力データ選択処理を図14
のフローチヤートを参照して以下に説明する。
【0066】なお、第7実施例においては、図2に示し
たCPU206は、予め決められた値を図5に示す出力
データ生成手段502にセットしておく。先ずステップ
S1で図2に示す画像読み取り部201によって輝度デ
ータを入力する。次にステップS2で図3に示すシェー
ディング補正回路301及び階調補正回路302によっ
て入力されたカラーデータの補正を行いステップS3に
進む。ステップS3では、2色分離回路部303によっ
て赤画像データ及び黒画像データを生成する。この赤画
像データ及び黒画像データの生成処理についての説明は
上述した第1実施例で述べているので省略する。
【0067】こうして生成された赤画像データ及び黒画
像データは、ステップS4で比較手段503による大小
を判定がなされる。出力データ生成手段502は続くス
テップS5で比較手段503のデータ比較の結果、その
差がCPU206がセットした予め決められた値以内か
否かを調べる。そしてその差が予めセットされた値以内
であればステップS7に進み、小さい方の色成分データ
を画像出力データとして選択しステップS8に進む。
【0068】一方、ステップS5でその差がセットされ
た値以上であればステップS6に進み、大きい方の色成
分データを画像出力データとして選択しステップS8に
進む。そしていずれの場合においてもステップS8で非
出力データは拡散回路501によって、出力データ生成
されていない周辺画素に拡散される。拡散の方法に関し
ては上述した第1実施例と同様である。出力データ生成
手段502は続くステップS9で選択した色成分データ
をプリンタ部に出力し、プリンタ部はドット非混色で出
力する。
【0069】以上説明した様に第7実施例によれば、ド
ット非混色手法において、各画素毎にどの色成分を出力
するかを簡単なアルゴリズムで決定できる。さらに所定
の閾値を基準として出力条件を変えることにより、濃度
の薄い色データの場合においても適切な出力が可能とな
る。
【0070】
【第8実施例】以下、本発明に係る第8実施例を説明す
る。第8実施例においても基本構成は上述した図1〜図
5に示す第1実施例と同様であり、係る図1〜図5の説
明は省略する。第7実施例は、上述した第1実施例と比
し、出力データ生成手段502での出力データ選択アル
ゴリズムが異なる。この本発明に係る第8実施例の出力
データ生成手段502での出力データ選択処理を図15
のフローチヤートを参照して以下に説明する。
【0071】なお、第8実施例においても、第7実施例
と同様に、図2に示したCPU206は予め決められた
値を図5に示す出力データ生成手段502にセットし、
更に第8実施例では、CPU26は予め決められた色
イメージを出力データ生成手段502にセットしてお
く。先ずステップS11で図2に示す画像読み取り部2
01によって輝度データを入力する。次にステップS1
2で図3に示すシェーディング補正回路301及び階調
補正回路302によって入力されたカラーデータの補正
を行いステップS13に進む。ステップS13では、2
色分離回路部303によって赤画像データ及び黒画像デ
ータを生成する。この赤画像データ及び黒画像データの
生成処理についての説明は上述した第1実施例で述べて
いるので省略する。
【0072】こうして生成された赤画像データ及び黒画
像データは、ステップS14で比較手段503による大
小を判定がなされる。出力データ生成手段502は続く
ステップS15で比較手段503のデータ比較の結果、
その差がCPU206がセットした予め決められた値以
内か否かを調べる。そしてその差が予めセットされた値
以内であればステップS17に進み、予めCPU206
によりセットされた色イメージを画像出力データとして
選択してステップS18に進む。
【0073】一方、ステップS15でその差がセットさ
れた値以上であればステップS16に進み、大きい方の
色成分データを画像出力データとして選択してステップ
S18に進む。そしていずれの場合においてもステップ
S18で非出力データは拡散手段501によって、出力
データ生成されていない周辺画素に拡散される。拡散の
方法に関しては上述した第1実施例と同様である。出力
データ生成手段502は続くステップS19で選択した
画像データをプリンタ部に出力し、プリンタ部はドット
非混色で出力する。
【0074】以上説明した様に第8実施例によれば、ド
ット非混色手法において、各画素毎にどの色成分を出力
するかを簡単なアルゴリズムで決定できる。さらに所定
の閾値を基準として出力条件を変え、所定の閾値以下の
場合に所定の色イメージを出力することにより、濃度の
薄い色データの場合においてもより適切な出力が可能と
なる。
【0075】
【第9実施例】以下、本発明に係る第9実施例を説明す
る。第9実施例においても基本構成は上述した図1〜図
3に示す第1実施例と同様であり、係る図1、図2の説
明及び図3の説明は省略する。図16は本発明に係る第
9実施例の図3に示す2色データ処理部304の詳細構
成を示すブロック図である。
【0076】図16において、901は拡散回路であ
り、図3に示す2色分離回路部303から入力された赤
イメージ及び黒イメージに対して出力データ生成手段9
02で出力しないとされたデータの拡散を行う。データ
の拡散方法は上述した第1の実施例の図7を用いた説明
と同様であるため、詳細説明を省略する。拡散回路
1から出力された赤イメージ及び黒イメージは比較手段
903に入力され、ここで大小判定を行なわれる。出力
データ生成手段902は、比較回路903の判定結果及
び乱数発生回路904の発生乱数に基づいて出力データ
を決定する。
【0077】以上の構成を備える第9実施例の動作を図
17のフローチャートに従って以下説明する。なお、第
9実施例においても、第7実施例と同様に、図2に示し
たCPU206は予め決められた値を図16に示す出力
データ生成手段902にセットする。図17において、
先ずステップS21で図2に示す画像読み取り部201
によって輝度データを入力する。次にステップS22で
図3に示すシェーディング補正回路301及び階調補正
回路302によって入力されたカラーデータの補正を行
いステップS23に進む。ステップS23では、2色分
離回路部303によって赤画像データ及び黒画像データ
を生成する。この赤画像データ及び黒画像データの生成
処理についての説明は上述した第1実施例で述べている
ので省略する。
【0078】こうして生成された赤画像データ及び黒画
像データは、ステップS24で比較手段03による大
小を判定がなされる。出力データ生成手段02は続く
ステップS25で比較手段03のデータ比較の結果、
その差がCPU206がセットした予め決められた値以
内か否かを調べる。そしてその差が予めセットされた値
以内であればステップS2に進み、乱数発生回路90
4によって発生された乱数に従いCPU206によって
決定された色成分を画像出力データとして選択してステ
ップS28に進む。
【0079】一方、ステップS25でその差がセットさ
れた値以上であればステップS2に進み、大きい方の
色成分データを画像出力データとして選択してステップ
S28に進む。そしていずれの場合においてもステップ
S28で非出力データは拡散手段01によって、出力
データ生成されていない周辺画素に拡散される。拡散の
方法に関しては上述した第1実施例と同様である。出力
データ生成手段502は続くステップS29で選択した
画像データをプリンタ部に出力し、プリンタ部はドット
非混色で出力する。
【0080】以上説明した様に第9実施例によれば、ド
ット非混色手法において、各画素毎にどの色成分を出力
するかを簡単なアルゴリズムで決定できる。さらに所定
の閾値を基準として出力条件を変え、所定の閾値以下の
場合に発生乱数に従いCPU206によって決定された
色成分を画像出力データとすることにより、濃度の薄い
色データの場合においてもより適切な出力が可能とな
る。
【0081】
【第10実施例】以下、本発明に係る第10実施例を説
明する。第10実施例においても基本構成は上述した図
1〜図5に示す第1実施例と同様であり、係る図1〜図
5の説明は省略する。第10実施例は、上述した第1実
施例と比し、出力データ生成手段502での出力データ
選択アルゴリズムが異なる。この本発明に係る第10実
施例の出力データ生成手段502での出力データ選択処
理を図18のフローチヤートを参照して以下に説明す
る。
【0082】なお、第10実施例においても、第7実施
例と同様に、図2に示したCPU206は予め決められ
た値を図5に示す出力データ生成手段502にセットし
ておく。図18において、先ずステップS31で画像読
み取り部201は画像データを読み込み、図2に示すア
ナログ信号処理部202に入力され、R、G、Bの各色
毎にサンプル&ホールド、ダークレベルの補正等が行な
われた後にアナログ・デジタル変換(A/D変換)さ
れ、デジタル化されたフルカラー信号として画像処理部
203に入力される。
【0083】画像処理部203は、ステップS32で入
力画像信号をシェーディング補正回路部301による原
稿画像を読み取るCCD109の特性のばらつき及び原
稿照明用のランプの配光特性の補正を行なっている。シ
ェーディング補正回路部301で補正演算された画像信
号は階調補正部302に入力され、輝度信号R(赤)、
G(緑)、B(青)はここで対数変換され、各色信号は
その補色信号であるC(シアン)、M(マジェンタ)、
Y(イエロー)の濃度画像データに変換される。濃度信
号に変換された画像信号は、図4に詳細が示されている
2色分離回路部303に入力される。
【0084】2色分離回路部303は続くステップS3
3で、濃度信号であるC(シアン)・M(マジェンタ)
・Y(イエロー)を基に、プリンタ部のトナー色である
赤、及び黒の画像データを作成している。この詳細は上
述した第1実施例と同様であるため、詳細説明を省略す
る。そして、2色分離回路部303から出力された黒イ
メージ信号及び赤イメージ信号は図5に示す2色データ
処理部304に入力される。
【0085】2色データ処理回路部304に入力された
赤イメージ及び黒イメージは拡散回路501に入力さ
れ、出力データ生成手段502で出力しないとされたデ
ータの拡散を行う。この拡散処理は上述した第1実施例
と同様である。拡散回路から出力された赤イメージ及び
黒イメージは、比較手段503へ入力される。また、拡
散回路を経ていない赤イメージ及び黒イメージもまた比
較手段503へ入力される。ここで比較手段503はス
テップS34に示す様に、拡散前と拡散後のデータを比
較する。そしてステップS35で比較の結果、拡散値が
CPU206が予めセットしてある所定の値を越えてい
るかどうかを判断する。ここで拡散値が共に所定値以下
である場合にはステップS36に進み、出力データ生成
手段502はデータ値の大きい方を出力データに決定し
てステップS40に進む。
【0086】一方、ステップS35で赤イメージもしく
は、黒イメージのうちどちらか1方がCPU26がセ
ットした所定値を越えている場合にはステップS37に
進み、赤イメージ及び黒イメージの両方がCPU2
がセットした所定値を越えているか否かを調べる。赤イ
メージ及び黒イメージの両方がCPU26がセットし
た所定値を越えている場合にはステップS38に進み、
第10実施例では赤を出力データに決定する。そしてス
テップS40に進む。
【0087】一方、ステップS37で赤イメージ及び黒
イメージの両方がCPU26がセットした所定値を越
えていない場合にはステップS39に進み、CPU2
6がセットした所定値を越えている方の色イメージを出
力データに決定してステップS40に進む。ステップS
40では、拡散回路501によって非出力画像データを
出力データ生成されていない周辺画素に拡散する。この
拡散方法は上述した第1実施例と同様である。そして出
力データ生成手段502は、ステップS41で出力しな
いと決定された色イメージデータの値を拡散回路501
に入力し、その後プリンタへの出力値を「0」にして出
力し、一方の出力する色イメージデータはそのままプリ
ンタ部に出力する。さらにまた、赤イメージは、図3の
バッファメモリ30において、所定時間の遅延が行わ
れる。これは、赤イメージ及び黒イメージを露光する感
光体の物理的な位置ずれを補正するためのものである。
赤イメージデータは、このバッファメモリで、所定時間
遅延された後、プリンタ部204に出力される。
【0088】以上説明した様に第10実施例によれば、
ドット非混色手法において、各画素毎にどの色成分を出
力するかを簡単なアルゴリズムで決定でき、さらに出力
されなかった色成分を周辺画素に拡散する事により、画
像全体の濃度情報が保存でき、さらに拡散値を制限する
ことにより濃度の薄い色データがデータ拡散によって大
きくなりすぎる前に出力することができる。
【0089】
【第11実施例】以下、本発明に係る第11実施例を説
明する。第11実施例においても基本構成は上述した図
1〜図3に示す第1実施例と同様であり、係る図1、図
2の説明及び図3の説明は省略する。図19は本発明に
係る第11実施例の図3に示す2色データ処理部304
の詳細構成を示すブロック図である。
【0090】図19において、701は拡散回路であ
り、図3に示す2色分離回路部303から入力された赤
イメージ及び黒イメージに対して出力データ生成手段7
02で出力しないとされたデータの拡散を行う。データ
の拡散方法は後述する。704は加算回路であり、出力
データ生成手段702より出力されたデータの値を主走
査方向に5ライン記憶できるバファメモリを備えると共
に、注目画素周辺の3×5のマトリクス内の赤イメージ
及び黒イメージの総和を算出して比較手段703に入力
する。
【0091】また、拡散回路701から出力された赤イ
メージ及び黒イメージも比較手段703に入力され、こ
こで、上述した加算回路704よりの赤イメージの総和
に注目画素の赤データを加算した値と加算回路704よ
りの黒イメージの総和の比、及び、同様に黒イメージの
総和に注目画素の黒データを加算した値と加算回路70
4よりの赤イメージの総和の比をそれぞれ算出し、どち
らの比が注目画素の赤イメージ及び黒イメージの比に近
いかを判断する。
【0092】出力データ生成手段702は、比較手段7
03の判定結果に基づいて出力データを決定する。ここ
で、図20及び図21を用いて加算回路704及び比較
手段703の動作を説明する。図20に示すのは加算回
路704内のバファメモリの記録内容の例を示す図であ
る。ここに記録されているデータは既に出力データとし
て選択されているものであり、注目画素はこれから出力
を決定しようとする画素である。第11実施例において
は、3×5のマトリクスを用いているため、図20に示
す例では、図示の様に赤イメージの加算値は「19
3」、黒イメージの加算値は「 00」となる。
【0093】加算回路704は、この赤イメージ及び黒
イメージの値を比較手段703に入力する。比較手段7
03では、図21に示す入力された注目画素の赤デー
タ、黒データの比(左辺の式)と、注目画素の出力デー
タを赤及び黒と仮定した場合の×のマトリクス内の
赤データと黒データの総和の比の平均(右辺の式)とを
計算する。
【0094】ここにおいて、比較手段703は、図21
に示す式の右辺と左辺とを比較する。そして、比較した
結果を出力データ生成手段702に入力する。出力デー
タ生成手段702は、比較手段703の比較結果に基づ
いて、右辺が小さい場合には注目画素の出力データを赤
データとした時の方が、注目画素を含むマトリクス内の
赤、黒データの総和の比が注目画素の赤、黒データに近
づくと判断し、注目画素の出力データを赤データと決定
する。
【0095】また同様に、右辺が大きい場合には注目画
素の出力データを黒データとした時の方が、注目画素を
含むマトリクス内の赤、黒データの総和の比が注目画素
の赤、黒データに近づくと判断し、注目画素の出力デー
タを黒データと決定する。ここにおいて、非出力画像デ
ータは、拡散回路701によって出力データ生成されて
いない周辺画素に拡散される。このデータの拡散方法
は、上述した図7に示す第1実施例におけるデータの拡
散方法と同様であるため、詳細説明を省略する。
【0096】以上説明した様に第11実施例によれば、
ドット非混色手法において、各画素毎にどの色成分を出
力するかを濃度情報によって決定でき、さらに出力され
なかった色成分を周辺画素に拡散することにより、画像
全体の濃度情報が保存できる画像形成装置を提供するこ
とができる。
【0097】
【第12実施例】以下本発明に係る第12実施例を説明
する。第2実施例においても基本構成は上述した図1〜
図3に示す第1実施例と同様であり、係る図1、図2の
説明及び図3の説明は省略する。図22は第12実施例
の図3に示す2色データ処理部304の詳細構成を示す
ブロック図である。図19に示す第11実施例と異なる
のは、乱数発生回路705が付加されている点であり、
加算回路704における赤、黒データの総和を算出する
際のマトリクスを、第11実施例の3×5の固定サイズ
のマトリクス内の総和としたのに変え、この乱数発生回
路705よりの発生乱数に従ったマトリクスサイズ内の
総和とする様に構成した点である。
【0098】図22において、701は拡散回路であ
り、図3に示す2色分離回路部303から入力された赤
イメージ及び黒イメージに対して出力データ生成手段7
02で出力しないとされたデータの拡散を行う。データ
の拡散方法は上述した第1実施例と同様であるため詳細
説明を省略する。704は加算回路であり、出力データ
生成手段702より出力されたデータの値を主走査方向
に5ライン記憶できるバファメモリを備えると共に、注
目画素周辺の後述する乱数発生回路705で発生した乱
数に従って定まるサイズのマトリクス内の赤イメージ及
び黒イメージの総和を算出して比較手段703に入力す
る。
【0099】また、拡散回路701から出力された赤イ
メージ及び黒イメージも比較手段703に入力され、こ
こで、上述した加算回路704よりの赤イメージの総和
に注目画素の赤データを加算した値と加算回路704よ
りの黒イメージの総和の比、及び、同様に黒イメージの
総和に注目画素の黒データを加算した値と加算回路70
4よりの赤イメージの総和の比をそれぞれ算出し、どち
らの比が注目画素の赤イメージ及び黒イメージの比に近
いかを判断する。
【0100】出力データ生成手段702は、比較手段7
03の判定結果に基づいて出力データを決定する。この
決定方法は上述した第11実施例と同様である。例え
ば、乱数発生回路705で発生した乱数に従って定まる
サイズのマトリクスを3×5とすると、赤イメージの加
算値は「193」、黒イメージの加算値は「500」と
なる。しかし、マトリクスのサイズが2×3の場合に
は、図20の例では赤イメージの加算値は「15」、黒
イメージの加算値は(44+23+24=91)であり
「91」となる。
【0101】以上説明した様に第12実施例によれば、
ドット非混色手法において、各画素毎にどの色成分を出
力するかを乱数及び濃度情報によって決定でき、さらに
出力されなかった色成分を周辺画素に拡散することによ
り、画像全体の濃度情報が更に平均して保存できる画像
形成装置を提供することができる。尚、本発明は、複数
の機器から構成されるシステムに適用しても1つの機器
から成る装置に適用しても良い。
【0102】また、本発明は、システム或は装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることはいうまでもない。
【0103】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、各画
素毎に第1、第2のどちらの色成分を出力するかを簡単な
アルゴリズムで決定でき、さらに、出力されなかった色
成分の濃度データを複数の周辺画素の同一の色成分の濃
度データに所定の分配率で拡散することにより画像全体
の濃度情報を保存することができる。
【0104】更に、注目画素周辺の所定領域内で全て同
一の色成分が選択されている場合は、所定領域内で選択
されていない色成分データを強制的に選択することによ
り、同一色がかたまって出力されることを防ぐととも
に、濃度の薄い色成分がデータの拡散により大きくなっ
て出力される前に出力することで、画像のざらつきを抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の画像形成装置の断面構
成図である。
【図2】本実施例の画像処理装置部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図2に示す画像処理部の詳細構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】図3に示す2色分離回路部の詳細構成を示すブ
ロック図である。
【図5】図3に示す2色のデータ処理部の詳細構成を示
すブロック図である。
【図6】本実施例におけるバッファメモリの記憶内容の
1例を示す図である。
【図7】本実施例における非出力データの拡散の方法の
1例を示す図である。
【図8】本発明に係る第2実施例の2色データ処理部の
詳細構成を示すブロック図である。
【図9】本発明に係る第3実施例の2色データ処理部の
詳細構成を示すブロック図である。
【図10】第3実施例のバイアス回路の動作を説明する
ための図である。
【図11】本発明に係る第4実施例のバイアス回路の動
作を説明するための図である。
【図12】本発明に係る第5実施例の2色データ処理部
の詳細構成を示すブロック図である。
【図13】本発明に係る第6実施例の2色データ処理部
の詳細構成を示すブロック図である。
【図14】本発明に係る第7実施例の動作を示すフロー
チヤートである。
【図15】本発明に係る第8実施例の動作を示すフロー
チヤートである。
【図16】本発明に係る第9実施例の2色データ処理部
の詳細構成を示すブロック図である。
【図17】本発明に係る第9実施例の動作を示すフロー
チヤートである。
【図18】本発明に係る第10実施例の動作を示すフロ
ーチヤートである。
【図19】本発明に係る第11実施例の2色データ処理
部の詳細構成を示すブロック図である。
【図20】第11実施例における図19に示す加算器中
のバッファメモリの記憶内容の1例を示す図である。
【図21】第11実施例における出力データ生成手段の
出力データ決定方法の1例を示す図である。
【図22】本発明に係る第12実施例の2色データ処理
部の詳細構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 複写装置本体 101 原稿台ガラス 102 スキャナ 103 原稿照明ランプ 104〜106 走査ミラー 107 露光制御部 108 レンズ 109 CCDセンサ 110,111 感光体ドラム 112,113 1次帯電器 115 前露光ランプ 116,117 クリーニング装置 118,119 転写帯電器 120 露光制御部 121 黒現像器 122 赤現像器 123 青現像器 124 緑現像器 126 黒画像形成部 127 色画像形成部 128,129 レーザ光 142 前露光ランプ 130 転写ベルト 131 上段カセット 132 下段カセット 133,134 ピックアップローラ 135,136 給紙ローラ 137 レジストローラ 138 吸着帯電器 139 転写ベルトローラ 139,140 定着前帯電器 141 定着器 142 排出ローラ 143 除電帯電器 144 剥離帯電器 145,146 転写ベルト除電帯電器 147 ベルトクリーナ 148 紙センサ 150 デッキ 151 リフタ 152,159 給紙ローラ 153 マルチ手差し 154 排紙フラッパ 155 反転パス 156 再給紙トレイ 157 多重フラッパ 158 下搬送パス 161 排出ローラ 180 循環式自動原稿送り装置(RDF) 190 ソーター 201 画像読み取り部 202 アナログ信号処理部 203 画像処理部 204 プリンタ部 205 CPU回路部 206 CPU 207 ROM 208 RAM 301 シェーディング補正回路部 302 階調補正部 303 2色分離回路部 304 2色データ処理部 305,604,504 バファメモリ 401 最小値検知部 402〜404 減算器 405〜409 乗算器 410,411 加算器 501,601,701,901 拡散回路 502,602,702,902 出力データ生成手
段 503,603,703,903 比較手段 510 バイアス回路 515 拡散データ処理回路 520 出力データ処理回路 605,705,904 乱数発生回路 704 加算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 秀喜 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 市川 弘幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 鈴木 良行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 - 1/64 G06T 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカラー画像情報を入力するカラー
    画像情報入力手段と、 前記カラー画像情報入力手段により入力した複数のカラ
    ー画像情報から画素毎に第1の色成分の濃度データと第2
    の色成分の濃度データを生成する生成手段と、 前記生成手段により生成された第1の色成分の濃度デー
    タと第2の色成分の濃度データの大きさを画素毎に比較
    する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づき第1の色成分または第2
    の色成分のいずれかを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された色成分に基づきカラー画
    像を出力する画像出力手段と、 前記選択手段で選択されない色成分の濃度データを、選
    択処理が行われていない複数の周辺画素の同一の色成分
    の濃度データに、所定の分配率で配分することで拡散す
    る拡散手段とを備え、 前記選択手段は、注目画素に隣接する所定領域内に第1
    の色成分と第2の色成分の両方が選択されているときに
    は前記比較手段の比較結果に基づき値の大きい濃度デー
    タの色成分を選択し、注目画素に隣接する所定領域内で
    全て同一の色成分が選択されているときには前記比較手
    段の比較結果によらず前記所定領域内で選択されていな
    い色成分を選択することを特徴とする画像形成装置。
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