JPH07327135A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH07327135A
JPH07327135A JP6118625A JP11862594A JPH07327135A JP H07327135 A JPH07327135 A JP H07327135A JP 6118625 A JP6118625 A JP 6118625A JP 11862594 A JP11862594 A JP 11862594A JP H07327135 A JPH07327135 A JP H07327135A
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Japan
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color
color component
density
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JP6118625A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Kobayashi
紀幸 小林
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2色の潜像を形成する画像処理装置におい
て、第1の潜像形成色の濃度値に応じて第2の潜像形成
色の濃度値を補正することにより、いかなる第1の潜像
形成色の濃度値においても、第2の潜像形成色の劣化を
防止し、十分な濃度での潜像形成を行うことを可能とす
ることを目的とする。 【構成】 2色分離部303で分離された1stカラー
の濃度値より閾値設定部401で適当な閾値を設定し、
2値化部402で誤差拡散法を用いて該閾値により2n
dカラーの濃度値を「0」又は「1」に2値化し、濃度
変換部403で「0」,「1」の2値のデータを
「0」,「255」の多値の濃度値に変換する。そし
て、画像編集部403から1stカラー及び2ndデー
タの濃度値を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置及び方法に
関し、例えば2色の画像形成を行う画像処理装置及び方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば赤と黒等の2色の画像
形成を行う画像処理装置として、2色デジタル複写機が
普及している。
【0003】従来の2色複写機は、まず原稿画像をRG
B信号として読み取り、CMYK信号に変換した後、所
定の変換処理によってまず第1の潜像形成色に対応する
画像データの潜像を感光ドラム上に形成する。そして、
同様に第2の潜像形成色に対応する画像データの潜像
を、既に生成されている第1の潜像形成色に対応する潜
像に重ねて形成する。このようにして1つの感光ドラム
上に重ねて形成された2色の潜像を一括転写することに
より、2色の画像を記録媒体上に可視像化していた。
【0004】このような2色複写機においては、上述し
たように第1の潜像形成色による潜像に第2の潜像形成
色による潜像とが重ねて形成されるために、第2の潜像
形成色が第1の潜像形成色による遮光作用によって、本
来の色再現が行われず、劣化してしまう現象が発生す
る。
【0005】従って従来の2色複写機では、この第2の
潜像形成色が劣化する現象を解決するために、第2の潜
像形成色に対応する画像データの濃度値を補正する方法
が提案されている。例えば、第2の潜像形成色に対応す
る画像データの濃度値を、所定の割合又は濃度値の大き
さに応じた割合等に従って上げる方法や、逆に、第1の
潜像形成色に対応する画像データの濃度値を所定の割合
又は濃度値の大きさに応じた割合等に従って下げる方法
等がある。そして補正後の画像データに従って各色の潜
像を形成することにより、第2の潜像形成色の劣化を防
いでいた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
2色複写機における第2の潜像形成色の濃度補正方法で
は、第1の潜像形成色の濃度に依存した補正が行われて
いないため、第1の潜像形成色が高濃度であった場合
に、第2の潜像形成色による潜像形成を十分な濃度でを
行うことができなかった。
【0007】従って本発明においては、第1の潜像形成
色の濃度値に応じて第2の潜像形成色の濃度値を補正す
ることにより、第1の潜像形成色の濃度値に応じて、第
2の潜像形成色の劣化を防止し、十分な濃度での潜像形
成を行うことが可能な画像処理装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成するために、以下の構成を備える。
【0009】即ち、カラー画像信号を入力する入力手段
と、前記入力手段により入力されたカラー画像信号を第
1色成分と第2色成分とに分離する2色分離手段と、前
記第1色成分の濃度値に基づいて前記第2色成分の濃度
値を2値化する2値化手段と、前記2値化手段により2
値化された前記第2色成分の濃度値を対応する濃度値に
変換する濃度値変換手段と、前記2色分離手段により分
離された前記第1色成分の濃度値と前記濃度値変換手段
で変換された前記第2色成分の濃度値とにより潜像を形
成する画像形成手段とを有することを特徴とする。
【0010】更に、前記第1色成分の濃度値に基づいて
閾値を設定する閾値設定手段を有し、前記2値化手段は
前記閾値設定手段で設定された閾値に基づいて前記第2
色成分の濃度値を2値化することを特徴とする。
【0011】例えば、前記閾値設定手段は前記第1色成
分の濃度値が高いほど閾値を低く設定することを特徴と
する。
【0012】例えば、前記濃度値変換手段は前記2値化
手段により前記第2色成分の濃度値が前記閾値より高い
と判断された場合は最大濃度値に、低いと判断された場
合は最小濃度値に前記第2色成分の濃度値を変換するこ
とを特徴とする。
【0013】例えば、前記最大濃度値は「255」であ
り、最小濃度値は「0」であることを特徴とする。
【0014】また例えば、前記2値化手段は誤差拡散法
により2値化することを特徴とする。
【0015】
【作用】以上の構成により、入力したカラー画像信号を
第1色成分と第2色成分とに分離し、第1色成分の濃度
値に基づいて第2色成分の濃度値を2値化し、2値化さ
れた第2色成分の濃度値を対応する濃度値に変換する。
そして第1色成分の濃度値と2値化された第2色成分の
濃度値を変換した濃度値とにより潜像を形成するように
動作する。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。
【0017】<第1実施例>本実施例では2色の画像形
成が可能な画像処理装置として、赤色及び黒色の2色の
画像を形成する画像処理装置について、以下説明する。
【0018】図1において、100は画像処理装置本
体、180は原稿の自動給紙を行なう循環式自動原稿送
り装置(以下、「RDF」と記す)、190は仕分け装
置即ちソータであり、これらRDF180とソータ19
0は画像処理装置100に対して任意に組合せて使用で
きるようになっている。
【0019】図1において、101は原稿載置台として
の原稿台ガラスで、102は原稿照明ランプ103、走
査ミラー104等で構成されるスキャナで、不図示のモ
ータによりスキャナが所定方向に往復走査されて原稿の
反射光を走査ミラー104〜106を介してレンズ10
8を透過してCCDセンサ109に結像する。
【0020】120はレーザ、ポリゴンスキャナ等で構
成された露光制御部で、イメージセンサ部109で電気
信号に変換され後述する所定の画像処理が行なわれた画
像信号に基づいて変調されたレーザ光128及び129
を感光体ドラム110上に照射する。
【0021】感光体ドラム110の周りには1次帯電器
112、赤現像器121、黒現像器122、転写帯電器
118、クリーニング装置116、前露光ランプ114
が装備されている。
【0022】画像形成部126において、感光体ドラム
110は不図示のモータにより図に示す矢印の方向に回
転しており、1次帯電器112により所望の電位に帯電
された後、露光制御部120からのレーザ光129が照
射され、赤データの静電潜像が形成される。感光体ドラ
ム110上に形成された静電潜像は、赤現像器121に
より現像されてトナー像として可視化される。続いて、
露光制御部120からのレーザ光128が感光ドラム1
10上に照射され、黒データの静電潜像が形成される。
感光体ドラム110上に形成された静電潜像は、黒現像
器122により現像されてトナー像として可視化され
る。
【0023】一方、上段カセット131あるいは下段カ
セット132からピックアップローラ133、134に
より給紙された転写紙は、給紙ローラ135、136に
より本体に送られ、レジストローラ137により転写ベ
ルトに給送され、可視化されたトナー像が転写帯電器1
18により転写紙に転写される。転写後の感光体ドラム
は、クリーナー装置116により残留トナーが清掃さ
れ、前露光ランプ114により残留電荷が消去される。
【0024】転写後の転写紙は転写ベルト130から分
離され、後述する定着前帯電器139、140によりト
ナー画像が再帯電され定着器141に送られ加圧、加熱
により定着され、排出ローラ142により画像処理装置
本体100の外に排出される。
【0025】138はレジストローラから送られた転写
紙を転写ベルト130に吸着させる吸着帯電器であり、
165は転写ベルト130の回転に用いられると同時に
吸着帯電器138と対になって転写ベルト130に転写
紙を吸着帯電させる転写ベルトローラである。
【0026】143は転写紙を転写ベルト130から分
離しやすくするための除電帯電器であり、144は転写
紙が転写ベルト130から分離する際の剥離放電による
画像乱れを防止する剥離帯電器であり、139、140
は分離後の転写紙のトナーの吸着力を補い、画像乱れを
防止する定着前帯電器であり、145、146は転写ベ
ルト130を除電し、転写ベルト130を静電的に初期
化するための転写ベルト除電帯電器であり、147は転
写ベルト130の汚れを除去するベルトクリーナであ
る。
【0027】148は転写ベルト130上に給紙された
転写部材の先端を検知する紙センサであり、紙送り方向
(副走査方向)の同期信号として用いられる。
【0028】本体100には、例えば4000枚の転写
紙を収納し得るデッキ150が装備されている。デッキ
150のリフタ151は、給紙ローラ152に転写紙が
常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。ま
た、100枚の転写紙を収容し得るマルチ手差し153
が装備されている。
【0029】さらに、図1において154は排紙フラッ
パであり、排出ローラ142から送り出された転写紙
の、両面記録(両面複写)ないし多重記録(多重複写)
及びソータ190への排出のための経路を切り換える。
また、155は転写紙を反転させる反転パス、158は
下搬送パスであり、排出ローラ142から送り出された
転写紙は反転パス155を介して裏返され、下搬送パス
158を介して再給紙トレイ156に導かれる。
【0030】また、157は両面記録と多重記録の経路
を切り換える多重フラッパであり、これを左方向に倒す
ことにより転写紙を反転パス155を介さず直接下搬送
パス158に導く。159は経路160を通じて転写紙
を感光体ドラム110側に給紙する給紙ローラである。
161は排出ローラであり、排紙フラッパ154の近傍
に配置されて、この排紙フラッパ154により排出側に
切り換えられて転写紙を機外(ソータ190)に排出す
る。
【0031】両面記録時には、排紙フラッパ154を上
方に上げて、多重フラッパ157を図中右方向へ倒すこ
とにより、複写済みの転写紙を搬送パス155、158
を介して再給紙トレイ156に裏返しに格納する。ま
た、多重記録時には、排紙フラッパ154を上方に上げ
て、多重フラッパ157を図中左方向へ倒すことによ
り、複写済みの転写紙を搬送パス158を介して再給紙
トレイ156に格納する。そして、両面記録及び多重記
録共に再給紙トレイ156に格納されている転写紙が、
下から1枚づつ給紙ローラ159により経路160を介
して本体のレジストローラ137に導かれる。
【0032】一方、転写紙をそのまま排出するには、排
紙フラッパ154を下方に下げれば良い。また、転写紙
を反転させて排出するには、排紙フラッパ154を上方
へ上げ、多重フラッパ157を右方向へ倒し、複写済み
の転写紙を搬送パス155へ搬送し、転写紙の後端が第
1の送りローラ162を通過した後に反転ローラ163
によって第2の送りローラ164側へ搬送し、排出ロー
ラ161によって、裏返された転写紙がソータ190へ
排出される。
【0033】次に、上述した本実施例の画像処理装置に
おける信号の流れを、図2のブロック図に模式的に示
す。
【0034】図2において、原稿200の画像情報は画
像読み取り部201で読み取られる。画像読み取り部2
01は、CCDセンサ109、アナログ信号処理部20
2等により構成される。レンズ108を介してCCDセ
ンサ109に結像された原稿200の画像情報は、CC
Dセンサ109によりR(レッド)、G(グリーン)、
B(ブルー)、のアナログ電気信号に変換される。変換
された画像情報は、アナログ信号処理部202に入力さ
れR、G、B、の各色毎にサンプル&ホールド、ダーク
レベルの補正等が行なわれた後に、アナログ・デジタル
変換(A/D変換)され、デジタル化されたR,G,B
のフルカラー信号はつぎに画像処理部203に入力され
る。
【0035】画像処理部203では、シェーディング補
正、色補正、γ補正等の読み取り系で必要な補正処理
や、スムージング補正、エッジ強調、その他の後述する
本実施例における特有の処理、加工等が行なわれ、黒デ
ータ及び赤データとして、プリンタ部204に出力され
る。
【0036】プリンタ部204は、上述した図1におい
て説明した様に、レーザ等からなる露光制御部120、
画像形成部126、転写紙の搬送制御部等により構成さ
れ、入力された画像信号により転写紙上に画像を記録す
る。
【0037】また、CPU部205は、CPU206、
ROM207、RAM208等により構成され、画像読
み取り部201、画像処理部203、プリンタ部204
等を制御し、本画像処理装置を統括的に制御する。
【0038】次に、上述した画像処理部203について
図3を参照して詳細に説明する。
【0039】図3は、画像処理部203の詳細構成を示
すブロック図である。
【0040】図2のアナログ信号処理部202より出力
されたR,G,Bのデジタル画像信号は、画像処理部2
03においてまず図3に示すシェーディング補正回路部
301に入力される。シェーディング補正部301では
原稿を読み取るCCDセンサ109のばらつき及び原稿
照明用のランプ103の配光特性の補正を行なってい
る。シェーディング補正回路部301で補正演算された
R,G,Bの画像信号は、次に階調補正部302に入力
されて、輝度信号から濃度信号に変換するために対数変
換され、それぞれその補正信号であるC(シアン)、M
(マゼンタ)、Y(イエロー)の濃度画像データが作成
される。
【0041】そして、C,M,Yの濃度信号に変換され
た画像信号は2色分離部303に入力され、2色分離部
303では公知の2色分離処理によりプリンタ部のトナ
ー色である赤、及び黒の画像データ(赤データ及び黒デ
ータ)を作成する。そして、2色分離部303から出力
された赤データ及び黒データは、それぞれ本実施例の特
徴である補正演算回路部304に入力され、1ドラム上
で混色するための補正が行われる。補正演算回路部30
4における動作の詳細については後述する。
【0042】そして補正演算回路部304からは補正後
の赤データ及び黒データがそれぞれ独立して出力され、
黒イメージ信号はバッファメモリ305にいったん格納
されることにより、所定時間の遅延が行なわれる。これ
は、赤イメージ信号及び黒イメージ信号により露光制御
部120において画像形成部126に画像を形成する際
の、感光体110上におけるレーザ光128及び129
の入射位置の物理的なずれを補正するためのものであ
る。黒イメージデータは、バッファメモリ305で所定
時間遅延された後、プリンタ部204に出力される。
【0043】尚、上述した図1に示す画像処理装置10
0は、赤現像器121及び黒現像器122を備えている
ため、赤及び黒の2色による画像形成を行う。しかし、
本実施例における画像形成は赤及び黒の2色に限定され
るものではなく、互いに異なる2色であれば何でもよ
い。従って、以下本実施例においては、第1色を1st
カラー(ファーストカラー)、第2色を2ndカラー
(セカンドカラー)として、説明を行う。例えば、上述
した例では赤が1stカラー、黒が2ndカラーであ
る。
【0044】以下、図3に示す補正回路部304につい
て、図4を参照して詳細に説明する。図4は補正回路部
304の詳細構成を示すブロック図である。
【0045】図4において、401は2stカラーの閾
値を設定する閾値設定部、402は閾値設定部401に
より設定された閾値に従って2ndカラーの2値化処理
を行う2値化部、403は2値化された2ndカラーの
濃度値を多値に変換する濃度変換部、404は最終的に
1stカラーと2ndカラーとの同期をとって出力画像
を編集する画像編集部であり、以上401〜404で補
正回路部304を構成する。以下、上述した図4の各構
成における処理について詳細に説明する。
【0046】図3に示す2色分離部303から出力され
る1stカラーの色情報信号は、閾値設定部401へ入
力される。閾値設定部401では1stカラーの濃度値
に応じて2ndカラーの2値化のための閾値を設定し、
2値化部402に出力する。
【0047】2値化部402では、2ndカラーの濃度
値を閾値設定部401から入力された閾値と比較する。
そして、2ndカラーの濃度値が閾値よりも高い場合に
は「1」を、2ndカラーの濃度値が閾値以下の場合に
は「0」である1ビットのデータをそれぞれ出力する。
即ち、2ndカラーの濃度の2値化が行われる。2値化
部402において2値化された値は、次に濃度変換部4
03において、「1」であれば最大濃度値である「25
5」を、「0」であれば最小濃度値である「0」を、そ
れぞれ2ndカラーの多値の濃度値として、出力する。
【0048】ここで、閾値設定部401における閾値の
設定方法について、以下に説明する。
【0049】例えば、2色分離部303から出力された
1stカラーの濃度値がd1,2ndカラーの濃度値が
d2とした場合に、感光ドラム110上に付着する1s
tカラーのトナー量の影響による2ndカラーの潜像の
濃度の劣化の割合がaであり、この場合、2ndカラー
の濃度値を2値化するための閾値がsであれば、2nd
カラーの全体としての濃度値を最も良好なd2′に補正
できると仮定する。
【0050】ここで、1stカラーの濃度値がd1より
も高い場合には、感光ドラム110上に付着する1st
カラーのトナー量もそれに伴って増加するため、2nd
カラーの潜像の濃度の劣化の割合もaより大きくなる。
従って、1stカラーの濃度値がd1よりも高い場合に
は閾値設定部401で2ndカラーの閾値をsよりも小
さく設定することにより、潜像を形成する際の2ndカ
ラーの全体としての濃度をd2′よりも高くなるように
補正できる。
【0051】一方、1stカラーの濃度値がd1よりも
低い場合には、2ndカラーの潜像の濃度の劣化の割合
もaより小さくなる。従って、1stカラーの濃度値が
d1よりも低い場合には閾値設定部401で2ndカラ
ーの閾値をsよりも大きく設定することにより、潜像を
形成する際の2ndカラーの全体としての濃度をd2′
よりも低くなるように補正できる。
【0052】尚、上述したd1及びs等は、画像処理装
置の特性及び操作者の要求に応じて、実験的に適当な値
を設定すればよい。
【0053】即ち、閾値設定部401においては、1s
tカラーの濃度値が高いほど2ndカラーの2値化のた
めの閾値を低く設定する。従って、閾値設定部401に
おいては、画像処理装置の性能や操作者の要求に応じて
柔軟に閾値を設定する方法を決定することができる。
【0054】また、2値化部402においては、多値の
2ndカラーの濃度値を2値化する際に、いわゆる誤差
拡散法による2値化方法を適用する。即ち、2色分離部
から出力された2ndカラーの濃度値が、2値化部40
2において2値化されることによって発生する誤差を、
まだ2値化されていない周囲画素に配分し、それぞれに
加算する。そして誤差が加算された画素に対して更に2
値化が行われ、そこで生じた誤差は更に周囲の画素に配
分される。以後、同じ処理を全ての画素に対して繰りか
えす。
【0055】以上説明したように2値化部402におい
ては、誤差拡散法による2値化処理を適用することによ
り、本実施例においては2ndカラーの全体としての濃
度を保存することができる。
【0056】図4において濃度変換部403から出力さ
れた2ndカラーの濃度値は、2色分離部303から出
力された1stカラーの濃度値と共に画像編集部404
において互いの同期が取られ、所定の編集処理が施され
た後、プリンタ部204へ出力される。
【0057】以上説明したように本実施例によれば、2
色分離で得られた第1の潜像形成色の濃度に依存した閾
値を設定し、該閾値により第2の潜像形成色の濃度を2
値化する。即ち、第1の潜像形成色の濃度応じて第2の
潜像色の濃度を設定をすることで、潜像形成時の第2の
潜像形成色の濃度の劣化を抑制することができ、1つの
ドラム上への2色の画像形成を1回のパスで良好に行う
ことが可能となる。
【0058】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0059】
【発明の効果】以上の構成により、2色分離で得られた
第1の潜像形成色の濃度が第2の潜像形成色の濃度に影
響を及ぼす場合においても、第1の潜像形成色の濃度に
応じた閾値を設定し、その閾値により例えば誤差拡散法
等を適用して2値化した値を第2の潜像形成色の濃度と
することが可能となり、少なくとも2色の画像形成を行
う画像形成手段において、感光体等の像担持体上に少な
くとも2色の画像形成を一度に行っても、非常に良好な
濃度値を持つ潜像が得られるという特有の作用効果があ
る。
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の画像処理装置の断面図
である。
【図2】本実施例における画像処理装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】本実施例における画像処理部203の詳細構成
を示すブロック図である。
【図4】本実施例における補正回路部304の詳細構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
303 2色分離部 304 補正回路部 401 閾値設定部 402 2値化部 403 濃度変換部 404 画像編集部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/01 S G06T 1/00 5/00 B41J 3/00 B G06F 15/66 310 15/68 310 A H04N 1/46 Z

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像信号を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力されたカラー画像信号を第1色
    成分と第2色成分とに分離する2色分離手段と、 前記第1色成分の濃度値に基づいて前記第2色成分の濃
    度値を2値化する2値化手段と、 前記2値化手段により2値化された前記第2色成分の濃
    度値を対応する濃度値に変換する濃度値変換手段と、 前記2色分離手段により分離された前記第1色成分の濃
    度値と前記濃度値変換手段で変換された前記第2色成分
    の濃度値とにより潜像を形成する画像形成手段とを有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1色成分の濃度値に基づいて閾値
    を設定する閾値設定手段を更に有し、 前記2値化手段は前記閾値設定手段で設定された閾値に
    基づいて前記第2色成分の濃度値を2値化することを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装。
  3. 【請求項3】 前記閾値設定手段は前記第1色成分の濃
    度値が高いほど閾値を低く設定することを特徴とする請
    求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記濃度値変換手段は前記2値化手段に
    より前記第2色成分の濃度値が前記閾値より高いと判断
    された場合は最大濃度値に、低いと判断された場合は最
    小濃度値に前記第2色成分の濃度値を変換することを特
    徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記最大濃度値は「255」であり、最
    小濃度値は「0」であることを特徴とする請求項4記載
    の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記2値化手段は誤差拡散法により2値
    化することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 カラー画像信号を入力する入力工程と、 前記入力工程により入力されたカラー画像信号を第1色
    成分と第2色成分とに分離する2色分離工程と、 前記第1色成分の濃度値に基づいて前記第2色成分の濃
    度値を2値化する2値化工程と、 前記2値化工程により2値化された前記第2色成分の濃
    度値を対応する濃度値に変換する濃度値変換工程と、 前記2色分離工程により分離された前記第1色成分の濃
    度値と前記濃度値変換工程で変換された前記第2色成分
    の濃度値とにより潜像を形成する画像形成工程とを有す
    ることを特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記第1色成分の濃度値に基づいて閾値
    を設定する閾値設定工程を更に有し、 前記2値化工程は前記閾値設定工程で設定された閾値に
    基づいて前記第2色成分の濃度値を2値化することを特
    徴とする請求項7記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記閾値設定工程は前記第1色成分の濃
    度値が高いほど閾値を低く設定するすることを特徴とす
    る請求項8記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記濃度値変換工程は前記2値化工程
    により前記第2色成分の濃度値が前記閾値より高いと判
    断された場合は最大濃度値に、低いと判断された場合は
    最小濃度値に前記第2色成分の濃度値を変換することを
    特徴とする請求項8記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記最大濃度値は「255」であり、
    最小濃度値は「0」であることを特徴とする請求項10
    記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記2値化工程は誤差拡散法により2
    値化することを特徴とする請求項7記載の画像処理方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020121443A (ja) * 2019-01-30 2020-08-13 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、プログラム

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