JP3110516B2 - 水アカ洗浄用組成物 - Google Patents
水アカ洗浄用組成物Info
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Description
け自動車の塗装面等に付着した水アカ汚れの除去に好適
な洗浄剤に関するものである。
は従来から広く知られており、多くの商品が市販されて
いる。
性剤、非イオン界面活性剤を主成分とした水性洗浄剤が
使用されており、またビルダーとして炭酸塩、珪酸塩、
トリポリリン酸塩等を配合したアルカリ洗浄剤なども開
発されている。
自動車の塗装面を洗浄した場合、いわゆる水アカ汚れは
殆んど洗い落すことができないのである。したがって従
来では、上記のような洗浄剤に研磨剤を配合した洗剤を
使用するか、又は強アルカリ剤を配合した洗剤を用いて
水アカ汚れを除去していたのである。
では研磨粒子の種類によっては塗装面を傷つける危険性
があり、一方、強アルカリ性の洗剤では塗膜を侵す危険
性があって塗布時間が制限されるなど、いずれの場合も
安全性に問題点を有しているのである。
配合の洗剤などを使用して手作業にて擦り取らねばなら
ず大変な労力と時間を要するものであり、洗浄しにくい
と言う欠点の外に作業性も悪いと言う問題点を有してい
るのである。
従来の水アカ洗浄の問題点を解決することを目的として
なされたものであり、研磨剤の配合がなくしかも強アル
カリ性でもない洗浄剤であって、水アカ汚れを安全かつ
簡単に洗い落すことができるという新規な水アカ洗浄用
組成物を提供しようとするものである。
めに種々研究した結果、オキシエチレン基をアルキル基
との間に導入させたアミンオキサイド系の界面活性剤を
用いて、これに適量のアルカリビルダーを配合した洗浄
剤を使用すると、非常にすぐれた水アカ除去が達成でき
ることを見い出したのである。
般式にて表わされるオキシエチレン基導入のアミンオキ
サイド系界面活性剤と、前記界面活性剤に対して1〜1
0倍量のアルカリビルダーとを配合してなることを特徴
とする水アカ洗浄用組成物を要旨とするものである。
アルキル基を示し、nは1〜3の整数を示す。)
N,N−ジメチル−N−モノ乃至トリオキシエチレンア
ルキルエーテルアミンオキサイドであり、アルキル基と
N,N−ジメチルアミンオキサイド基との間にオキシエ
チレン基が1〜3個介在した新規な化学構造を有するア
ミンオキサイド系の界面活性剤である。
サイド系の界面活性剤ではなく、上記のようにオキシエ
チレン基がアルキル基との間に1〜3個介在したアミン
オキサイド系界面活性剤を使用することであり、換言す
ればエチレンオキサイドの開環重合によりオキシエチレ
ン基をアルキル基との間に導入して合成された新規なア
ミンオキサイド系界面活性剤を用いることである。
オキシエチレン基を含有しない通常のアミンオキサイド
系界面活性剤では水アカ洗浄力は殆どなかったのであ
る。
入されることが必要で、また、このオキシエチレン基が
3個をこえて導入されていても水アカ洗浄力が低下する
のである。
おけるアルキル基の炭素数は12〜16が好適であり、
12未満でも16をこえる炭素数でも共に水アカ洗浄力
が低下するのである。なお、炭素数が12未満のアルキ
ル基の場合に洗浄力が低下するのは親油性の部分が小さ
いために親水性部分とのバランスが崩れて来るからであ
って当然のことであるが、炭素数が16をこえるアルキ
ル基の場合に洗浄力が低下するのは実験結果による結論
である。
イド系界面活性剤が、何故水アカ洗浄力に優れているの
かについては明確には解明できないが、おそらくオキシ
エチレン基がアルキル基とアミンオキサイド基との間に
導入さることにより、水アカ洗浄に適した表面張力と限
界ミセル濃度を示す洗浄液になるものと推察されるので
ある。また、ポリオキシエチレンが分子の中に入ること
で塗装面に対する浸透性を抑制する働きが生じるものと
推察されるのである。
ルカリビルダーとしては、例えば、炭酸塩、珪酸塩、リ
ン酸塩など、従来からビルダーとして使用されているも
のを用いることができ、これらの1種だけを配合しても
良いし2種以上を有効に組み合わせて併用しても良いも
のである。
面活性剤に対して1〜10倍量が適切であり、1倍未満
の量ではビルダーとしての効果が低下し界面活性剤とビ
ルダーの相乗作用が得にくくなって水アカ洗浄力がなく
なるのである。一方、このアルカリビルダーの量が前記
界面活性剤の10倍量をこえるとビルダーが過剰になっ
てむしろ洗浄力が低下するのである。
の乗用車8台を、通常のワックスがけを行い1ケ月間同
一場所に屋外放置し、水アカ汚れを付着させ試験車とし
て準備した。この8台の試験車を縦に中央から左右に分
けて、下記の合計16通りの配合組成(配合は重量部)
の洗浄剤を使用して洗浄テストを行なった。なお洗浄
は、水洗い→洗浄剤250ccを0.5kg/cm2 の圧力で
スプレー塗布→50kg/cm2 の高圧スプレー洗車、とい
う工程によりテストした。
組成物の実施例であり、洗浄剤1〜3はオキシエチレン
基が1個でアルキル基の異なる場合、洗浄剤4〜6はオ
キシエチレン基が3個でアルキル基が異なる場合、また
洗浄剤5〜7ではアルカリビルダー量を変化させた場合
を試験したものとなっている。
サイド系とは異なる他のアミンオキサイド系の界面活性
剤を使用した場合の比較例である。
い場合、少なすぎる場合、多すぎる場合の比較例であ
る。
である。
較例である。
た場合の比較例である。
汚れを洗浄した結果を下記の表1にまとめて示す。な
お、表中の記号は次の意味を表わしている。 ◎ …洗浄効果良好 ○ …洗浄性やや劣る △ …洗浄性かなり劣る × …洗浄できない また、光沢度は艶出しなどを施さない洗浄直後の値であ
る。
は全く洗浄できないのは当然であるが、本発明における
新規なアミンオキサイド系以外の界面活性剤ではいずれ
も水アカ洗浄は不完全となっている。また、アルカリビ
ルダー量が多すぎても少なすぎても洗浄力は不足してい
るのである。しかしながら、本発明の洗浄用組成物の範
囲内にある洗浄剤ではいずれもすぐれた水アカ洗浄力を
示したのである。
な炭素数を持ったアルキル基とアミンオキサイド基との
間に1〜3個のオキシエチレン基を導入した新規なアミ
ンオキサイド系界面活性剤を使用し、これに適度な割合
でアルカリビルダーを配合した水アカ洗浄用組成物であ
って、水アカ洗浄力が非常にすぐれた画期的な洗浄剤と
言えるものである。
剤を自動車に散布して通常のブラッシングまたは高圧ス
プレーによる洗車をするだけで水アカ汚れが洗浄でき、
従来の様に研磨剤配合や強アルカリ性の洗浄剤ではない
ため自動車の塗装面を傷付けたり侵したりする心配は全
くないというすぐれた効果を奏し、また手作業で擦る必
要もないので作業性も大幅に向上するのである。この様
に本発明洗浄用組成物は従来の水アカ洗浄の問題点を一
挙に解決できるものであり、自動車等の美化に極めて顕
著な有用性を発揮するものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記に示した化1の一般式にて表わされ
るオキシエチレン基導入のアミンオキサイド系界面活性
剤と、前記界面活性剤に対して1〜10倍量のアルカリ
ビルダーとを配合してなることを特徴とする水アカ洗浄
用組成物。 【化1】 (ただし、一般式中のRは炭素数12〜16のアルキル
基を示し、nは1〜3の整数を表わす。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03280653A JP3110516B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 水アカ洗浄用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03280653A JP3110516B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 水アカ洗浄用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0593200A JPH0593200A (ja) | 1993-04-16 |
JP3110516B2 true JP3110516B2 (ja) | 2000-11-20 |
Family
ID=17628057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03280653A Expired - Fee Related JP3110516B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 水アカ洗浄用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3110516B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5148391B2 (ja) * | 2008-07-04 | 2013-02-20 | 花王株式会社 | 液体洗浄剤組成物 |
JP6064144B2 (ja) * | 2011-12-12 | 2017-01-25 | 石原ケミカル株式会社 | 硬表面洗浄剤組成物 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP03280653A patent/JP3110516B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0593200A (ja) | 1993-04-16 |
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