JP2001152188A - ドライクリーニング用洗浄剤組成物とドライクリーニング用洗剤とドライクリーニング用洗浄助剤 - Google Patents

ドライクリーニング用洗浄剤組成物とドライクリーニング用洗剤とドライクリーニング用洗浄助剤

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JP2001152188A
JP2001152188A JP33351599A JP33351599A JP2001152188A JP 2001152188 A JP2001152188 A JP 2001152188A JP 33351599 A JP33351599 A JP 33351599A JP 33351599 A JP33351599 A JP 33351599A JP 2001152188 A JP2001152188 A JP 2001152188A
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dry cleaning
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detergent
dry
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JP33351599A
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Yoshie Kanda
吉枝 神田
Toshiki Shima
敏基 嶋
Fumio Yamauchi
文男 山内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、洗浄媒体として石油系溶剤を用いる
ドライクリーニングに適したドライクリーニング用洗浄
剤組成物とドライクリーニング用洗剤およびドライクリ
ーニング用洗浄助剤に関するものである。 【構成】石油系溶剤と、界面活性剤と、水と、パパイヤ
から取り出した果汁に酵母、酵素、乳酸菌を加えて発酵
して得られたパパイヤ由来発酵生成物を含有させたこと
特徴とするドライクリーニング用洗浄剤組成物と、ドラ
イクリーニング用溶剤に界面活性剤と当該パパイヤ由来
発酵生成物を溶解したことを特徴とするドライクリーニ
ング用洗剤と、ドライクリーニング用の仕上げ加工剤、
脱臭剤、抗菌剤、帯電防止剤、柔軟効果剤のうち少なく
とも一つと当該パパイヤ由来発酵生成物とを組み合わせ
たことを特徴とするドライクリーニング用洗浄助剤であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄媒体として石油系
溶剤を用いるドライクリーニングに適したドライクリー
ニング用洗浄剤組成物とドライクリーニング用洗剤およ
びドライクリーニング用洗浄助剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ドライクリーニングは、洗浄
媒体として有機溶剤を用いて洗浄する方法のことを言う
が、この洗浄媒体としての有機溶剤は、大別して、石油
系溶剤と、テトラクロロエチレンや1,1,1-トリクロ
ロエタンを用いたハロゲン化炭化水素系溶剤と、フロン
113を用いたフッ素系溶剤の4系列の溶剤がある。こ
れらの溶剤のなかでは、石油系溶剤が最も古くから使用
されてきたが、諸外国では、火災の危険性があるとの理
由で規制を受けることが多くなったため、一時期、不燃
性の合成系溶剤によるドライクリーニングが盛んになっ
た。しかし、不燃性の合成系溶剤である1,1,1-トリ
クロロエタンとフロン113については、オゾン層破壊
物質であることが判明すると、地球環境を破壊するもの
としてその使用を禁止する運動が起こり、ついに199
2年に開かれた改正モントリオール議定書締約国会議で
1995年末には全廃が決定された。また、テトラクロ
ロエチレンについては「第二種特定化学物質」に指定さ
れ、環境汚染防止に関する技術上の指針が告示されるな
ど、使用規制が厳しくなりつつある。
【0003】従って、残された石油系溶剤は、その性質
として 引火爆発性がありますが、石油系溶剤の中にド
ライクリーニング用洗剤が0.25%以上添加されていれ
ば、静電気による火災事故は防止できることが確認され
るなど、安全を確保する技術や装置が次々と開発されて
いるうえ、石油系溶剤自体の毒性や臭気を軽減するなど
の品質改良や新しい石油系溶剤の開発が進んだため、石
油系溶剤は比較的地球にやさしいドライクリーニング用
溶剤として見直され、今後は石油系溶剤を用いたドライ
クリーニングが業界の主流になる傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年の石油系溶剤を用
いたドライクリーニングにおいては、石油系溶剤の中に
の界面活性剤を配合したドライクリーニング用洗剤を混
入して使用しているのが現状である。それは、当該ドラ
イクリーニング用洗剤を混入することにより、石油系溶
剤が静電気等により火災事故がおきないようにするとと
もに、石油系溶剤では油溶性の汚れを除去できるだけな
ので、更に洗剤を入れて水溶性汚れや固体汚れをも除去
するためである。
【0005】当該ドライクリーニング用洗剤は、一般的
に界面活性剤をドライクリーニング溶剤で希釈したもの
で、大きく分けて機能的に三つのタイプがある。その1
は、界面活性剤がアニオン、ノニオンを組み合わせたも
ので、抱水性に優れた基本タイプ洗剤である。その2
は、界面活性剤がカチオン、ノニオンを組み合わせたも
ので、柔軟・帯電防止性に優れた複合タイプ洗剤であ
る。その3は、界面活性剤がカチオン、特殊仕上剤を組み
合わせたもので、柔軟・帯電防止性と特殊加工の付与に
優れた補助タイプ洗剤である。
【0006】ドライクリーニング用洗剤に含まれている
界面活性剤の働きは、衣類に濡れやすくし、よごれを繊
維から引き離しやすくする浸透作用、衣類からでた汚れ
を安定的に抱きこみ、再汚染を起こさないようにする吸
着作用、汚れを細かく分散し、再汚染を起こさないよう
にする分散作用、よごれを界面活性剤の働きで安定に放
水している水に乳化させる乳化作用などの働きである。
汚れの種類は大分して、不溶性汚れ(ちり、ほこり)と
水溶性汚れ(食塩、砂糖など)と油溶性汚れの種類があ
る。ドライ洗浄では、油溶性汚れは添加された洗剤の浸
透、分散作用により汚れの除去効果を促進し、溶剤に溶
かして除去し、水溶性汚れは洗剤と抱水された水により
洗剤に溶解、分散され除去される。また、不溶性汚れは
洗剤の働きにより、溶剤中に安定に分散され、フィルタ
ーあるいは蒸留により除かれる。このような汚れの除去
機構を示したのが図1である。
【0007】このように石油系ドライクリーニング用洗
剤に要求される基本性能は、洗浄性能(洗浄力の向
上)、再汚染防止能(衣類などから脱落した汚れが再付
着しないようにする)、抱水能(洗浄力向上、衣料事故
防止)、帯電防止能(静電気の防止・抑制)、柔軟性能
(風合いの維持、柔軟性の付与)、作業性能(洗剤の働
きの総合効果としての作業性の向上)などである。しか
し、従来のドライクリーニング用洗剤には、いまだ満足
できる理想的なものは存在しなかった。
【0008】石油系ドライクリーニングにおいて、現在
でも不満なのは、次のような点である。 (1)溶剤が少量であったり、溶剤を繰り返し使用する
と、洗浄液がすぐ汚れてしまって洗濯物の洗浄能力が急
速に低下して汚れが落ちなくなってしまうだけでなく、
落ちた汚れが洗濯物に再汚染し、すぐに品質の良いクリ
ーニング性が得られなくなってしまう難点がある。
【0009】(2)汚れた洗浄液を洗浄中に清浄化する
方法として、フィルター方式が広く採用されているが、
そのカートリッジ・フィルターがその性能を維持してい
る寿命が短く、頻繁に取り替える必要があることの煩雑
さと、取り替え消耗品の費用負担が大きい点に不満があ
る。また、ドライクリーニング業の場合には、同じ溶剤
をフィルターでろ過しながら繰り返し使用するので、洗
剤濃度、洗浄湿度、酸価等のドライクリーニング用洗浄
剤のコンデションが不安定となり易すい。この洗浄剤の
管理作業が大変である。
【0010】(3)石油系溶剤は、本来油性汚れに対し
てはまろやかな洗浄性があるだけで、水溶性汚れに対す
る洗浄性は殆ど無い。前者の油性汚れに対しては、溶剤
に洗剤の添加により洗浄力を高めることができるが、水
溶性汚れの洗浄性は、水の存在が不可欠で溶剤湿度の影
響を受けやすい。このため、石油系溶剤を用いたドライ
クリーニングの洗浄方法として、袖口、衿、油性シミ等
のひどい汚れはべンジンソープの濃厚液でブラシ洗い処
理をしたり、水分を含ませたササラ液でスプレー処理し
たりブラッシング処理などの前処理をして水溶性汚れを
除去するなどの手法がとられている。このような二重洗
い作業をしなければならないのが面倒である。
【0011】(4)石油系溶剤は電気を通さないため、
静電気により繊維に汚れが再付着し易く、衣類に毛羽立
ちなどの損傷が生じ易く、発生した高圧静電気の放電現
象により溶剤が着火したり、乾燥後に品物を取り出すと
きには放電によるショックが生じ易い等の問題が起こ
る。
【0012】(5)石油系溶剤に触ると、皮膚障害を起
こすので、ドライクリーニング業の従事者の手荒れが起
こりやすいうえ、不充分な乾燥により洗濯物に溶剤が残
留されると、皮膚障害が発生する恐れがあり、表示の義
務付けと石油系溶剤残留判定器を使用するなど予防措置
が必要である。
【0013】(6)ドライクリーニングでは、衣服の繊
維は膨潤・変形しないので、ランドリーよりソフトな感
触のある洗いあがりとなるが、溶剤及び洗剤による脱脂
作用の影響のため、風合いの低下や柔軟性の低下が起こ
りやすいし、静電気による毛羽立ちや、からみつきが起
こりやすいので、仕上作業が大変である。
【0014】本発明者らは、これら石油系溶剤を用いた
ドライクリーニングにおける技術的課題を可及的に解消
したり、軽減したりすることを目標に種々の助剤の開発
について鋭意研究を重ねた結果、次のような新しい技術
的知見を得た。
【0015】本発明者は、石油系溶剤によるドライクリ
ーニングの洗浄力がドライ用洗剤の添加と溶剤湿度に影
響される点に着目し、石油系溶剤中における界面活性剤
と水の作用や働きについて研究した結果、洗浄剤にパパ
イヤを粉砕して酵母,酵素、乳酸菌を加えて発酵した
後、乾燥して得られたパパイヤ由来発酵生成物を添加す
ると、石油系溶剤を用いたドライクリーニング用洗浄剤
の抱水能を向上させ、使用すればするほど洗浄剤中の水
分量が増えて、高い洗浄力を長期間保つこと、水分量が
増えることによって帯電防止能を強化して安全性が確保
されること、さらに再汚染防止率、柔軟性能、風合い、
作業性能、皮膚障害防止能も向上するとの技術技術的知
見を見出した。特に、本発明者は、汚れた洗浄剤をフィ
ルターでろ過しながら繰り返し使用する場合、洗剤濃度
がかわらず、洗浄湿度湿度が高まり、酸価が良くなり、
スラッジが消える等のドライクリーニング用洗浄剤のコ
ンデションがかえって良くなるといった驚くべき作用効
果があることを見出した。この新しく見出した技術的知
見にもとづいて、従来より高性能の画期的なドライクリ
ーニング用洗浄剤組成物とドライクリーニング用洗剤お
よびドライクリーニング用洗浄助剤を具現化したもので
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】特許を受けようとする第
1発明は、石油系溶剤と、界面活性剤と、水と、パパイ
ヤから取り出した果汁に酵母、酵素、乳酸菌を加えて発
酵して得られたパパイヤ由来発酵生成物を含有させたこ
と特徴とするドライクリーニング用洗浄剤組成物であ
る。
【0017】特許を受けようとする第2発明は、石油系
溶剤95.5%〜99.5%に、界面活性剤0.1%〜4%と、水0.
02%〜0.1%と、パパイヤから取り出した果汁に酵母、
酵素、乳酸菌を加えて発酵した後乾燥して得られたパパ
イヤ由来発酵生成物0.02%〜0.1%を混入させたこと特
徴とするドライクリーニング用洗浄剤組成物である。
【0018】特許を受けようとする第3発明は、石油系
溶剤に界面活性剤を混入してなるドライクリーニング用
洗浄剤に、パパイヤを粉砕して酵母,酵素、乳酸菌を加
えて発酵した後乾燥して得られたパパイヤ由来発酵生成
物を水に溶解させてなるドライクリーニング用洗浄助剤
を混入したことを特徴とするドライクリーニング用洗浄
剤組成物である。
【0019】特許を受けようとする第4発明は、石油系
溶剤にドライクリーニング用洗剤を混入してなるドライ
クリーニング用洗浄剤に、パパイヤを粉砕して酵母,酵
素、乳酸菌を加えて発酵した後乾燥して得られたパパイ
ヤ由来発酵生成物を水とともに含有させたこと特徴とす
るドライクリーニング用洗浄剤組成物である。
【0020】特許を受けようとする第5発明は、ドライ
クリーニング用溶剤に界面活性剤とパパイヤを粉砕して
酵母,酵素、乳酸菌を加えて発酵した後乾燥して得られ
たパパイヤ由来発酵生成物と水とを溶解したことを特徴
とするドライクリーニング用洗剤である。
【0021】特許を受けようとする第6発明は、ドライ
クリーニング用洗剤に水とパパイヤを粉砕して酵母,酵
素、乳酸菌を加えて発酵した後乾燥して得られたパパイ
ヤ由来発酵生成物を含有するようにしたことを特徴とす
るドライクリーニング用洗剤である。
【0022】特許を受けようとする第7発明は、パパイ
ヤを粉砕して酵母,酵素、乳酸菌を加えて発酵した後乾
燥して得られたパパイヤ由来発酵生成物を水に溶解させ
たことを特徴とするドライクリーニング用洗浄助剤であ
る。
【0023】特許を受けようとする第8発明は、ドライ
クリーニング用の仕上げ加工剤、脱臭剤、抗菌剤、帯電
防止剤、柔軟効果剤のうち少なくとも一つとパパイヤを
粉砕して酵母,酵素、乳酸菌を加えて発酵した後、乾燥
して得られたパパイヤ由来発酵生成物とを組み合わせた
ことを特徴とするドライクリーニング用洗浄助剤であ
る。
【0024】前記本願発明における用語の意味につい
て、更に詳しく説明する。まず、石油系溶剤とは、原油
精製などにより製造される炭化水素だけを成分とするド
ライクリーニング用の溶剤の総称である。テトラクロロ
エチレンや1,1,1-トリクロロエタンのような炭化水
素をハロゲン化した合成溶剤とは区別される。石油系溶
剤に含まれる炭化水素は、基本的にはパラフィン炭化水
素、ナフテン炭化水素、芳香族炭化水素のパパイヤ由来
発酵生成物であるが、最近では石油精製技術が発達し、
石油の中から選択的に分離したノルマンパラフィンや、
合成によって得られるイソパラフィン炭化水素も使用さ
れるようになった。本願発明の石油系溶剤は、これら全
てを含むものとする。
【0025】ドライクリーニング用洗剤は、一般的に界
面活性剤をドライクリーニング溶剤で希釈したもので有
る。即ちドライクリーニング用洗剤に配合される界面活
性剤は、独特の組み合わせがあるが、その基本的な働き
は、溶剤中で浸透作用、吸着作用、分散作用、乳化作用
が必要であるが、この他に静電気防止、風合いの維持向
上、作業性向上を目的とした特殊成分が配合されている
のが一般的である。ドライクリーニング用洗剤の主要成
分の界面活性剤の組み合わせは、洗剤として要求される
機能性から大別すると三つの組み合わせタイプがある。
【0026】その1は、界面活性剤がアニオン、ノニオン
を組み合わせたもので、抱水性に優れ、水溶性汚れの洗
浄力が良好であるが、柔軟性、帯電防止性は低濃度で複
合タイプより劣り、チャージ量は、0.5〜1%程度であ
る(基本タイプ)。
【0027】その2は、界面活性剤がカチオン、ノニオン
を組み合わせたもので、抱水性は基本タイプより低く、
水溶性汚れの洗浄力は劣る。柔軟性、帯電防止性は低濃
度でも有効であり、チャージ量は、0.5〜1%程度であ
る(複合タイプ)。
【0028】その3は、界面活性剤がカチオン、特殊仕上
剤を組み合わせたもので、洗浄力は特にもっていない。
柔軟性、帯電防止性は低濃度でも有効であり、チャージ
量は、0.5%程度である。洗浄と同時に特殊仕上加工が
できる点に特徴がある(補助タイプ)。
【0029】このように石油系溶剤を用いたドライクリ
ーニングに際して、当該ドライクリーニング用洗剤は、安
全性の確保と洗浄性の向上の点から併用の必要性がある
とされており、基準としては、洗剤のタイプや溶剤の種
類を問わず、0.25%以上の洗剤添加により、急激な体積
抵抗率の低下が見られ、危険な帯電を生じない状態とな
るとされている。また、洗剤の種類やタイプによって抱
水能が異なるが、抱水は界面活性剤の働きにより溶液中
の水分が安定に保たれている状態をいい、水溶性汚れの
除去効果を高めるだけでなく、衣類の収縮、形くずれ、
色泣きを防止する。したがって、当該ドライクリーニン
グ用洗剤の特異性として、帯電防止性や抱水能力がある
ことが特に重要である。
【0030】パパイヤを粉砕して酵母,酵素、乳酸菌を
加えて発酵した後、乾燥して得られたパパイヤ由来発酵
生成物は、下記のように糖質を主体にしてリン、ナトリ
ウム、カリウム、マグネシウム、乳酸菌などが成分とし
て含まれている。
【0031】
【表1】
【0032】当該パパイヤ由来発酵生成物を、水や洗剤
とともに石油系溶剤に入れると、その石油系溶剤を用い
たドライクリーニング用洗浄剤の抱水能を向上させ、使
用すればするほど洗浄剤中の水分量が増えて、高い洗浄
力を長期間保つこと、洗浄剤中の水分量が増えることに
よって帯電防止能を強化して安全性が確保されること、
さらに再汚染防止率、柔軟性能、風合い、作業性能、皮
膚障害防止能も向上することを確認した。
【0033】また、業務としてドライクリーニング用洗
浄剤の清浄には、大きく分けてフィルター方式と、蒸留
方式とがある。前者のフィルター方式は、洗浄中の溶剤
洗浄を主目的とし、蒸留方式は、洗浄後の汚染液の洗浄
を目的としている。多くのドライクリーニング店では、
ドライクリーニング用洗浄剤をフィルターでろ過しなが
ら繰り返し使用するのが一般化している。このようにフ
ィルター方式で溶剤洗浄をしながら複数回繰り返しドラ
イクリーニングをしている石油系ドライクリーニング用
洗浄剤の中にパパイヤ由来発酵生成物を水とともに入れ
ると、数百回繰り返し用いても、ドライクリーニング用
洗浄剤中の洗剤濃度がかわらず、洗浄湿度が高まり、酸
価が良くなり、スラッジが消える等、ドライクリーニン
グ用洗浄剤のコンデションがかえって良くなるといった
驚くべき作用効果があることを確認した。
【0034】上記のようにパパイヤ由来発酵生成物を水
や洗剤とともに石油系溶剤に入れると、その石油系溶剤
を用いたドライクリーニング用洗浄剤は、抱水能を向上
させて洗浄力を強化し、安全性を高め、再汚染防止率、
柔軟性能、風合い、作業性能、皮膚障害防止能も向上す
るうえ、繰り返し使用によってドライクリーニング用洗
浄剤のコンデションを良好にするなど、好ましい作用や
効果を生じる理由については、科学的に必ずしも明確に
解明されたわけではない。
【0035】しかし、実験結果から、当該パパイヤ由来
発酵生成物には、多量の糖質が構成成分として含有して
いることから、この糖質が溶剤中の抱水能を高め長期間
洗浄液の中の水分を保持して、高性能な洗浄力を維持さ
せることが出来るようになったと考えられる。
【0036】即ち、糖質の混入によってこのような洗浄
性能を高める作用が生じるのは、次のような理由による
と思われる。石油系溶剤を用いたドライクリーニングニ
際して、界面活性剤は石油系溶剤中でもミセルを形成す
るが、そのミセルの核が油ではなく水となり、界面活性
剤の配列が逆(逆ミセル)になっている(図2)。石油
系溶剤中での界面活性剤は、イオン化しにくいのでその
働きが弱くなっているが、界面活性剤の逆ミセルに適量
の水が含まれると洗剤の働きが活性化して、洗浄力が高
まる。石油系溶剤に対する界面活性剤の濃度を濃くする
と、洗浄液中の界面活性剤による逆ミセルの数も増えて
抱水能力が増える。
【0037】しかも、当該逆ミセルの核となっている水
に糖が溶解しているので、親水性の衣類などの洗濯物が
はいってきても水が洗浄液の中から連れ出されない効果
がある。即ち、石油系溶剤は、本来疎水性が強いので、
その中に親水性の物質が入ってくると混入している水は
親水性の洗濯物に吸着して一緒に洗浄液から連れ出され
てしまい、急速に含有されていた水分が失われてしま
う。それに伴って洗浄力が急速に低下してしまう現象が
起きている。糖類は、この水分の親水性物質による吸着
と連れ出しを防止し、長期間洗浄液の中の水分を保持し
て、高性能な洗浄力を維持させることが出来るようにな
ると思われる。
【0038】溶剤中の抱水量が増えれば、電気抵抗値が
下がり、静電気による不測の発火が防げてその安全性が
確保できる。また、その保持水に糖が溶解しているの
で、親水性の衣類などの洗濯物がはいってきても水が洗
浄液の中から連れ出されず、溶液中に残る。そのため、
ドライクリーニング終了後の衣類や繊維は、さらさらし
た感じでその風合いや柔軟性の低下せず、静電気による
毛羽立ちや、からみつき、放電ショックなどもおこらな
い。そのため仕上作業が容易となったと考えられる。
【0039】また、糖類を加えると粘性が出るためか、
同じ溶剤をカートリッチフィルターで清浄化しながら繰
り返し使用することにより、落ちた水溶性汚れは、保持
する水分中に溶解してしまううえ、フィルターにより効
率良く吸着と濾過作用を繰り返されるため、溶剤中の汚
れがベースタンクに残留し、スラッジが溜まることがほ
とんどなくなる(図3)。それどころか洗濯物の汚れが
軽い場合には、落ちる汚れの量よりそれを清浄化する能
率の方が良いこともあり、繰り返し使用することによ
り、かえって洗浄液がきれいになる場合すらある。その
結果として、脱落した汚れが再付着する再汚染の心配が
無いなどの効果が生じるものと思料する。
【0040】また、糖類が界面活性剤と組み合わされる
ことにより、洗浄力が活性化するだけでなく、絹や綿や
羊毛など炭水化物を主成分とする繊維についてはその損
傷の進行を抑制させ、光沢を与えるので、風合いの維持
としわ伸びの向上が図られるために仕上作業が簡単とな
り、作業能率がよくなった。
【0041】更に、当該パパイヤ由来発酵生成物には、
抗酸化作用があり、フリーラジカル消去作用及び過酸化
脂質生成抑制作用があることが報告されている。当該報
告によると、パパイヤ由来発酵生成物の溶液は、ヒドロ
キシルラジカルについて、約80%を消去するだけでな
く、スーパーオキシドは10%消去し、更に1,1‐Di
phenyl−2−picrylhydrazyl(D
PPH)ラジカルは、30%消去するとしている。パパイ
ヤの実には、サッカロース、グルコースおよびその他の
糖類、ビタミンA,B,Cが含まれているし、クエン
酸、林檎酸が含まれているが、当該糖類やクエン酸、林
檎酸には、ヒドロキシル基を有するので、ビタミンCが
ヒドロキシルラジカルを消去していることが想定される
が、発酵過程で何か新しい成分が生成していることも想
定される。これらの技術知見から、パパイヤ由来発酵生
成物を、水や洗剤とともに石油系溶剤に入れ、その石油
系溶剤を用いたドライクリーニング用洗浄剤を繰り返し
使用すると、その抗酸化作用によって溶剤の酸価が低減
するものと考えられる。
【0042】
【実施例】以下本発明を実施例に基づいて詳細に説明す
る。図1は、ドライ洗浄による汚れの除去機構を示す模
式図で、図2は、石油系ドライクリーニングの場合の油
中水型(W/O型)ミセルの構造を示す模式図であり、
図3は、本実施例におけるドライクリーニングの洗浄方
式であるフィルター循環洗いを示す説明図である。
【0043】本発明の実施例では、まず、ドライクリー
ニング用洗剤に、パパイヤを粉砕して酵母、酵素、乳酸
菌を加えて発酵した後乾燥して得られたパパイヤ由来発
酵生成物を水に溶解させて本願発明に係るドライクリー
ニング用洗剤を造った。次に、本願発明に係るドライク
リーニング用洗剤を石油系溶剤中に水とともに混入して
本願発明に係るドライクリーニング用洗浄剤組成物とな
し、このドライクリーニング用洗浄剤組成物を用いてフ
ィルター循環洗いをして、そのドライクリーニングの効
果を確認した。
【0044】実施例に使用した石油系溶剤は、商標名
「ニューソル デラックス」で、日本石油株式会社製の
石油系溶剤であり、その石油系用材性状は、表2の通り
である。
【0045】
【表2】
【0046】また、実施例に使用したドライクリーニン
グ用洗剤は、日本油脂株式会社製の石油系ドライソー
プ、商標名「ソルノン エースNS」で、複合ソープの
タイプである。この洗剤は、その44%が界面活性剤で、
56%の石油系溶剤で希釈したものであった。
【0047】更に、実施例に使用したパパイヤ由来発酵
生成物は、果実パパイヤを粉砕して酵母,酵素、乳酸菌
を加えて発酵した後、乾燥して得られたパパイヤ由来発
酵生成物を用いた。その成分は、表1に示した通りであ
る。
【0048】実施例では、パパイヤ由来発酵生成物42g
を140CCの水に溶かし、それを4リットルの石油系ドラ
イソープ・商標名「ソルノン エースNS」に入れて良
く攪拌したうえ、400リットルの石油系溶剤・商標名
「ニューソル デラックス」に混入して、溶解させ、ほ
ぼ透明な状態の本発明区ドライクリーニング用洗浄剤組
成物となす。
【0049】これに対して、対照区として、4リットル
の石油系ドライソープ・商標名「ソルノン エースN
S」を400リットルの石油系溶剤・商標名「ニューソル
デラックス」に混入して、溶解させ、ほぼ透明な状態
の対照区用ドライクリーニング用洗浄剤組成物となす。
【0050】その上で、前記本発明区と対照区の2種類
のドライクリーニング用洗浄剤組成物を用いて洗濯する
前(洗濯0回)、繰り返し洗濯100回、繰り返し洗濯
200回、繰り返し洗濯400回行い、各洗濯回数毎に、
ソープ濃度(%)、水分量(%)、透明度、酸価、汚れ
除去率、汚染率、収縮率、風合い、帯電防止力、スラッ
ジ、肌荒れについて測定したり、観察したりした。その
結果は、表3の通りである。
【0051】
【表3】
【0052】本発明を用いたドライクリーニング処理効
果は、上記表3から次のような特徴があることを確認で
きた。
【0053】ソープ濃度は、同じドライクリーニング用
洗浄剤組成物を用いて繰り返し洗濯ををしても本発明区
や対象区で殆ど変化しないのは、ソープ濃度が減少する
たびに定法にしたがって新しい石油系ドライソープを追
加したからである。
【0054】ドライクリーニング用洗浄剤組成物が保持
している水分量は、同じドライクリーニング用洗浄剤組
成物を用いて繰り返し洗濯した場合、対照区では次第に
減少するのに対し、本発明区では次第に増加している。
これは洗濯すればするほど水溶性汚れの除去率が高ま
り、洗浄力が高くなることを示しており、これは、これ
までの常識では考えられない大きな特徴である。しか
も、その含水量は、繊維や衣類が水によるちぢみなどの
弊害事故が出始める限界水分量0.5%を超えない範囲な
ので、そのような過剰水による事故も起きない。
【0055】また、ドライクリーニング用洗浄剤組成物
の透明度が、同じドライクリーニング用洗浄剤組成物を
用いて繰り返し洗濯した場合、対照区では次第に低下す
るのに対し、本発明区では次第に上昇しており、洗濯す
ればするほど清浄化されることを示している。観察して
いると、予備タンク中に沈殿していたスラッジが繰り返
し洗濯によって次第に減少していることが、確認されて
いる。
【0056】更に、洗浄力について汚れ除去率と汚染率
の面から具体的に測定した。それによると、油性の汚れ
は、綿、毛ともに、除去率は変わらないが、水溶性の汚
れは、繰り返し洗濯回数を重ねるに従って汚れ除去率が
上昇し、良くなっている。これは前記したように含水量
が増えているためと思われる。それに対して、白布の汚
れ付着状態を測定した汚染率の方は、本発明のほうが繰
り返し洗濯を重ねても殆ど変らず、かえって多少清浄化
する程である。これは、ドライクリーニング用洗浄剤組
成物の透明度が繰り返し洗濯を重ねるたびに良好になっ
ていくのと一致している。
【0057】帯電防止力については、設備の関係で計測
出来ませんでしたが、観察の結果、本発明区の場合に
は、いずれも全く静電気による汚れの再付着や、乾燥時
の放電ショックがまったくなく、帯電防止効果が顕著で
あることが解る。このような性状はドライクリーニング
用洗浄剤組成物の含水量が多いことからも明らかであ
る。
【0058】更にまた、実施例によれば、本発明区の洗
濯物の風合いが変らず、作業者の肌荒れが減少すること
が示されているが、これは、糖質が手や衣類の表面に膜
を造り、洗剤や溶剤による脱脂作用をまろやかにするた
めと考えられる。
【0059】尚、実施例としては記載しなかったが、実
験の結果、最終的にドライクリーニング用洗浄剤組成物
の中に、パパイヤ由来発酵生成物を水とともに溶けこま
した状態に含有すれば良いのであって、溶剤に直接入れ
ても良いし、ドライクリーニング用洗剤の中に前もって
含有させておいてもよいし、ドライクリーニング用洗浄
助剤として溶剤の中に混入しておいてもドライクリーニ
ング効果は、同じように良いこと、勿論である。
【0060】
【効果】本発明に係るドライクリーニング用洗浄剤組成
物は、その溶剤を繰り返し使用すると、その含水量が次
第に増えるので、水溶性の汚れを中心に洗浄力が高まる
だけでなく、洗浄液が汚れてしまうことも無く、かえっ
て次第に洗浄されて透明度が高くなる。このため、一度
落ちた汚れが洗濯物に再汚染してしまう事故が無くな
る。
【0061】汚れた洗浄液を洗浄中に清浄化する方法と
して、フィルター方式が広く採用されているので、本発
明のドライクリーニング用洗浄剤組成物を用いると、落
ちた汚れを溶解して洗浄液の汚れを防ぎフィルターの清
浄効率を高める効果がある。そのため、ドライクリーニ
ング業の場合に同じドライクリーニング用洗浄剤組成物
をフィルターでろ過しながら繰り返し使用しても、洗剤
濃度、洗浄湿度、酸価等のドライクリーニング用洗浄剤
のコンデションを良好に維持し、洗浄力を強化する。ま
た、従来フィルター方式で繰り返し循環洗浄すると清浄
化してタンクに溜まるスラッジがなくなる等、ドライク
リーニング用洗浄剤組成物の管理作業が非常に簡単なも
のとなる。
【0062】次に、石油系溶剤は、本来油性汚れに対し
てはまろやかな洗浄性があるだけで、水溶性汚れに対す
る洗浄性は殆ど無い。前者の油性汚れに対しては、溶剤
に洗剤の添加により洗浄力を高めることができるが、水
溶性汚れの洗浄性は、水の存在が不可欠で溶剤湿度の影
響を受けやすい。このため、石油系溶剤を用いたドライ
クリーニングの洗浄処理をする方法として、袖口、衿、
油性シミ等のひどい汚れはべンジンソープの濃厚液でブ
ラシ洗い処理をしたり、水分を含ませたササラ液でスプ
レー処理したりブラッシング処理などの前処理をして水
溶性汚れを除去するなどの手法がとられている。従来
は、このような二重洗い作業をしなければならなかっ
た。しかし、本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成
物を用いると、水分含有量が多く、しかも繰り返し洗濯
によって更に水分保持量が増加し、水溶性汚れ除去力が
強いので、洗濯物の汚れが極端な場合を除き、ほとんど
二重洗い作業をする必要がなくなって処理作業が容易に
なる。
【0063】更に、石油系溶剤は電気を通さないため、
静電気により繊維に汚れが再付着し易く、衣類に毛羽立
ちなどの損傷が生じ易く、発生した高圧静電気の放電現
象により溶剤が着火したり、乾燥後に品物を取り出すと
きには放電によるショックが生じ易いが、本発明のドラ
イクリーニング用洗浄剤組成物を用いると、石油系溶剤
中の含有物が洗剤の他に水分量が増えることになるの
で、帯電防止効果が十分にあり、安全性が高い。
【0064】石油系溶剤に触ると、皮膚障害を起こすの
で、ドライクリーニング業の従事者の手荒れが起こりや
すいうえ、不充分な乾燥により洗濯物に溶剤が残留され
ると、皮膚障害が発生する恐れがあり、表示の義務付け
と石油系溶剤残留判定器を使用するなど予防措置が必要
となっているが、本発明に係るドライクリーニング用洗
浄剤組成物を用いると、肌荒れや、皮膚障害が防止さ
れ、環境にやさしい洗剤や洗浄剤となる。
【0065】更にまた、ドライクリーニングでは、衣服
の繊維は膨潤・変形しないので、ランドリーよりソフト
な感触のある洗いあがりとなるが、溶剤及び洗剤による
脱脂作用の影響のため、風合いの低下や柔軟性の低下が
起こりやすいし、静電気による毛羽立ちや、からみつき
が起こりやすいので、仕上作業が大変であるが、本発明
に係るドライクリーニング用洗浄剤組成物を用いると、
ドライクリーニング後の繊維の風合いが劣化せず、さら
さらと洗いあがりが良好となるため、仕上作業が簡単と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドライ洗浄による汚れの除去機構を示す模式図
である。
【図2】石油系ドライクリーニングの場合の油中水型
(W/O型)ミセルの構造を示す模式図である。
【図3】石油系ドライクリーニングの場合の油中水型
(W/O型)ミセルの構造を示す模式図である。
フロントページの続き (72)発明者 嶋 敏基 宮城県仙台市太白区緑ヶ丘3−16−10 (72)発明者 山内 文男 宮城県仙台市太白区桜木町31−11 Fターム(参考) 4H003 AB01 AC01 AE01 DA01 DA03 DC03 EB46 EC01 ED02 ED04 FA02 FA06 FA21 FA22 FA27 FA34 FA45

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】石油系溶剤と、界面活性剤と、水と、パパ
    イヤから取り出した果汁に酵母、酵素、乳酸菌を加えて
    発酵して得られたパパイヤ由来発酵生成物を含有させた
    こと特徴とするドライクリーニング用洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】石油系溶剤95.5%〜99.5%に、界面活性剤
    0.1%〜4%と、水0.02%〜0.1%と、パパイヤから取り
    出した果汁に酵母、酵素、乳酸菌を加えて発酵した後乾
    燥して得られたパパイヤ由来発酵生成物0.02%〜0.1%
    を混入させたこと特徴とするドライクリーニング用洗浄
    剤組成物。
  3. 【請求項3】石油系溶剤に界面活性剤を混入してなるド
    ライクリーニング用洗浄剤に、パパイヤを粉砕して酵
    母,酵素、乳酸菌を加えて発酵した後乾燥して得られた
    パパイヤ由来発酵生成物を水に溶解させてなるドライク
    リーニング用洗浄助剤を混入したことを特徴とするドラ
    イクリーニング用洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】石油系溶剤にドライクリーニング用洗剤を
    混入してなるドライクリーニング用洗浄剤に、パパイヤ
    を粉砕して酵母,酵素、乳酸菌を加えて発酵した後乾燥
    して得られたパパイヤ由来発酵生成物を水とともに含有
    させたこと特徴とするドライクリーニング用洗浄剤組成
    物。
  5. 【請求項5】ドライクリーニング用溶剤に界面活性剤と
    パパイヤを粉砕して酵母,酵素、乳酸菌を加えて発酵し
    た後乾燥して得られたパパイヤ由来発酵生成物と水とを
    溶解したことを特徴とするドライクリーニング用洗剤。
  6. 【請求項6】ドライクリーニング用洗剤に水とパパイヤ
    を粉砕して酵母,酵素、乳酸菌を加えて発酵した後乾燥
    して得られたパパイヤ由来発酵生成物を含有するように
    したことを特徴とするドライクリーニング用洗剤。
  7. 【請求項7】パパイヤを粉砕して酵母,酵素、乳酸菌を
    加えて発酵した後乾燥して得られたパパイヤ由来発酵生
    成物を水に溶解させたことを特徴とするドライクリーニ
    ング用洗浄助剤。
  8. 【請求項8】ドライクリーニング用の仕上げ加工剤、脱
    臭剤、抗菌剤、帯電防止剤、柔軟効果剤のうち少なくと
    も一つとパパイヤを粉砕して酵母,酵素、乳酸菌を加え
    て発酵した後、乾燥して得られたパパイヤ由来発酵生成
    物とを組み合わせたことを特徴とするドライクリーニン
    グ用洗浄助剤。
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