JP3110506U - ボルト及びドライバ - Google Patents
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Abstract
【課題】
係合が不完全であっても、滑って溝が潰れたりしないボルトとドライバを提供する。
【解決手段】
頭部上面にドライバ係合溝が形成されたボルト又はビスにおいて、この溝を平面視で卍形又は鍵十字形にしたことを特徴とするボルトとこれに係合するドライバ。
【選択図】
【図1】
係合が不完全であっても、滑って溝が潰れたりしないボルトとドライバを提供する。
【解決手段】
頭部上面にドライバ係合溝が形成されたボルト又はビスにおいて、この溝を平面視で卍形又は鍵十字形にしたことを特徴とするボルトとこれに係合するドライバ。
【選択図】
【図1】
Description
本考案は、特殊のドライバ係合溝を有するボルトとこれを回すドライバに関するものである。
ボルト(ビスやねじも含む。以下同じ)の頭部には、ドライバが係合できるドライバ係合溝(以下、係合溝)が形成されているが、その形状は−形をしたマイナス形か、+形をしたプラス形に決まっていた。後者のプラス形は、ドライバに係合する面積が大きいため、滑ったりしたときに潰れ難いということもあって、最近では、プラス形が多く使用されている。
ところで、この係合溝についての新規な考案については、あまり提案は見られず、わずかに下記特許文献1に、頭部上面に球面穴を形成するとともに、この球面穴に十字溝を形成したものが示されている。この目的は、球面穴によってドライバに調芯作用を与え、外れ難くしたものであり、潰れ防止を図ったものである。しかし、接触面積は同じであることから、力がかかって浮き上がったりすると、従来と同様に滑りが起きて潰れたりすることがある。
実開昭57−190115号公報
本考案は、これに対処するものであり、要するに、ドライバとの接触面積を増す形状を考案することで、滑りをなくして潰れを防止し、併せて円滑なねじ込み操作ができるようにしたものである。
以上の課題の下、本考案は、請求項1に記載した、頭部上面にドライバ係合溝が形成されたボルト又はビスにおいて、この溝を平面視で卍形又は鍵十字形にしたことを特徴とするボルトを提供するとともに、請求項3に記載した、こののドライバ係合溝に係合される係合部を有することを特徴とするドライバを提供したものである。
請求項1の手段によると、係合溝を卍形又は鍵十字形にしたものであるから、+形溝の溝線の先端にこれと連続する溝が周方向に形成されることになり、これと同じ形状の係合部を有するドライバとの接触面積が増す。したがって、係合が不完全な場合であっても、十分な接触面積が確保され、滑って潰れたりすることがない。また、このことは、ドライバの回転が安定して発揮できることになるから、ねじ込みも早くて楽になる。
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。図1はボルトの平面図、図2は一部断面側面図であるが、このボルト1は、ねじ部2の上部に設けられる頭部3が半球体に形成された丸小ねじであるが、その頭部3の上面に形成される係合溝4が卍形をしているのである。ここでの卍形とは、十字溝4aの外端に周方向に連続する帯4bが形成されたものである。なお、図4は他の例を示すボルトの平面図であるが、このように、帯4bが逆方向に延びた逆卍形(鍵十字)であってもよい。
以上のボルトは、頭部3が半球形をした丸小ねじであるが、この他に皿ねじ等(図示省略)あらゆる頭部2をしたボルトにも適用できる。図3はこのボルトに係合するドライバ5の一部側面図であるが、その軸筒6の先端には、係合溝4に係合される係合部7が形成されるが、本考案では、この係合部7は、当然に上記した卍形又は逆卍形と同じ形状のものにしてある。なお、係合溝4や係合部7の形成は、従来と同様、プレスや鍛造によればよく、それほどコストアップにはならない。
以上のボルトとドライバによれば、両者を係合したときの接触面積が多い。したがって、ドライバを回すときに係合が不十分であったとしても、滑って潰れたりする事態が少ない。これにより、ボルトの無駄が省けるとともに、ねじ込み操作も楽になる。
1 ボルト
2 ねじ部
3 頭部
4 係合溝
4a 十字溝
4b 帯
5 ドライバ
6 軸筒
7 係合部
2 ねじ部
3 頭部
4 係合溝
4a 十字溝
4b 帯
5 ドライバ
6 軸筒
7 係合部
Claims (3)
- 頭部上面にドライバ係合溝が形成されたボルト又はビスにおいて、この溝を平面視で卍形又は鍵十字形にしたことを特徴とするボルト。
- 頭部が皿形又は半球形をしている請求項1のボルト。
- 請求項1又は2のボルト又はビスのドライバ係合溝に係合される係合部を有することを特徴とするドライバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005000809U JP3110506U (ja) | 2005-02-21 | 2005-02-21 | ボルト及びドライバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005000809U JP3110506U (ja) | 2005-02-21 | 2005-02-21 | ボルト及びドライバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3110506U true JP3110506U (ja) | 2005-06-23 |
Family
ID=43273042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005000809U Expired - Fee Related JP3110506U (ja) | 2005-02-21 | 2005-02-21 | ボルト及びドライバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3110506U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101358835B1 (ko) * | 2012-07-18 | 2014-02-21 | 유인규 | 볼트 |
-
2005
- 2005-02-21 JP JP2005000809U patent/JP3110506U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101358835B1 (ko) * | 2012-07-18 | 2014-02-21 | 유인규 | 볼트 |
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