JP3185628U - 締結部品及びその締結治具 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用頻度によってボルト頭部のレンチ挿入用の穴、及び六角棒レンチの六角の頂点を崩すことなく、レンチの締め付ける力、緩める力を六角穴付きボルト、六角穴付き止めねじに伝達することが出来る締結部品を提供する。
【解決手段】ボルトの頭部1aにレンチ挿入用円形ガイド穴4を設けることで、レンチをボルト頭部1aのレンチ挿入用円形ガイド穴4の中心に嵌挿でき、又、ボルトの頭部1aに締め付け緩め用の溝5を刻設することで、締め付け緩め用の溝5とレンチの締め付け緩め用の嵌合部の接触面が平行に嵌合し、レンチがボルト1から離れることなく、レンチの締め付ける力、緩める力をボルト全体に伝達して、ボルト頭部の締め付け緩め用の溝5、及びレンチの締め付け緩め用の嵌合部を崩すことがなくなった。
【選択図】図1
【解決手段】ボルトの頭部1aにレンチ挿入用円形ガイド穴4を設けることで、レンチをボルト頭部1aのレンチ挿入用円形ガイド穴4の中心に嵌挿でき、又、ボルトの頭部1aに締め付け緩め用の溝5を刻設することで、締め付け緩め用の溝5とレンチの締め付け緩め用の嵌合部の接触面が平行に嵌合し、レンチがボルト1から離れることなく、レンチの締め付ける力、緩める力をボルト全体に伝達して、ボルト頭部の締め付け緩め用の溝5、及びレンチの締め付け緩め用の嵌合部を崩すことがなくなった。
【選択図】図1
Description
本考案は、ボルト頭部や、止めねじ頭部にレンチ挿入用円形ガイド穴と締め付け緩め用の溝を設けたボルトや、止めねじの締結部品、並びにレンチ挿入用ガイド部と締め付け緩め用の嵌合部を設けたレンチの締結治具に関するものである。
従来、ボルト等の締結部品、レンチ、ドライバー等の締結治具は二つの物を結合するのに使用されてきた。
最近では、ボルト、止めねじ、小ねじ等の締結部品も頭部形状、又、締め付けたり、緩めたりするための頭部の穴も六角穴、プラス(+)穴、マイナス(−)穴、三角穴、四角穴等多種多様である。
これに対する締結治具も六角棒レンチ、プラスドライバー、マイナスドライバー、三角ねじドライバー、スクエアドライバー等多様化している。
従来、六角穴付きボルト、六角穴付き止ねじ、六角穴付きボタンボルト、六角穴付きショルダボルト、六角穴付き皿ボルト等を六角棒レンチで締め付けたり、緩めたりする時、使用頻度によって、ボルト及びねじ頭部の六角形の穴が崩れたり、六角棒レンチの六角の頂点が崩れ、締め付ける力、緩める力がボルト及びねじ等へ伝達されない不具合があった。
又、同様に小ねじ等においても、ドライバーを使用する時、ドライバーを押さえながら回さないと、ドライバーの刃先がねじの頭のドライバー挿入用の溝・穴から外へ逃げようとし(カムアウト現象)て、溝・穴をつぶし、締め付ける力、緩める力がねじに伝達されない不具合があった。
特許文献1は六角穴付きボルトを締め付ける時、緩める時に六角棒レンチの他にマイナスドライバーもしくはプラスドライバーも使用出来るようにしたものであるが、本発明のドライバー嵌合用の溝はマイナスドライバー用に設けられたもので、マイナスドライバーは、マイナスドライバーの軸とねじの中心部を調整しないとねじがスムーズに回らない欠点があり、又、マイナスドライバーは先端に向かって傾斜が付けられているため、ねじの上から押し付けるようにして使用しなければならないため、ねじ頭部の上が制限されている場所での使用は出来ない。対策として、マイナスドライバーの刃先部分を本考案のレンチのようにL形に曲げて使用する方法も考えられるが、ドライバー嵌合用の溝がマイナス(−)穴のため、180度最低回さないと締め付けたり、緩めたりすることが出来ない。このため、他の機器との兼ね合いで前記L形マイナスドライバーの回転範囲が制限される場所での使用は出来ない。又、この発明が意図としているドライバー嵌合用の溝は、マイナスドライバーが先端に向かって傾斜が付けられているため、ドライバー嵌合用の溝に収まりやすいが、抜けやすい特徴を持っており、ボルトに押し付ける力が不足した状態でマイナスドライバーを回そうとすると、マイナスドライバーの先端がドライバー嵌合用の溝から浮き上がろうとするカムアウト現象が起こり、本考案が意図とするものではなく、六角穴付きボルト、六角穴付き止めねじの六角穴の崩れ及び六角棒レンチの六角の頂点の崩れを無くすることには至らない。
特許文献2は六角穴付きボルトを締め付ける時、緩める時に六角棒レンチの他に既存のプラスドライバーの使用で、六角穴に十字溝を併合したものであるが、プラスドライバーを使用する時、プラスドライバーを押さえながら回さないと、ドライバーの刃先が六角穴付きボルトの頭の外へ逃げようとし(カムアウト現象)て、十字溝をつぶし、締め付ける力、緩める力が六角穴付きボルトに伝達されない不具合が考えられる。又、六角穴付きボルトの呼び径M12で六角の二面幅が10mmとなり、JIS規格から既存のプラスドライバーの径(φ)は最大9mmで嵌合出来ず、締め付ける力、緩める力を六角穴付きボルトに伝達出来ない不具合が生じる。この発明におけるプラスドライバー用の十字溝は本考案が意図とするものではなく、六角穴付きボルト、六角穴付き止めねじの六角穴の崩れ及び六角棒レンチの六角の頂点の崩れを無くすることには至らない。
特許文献2は六角穴付きボルトを締め付ける時、緩める時に六角棒レンチの他に既存のプラスドライバーの使用で、六角穴に十字溝を併合したものであるが、プラスドライバーを使用する時、プラスドライバーを押さえながら回さないと、ドライバーの刃先が六角穴付きボルトの頭の外へ逃げようとし(カムアウト現象)て、十字溝をつぶし、締め付ける力、緩める力が六角穴付きボルトに伝達されない不具合が考えられる。又、六角穴付きボルトの呼び径M12で六角の二面幅が10mmとなり、JIS規格から既存のプラスドライバーの径(φ)は最大9mmで嵌合出来ず、締め付ける力、緩める力を六角穴付きボルトに伝達出来ない不具合が生じる。この発明におけるプラスドライバー用の十字溝は本考案が意図とするものではなく、六角穴付きボルト、六角穴付き止めねじの六角穴の崩れ及び六角棒レンチの六角の頂点の崩れを無くすることには至らない。
ボルト頭部、若しくは、止めねじ頭部にレンチ挿入用円形ガイド穴を設け、レンチ挿入用円形ガイド穴の中心から前記頭部の周縁まで、締め付け緩め用の溝を放射状に3条以上刻設したことを特徴とする締結部品である。
更に、締結部品のボルト頭部、若しくは、止めねじ頭部のレンチ挿入用円形ガイド穴と締め付け緩め用の溝に挿入するレンチ挿入用ガイド部と締め付け緩め用の嵌合部を設けたレンチからなることを特徴とする締結治具である。
ボルトの頭部にレンチ挿入用円形ガイド穴と締め付け緩め用の溝を設けることで、レンチのレンチ挿入用ガイド部と締め付け緩め用の嵌合部の接触面が平行に嵌合し、レンチで締め付ける時、緩める時に、レンチの先端部がボルトのレンチ挿入用円形ガイド穴と締め付け緩め用の溝から離れようとする力は生じず、使用頻度によって、ボルト頭部の締め付け緩め用の溝が崩れたり、レンチの締め付け緩め用の嵌合部が崩れたりすることがなくなり、レンチの締め付ける力、緩める力をボルトへ確実に伝達することが出来るようになった。
又、ボルトのレンチ挿入用円形ガイド穴によって、レンチの締め付け緩め用の嵌合部がボルト頭部の周縁内に収まり、六角穴付きボルト、六角穴付き止めねじ等と同様に、ザグリ穴等での締め付け作業が出来るようになった。
ボルトの締め付け緩め用の溝が1条だとレンチを360度、2条だと180度最低回さないと、締め付けたり、緩めたりすることは出来ないが、3条以上刻設することで、120度以下で締め付けたり、緩めたりすることが出来るようになり、他の機器との兼ね合いでレンチを動かせる範囲が制限されている場所でも、締め付けたり、緩めたりすることが出来るようになった。
又、ボルトに締め付け緩め用の溝を3条以上設けることで、1条、2条に対して、レンチ挿入後の安定感が増し、ボルトのレンチ挿入用円形ガイド穴を中心にして、レンチの締め付ける力、緩める力がボルトの締め付け緩め用の溝にそれぞれ均一に分散伝達され、使用頻度に関係なく、ボルトを確実に、締め付けたり、緩めたりすることが出来るようになった。
本考案に係る実施形態を、図1から図5を参照して以下説明する。
図1に図示するボルト1は、ボルト頭部1aにレンチ挿入用円形ガイド穴4と、締め付け緩め用の溝5を4条刻設した事例を示している。
又、レンチの挿入を容易にするため、レンチ挿入用円形ガイド穴4と、締め付け緩め用の溝5の先端部コーナーをR面加工、C面加工することも出来る。
図2に図示する止めねじ2は、前記ボルト1に替え、止めねじ2に応用した事例で、止めねじ頭部2aにレンチ挿入用円形ガイド穴4と締め付け緩め用の溝5を4条刻設した事例を示している。又、同様にして、図示省略の、例えば、小ねじ等にも応用展開することが出来る。
図3は本考案に係るレンチ挿入用円形ガイド穴4と、締め付け緩め用の溝5を示すボルト1の平面図である。本考案の応用で、レンチ挿入用円形ガイド穴の円形を方形にしたレンチ挿入用方形ガイド穴6と締め付け緩め用の溝5をそれぞれ、3条の溝5a、4条の溝5b、5条の溝5c、6条の溝5dに刻設した事例を示している。
又、図3に図示するごとく、本考案のボルト用に使用されるレンチ3の締結治具にも水平展開出来る。
図4に図示するレンチ3は、ボルト1の挿入用円形ガイド穴4と、締め付け緩め用の溝5に嵌合するように、レンチ挿入用ガイド部7と締め付け緩め用の嵌合部8を設けたもので、ボルト1に嵌挿して締め付けを行う。
又、図4に図示のレンチ3は、レンチ挿入用円形ガイド部と締め付け緩め用の嵌合部をそのままにして、(イ)六角棒レンチと同様にレンチ挿入用ガイド部7と締め付け緩め用の嵌合部8が加工された棒を切断して加工する。(ロ)持ちやすいように取っ手部分を加工する。(ハ)取っ手部分にローレット加工して滑り難くする。(ニ)ボルト1への挿入を容易にするため、レンチ挿入用ガイド部7と締め付け緩め用の嵌合部8の先端部コーナーをR面加工、又はC面加工する。(ホ)レンチ挿入用ガイド部7と締め付け緩め用の嵌合部8をビットとしてハンドルに嵌着して使用する等の応用展開が出来る。
図5に図示すように、ボルト1のレンチ挿入用円形ガイド穴4と締め付け緩め用の溝5に、レンチ3のレンチ挿入用ガイド部7と締め付け緩め用の嵌合部8を嵌挿して、レンチ挿入用円形ガイド穴4の中心を軸にしてレンチ3を回すことで、締め付ける力、緩める力をボルト1に確実に伝達出来るようになった。
本考案は、ボルトや止めねじのみならず、小ねじ等のカムアウト現象を回避するために応用展開出来る。又、本考案に係るボルト及びレンチは、従来のボルトの製造工程で広く使われているプレス、ヘッダー(頭部成形機)、冷間鍛造機に超硬合金等を使用したダイス、パンチ等の金型を使用して圧造成形することができ、製造工程を大幅に変更することなく量産することが可能である。
1 ボルト
1 a ボルト頭部
2 止めねじ
2 a 止めねじ頭部
3 レンチ
4 レンチ挿入用円形ガイド穴
5 締め付け緩め用の溝
5 a 3条の溝
5b 4条の溝
5c 5条の溝
5d 6条の溝
6 レンチ挿入用方形ガイド穴
7 レンチ挿入用ガイド部
8 締め付け緩め用の嵌合部
1 a ボルト頭部
2 止めねじ
2 a 止めねじ頭部
3 レンチ
4 レンチ挿入用円形ガイド穴
5 締め付け緩め用の溝
5 a 3条の溝
5b 4条の溝
5c 5条の溝
5d 6条の溝
6 レンチ挿入用方形ガイド穴
7 レンチ挿入用ガイド部
8 締め付け緩め用の嵌合部
Claims (2)
- ボルト頭部、若しくは、止めねじ頭部にレンチ挿入用円形ガイド穴を設け、レンチ挿入用円形ガイド穴の中心から前記頭部の周縁まで、締め付け緩め用の溝を放射状に3条以上刻設したことを特徴とする締結部品。
- 請求項1に記載の締結部品のボルト頭部、若しくは、止めねじ頭部のレンチ挿入用円形ガイド穴と締め付け緩め用の溝に挿入するレンチ挿入用ガイド部と締め付け緩め用の嵌合部を設けたレンチからなることを特徴とする締結治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013003387U JP3185628U (ja) | 2013-06-14 | 2013-06-14 | 締結部品及びその締結治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013003387U JP3185628U (ja) | 2013-06-14 | 2013-06-14 | 締結部品及びその締結治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3185628U true JP3185628U (ja) | 2013-08-22 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2013003387U Expired - Fee Related JP3185628U (ja) | 2013-06-14 | 2013-06-14 | 締結部品及びその締結治具 |
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JP (1) | JP3185628U (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR200491482Y1 (ko) * | 2019-07-02 | 2020-04-13 | 삼광전기(주) | 체결 볼트 |
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2013
- 2013-06-14 JP JP2013003387U patent/JP3185628U/ja not_active Expired - Fee Related
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