JP3110149B2 - 全自動給湯器の浴槽残湯検知方法 - Google Patents

全自動給湯器の浴槽残湯検知方法

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修司 肥後
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全自動給湯器の浴槽残
湯検知方法に係り、より詳細には、浴槽と湯沸器との循
環経路内における循環水の温度変化を検出し、該浴槽内
の残湯の有無を判定すると共に、該浴槽への給湯の可否
を得るための全自動給湯器の浴槽残湯検知方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の全自動給湯器において、
浴槽内の残湯の有無を検知する方法として、浴槽内に
レベルセンサーを設置して、残湯水位を検出する方法、
浴槽と給湯器との循環経路内に水流センサーを設置し
て、循環する残湯水流を検出する方法、の二種類の方法
の何れかが採用されている。
【0003】ところで、全自動給湯器は、浴槽と湯沸器
とを循環ポンプを介して接続し、かつ該循環経路中に風
呂サーミスタ等の温度検知器を設けた構成において、次
の機能を有するものをいう。すなわち、 タイマー、流量センサー、水位センサーを用い、浴
槽の設定水位まで湯を張ることができる機能 追焚回路(熱交換回路)を有し、浴槽内のお湯を循
環ポンプで循環し、設定(入浴適正)温度まで湯沸かし
ができる機能 浴槽内の残湯が冷めないように、数時間、保温運転
を行える機能 の三つの機能を有する給湯器をいう。
【0004】そして、この全自動給湯器の場合、前記セ
ンサーで残湯の有無を検出し、該残湯がない時には、一
定量の給湯を行うようにし、また該残湯がある時は、そ
の温度を検出すると共に、該残湯が設定温度であるか否
を判定し、その湯沸かしを行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した全自
動給湯器は、次のような問題がある。すなわち、 浴槽内に残湯がない場合、一定量の給湯を行うよう
にしているので、浴槽より湯が溢れるおそれがある。 残湯量検出用センサー(水位センサー、または流量
センサー等)と、風呂温度検出用センサーの両センサー
が必要であるので、そのシステム構成が複雑で高価とな
り、故障の原因となり易い。 等の課題が残る。
【0006】本発明は、以上のような問題点に対処して
創案したものであって、その目的とする処は、従来の全
自動給湯器をそのまま利用でき、風呂温度検出用センサ
ーに残湯検出用センサーの機能を持たせるようにした全
自動給湯器の浴槽残湯検知方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして、上記課題を解決
するための手段としての全自動給湯器の浴槽残湯検知方
法は、浴槽と湯沸器とを循環ポンプを介して接続し、か
つ該循環経路中に風呂サーミスタ等の風呂温度検知器を
設け、該湯沸器で入浴適正温度より高い温度に加熱した
加熱水を、該循環経路に循環させて、一旦、該循環経路
の温度を該温度検出器で検出させた後、前記循環ポンプ
を作動し、再度、該風呂温度検出器で該循環経路の温度
を検出し、該循環経路の温度に大きな温度変化が認めら
れない場合は、前記浴槽内の残湯が少ないと判定し、ま
た該循環経路の温度が前記入浴適正温度または入浴適正
近似温度以下に低下した場合は、該浴槽内に残湯がある
と判定するようにした構成よりなる。
【0008】
【作用】上記構成に基づく、本発明の全自動給湯器の浴
槽残湯検知方法は、湯沸器で入浴適正温度より高い温度
に加熱した加熱水を循環経路中に流すことで、浴槽内に
残湯がある場合、該残湯は、入浴適正温度または入浴適
正近似温度より低い温度にあるので、該循環経路は残湯
によって温度が下げられ、また反対に該残湯がない場
合、その温度低下が殆どないので、その温度を循環経路
に配設されている温度検出器で検出することにより、該
浴槽内に残湯が有るかない否を判定できるように作用す
る。
【0009】このように、本発明の全自動給湯器の浴槽
残湯検知方法によれば、従来の全自動給湯器を利用して
温度変化を検出することで、その温度低下の度合によ
り、浴槽内の残湯を確認でき、該浴槽への給湯の可否を
判定できる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を具体化
した実施例について説明する。ここに、図1は、本発明
の実施例を示す回路構成図である。
【0011】本実施例の全自動給湯器の浴槽残湯検知方
法は、概略すると、浴槽1と湯沸器2とを循環ポンプ3
を介して接続し、かつ該循環経路(配管)4に風呂サー
ミスタ5を設け、缶体2a内の水(湯)を湯沸器2のバ
ーナー6で加熱し、該加熱水を該循環経路4に循環さ
せ、一旦、該循環経路の温度を風呂サーミスタ5で検出
させた後、循環ポンプ3を作動させ、その際の風呂サー
ミスタ5の温度変化を検出することで、浴槽1内の残湯
の有無を検出できるようにした構成よりなる。
【0012】浴槽1には、その下部側面に上循環口1a
と下循環口1bとが設けられ、該上循環口1aと下循環
口1bは湯沸器2に接続され、湯沸器2で入浴適正温度
に熱交換された水が、浴槽1に循環供給される構成とな
っている。湯沸器2は、貯湯湯沸器で形成されていて、
浴槽1への循環給湯と、その他の個所への給湯が行える
構成とされている。
【0013】浴槽1と湯沸器2とを接続する循環経路4
は、電動バルブ7によって、検出回路8と追焚回路9と
を構成し、電動バルブ7は、循環経路4に設けられてい
る風呂サーミスタ5の検出温度によって、検出回路8ま
たは追焚回路9に変えることができるように構成されて
いる。検出回路8は、浴槽1内の残湯を下循環口1b、
循環ポンプ3、電動バルブ7、上循環口1aを介して浴
槽1に循環させる回路である。また、追焚回路9は、浴
槽1内の残湯を下循環口1b、循環ポンプ3、電動バル
ブ7を介して湯沸器2に供給し、加熱した後、上循環口
1aを介して浴槽1に循環させる回路である。
【0014】また、浴槽1と湯沸器2とは、別途、浴槽
1内にお湯はりするためのお湯はり回路10有し、該お
湯はり回路10には、お湯はりサーミスタ等のお湯はり
温度検知器11、お湯はりバルブ12が設けられ、所定
温度のお湯を浴槽に給湯できるようにしている。
【0015】そして、本実施例の全自動給湯器の浴槽残
湯検知方法は、具体的には、缶体2a内の水(湯)をバ
ーナー6によって、70〜80°C程度に加熱した後、
給湯回路10のお湯はりバルブ12を開くことにより、
該加熱水が、配管13、14を介して浴槽1と、湯沸器
2の熱交換パイプ15へと流れ、熱交換パイプ15に流
れた加熱水は、循環水として、三方バルブ7を介して下
循環口1bより流れ込む。この時、循環経路4に設けら
れている風呂サーミスタ60〜70°Cまで上がり、循
環経路4の温度が検出できる。
【0016】次に、循環ポンプ3を作動した後、風呂サ
ーミスタ5の温度変化を検出することにより、浴槽1内
の残湯の有無を検出する。ここで、加熱水の量は、検出
回路8、循環経路4を満たす量で十分である。なお、浴
槽1の下循環口1bを境にして、浴槽1内の湯が、それ
以上あれば、該残湯を検知することができるが、それ以
下の場合は、該検知ができないので、この場合は、浴槽
1の下循環口1b以上となるように必ず一定のお湯はり
を行うことが必要である。
【0017】すなわち、70〜80°C程度の加熱水を
循環することで、浴槽内1に残湯がある場合、該残湯に
より循環経路4の温度が低下し、風呂サーミスタ5が入
浴適正温度、または入浴適正近似温度以下の温度を検出
することになる。また反対に、浴槽1内に残湯がない場
合、循環経路4に温度変化が殆ど認められない。
【0018】従って、風呂サーミスタ5による温度変化
の検出で、循環経路の温度に変化が殆どない場合(入浴
適正温度または入浴適正近似温度程度まで冷めていない
場合)は、浴槽1内の残湯がないことを検出して、湯沸
器2により給湯を行い、また、該循環経路4が、入浴適
正温度または入浴適正近似温度程度まで冷めている場合
は、浴槽1内の残湯によって、該循環経路4が冷まされ
たとこと検出し、追焚回路9によって、追焚回路9内に
残湯を循環させて、湯沸器2で追焚を行う。
【0019】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で変
形実施できる構成を含む。因に、前述した実施例におい
ては、風呂温度検出器5として、風呂サーミスタを用
い、循環経路の温度検出をする構成で説明したが、他の
温度センサーを用い、循環経路内を流れる循環水の温度
を検出する構成等としてもよいことは当然である。
【0020】また、前述した実施例における回路の他
に、例えば、図2〜図4に示す回路よりなる構成として
もよい。すなわち、図2に示す回路構成は、前述実施例
において、検出回路と追焚回路とが一体となった構成で
ある。図3に示す回路構成は、湯沸器2として、瞬間湯
沸器を用いた構成よりなる。また、図4に示す回路構成
は、前述実施例において、風呂サーミスタ5の温度を上
げることができるようにするために、お湯はり回路10
を風呂サーミスタ5に近接する個所に配した構成よりな
る。
【0021】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の全自動給湯器の浴槽残湯検知方法によれば、湯沸器で
入浴適正温度より高い温度にした加熱水を循環経路に流
し、循環ポンプの作動前後における該循環経路における
温度変化を検出し、その検出温度変化の度合いで、浴槽
内の残湯の有無を判定するようにしているので、従来の
全自動給湯器を、そのまま利用し、風呂温度検出用セン
サーに残湯検出用センサーの機能を持たせるという簡単
な方法で浴槽内の残湯量の確認ができるという効果を有
する。
【0022】従って、本発明の全自動給湯器の浴槽残湯
検知方法によれば、必要以上の給湯を防止でき、浴槽内
より、お湯を溢れださせるということが解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路構成図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す回路構成図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す回路構成図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す回路構成図である。
【符号の説明】
1・・・浴槽、1a・・・上循環口、1b・・・下循環
口、2・・・湯沸器、2a・・・缶体、3・・循環ポン
プ、4・・・循環経路、5・・・風呂サーミスタ等の風
呂温度検知器、6・・・湯沸器のバーナー、7・・・電
動バルブ、8・・・検出回路、9・・・追焚回路、10
・・・お湯はり回路、11・・・お湯はりサーミスタ等
のお湯はり温度検知器、12・・・お湯はりバルブ、1
3・・・配管、14・・・配管、15・・・熱交換パイ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽と湯沸器とを循環ポンプを介して接
    続し、かつ該循環経路中に風呂サーミスタ等の風呂温度
    検知器を設け、該湯沸器で入浴適正温度より高い温度に
    加熱した加熱水を、該循環経路に循環させて、一旦、該
    循環経路の温度を該温度検出器で検出させた後、前記循
    環ポンプを作動し、再度、該風呂温度検出器で該循環経
    路の温度を検出し、該循環経路の温度に大きな温度変化
    が認められない場合は、前記浴槽内の残湯が少ないと判
    定し、また該循環経路の温度が前記入浴適正温度または
    入浴適正近似温度以下に低下した場合は、該浴槽内に残
    湯があると判定するようにしたことを特徴とする全自動
    給湯器の浴槽残湯検知方法。
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