JP3109753B2 - 高剛性ポリアセタール樹脂組成物 - Google Patents
高剛性ポリアセタール樹脂組成物Info
- Publication number
- JP3109753B2 JP3109753B2 JP03228520A JP22852091A JP3109753B2 JP 3109753 B2 JP3109753 B2 JP 3109753B2 JP 03228520 A JP03228520 A JP 03228520A JP 22852091 A JP22852091 A JP 22852091A JP 3109753 B2 JP3109753 B2 JP 3109753B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon atoms
- weight
- group
- chain
- polyacetal resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L59/00—Compositions of polyacetals; Compositions of derivatives of polyacetals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/28—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
- C08G18/40—High-molecular-weight compounds
- C08G18/4009—Two or more macromolecular compounds not provided for in one single group of groups C08G18/42 - C08G18/64
- C08G18/4054—Mixtures of compounds of group C08G18/60 with other macromolecular compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/205—Compounds containing groups, e.g. carbamates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/29—Compounds containing one or more carbon-to-nitrogen double bonds
- C08K5/31—Guanidine; Derivatives thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L59/00—Compositions of polyacetals; Compositions of derivatives of polyacetals
- C08L59/02—Polyacetals containing polyoxymethylene sequences only
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L61/00—Compositions of condensation polymers of aldehydes or ketones; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L61/20—Condensation polymers of aldehydes or ketones with only compounds containing hydrogen attached to nitrogen
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L77/00—Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
ール樹脂組成物、さらに詳しくは、ポリアセタール樹脂
とポリアミド樹脂とを樹脂成分とする優れた高温剛性と
摺動性とを合わせもつ樹脂組成物に関するものである。
性、耐疲労性、自己潤滑性などの物性が優れたエンジニ
アリング樹脂として、例えば自動車、機械、電気・電子
分野などの多くの分野において幅広く用いられている。
一方、ポリアミド樹脂は耐衝撃性、耐摩擦・摩耗性、柔
軟性などに優れたエンジニアリング樹脂として、前記ポ
リアセタール樹脂と同様に自動車、機械、電気・電子分
野などの多くの分野において広く用いられている。
樹脂に対する要求特性が高度化し、単一の樹脂では対応
が困難となってきたため、例えばポリアセタール樹脂と
ポリオレフィン樹脂とのポリマーアロイが注目されてい
る。
アミド樹脂とのポリマーアロイについては、そのモルフ
ォロジーをコントロールする方法が知られていないた
め、両者の特性を十分に生かしたものは、これまで得ら
れていなかった。
樹脂とのブレンド物については、ポリアセタール樹脂5
容量%以上とポリアミド樹脂95容量%以下の組成物1
00重量部に、無機粉末1〜40重量部を加えたポリア
セタール樹脂組成物や(特開昭63−34377号公
報)、ポリアセタール樹脂90重量%以上とポリアミド
樹脂(4,6‐ナイロン)0.01〜10重量%から成
る最大粒径10μmのポリアミドがポリアセタール樹脂
中に分散しているポリアセタール樹脂組成物(特公平2
−11625号公報)などが知られている。
として、耐腐食性に優れた合成樹脂製ニードルバルブを
作製する際の材料に用いる場合に、該ポリオキシメチレ
ンと溶融温度が近似したブレンド可能な樹脂の1例とし
て、ポリアミド樹脂を配合したものであり、また後者
は、ポリオキシメチレンの熱安定性を向上させるため
に、高融点を有し、かつ成形機スクリューや金型で析出
しないような特定のポリアミド樹脂を熱安定剤として配
合したものである。
とを合わせもつ組成物としては程遠いものである。
タール樹脂をガラス繊維などの充てん剤によって強化す
ることはよく知られている。しかしながら、ポリアセタ
ール樹脂とガラス繊維などの充てん剤とは、その界面で
のぬれが小さいため、接着性が極めて悪く、十分に満足
しうる補強効果が得られない。
ポリアセタール樹脂本来の特性である摺動性を著しく低
下させるという欠点を伴う。
事情のもとで、ポリアセタール樹脂とポリアミド樹脂と
を樹脂成分とし、かつ優れた高温剛性と摺動性とを合わ
せもつ樹脂組成物を提供することを目的としてなされた
ものである。
剛性と摺動性とを合わせもつ、ポリアセタール樹脂とポ
リアミド樹脂とを樹脂成分とする樹脂組成物を開発すべ
く鋭意研究を重ねた結果、ポリアセタール樹脂、特定の
ポリアミド樹脂、分散剤及び充てん剤をそれぞれ特定の
割合で含有させ、かつ該ポリアミド樹脂ドメインを特定
の形状で、ポリアセタール樹脂のマトリックス中に分散
させることにより、前記目的を達成しうることを見出
し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
ル樹脂90〜50重量%と(B)融点230℃以下のポ
リアミド樹脂10〜50重量%とから成る樹脂成分に対
し、その100重量部当り、(C)分散剤0.05〜2
0重量部及び(D)充てん剤5〜40重量部を配合して
成る樹脂組成物であって、該ポリアミド樹脂のドメイン
が最大粒径0.03〜10μm、最大アスペクト比2以
下でポリアセタール樹脂のマトリックス中に分散してい
ることを特徴とする高剛性ポリアセタール樹脂組成物を
提供するものである。
用いられるポリアセタール樹脂は、オキシメチレン単独
重合体であってもよいし、オキシメチレン共重合体であ
ってもよい。該オキシメチレン単独重合体は、ホルムア
ルデヒド又はその三量体(トリオキサン)や四量体(テ
トラオキサン)などの環状オリゴマーを重合して得られ
る実質上オキシメチレン単位−〔CH2O〕−から成る
ものである。
メチレン単位から成る連鎖中にオキシアルキレン単位が
ランダムに導入された構造を有する重合体であって、オ
キシメチレン共重合体中の該オキシアルキレン単位の含
有量は、オキシメチレン単位100モル当り、好ましく
は0.05〜50モル、より好ましくは0.1〜20モ
ルの範囲で選ばれる。
オキシエチレン単位、直鎖又は分枝状のオキシプロピレ
ン単位、直鎖又は分枝状のオキシブチレン単位、オキシ
フェニルエチレン単位などが挙げられ、これらは1種導
入されていてもよいし、2種以上導入されていてもよ
い。これらのオキシアルキレン単位の中で、特にオキシ
エチレン単位−〔(CH2)2O〕−及び直鎖状オキシ
ブチレン単位(オキシテトラメチレン単位−〔(C
H2)4O〕−がポリアセタール樹脂の物性を向上させ
る点から好適である。
ルデヒド又はトリオキサン、テトラオキサンなどのホル
ムアルデヒド環状オリゴマーと、エチレンオキシド、プ
ロピレンオキシド、エピクロルヒドリン、1,3‐ジオ
キソラン、グリコールのホルマール、ジグリコールのホ
ルマールなどの環状エーテルとを共重合させることによ
り得られる。なお、主鎖の50モル%以上がオキシメチ
レン単位から成り、その他の部分がオキシメチレン以外
の単位から成るオキシメチレンブロック共重合体も本発
明でいうオキシメチレン共重合体に包含される。
ール樹脂は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせ
て用いてもよい。
用いられるポリアミド樹脂は融点が230℃以下のもの
であって、このようなものとしては、例えばナイロン1
1、ナイロン12、ナイロン6、ナイロン610、ナイ
ロン612、さらにはこれらのナイロンの共重合体や、
分子鎖中に炭素数1〜10の鎖状アルキレンオキシド単
位0.1〜50重量%を含有するポリアミド樹脂、分子
鎖中に炭素数1〜10の鎖状アルキルエステル単位0.
1〜50重量%を含有するポリアミド樹脂、主鎖のアミ
ド結合の水素を一部アルコキシメチル基、例えばメトキ
シメチル基で置換したポリアミド樹脂及びこれらのポリ
アミドの共重合体などが挙げられる。これらのポリアミ
ド樹脂は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて
用いてもよい。
リアセタール樹脂と(B)成分のポリアミド樹脂との使
用割合は、合計重量に基づき、ポリアセタール樹脂90
〜50重量%でポリアミド樹脂が10〜50重量%、好
ましくはポリアセタール樹脂が90〜60重量%でポリ
アミド樹脂が10〜40重量%、より好ましくはポリア
セタール樹脂が90〜70重量%でポリアミド樹脂が1
0〜30重量%になるように選ぶことが必要である。
未満では得られる組成物はポリアセタール樹脂の特性が
十分に発揮されず、本発明の目的が達せられないし、9
0重量%を超えるとポリアミド樹脂の特性が十分に発揮
されなくなり、本発明の目的が達せられない。
用いられる分散剤としては、例えば一般式
〜30の鎖状若しくは分枝状アルキル基、炭素数3〜3
0のシクロアルキル基、アリール基又は−(CH2)m−
OR7(R7は炭素数1〜5の鎖状アルキル基、mは1〜
4の整数)であり、それらは同一であってもよいし、異
なっていてもよいが、その少なくとも1つは−(C
H2)m−OR7である〕で表わされるメラミン誘導体、
一般式
1〜30の鎖状若しくは分枝状アルキル基、炭素数3〜
30のシクロアルキル基、アリール基又は−(CH2)n
−OR12(R12は炭素数1〜5の鎖状アルキル基、nは
1〜4の整数)であり、それらは同一であってもよい
し、異なっていてもよいが、その少なくとも1つは−
(CH2)n−OR12である〕で表わされる尿素誘導体、
一般式
〜30の鎖状若しくは分枝状アルキル基、炭素数3〜3
0のシクロアルキル基、アリール基又は−(CH2)p−
OR16(R16は炭素数1〜5の鎖状アルキル基、pは1
〜4の整数)であり、それらは同一であってもよいし、
異なっていてもよいが、その少なくとも1つは−(CH
2)p−OR16であり、R15は、水素原子、炭素数1〜3
0の鎖状若しくは分枝状アルキル基、炭素数3〜30の
シクロアルキル基又はアリール基である〕で表わされる
アミノギ酸誘導体、一般式
1〜30の鎖状若しくは分枝状アルキル基、炭素数3〜
30のシクロアルキル基、アリール基又は−(CH2)q
−OR22(R22は炭素数1〜5の鎖状アルキル基、qは
1〜4の整数)であり、それらは同一であってもよい
し、異なっていてもよいが、その少なくとも1つは−
(CH2)q−OR22であり、R21は、水素原子、炭素数
1〜30の鎖状若しくは分枝状アルキル基、炭素数3〜
30のシクロアルキル基又はアリール基である〕で表わ
されるグアニジン誘導体などが挙げられる。
導体としては、例えばモノメトキシメチルメラミン、ジ
メトキシメチルメラミン、トリメトキシメチルメラミ
ン、テトラメトキシメチルメラミン、ペンタメトキシメ
チルメラミン、ヘキサメトキシメチルメラミン及びこれ
らの化合物のメトキシ基の一部又は全部が、エトキシ
基、n‐プロポキシ基、イソプロポキシ基、n‐ブトキ
シ基、イソブトキシ基、t‐ブトキシ基及びペンチルオ
キシ基などの中から選ばれた少なくとも1種で置換され
た化合物などが挙げられる。
体としては、例えばN‐メトキシメチル尿素、N,N‐
ジメトキシメチル尿素、N,N′‐ジメトキシメチル尿
素、N‐メトキシメチル‐N′‐メチル尿素、N,N‐
ジメトキシメチル‐N′,N′‐ジメチル尿素、N,
N,N′‐トリメトキシメチル尿素、N,N‐ジメトキ
シメチル‐N′‐エチル尿素及びこれらの化合物のメト
キシ基の一部又は全部が、エトキシ基、n‐プロポキシ
基、イソプロポキシ基、n‐ブトキシ基、イソブトキシ
基、sec‐ブトキシ基、t‐ブトキシ基及びペンチル
オキシ基などの中から選ばれた少なくとも1種で置換さ
れた化合物などが挙げられる。
ギ酸誘導体としては、例えばN,N‐ジメトキシメチル
アミノギ酸、N‐メトキシメチルアミノギ酸、N‐メト
キシメチルアミノギ酸メチル、N‐メトキシメチルアミ
ノギ酸エチル及びこれらの化合物のメトキシ基の一部又
は全部が、エトキシ基、n‐プロポキシ基、イソプロポ
キシ基、n‐ブトキシ基、イソブトキシ基、sec‐ブ
トキシ基、t‐ブトキシ基及びペンチルオキシ基などの
中から選ばれた少なくとも1種で置換された化合物など
が挙げられる。
グアニジン誘導体としては、例えばモノメトキシメチル
グアニジン、ジメトキシメチルグアニジン、トリメトキ
シメチルグアニジン、テトラメトキシメチルグアニジン
及びこれらの化合物のメトキシ基の一部又は全部が、エ
トキシ基、n‐プロポキシ基、イソプロポキシ基、n‐
ブトキシ基、イソブトキシ基、sec‐ブトキシ基、t
‐ブトキシ基及びペンチルオキシ基などの中から選ばれ
た少なくとも1種で置換された化合物などが挙げられ
る。
ル基中のアルキレン基の炭素数は1〜4であるが、1及
び2が好ましく、特に1が好適である。
(HMDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、ジフェニルメタンジ
イソシアネート(MDI)、フェニレンジイソシアネー
ト、トリレンジイソシアネート(TDI)及びこれらを
カルボジイミド変性したもの、アルコール変性したも
の、二量体、三量体、四量体などの多量体などのイソシ
アネート化合物、あるいは、無水マレイン酸残基を1分
子中に2個以上含む化合物などのアルコール性水酸基と
反応する官能基を1分子中に2個以上含む化合物もすべ
て含まれる。
する化合物の中で、ヘキサアルコキシメチルメラミン、
テトラアルコキシメチル尿素、N‐アルコキシメチルア
ミノギ酸メチル、テトラアルコキシメチルグアニジンが
好ましく、特にヘキサメトキシメチルメラミン、テトラ
メトキシメチル尿素、N‐メトキシメチルアミノギ酸メ
チル、テトラメトキシメチルグアニジンが好適である。
種以上を組み合わせて用いてもよく、またその配合量
は、前記(A)成分のポリアセタール樹脂と(B)成分
のポリアミド樹脂との合計量100重量部当り、0.0
5〜20重量部、好ましくは0.1〜10重量部、より
好ましくは0.2〜5重量部の範囲で選ばれる。この量
が0.05重量部未満ではポリアミド樹脂がポリアセタ
ール樹脂のマトリックス中に粒子状のドメインとして分
散せず、十分な摺動性が得られないし、20重量部を超
えると組成物の熱安定性が著しく低下し、溶融混練が困
難となる。
2成分から成る組成物のモルフォロジーを透過型電子顕
微鏡で観察した結果を図7及び図8に示す。図7及び図
8は、後述する比較例1の組成から充てん剤を除いた組
成物から成る厚さ100nm切片の透過型電子顕微鏡写
真図であって、倍率がそれぞれ1000倍及び5000
倍の場合である。分散剤を含まないポリアセタール樹脂
とポリアミド樹脂との組成物においては、ポリアミド樹
脂が粒子状のドメインとなって分散せず、線状となって
いる。
ては、ポリアミド樹脂のドメインが、最大粒径0.03
〜10μm、好ましくは0.05〜8μmの範囲にあ
り、かつ最大アスペクト比が2以下、好ましくは1.8
以下の形状でポリアセタール樹脂のマトリックス中に分
散していることが必要である。
ない樹脂成分を100nmの厚さの超薄切片に調製し、
それを透過型電子顕微鏡でそのモルフォロジーを観察し
たときの、ポリアセタール樹脂中のポリアミド樹脂の最
大の粒径の長さをいう。すなわちどの切片を切ってもこ
れより大きい粒径のポリアミド樹脂のドメインはないと
いうものの大きさを示している。
ポリアミド樹脂のドメインの最大径と最小径の比の最大
値をいう。
示す。図5及び図6は、本発明組成物から、充てん剤を
除いて、モルフォロジーの状態を観察しやすいようにし
た厚さ100nm切片の透過型電子顕微鏡写真図であっ
て、倍率がそれぞれ1000倍及び5000倍のもので
ある。これらの図から、ポリアセタール樹脂のマトリッ
クス中に、ポリアミド樹脂のドメインが、特定の大きさ
の粒子状となって分散している状態が観察される。充て
ん剤を添加しても、樹脂のモルフォロジーは基本的には
変らないが、ポリアミド樹脂が一部充てん剤を被覆する
ように集まる様子が観察される。
用いられる充てん剤としてはシリカ、カーボンブラッ
ク、タルク、ウオラストナイト、炭酸カルシウム、チタ
ン酸カリウムウィスカー、カーボンウィスカー、クレ
ー、ガラスビーズ、ガラス繊維、炭素繊維、カーボンブ
ラック、有機繊維などが挙げられる。これらの中でガラ
ス繊維、板状タルク、柱状ウオラストナイト、針状炭酸
カルシウム、ガラスビーズ、チタン酸カリウムウィスカ
ー、カーボンウィスカーが好ましく、特にガラス繊維が
好適である。
m、好ましくは0.3〜8.0mm、より好ましくは
0.5〜7.0mmの範囲にあり、かつ繊維径が0.1
〜50μm、好ましくは5〜20μm、より好ましくは
6〜15μmの範囲にあるものが好適である。また、こ
のガラス繊維としては、例えばEガラスやAガラスなど
が挙げられるが、これらの中でEガラスが好ましい。
てもよいし、表面処理剤で表面処理したのち用いてもよ
い。該表面処理剤としては、例えばアルコキシシラン、
シラザン、クロロシラン、アミノシラン、グリシドシラ
ンなどのシラン系カップリング剤や、チタネート系カッ
プリング剤、アルミニウム系カップリング剤、ウレタン
系処理剤などが挙げられるが、これらの中で特にアミノ
シランが好適である。この表面処理は、ガラス繊維以外
の他の充てん剤に対しても有効である。
2種以上を組み合わせて用いてもよく、またその配合量
は、前記(A)成分のポリアセタール樹脂と(B)成分
のポリアミド樹脂との合計量100重量部当り、5〜4
0重量部、好ましくは7〜35重量部、より好ましくは
10〜30重量部の範囲で選ばれる。この量が5重量部
未満では高温剛性及び摺動性の向上効果が十分に発揮さ
れないし、40重量部を超えると熱安定性が著しく低下
し、溶融混練が困難となる。
所望に応じ、通常熱可塑性樹脂に添加される添加成分、
例えば酸化防止剤、熱安定剤、可塑剤、紫外線吸収剤、
潤滑剤、難燃剤、顔料などの添加剤を含有させることが
できる。
方法については特に制限はなく、従来熱可塑性樹脂組成
物の調製に慣用されている方法を用いることができる。
例えば、前記の(A)、(B)、(C)、(D)成分及
び必要に応じて用いられる各種添加成分を、バンバリー
ミキサー、ロール混練機、押出機、ボールミル、高速か
くはん機、シェイカーなどの通常樹脂溶融体の混練に用
いられている公知の装置を用いて溶融混練することによ
り、調製することができる。これらの混練装置の中で、
酸素の遮断や、作業環境、作業能率などの点から押出機
が最適である。この押出機の種類としては、1軸、2
軸、ベント付、ノーベントタイプなどがあるが、いずれ
の押出機によっても、本発明組成物を調製することがで
きる。
いては、熱可塑性樹脂組成物の調製に通常用いられてい
る条件であればよく、特に制限はないが、最高樹脂温度
が210℃以上、好ましくは220℃以上で、かつ溶融
混練時間が0.2分以上、好ましくは0.5分以上の条
件が望ましい。最高樹脂温度が210℃未満や溶融混練
時間が0.2分未満では所望の高温剛性や摺動性を有す
る組成物が得られにくい。
練機がニーダー、ロールミルなどのバッチ式混練機の場
合は、系内に取り付けられた温度計により感知された、
一定条件で溶融混練した際の平衡樹脂温度のことを指
し、一方、溶融混練機が押出機の場合は、一定条件で溶
融混練した際の押出機から出た直後の樹脂の平衡温度の
ことをいう。
最高樹脂温度に達してからの混練時間をいう。特に溶融
混練機が押出機の場合は、最高樹脂温度に達した状態で
の平均滞留時間を示している。この平均滞留時間は、平
衡樹脂温度での押出し途中で、黒顔料(アセチレンブラ
ック)を原料フィード口に5重量%添加してから、ダイ
より出た樹脂の色が最も濃くなるまでの時間である。
リアセタール樹脂が通常使用されている摺動部材や精密
部材などの材料として、また、ポリアミド樹脂が通常使
用されている摺動部材、衝撃部材、複合部材などの材料
として用いることができる。具体的には、ギア、軸受
け、レバー、キーステム、カム、ラチェット、ローラ
ー、ネジ、給水部品、玩具部品、ファン、フィルム、テ
グス、パイプ、フィラメント、チューブ、さらにはフィ
ラー類で強化した精密複合材料などの素材として好適に
用いられる。
性とを合わせもち、かつ、良好な色調を有するポリアセ
タール樹脂組成物が得られる。
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
めた。 (1)曲げ強度、曲げ弾性率 ASTM D‐790に準拠し、試験環境温度23℃と
80℃で行った。ここで、曲げ試験片は、溶融混練され
た組成物をシリンダー温度200℃に設定された成形機
にて、ASTM D‐790に準拠して成形した(金型
温度70℃、冷却時間20秒)。
た。
切片を調製し、それを透過型電子顕微鏡でそのモルフォ
ロジーを観察した。ポリアセタール樹脂中のポリアミド
樹脂のドメインの最大の粒径の長さを最大粒径とし、ま
た、ポリアミド樹脂のドメインの最大径と最小径の比の
最大値を最大アスペクト比とした。
示すものを用いた。 (1)オキシメチレン単独重合体 メルトインデックス9.9g/10分[ASTM D‐
1238‐57T(E条件)]の両末端アセチル化した
ホルムアルデヒドの重合体
‐1238‐57T(E条件)]のトリオキサン97重
量%とエチレンオキシド3重量%との共重合により得ら
れた共重合体
1238(235℃、1kg荷重)]、融点178℃の
ナイロン12
1238(235℃、1kg荷重)]、融点220℃の
ナイロン6
1238(235℃、1kg荷重)]、融点215℃の
ナイロン610
1238(235℃、1kg荷重)]の融点160℃の
ナイロン12 75重量%とテトラヒドロフラン25重
量%との共重合体
1238(235℃、1kg荷重)]の融点165℃の
ナイロン12 75重量%とγ‐ラクトン25重量%と
の共重合体
1238(235℃、1kg荷重)]、融点265℃の
ナイロン66
直径13μmのガラス繊維
樹脂と分散剤と充てん剤とを溶融混練してペレット化
し、樹脂組成物を調製した。この樹脂組成物について、
曲げ試験及び摩擦試験を行った。その結果を表1に示
す。また、実施例2の組成物の成形体破断面の反射型電
子顕微鏡(SEM)写真を図1及び図2に、該組成物か
ら充てん剤を除いた組成物から成る厚さ100nmの切
片の透過型電子顕微鏡写真を図5及び図6に示す。さら
に、実施例1及び実施例8については、スラスト摩耗試
験を、JIS K‐7218に従った装置を用い、相手
材は自材、面圧2kg/cm2、線速度6cm/se
c、走行距離50kmの条件で行ったのち、摩耗量を測
定した。その結果、実施例1は5.0×10−6g/
m、実施例8は5.6×10−6g/mであった。
樹脂と分散剤と充てん剤とを溶融混練してペレット化
し、樹脂組成物を調製した。この樹脂組成物について、
曲げ試験及び摩擦試験を行った。その結果を表2に示
す。また、比較例6の組成物の成形体破断面のSEM写
真を図3と図4に、比較例1の組成物から充てん剤を除
いた組成物から成る厚さ100nm切片の透過型電子顕
微鏡写真を図7及び図8に示す。さらに、比較例1、2
及び4については、実施例1、8と同様にしてスラスト
摩耗試験を行ったのち、摩耗量を測定した。その結果、
実施例1が摩耗量5.0×10−6g/mであるのに対
し、分散剤を配合していない比較例1、分散剤にメラミ
ンを使用した比較例4は、それぞれ7.2×10−4g
/m及び6.8×10−4g/mであり、明らかに摩耗
量が多い。また、実施例8が摩耗量5.6×10−6g
/mであるのに対し、分散剤を配合していない比較例2
は7.8×10−4g/mであり、明らかに摩耗量が多
い。
を示す反射型電子顕微鏡写真図。
を示す反射型電子顕微鏡写真図。
を示す反射型電子顕微鏡写真図。
を示す反射型電子顕微鏡写真図。
物から成る切片の粒子構造を示す透過型電子顕微鏡写真
図。
物から成る切片の粒子構造を示す透過型電子顕微鏡写真
図。
物から成る切片の粒子構造を示す透過型電子顕微鏡写真
図。
物から成る切片の粒子構造を示す透過型電子顕微鏡写真
図。
Claims (6)
- 【請求項1】 (A)ポリアセタール樹脂90〜50重
量%と(B)融点230℃以下のポリアミド樹脂10〜
50重量%とから成る樹脂成分に対し、その100重量
部当り、(C)分散剤0.05〜20重量部及び(D)
充てん剤5〜40重量部を配合して成る樹脂組成物であ
って、該ポリアミド樹脂のドメインが最大粒径0.03
〜10μm、最大アスペクト比2以下でポリアセタール
樹脂のマトリックス中に分散していることを特徴とする
高剛性ポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項2】 樹脂成分が(A)ポリアセタール樹脂9
0〜70重量%と(B)融点230℃以下のポリアミド
樹脂10〜30重量%とから成る請求項1記載の高剛性
ポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項3】 (B)成分のポリアミド樹脂がナイロン
11、ナイロン12、ナイロン6、ナイロン610、ナ
イロン612、これらのナイロンの共重合体、分子鎖中
に炭素数1〜10の鎖状アルキレンオキシド単位0.1
〜50重量%を含有するポリアミド樹脂、分子鎖中に炭
素数1〜10の鎖状アルキルエステル単位0.1〜50
重量%を含有するポリアミド樹脂、主鎖のアミド結合の
水素を一部アルコキシメチル基で置換したポリアミド樹
脂及びこれらポリアミドの共重合体の中から選ばれた少
なくとも1種である請求項1又は2記載の高剛性ポリア
セタール樹脂組成物。 - 【請求項4】 (C)成分の分散剤が、一般式 【化1】 〔式中のR1ないしR6は、それぞれ水素原子、炭素数1
〜30の鎖状若しくは分枝状アルキル基、炭素数3〜3
0のシクロアルキル基、アリール基又は−(CH2)m−
OR7(R7は炭素数1〜5の鎖状アルキル基、mは1〜
4の整数)であり、それらは同一であってもよいし、異
なっていてもよいが、その少なくとも1つは−(C
H2)m−OR7である〕で表わされるメラミン誘導体、
一般式 【化2】 〔式中のR8ないしR11は、それぞれ水素原子、炭素数
1〜30の鎖状若しくは分枝状アルキル基、炭素数3〜
30のシクロアルキル基、アリール基又は−(CH2)n
−OR12(R12は炭素数1〜5の鎖状アルキル基、nは
1〜4の整数)であり、それらは同一であってもよい
し、異なっていてもよいが、その少なくとも1つは−
(CH2)n−OR12である〕で表わされる尿素誘導体、
一般式 【化3】 〔式中のR13及びR14は、それぞれ水素原子、炭素数1
〜30の鎖状若しくは分枝状アルキル基、炭素数3〜3
0のシクロアルキル基、アリール基又は−(CH2)p−
OR16(R16は炭素数1〜5の鎖状アルキル基、pは1
〜4の整数)であり、それらは同一であってもよいし、
異なっていてもよいが、その少なくとも1つは−(CH
2)p−OR16であり、R15は、水素原子、炭素数1〜3
0の鎖状若しくは分枝状アルキル基、炭素数3〜30の
シクロアルキル基又はアリール基である〕で表わされる
アミノギ酸誘導体、及び一般式 【化4】 〔式中のR17ないしR20は、それぞれ水素原子、炭素数
1〜30の鎖状若しくは分枝状アルキル基、炭素数3〜
30のシクロアルキル基、アリール基又は−(CH2)q
−OR22(R22は炭素数1〜5の鎖状アルキル基、qは
1〜4の整数)であり、それらは同一であってもよい
し、異なっていてもよいが、その少なくとも1つは−
(CH2)q−OR22であり、R21は、水素原子、炭素数
1〜30の鎖状若しくは分枝状アルキル基、炭素数3〜
30のシクロアルキル基又はアリール基である〕で表わ
されるグアニジン誘導体の中から選ばれた少なくとも1
種である請求項1、2又は3記載の高剛性ポリアセター
ル樹脂組成物。 - 【請求項5】 (D)成分の充てん剤がガラス繊維、板
状タルク、柱状ウオラストナイト、針状炭酸カルシウ
ム、ガラスビーズ、チタン酸カリウムウィスカー及びカ
ーボンウィスカーの中から選ばれた少なくとも1種であ
る請求項1ないし4のいずれかに記載の高剛性ポリアセ
タール樹脂組成物。 - 【請求項6】 (D)成分の充てん剤が繊維長0.5〜
7mmで繊維径6〜15μmのEガラスからなるガラス
繊維である請求項1ないし4のいずれかに記載の高剛性
ポリアセタール樹脂組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21714990 | 1990-08-20 | ||
JP2-217149 | 1990-08-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05239313A JPH05239313A (ja) | 1993-09-17 |
JP3109753B2 true JP3109753B2 (ja) | 2000-11-20 |
Family
ID=16699628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03228520A Expired - Fee Related JP3109753B2 (ja) | 1990-08-20 | 1991-08-15 | 高剛性ポリアセタール樹脂組成物 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5354798A (ja) |
EP (1) | EP0475127B1 (ja) |
JP (1) | JP3109753B2 (ja) |
KR (1) | KR950006140B1 (ja) |
BE (1) | BE1004773B3 (ja) |
DE (1) | DE69117840T2 (ja) |
FR (1) | FR2665904B1 (ja) |
GB (1) | GB2247684B (ja) |
TW (1) | TW200514B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101949840B1 (ko) * | 2016-12-20 | 2019-02-19 | 울산과학기술원 | 스마트 체중계 |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5298537A (en) * | 1992-04-09 | 1994-03-29 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Polyoxymethylene compositions containing at least one encapsulated nucleant |
WO1994000517A1 (en) * | 1992-06-30 | 1994-01-06 | Polyplastics Co., Ltd. | Polyoxymethylene composition |
AU669567B2 (en) * | 1992-10-30 | 1996-06-13 | Basf Corporation | Water dispersible ionic and nonionic polyamide modified polyurethane resins for use in coating compositions |
JP3285480B2 (ja) * | 1995-09-29 | 2002-05-27 | ポリプラスチックス株式会社 | ポリアセタール樹脂組成物 |
US5902517A (en) * | 1996-10-28 | 1999-05-11 | Cabot Corporation | Conductive polyacetal composition |
KR100869619B1 (ko) * | 2001-12-21 | 2008-11-21 | 미츠비시 가스 가가쿠 가부시키가이샤 | 열가소성 수지 조성물 |
KR100552023B1 (ko) * | 2001-12-25 | 2006-02-14 | 아사히 가세이 케미칼즈 가부시키가이샤 | 폴리옥시메틸렌 수지제 램프 |
US6974849B2 (en) * | 2003-03-03 | 2005-12-13 | Ticona Llc | Polyacetals with improved resistance to bleach |
EP2084221A2 (en) * | 2006-11-22 | 2009-08-05 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Static dissipative polyacetal compositions |
WO2014126626A1 (en) | 2013-02-15 | 2014-08-21 | Empire Technology Development Llc | Phenolic epoxy compounds |
EP3008125A4 (en) | 2013-06-13 | 2016-12-07 | Empire Technology Dev Llc | MULTIFUNCTIONAL PHENOLIN RESINS |
US10106494B2 (en) | 2013-12-02 | 2018-10-23 | Empire Technology Development Llc | Gemini surfactant and their use |
CN105980351B (zh) * | 2013-12-02 | 2018-11-02 | 英派尔科技开发有限公司 | 双子型表面活性剂和它们的制备方法以及用途 |
US9896637B2 (en) | 2015-04-08 | 2018-02-20 | Jtekt Corporation | Sliding member, method of manufacturing sliding member, and gear |
JP2017061638A (ja) * | 2015-09-25 | 2017-03-30 | 富士ゼロックス株式会社 | 樹脂組成物、樹脂成形体、及び樹脂組成物の製造方法 |
WO2017064778A1 (ja) * | 2015-10-14 | 2017-04-20 | Ykk株式会社 | ポリアセタール樹脂組成物、ファスニング部材及びスライドファスナー |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE626284A (ja) * | 1962-04-28 | |||
US3549734A (en) * | 1967-06-27 | 1970-12-22 | Takeshi Yasuda | Method of forming microfibers |
GB1455314A (en) * | 1973-01-30 | 1976-11-10 | Asahi Chemical Ind | Resin composition |
JPS5915948B2 (ja) * | 1974-12-16 | 1984-04-12 | 旭化成株式会社 | ポリアミド組成物 |
JPS5381562A (en) * | 1976-12-24 | 1978-07-19 | Toyobo Co Ltd | Flame-retardant polyamide composition |
JPS59105047A (ja) * | 1982-12-07 | 1984-06-18 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | アセタ−ル樹脂組成物 |
DE3248330A1 (de) * | 1982-12-28 | 1984-06-28 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Brandwidrig ausgeruestete polyamidformmassen |
CA1235246A (en) * | 1984-10-25 | 1988-04-12 | Kavilipalayam M. Natarajan | Oxymethylene polymer molding compositions having enhanced resistance to speck formation |
KR880005196A (ko) * | 1986-10-23 | 1988-06-28 | 로버어트 에이 롱맨 | 안정화된 옥시메틸렌 중합체 조성물 |
CN1011040B (zh) * | 1986-11-18 | 1991-01-02 | 赫希斯特人造丝公司 | 颜色稳定度得到改善的聚缩醛稳定剂组合物 |
US4873282A (en) * | 1987-05-15 | 1989-10-10 | Mitsubishi Petrochemical Co., Ltd. | Polyacetal resin composition |
GB2210048B (en) * | 1987-09-22 | 1992-04-15 | Asahi Chemical Ind | Polyacetal composition |
MY104161A (en) * | 1988-08-12 | 1994-02-28 | Toshiba Kk | Material for use in manufacturing movable mechanical elements. |
DE3834547A1 (de) * | 1988-10-11 | 1990-04-19 | Basf Ag | Polyoxymethylen-formmassen mit verbesserter thermischer stabilitaet, verfahren zu deren herstellung und deren verwendung |
KR920702702A (ko) * | 1989-06-15 | 1992-10-06 | 미리엄 디이 메코너헤이 | 안정화 폴리아세탈 조성물 |
KR0146285B1 (ko) * | 1989-08-09 | 1998-08-17 | 마에다 가쓰노스께 | 폴리옥시메틸렌 다원공중합체 및 그의 성형품 |
JPH06334377A (ja) * | 1993-05-19 | 1994-12-02 | Toshiba Chem Corp | 電子機器筐体 |
-
1991
- 1991-08-09 TW TW080106300A patent/TW200514B/zh active
- 1991-08-13 FR FR9110275A patent/FR2665904B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1991-08-15 JP JP03228520A patent/JP3109753B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1991-08-16 US US07/746,341 patent/US5354798A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-08-19 GB GB9117870A patent/GB2247684B/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-08-19 EP EP91113855A patent/EP0475127B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-08-19 BE BE9100752A patent/BE1004773B3/fr not_active IP Right Cessation
- 1991-08-19 DE DE69117840T patent/DE69117840T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-08-20 KR KR1019910014355A patent/KR950006140B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101949840B1 (ko) * | 2016-12-20 | 2019-02-19 | 울산과학기술원 | 스마트 체중계 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2247684B (en) | 1993-10-06 |
FR2665904A1 (fr) | 1992-02-21 |
TW200514B (ja) | 1993-02-21 |
GB9117870D0 (en) | 1991-10-09 |
KR950006140B1 (ko) | 1995-06-09 |
FR2665904B1 (fr) | 1993-12-31 |
BE1004773A0 (fr) | 1993-01-26 |
KR920004498A (ko) | 1992-03-27 |
DE69117840D1 (de) | 1996-04-18 |
DE69117840T2 (de) | 1996-11-07 |
EP0475127A1 (en) | 1992-03-18 |
BE1004773B3 (fr) | 1994-11-03 |
GB2247684A (en) | 1992-03-11 |
US5354798A (en) | 1994-10-11 |
JPH05239313A (ja) | 1993-09-17 |
EP0475127B1 (en) | 1996-03-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3109753B2 (ja) | 高剛性ポリアセタール樹脂組成物 | |
EP1826242B1 (en) | Polyamide resin composition containing glass fiber | |
EP1882719B1 (de) | Polyamidformmasse und deren Verwendung | |
JP5612262B2 (ja) | ポリアセタール樹脂組成物 | |
US10131782B2 (en) | Polyoxymethylene compositions, method of manufacture, and articles made therefrom | |
US5731375A (en) | Polyamide resin compositions | |
JP3607806B2 (ja) | 繊維強化導電性ポリアセタール樹脂組成物 | |
JP3530536B2 (ja) | ガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物及びその成形法 | |
EP0441623B1 (en) | Process for the production of an automobile mirror stay. | |
JPH02140265A (ja) | 強化ナイロン樹脂組成物 | |
JP3285481B2 (ja) | ポリアセタール樹脂製自動車関連部材 | |
CN108603007A (zh) | 聚缩醛树脂组合物 | |
JPH06172612A (ja) | 強化ポリアセタール樹脂組成物 | |
KR101795675B1 (ko) | 고리형 화합물이 첨가된 폴리아미드계 고분자 조성물 및 이를 이용한 폴리아미드계 복합소재 | |
CN114456498B (zh) | 高刚性耐磨聚丙烯组合物及其制备方法 | |
CN108219356B (zh) | 聚缩醛树脂组合物的制造方法 | |
JPH02120363A (ja) | ポリアミド樹脂組成物 | |
KR20240044169A (ko) | 내열성이 개선된 폴리옥시메틸렌 수지 조성물 및 이로부터 제조된 성형품 | |
JPH02167366A (ja) | ポリアミド樹脂組成物 | |
KR100876199B1 (ko) | 나일론/보강 섬유 조성물 | |
CN117700982A (zh) | 一种低噪音的聚酰胺材料及其制备方法和应用 | |
JPH02182758A (ja) | ポリアミド樹脂組成物 | |
JPH06136260A (ja) | ウィスカー強化熱可塑性樹脂組成物 | |
WO2003054066A1 (fr) | Article forme a base de polyamide presentant d'excellentes proprietes de glissement | |
JPS61123661A (ja) | ポリアミド樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000830 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090914 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090914 Year of fee payment: 9 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090914 Year of fee payment: 9 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |