JP3109706B2 - チョッパ型コンパレータ - Google Patents

チョッパ型コンパレータ

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JP3109706B2
JP3109706B2 JP06055804A JP5580494A JP3109706B2 JP 3109706 B2 JP3109706 B2 JP 3109706B2 JP 06055804 A JP06055804 A JP 06055804A JP 5580494 A JP5580494 A JP 5580494A JP 3109706 B2 JP3109706 B2 JP 3109706B2
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gate
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的なチョッパ型コ
ンパレータ、即ち、第1インバータゲートの出力と第2
インバータゲートの入力との間を第2コンデンサで直列
接続しておき、基準電圧及び該基準電圧と比較されるア
ナログ入力電圧を、前記第1インバータゲートの入力に
対して直列接続される第1コンデンサを経て前記第1イ
ンバータゲートへと交互に入力するようにし、又、この
交互入力の際、一方の入力時に前記第1インバータゲー
トの入力と出力との短絡リセット及び前記第2インバー
タゲートの入力と出力との短絡リセットを行い、他方の
入力時の前記第2インバータゲートの出力にて、前記基
準電圧と前記アナログ電圧との大小関係を判定するよう
にしたチョッパ型コンパレータに係り、特に、クロック
信号の数の増加等で制御が複雑にならないようにしなが
ら、又、消費電力の増加を抑えながら、動作速度を向上
することができるチョッパ型コンパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】A/DコンバータやD/Aコンバータ
は、計測装置、例えばデジタルボルトメータやプログラ
ム電源等、工業用分野では古くから用いられている。
又、近年、A/Dコンバータ等は、コンパクトディスク
プレーヤ等の民生用や、デジタル回線に電話を接続する
ためのコーデック等の特殊分野等にも用いられるように
なっている。又、高速動作が可能なA/Dコンバータと
して、フラッシュ型A/Dコンバータが知られている。
又、このようなフラッシュ型A/Dコンバータの1つ
に、2ステップフラッシュ型A/Dコンバータがある。
該2ステップフラッシュ型A/Dコンバータ等、近年の
フラッシュ型A/Dコンバータでは、一般にチョッパ型
コンパレータが広く用いられている。
【0003】このチョッパ型コンパレータは、例えばC
MOS(complementary metal oxide semiconducto
r)インバータゲートの入力に直列接続されたコンデン
サ(以降、ホールドコンデンサと呼ぶ)へと、まず、基
準電圧VRを入力し、この際、該CMOSインバータゲ
ートのその入力と出力とを短絡させることにより、該基
準電圧VRに対応する電荷Qを該ホールドコンデンサへ
と蓄える。この後、前記基準電圧VRが入力されていた
前記ホールドコンデンサを、今度はアナログ信号電圧V
Iへと接続する。このとき、前記CMOSインバータゲ
ートからは、前記基準電圧VRと前記アナログ信号電圧
VIとの差の値の正負に従った比較結果信号CPが出力
される。
【0004】あるいは、これら基準電圧VRとアナログ
信号電圧VIとの入力順序は逆であってもよい。即ち、
まず、前記アナログ信号電圧VIを入力し、この際、前
記CMOSインバータのその入力と出力とを短絡させる
ことにより、前記アナログ信号電圧VIに対応する電荷
Qを前記ホールドコンデンサへと蓄える。この後、前記
アナログ信号電圧VIが入力されていた前記ホールドコ
ンデンサを、今度は前記基準電圧VRへと接続する。こ
の時、前記CMOSインバータゲートからは、前記アナ
ログ信号電圧VIと前記基準電圧VRとの差の値の正負
に従った比較結果信号CPが出力される。なお、このよ
うにこれらアナログ信号電圧VIと基準電圧VRとの入
力順序を逆としてもよいが、当然ながら、このように逆
とすることで前記比較結果信号CPによる大小判定結果
も反対となる。
【0005】このようなチョッパ型コンパレータにあっ
て、その動作速度は、用いるインバータゲートの遅延時
間(動作時間)及び電圧利得に依存する。
【0006】しかしながら、例えば前述の如く前記チョ
ッパ型コンパレータに用いる前記インバータゲートとし
て例えばCMOSインバータゲートを用いる際に、当該
CMOSインバータゲート自体の遅延時間を短縮し、高
速化を図ろうとし、これに用いられるMOS(metal ox
ide semiconductor )トランジスタのチャネル長を小と
した場合、そのCMOSインバータゲートの電圧利得が
低下してしまう。又逆に、該CMOSインバータゲート
のその電圧利得を向上させようとし、これに用いるMO
Sトランジスタのチャネル長Lを大とした場合には、そ
のCMOSインバータゲートの遅延時間が増大してしま
う。
【0007】このような点に鑑み、特開昭63−366
10では、チョッパ型コンパレータにあって、その遅延
時間短縮とその電圧利得向上とを両立することで、その
比較動作速度を向上するという技術が開示されている。
【0008】まず、該特開昭63−36610では、2
つのインバータゲートを直列に用いた前記チョッパ型コ
ンパレータにあって、前段の第1インバータゲートの入
力と後段の第2インバータゲートの出力との間を結合容
量を介して接続することで、正帰還回路を構成するよう
にしている。このような正帰還回路によって、例えば個
々のインバータゲートの遅延時間を低下させてしまうこ
となく、全体的な電圧利得を向上するようにしているも
のである。
【0009】又、該特開昭63−36610において後
に追加された実施例にあっては、このような正帰還回
路、即ち、前記第1インバータゲートの入力と前記第2
インバータゲートの出力とを結ぶ正帰還回路を、特別な
タイミングにて動作する帰還スイッチにて構成するよう
にしている。この実施例にあっても、正帰還回路を構成
することによって、個々のインバータゲートの遅延時間
の延長を抑えながら、全体的な電圧利得を向上し、これ
によってその比較動作速度を向上するようにしている。
【0010】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、前記特
開昭63−36610にあって、前述の如く、前記第1
インバータゲートの入力と、前記第2インバータゲート
の出力とを所定の結合容量にて接続し、正帰還回路を構
成した場合、該第1インバータゲートの入力の容量が増
大してしまう。これによって、まず、該第1インバータ
ゲートの動作速度が低下してしまう。一方、前記第2イ
ンバータゲートの出力に関しては、容量負荷が増大して
しまい、該第2インバータゲートの動作速度が低下して
しまう。従って、このように正帰還回路を構成したとし
ても、用いるインバータゲートの特性、例えば前記第2
インバータゲートの出力駆動能力の大きさ等によって
は、全体的な比較動作速度の向上はごく小さくなってし
まったり、かえって低下してしまう恐れもある。
【0011】又、該特開昭63−36610にあって、
前記第1インバータゲートの入力と、前記第2インバー
タゲートの出力とを所定の帰還スイッチにて接続するこ
とで前述のような正帰還回路を構成するようにした場合
にあっても、このような帰還スイッチを設けることで、
前記第1インバータゲートの入力容量が増大してしまっ
たり、前記第2インバータゲータの出力の負荷容量が増
大してしまうという問題がある。この場合、全体的な比
較動作速度が低下してしまう。
【0012】又、このように帰還スイッチを用いる場
合、従来からあった一般的な前記チョッパ型コンパレー
タにおける、ホールドコンデンサへと電荷を蓄える「リ
セット動作」、及び、入力される前記アナログ信号電圧
VIと前記基準電圧VRとの比較を行う「比較動作」に
加え、更に前記帰還スイッチをオンとする「帰還動作」
を行わなければならない。このような3段階の動作を行
うために、前記特開昭63−36610では、従来から
の前記リセット動作を制御するクロック信号と、同じく
従来からの前記比較動作を制御するクロック信号とに加
え、前述のような新たな帰還動作を制御する専用のクロ
ック信号を必要としてしまっていた。このため、クロッ
ク信号の数の増加等で制御が複雑になってしまうという
問題があった。
【0013】特に、前記帰還動作にあっては、該動作が
前記リセット動作と重複してしまわないように厳密に制
御する必要があり、又、該動作が前記比較動作と重複し
てしまわないように厳密に制御しなければならなかっ
た。
【0014】該帰還動作が前記リセット動作と一部でも
重複してしまうと、例えば前記第1インバータゲートの
特性と前記第2インバータゲートとの相互の特性の格
差、又これらそれぞれをリセットするリセットスイッチ
相互の特性の格差等によっては、該リセット動作におけ
る前記ホールドコンデンサへの電荷の充電が不安定にな
ってしまうという問題を生じてしまう。
【0015】又、該帰還動作が前記比較動作と一部でも
重複してしまうと、前記第2インバータゲートの出力の
変動量が、前記第1インバータゲートの入力へ影響を与
えてしまい、正確な比較動作を行えなくなってしまう。
【0016】このように前記帰還動作と前記リセット動
作との重複及び前記帰還動作と前記比較動作との重複を
防止することに加え、更に、従来から行われているよう
に、当然ながら前記リセット動作と前記比較動作との重
複を防ぐようにしなければならない。該リセット動作と
該比較動作とが一部でも重複してしまうと、前記アナロ
グ信号電圧VIと前記基準電圧VRとが短絡されてしま
い、該リセット動作でその前記ホールドコンデンサへ正
確な電荷の充電がなされなくなってしまうため、その比
較結果の精度が低下してしまうという問題がある。
【0017】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、クロック信号の数の増加等で制御が
複雑にならないようにしながら、又、消費電力の増加を
抑えながら、比較動作速度を向上することができるチョ
ッパ型コンパレータを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を達成するための手段】なお、本発明の説明にお
いては、PチャネルMOSトランジスタが正孔(ホー
ル)の移動によって動作するという観点から、Pチャネ
ルMOSトランジスタのソースとドレインの呼称につい
ては、最高電位側をソースとし、最低電位側をドレイン
と称するものとする。一方、NチャネルMOSトランジ
スタについては、その動作が主として電子の移動による
ものであるという観点から、その最低電位側をソースと
称し、その最高電位側をドレインと称する。
【0019】本発明は、第1インバータゲート、第2イ
ンバータゲート、前記第1インバータゲートの出力と前
記第2インバータの入力との間に直列接続された第2コ
ンデンサ、基準電圧及びアナログ入力電圧がそれぞれ交
互に入力されるスイッチ、該スイッチと前記第1インバ
ータゲートの入力との間に直列接続される第1コンデン
サから成る、前記基準電圧と前記アナログ電圧との大小
関係を判定するチョッパ型コンパレータにおいて、前記
第1のインバータゲートは、前記第2のインバータゲー
トの出力を入力とし前記第1のインバータゲートの論理
閾値を変更する第1論理閾値シフト回路を有し、前記第
2のインバータゲートは、前記第1のインバータゲート
の出力を入力とし前記第2のインバータゲートの論理閾
値を変更する第2論理閾値シフト回路を有し、前記第2
のインバータゲートがH状態を出力する時には、前記第
1論理閾値シフト回路により前記第1のインバータゲー
トの論理閾値を下降させ、前記第1のインバータゲート
がH状態を出力する時には、前記第2論理閾値シフト回
路により前記第2のインバータゲートの論理閾値を下降
させることにより、前記課題を達成したものである(請
求項1対応)。
【0020】又、前記チョッパ型コンパレータにおい
て、前記第1および第2のインバータゲートは、電源V
DDからグランドGNDへ順にそれぞれのドレインおよ
びソースが直列に接続される2又は1個のPチャネルM
OSトランジスタおよび1又は2個のNチャネルMOS
トランジスタで構成されるものであり、前記第1のイン
バータゲートは、前記第2のインバータゲートの出力を
それぞれのゲート入力とする第1PチャネルMOSトラ
ンジスタおよび第1NチャネルMOSトランジスタの両
方またはどちらか一方で前記第1論理閾値シフト回路
を、前記第1のインバータゲートの入力をそれぞれのゲ
ート入力とする第2PチャネルMOSトランジスタおよ
び第2NチャネルMOSトランジスタで反転増幅器を構
成し、前記第2のインバータゲートは、前記第1のイン
バータゲートの出力をそれぞれのゲート入力とする第3
PチャネルMOSトランジスタおよび第3NチャネルM
OSトランジスタの両方またはどちらか一方で前記第2
論理閾値シフト回路を、前記第2のインバータゲートの
入力をそれぞれのゲート入力とする第4PチャネルMO
Sトランジスタおよび第4NチャネルMOSトランジス
で反転増幅器を構成したことにより、より簡潔な回路に
て、前記課題を達成したものである(請求項2対応)。
【0021】更に、前記チョッパ型コンパレータにおい
て、前記第1論理閾値シフト回路は、前記基準電圧と前
記アナログ電圧との大小関係の判定時に前記第2のイン
バータゲートの出力と前記第1論理閾値シフト回路の入
力を接続する第1閾値シフトスイッチを更に有し、前記
第2論理閾値シフト回路は、前記基準電圧と前記アナロ
グ電圧との大小関係の判定時に前記第1のインバータゲ
ートの出力と前記第2論理閾値シフト回路の入力を接続
する第2閾値シフトスイッチを更に有することにより、
更に簡潔な回路にて、前記課題を達成したものである
(請求項3対応)。
【0022】
【作用】インバータゲートにあって、入力がH状態であ
ると判定されるとL状態が出力され、一方、L状態が入
力されていると判定されるとH状態が出力される。この
ような入力される論理状態の判定は、所定の論理閾値を
基準とし、入力される電圧と該論理閾値との大小関係を
比較することによりなされる。
【0023】又、このようなインバータゲートにおける
入力信号の立上がりに際しては、該論理閾値を低くシフ
ト(以降、下降、あるいは下降シフトと称する)する
と、H状態が入力されたとの判定が速かになされる。一
方、このようなインバータゲートの入力が立下がる際、
該論理閾値を引上げるようにシフト(以降、上昇、ある
いは上昇シフトと称する)すると、入力がL状態となっ
たことの判定をより早く行うことができる。
【0024】本発明においては、このような点に鑑み、
そのチョッパ型コンパレータで直列接続して用いる2つ
のインバータゲートを、それぞれその論理閾値をシフト
させることができるものとしている。又、このようなイ
ンバータゲートを、信号の入力側から順に第1インバー
タゲート、第2インバータゲートとするようにしてい
る。
【0025】更に、前記第2インバータゲートのL状態
の出力時に比べて、そのH状態の出力時には、前記第1
インバータゲートの論理閾値を下降シフトさせるように
している。即ち、前記第2インバータゲートの出力の上
昇(立上がり)時には、前記第1インバータゲートの論
理閾値が下降するものとなる。又、前記第2インバータ
ゲートの出力の下降時には、前記第1インバータゲート
の論理閾値は上昇されるものである。
【0026】更に、前記第1インバータゲートのL状態
の出力時に比べて、そのH状態の出力時には、前記第2
インバータゲートの論理閾値を下降シフトさせるように
している。即ち、前記第1インバータゲートの出力の上
昇(立上がり)時には、前記第2インバータゲートの論
理閾値が下降する。又、前記第1インバータゲートの出
力の下降(立下がり)時には、前記第2インバータゲー
トの論理閾値が上昇するものとなる。
【0027】このように、本発明においては、前記第2
インバータゲートの出力に応じ前記第1インバータゲー
トの論理閾値をシフトさせる一方、前記第1インバータ
ゲートの出力に応じて前記第2インバータゲートの論理
閾値をシフトさせることで、前記リセット後の前記比較
動作時における、前記第1インバータゲートの動作や前
記第2インバータゲートの動作の速度を向上することが
できるようになっている。これによって、そのチョッパ
型コンパレータ全体としての比較動作速度を向上するこ
とができている。
【0028】又、本発明においては、前記比較動作時に
前記第1インバータゲートのその論理閾値をシフトさ
せ、又前記第2インバータゲートのその論理閾値をシフ
トさせるようにしているものの、これによってこれら第
1インバータゲート又第2インバータゲートの入力に接
続される容量は増加しないため、これによる動作速度の
低下という問題もない。
【0029】更に、本発明における前述のような論理閾
値のシフトは、従来から行われている比較動作と共に、
並行して行うことが可能である。従って、従来から行わ
れている比較動作を制御するクロック信号を用いなが
ら、このような論理閾値のシフトをも行うことが可能で
ある。従って、このような論理閾値のシフトを行うよう
にしたとしても、その制御に必要とするクロック信号の
数の増加を抑えることが可能であり、制御が複雑になっ
てしまうことはない。
【0030】即ち、例えば前記リセット動作を制御する
1つのクロック信号と、前記比較動作を制御する別のク
ロック信号との、最低限2つのクロック信号だけで制御
することも可能である。比較して、前記特開昭63−3
6610では、3相のクロック信号を必要としてしまっ
ていた。
【0031】又、このように本発明において動作速度を
向上することで、その比較動作時には、前記第1インバ
ータゲートの出力をH状態又はL状態のいずれか一方へ
と速かに固定することができる。又、前記第2インバー
タゲートについても、その出力をH状態又はL状態のい
ずれか一方に速かに固定することができる。このため、
これら第1インバータゲート又第2インバータゲートの
出力電圧が、H状態とL状態との間の中途状態となって
しまう、立下がりや立上がりの過渡的な期間を短縮する
ことができる。これによって、このような中途状態によ
る、電源からグランドへの、いわゆる貫通電流を低減す
ることができる。
【0032】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0033】図1は、本発明が適用された第1実施例の
チョッパ型コンパレータの回路図である。
【0034】この図1においては、入力される前記アナ
ログ信号圧VIと前記基準電圧VRとの大小関係を比較
する、チョッパ型コンパレータが示されるものである。
【0035】以下の説明においては、前記基準電圧VR
を入力しながら前記リセット動作を行った後、前記アナ
ログ信号電圧VIを入力しながら、これらアナログ信号
電圧VIと基準電圧VRとの大小関係を比較する前記比
較動作を行うというものである。この場合、前記アナロ
グ信号電圧VIの方が大であれば前記比較結果信号CP
はL状態となり、前記基準電圧VRの方が大であれば前
記比較結果信号CPはH状態となる。
【0036】なお、本第1実施例、又後述する第2実施
例及び第3実施例においても、前記アナログ信号電圧V
Iを入力しながら前記リセット動作を行い、前記基準電
圧VRを入力しながら前記比較動作を行うようにしても
よい。このようにした場合には、前記アナログ信号電圧
VIが大であれば前記比較結果信号CPはH状態であ
り、前記基準電圧VRが大であれば前記比較結果信号C
PはL状態となるものである。
【0037】この図1において、まず、第1インバータ
ゲートはPチャネルMOSトランジスタM1及びM5
と、NチャネルMOSトランジスタM2及びM6とによ
り構成されている。又、該第1インバータゲートにおい
ては、前記PチャネルMOSトランジスタM1及びM
5、又、前記NチャネルMOSトランジスタM2及びM
6にあって、それぞれのソース及びドレインについて、
電源VDD側からグランドGND側へと、前記Pチャネ
ルMOSトランジスタM5、M1、前記NチャネルMO
SトランジスタM2、M6の順に直列接続されている。
【0038】該第1インバータゲートにおいて、特に、
前記PチャネルMOSトランジスタM1及び前記Nチャ
ネルMOSトランジスタM2は、主としてインバータゲ
ートにおける反転増幅器としての機能を実現するために
用いられている。前記PチャネルMOSトランジスタM
1のゲートと前記NチャネルMOSトランジスタM2の
ゲートとは、当該第1インバータゲートの反転増幅器と
しての入力となっている。又、前記PチャネルMOSト
ランジスタM1のドレインと前記NチャネルMOSトラ
ンジスタM2のドレインとが接続され、この接続点が、
当該第1インバータゲートの出力とされ、又前記第2コ
ンデンサC2へと接続されている。
【0039】又、前記PチャネルMOSトランジスタM
5及び前記NチャネルMOSトランジスタM6は、特
に、該第1インバータゲートにおけるその論理閾値をシ
フトさせる機能を実現するために用いられている。特
に、前記PチャネルMOSトランジスタM5のゲートと
前記NチャネルMOSトランジスタM6のゲートとは、
第1インバータゲートにおける本発明が適用された論理
閾値シフト入力とされている。該論理閾値シフト入力へ
と入力される電圧が上昇されると、該第1インバータゲ
ートの論理閾値は下降される。一方、該論理閾値シフト
入力へ入力される電圧が下降されると、該第1インバー
タゲートの論理閾値は上昇される。
【0040】一方、前記第2インバータゲートについて
は、PチャネルMOSトランジスタM3及びM7と、N
チャネルMOSトランジスタM4及びM8によって構成
されている。又、該第2インバータゲートについては、
前記PチャネルMOSトランジスタM3及びM7又前記
NチャネルMOSトランジスタM4及びM8にあって、
それぞれのソース及びドレインについて、電源VDD側
からグランドGND側へと直列接続されている。
【0041】該第2インバータゲートにあっては、特
に、前記PチャネルMOSトランジスタM3及び前記N
チャネルMOSトランジスタM4は、当該第2インバー
タゲートにおける反転増幅器としての機能を実現するた
めに用いられている。前記PチャネルMOSトランジス
タM3のゲートと前記NチャネルMOSトランジスタM
4のゲートとは、当該第2インバータゲートの反転増幅
器としての入力となっている。又、前記PチャネルMO
SトランジスタM3のドレインと前記NチャネルMOS
トランジスタM4のドレインとが接続され、この接続点
が当該第2インバータゲートの出力とされ、又次段の
ンバータゲートGの入力へ接続されている。
【0042】又、前記PチャネルMOSトランジスタM
7及び前記NチャネルMOSトランジスタM8について
は、該第2インバータゲートにおけるその論理閾値をシ
フトさせる機能を実現するために用いられている。特
に、前記PチャネルMOSトランジスタM7のゲートと
前記NチャネルMOSトランジスタM8のゲートとは、
該第2インバータゲートにおける本発明が適用された論
理閾値シフト入力とされている。該論理閾値シフト入力
へと入力される電圧が上昇されると、該第2インバータ
ゲートの論理閾値は下降される。又、該論理閾値シフト
入力へ入力される電圧が下降されると、該第2インバー
タゲートの論理閾値も上昇される。
【0043】又、これら第1インバータゲート及び第2
インバータゲートは、第1コンデンサC1及び第2コン
デンサC2と共に直列接続されている。これら第1コン
デンサC1及び第2コンデンサC2は、チョッパ型コン
パレータに通常用いられるホールドコンデンサとなって
いる。
【0044】更に、当該チョッパ型コンパレータの入力
側にあっては、前記アナログ信号電圧VIの入力側にア
ナログ入力スイッチSWIが設けられている。一方、前
記基準電圧VRの入力側には、基準電圧スイッチSWR
が設けられている。又、当該チョッパ型コンパレータの
出力側には、出力バッファとして用いられるインバータ
ゲートGが接続されている。
【0045】更に、このような構成の前記第1インバー
タゲートにあって、その入力とその出力との間にリセッ
トスイッチSW1Aが接続され、その入力とその前記論
理閾値シフト入力との間にリセットスイッチSW1Bが
接続されている。又、前記第2インバータゲートについ
ては、その入力とその出力とはリセットスイッチSW2
Aで接続され、その入力とその前記論理閾値シフト入力
とはリセットスイッチSW2Bで接続されている。
【0046】更に、前記第1インバータゲートの前記論
理閾値シフト入力と前記第2インバータゲートの出力と
が、前記第1閾値シフトスイッチSWS1にて接続され
ている。又、前記第2インバータゲートの前記論理閾値
シフト入力と、前記第1インバータゲートの出力とが、
前記第2閾値シフトスイッチSWS2にて接続されてい
る。
【0047】本第1実施例における、前記アナログ入力
スイッチSWI、前記基準電圧スイッチSWR、前記リ
セットスイッチSW1A、SW1B、SW2A、SW2
B、前記第1閾値シフトスイッチSWS1及び前記第2
閾値シフトスイッチSWS2の動作は次のとおりであ
る。
【0048】まず、前記リセット動作時にあっては、ま
ず、前記リセットスイッチSW1A、SW1B、SW2
A及びSW2Bが、共にオンとなる。なお、このような
前記リセット動作を制御するクロック信号をΦs として
もよい。即ち、前記クロック動作を行う期間にあって
は、該クロック信号Φs がH状態となる。又該リセット
動作を行わない期間にあっては、該クロック信号Φs は
L状態とする。
【0049】一方、前記比較動作にあっては、前記第1
閾値シフトスイッチSWS1及び前記第2閾値シフトス
イッチSWS2がいずれもオンとなる。なお、このよう
な前記比較動作を制御するクロック信号を、クロック信
号Φb とする。該クロック信号Φb は、該比較動作を行
う期間にH状態となる。又、該比較動作以外の期間にあ
ってはL状態となる。なお、前記クロック信号Φs のH
状態の期間と、前記クロック信号Φb のH状態との期間
とは重複しないようにされている。
【0050】又、前記アナログ入力スイッチSWI及び
前記基準電圧スイッチSWRについては、本実施例で
は、前記クロック信号Φs に従って前記リセット動作時
に前記基準電圧スイッチSWRがオンとなり、前記クロ
ック信号Φb に従って前記比較動作時に前記アナログ入
力スイッチSWIがオンとなるものとしている。
【0051】これは、前述の如く、前記基準電圧スイッ
チSWRを入力しながら前記リセット動作を行い、前記
アナログ信号電圧VIを入力しながら前記比較動作を行
うことが前提となっているためである。従って、信号の
入力順を逆として、前記リセット動作時に前記アナログ
信号電圧VIを入力するようにし、前記比較動作時に前
記基準電圧VRを入力するようにした場合には、前記リ
セット動作時に前記アナログ入力スイッチSWIをオン
とし、前記比較動作時に前記基準電圧スイッチSWRが
オンとされる。
【0052】図2は、本第1実施例における前記リセッ
ト動作を示す回路図である。
【0053】前述の如く、前記リセット動作時に、前記
リセットスイッチSW1A、SW1B、SW2A、SW
2B及び前記基準電圧スイッチSWRがいずれもオンと
なると、結果的に、この図2に示されるような接続とな
る。
【0054】これによって、前記第1インバータゲート
のその入力とその出力とが短絡される。一般的に、イン
バータの入力レベルに対しその出力が反転する電位をそ
のインバータの論理閾値と定義するので、この短絡状態
の電位が当該第1インバータゲートの論理閾値Vtとな
る。従って、図3の第1インバータゲートの入出力特
に示すとおり、該第1インバータゲートの出力する電圧
VA1が前記論理閾値Vtとなる。
【0055】又、前記第2インバータゲートのその入力
とその出力とが短絡される。このときの電位が該第2イ
ンバータゲートの論理閾値Vtであり、図4の第2イン
バー タゲートの入出力特性に示すとおり、該第2インバ
ータゲートの出力の電圧VA2が該論理閾値Vtとな
る。
【0056】又、このようなリセット動作時にあって
は、前記基準電圧VRに対応する電荷Qが前記第1コン
デンサC1及び前記第2コンデンサC2へと蓄積され
る。
【0057】図5は、本第1実施例における比較動作を
示す回路図である。
【0058】前述の如く、比較動作として前記アナログ
入力スイッチSWI、前記第1閾値シフトスイッチSW
S1及び前記第2閾値シフトスイッチSWS2がいずれ
もオンとなると、結果としてその接続はこの図5に示さ
れるようになる。又、この図5では、このとき前記基準
電圧VRに比べ、前記アナログ信号電圧VIの方が大の
ときが示されている。
【0059】このように前記アナログ信号電圧VIの方
が大のときには、前記第1コンデンサC1の電位及び前
記第1インバータゲートの入力電位が上昇する。このた
、図6のグラフに示す如く、該第1インバータゲート
の出力する電圧は、電圧VA1から電圧VB1へと下降
する。
【0060】これに伴なって、前記第2コンデンサC2
の電位又前記第2インバータゲートの入力電位は下降す
る。この結果、図7の示される如く、該第2インバータ
ゲートの出力する電位は、電圧VA2から電圧VB2へ
と上昇する。
【0061】このように該第2インバータゲートの出力
電位が上昇すると、前記第1インバータゲートの前記論
理閾値シフト入力へ入力される電位も更に上昇する。こ
れに伴なって、前記図6に示した前記論理閾値Vtは
する。
【0062】論理閾値Vtが下降すると、当該第1イ
ンバータゲートにおける入力電圧Vinと出力電圧Vout
との関係は、この図6の実線LA1から破線LB1へと
変化する。従って、同一の入力電圧Vinであったとして
も、当該第1インバータゲートから出力される電圧は、
更にVB1からVC1へと下降する。これは、あたかも
該1インバータゲートの電圧利得が上昇されたのと同等
の効果と言うことができる。
【0063】一方、前記第1インバータゲートの出力が
接続されている前記第2インバータゲートの前記論理閾
値シフト入力については、これに入力される電位は下降
する。これに伴なって、前記図7に示した前記論理閾値
Vtは上昇する。
【0064】このように該論理閾値Vtが上昇すると、
該第2インバータゲートにおけるその入力電圧Vinとそ
の出力電圧Voutとの関係は、この図7の実線LA2か
ら破線LB2へと変化する。
【0065】これに伴なって、当該第2インバータゲー
トが出力する電圧は、同一の入力電圧Vinであったとし
ても、VB2からVC2へと変化する。このような変化
は、あたかも当該第2インバータゲートの電圧利得が上
昇したのと同等の効果と言うことができる。
【0066】なお、前記図5〜前記図7を用いた以上の
説明においては、前記基準電圧VRに対して、前記アナ
ログ信号電圧VIが大の場合である。
【0067】しかしながら、これとは逆に、前記基準電
圧VRに比べて前記アナログ信号電圧VIが小の場合で
あったとしても、前記第2インバータゲートの出力によ
って前記第1インバータゲートの論理閾値が上昇され、
前記第1インバータゲートの出力にて前記第2インバー
タゲートの前記論理閾値が下降され、同様の効果を得る
ことができる。即ち、前記第1インバータゲートの電圧
利得上昇と同等の効果と、前記第2インバータゲートの
電圧利得上昇と同等の効果を得ることができる。
【0068】このように、本実施例によれば、前記第1
インバータゲート及び前記第2インバータゲートの電圧
利得を効果的に上昇することができ、結果としてその比
較動作速度を向上することができる。
【0069】図8は、本発明が適用された第2実施例の
チョッパ型コンパレータの回路図である。
【0070】この図8に示される如く、本第2実施例に
ついては、前記第1実施例において前記第1インバータ
ゲートのその論理閾値をシフトさせるために用いられ
る、前記図1に示される前記PチャネルMOSトランジ
スタM5が省略されている。又、前記第2インバータゲ
ートのその論理閾値をシフトさせるために用いられてい
る、前記図1に示される前記PチャネルMOSトランジ
スタM7が省略されている。
【0071】図9は、本第2実施例におけるリセット動
作を示す回路図である。又、図10は、本第2実施例に
おける比較動作を示す回路図である。
【0072】本第2実施例において用いるそれぞれのM
OSトランジスタをいずれも前記第1実施例に用いたも
のと同等とした場合、本第2実施例の方が論理閾値のシ
フト量は少なくなる傾向がある。即ち、前記第1インバ
ータゲートや前記第2インバータゲートのその論理閾値
シフト入力の電圧が同一電圧幅だけ変化したとしても、
変化する論理閾値のシフト量は少なくなる。
【0073】しかしながら、本第2実施例についても、
これら図9及び図10に示される如く、同様の傾向の動
作がなされ、前記第1実施例と類似した効果を得ること
ができ、比較動作速度の向上を図ることができる。
【0074】図11は、本発明が適用された第3実施例
のチョッパ型コンパレータの回路図である。
【0075】この図11に示す如く、本第3実施例につ
いては、前記図1に示した前記第1実施例に用いられる
前記NチャネルMOSトランジスタM6及びM8を省略
したものである。即ち、前記第1インバータゲートのそ
の論理閾値をシフトさせるために用いられる前記Nチャ
ネルMOSトランジスタM6と、前記第2インバータゲ
ートのその論理閾値をシフトさせるために用いられる前
記NチャネルMOSトランジスタM8を省略したもので
ある。
【0076】これに伴なって、本第3実施例について
は、前記第1実施例に比べて論理閾値のシフト量が小さ
くなっている。即ち、前記第1インバータゲート又前記
第2インバータゲートについて、それぞれの前記論理閾
値シフト入力へ入力される電圧の変化量に対するそれぞ
れの前記論理閾値の変化量は、本第3実施例については
前記第1実施例より少なくなる傾向がある。
【0077】しかしながら、本第3実施例についても、
前記第1実施例と同傾向の効果を得ることができ、その
比較動作速度を向上することができるものである。
【0078】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
クロック信号の数の増加等で制御が複雑にならないよう
にしながら、又、消費電力の増加を抑えながら、比較動
作速度を向上することができるという優れた効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された第1実施例のチョッパ型コ
ンパレータの回路図
【図2】前記第1実施例におけるリセット動作を示す回
路図
【図3】前記第1実施例の第1インバータゲートのリセ
ット動作時の出力電圧を示すグラフ
【図4】前記第1実施例の第2インバータゲートのリセ
ット動作時の出力電圧を示すグラフ
【図5】前記第1実施例における比較動作を示す回路図
【図6】前記第1実施例の第1インバータゲートの比較
動作時の出力電圧を示すグラフ
【図7】前記第1実施例の第2インバータゲートの比較
動作時の出力電圧を示すグラフ
【図8】本発明が適用された第2実施例のチョッパ型コ
ンパレータの回路図
【図9】前記第2実施例のリセット動作を示す回路図
【図10】前記第2実施例の比較動作を示す回路図
【図11】本発明が適用された第3実施例のチョッパ型
コンパレータの回路図
【符号の説明】
CP…比較結果信号 C1…ホールドコンデンサ(第1コンデンサ) C2…ホールドコンデンサ(第2コンデンサ) G…インバータゲート(出力バッファ) M1、M3、M5、M7…PチャネルMOSトランジス
タ M2、M4、M6、M8…NチャネルMOSトランジス
タ SWI…アナログ入力スイッチ SWR…基準電圧スイッチ SWS1…第1閾値シフトスイッチ SWS2…第2閾値シフトスイッチ SW1A、SW1B、SW2A、SW2B…リセットス
イッチ VI…アナログ信号電圧 VR…基準電圧

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1インバータゲート、第2インバータゲ
    ート、前記第1インバータゲートの出力と前記第2イン
    バータの入力との間に直列接続された第2コンデンサ、
    基準電圧及びアナログ入力電圧がそれぞれ交互に入力さ
    れるスイッチ、該スイッチと前記第1インバータゲート
    の入力との間に直列接続される第1コンデンサから成
    る、前記基準電圧と前記アナログ電圧との大小関係を判
    するチョッパ型コンパレータにおいて、前記第1のインバータゲートは、前記第2のインバータ
    ゲートの出力を入力とし前記第1のインバータゲートの
    論理閾値を変更する第1論理閾値シフト回路を有し、 前記第2のインバータゲートは、前記第1のインバータ
    ゲートの出力を入力とし前記第2のインバータゲートの
    論理閾値を変更する第2論理閾値シフト回路を有し、 前記第2のインバータゲートがH状態を出力する時に
    は、前記第1論理閾値シフト回路により前記第1のイン
    バータゲートの論理閾値を下降させ、前記第1のインバ
    ータゲートがH状態を出力する時には、前記第2論理閾
    値シフト回路により前記第2のインバータゲートの論理
    閾値を下降させる ことを特徴とするチョッパ型コンパレ
    ータ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のチョッパ型コンパレータ
    において、前記第1および第2のインバータゲートは、電源VDD
    からグランドGNDへ順にそれぞれのドレインおよびソ
    ースが直列に接続される2又は1個のPチャネルMOS
    トランジスタおよび1又は2個のNチャネルMOSトラ
    ンジスタで構成されるものであり、 前記第1のインバータゲートは、 前記第2のインバータゲートの出力をそれぞれのゲート
    入力とする第1PチャネルMOSトランジスタおよび第
    1NチャネルMOSトランジスタの両方またはどちらか
    一方で前記第1論理閾値シフト回路を、 前記第1のインバータゲートの入力をそれぞれのゲート
    入力とする第2PチャネルMOSトランジスタおよび第
    2NチャネルMOSトランジスタで反転増幅器を構成
    し、 前記第2のインバータゲートは、 前記第1のインバータゲートの出力をそれぞれのゲート
    入力とする第3PチャネルMOSトランジスタおよび第
    3NチャネルMOSトランジスタの両方またはどちらか
    一方で前記第2論理閾値シフト回路を、 前記第2のインバータゲートの入力をそれぞれのゲート
    入力とする第4PチャネルMOSトランジスタおよび第
    4NチャネルMOSトランジスで反転増幅器を構成した
    ことを特徴とするチョッパ型コンパレータ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載のチョッパ型コンパ
    レータにおいて、 前記第1論理閾値シフト回路は、前記基準電圧と前記ア
    ナログ電圧との大小関係の判定時に前記第2のインバー
    タゲートの出力と前記第1論理閾値シフト回路の入力を
    接続する第1閾値シフトスイッチを更に有し、 前記第2論理閾値シフト回路は、前記基準電圧と前記ア
    ナログ電圧との大小関係の判定時に前記第1のインバー
    タゲートの出力と前記第2論理閾値シフト回路の入力を
    接続する第2閾値シフトスイッチを更に有する ことを特
    徴とするチョッパ型コンパレータ。
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