JP3108733B2 - 基礎構造に使用するシート材 - Google Patents

基礎構造に使用するシート材

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JP3108733B2 JP04152666A JP15266692A JP3108733B2 JP 3108733 B2 JP3108733 B2 JP 3108733B2 JP 04152666 A JP04152666 A JP 04152666A JP 15266692 A JP15266692 A JP 15266692A JP 3108733 B2 JP3108733 B2 JP 3108733B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として住宅の基礎
として用いられるコンクリート基礎構造に使用されるシ
ート材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、型枠内にコンクリートを打設し
た従来の基礎の構造を示している。即ち、従来において
は、まず地盤を掘削して根伐りを行ない、この根伐り溝
(1)の底部に栗石(4)を敷設するとともに、その栗
石(4)上に、ベース枠(5)と立ち上がり枠(6)と
からなる型枠(7)を組み立てて、フーチング部(8)
と布部(9)とからなる基礎コンクリート(10)を打設
している。
【0003】他方、この図のように、栗石(4)上に基
礎コンクリート(10)を直接打設せずに、まず、その栗
石(4)上に、図5で示すように捨てコンクリート(1
1)を打設し、更にその捨てコンクリート(11)上に図
6で示すように墨打ちして配筋のための基礎芯(12)を
表示し、しかる後、型枠を組んでコンクリートを打設す
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の基礎構造に
おいて、図4のように、栗石(4)上に直接基礎コンク
リート(10)を打設する構造においては、打設されたコ
ンクリート(10)内の水分が、透水性の良い栗石(4)
を通して下方へ流出し、このために打設したコンクリー
ト(10)の硬化が早くなり、基礎コンクリート(10)内
に埋設されるアンカーボルトの設置、或いは、そのアン
カーボルトの位置の修正等が困難となる不都合がある。
また、栗石(4)上には、正確に基礎芯を表示すること
ができないため、配筋作業も正確に行なうことが困難で
ある。
【0005】他方、図5及び図6のように捨てコンクリ
ート(11)を打設した場合には、水分が流出する恐れが
なく、また、図6のように基礎芯墨(12)を正確に表示
することも可能であるが、捨てコンクリート(11)の打
設には相当な手間と時間を要するという問題がある。
【0006】更に、上記根伐り溝(1)は、地盤上に石
灰を撒いて、それにしたがって掘削するようにしている
が、所定の幅で正確に掘削されるとは限らず、この根伐
り溝(1)の幅が設計位置よりもずれている場合には、
前記基礎芯墨(12)の墨打ち作業の際か、或いは、捨て
コンクリート(11)のない場合には配筋作業の時であ
り、この段階になって慌てて根伐り幅を調整しなければ
ならないという問題がある。
【0007】この発明は、このような従来の欠点を解消
し、捨てコンクリートを打設することなく、配筋のため
の基礎芯を表示でき或いは打設したコンクリートの水分
が地中へ流出することがない基礎構造に使用するシート
材を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、上記の課題を解決
するため、この出願のシート材は、基礎コンクリート
下側に敷設されるシートであって、その表面に配筋を行
なうための基礎芯を表示してあること、建物のモジュー
ル芯を表示してあること、シートの幅が所定の根伐り幅
となっているように形成されていること、或いはシート
全体が透明となっていることを特徴としている。
【0009】
【作用】上記のように、シート材の表面に基礎芯等を表
示することによって、それらを正確にかつ簡単に表示で
き、面倒な墨打ち作業等も行なう必要がない。更に、シ
ート材を透明とすることによって、下側の栗石内に土が
混入している等といった状況を簡単に把握できる。
【0010】
【実施例】図3は、この発明のシート材(21)(21)…
を、根伐り溝(22)の底部に敷設した状態を示してお
り、このように、根伐り溝(22)の長手方向に沿って、
その直線方向毎に一体にシート材(21)を敷設するもの
である。
【0011】 上記シート材(21)は、不透水性若しくは
透水性の少ない透明体によって形成されるが、その表面
に、鉄筋配筋を行なうための基礎芯(23)がその方向に
沿って予め表示されている。またその基礎芯(23)に沿
う長手方向に、建物のモジュール芯(24)(24)…を表
示している。上記シート材(21)の幅Lは、所定の根伐
り溝(22)の幅と同じ幅とする。他方、そのシート材
(21)の両端縁に沿って、打設する基礎コンクリートの
ベース部の幅を示すためのベース幅ライン(25)(25)
が表示してある。
【0012】 上記において、基礎芯(23)は、これに沿
って鉄筋配筋を施すことによって、容易に正確に直線上
に配置することができる。また、基礎に換気孔等の切欠
部等がある場合には、モジュール芯(24)を基準として
測定することによって、その位置を正確に出すことがで
き、これによって切欠部の配筋等も正確に位置出しでき
る。また、基礎芯(23)が直交するコーナー部において
は、一方に表示された基礎芯(23)の延長線上にモジュ
ール芯(24)が来るように配置することによって、シー
ト材(21)を正確に位置決めできる。加えて、ベース幅
を示すライン(25)(25)によって、ベース枠の位置等
も正確に決めることが可能となる。加えて、シート材
(21)は、その幅が根伐り溝(22)の幅と同じ幅とされ
ているので、このシート材(21)を基礎芯(23)が正確
に通るようにして敷くだけで、根伐り溝(22)が正確に
掘削されているかどうかを直ちに知ることができる。特
に、このシート材(21)の敷設は、根伐り作業の直後に
直ちに行なうことができるから、その場で即座に根伐り
溝(22)の修正を行なうことも可能である。
【0013】 図2は、シート材(21)の敷設方法を示し
たもので、根伐り溝の底部に設置された栗石(27)の上
面に、予めロール状に巻かれた長尺のシート材(21)を
転動させながら簡単に敷設することができる。栗石(2
7)の代わりに、砕石やクラッシャランが用いられる場
合がある。このとき、シート材(21)の全体を透明体で
形成しておくことにより、その栗石(27)の上に根伐り
土等の異物が落下している場合でも、外側から容易に確
認することができ、また、シート材(21)を持ち上げる
だけで簡単に除去できる。
【0014】 図1は、基礎コンクリート(29)の打設後
の状態を示しており、シート材(21)の上方に、ベース
筋(31)及び立ち上がり筋(32)を配筋し、ベース枠
(32)と立ち上がり枠(33)を設置して型枠を施工した
後、上方から基礎コンクリート(34)を打設するように
している。この基礎コンクリート(34)の打設の際、そ
のコンクリート内の水分は、不透水性若しくは透水性の
少ないシート材(21)によって遮断されて、栗石(27)
側に流出しないか若しくは流出量が少ないため、基礎コ
ンクリート(34)が早期に硬化することがない。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、基礎
コンクリートの下側に敷設されるシート材に基礎芯を予
め表示しているので、その後の配筋作業が容易である。
更に、同じくシート材の表面に建物のモジュール芯を表
示することによって、配筋の長 手方向の配置即ち切欠部
の位置が正確に出すことができることになる。同じくシ
ート材の幅を所定の根伐り幅となるようにしておけば、
このシート材を敷くことによって、根伐り幅が正確に形
成されているかどうかを直ちに知ることができ、その場
で根伐り溝の修正を行なうことができる。他方、シート
材全体を透明とすることにより、その下側に敷設された
栗石等の状況を把握でき、例えば根伐り土等が落下して
いる場合には、シート材を持ち上げて直ちに除去できる
といった効果がある。加えて、捨てコンクリート等を打
設する場合に比較して、敷設作業が非常に簡単で速やか
に行なうことができるとともに、予め前記のような基礎
芯等が表示されているので、墨打ちして表示する場合に
比較して、作業性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す基礎コンクリートの打
設状態の断面図である。
【図2】シート材の敷設方法を示す要部の斜視図であ
る。
【図3】同じくシート材の敷設状況を示す根伐り溝の斜
視図である。
【図4】従来の基礎コンクリートの打設状態を示す断面
図である。
【図5】捨てコンクリートを打設する従来の根伐り部の
構造を示す断面図である。
【図6】同じく根伐り部の斜視図である。
【符号の説明】
(21) シート材 (22) 根伐り溝 (23) 基礎芯 (24) モジュール芯 (25) ベース幅ライン (31) ベース筋 (32) 立ち上がり鉄筋 (34) 基礎コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 27/01

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎コンクリートの下側に敷設されるシ
    ートであって、その表面に配筋を行なうための基礎芯を
    表示してあることを特徴とするシート材。
  2. 【請求項2】 基礎コンクリートの下側に敷設されるシ
    ートであって、表面に建物のモジュール芯を表示したシ
    ート材。
  3. 【請求項3】 基礎コンクリートの下側に敷設されるシ
    ートであって、その幅が所定の根伐り幅となっているこ
    とを特徴とするシート材。
  4. 【請求項4】 基礎コンクリートの下側に敷設されるシ
    ートであって、全体が透明であることを特徴とするシー
    ト材。
JP04152666A 1992-05-19 1992-05-19 基礎構造に使用するシート材 Expired - Fee Related JP3108733B2 (ja)

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