JP3108262U - 組立て式什器用のプレートと、そのプレートを使用した組立て式什器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 組立て式什器を簡単に形成することができるプレートを提供し、該プレートを使用して迅速且つ容易に組立てることができる組立て什器を提供することを課題としている。
【解決手段】 この考案の組立て什器用のプレートは、屑圧縮材,紙,ベニヤ,合成樹脂等の弾性材料からなり、長方形状の板の短辺1a側から外周側に向かって突出する複数の突起2が一体形成されている。また該突起2を所定の摩擦抵抗を伴って挿入及び脱抜することが可能な挿入孔3a,3b,3c,3dが複数穿設されている。さらに突起2の基端部がR面取り加工され、Rのサイズが、両R間の距離が、Rの途中で挿入孔3a,3b,3c,3dの幅サイズと一致するように設定されている。
またこの考案の組立て什器は、上記構成によるプレート1を部品とし、所定のプレート1の挿入孔3a,3c,3dに他のプレート1の突起2を挿入することによって形成される。
【選択図】 図1
【解決手段】 この考案の組立て什器用のプレートは、屑圧縮材,紙,ベニヤ,合成樹脂等の弾性材料からなり、長方形状の板の短辺1a側から外周側に向かって突出する複数の突起2が一体形成されている。また該突起2を所定の摩擦抵抗を伴って挿入及び脱抜することが可能な挿入孔3a,3b,3c,3dが複数穿設されている。さらに突起2の基端部がR面取り加工され、Rのサイズが、両R間の距離が、Rの途中で挿入孔3a,3b,3c,3dの幅サイズと一致するように設定されている。
またこの考案の組立て什器は、上記構成によるプレート1を部品とし、所定のプレート1の挿入孔3a,3c,3dに他のプレート1の突起2を挿入することによって形成される。
【選択図】 図1
Description
この考案は物品等を展示及び整理する組立て式什器用のプレートと、該プレートからなる組立て式什器に関する。
従来、物品の展示や整理等を行なうための什器として、発泡ポリスチレン材等からなる平板により側板,仕切板,底板等の部材を形成し、仕切板や底板に挿入舌片(突起)を外周に向かって突出させて設けるとともに、側板に上記挿入舌片が挿入される嵌合孔を設け、挿入舌片を嵌合孔挿入することによって組立てられる組立て式什器が公知となっている(例えば特許文献1参照)。
登録実用新案第3036994号公報
しかし、上記組立て式什器を構成する各部品は、什器の最終形状に合った専用品であり、各々に応じて突起や嵌合孔を設計して設ける必要がある。このため各部品の設計は容易ではなく、用途に応じた各組立て式什器の製造は容易ではないという欠点があった。
また各部品が専用品であるため、什器を組立てる際は、組立て説明書に記載された順にしたがって各部品を正確に連結して組立てなければならず、必ずしも組立てが容易であるとはいえない。また基本的に組立て式什器は、予め決められた形状以外の形状に変更することはできず、什器の形状変更が容易でないという欠点もあった。
上記課題を解決するための本考案の組立て式什器用のプレートは、第1に、所定形状の板から外周側に向かって突出する複数の突起2と、該突起2と同一サイズの突起を、所定の摩擦抵抗を伴って挿入及び脱抜することが可能な挿入孔3a,3b,3c,3dが複数穿設された弾力性を有する材料からなることを特徴としている。
第2に、弾力性を有する材料が、屑圧縮材,紙,ベニヤ,合成樹脂等の弾性材料からなることを特徴としている。
第3に、突起2の基端部がR面取り加工され、Rのサイズが、両R間の距離が、Rの途中で挿入孔3a,3b,3c,3dの幅サイズと一致するように設定されたことを特徴としている。
第4に、板の形状が平面視で方形であることを特徴としている。
第5に、板の形状が平面視で長方形であることを特徴としている。
第6に、突起2が少なくとも相対する一対の辺に、平面視における板面1Sの中心C又は所定の中心線CV,CHに対して点対称又は線対称の位置に配置されたことを特徴としている。
第7に、突起2が、平面視における板の短辺1aに、板面1Sの中心点C又は所定の中心線CV,CHに対して点対称又は線対称の位置に配置されたことを特徴としている。
第8に、一つの辺に2個以上突起2が設けられたことを特徴としている。
第9に、突起2が板に一体成形され、平面視で方形をなし、自由端側の両端部がR面取りされた形状をなすことを特徴としている。
第10に、挿入孔3aが、板面1Sにおける突起2に対向する位置に、突起2間のピッチと同一ピッチで設けられたことを特徴としている。
第11に、挿入孔3a,3bが、板面1Sにおける突起2に対向する位置を含め、板の辺1a,1bに沿って同一ピッチで複数設けられたことを特徴としている。
第12に、板の辺1a,1bに沿って設けられた挿入孔3a,3bが、平面視における板面1Sの中心点C又は所定の中心線CV,CHに対して点対称又は線対称の位置に配置されたことを特徴としている。
第13に、挿入孔3cが、平面視における板面1Sの中心点Cを中心として、突起2間のピッチと同一ピッチで縦方向に設けられたことを特徴としている。
第14に、挿入孔3dが、平面視における板面1Sの中心点Cを中心として、突起2間のピッチと同一ピッチで横方向に設けられたことを特徴としている。
第15に、プレートの板面1Sに物品の展示用の孔4,6,7,8を複数穿設したことを特徴としている。
第16に、展示用の孔4,6,7,8が平面視で円形状又は円弧形状又は長孔形状を有し、所定の規則に則って配置されたことを特徴としている。
また上記構成による組立て式什器用のプレートによって形成される組立て式什器は、第17に、上記第1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は10又は11又は12又は13又は14又は15又は16に記載の特徴を有するプレート1を部品とし、所定のプレート1の挿入孔3a,3c,3dに、他のプレートの突起2を挿入することによって形成されることを特徴としている。
第18に、少なくとも組立て式什器を構成する底板と左右側板と天板と棚板とを上記第10又は11又は12又は13又は14に記載の特徴を有するプレートから構成し、底板及び天板の突起2を、側板の突起2に対向する挿入孔3aに挿入することによって組立て式什器の周壁を形成することを特徴としている。
第19に、少なくとも左右両側板を上記第13又は14に記載の特徴を有するプレートから構成し、棚板を請求項15又は16に記載のプレートから構成し、側板の縦方向に設けられた挿入孔3c又は横方向に設けられた挿入孔3dに、棚板の突起2を挿入することによって、棚板を取り付け、棚板を補強部材と兼用したことを特徴としている。
第20に、底板と左右側板と天板と棚板とが全て同一のプレートからなることを特徴としている。
第21に、上記特徴の第17又は18又は19又は20に記載の複数の組立て式什器の所定のプレートの挿入孔3a,3c,3dに、他のプレートの突起2を挿入することによって複数の組立て式什器が連結されたことを特徴としている。
以上のように構成される本考案のプレートによると、該プレートには、突起とその突起と同一サイズの突起に対応する挿入孔とが設けられているため、複数のプレートを組み合わせ、所定のプレートの挿入孔に他のプレートの突起を挿入することによって、組立て式什器を簡単に形成することができるという効果がある。
このとき突起と挿入孔のサイズは決まっているため、突起の突出位置と挿入孔の配置によって、組立て式什器を様々な形状とすることができ、また一種類のプレートによって什器を組立てることもできるため、什器にかかるコストを低く押さえることができるという効果もある。
なおプレートが屑圧縮材,紙,ベニヤ,合成樹脂等の弾性材料からなり弾力性を有しており、挿入孔は、所定の摩擦抵抗を伴って突起の挿入及び脱抜が可能であるため、挿入孔に対する突起をガタを小さくすることができ、什器の形状維持性能が比較的高く、且つ組立て式什器の分解も容易となるという利点がある。また什器の設置場所,用途,展示対象の物品等に応じた材料を選択することもできる。
一方突起の基端部がR面取り加工され、Rのサイズが、両R間の距離が、Rの途中で挿入孔の幅サイズと一致するように設定することにより、突起を挿入孔に挿入し、その最奥まで突起を移動させる過程で、そのR部分が突起と挿入孔との間の幅方向の嵌め合い誤差を吸収し、挿入孔に挿入された突起の幅方向のガタをなくすことができる。
なお板の形状を平面視で方形とすることによって、全体として方形をなす組立て式什器を簡単に形成することができ、特に板の形状を正方形とすることにより、プレートの方向性が定まり、組立て式什器の組立てを簡単に行うことができる。
また板の形状が方形又は長方形をなす場合に、突起2を少なくとも相対する一対の辺に、板面1Sの中心C又は所定の中心線CV,CHに対して点対称又は線対称の位置に配置することによって、什器の組立て時にプレートの裏表又は左右又は上下にとらわれずに簡単に什器を組立てることができるという利点がある。
そして一つの辺に2個以上突起を設けることによって、突起と挿入孔との組み合わせのバリエーションが増加し、組立て式什器の形状バリエーションが増加する。特に平面視で長方形をなす板の短辺に2つ以上の突起を設けることによって、長辺を使用して大きな組立て式什器を簡単に形成することが可能となる。
なお突起が、板に一体成形された平面視で方形をなし、自由端側の両端部がR面取りされた形状である場合は、突起を板のカッティング等によって簡単に形成することができ、また挿入孔への挿入開始が容易となる。
一方挿入孔を、板面における突起に対向する位置に、突起間のピッチと同一ピッチで設けることによって、複数の突起を同時に挿入孔に挿入することができ、2つのプレートが安定して組み立てられるという利点がある。特に挿入孔を、板面における突起に対向する位置を含め、プレートの各辺に沿って同一ピッチで複数設けられたことによって、所定のプレートを他のプレートに沿って自由に組付けることができ、組立て式什器の形状バリエーションが増加する。
そして板の辺に沿って設けられた挿入孔を、平面視における板面の中心点又は所定の中心線に対して点対称又は線対称の位置に配置することにより、対称形状の什器を簡単に形成することができる。
さらに挿入孔を、平面視における板面の中心点を中心として、突起間のピッチと同一ピッチで縦方向又は横方向に設けることによって、プレートの板面の中央に、縦(垂直)方向又は横(水平)方向にプレートを組付けることができ、該プレートを棚板とすることができると共に、上記プレートを什器の形状を維持する補強と兼用することもできる。
このときプレートの板面に物品の展示用の孔を複数穿設することによって、該孔を使用して物品等を掛止して展示することができ、金具等を使用してメガネ用のチェーン等を簡単に展示することができる。そして展示用の孔を、平面視で円形状又は円弧形状又は長孔形状とし、所定の規則に則って配置することによって、物品等を引っ掛ける孔を自由に選択することができる他、また各孔によって什器の模様を形成することができる。
一方各構造のプレートを部品として、所定のプレートの挿入孔に、他のプレートの突起を挿入することによって形成される什器は、前述のように様々な形状に容易に形成され、汎用の組立て式什器が簡単に製造され、且つプレートの組み合わせ方を変更することによって、什器の形状変更を容易に行うことができる。そして任意のプレートの突起を他のプレートの挿入孔に挿入するだけであるため、什器の組立ても簡単である。また組立て式什器を簡単に複数のプレートに分解することができ、分解によって組立て式什器を簡単に持ち運び移設することができる。
このとき底板及び天板の突起を、側板の突起に対向する挿入孔に挿入することによって、簡単に組立て式什器の周壁を形成することができ、さらに側板の縦方向又は横方向に設けられた挿入孔に、棚板の突起を挿入することによって、縦横自在の棚板を取り付け、該棚板の孔を使用してチェーン等を簡単に展示できる他、メガネ等を棚板に置いて簡単に展示することができるという利点もある。
そして底板と左右側板と天板と棚板とを全て同一のプレートから構成することにより、什器にかかる製造及び材料費のコストを低く押さえることができる他、組立て式什器の部品点数を少なくすることができ、さらに部品がすべて同じものとなるため、組立てミスも少なくなり組立てが簡単となる。
なお組立て式什器の所定のプレートの挿入孔に、他のプレートの突起を挿入することによって複数の組立て式什器が連結でき、設置場所に応じて縦横に延長して什器を組立てることができるという利点がある。
図1は本考案の組立て式什器用プレートの斜視図である。なお什器は、日常使用する家具や道具、器物の他、棚等を含む。プレート1は、木屑圧縮材を材料とする一定の厚みを有する略長方形の板から外周側に向かって複数の突起2が突出した形状となっている。上記木屑圧縮材は、木材等のチップを接着剤と混合して熱成形した弾力性に富んだ従来公知のものである。突起2は、長方形をなす板の対向する短辺1aに、外周側に向かって突出して2つ設けられている。突起2は板と一体形成されている。
各短辺1aに形成された突起2は、平面視で両短辺1aの中心をつないだ縦方向の中心線CVを対称線として線対称となっている。両短辺1aに形成された突起2は、平面視で両長辺1bの中心をつないだ横方向の中心線CHを対称線として線対称となっている。
上記プレート1の板面1Sには、各突起2に向かい合う位置で、短辺1aに沿って挿入孔3aが形成されている。板面1Sには、各長辺1bに沿って複数(本実施形態においては4つ)の挿入孔3bも形成されている。長辺1bに沿う挿入孔3bは、平面視で上記中心線CHを対称線として線対称となっている。
さらに板面1Sには、板面1Sの中心点Cを中心とする、縦方向に2つの挿入孔3cと、横方向に2つの挿入孔3dも形成されている。縦方向の2つの挿入孔3cと、横方向の2つの挿入孔3dとは、中心点Cを中心として十字状をなす。
各挿入孔3a,3b,3c,3dは、上記突起2と同一サイズの突起、例えば他のプレート1の突起2の所定の摩擦抵抗を伴った挿入及び脱抜が可能なサイズとなっている。具体的には、全ての挿入孔3a,3b,3c,3dが同一形状で、突起2の幅h及び厚さtに対して所定の嵌合誤差分だけ大きな寸法の幅h'及び長さlを持つ平面視長方形状をなし、板面1Sを貫通している。
一方短辺1aに沿う2つの挿入孔3a間のピッチと、長辺1bに沿う4つの挿入孔3b間のピッチと、中心点Cを中心とする縦方向の2つの挿入孔3c間のピッチと、中心点Cを中心とする横方向の2つの挿入孔3c間のピッチは、全て同一で、各短辺1aに並設される2つの突起2間のピッチと同じである。
上記のように所定のプレート1の挿入孔3a又は3b又は3c又は3dに対して、他のプレートの突起2を所定の摩擦抵抗を伴って挿入することができ、同一方向に隣接する挿入孔3a又は3b又は3c又は3d間のピッチが突起2のピッチと同一であるため、同一方向に隣接する挿入孔3a又は3b又は3c又は3dに、一方の短辺1aに形成される2つの突起2を同時に挿入することができる。
なお図2に示されるように、突起2の自由端側の両端は、R面取り加工されている。このため、図2(A)に示されるように、挿入孔3a,3b,3c,3dへの突起2の挿入開始を容易に行い、図2(B)に示されるように、挿入孔3a,3b,3c,3dへの突起2の挿入作業を続行し、図2(C)に示されるように、挿入孔3a,3b,3c,3dへの突起2の挿入作業を終了することができる。
なお図2(C)の拡大図に示すように突起2の両基端部はR面取り加工されている。Rのサイズは両R間の距離が、Rの途中で挿入孔3a,3b,3c,3dの幅h'と一致するように設定されている。これにより挿入孔3a又は3b又は3c又は3dと突起2との幅方向の嵌め合い誤差が上記Rによって吸収され、挿入孔3a又は3b又は3c又は3dへの突起2の挿入終了時に、突起2が幅方向にガタツクことはない。
またプレート1の板面1Sには、上記挿入孔3a,3b,3c,3dの他、後述するように物品等を展示するための物品掛止用の平面視で円形状をなす丸孔4,平面視で1/4円弧状長孔をなす1/4円弧孔6,平面視で1/2円弧状長孔をなす1/2円弧孔7,平面視で直線状の長孔8が設けられている。各丸孔4,1/4円弧孔6,1/2円弧孔7,長孔8は規則的に配置されている。
プレート1が以上のように構成されているため、5枚の同一のプレート1を使用して、図3に示されるように、組立て式の什器16を形成することができる。該組立て式什器16は、上記プレート1が、底板9,天板11,左側板12,右側板13,棚板14を構成している。
底板9,天板11,左右側板12,13からなる周壁は、底板9及び天板11の各短辺1aに設けられる1組(2つ)の突起2が、左右側板12,13の各短辺1aに沿って形成される1組(2つ)の挿入孔3bに挿入されて形成されている。
棚板14は、各短辺1aに設けられる1組の突起2が、左右側板12,13の縦方向の1組(2つ)の挿入孔3cに挿入され、底板9,天板11,左右側板12,13に対して垂直に取り付けられている。棚板14は、周壁の形状を維持する補強を兼用している。組立てに使用していない挿入孔3b,3dや、丸孔4又は1/4円弧孔6又は1/2円弧孔7又は長孔8は、本組立て式什器16の模様にもなっている。
本組立て式什器16は、以上のように構成されており、展示用のボール30に取り付けられたメガネ用のチェーン31,32,33を、天板11の丸孔4又は1/4円弧孔6又は1/2円弧孔7又は長孔8に挿入することにより、ボール30によってメガネ用のチェーン31,32,33が天板11に係止され、これによってメガネ用のチェーン31,32,33が展示される。
なお図示しないが、左右側板12,13や垂直の棚板14の丸孔4又は1/4円弧孔6又は1/2円弧孔7又は長孔8に、展示用のボール30に取り付けられたメガネ用のチェーン31,32,33を挿入して展示することもできる。また図示しない掛止用の金具を予め丸孔4又は1/4円弧孔6又は1/2円弧孔7又は長孔8に引っ掛けておき、その金具にチェーン等の物品を掛止し展示することもできる。
さらに天板11や棚板14、左右側板12,13の組立てに使用していない挿入孔3b,3dを使用して上記同様にメガネ用のチェーンを展示することもできる。なおメガネ用のチェーン31,32,33以外にも、他のチェーンや紐、チェーン付きのアクセサリーや時計、メダル等も同様にして展示することができる。この場合展示用のボール30が不要な場合もある。
図4は他の組立て式の什器17を示している。図3の什器と同様、4枚のプレート1が底板9,天板11,左右側板12,13を構成する周壁を形成している。プレート1からなる棚板14は、周壁に対して平行となるように、各短辺1aの1組の突起2が、左右側板12,13の横方向の1組の挿入孔3dに挿入されて取り付けられている。
当該組立て式什器17の場合は、図3に示されるものと同様にメガネ用のチェーン等を展示することができる(図示しない)。また図示するように底板9上,天板11上,棚板14上にメガネ41,42,43などの物品を載置することもできる。
図5は図4の什器17の天板11と底板9を前後にずらした什器18を示している。底板9の各短辺1aに設けられた突起2のうち、後方の突起2のみを左右側板12,13の下端前方位置の挿入孔3aに挿入している。また天板11の各短辺1aに設けられた突起2のうち、前方の突起2のみを左右側板12,13の上端後方位置の挿入孔3aに挿入している。
図5に示される什器18の場合も図4に示される什器17と同様に、各底板9上,天板11上,棚板14上にメガネ41,42,43などの物品を載置することができる。この例では展示スペース(底板9上,天板11上,棚板14上)が前後にずれているので、什器17に比してメガネ41,42,43などの物品の展示効果が高い。
図6は他の形状の什器26が2つ連結された組立て式什器の構成例を示す。この例では図3に示す什器16の天板11の上に左右側板21,22が縦方向に設けられている。具体的には、左右側板21,22の下方の短辺1a側の突起2は天板11の短辺1a側の挿入孔3aに挿入されて形成されている。
そして上記左右側板21,22の上方に天板23が設けられている。具体的には左右側板21,22の短辺1a側の各突起2が天板23の短辺1a側の挿入孔3aに挿入されて形成されている。また天板11,天板23間にその板面1Sが周壁に対して垂直となるように棚板24が縦方向に挿入取り付けされている。棚板24は天板11,23の縦方向の挿入孔3cに挿入されて形成されている。すなわち什器16の上方にさらに周壁を形成することによって什器26が形成されている。
図6に示すように上記の什器26を並べる。周壁に対して垂直となるように横方向に設けられた棚板14,14間にプレート1を用いて什器26同士を連結する。具体的には、連結板27の短辺1a側の突起2を棚板14,14の横方向の挿入孔3dに挿入し連結している。
また周壁に対して垂直となるように縦方向に挿入された棚板24,24間にも同様にプレート1を用いて什器26同士を連結する。具体的には、連結板28の短辺1a側の突起2を棚板24の横方向の挿入孔3dに挿入し連結している。すなわち什器26,26は連結板27,28によって連結され新たな什器29を構成している。
上記の什器29に物品を展示する際には、上述したように各天板11,23にメガネ用のチェーン31,32,33等をボール30を利用し掛止して展示することができる。また各底板9上又は天板11,23上にもメガネ41,42,43などの物品を載置し展示することができる。さらに連結板28上に物品を載置することができるとともに、連結板27,28にメガネ用のチェーン31,32,33等の物品を掛止し展示することもできる。
上記構成による組立て式什器用のプレートに設けられた突起,挿入孔,展示用の孔は上記態様に限らない。例えばプレートの中心に斜め方向に挿入孔を設けるなど、そのサイズ,形状,個数,形成箇所等は自由に変更可能である。
板の材質は、弾性材料であれば良いので、木屑圧縮材だけでなく、紙,ベニヤ,合成樹脂等の材料から自由に選択できる。さらに板の幅や奥行きの異なる数種類の板を製造し什器を組立てることにより、組立てられる什器のバリエーションを増やすことができる。
その他、プレートの長辺側の挿入孔に突起2を挿入して背板を設けることもできるほか、本考案の板による組立て式什器は図示する例に限らず、他の組み合わせによる什器を形成することもできる。例えば上記の什器29にさらに連結板を連結することによって、四方に什器を延長し設置場所に応じた什器を自由に形成することができる。
以上に示されるように、1種類のプレート1のみをパーツとして様々な形状の組立て式什器が形成され、パーツの種類が少ないため、簡単に組立て式什器を組み立てることができ、また場合によっては組立て式什器の特別な設計も不要となる。これにより従来設計や組立てが困難な組立て式什器を簡単に提供することが可能となる。
また比較的簡単に各プレート1を抜き、上記什器を分解することができる。分解後は1種類のパーツ(プレート1)のみであるため、運搬が容易である。また前述のように什器の組立ては容易である。このためプレート1への分解によって、什器を容易に搬送し、移動させることができる。
この考案は主としてメガネやメガネ用のチェーンの展示のほか、書籍,食器,雑貨,食品等の商品の展示及び整理にも応用することができる。
1 プレート
1S 板面
1a 短辺
1b 長辺
2 突起
3a 挿入孔
3b 挿入孔
3c 挿入孔
3d 挿入孔
4 孔
6 孔
7 孔
8 孔
C 中心
CV 中心線
CH 中心線
1S 板面
1a 短辺
1b 長辺
2 突起
3a 挿入孔
3b 挿入孔
3c 挿入孔
3d 挿入孔
4 孔
6 孔
7 孔
8 孔
C 中心
CV 中心線
CH 中心線
Claims (21)
- 所定形状の板から外周側に向かって突出する複数の突起(2)と、該突起(2)と同一サイズの突起を、所定の摩擦抵抗を伴って挿入及び脱抜することが可能な挿入孔(3a),(3b),(3c),(3d)が複数穿設された弾力性を有する材料からなる組立て式什器用のプレート。
- 弾力性を有する材料が、屑圧縮材,紙,ベニヤ,合成樹脂等の弾性材料からなる請求項1の組立て式什器用のプレート。
- 突起(2)の基端部がR面取り加工され、Rのサイズが、両R間の距離が、Rの途中で挿入孔(3a),(3b),(3c),(3d)の幅サイズと一致するように設定された請求項1又は2の組立て式什器用のプレート。
- 板の形状が平面視で方形である請求項1又は2又は3の組立て式什器用のプレート。
- 板の形状が平面視で長方形である請求項1又は2又は3の組立て式什器用のプレート。
- 突起(2)が少なくとも相対する一対の辺に、平面視における板面(1S)の中心(C)又は所定の中心線(CV),(CH)に対して点対称又は線対称の位置に配置された請求項4又は5の組立て式什器用のプレート。
- 突起(2)が、平面視における板の短辺(1a)に、板面(1S)の中心点(C)又は所定の中心線(CV),(CH)に対して点対称又は線対称の位置に配置された請求項5の組立て式什器用のプレート。
- 一つの辺に2個以上突起(2)が設けられた請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7の組立て式什器用のプレート。
- 突起(2)が板に一体成形され、平面視で方形をなし、自由端側の両端部がR面取りされた形状をなす請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8の組立て式什器用のプレート。
- 挿入孔(3a)が、板面(1S)における突起(2)に対向する位置に、突起(2)間のピッチと同一ピッチで設けられた請求項8又は9の組立て式什器用のプレート。
- 挿入孔(3a),(3b)が、板面(1S)における突起(2)に対向する位置を含め、板の辺(1a),(1b)に沿って同一ピッチで複数設けられた請求項10の組立て式什器用のプレート。
- 板の辺(1a),(1b)に沿って設けられた挿入孔(3a),(3b)が、平面視における板面(1S)の中心点(C)又は所定の中心線(CV),(CH)に対して点対称又は線対称の位置に配置された請求項11の組立て式什器用のプレート。
- 挿入孔(3c)が、平面視における板面(1S)の中心点(C)を中心として、突起(2)間のピッチと同一ピッチで縦方向に設けられた請求項11又は12の組立て式什器用のプレート。
- 挿入孔(3d)が、平面視における板面(1S)の中心点(C)を中心として、突起(2)間のピッチと同一ピッチで横方向に設けられた請求項11又は12又は13の組立て式什器用のプレート。
- プレートの板面(1S)に物品の展示用の孔(4),(6),(7),(8)を複数穿設した請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は10又は11又は12又は13又は14の組立て式什器用のプレート。
- 展示用の孔(4),(6),(7),(8)が平面視で円形状又は円弧形状又は長孔形状を有し、所定の規則に則って配置された請求項15の組立て式什器用のプレート。
- 請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は10又は11又は12又は13又は14又は15又は16に記載のプレート(1)を部品とし、所定のプレート(1)の挿入孔(3a),(3c),(3d)に、他のプレートの突起(2)を挿入することによって形成される組立て式什器。
- 少なくとも組立て式什器を構成する底板と左右側板と天板と棚板とを請求項10又は11又は12又は13又は14に記載のプレートから構成し、底板及び天板の突起(2)を、側板の突起(2)に対向する挿入孔(3a)に挿入することによって組立て式什器の周壁を形成する請求項17の組立て式什器。
- 少なくとも左右両側板を請求項13又は14に記載のプレートから構成し、棚板を請求項15又は16に記載のプレートから構成し、側板の縦方向に設けられた挿入孔(3c)又は横方向に設けられた挿入孔(3d)に、棚板の突起(2)を挿入することによって、棚板を取り付け、棚板を補強部材と兼用した請求項18の組立て式什器。
- 底板と左右側板と天板と棚板とが全て同一のプレートからなる請求項19の組立て式什器。
- 複数の請求項17又は18又は19又は20に記載の組立て式什器の所定のプレートの挿入孔(3a),(3c),(3d)に、他のプレートの突起(2)を挿入することによって複数の組立て式什器が連結された組立て式什器。
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JP2004006084U JP3108262U (ja) | 2004-10-15 | 2004-10-15 | 組立て式什器用のプレートと、そのプレートを使用した組立て式什器 |
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JP2011143064A (ja) * | 2010-01-14 | 2011-07-28 | Masahiro Matsubara | 組立て式構造体 |
JP2013059393A (ja) * | 2011-09-12 | 2013-04-04 | Gifu Plast Ind Co Ltd | 収納ラック用の板材、及びこれを使用した収納ラック |
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2004
- 2004-10-15 JP JP2004006084U patent/JP3108262U/ja not_active Expired - Fee Related
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