JP3108241U - クラッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 クラッチトルクを所定通りに保持できるようにすること。
【解決手段】 従動歯車6の円筒軸23の先端部をベース板24の中央ボス部24aの所
定の抜き勾配で外広がり状に形成した凹孔25に圧入嵌合させており、クラッチ機構8を
オフ状態にして、駆動力をプーリ7から摩擦材26を介して従動歯車6に伝達し、クラッ
チ機構8をオン状態にして、駆動力をプーリ7からクラッチ機構8を介して従動歯車6に
伝達するようにしたクラッチ装置4であって、凹孔25の内周面に複数の環状溝32を形
成すると共に、円筒軸23の先端部外周面に複数の環状突条33を形成しており、円筒軸
23の先端部を中央ボス部24aの凹孔25に圧入嵌合させることにより、各環状突条3
3と各環状溝32とを互いに係合させるようにした。
【選択図】 図1

Description

本考案は、例えば磁気テープ装置の再生モードや再生巻戻しモードと早送りモードや巻
戻しモードとを切り換えるためのクラッチ装置に関し、特にクラッチトルクの低下を阻止
するようにしたものである。
磁気テープ装置の一例を図6に基づいて説明すると、シャーシ1に矢印a,b方向に回
転可能に枢支された供給リール台2と巻取リール台3との間にクラッチ装置4が設けられ
ており、該クラッチ装置4は、シャーシ1に設けた支軸5に回転可能に外嵌させた従動歯
車6とプーリ7とを係脱可能に連結するためのクラッチ機構8を有し、支軸5を中心に矢
印c,d方向に揺動可能な揺動アーム9に枢着したアイドラ歯車10が従動歯車6に噛合
され、該アイドラ歯車10を供給リール台2の歯部2aと連動歯車11を介して巻取リー
ル台3の歯部3aとに択一的に噛合させる。なお、12は両リール台2,3に係脱可能に
係合させたテープカセットTから磁気テープTaを引き出してヘッドシリンダ13に巻き
付けるための可動テープガイドポスト、14は全幅消去ヘッド、15は音声消去ヘッド、
16は音声・コントロールヘッド、17は固定テープガイドポスト、18はキャプスタン
18aを正逆回転させるためのキャプスタンモータ、19は磁気テープTaを介してキャ
プスタン18aに圧接離間可能なピンチローラ、20はテンションポスト、21はキャプ
スタンモータ18によりプーリ7を正逆回転させるためのベルトである。
従来、前記クラッチ装置4は、図7及び図8に示すように、従動歯車6の円筒軸23と
円形ベース板24とを同一軸心状Oに支軸5に回転可能に外嵌させると共に、該円筒軸2
3の先端部をベース板24の中央ボス部24aの所定の抜き勾配(t/h)で外広がり状
に形成した凹孔25に圧入嵌合させることにより、その従動歯車6とベース板24とが所
定間隔Lをおいて一体的に連結され、中央ボス部24aを中心に回転可能なプーリ7とベ
ース板24との間に配置した例えばフェルトからなる摩擦材26が該ベース板24に止着
され、従動歯車6とプーリ7との間に介在されて該プーリ7を摩擦材26に押し付ける押
付ばね27が設けられている。なお、図7中、22は支軸5の下端に嵌着させた抜止リン
グである。
前記クラッチ機構8は、従動歯車6に一体形成した外筒部6aに係合して該従動歯車6
と一体に回転し軸心O方向に沿ってのみスライド可能な可動板29と、その可動板29を
プーリ7から離間する方向に押し上げる押上ばね30とを有し、可動板29とプーリ7と
にそれぞれ周方向に所定間隔をおいて複数のクラッチ爪29a,7aが突設されている。
上記構成において、再生モードや再生巻戻しモードでは、図7に実線で示すように、ク
ラッチ機構8をオフ状態にして、キャプスタンモータ18からベルト21を介してプーリ
7にトルクを伝達し、該プーリ7と摩擦材26との間に生じる摩擦抵抗により所定のクラ
ッチトルクを発生させ、そのクラッチトルクをベース板24を介して従動歯車6に伝達す
ることにより、アイドラ歯車10を介して各リール台2,3を正逆回転a,bさせて磁気
テープTaを走行させ、その各リール台2,3に対する磁気テープTaの巻取径が大きく
なると、摩擦材26とプーリ7との間で滑りが生じて、その磁気テープTaにかかる負荷
が過大にならないようにしている。
早送りモードや巻戻しモードでは、図7に仮想線で示すように、切換レバー(図示せず
)による所定の押下力Gで可動板29を押上ばね30に抗して押し下げることにより、両
クラッチ爪29a,7aを互いに係合させ、クラッチ機構8をオン状態にする。これによ
り、キャプスタンモータ18からベルト21を介してプーリ7にトルクを伝達し、そのト
ルクを互いに係合する両クラッチ爪29a,7a及び可動板29を介して従動歯車6に伝
達し、以後は上記と同様の手順で、各リール台2,3を高速で正逆回転a,bさせて、磁
気テープTaを巻き取る。
特開平6−267251号公報
上記従来の構成では、従動歯車6とベース板24と間の間隔Lを所定通りに一定に保持
することにより、摩擦材26とそれに押し付けられたプーリ7との間に発生する摩擦抵抗
で所定のクラッチトルクを発生させているが、図8に示すように、従動歯車6に一体突設
した円筒軸23の先端部をベース板24の凹孔25に圧入嵌合させているだけであるから
、例えば磁気テープ装置を搬送する際や倉庫内に保管しているときに高温雰囲気にさらさ
れて、円筒軸23が拡径され、その拡径力F1による押出力F2でベース板24が凹孔2
5の抜き勾配(t/h)に沿って所定幅αだけ押し出されることがあり、この場合、上述
の高温雰囲気が常温雰囲気に戻っても、従動歯車6とベース板24との間の間隔(L+α
)が広がったままとなり、これによって、クラッチトルクが所定値よりも小さくなって、
摩擦材26とプーリ7との間でスリップが生じやすくなり、例えば再生画面にノイズが生
じたり、再生巻戻しに時間がかかるという難点がある。
本考案は、上記従来の難点に鑑み、クラッチトルクを所定通りに保持できるようにした
クラッチ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の考案は、シャーシの供給リール台と巻取リ
ール台との間に支軸が設けられ、該支軸に合成樹脂製従動歯車の円筒軸と合成樹脂製円形
ベース板とを同一軸心状に回転可能に外嵌させると共に、該円筒軸の先端部をベース板の
中央ボス部の所定の抜き勾配で外広がり状に形成した凹孔に圧入嵌合させることにより、
その従動歯車とベース板とが所定間隔をおいて一体的に連結され、キャプスタンモータに
より回転駆動されるプーリが前記ベース板上に摩擦材を介して中央ボス部を中心に回転可
能に配置され、従動歯車とプーリとの間に介在されて該プーリを摩擦材に押し付ける押付
ばねが設けられ、従動歯車とプーリとの間にクラッチ機構が設けられており、再生モード
や再生巻戻しモードで、クラッチ機構をオフ状態にして、キャプスタンモータの駆動力を
プーリから摩擦材を介して従動歯車に伝達し、早送りモードや巻戻しモードで、クラッチ
機構をオン状態にして、キャプスタンモータの駆動力をプーリからクラッチ機構を介して
従動歯車に伝達し、その伝達した駆動力を従動歯車からアイドラ歯車を介して供給リール
台または巻取リール台に伝達して磁気テープを走行させるようにした磁気テープ装置のク
ラッチ装置であって、前記凹孔の内周面と円筒軸の先端部外周面とのうち、その一方に軸
心方向に沿って小ピッチをおいて複数の横断面略三角形状環状溝が形成されると共に、そ
の他方に軸心方向に沿って小ピッチをおいて複数の横断面略三角形状環状突条が形成され
、前記各環状溝の深さ及び各環状突条の突出幅が前記凹孔の抜き勾配の高さの範囲内に設
定されており、前記円筒軸の先端部を中央ボス部の凹孔に圧入嵌合させることにより、各
環状突条と各環状溝とを互いに係合させるようにしたことを特徴としている。
請求項2に記載の考案は、シャーシに設けた支軸に合成樹脂製従動歯車の円筒軸と合成
樹脂製円形ベース板とを同一軸心状に回転可能に外嵌させると共に、該円筒軸の先端部を
ベース板の中央ボス部の所定の抜き勾配で外広がり状に形成した凹孔に圧入嵌合させるこ
とにより、その従動歯車とベース板とが所定間隔をおいて一体的に連結され、駆動手段に
より回転駆動されるプーリが前記ベース板上に摩擦材を介して中央ボス部を中心に回転可
能に配置され、従動歯車とプーリとの間に介在されて該プーリを摩擦材に押し付ける押付
ばねが設けられ、従動歯車とプーリとの間にクラッチ機構が設けられており、クラッチ機
構をオフ状態にして、駆動力をプーリから摩擦材を介して従動歯車に伝達し、クラッチ機
構をオン状態にして、駆動力をプーリからクラッチ機構を介して従動歯車に伝達するよう
にしたクラッチ装置であって、前記凹孔の内周面と円筒軸の先端部外周面とのうち、その
一方に軸心方向に沿って小ピッチをおいて複数の環状溝が形成されると共に、その他方に
軸心方向に沿って小ピッチをおいて複数の環状突条が形成されており、円筒軸の先端部を
中央ボス部の凹孔に圧入嵌合させることにより、各環状突条と各環状溝とを互いに係合さ
せるようにしたことを特徴としている。
請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の考案において、前記各環状溝と各環状突条
とが前記凹孔の内周面の開口部近傍と円筒軸の先端部外周面とに部分的に形成されている
ことを特徴としている。
請求項4に記載の考案は、請求項2または3に記載の考案において、前記各環状溝と各
環状突条とが横断面略三角形状に形成されていることを特徴としている。
請求項5に記載の考案は、請求項2〜4のいずれかに記載の考案において、前記各環状
溝の深さ及び各環状突条の突出幅が前記凹孔の抜き勾配の高さの範囲内に設定されている
ことを特徴としている。
請求項1に記載の考案は第1の実施の形態(図1〜図4参照)に対応するものであって
、これによれば、例えば搬送する際や倉庫内に保管しているときに高温雰囲気にさらされ
て、従動歯車の円筒軸が拡径され、その拡径による押出力でベース板が凹孔の抜き勾配に
沿って押し出されようとしても、円筒軸の先端部外周面と凹孔の内周面とに形成した各環
状突条と各環状溝とが互いに係合されているので、従動歯車とベース板との間の間隔が従
来のように広がることがなく、プーリと摩擦材との間の摩擦抵抗によるクラッチトルクを
低下させずに所定通りに保持することができる。
また、各環状溝と各環状突条とが横断面略三角形状に形成されているから、円筒軸の先
端部をベース板の凹孔に押し込む際に、各環状溝と各環状突条との対向面が互いに滑って
、その押し込み作業を円滑に行うことができる。
更に、各環状溝の深さ及び各環状突条の突出幅が前記凹孔の抜き勾配の高さの範囲内に
設定されているから、円筒軸付き従動歯車及び中央ボス部付きベース板を金型で樹脂成形
したときに、その樹脂の冷却による収縮で、各環状溝及び各環状突条が金型から確実に離
間され、円筒軸付き従動歯車及び中央ボス部付きベース板を金型から簡単に取り外すこと
ができる。従って、従来の金型に各環状溝及び各環状突条を形成するためのわずかな加工
を施すだけでよく、金型代を従来とほぼ同じ程度に安く抑えることができる。
要するに、金型代が安くついて経済的で、従動歯車とベース板との連結作業を円滑に行
うことができ、しかも、クラッチトルクを所定通りに保持して、例えばノイズの無い鮮明
な画面を再生したり、再生巻戻しを短時間で確実に行うことができるようにした磁気テー
プ装置を提供するものである。
請求項2に記載の考案は基本形態に対応するものであって、これによれば、例えば搬送
する際や倉庫内に保管しているときに高温雰囲気にさらされて、従動歯車の円筒軸が拡径
され、その拡径による押出力でベース板が凹孔の抜き勾配に沿って押し出されようとして
も、円筒軸の先端部外周面と凹孔の内周面とに形成した各環状突条と各環状溝とが互いに
係合されているので、従動歯車とベース板との間の間隔が従来のように広がることがなく
、プーリと摩擦材との間の摩擦抵抗によるクラッチトルクを低下させずに所定通りに保持
することができる。
請求項3に記載の考案によれば、各環状溝と各環状突条とが部分的に形成されているだ
けであるから、比較的小さな力で円筒軸の先端部をベース板の凹孔に容易に押し込むこと
ができると共に、各環状突条と各環状溝とを互いに係合させて、従動歯車とベース板との
間の間隔を一定に保持することができる。
請求項4に記載の考案によれば、各環状溝と各環状突条とが横断面略三角形状に形成さ
れているから、円筒軸の先端部をベース板の凹孔に押し込む際に、各環状溝と各環状突条
との対向面が互いに滑って、その押し込み作業を円滑に行うことができる。
請求項5に記載の考案によれば、各環状溝の深さ及び各環状突条の突出幅が前記凹孔の
抜き勾配の高さの範囲内に設定されているから、円筒軸付き従動歯車及び中央ボス部付き
ベース板を金型で樹脂成形したときに、その樹脂の冷却による収縮で、各環状溝及び各環
状突条が金型から確実に離間され、円筒軸付き従動歯車及び中央ボス部付きベース板を金
型から簡単に取り外すことができる。従って、従来の金型に各環状溝及び各環状突条を形
成するためのわずかな加工を施すだけでよく、金型代を従来とほぼ同じ程度に安く抑える
ことができる。
図1〜図4は本考案の第1の実施の形態であるクラッチ装置4を示すものであって、ベ
ース板24の凹孔25の内周面に、その内周面のほぼ全長にわたって軸心方向Oに沿って
小ピッチpをおいて複数の環状溝32が形成されると共に、従動歯車6の円筒軸23の先
端部外周面に、軸心方向Oに沿って小ピッチpをおいて複数の環状突条33が形成されて
おり、円筒軸23の先端部を凹孔25に圧入嵌合させることにより、各環状突条33と各
環状溝32とを互いに係合させるようにした。上記以外の構成は図6〜図8に示す構成と
ほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
上記構成によれば、例えば搬送する際や倉庫内に保管しているときに高温雰囲気にさら
されて、従動歯車6の円筒軸23が拡径され、その拡径力F1による押出力F2でベース
板24が凹孔25の抜き勾配(t/h)に沿って押し出されようとしても、円筒軸23の
先端部外周面と凹孔25の内周面とに形成した各環状突条33と各環状溝32とが互いに
係合されているので、従動歯車6とベース板24との間の間隔Lが従来のように広がるこ
とがなく(図8参照)、プーリ7と摩擦材26との間の摩擦抵抗によるクラッチトルクを
低下させずに所定通りに保持することができる。
図4に示すように、前記各環状溝32と各環状突条33とが挽目加工により所定の角度
r(この実施の形態では90°)で横断面略三角形状に形成されており、これによって、
円筒軸23の先端部をベース板24の凹孔25に押し込む際に、各環状溝32と各環状突
条33との対向面が互いに滑って、その押し込み作業を円滑に行うことができる。
また、各環状溝32の深さs及び各環状突条33の突出幅sが凹孔25の抜き勾配(t
/h)の高さtの範囲内に設定されており、これによって、円筒軸23付き従動歯車6及
び中央ボス部24a付きベース板24を金型で樹脂成形したときに、その樹脂の冷却によ
る収縮で、各環状溝32及び各環状突条33が金型から確実に離間され、円筒軸23付き
従動歯車6及び中央ボス部24a付きベース板24を金型から簡単に取り外すことができ
る。従って、従来の金型に各環状溝32及び各環状突条33を形成するためのわずかな加
工を施すだけでよく、金型代を従来とほぼ同じ程度に安く抑えることができる。
具体的寸法の一例を示すと、各環状溝32及び各環状突条33のピッチpが0.3mm
、各環状溝32の深さs及び各環状溝32の突出幅sが0.125mm、抜き勾配(t/
h)の長さhが4mm、その高さtが0.2mmである。
要するに、本考案のクラッチ装置4を用いた磁気テープ装置によれば、金型代が安くつ
いて経済的で、従動歯車6とベース板24との連結作業を円滑に行うことができ、しかも
、クラッチトルクを所定通りに保持して、例えばノイズの無い鮮明な画面を再生したり、
再生巻戻しを短時間で確実に行うことができる。
図5は本考案の第2の実施の形態であるクラッチ装置4を示すものであって、複数(こ
の実施の形態では2溝または3溝)の環状溝32が凹孔25の内周面の開口部近傍に所定
の間隔k1だけ部分的に形成されると共に、複数(この実施の形態では2山または3山)
の環状突条33が円筒軸23の先端部外周面に所定の間隔k2だけ部分的に形成されてい
る。上記以外の構成は図1〜図4に示す構成とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号
を付してその説明を省略する。
上記構成によれば、各環状溝32と各環状突条33とが部分的に形成されているだけで
あるから、比較的小さな力で円筒軸23の先端部をベース板24の凹孔25に容易に押し
込むことができると共に、各環状突条33と各環状溝32とを互いに係合させて、従動歯
車6とベース板24との間の間隔Lを一定に保持することができる。
第1、第2の実施の形態では、凹孔25の内周面に環状溝32を形成すると共に、円筒
軸23の先端部外周面に環状突条33を形成したが、その逆に、凹孔25の内周面に環状
突条33を形成すると共に、円筒軸23の先端部外周面に環状溝32を形成してもよい。
また、磁気テープ装置のクラッチ装置4を例にあげて説明したが、これに限定されるわ
けではなく、その他の各種電気機器のクラッチ装置にも適用することができる。
本考案の第1の実施の形態である磁気テープ装置用クラッチ装置を示す縦断面図である。 同要部の縦断面図である。 同要部の分解斜視図である。 同要部の拡大縦断面図である。 本考案の第2の実施の形態である磁気テープ装置用クラッチ装置を示す要部の縦断面図である。 磁気テープ装置の概略平面図である。 従来例を示す縦断面図である。 同要部の縦断面図である。
符号の説明
1 シャーシ
2 供給リール台
3 巻取リール台
4 クラッチ装置
5 支軸
6 従動歯車
7 プーリ
7a クラッチ爪
8 クラッチ機構
10 アイドラ歯車
23 円筒軸
24 ベース板
24a 中央ボス部
25 凹孔
26 摩擦材
27 押付ばね
29 可動板
29a クラッチ爪
30 押上ばね
32 環状溝
33 環状突条
Ta 磁気テープ
t/h 抜き勾配
p ピッチ
s 環状溝の深さ、環状突条の突出幅

Claims (5)

  1. シャーシの供給リール台と巻取リール台との間に支軸が設けられ、該支軸に合成樹脂製
    従動歯車の円筒軸と合成樹脂製円形ベース板とを同一軸心状に回転可能に外嵌させると共
    に、該円筒軸の先端部をベース板の中央ボス部の所定の抜き勾配で外広がり状に形成した
    凹孔に圧入嵌合させることにより、その従動歯車とベース板とが所定間隔をおいて一体的
    に連結され、キャプスタンモータにより回転駆動されるプーリが前記ベース板上に摩擦材
    を介して中央ボス部を中心に回転可能に配置され、従動歯車とプーリとの間に介在されて
    該プーリを摩擦材に押し付ける押付ばねが設けられ、従動歯車とプーリとの間にクラッチ
    機構が設けられており、再生モードや再生巻戻しモードで、クラッチ機構をオフ状態にし
    て、キャプスタンモータの駆動力をプーリから摩擦材を介して従動歯車に伝達し、早送り
    モードや巻戻しモードで、クラッチ機構をオン状態にして、キャプスタンモータの駆動力
    をプーリからクラッチ機構を介して従動歯車に伝達し、その伝達した駆動力を従動歯車か
    らアイドラ歯車を介して供給リール台または巻取リール台に伝達して磁気テープを走行さ
    せるようにした磁気テープ装置のクラッチ装置であって、前記凹孔の内周面と円筒軸の先
    端部外周面とのうち、その一方に軸心方向に沿って小ピッチをおいて複数の横断面略三角
    形状環状溝が形成されると共に、その他方に軸心方向に沿って小ピッチをおいて複数の横
    断面略三角形状環状突条が形成され、前記各環状溝の深さ及び各環状突条の突出幅が前記
    凹孔の抜き勾配の高さの範囲内に設定されており、前記円筒軸の先端部を中央ボス部の凹
    孔に圧入嵌合させることにより、各環状突条と各環状溝とを互いに係合させるようにした
    ことを特徴とするクラッチ装置。
  2. シャーシに設けた支軸に合成樹脂製従動歯車の円筒軸と合成樹脂製円形ベース板とを同
    一軸心状に回転可能に外嵌させると共に、該円筒軸の先端部をベース板の中央ボス部の所
    定の抜き勾配で外広がり状に形成した凹孔に圧入嵌合させることにより、その従動歯車と
    ベース板とが所定間隔をおいて一体的に連結され、駆動手段により回転駆動されるプーリ
    が前記ベース板上に摩擦材を介して中央ボス部を中心に回転可能に配置され、従動歯車と
    プーリとの間に介在されて該プーリを摩擦材に押し付ける押付ばねが設けられ、従動歯車
    とプーリとの間にクラッチ機構が設けられており、クラッチ機構をオフ状態にして、駆動
    力をプーリから摩擦材を介して従動歯車に伝達し、クラッチ機構をオン状態にして、駆動
    力をプーリからクラッチ機構を介して従動歯車に伝達するようにしたクラッチ装置であっ
    て、前記凹孔の内周面と円筒軸の先端部外周面とのうち、その一方に軸心方向に沿って小
    ピッチをおいて複数の環状溝が形成されると共に、その他方に軸心方向に沿って小ピッチ
    をおいて複数の環状突条が形成されており、円筒軸の先端部を中央ボス部の凹孔に圧入嵌
    合させることにより、各環状突条と各環状溝とを互いに係合させるようにしたことを特徴
    とするクラッチ装置。
  3. 前記各環状溝と各環状突条とが前記凹孔の内周面の開口部近傍と円筒軸の先端部外周面
    とに部分的に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のクラッチ装置。
  4. 前記各環状溝と各環状突条とが横断面略三角形状に形成されていることを特徴とする請
    求項2または3に記載のクラッチ装置。
  5. 前記各環状溝の深さ及び各環状突条の突出幅が前記凹孔の抜き勾配の高さの範囲内に設
    定されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のクラッチ装置。
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