JP3099704U - ビデオカセットレコーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】ビデオカセットレコーダにおいて、記録/再生モードとFF/REWモードにおけるテープ走行速度を切り換えるためのクラッチ機構の組み立て作業性を改善する。
【解決手段】 クラッチプーリ6、第1ギア34、第2ギア36、第1コイルばね37、第2コイルばね39及びスリップ部材35を組み立てた中間組み立て品を第1回転軸32に嵌合させると、スリップ部材35のフック部35cが第1回転軸32の環状の溝32aに係合され、第1回転軸32に対してこれら中間組み立て品の抜け止めが自動的に行われる。クラッチプーリ6は、通常使用時では、第1コイルばね37の付勢力によりスリップ部材35側に押しつけられ、その軸受け部6aの内周面がフック部35cに対向して、フック部35の撓みを阻止するので、部品の脱落が防止される。
【選択図】図3

Description

 本考案は、例えばビデオカセットレコーダ(VCR)における記録/再生モードと早送り/巻き戻しモード(FF/REWモード)におけるテープ走行速度を切り換えるためのクラッチ機構に関する。
 VCRにおいて、記録/再生モードでは、テープの走行速度を一定にするために、テープカセットのリールの回転を支持するためのリール台に、モータの駆動力を直接伝達せずに、部材同士の摩擦によりすべりを許容しつつ駆動力を伝達している。一方、FF/REWモードでは、テープの走行速度が一定である必要はないので、モータの駆動力を歯車機構を介して直接リール台に伝達している。そのため、モータの駆動力をリール台に伝達するための駆動力伝達機構には、部材同士の摩擦により駆動力を伝達するスリップ機構と、上記歯車機構とを切り換えるためのクラッチ機構が設けられている。
 VCRにおける一般的な駆動力伝達機構は、キャプスタンモータの回転軸に取り付けられた駆動プーリ及びベルトを介してキャプスタンモータにより回転駆動されるクラッチプーリと、クラッチプーリと同軸に回転自在に軸支されると共に、クラッチプーリと摩擦接触し、クラッチプーリの回転に伴って摩擦力により回転駆動されるスリップ部材と、記録/再生モードではスリップ部材に連結され、FF/REWモードではクラッチプーリに連結される太陽ギアと、太陽ギアに噛合すると共に、巻取り側及び供給側のリール台にそれぞれ設けられたギア部と選択的に噛合することによりリール台のいずれかに駆動力を伝達する遊星ギアと、VCRの駆動モードに応じて、太陽ギアに対してスリップ部材とクラッチプーリのいずれかを選択的に連結するクラッチ機構を備えている。
 一例として、太陽ギア、クラッチプーリ、スリップ部材及びクラッチ機構は同軸に設けられており、スリップ部材の上端が太陽ギアに係合されて、両者は一体的に回転する。また、クラッチ機構は、軸方向に上下に分離された2枚のクラッチ板と、2枚のクラッチ板を互いに離反する方向に付勢する圧縮コイルばねと、VCRの駆動モードに応じて、2枚のクラッチ板の係合と離反を制御する駆動レバーなどで構成されている。一方のクラッチ板は太陽ギア又はスリップ部材と一体的に回転するように係合され、他方のクラッチ板はクラッチプーリと一体的に回転するように係合されている。記録/再生モードでは、2枚のクラッチ板が離反しているので、太陽ギアはクラッチプーリとスリップ部材との間に作用する摩擦力によって、スリップ部材と共に回転駆動される。また、FF/REWモードでは、2枚のクラッチ板が係合されるので、太陽ギアはクラッチプーリの直接連結され、クラッチプーリと共に回転駆動される。
 このような駆動力伝達機構の組み立てに際しては、まず、スリップ部材の円筒状軸受け部の外周面にクラッチプーリの円筒状軸受け部の内周面を嵌合させ、さらにクラッチプーリに軸受け部の外周面に一方のクラッチ板の軸受け部の内周面を嵌合させる。クラッチプーリに軸受け部の外周面にクラッチ板の軸受け部の内周面には、互いに嵌合する少なくとも1組の凹凸が形成されており、クラッチ板はクラッチプーリと一体的に回転すると共に、クラッチプーリに対して軸方向に上下動可能である。次に、圧縮コイルばね及び他方のクラッチ板をクラッチプーリの軸受け部の外周面に嵌合させ、さらにその上から、太陽ギアと他方のクラッチ板及びスリップ部材が一体的に回転駆動されるように係合させる。このようにして組み立てられた中間組み立て品を、シャーシに植設された軸に嵌合させ、軸の端部にワッシャを係合させて抜け止めとする。
 ところが、上記中間組み立て品は、2枚のクラッチ板を互いに離反させる方向に付勢する圧縮コイルばねが設けられている。そのため、組み立て作業中、圧縮コイルばねを圧縮する方向に付勢しておなかければ、圧縮コイルばねの作用により、中間組み立て品がたちどころに分解されてしまう。特に、中間組み立て品をシャーシに植設された軸に嵌合させる際には、片手で中間組み立て品を押さえつつ、もう一方の手でワッシャを取り付けなければならず、非常に作業性が悪い。
 なお、VCRのクラッチ機構に関するものとして、以下の特許文献1及び2が知られている。本出願人による特許文献1は、クラッチ機構の構成を簡単にしたものであるが、組み立て時の作業性に関しては特に考慮されておらず、従来例と同様に、中間組み立て品をシャーシに植設された軸に嵌合させる際には、片手で中間組み立て品を押さえつつ、もう一方の手でワッシャを取り付けなければならい。また、特許文献2は、樹脂製のフリクションレバーに溝を形成し、この溝部を軸端に係合させて、ワッシャの代わりの抜け止めとしている。この構成によれば、フリクションレバーをあらかじめ他の部材に回転可能に仮止めしておき、中間組み立て品を軸に嵌合させた状態でフリクションレバーを回転させることによって、比較的容易に組み立て作業を行うことができる。しかしながら、組み立て作業中、圧縮コイルばねを圧縮する方向に付勢しておなかければならない点は解消されていない。
特開平6−189899号公報(図1) 特開平8−235684号公報(図12)
 本考案は、上記の問題を解決するためになされたものであり、記録/再生モードとFF/REWモードにおけるテープ走行速度を切り換えるためのクラッチ機構の組み立て作業性を改善したビデオカセットレコーダを提供することを目的とする。
 上記目的を達成するために請求項1の考案は、駆動力を発生させるキャプスタンモータと、前記キャプスタンモータの駆動力を、巻取り側及び供給側のリールを回転支持する2つのリール台のうちいずれか一方のリール台に選択的に伝達する駆動力伝達機構と、少なくとも記録モード、再生モード、早送りモード及び巻き戻しモードを含む複数の動作モードに応じてその位置を変位させるモードレバーと、前記モードレバーを変位させるモードレバー駆動機構とを備えたビデオカセットレコーダにおいて、
 前記駆動力伝達機構は、
  第1回転軸を中心として回転自在に軸支され、前記キャプスタンモータの回転軸に取り付けられた駆動プーリ及びベルトを介して前記キャプスタンモータにより回転駆動されるクラッチプーリと、
  前記第1回転軸を中心として軸支されると共に、前記第1回転軸と平行な方向に摺動可能に前記クラッチプーリに嵌合され、前記クラッチプーリと一体的に回転駆動される第1ギアと、
  前記クラッチプーリ及び前記第1ギアの軸受け部の内周面と前記第1回転軸の外周面との間に嵌合され、前記第1回転軸を中心として回転自在に軸支されると共に、前記クラッチプーリに対して摩擦部材を介して接触し、前記クラッチプーリの回転に伴って摩擦力により回転駆動されるスリップ部材と、
  前記第1回転軸を中心として軸支されると共に前記第1回転軸と平行な方向に摺動可能に前記第1回転軸に嵌合され、前記スリップ部材と一体的に回転駆動され、さらに前記第1回転軸方向の端面において前記第1ギアと当接する第2ギアと、
  前記クラッチプーリと前記スリップ部材との間に前記第1回転軸を中心として設けられ、前記クラッチプーリと前記スリップ部材に設けられた摩擦部材とを前記第1回転軸と平行な方向に付勢する第1コイルばねと、
  前記第2ギアとシャーシとの間に設けられ、前記第2ギアを前記第1ギア側に付勢する第2コイルばねと、
  前記第2ギアを太陽ギアとし、前記第1回転軸を中心として旋回する第2回転軸に回転自在に軸支されると共に、前記第1ギアと噛合しうる小径ギア部及び前記第2ギアと噛合しうる大径ギア部を有し、前記大径ギア部が前記巻取り側及び供給側のリール台にそれぞれ設けられたギア部と選択的に噛合することにより前記リール台のいずれかに駆動力を伝達する少なくとも1つの遊星ギアと、
  前記モードレバーに設けられたカム面に当接し、前記モードレバーの変位に応じて前記モードレバーの変位方向に対して直交する方向に変位されると共に、前記モードレバーが早送りモード及び巻き戻しモードに対応する位置にあるとき、前記第1ギアに当接して前記第1ギアが前記遊星ギアの小径ギア部と噛合するように前記第1ギアを噛合位置に変位させ、前記モードレバーが記録モード又は再生モードに対応する位置にあるとき、前記第2コイルばねの付勢力により前記第1ギアと前記遊星ギアの小径ギア部との噛合を解除させるように、前記第1ギアに当接しない位置に待避する駆動レバーとを備え、
 前記第1回転軸は、シャーシに植設されている側とは反対側の軸端部近傍に環状の溝を有し、
 前記スリップ部材は、前記第1回転軸に軸支された状態で前記環状の溝に係合されるフック部と、前記第1回転軸に直交する方向における前記フック部の撓みを許容するために、前記フック部の両側に前記第1回転軸の方向に設けられたスリットを有し、
 前記クラッチプーリは、前記第1コイルばねの付勢力により前記スリップ部材側に押しつけられた状態で、その軸受け部の内周面が前記スリップ部材のスリットに対向して前記フック部の撓みを阻止し、前記第1コイルばね及び前記第2コイルばねの付勢力に抗して前記第1ギア及び第2ギアと共に前記第1回転軸の方向に押し上げられた状態で前記フック部の撓みを許容し、
 前記スリップ部材のフック部が前記第1回転軸の環状の溝に係合することにより、前記第1回転軸に対して、前記クラッチプーリ、前記第1ギア、前記第2ギア、前記第1コイルばね、前記第2コイルばね及び前記スリップ部材の抜け止めを行い、ワッシャを用いることなく前記駆動力伝達機構の組み立てを容易にすると共に、通常使用時において部品の脱落を防止したことを特徴とする。
 また、請求項2の考案は、キャプスタンモータの駆動力を、巻取り側及び供給側のリールを回転支持する2つのリール台のうちいずれか一方のリール台に選択的に伝達する駆動力伝達機構を備え、少なくとも記録モード、再生モード、早送りモード及び巻き戻しモードを含む複数の動作モードの切り換えが可能なビデオカセットレコーダにおいて、
 前記駆動力伝達機構は、
  第1回転軸を中心として回転自在に軸支され、前記キャプスタンモータの回転軸に取り付けられた駆動プーリ及びベルトを介して前記キャプスタンモータにより回転駆動されるクラッチプーリと、
  前記クラッチプーリの内周面と前記第1回転軸の外周面との間に嵌合され、前記第1回転軸を中心として回転自在に軸支されると共に、前記クラッチプーリに対して摩擦部材を介して接触し、前記クラッチプーリの回転に伴って摩擦力により回転駆動されるスリップ部材と、
  前記クラッチプーリと前記スリップ部材との間に前記第1回転軸を中心として設けられ、前記クラッチプーリと前記スリップ部材に設けられた摩擦部材とを前記第1回転軸と平行な方向に付勢するコイルばねと、
  前記第1回転軸を中心として回転自在に軸支された太陽ギアと、
  前記第1回転軸を中心として旋回するレバーに設けられた第2回転軸を中心として回転自在に軸支され、前記太陽ギアに噛合すると共に、前記巻取り側及び供給側のリール台にそれぞれ設けられたギア部と選択的に噛合することにより前記リール台のいずれかに駆動力を伝達する少なくとも1つの遊星ギアと、
  前記太陽ギア及び前記遊星ギアのいずれかに対して、前記クラッチプーリの回転を直接伝達するか又は前記スリップ部材を介して伝達するかを切り換えるクラッチ機構とを備え、
 前記第1回転軸は、シャーシに植設されている側とは反対側の軸端部近傍に環状の溝を有し、前記スリップ部材は、前記第1回転軸に軸支された状態で前記環状の溝に係合されるフック部を有することを特徴とするビデオカセットレコーダ。
 また、請求項3の考案は、請求項2のビデオカセットレコーダにおいて、前記スリップ部材は、さらに、前記第1回転軸に直交する方向における前記フック部の撓みを許容するために、前記フック部の両側に前記第1回転軸の方向に設けられたスリットを有し、前記クラッチプーリは、前記コイルばねの付勢力により前記スリップ部材側に押しつけられた状態で、その軸受け部の内周面が前記スリップ部材のスリットに対向して前記フック部の撓みを阻止し、前記コイルばねの付勢力に抗して前記第1回転軸の方向に押し上げられた状態で前記フック部の撓みを許容することを特徴とする。
 請求項1の考案によれば、遊星ギアを段ギアとし、FF/REWモードにおいて駆動力伝達機構による減速比を小さくして高速でテープの早送り又は巻き戻しが可能なVCRにおいて、クラッチプーリ、第1ギア、第2ギア、第1コイルばね、第2コイルばね及びスリップ部材を組み立てた中間組み立て品を第1回転軸に嵌合させ、スリップ部材のフック部を第1回転軸の環状の溝に係合させることにより、第1回転軸に対してこれら中間組み立て品の抜け止めを自動的に行うことができる。その結果、ワッシャを用いる必要がなくなり、片手で中間組み立て品を押さえつつ、もう一方の手でワッシャを取り付ける作業から開放され、組立作業性が改善される。また、クラッチプーリは、通常使用時では、第1コイルばねの付勢力によりスリップ部材側に押しつけられた状態となり、その軸受け部の内周面がフック部に対向して、フック部の撓みを阻止するので、通常使用時における部品の脱落を防止することができる。さらに、クラッチプーリは、第1コイルばね及び第2コイルばねの付勢力に抗して第1ギア及びギアと共に第1回転軸の方向に押し上げられた状態で、フック部の撓みを許容するので、修理時などにおいて、クラッチプーリを押し上げた状態で、ピンセットなどを用いてスリップ部材のフック部を第1回転軸の環状の溝から外すことにより、容易に分解することができる。
 請求項2の考案によれば、記録/再生モードとFF/REWモードで駆動力伝達機構の減速比を変更しない一般的なVCRにおいて、クラッチプーリ、太陽ギア、コイルばね及びスリップ部材を組み立てた中間組み立て品を第1回転軸に嵌合させ、スリップ部材のフック部を第1回転軸の環状の溝に係合させることにより、第1回転軸に対してこれら中間組み立て品の抜け止めを自動的に行うことができる。その結果、ワッシャを用いる必要がなくなり、片手で中間組み立て品を押さえつつ、もう一方の手でワッシャを取り付ける作業から開放され、組立作業性が改善される。
 請求項3の考案によれば、通常の使用時において部品の脱落を防止することができると共に、修理時などにおいて容易に分解が可能になる。
 本考案を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。本考案の一実施の形態に係るビデオカセットレコーダの構成を図1及び図2に示す。図1はシャーシ31の上側(テープカセットが装着される側)の構成を示す正面図であり、図2はシャーシ31の下側の構成を示す背面図である。
 ビデオカセットレコーダ1は、テープカセット(図示せず)の内部の巻取り側リール及び供給側リールの回転をそれぞれ支持する巻取り側リール台8及び供給側リール台9と、磁気テープ(以下、「テープ」とする)を走行させるための駆動力を発生させるキャプスタンモータ2と、キャプスタンモータ2の回転軸3に固着された駆動プーリ4と、ベルト5を介して駆動プーリ4に連結され、キャプスタンモータ2の駆動力により回転されるクラッチプーリ6と、キャプスタンモータ2の回転方向、すなわちクラッチプーリ6の回転方向により旋回し、駆動力を巻取り側リール台8及び供給側リール台9のいずれかに選択的に伝達する2つの遊星ギア7と、通常記録/再生時にキャプスタンモータ2の回転軸3との間でテープを挟持し、テープ走行速度を一定に制御するためのピンチローラ11と、テープ上のビデオ信号トラックからビデオ信号を読み出すためのビデオヘッドを内蔵したヘッドシリンダ12と、通常記録/再生時にテープをヘッドシリンダ12に巻きつけるためのテープガイド機構13などで構成されている。
 キャプスタンモータ2の駆動力をリール台8及び9に選択的に伝達するための駆動力伝達機構30の詳細を図3に示す。図3は、駆動力を巻取り側リール8に伝達している状態を示しており、供給側の遊星ギア7を省略している。
 駆動力伝達機構30は、シャーシ31に植設された第1回転軸32と、第1回転軸32を中心として旋回する第2回転軸33で構成されている。第1回転軸32には、クラッチプーリ6と、クラッチプーリ6と一体的に回転駆動される第1ギア34と、クラッチプーリの回転に伴って摩擦力により回転駆動されるスリップ部材35と、スリップ部材35と一体的に回転駆動される第2ギア36などが同軸に配置されている。
 スリップ部材35は、第1回転軸32の軸方向に分離可能な第1部材35A及び第2部材35Bの2つの部材で構成され、第1部材35Aの上端が第2部材35Bに圧入されて一体的に構成されている。第1回転軸32の外周面には、第1部材35Aの軸受け部35a及び第2部材35Bの軸受け部35bが嵌合され、第1回転軸32に回転自在に軸支されている。また、第1部材35Aの下端はディスク状に形成されており、クラッチプーリ6に対向する面にフェルトなどの摩擦部材35Cが貼付されている。
 クラッチプーリ6の軸受け部は、第1部材35Aの軸受け部35aの外周面に嵌合される内側軸受け部6aと、第2部材35Bの外周面に嵌合される外側軸受け部6bで構成されている。また、第1部材35Aに嵌合されたクラッチプーリ6の内側軸受け部6aと第2部材35Bとの間には、第1コイルばね37が嵌装されている。第1コイルばね37の付勢力により、摩擦部材35Cを介してクラッチプーリ6とスリップ部材35の第1部材35Aとが圧接される。そのため、スリップ部材35は、クラッチプーリ6の回転に伴って摩擦力により回転駆動される。
 第1ギア34の軸受け部34aは、スリップ部材35の第2部材35Bの外周部に嵌合されている。また、第1ギア34の下端部はクラッチプーリ6の上端部とほぼ同じ内径及び外径を有する筒状に形成されており、かつ、第1回転軸32と平行な方向に摺動可能なように、複数の矩形状の凹部及び凸部が形成されている。また、クラッチプーリ6の上端部にも、第1ギア34の下端部の凹部及び凸部にそれぞれ係合する矩形状の凸部及び凹部が形成されている。そのため、第1ギア34はこれら凹部と凸部が係合している範囲で、クラッチプーリ6に対して、第1回転軸32の軸方向に摺動可能である。
 第2ギア36は、第1回転軸32に回転自在に、かつ、軸方向に摺動自在に嵌合されている。また、第2ギア36の下面には突起36aが形成されており、スリップ部材35の第2部材35Bの上端に形成された凹部と嵌合される。そのため、第2ギア36は、スリップ部材35と一体的に回転駆動される。さらに、第2ギア36の下端面は、第1ギア34の上端部に形成された突起34bに当接している。そのため、後述する第1ギア36の変位に伴って第1回転軸32の軸方向に上下動される。
 第1回転軸32には、さらに第2ギア36と係合して一体的に回転するフランジ部材38が嵌合されており、フランジ部材38を介してシャーシ31の軸受け部31Aと第2ギア36との間には、第2ギア36を第1ギア34側に付勢する第2コイルばね39が設けられている。また、シャーシ31の第1ギア34の近傍には、第1回転軸32を中心として対称に一対のガイドレール31Bが形成されており、このガイドレール31Bに沿って、駆動レバー40が摺動可能に設けられている。駆動レバー40については後述する。
 第2回転軸33は、第1回転軸32を中心として旋回する旋回レバー41に固定されており、遊星ギア7は第1回転軸32に回転自在に軸支されている。また、遊星ギア7は、直径が大きく歯数の大きい大径ギア部7aと、直径が小さく端数の小さい小径ギア部7bを有する段ギアである。遊星ギア7は、第2ギア26を太陽ギアとし、大径ギア部7aが常時第2ギア36と噛合している。また、小径ギア部7bは、第1ギア34が第1回転軸32の軸方向に上昇したときにのみ噛合する。さらに、大径ギア部7aは、その回転方向に応じて、第1回転軸32の周りに旋回し、巻取り側及び供給側のリール台8及び9にそれぞれ設けられたギア部(図3では8a)と選択的に噛合し、リール台8又は9に駆動力を伝達する。なお、第2ギア36と遊星ギア7とが常時噛合しているため、例えば、第1ギア34と遊星ギア7とを噛合させる際に、第2ギア26と遊星ギア7の噛合を解除させる構成のものに比べて、ギアの噛合及び噛合解除の際のノイズを低減させることができる。
 次に、駆動レバー40について説明する。図2に示すように、モードレバー42は、シャーシ31の下側、すなわちキャプスタンモータ2やクラッチプーリ6などが設けられている側に、これらとは干渉しないように設けられている。モードレバー42は、リール台8及び9の配列方向と平行に摺動可能にシャーシ31に保持されており、モードレバー駆動ギア43の回転に応じて往復駆動される。モードレバー42には、駆動レバー40をモードレバー42の変位方向に対して直交する方向に変位させるためのカム面42aが設けられており、駆動レバー40に設けられた当接ピン40aがカム面42a上を摺動するように、図示しないばねにより付勢されている。カム面42aは、このビデオカセットレコーダ1の各モードに応じて駆動レバー40が所定の位置をとりうるように、所定の形状に形成されている。具体的には、駆動レバー40の第1ギア34に対向する面に突起又は傾斜面が形成されており、突起又は傾斜面により第1ギア34が第1回転軸32の軸方向に上下動される。モードレバー42がFF/REWモードに対応する位置にあるとき、駆動レバー40を第1ギア34の底面に当接させて、第1ギア34が遊星ギア7の小径ギア部7bと噛合するように、第2コイルばね39の付勢力に抗して、第1ギア34を噛合位置に変位(上昇)させる。また、モードレバー42が記録/再生モードに対応する位置にあるとき、駆動レバー40を第1ギア34に当接しない位置に待避させる。それにより、第2コイルばね39の付勢力により、第1ギア34と遊星ギア7の小径ギア部7bとの噛合が解除される。
 第1ギア34と遊星ギア7の小径ギア部7bとが噛合している状態では、駆動プーリ4及びベルト5を介してクラッチプーリ6に伝達されるキャプスタンモータ2の駆動力は、クラッチプーリ6と一体的に回転駆動される第1ギア34、遊星ギア7の小径ギア部7b、遊星ギア7の大径ギア部7aを介してリール台8のギア部8aに伝達され、リール台8が高速で回転される。このとき、第2ギア36は、遊星ギア7の大径ギア部7aと噛合しているので高速で回転され、第1ギア34に対して空転する。一方、第2ギア36と遊星ギア7の大径ギア部7aとが噛合している状態では、キャプスタンモータ2の駆動力は、クラッチプーリ6の回転に伴ってクラッチプーリ6と摩擦部材35Cとの間に生じる摩擦力により、スリップ部材35に伝達される。さらに、スリップ部材35と一体的に回転駆動される第2ギア36及び遊星ギア7を介してリール台8に伝達され、リール台8が低速で回転される。なお、第1ギア34は第2ギア36よりも歯数が大きく、かつ、第1ギア34と噛合する遊星ギア7の小径ギア部7bは、第2ギア36と噛合する台形ギア部7aよりも歯数が小さい。従って、遊星ギア7を第1ギア34と噛合させることにより、FF/REWモードにおける駆動威力伝達機構30による減速比が記録/再生モードにおける減速比よりも小さくなり、通常のFF/REWモードにおける場合よりも遊星ギア7が高速回転され、テープの早送り又は巻き戻し速度を速くすることができる。なお、テープの早送りと巻き戻しの切り換えは、キャプスタンモータ2の回転方向を逆転させることにより行われる。
 第1回転軸32のシャーシ31に植設されている側とは反対側の軸端部近傍には、環状の溝32aが形成されている。また、スリップ部材35の第1部材35Aの下端近傍には、その軸受け部35aが第1回転軸32に軸支された状態で環状の溝32aに係合されるフック部35cが形成されている。フック部35cの両側には、第1回転軸32に直交する方向におけるフック部35cの撓みを許容するためのスリットが形成されている。フック部35cは、基本的に1箇所設けられていれば良く、必要に応じて複数箇所も受けてもよい。なお、フック部35cに係る負荷、材料の強度、分解の頻度などを考慮すると、ほとんどの場合1箇所で十分である。
 このとき、クラッチプーリ6は、第1コイルばね37の付勢力によりスリップ部材35の第1部材35A側に押しつけられた状態であり、その軸受け部6aの内周面がスリップ部材35のフック部35cに対向している。そのため、フック部35cを撓まそうとしても、クラッチプーリ6の軸受け部6aの内周面に当接し、事実上フック部35cの撓みが阻止される。このように、クラッチプーリ6、第1ギア34、第2ギア36、第1コイルばね37、第2コイルばね39及びスリップ部材35を組み立てた中間組み立て品を第1回転軸32に嵌合させ、スリップ部材35のフック部35cを第1回転軸32の環状の溝32aに係合させることにより、第1回転軸32に対してこれら中間組み立て品の抜け止めを自動的に行うことができる。その結果、ワッシャを用いる必要がなくなり、片手で中間組み立て品を押さえつつ、もう一方の手でワッシャを取り付ける作業から開放され、組立作業性が改善される。また、通常使用時では、クラッチプーリ6はによりフック部35cの撓みが阻止されるので、通常使用時における部品の脱落を防止することができる。
 修理時などにおいて、駆動力伝達機構30を分解する場合、図4に示すように、クラッチプーリ6を、第1コイルばね37及び第2コイルばね39の付勢力に抗して第1ギア34及び第2ギア36と共に第1回転軸32の方向に押し上げる。その状態で、ピンセット50などを用いてフック部35cを撓ませることにより、スリップ部材35のフック部35cを第1回転軸32の環状の溝32aから外すことができる。その結果、これらクラッチプーリ6、第1ギア34、第2ギア36、第1コイルばね37、第2コイルばね39及びスリップ部材35を容易に分解することができる。
 なお、上記実施の形態では、2つの遊星ギア7を用いて巻取り側リール8と供給側リール9にキャプスタンモータ2による駆動力を選択的に伝達する場合について説明したが、本考案はこれに限定されず、遊星ギアを1つしか使用しない場合にも適用できることは言うまでもない。また、上記実施の形態では、遊星ギアを段ギアとし、FF/REWモードにおいて駆動力伝達機構による減速比を小さくして高速でテープの早送り又は巻き戻しが可能なVCRを例示したが、本考案はこれに限定されるものではなく、記録/再生モードとFF/REWモードで駆動力伝達機構の減速比を変更しない一般的なVCRにも適用が可能である。
 後者の場合、駆動力伝達機構30は、第1回転軸32を中心として回転自在に軸支され、キャプスタンモータ2により回転駆動されるクラッチプーリ6と、クラッチプーリ6の内周面と第1回転軸32の外周面との間に嵌合され、第1回転軸32を中心として回転自在に軸支されると共に、クラッチプーリ6に対して摩擦部材35を介して接触し、クラッチプーリ6の回転に伴って摩擦力により回転駆動されるスリップ部材35と、クラッチプーリ6とスリップ部材35との間に第1回転軸32を中心として設けられ、クラッチプーリ6とスリップ部材35に設けられた摩擦部材35Cとを第1回転軸32と平行な方向に付勢するコイルばね37と、第1回転軸32を中心として回転自在に軸支された太陽ギア36と、第1回転軸32を中心として旋回するレバー41に設けられた第2回転軸33を中心として回転自在に軸支され、太陽ギア36に噛合すると共に、巻取り側及び供給側のリール台8又は9にそれぞれ設けられたギア部と選択的に噛合することによりリール台8又は9のいずれかに駆動力を伝達する少なくとも1つの遊星ギア7と、太陽ギア36及び遊星ギア7のいずれかに対して、クラッチプーリ6の回転を直接伝達するか又はスリップ部材35を介して伝達するかを切り換えるクラッチ機構(駆動レバー40など)を備えていればよい。
本考案の一実施の形態に係るビデオカセットレコーダ(VCR)におけるシャーシの上側の構成を示す正面図 上記VCRにおけるシャーシの下側の構成を示す背面図 上記VCRにおける駆動力伝達機構の主要部の構成を示す側部断面図 上記VCRにおける駆動力伝達機構の主要部を分解する手順を示す側部断面図
符号の説明
 1 ビデオカセットレコーダ
 2 キャプスタンモータ
 4 駆動プーリ
 5 ベルト
 6 クラッチプーリ
 7 遊星ギア
 8 巻取り側リール台
 9 供給側リール台
 30 駆動力伝達機構
 31 シャーシ
 32 第1回転軸
 32a 環状の溝
 33 第2回転軸
 34 第1ギア
 35 スリップ部材
 35c フック部
 35C 摩擦部材
 36 第2ギア
 37 第1コイルばね
 39 第2コイルばね
 40 駆動レバー
 42 モードレバー

Claims (3)

  1.  駆動力を発生させるキャプスタンモータと、前記キャプスタンモータの駆動力を、巻取り側及び供給側のリールを回転支持する2つのリール台のうちいずれか一方のリール台に選択的に伝達する駆動力伝達機構と、少なくとも記録モード、再生モード、早送りモード及び巻き戻しモードを含む複数の動作モードに応じてその位置を変位させるモードレバーと、前記モードレバーを変位させるモードレバー駆動機構とを備えたビデオカセットレコーダにおいて、
     前記駆動力伝達機構は、
      第1回転軸を中心として回転自在に軸支され、前記キャプスタンモータの回転軸に取り付けられた駆動プーリ及びベルトを介して前記キャプスタンモータにより回転駆動されるクラッチプーリと、
      前記第1回転軸を中心として軸支されると共に、前記第1回転軸と平行な方向に摺動可能に前記クラッチプーリに嵌合され、前記クラッチプーリと一体的に回転駆動される第1ギアと、
      前記クラッチプーリ及び前記第1ギアの軸受け部の内周面と前記第1回転軸の外周面との間に嵌合され、前記第1回転軸を中心として回転自在に軸支されると共に、前記クラッチプーリに対して摩擦部材を介して接触し、前記クラッチプーリの回転に伴って摩擦力により回転駆動されるスリップ部材と、
      前記第1回転軸を中心として軸支されると共に前記第1回転軸と平行な方向に摺動可能に前記第1回転軸に嵌合され、前記スリップ部材と一体的に回転駆動され、さらに前記第1回転軸方向の端面において前記第1ギアと当接する第2ギアと、
      前記クラッチプーリと前記スリップ部材との間に前記第1回転軸を中心として設けられ、前記クラッチプーリと前記スリップ部材に設けられた摩擦部材とを前記第1回転軸と平行な方向に付勢する第1コイルばねと、
      前記第2ギアとシャーシとの間に設けられ、前記第2ギアを前記第1ギア側に付勢する第2コイルばねと、
      前記第2ギアを太陽ギアとし、前記第1回転軸を中心として旋回する第2回転軸に回転自在に軸支されると共に、前記第1ギアと噛合しうる小径ギア部及び前記第2ギアと噛合しうる大径ギア部を有し、前記大径ギア部が前記巻取り側及び供給側のリール台にそれぞれ設けられたギア部と選択的に噛合することにより前記リール台のいずれかに駆動力を伝達する少なくとも1つの遊星ギアと、
      前記モードレバーに設けられたカム面に当接し、前記モードレバーの変位に応じて前記モードレバーの変位方向に対して直交する方向に変位されると共に、前記モードレバーが早送りモード及び巻き戻しモードに対応する位置にあるとき、前記第1ギアに当接して前記第1ギアが前記遊星ギアの小径ギア部と噛合するように前記第1ギアを噛合位置に変位させ、前記モードレバーが記録モード又は再生モードに対応する位置にあるとき、前記第2コイルばねの付勢力により前記第1ギアと前記遊星ギアの小径ギア部との噛合を解除させるように、前記第1ギアに当接しない位置に待避する駆動レバーとを備え、
     前記第1回転軸は、シャーシに植設されている側とは反対側の軸端部近傍に環状の溝を有し、
     前記スリップ部材は、前記第1回転軸に軸支された状態で前記環状の溝に係合されるフック部と、前記第1回転軸に直交する方向における前記フック部の撓みを許容するために、前記フック部の両側に前記第1回転軸の方向に設けられたスリットを有し、
     前記クラッチプーリは、前記第1コイルばねの付勢力により前記スリップ部材側に押しつけられた状態で、その軸受け部の内周面が前記スリップ部材のスリットに対向して前記フック部の撓みを阻止し、前記第1コイルばね及び前記第2コイルばねの付勢力に抗して前記第1ギア及び第2ギアと共に前記第1回転軸の方向に押し上げられた状態で前記フック部の撓みを許容し、
     前記スリップ部材のフック部が前記第1回転軸の環状の溝に係合することにより、前記第1回転軸に対して、前記クラッチプーリ、前記第1ギア、前記第2ギア、前記第1コイルばね、前記第2コイルばね及び前記スリップ部材の抜け止めを行い、ワッシャを用いることなく前記駆動力伝達機構の組み立てを容易にすると共に、通常使用時において部品の脱落を防止したことを特徴とするビデオカセットレコーダ。
  2.  キャプスタンモータの駆動力を、巻取り側及び供給側のリールを回転支持する2つのリール台のうちいずれか一方のリール台に選択的に伝達する駆動力伝達機構を備え、少なくとも記録モード、再生モード、早送りモード及び巻き戻しモードを含む複数の動作モードの切り換えが可能なビデオカセットレコーダにおいて、
     前記駆動力伝達機構は、
      第1回転軸を中心として回転自在に軸支され、前記キャプスタンモータの回転軸に取り付けられた駆動プーリ及びベルトを介して前記キャプスタンモータにより回転駆動されるクラッチプーリと、
      前記クラッチプーリの内周面と前記第1回転軸の外周面との間に嵌合され、前記第1回転軸を中心として回転自在に軸支されると共に、前記クラッチプーリに対して摩擦部材を介して接触し、前記クラッチプーリの回転に伴って摩擦力により回転駆動されるスリップ部材と、
      前記クラッチプーリと前記スリップ部材との間に前記第1回転軸を中心として設けられ、前記クラッチプーリと前記スリップ部材に設けられた摩擦部材とを前記第1回転軸と平行な方向に付勢するコイルばねと、
      前記第1回転軸を中心として回転自在に軸支された太陽ギアと、
      前記第1回転軸を中心として旋回するレバーに設けられた第2回転軸を中心として回転自在に軸支され、前記太陽ギアに噛合すると共に、前記巻取り側及び供給側のリール台にそれぞれ設けられたギア部と選択的に噛合することにより前記リール台のいずれかに駆動力を伝達する少なくとも1つの遊星ギアと、
      前記太陽ギア及び前記遊星ギアのいずれかに対して、前記クラッチプーリの回転を直接伝達するか又は前記スリップ部材を介して伝達するかを切り換えるクラッチ機構とを備え、
     前記第1回転軸は、シャーシに植設されている側とは反対側の軸端部近傍に環状の溝を有し、前記スリップ部材は、前記第1回転軸に軸支された状態で前記環状の溝に係合されるフック部を有することを特徴とするビデオカセットレコーダ。
  3.  前記スリップ部材は、さらに、前記第1回転軸に直交する方向における前記フック部の撓みを許容するために、前記フック部の両側に前記第1回転軸の方向に設けられたスリットを有し、前記クラッチプーリは、前記コイルばねの付勢力により前記スリップ部材側に押しつけられた状態で、その軸受け部の内周面が前記スリップ部材のスリットに対向して前記フック部の撓みを阻止し、前記コイルばねの付勢力に抗して前記第1回転軸の方向に押し上げられた状態で前記フック部の撓みを許容することを特徴とする請求項2に記載のビデオカセットレコーダ。
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