JPH11306618A - テープレコーダ - Google Patents
テープレコーダInfo
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- JPH11306618A JPH11306618A JP10105006A JP10500698A JPH11306618A JP H11306618 A JPH11306618 A JP H11306618A JP 10105006 A JP10105006 A JP 10105006A JP 10500698 A JP10500698 A JP 10500698A JP H11306618 A JPH11306618 A JP H11306618A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- gear
- rotation
- tape supply
- reel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ブレーキ精度を確保しながら作動範囲を狭めた
ブレーキ機構を実現し、装置の小型化及び低廉化に寄与
したテープレコーダを提供する。 【解決手段】供給されるテープの終端を検出して駆動源
を停止させ得るオートシャットオフ機構を有するテープ
レコーダにおいて、上記駆動源からの駆動力を伝達する
ためにテープカセットのテープ供給側ハブに係合するテ
ープ供給軸が同軸上に一体に形成されたテープ供給用歯
車と、回転中心軸が固設されており、上記テープ供給用
歯車と常時噛合することで、上記駆動源からの駆動力を
上記テープ供給用歯車に伝達する中間歯車と、上記テー
プ供給用歯車を回転自在に保持し、移動可能に配設され
た移動部材と、上記中間歯車の回転を停止させ得る回転
停止部材とを有して構成される。
ブレーキ機構を実現し、装置の小型化及び低廉化に寄与
したテープレコーダを提供する。 【解決手段】供給されるテープの終端を検出して駆動源
を停止させ得るオートシャットオフ機構を有するテープ
レコーダにおいて、上記駆動源からの駆動力を伝達する
ためにテープカセットのテープ供給側ハブに係合するテ
ープ供給軸が同軸上に一体に形成されたテープ供給用歯
車と、回転中心軸が固設されており、上記テープ供給用
歯車と常時噛合することで、上記駆動源からの駆動力を
上記テープ供給用歯車に伝達する中間歯車と、上記テー
プ供給用歯車を回転自在に保持し、移動可能に配設され
た移動部材と、上記中間歯車の回転を停止させ得る回転
停止部材とを有して構成される。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テープレコー
ダ、詳しくは磁気テープ等が収納されたテープカセット
を使用するテープレコーダであって、供給されるテープ
の終端を検出してテープ供給用の駆動源を停止させ得る
オートシャットオフ機構を有するテープレコーダに関す
るものである。
ダ、詳しくは磁気テープ等が収納されたテープカセット
を使用するテープレコーダであって、供給されるテープ
の終端を検出してテープ供給用の駆動源を停止させ得る
オートシャットオフ機構を有するテープレコーダに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気テープ等の記録媒体が収
納されたテープカセット等を装着して、同記録媒体に対
し音声等の記録を行なったり、同記録媒体に記録されて
いる音声等の再生等を行ない得るテープレコーダ等の音
声記録再生装置(以下、単にテープレコーダ等という)
については、様々なものが実用化されている。
納されたテープカセット等を装着して、同記録媒体に対
し音声等の記録を行なったり、同記録媒体に記録されて
いる音声等の再生等を行ない得るテープレコーダ等の音
声記録再生装置(以下、単にテープレコーダ等という)
については、様々なものが実用化されている。
【0003】このようなテープレコーダ等においては、
その使用時、即ち記録動作や再生動作、早送り/巻戻し
動作等、装着したテープカセットに収納されている磁気
テープ等(以下、単にテープ等という)を走行させてい
る状態にあるときに、テープの走行を停止させる操作を
行なうと、テープカセット側に設けられているテープを
巻き取るためのテープハブ部が、その慣性によって空転
することとなる。これに伴って、テープカセット内にお
いては、テープハブ部に巻回されるテープ等に巻き緩み
が生じることがある。
その使用時、即ち記録動作や再生動作、早送り/巻戻し
動作等、装着したテープカセットに収納されている磁気
テープ等(以下、単にテープ等という)を走行させてい
る状態にあるときに、テープの走行を停止させる操作を
行なうと、テープカセット側に設けられているテープを
巻き取るためのテープハブ部が、その慣性によって空転
することとなる。これに伴って、テープカセット内にお
いては、テープハブ部に巻回されるテープ等に巻き緩み
が生じることがある。
【0004】そこで、このような巻き緩みが生じないよ
うにするために、例えばテープの走行を停止させる操作
を行なったときには、これに連動させてテープハブ部に
係合し、これを回動させるためのテープ供給軸を強制的
に停止させる手段、例えばブレーキ機構等を備えたテー
プレコーダ等が、一般的に実用化され広く普及してい
る。
うにするために、例えばテープの走行を停止させる操作
を行なったときには、これに連動させてテープハブ部に
係合し、これを回動させるためのテープ供給軸を強制的
に停止させる手段、例えばブレーキ機構等を備えたテー
プレコーダ等が、一般的に実用化され広く普及してい
る。
【0005】このようなブレーキ機構を有するテープレ
コーダ等では、通常の場合、テープ等の走行を開始させ
る操作を行なったときには、これに連動させてブレーキ
機構を作用させて、テープ供給軸の回転を停止させるこ
とで、テープハブ部の回転を規制すると共に、このテー
プハブ部の回転を規制した状態を保持させる一方、テー
プ等が走行状態にあるときには、ブレーキ機構によるテ
ープ供給軸の回転規制状態を解除するように構成されて
いるのが普通である。
コーダ等では、通常の場合、テープ等の走行を開始させ
る操作を行なったときには、これに連動させてブレーキ
機構を作用させて、テープ供給軸の回転を停止させるこ
とで、テープハブ部の回転を規制すると共に、このテー
プハブ部の回転を規制した状態を保持させる一方、テー
プ等が走行状態にあるときには、ブレーキ機構によるテ
ープ供給軸の回転規制状態を解除するように構成されて
いるのが普通である。
【0006】ところで、従来のテープレコーダ等におい
ては、音声等の記録動作や再生動作・早送り/巻戻し動
作等を行なっているとき、つまりテープが走行状態にあ
るときに、供給されるテープの終端を検出すると、駆動
源への給電を停止させ、テープ供給軸の回転を停止させ
得るオートシャットオフ機構を有してなるものが、一般
的に普及している。
ては、音声等の記録動作や再生動作・早送り/巻戻し動
作等を行なっているとき、つまりテープが走行状態にあ
るときに、供給されるテープの終端を検出すると、駆動
源への給電を停止させ、テープ供給軸の回転を停止させ
得るオートシャットオフ機構を有してなるものが、一般
的に普及している。
【0007】このようなオートシャットオフ機構におけ
るテープの終端を検出するための手段としては、例えば
電気的な検出手段や機械的な検出手段等がある。前者
は、テープ終端部をより確実に検出し得ると共に、テー
プの走行・停止制御等を正確に行ない得ることができる
というものではあるが、電気的な構成部材等が複雑にな
ると共に、その構成部材も高価なものになる傾向があ
る。
るテープの終端を検出するための手段としては、例えば
電気的な検出手段や機械的な検出手段等がある。前者
は、テープ終端部をより確実に検出し得ると共に、テー
プの走行・停止制御等を正確に行ない得ることができる
というものではあるが、電気的な構成部材等が複雑にな
ると共に、その構成部材も高価なものになる傾向があ
る。
【0008】したがって、一般的に普及している低廉な
普及型のテープレコーダ等においては、製造コストを抑
えることが容易であるという理由から、機械的な検出手
段を用いて構成した、いわゆるメカニカルオートシャッ
トオフ機構を備えてなるものが広く用いられている。
普及型のテープレコーダ等においては、製造コストを抑
えることが容易であるという理由から、機械的な検出手
段を用いて構成した、いわゆるメカニカルオートシャッ
トオフ機構を備えてなるものが広く用いられている。
【0009】ここで、従来のテープレコーダ等における
ブレーキ機構及びメカニカルオートシャットオフ機構の
作用を、以下に簡単に説明する。まず、従来のテープレ
コーダ等におけるブレーキ機構は、装着されたテープカ
セットのテープ供給側のテープハブ部に係合し、これを
回転させるテープ供給軸(以下、リール軸という)が同
軸に一体に配設されたテープ供給用歯車(以下、マワリ
ドメギアーという)に対して、係合し得る爪部を有する
回転停止部材(以下、ブレーキレバーという)等によっ
て構成されている。
ブレーキ機構及びメカニカルオートシャットオフ機構の
作用を、以下に簡単に説明する。まず、従来のテープレ
コーダ等におけるブレーキ機構は、装着されたテープカ
セットのテープ供給側のテープハブ部に係合し、これを
回転させるテープ供給軸(以下、リール軸という)が同
軸に一体に配設されたテープ供給用歯車(以下、マワリ
ドメギアーという)に対して、係合し得る爪部を有する
回転停止部材(以下、ブレーキレバーという)等によっ
て構成されている。
【0010】上記マワリドメギアーには、中間歯車(以
下、巻戻用アイドラギアーという)が常時噛合してお
り、このアイドラギアーには、駆動力伝達手段等を介し
て駆動源となる駆動モータの駆動力が伝達されるように
なっている。
下、巻戻用アイドラギアーという)が常時噛合してお
り、このアイドラギアーには、駆動力伝達手段等を介し
て駆動源となる駆動モータの駆動力が伝達されるように
なっている。
【0011】そして、上記マワリドメギアーは、アイド
ラギアーの回転軸と同軸に、テープレコーダ本体の固定
部材等に対して回動自在に軸支された回動部材(以下、
リールレバーという)の上に保持されている。
ラギアーの回転軸と同軸に、テープレコーダ本体の固定
部材等に対して回動自在に軸支された回動部材(以下、
リールレバーという)の上に保持されている。
【0012】このように構成されたテープレコーダにお
いて、記録状態又は再生状態とされた状態では、リール
レバーは、付勢部材によって所定の位置に位置決めされ
ている。
いて、記録状態又は再生状態とされた状態では、リール
レバーは、付勢部材によって所定の位置に位置決めされ
ている。
【0013】一方で、供給すべきテープが終了し、テー
プ終端部に到達したことが検出されると、テープの引き
出し力は、テープ供給側のテープハブ部に作用する。こ
れによって、同テープハブ部に係合しているテープ供給
軸及びマワリドメギアーがテープの引き出し力を受け、
同マワリドメギアーが配設されるリールレバーは、付勢
部材の付勢力に抗して所定の方向に回動することとな
る。
プ終端部に到達したことが検出されると、テープの引き
出し力は、テープ供給側のテープハブ部に作用する。こ
れによって、同テープハブ部に係合しているテープ供給
軸及びマワリドメギアーがテープの引き出し力を受け、
同マワリドメギアーが配設されるリールレバーは、付勢
部材の付勢力に抗して所定の方向に回動することとな
る。
【0014】このようにしてテープ終端部が検出された
ときに、リールレバーが回動すると、これに連動して記
録状態又は再生状態等を解除するための機構、即ちオー
トシャットオフ機構が作動することとなる。
ときに、リールレバーが回動すると、これに連動して記
録状態又は再生状態等を解除するための機構、即ちオー
トシャットオフ機構が作動することとなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のメカニカルオートシャットオフ機構を有するテープ
レコーダ等の場合には、テープ終端部においてマワリド
メギアーが移動されるのに連動させて、オートシャット
オフ機構を作動させるように構成している。
来のメカニカルオートシャットオフ機構を有するテープ
レコーダ等の場合には、テープ終端部においてマワリド
メギアーが移動されるのに連動させて、オートシャット
オフ機構を作動させるように構成している。
【0016】この場合において、移動し得るマワリドメ
ギアーに対してブレーキレバーを係合させるように構成
すると、マワリドメギアーの移動量の部分を考慮して設
計する必要があるので、ブレーキ機構を動作させるため
の動作範囲が大きくなってしまい、小型化が要求される
テープレコーダ等においては、不利な構成であるといえ
る。
ギアーに対してブレーキレバーを係合させるように構成
すると、マワリドメギアーの移動量の部分を考慮して設
計する必要があるので、ブレーキ機構を動作させるため
の動作範囲が大きくなってしまい、小型化が要求される
テープレコーダ等においては、不利な構成であるといえ
る。
【0017】また、移動し得るマワリドメギアーに対し
てブレーキレバーの爪部を係合させるように構成するた
めに、各構成部材の寸法偏差が生じると、場合によって
は、確実なブレーキ精度を確保することができないとい
う問題がある。つまり、マワリドメギアーの移動量を考
慮して、移動するマワリドメギアーに対するブレーキレ
バーの相対的な位置決めを設定し、マワリドメギアーと
ブレーキレバーの爪部との係合条件を正確に設定するこ
とは、困難な問題である。
てブレーキレバーの爪部を係合させるように構成するた
めに、各構成部材の寸法偏差が生じると、場合によって
は、確実なブレーキ精度を確保することができないとい
う問題がある。つまり、マワリドメギアーの移動量を考
慮して、移動するマワリドメギアーに対するブレーキレ
バーの相対的な位置決めを設定し、マワリドメギアーと
ブレーキレバーの爪部との係合条件を正確に設定するこ
とは、困難な問題である。
【0018】さらに、上述したようなブレーキ機構の構
成を適用した場合、テープレコーダ等の本体内部におけ
る各構成部材の配置によっては、マワリドメギアーとブ
レーキレバーの配置関係から、ブレーキレバーの作用腕
部の長さ寸法を長くとらざるを得ない場合もある。
成を適用した場合、テープレコーダ等の本体内部におけ
る各構成部材の配置によっては、マワリドメギアーとブ
レーキレバーの配置関係から、ブレーキレバーの作用腕
部の長さ寸法を長くとらざるを得ない場合もある。
【0019】このような場合において、確実なブレーキ
精度を確保するためには、ブレーキレバーの強度を向上
させる等の考慮が必要となるが、そのために、例えばブ
レーキレバーを金属製の部材で形成する等の手段が考え
られる。しかし、これに係合するマワリドメギアーを、
プラスチック等の比較的柔軟な部材によって構成されて
いるような場合には、ブレーキ機構を作動させる都度、
ブレーキレバーの爪部との係合部分に摩耗等が生じてし
まい、ブレーキレバーの強度を向上させるにも限界があ
る。
精度を確保するためには、ブレーキレバーの強度を向上
させる等の考慮が必要となるが、そのために、例えばブ
レーキレバーを金属製の部材で形成する等の手段が考え
られる。しかし、これに係合するマワリドメギアーを、
プラスチック等の比較的柔軟な部材によって構成されて
いるような場合には、ブレーキ機構を作動させる都度、
ブレーキレバーの爪部との係合部分に摩耗等が生じてし
まい、ブレーキレバーの強度を向上させるにも限界があ
る。
【0020】さらに、ブレーキレバーの作用腕部の長さ
寸法が長くなると、広い作動範囲を確保する必要が生じ
るので、装置自体の小型化を阻害する一因になるという
問題点がある。
寸法が長くなると、広い作動範囲を確保する必要が生じ
るので、装置自体の小型化を阻害する一因になるという
問題点がある。
【0021】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、メカニカルオー
トシャットオフ機構を有するテープレコーダにおいて、
ブレーキ精度を確保しながら、その作動範囲を狭めたブ
レーキ機構を実現することで、装置の小型化及び低廉化
に寄与するテープレコーダを提供することにある。
のであって、その目的とするところは、メカニカルオー
トシャットオフ機構を有するテープレコーダにおいて、
ブレーキ精度を確保しながら、その作動範囲を狭めたブ
レーキ機構を実現することで、装置の小型化及び低廉化
に寄与するテープレコーダを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明によるテープレコーダは、供給されるテ
ープの終端を検出して駆動源を停止させ得るオートシャ
ットオフ機構を有するテープレコーダにおいて、上記駆
動源からの駆動力を伝達するためにテープカセットのテ
ープ供給側ハブに係合するテープ供給軸が同軸上に一体
に形成されたテープ供給用歯車と、回転中心軸が固設さ
れており、上記テープ供給用歯車と常時噛合すること
で、上記駆動源からの駆動力を上記テープ供給用歯車に
伝達する中間歯車と、上記テープ供給用歯車を回転自在
に保持し、移動可能に配設された移動部材と、上記中間
歯車の回転を停止させ得る回転停止部材とを有すること
を特徴とする。
に、第1の発明によるテープレコーダは、供給されるテ
ープの終端を検出して駆動源を停止させ得るオートシャ
ットオフ機構を有するテープレコーダにおいて、上記駆
動源からの駆動力を伝達するためにテープカセットのテ
ープ供給側ハブに係合するテープ供給軸が同軸上に一体
に形成されたテープ供給用歯車と、回転中心軸が固設さ
れており、上記テープ供給用歯車と常時噛合すること
で、上記駆動源からの駆動力を上記テープ供給用歯車に
伝達する中間歯車と、上記テープ供給用歯車を回転自在
に保持し、移動可能に配設された移動部材と、上記中間
歯車の回転を停止させ得る回転停止部材とを有すること
を特徴とする。
【0023】また、第2の発明によるテープレコーダ
は、供給されるテープの終端を検出すると駆動源への給
電を停止させるように構成されたオートシャットオフ機
構を有するテープレコーダにおいて、上記駆動源からの
駆動力を伝達するためにテープカセットのテープ供給側
ハブに係合するテープ供給軸が同軸上に一体に形成され
たテープ供給用歯車と、このテープ供給用歯車に常時噛
合されており、上記駆動源からの駆動力を上記テープ供
給用歯車に伝達する中間歯車と、上記テープ供給用歯車
及び上記中間歯車を回転自在に保持すると共に、上記中
間歯車の回転軸と同軸上において回動自在に軸支された
回動部材と、上記テープ供給軸の回転を停止させるため
に、上記中間歯車の回転を停止させ得る回転停止部材と
を有することを特徴とする。
は、供給されるテープの終端を検出すると駆動源への給
電を停止させるように構成されたオートシャットオフ機
構を有するテープレコーダにおいて、上記駆動源からの
駆動力を伝達するためにテープカセットのテープ供給側
ハブに係合するテープ供給軸が同軸上に一体に形成され
たテープ供給用歯車と、このテープ供給用歯車に常時噛
合されており、上記駆動源からの駆動力を上記テープ供
給用歯車に伝達する中間歯車と、上記テープ供給用歯車
及び上記中間歯車を回転自在に保持すると共に、上記中
間歯車の回転軸と同軸上において回動自在に軸支された
回動部材と、上記テープ供給軸の回転を停止させるため
に、上記中間歯車の回転を停止させ得る回転停止部材と
を有することを特徴とする。
【0024】そして、第3の発明によるテープレコーダ
は、供給されるテープの終端を検出して駆動源を停止さ
せ得るオートシャットオフ機構を有するテープレコーダ
において、上記駆動源からの駆動力を伝達するためにテ
ープカセットのテープ供給側ハブに係合するテープ供給
軸が同軸上に一体に形成されたテープ供給用歯車と、こ
のテープ供給用歯車に常時噛合されており、上記駆動源
からの駆動力を上記テープ供給用歯車に伝達する中間歯
車と、上記テープ供給用歯車及び上記中間歯車を回転自
在に保持すると共に、上記中間歯車の回転軸と同軸上に
おいて回動自在に軸支された回動部材と、上記テープ供
給軸の回転を停止させるために、上記中間歯車の回転を
停止させ得る回転停止部材とを具備し、上記回転停止部
材は、上記テープ供給用歯車と上記中間歯車とを含む平
面に対して略直交する軸を中心として回動自在に設けら
れ、この回転停止部材の回動軸は、上記テープ供給用歯
車よりも上記中間歯車寄りの位置に配置したことを特徴
とする。
は、供給されるテープの終端を検出して駆動源を停止さ
せ得るオートシャットオフ機構を有するテープレコーダ
において、上記駆動源からの駆動力を伝達するためにテ
ープカセットのテープ供給側ハブに係合するテープ供給
軸が同軸上に一体に形成されたテープ供給用歯車と、こ
のテープ供給用歯車に常時噛合されており、上記駆動源
からの駆動力を上記テープ供給用歯車に伝達する中間歯
車と、上記テープ供給用歯車及び上記中間歯車を回転自
在に保持すると共に、上記中間歯車の回転軸と同軸上に
おいて回動自在に軸支された回動部材と、上記テープ供
給軸の回転を停止させるために、上記中間歯車の回転を
停止させ得る回転停止部材とを具備し、上記回転停止部
材は、上記テープ供給用歯車と上記中間歯車とを含む平
面に対して略直交する軸を中心として回動自在に設けら
れ、この回転停止部材の回動軸は、上記テープ供給用歯
車よりも上記中間歯車寄りの位置に配置したことを特徴
とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の
テープレコーダの外観を示す斜視図である。また、図2
は、このテープレコーダの内部における主要な構成部材
のみを取り出して示す構成図である。なお、図1・図2
においては、図面の繁雑化を避けるために本発明に関連
する部材のみを示し、その他の構成部材の図示は省略し
ている。
本発明を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の
テープレコーダの外観を示す斜視図である。また、図2
は、このテープレコーダの内部における主要な構成部材
のみを取り出して示す構成図である。なお、図1・図2
においては、図面の繁雑化を避けるために本発明に関連
する部材のみを示し、その他の構成部材の図示は省略し
ている。
【0026】本実施形態のテープレコーダ1は、略箱形
状に形成された外装部材1aと、その内部に配設される
各種の構成部材等によって構成されている。外装部材1
aの上面側には、テープカセット(図1では図示せず)
を装着するために、同外装部材1aに対して開閉自在に
配設されるカセット蓋2と、テープ走行量等のカウント
値を表示し得るテープカウンタユニット3と、記録した
音声等の再生時に利用されるスピーカ5等が、それぞれ
所定の位置に配設されている。なお、図1の状態は、カ
セット蓋2が閉状態にある場合を図示している。
状に形成された外装部材1aと、その内部に配設される
各種の構成部材等によって構成されている。外装部材1
aの上面側には、テープカセット(図1では図示せず)
を装着するために、同外装部材1aに対して開閉自在に
配設されるカセット蓋2と、テープ走行量等のカウント
値を表示し得るテープカウンタユニット3と、記録した
音声等の再生時に利用されるスピーカ5等が、それぞれ
所定の位置に配設されている。なお、図1の状態は、カ
セット蓋2が閉状態にある場合を図示している。
【0027】また、外装部材1aの一側面には、本テー
プレコーダ1において、各種の動作を行わしめるための
複数の操作手段が配設されている。この操作手段として
は、例えば装着されたテープカセットのテープ走行動作
を開始させるプレイ(PLAY)ボタン4aと、カセッ
ト蓋2を開状態するイジェクト動作及びテープの走行状
態や駆動源8(図2参照)への給電等を停止させるイジ
ェクト/ストップ(EJECT/STOP)ボタン4b
と、記録動作等の指示を与える記録(REC)ボタン4
cと、装着されたテープカセット内のテープの早送り/
巻戻し動作等を開始させる早送り/巻戻し(FF/RE
W)ボタン4d等がある。
プレコーダ1において、各種の動作を行わしめるための
複数の操作手段が配設されている。この操作手段として
は、例えば装着されたテープカセットのテープ走行動作
を開始させるプレイ(PLAY)ボタン4aと、カセッ
ト蓋2を開状態するイジェクト動作及びテープの走行状
態や駆動源8(図2参照)への給電等を停止させるイジ
ェクト/ストップ(EJECT/STOP)ボタン4b
と、記録動作等の指示を与える記録(REC)ボタン4
cと、装着されたテープカセット内のテープの早送り/
巻戻し動作等を開始させる早送り/巻戻し(FF/RE
W)ボタン4d等がある。
【0028】なお、本実施例のテープレコーダにおいて
は、上記FF/REWボタン4dは、単一の部材によっ
て形成し、これを所定の方向に摺動させることにより、
早送り動作と巻戻動作とのいずれか一方の動作を行なう
ことができるように構成しているが、独立した二つの部
材によってそれぞれ構成するようにしても良い。
は、上記FF/REWボタン4dは、単一の部材によっ
て形成し、これを所定の方向に摺動させることにより、
早送り動作と巻戻動作とのいずれか一方の動作を行なう
ことができるように構成しているが、独立した二つの部
材によってそれぞれ構成するようにしても良い。
【0029】また、EJECT/STOPボタン4b
は、例えば二段スイッチ等の単一の部材によってイジェ
クト動作と停止動作とを兼用するように構成している
が、これもそれぞれ独立した二つの部材によって構成す
るようにしても良い。
は、例えば二段スイッチ等の単一の部材によってイジェ
クト動作と停止動作とを兼用するように構成している
が、これもそれぞれ独立した二つの部材によって構成す
るようにしても良い。
【0030】さらに、本テープレコーダ1の装着部に、
記録可能なテープカセットが装着されている場合にの
み、RECボタン4cは、操作することができるように
なっており、このRECボタン4cを操作することによ
って、記録動作の指示を発生させることとなる。この場
合において、RECボタン4cによる記録動作の指示と
同時に、PLAYボタン4aによってテープを走行状態
にする必要がある。したがって、記録動作を行なう場合
には、RECボタン4cとPLAYボタン4aとを同時
に操作することとなる。なお、これとは別に、RECボ
タン4cを操作すると、PLAYボタン4aが連動する
ような機構としても良い。また、PLAYボタン4aを
操作し、テープを走行させた状態からRECボタン4c
を操作することができる機構としても良い。
記録可能なテープカセットが装着されている場合にの
み、RECボタン4cは、操作することができるように
なっており、このRECボタン4cを操作することによ
って、記録動作の指示を発生させることとなる。この場
合において、RECボタン4cによる記録動作の指示と
同時に、PLAYボタン4aによってテープを走行状態
にする必要がある。したがって、記録動作を行なう場合
には、RECボタン4cとPLAYボタン4aとを同時
に操作することとなる。なお、これとは別に、RECボ
タン4cを操作すると、PLAYボタン4aが連動する
ような機構としても良い。また、PLAYボタン4aを
操作し、テープを走行させた状態からRECボタン4c
を操作することができる機構としても良い。
【0031】そして、カセット蓋2を開状態としたとき
に、外部に露出される空間、即ちテープカセットの装着
部には、装着されるテープカセット側のテープハブ部
(図示せず)に係合するリール軸7a・7b等が配設さ
れている。
に、外部に露出される空間、即ちテープカセットの装着
部には、装着されるテープカセット側のテープハブ部
(図示せず)に係合するリール軸7a・7b等が配設さ
れている。
【0032】次に、上記テープレコーダ1の内部に配設
される主要な構成部材について、以下に説明する。ま
ず、本テープレコーダ1における駆動モータ(駆動源)
8からの駆動力の伝達経路から説明する。
される主要な構成部材について、以下に説明する。ま
ず、本テープレコーダ1における駆動モータ(駆動源)
8からの駆動力の伝達経路から説明する。
【0033】図2に示すように駆動モータ8の駆動力
は、その出力軸8aからベルト9等の駆動力伝達手段を
介してフライホイール10に伝達される。このフライホ
イール10には、同軸上にキャプスタン軸11及びキャ
プスタンギアー(以下、Cギアーという)13が一体に
固設されており、同Cギアー13には、駆動ギアー(ア
イドラギアー)14が常時噛合している。
は、その出力軸8aからベルト9等の駆動力伝達手段を
介してフライホイール10に伝達される。このフライホ
イール10には、同軸上にキャプスタン軸11及びキャ
プスタンギアー(以下、Cギアーという)13が一体に
固設されており、同Cギアー13には、駆動ギアー(ア
イドラギアー)14が常時噛合している。
【0034】そして、駆動モータ8の駆動力は、このア
イドラギアー14を介して、テープ送り用のPリールギ
アー(Pリールギアー)15又は中間歯車であるテープ
巻戻用のアイドラギアー(以下、RAギアーという)1
6へと伝達されるようになっている。
イドラギアー14を介して、テープ送り用のPリールギ
アー(Pリールギアー)15又は中間歯車であるテープ
巻戻用のアイドラギアー(以下、RAギアーという)1
6へと伝達されるようになっている。
【0035】上記アイドラギアー14は、Cギアー13
と常に噛合しながら公転し得る遊星ギアーとなってい
て、本テープレコーダ1の外装部材1aに設けられる各
操作手段4a・4d等による操作に連動して、Pリール
ギアー15又はRAギアー16のいずれか一方に噛合す
るようになっている。
と常に噛合しながら公転し得る遊星ギアーとなってい
て、本テープレコーダ1の外装部材1aに設けられる各
操作手段4a・4d等による操作に連動して、Pリール
ギアー15又はRAギアー16のいずれか一方に噛合す
るようになっている。
【0036】また、RAギアー16には、テープ供給用
歯車であるマワリドメギアー(以下、Rマワリドメとい
う)17が常に噛合しており、このRマワリドメ17に
は、図2において二点鎖線で示すテープカセット6側に
設けられているテープ供給用のテープハブ部(図示せ
ず)に係合し、これを回転させるテープ供給軸であるリ
ール軸7bが同軸に一体に設けられている。
歯車であるマワリドメギアー(以下、Rマワリドメとい
う)17が常に噛合しており、このRマワリドメ17に
は、図2において二点鎖線で示すテープカセット6側に
設けられているテープ供給用のテープハブ部(図示せ
ず)に係合し、これを回転させるテープ供給軸であるリ
ール軸7bが同軸に一体に設けられている。
【0037】一方、Pリールギアー15には、同様にテ
ープカセット6側に設けられているテープ巻取用のテー
プハブ部(図示せず)に係合し、これを回転させるテー
プ巻取軸であるリール軸7aが同軸に一体に設けられて
いる。
ープカセット6側に設けられているテープ巻取用のテー
プハブ部(図示せず)に係合し、これを回転させるテー
プ巻取軸であるリール軸7aが同軸に一体に設けられて
いる。
【0038】本テープレコーダ1における駆動モータ8
の駆動力伝達経路は、上述のように構成されている。し
たがって、駆動モータ8を図2において時計方向に回転
駆動させると、その駆動力は、上記経路を介してPリー
ルギアー15及びリール軸7a又はRAギアー16・R
マワリドメ17及びリール軸7bのいずれか一方に伝達
され、テープカセット6側の二つのテープハブ部のいず
れか一方に伝達されることとなる。そして、これによっ
てテープカセット6内の磁気テープ6aが所定の方向に
供給され又は巻き戻されるようになっている。
の駆動力伝達経路は、上述のように構成されている。し
たがって、駆動モータ8を図2において時計方向に回転
駆動させると、その駆動力は、上記経路を介してPリー
ルギアー15及びリール軸7a又はRAギアー16・R
マワリドメ17及びリール軸7bのいずれか一方に伝達
され、テープカセット6側の二つのテープハブ部のいず
れか一方に伝達されることとなる。そして、これによっ
てテープカセット6内の磁気テープ6aが所定の方向に
供給され又は巻き戻されるようになっている。
【0039】なお、図2は、アイドラギアー14がPリ
ールギアー15と噛合している状態であって、磁気テー
プ6aがテープ巻取用のテープハブ部の側に走行してい
る状態、即ち記録又は再生動作時の状態を示している。
ールギアー15と噛合している状態であって、磁気テー
プ6aがテープ巻取用のテープハブ部の側に走行してい
る状態、即ち記録又は再生動作時の状態を示している。
【0040】また、図2において示す矢印Aは、磁気テ
ープ6aの走行方向を示している。つまり、テープカセ
ット6の内部に収納されている磁気テープ6aは、通常
の状態で、供給側のテープハブ部からガイドピン21a
・ガイドローラ21bにガイドされて巻取側に至り、ガ
イドローラ21c・ガイドピン21dにガイドされて巻
取側のテープハブ部に巻き取られるように構成されてい
る。
ープ6aの走行方向を示している。つまり、テープカセ
ット6の内部に収納されている磁気テープ6aは、通常
の状態で、供給側のテープハブ部からガイドピン21a
・ガイドローラ21bにガイドされて巻取側に至り、ガ
イドローラ21c・ガイドピン21dにガイドされて巻
取側のテープハブ部に巻き取られるように構成されてい
る。
【0041】このテープカセット6がテープレコーダ1
に装着された状態においては、磁気テープ6aは、ガイ
ドローラ21b・21cの略中間部分において、キャプ
スタン11とピンチローラ12の間に設置されることと
なる。この状態で操作手段のうちPLAYボタン4a又
はRECボタン4cが操作されて、これに連動してピン
チローラ12がキャプスタン11に押し付けられ、磁気
テープ6aを圧着する。これにより磁気テープ6aは、
キャプスタン11とピンチローラ12の圧着力によって
挟持され、キャプスタン11の回転とこれに従動して回
動するピンチローラ12によってスムーズに移動され、
テープカセット6内の所定の経路を走行するようになっ
ている。
に装着された状態においては、磁気テープ6aは、ガイ
ドローラ21b・21cの略中間部分において、キャプ
スタン11とピンチローラ12の間に設置されることと
なる。この状態で操作手段のうちPLAYボタン4a又
はRECボタン4cが操作されて、これに連動してピン
チローラ12がキャプスタン11に押し付けられ、磁気
テープ6aを圧着する。これにより磁気テープ6aは、
キャプスタン11とピンチローラ12の圧着力によって
挟持され、キャプスタン11の回転とこれに従動して回
動するピンチローラ12によってスムーズに移動され、
テープカセット6内の所定の経路を走行するようになっ
ている。
【0042】一方、RAギアー16とRマワリドメ17
とは、本テープレコーダ1の固定部材(図示せず)等に
回動自在に軸支されたリールレバー18上に配設されて
いる。即ち、RAギアー16は、リールレバー18の回
転軸18aの同軸上に回動自在に軸支されており、この
RAギアー16に噛合するRマワリドメ17は、リール
レバー18上の所定の位置に回動自在に軸支されてい
る。そして、このリールレバー18には、一端が固定部
材に係止されたコイルばね等の付勢部材22が係止され
ていて、同レバー18の時計方向への回動を規制してい
る。
とは、本テープレコーダ1の固定部材(図示せず)等に
回動自在に軸支されたリールレバー18上に配設されて
いる。即ち、RAギアー16は、リールレバー18の回
転軸18aの同軸上に回動自在に軸支されており、この
RAギアー16に噛合するRマワリドメ17は、リール
レバー18上の所定の位置に回動自在に軸支されてい
る。そして、このリールレバー18には、一端が固定部
材に係止されたコイルばね等の付勢部材22が係止され
ていて、同レバー18の時計方向への回動を規制してい
る。
【0043】さらに、上記リールレバー18には、テー
プレコーダ1が初期状態にあるとき、又は装着されたテ
ープカセット6の磁気テープ6aが早送り/巻戻し(F
F/REW)状態とされたときに、後述するブレーキレ
バー20の作用腕部の最先端部に当接して、リールレバ
ー18の時計方向への回動を規制するロック部18bが
一体に形成されている。つまり、ブレーキレバー20の
作用腕部の最先端部は、回動規制部となっている。
プレコーダ1が初期状態にあるとき、又は装着されたテ
ープカセット6の磁気テープ6aが早送り/巻戻し(F
F/REW)状態とされたときに、後述するブレーキレ
バー20の作用腕部の最先端部に当接して、リールレバ
ー18の時計方向への回動を規制するロック部18bが
一体に形成されている。つまり、ブレーキレバー20の
作用腕部の最先端部は、回動規制部となっている。
【0044】他方、テープレコーダ1を動作させていな
い状態、即ち装着したテープカセット6に収納されてい
る磁気テープ6aの走行を停止させている状態にあると
きに、テープカセット側の供給用のテープハブ部に係合
するリール軸7bの回転を規制し、その状態を保持する
ためのブレーキ機構が配置されている。
い状態、即ち装着したテープカセット6に収納されてい
る磁気テープ6aの走行を停止させている状態にあると
きに、テープカセット側の供給用のテープハブ部に係合
するリール軸7bの回転を規制し、その状態を保持する
ためのブレーキ機構が配置されている。
【0045】このブレーキ機構は、リール軸7bが配設
されるRマワリドメ17が噛合しているRAギアー16
の回転を規制するブレーキレバー20等によって形成さ
れている。このブレーキレバー20は、略L字形状から
なり、テープレコーダ1の固定部材に対して回動軸20
aにおいて所定の範囲内で回動自在に軸支されている。
なお、ブレーキレバー20の回動範囲を規制するため
に、ストッパ部材等の構成部材が設けられることとなる
が、これらの部材は、本発明の要旨には直接関連しない
ものである。したがって、従来より用いられている一般
的な部材が設けられているものとして、本実施形態にお
いては、その図示を省略している。
されるRマワリドメ17が噛合しているRAギアー16
の回転を規制するブレーキレバー20等によって形成さ
れている。このブレーキレバー20は、略L字形状から
なり、テープレコーダ1の固定部材に対して回動軸20
aにおいて所定の範囲内で回動自在に軸支されている。
なお、ブレーキレバー20の回動範囲を規制するため
に、ストッパ部材等の構成部材が設けられることとなる
が、これらの部材は、本発明の要旨には直接関連しない
ものである。したがって、従来より用いられている一般
的な部材が設けられているものとして、本実施形態にお
いては、その図示を省略している。
【0046】また、ブレーキレバー20の回動軸20a
は、Rマワリドメ17とRAギアー16とを含む平面に
対して略直交するように、かつRマワリドメ17よりも
RAギアー16寄りの位置に配置されている。
は、Rマワリドメ17とRAギアー16とを含む平面に
対して略直交するように、かつRマワリドメ17よりも
RAギアー16寄りの位置に配置されている。
【0047】そして、このブレーキレバー20の作用腕
部の先端部近傍には、係合爪部20bがRAギアー16
に向けて突出するように一体に形成されていると共に、
リールレバー18のロック部18bと対向する部位であ
って、係合爪部20bの基端部近傍からブレーキレバー
20の最先端部にかかる部分は、傾斜部20cと当接部
20dとによって形成されている。
部の先端部近傍には、係合爪部20bがRAギアー16
に向けて突出するように一体に形成されていると共に、
リールレバー18のロック部18bと対向する部位であ
って、係合爪部20bの基端部近傍からブレーキレバー
20の最先端部にかかる部分は、傾斜部20cと当接部
20dとによって形成されている。
【0048】このブレーキレバー20は、上記操作手段
(4a・4d等)の操作に連動して所定の方向に回動す
るようになっており、本テープレコーダ1が初期状態、
即ち本テープレコーダ1を動作させていない状態にある
ときには、係合爪部20bがRAギアー16のギアー部
に係合することによって、上述したようにRAギアー1
6の回転を規制し、これにより、テープカセット6側の
テープハブ部の回転を規制している。
(4a・4d等)の操作に連動して所定の方向に回動す
るようになっており、本テープレコーダ1が初期状態、
即ち本テープレコーダ1を動作させていない状態にある
ときには、係合爪部20bがRAギアー16のギアー部
に係合することによって、上述したようにRAギアー1
6の回転を規制し、これにより、テープカセット6側の
テープハブ部の回転を規制している。
【0049】また、操作手段(4a・4d等)の操作に
よって磁気テープ6aが走行状態にされたときには、こ
れに連動してブレーキレバー20が回動し、よってRA
ギアー16のギアー部とブレーキレバー20の係合爪部
20bとの係合状態が解除されるようになっている。
よって磁気テープ6aが走行状態にされたときには、こ
れに連動してブレーキレバー20が回動し、よってRA
ギアー16のギアー部とブレーキレバー20の係合爪部
20bとの係合状態が解除されるようになっている。
【0050】さらに、本実施形態のテープレコーダ1
は、メカニカルオートシャットオフ機構を有して構成さ
れている。本テープレコーダ1に適用されるメカニカル
オートシャットオフ機構は、次に示すように構成されて
いる。本テープレコーダ1に装着されたテープカセット
6の磁気テープ6aが走行状態にあるときには、同テー
プ6aの走行に伴って生じる引き出し力が、リール軸7
b・Rマワリドメ17を介してリールレバー18を図2
の時計方向に回動させる力量が働くこととなる。
は、メカニカルオートシャットオフ機構を有して構成さ
れている。本テープレコーダ1に適用されるメカニカル
オートシャットオフ機構は、次に示すように構成されて
いる。本テープレコーダ1に装着されたテープカセット
6の磁気テープ6aが走行状態にあるときには、同テー
プ6aの走行に伴って生じる引き出し力が、リール軸7
b・Rマワリドメ17を介してリールレバー18を図2
の時計方向に回動させる力量が働くこととなる。
【0051】上述したようにリールレバー18には、付
勢部材22が係止されており、同付勢部材22は、リー
ルレバー18の時計方向への回動力を規制して、同リー
ルレバー18を所定の位置に位置決めする役目をしてい
る。
勢部材22が係止されており、同付勢部材22は、リー
ルレバー18の時計方向への回動力を規制して、同リー
ルレバー18を所定の位置に位置決めする役目をしてい
る。
【0052】また、テープ走行状態から供給すべき磁気
テープ6aがその終端(テープエンド)に到達した場合
には、供給側のテープハブ部及びリール軸7b・Rマワ
リドメ17の回転は、テープ引き出し力に抗して停止さ
れるが、このとき供給側のテープハブ部には、磁気テー
プ6aの引き出し力が継続して作用している状態であ
る。したがって、同テープハブ部は、付勢部材22の付
勢力に抗して図2に示す矢印Aと略同一方向に引っ張ら
れる。これに伴いリール軸7b・Rマワリドメ17及び
リールレバー18は、回転軸18aを中心として図2の
時計方向に回動する。すると、これに連動してテープ走
行状態を解除するためのオートシャッタオフ機構(図示
せず)が作動するようになっている。
テープ6aがその終端(テープエンド)に到達した場合
には、供給側のテープハブ部及びリール軸7b・Rマワ
リドメ17の回転は、テープ引き出し力に抗して停止さ
れるが、このとき供給側のテープハブ部には、磁気テー
プ6aの引き出し力が継続して作用している状態であ
る。したがって、同テープハブ部は、付勢部材22の付
勢力に抗して図2に示す矢印Aと略同一方向に引っ張ら
れる。これに伴いリール軸7b・Rマワリドメ17及び
リールレバー18は、回転軸18aを中心として図2の
時計方向に回動する。すると、これに連動してテープ走
行状態を解除するためのオートシャッタオフ機構(図示
せず)が作動するようになっている。
【0053】したがって、上記付勢部材22の付勢力
は、磁気テープ6aの走行状態にあるときにおける同テ
ープ6aの引き出し力がリールレバー18を時計方向に
回動させようとする力量に抗して、同リールレバー18
を所定の位置に位置決めし得る力量であって、かつテー
プエンド時における磁気テープ6aの引き出し力によっ
てリールレバー18を時計方向に回動させる力量よりも
小さい力量となるように設定されている。
は、磁気テープ6aの走行状態にあるときにおける同テ
ープ6aの引き出し力がリールレバー18を時計方向に
回動させようとする力量に抗して、同リールレバー18
を所定の位置に位置決めし得る力量であって、かつテー
プエンド時における磁気テープ6aの引き出し力によっ
てリールレバー18を時計方向に回動させる力量よりも
小さい力量となるように設定されている。
【0054】このように構成された上記第1の実施形態
のテープレコーダ1における動作を、以下に説明する。
図3・図4は、本テープレコーダにおける主要な構成部
材のみを取り出して示す構成図であって、本テープレコ
ーダの動作を説明する図である。
のテープレコーダ1における動作を、以下に説明する。
図3・図4は、本テープレコーダにおける主要な構成部
材のみを取り出して示す構成図であって、本テープレコ
ーダの動作を説明する図である。
【0055】なお、図3においては、本テープレコーダ
1の初期状態(STOP時)を実線で示すと共に、この
テープレコーダ1によってなされる記録又は再生動作時
(PLAY時;例えばPLAYボタン4aが操作された
時)のブレーキレバー20の位置を一点鎖線で示し、同
テープレコーダ1によってなされる早送り又は巻戻し動
作時(FF/REW時;例えばFF/REWボタン4d
が操作された時)のブレーキレバー20の位置を二点鎖
線で示している。さらに、テープが終端になったとき
(TAPE END;テープエンド時)におけるリール
レバー18の状態を二点鎖線によって示している。
1の初期状態(STOP時)を実線で示すと共に、この
テープレコーダ1によってなされる記録又は再生動作時
(PLAY時;例えばPLAYボタン4aが操作された
時)のブレーキレバー20の位置を一点鎖線で示し、同
テープレコーダ1によってなされる早送り又は巻戻し動
作時(FF/REW時;例えばFF/REWボタン4d
が操作された時)のブレーキレバー20の位置を二点鎖
線で示している。さらに、テープが終端になったとき
(TAPE END;テープエンド時)におけるリール
レバー18の状態を二点鎖線によって示している。
【0056】また、図4は、本テープレコーダ1におい
て、巻戻し動作時(REW時)には、他の動作時等と
は、駆動力伝達経路が異なるために、特にこの場合にお
ける状態を別図によって示すものである。
て、巻戻し動作時(REW時)には、他の動作時等と
は、駆動力伝達経路が異なるために、特にこの場合にお
ける状態を別図によって示すものである。
【0057】まず、本テープレコーダ1が初期状態にあ
る場合において、例えば操作手段のうちPLAYボタン
4a(図1参照)が操作されると、図示しない一般的な
機構を介してブレーキレバー20が、その回動軸20a
において図3の時計方向に回動し、同図の二点鎖線で示
す[PLAY時]の位置に移動する。これによって、ブ
レーキレバー20の係合爪部20bによるRAギアー1
6の回転規制状態が解除されると共に、ブレーキレバー
20の当接面20dとロック部18bとが当接すること
によるリールレバー18の回転規制状態が解除される。
る場合において、例えば操作手段のうちPLAYボタン
4a(図1参照)が操作されると、図示しない一般的な
機構を介してブレーキレバー20が、その回動軸20a
において図3の時計方向に回動し、同図の二点鎖線で示
す[PLAY時]の位置に移動する。これによって、ブ
レーキレバー20の係合爪部20bによるRAギアー1
6の回転規制状態が解除されると共に、ブレーキレバー
20の当接面20dとロック部18bとが当接すること
によるリールレバー18の回転規制状態が解除される。
【0058】そして、駆動モータ8への給電が開始され
る。すると、駆動モータ8の駆動力は、出力軸8a・ベ
ルト9・フライホイール10・Cギアー13・アイドラ
ギアー14・Pリールギアー15を介してテープ巻取側
のリール軸7aに伝達される。このリール軸7aには、
装着されたテープカセット6(図3では図示せず)のテ
ープ巻取用のテープハブ部(図示せず)が係合している
ので、同リール軸7aを図3の時計方向に回転させる。
これにより、磁気テープ6aは、同テープハブ部に巻回
される。
る。すると、駆動モータ8の駆動力は、出力軸8a・ベ
ルト9・フライホイール10・Cギアー13・アイドラ
ギアー14・Pリールギアー15を介してテープ巻取側
のリール軸7aに伝達される。このリール軸7aには、
装着されたテープカセット6(図3では図示せず)のテ
ープ巻取用のテープハブ部(図示せず)が係合している
ので、同リール軸7aを図3の時計方向に回転させる。
これにより、磁気テープ6aは、同テープハブ部に巻回
される。
【0059】このようにして磁気テープ6aが、供給側
のテープハブ部から巻取用のテープハブ部に巻き取られ
た後、同テープ6aがその終端、即ちテープエンドに達
すると、磁気テープ6aの引き出し力によってリールレ
バー18は、付勢部材22の付勢力に抗して回転軸18
aを支軸とする時計方向に回動し、図3の二点鎖線で示
す[テープエンド時]の位置に移動し、オートシャット
オフ動作を開始させる。
のテープハブ部から巻取用のテープハブ部に巻き取られ
た後、同テープ6aがその終端、即ちテープエンドに達
すると、磁気テープ6aの引き出し力によってリールレ
バー18は、付勢部材22の付勢力に抗して回転軸18
aを支軸とする時計方向に回動し、図3の二点鎖線で示
す[テープエンド時]の位置に移動し、オートシャット
オフ動作を開始させる。
【0060】オートシャットオフ動作が完了すると、こ
れにより駆動モータ8への給電が停止され、磁気テープ
6aの引き出し力が解除される。するとリールレバー1
8は、付勢部材22の付勢力によって反時計方向に回動
し、[STOP時]の位置に復帰する。同時にオートシ
ャットオフ機構は、PLAYボタン4aを初期状態に復
帰させる動作を行なうので、これに伴ってブレーキレバ
ー20が反時計方向に回動し[STOP時]の位置に復
帰する。
れにより駆動モータ8への給電が停止され、磁気テープ
6aの引き出し力が解除される。するとリールレバー1
8は、付勢部材22の付勢力によって反時計方向に回動
し、[STOP時]の位置に復帰する。同時にオートシ
ャットオフ機構は、PLAYボタン4aを初期状態に復
帰させる動作を行なうので、これに伴ってブレーキレバ
ー20が反時計方向に回動し[STOP時]の位置に復
帰する。
【0061】なお、上述したようにオートシャットオフ
動作が完了した後に、磁気テープ6aの引き出し力が解
除されたときに、リールレバー18が[STOP時]の
位置に復帰し、次いでブレーキレバー20が同位置に復
帰する。このときに、何らかの理由によって、リールレ
バー18に磁気テープ6aの引き出し力が解除される以
前に、ブレーキレバー20が[STOP時]の位置への
復帰を開始してしまったような場合には、リールレバー
18のロック部18bがブレーキレバー20の傾斜部2
0cに当接してしまう。
動作が完了した後に、磁気テープ6aの引き出し力が解
除されたときに、リールレバー18が[STOP時]の
位置に復帰し、次いでブレーキレバー20が同位置に復
帰する。このときに、何らかの理由によって、リールレ
バー18に磁気テープ6aの引き出し力が解除される以
前に、ブレーキレバー20が[STOP時]の位置への
復帰を開始してしまったような場合には、リールレバー
18のロック部18bがブレーキレバー20の傾斜部2
0cに当接してしまう。
【0062】しかし、傾斜部20cは、その傾斜角度を
ブレーキレバー20のロック部18bに対する当接力
(復帰力)が適度に分散されるように、ロック部18b
が図2・図3においてブレーキレバー20の傾斜部20
cの上方向に向かって逃げ得るように設定されているの
で、ブレーキレバー20がロック部18bの先端部に当
接した場合においては、リールレバー18は、反時計方
向に回動しながら、ロック部18bの先端がブレーキレ
バー20の傾斜部20cに沿って移動することになる。
したがって、ロック部18bがブレーキレバー20の当
接面に食い込む等によって、ブレーキレバー20の復帰
動作を妨げないように構成されている。このようにし
て、リールレバー18は、付勢部材22の付勢力によっ
てスムーズに[STOP時]の状態に復帰する。
ブレーキレバー20のロック部18bに対する当接力
(復帰力)が適度に分散されるように、ロック部18b
が図2・図3においてブレーキレバー20の傾斜部20
cの上方向に向かって逃げ得るように設定されているの
で、ブレーキレバー20がロック部18bの先端部に当
接した場合においては、リールレバー18は、反時計方
向に回動しながら、ロック部18bの先端がブレーキレ
バー20の傾斜部20cに沿って移動することになる。
したがって、ロック部18bがブレーキレバー20の当
接面に食い込む等によって、ブレーキレバー20の復帰
動作を妨げないように構成されている。このようにし
て、リールレバー18は、付勢部材22の付勢力によっ
てスムーズに[STOP時]の状態に復帰する。
【0063】また、例えば操作手段のうちFF/REW
ボタン4d(図1参照)が巻戻し方向(REW方向)に
操作された場合には、同様にして図示しない一般的な機
構を介してブレーキレバー20が、その回動軸20aに
おいて図3の時計方向に回動し、同図の二点鎖線で示す
[FF/REW時]の位置に移動する(なお、図4も参
照)。これによって、ブレーキレバー20によるRAギ
アー16の回転規制状態が解除される。
ボタン4d(図1参照)が巻戻し方向(REW方向)に
操作された場合には、同様にして図示しない一般的な機
構を介してブレーキレバー20が、その回動軸20aに
おいて図3の時計方向に回動し、同図の二点鎖線で示す
[FF/REW時]の位置に移動する(なお、図4も参
照)。これによって、ブレーキレバー20によるRAギ
アー16の回転規制状態が解除される。
【0064】なお、このときのブレーキレバー20の移
動量は、上述したPLAYボタン4aが操作された場合
における同レバー20の移動量に比べて若干少ない移動
量となっている。つまり、FF/REWボタン4dが操
作された場合においては、図4にも示すように移動した
ブレーキレバー20の最先端部と、リールレバー18の
ロック部18bとが当接している状態が保持されるよう
になっている。
動量は、上述したPLAYボタン4aが操作された場合
における同レバー20の移動量に比べて若干少ない移動
量となっている。つまり、FF/REWボタン4dが操
作された場合においては、図4にも示すように移動した
ブレーキレバー20の最先端部と、リールレバー18の
ロック部18bとが当接している状態が保持されるよう
になっている。
【0065】通常、PLAY状態としたときのテープ走
行速度よりも、FF/REW状態としたときのテープ走
行速度の方が高速となるために、FF/REW状態のと
きに急激な回転トルクの変化によって、リールレバー1
8が回動してしまい、操作者の意図に反してオートシャ
ットオフ機構が作動してしまうという場合がある。
行速度よりも、FF/REW状態としたときのテープ走
行速度の方が高速となるために、FF/REW状態のと
きに急激な回転トルクの変化によって、リールレバー1
8が回動してしまい、操作者の意図に反してオートシャ
ットオフ機構が作動してしまうという場合がある。
【0066】そこで、このような意図しない動作を避け
るために、FF/REWボタン4dが操作された場合に
おけるブレーキレバー20の移動量を、PLAYボタン
4aが操作された場合における同レバー20の移動量に
比べて少なく設定して、ブレーキレバー20の当接部2
0dとリールレバー18のロック部18bとの当接状態
を保持するようにしているわけである。
るために、FF/REWボタン4dが操作された場合に
おけるブレーキレバー20の移動量を、PLAYボタン
4aが操作された場合における同レバー20の移動量に
比べて少なく設定して、ブレーキレバー20の当接部2
0dとリールレバー18のロック部18bとの当接状態
を保持するようにしているわけである。
【0067】したがって、ロック部18bがブレーキレ
バー20の当接部20dの傾斜角度は、FF/REWボ
タン4dが操作された場合にリールレバー18の回動を
規制し、ロック部18bと当接部20dとの当接状態を
保持し得るだけの部分を確保し得るように設定する必要
がある。
バー20の当接部20dの傾斜角度は、FF/REWボ
タン4dが操作された場合にリールレバー18の回動を
規制し、ロック部18bと当接部20dとの当接状態を
保持し得るだけの部分を確保し得るように設定する必要
がある。
【0068】また、FF/REWボタン4dをREW方
向に操作した場合における駆動モータ8の駆動力伝達経
路は、図3に示す状態とは異なり図4に示すようにな
る。即ちREW方向への操作によって、アイドラギアー
14は、Cギアー13と噛合しながら回転し、RAギア
ー16との噛合状態を確保する。
向に操作した場合における駆動モータ8の駆動力伝達経
路は、図3に示す状態とは異なり図4に示すようにな
る。即ちREW方向への操作によって、アイドラギアー
14は、Cギアー13と噛合しながら回転し、RAギア
ー16との噛合状態を確保する。
【0069】したがって、駆動モータ8(図2参照)が
時計方向に回転すると、その駆動力は、出力軸8a・ベ
ルト9・フライホイール10・Cギアー13・アイドラ
ギアー14・RAギアー16・Rマワリドメ17を介し
てテープ供給側のリール軸7bに伝達され、このリール
軸7bを反時計方向に回動させる。
時計方向に回転すると、その駆動力は、出力軸8a・ベ
ルト9・フライホイール10・Cギアー13・アイドラ
ギアー14・RAギアー16・Rマワリドメ17を介し
てテープ供給側のリール軸7bに伝達され、このリール
軸7bを反時計方向に回動させる。
【0070】このリール軸7bは、装着されたテープカ
セット6(図2参照)のテープ供給用のテープハブ部に
係合しているものである。したがって、同ハブ部も同方
向に回転することとなる。これにより磁気テープ6a
は、供給用のテープハブ部に巻回される(巻き戻され
る)。
セット6(図2参照)のテープ供給用のテープハブ部に
係合しているものである。したがって、同ハブ部も同方
向に回転することとなる。これにより磁気テープ6a
は、供給用のテープハブ部に巻回される(巻き戻され
る)。
【0071】以上説明したように上記第1の実施形態に
よれば、リール軸7bと一体に形成されるRマワリドメ
17に常時噛合しているRAギア−16の回転を停止し
得るように、ブレーキレバー20等によるブレーキ機構
を構成している。ここで、RAギアー16の回転中心軸
は不動であるので、従来のブレーキ機構などのように、
移動するRマワリドメ17に対してブレーキ機構を作動
させる場合と比べて、本実施形態の構成(RAギアー1
6にブレーキ機構を作動させる場合)の方が、ブレーキ
レバー20の回動量(作動範囲)を少ないものとするこ
とができる。
よれば、リール軸7bと一体に形成されるRマワリドメ
17に常時噛合しているRAギア−16の回転を停止し
得るように、ブレーキレバー20等によるブレーキ機構
を構成している。ここで、RAギアー16の回転中心軸
は不動であるので、従来のブレーキ機構などのように、
移動するRマワリドメ17に対してブレーキ機構を作動
させる場合と比べて、本実施形態の構成(RAギアー1
6にブレーキ機構を作動させる場合)の方が、ブレーキ
レバー20の回動量(作動範囲)を少ないものとするこ
とができる。
【0072】したがって、テープレコーダ1の内部にお
いて、ブレーキレバー20等のブレーキ機構を構成する
可動部材が占有する空間をより少なくすることができる
ので、装置自体の小型化に寄与することが容易である。
いて、ブレーキレバー20等のブレーキ機構を構成する
可動部材が占有する空間をより少なくすることができる
ので、装置自体の小型化に寄与することが容易である。
【0073】また、回転中心軸が不動であるRAギアー
16に対してブレーキレバー20の係合爪部20bを係
合させるように構成していることにより、より高精度な
ブレーキ精度を確保することができる。
16に対してブレーキレバー20の係合爪部20bを係
合させるように構成していることにより、より高精度な
ブレーキ精度を確保することができる。
【0074】さらに、特別な構成部材を付与することも
なく簡単な機構によって、高精度なブレーキ精度を確保
すると共に、より小型化した装置を実現し得るので、製
造コストの低減化にも寄与することができる。
なく簡単な機構によって、高精度なブレーキ精度を確保
すると共に、より小型化した装置を実現し得るので、製
造コストの低減化にも寄与することができる。
【0075】また、テープレコーダ1の内部において、
ブレーキレバー20の回動軸は、操作手段が配置される
側に設けられるのが普通であるが、ブレーキレバー20
の回動軸により近い位置に配置されるRAギアー16に
対してブレーキ機構を作動させるようにしているので、
ブレーキレバー20の作用腕部を短く形成することがで
きる。よって、ブレーキレバー20を形成する部材とし
て、例えば金属製部材等の強固な部材を使用することな
く、必要な強度を確保することが容易となる。
ブレーキレバー20の回動軸は、操作手段が配置される
側に設けられるのが普通であるが、ブレーキレバー20
の回動軸により近い位置に配置されるRAギアー16に
対してブレーキ機構を作動させるようにしているので、
ブレーキレバー20の作用腕部を短く形成することがで
きる。よって、ブレーキレバー20を形成する部材とし
て、例えば金属製部材等の強固な部材を使用することな
く、必要な強度を確保することが容易となる。
【0076】さらに、ブレーキレバー20の作用腕部の
長さ寸法の短縮化を容易に実現することができることに
よって、ブレーキ機構の小型化に寄与し、これにより装
置自体の小型化にも寄与することができる。
長さ寸法の短縮化を容易に実現することができることに
よって、ブレーキ機構の小型化に寄与し、これにより装
置自体の小型化にも寄与することができる。
【0077】一方、FF/REW状態とされた場合等に
は、急激なトルク変化が生じる可能性があるが、このよ
うな場合において、オートシャットオフ機構が動作して
しまうことを避けるためには、リールレバー18の回動
規制を行なう必要がある。
は、急激なトルク変化が生じる可能性があるが、このよ
うな場合において、オートシャットオフ機構が動作して
しまうことを避けるためには、リールレバー18の回動
規制を行なう必要がある。
【0078】そこで、本実施形態においては、FF/R
EW動作時にリールレバー18のロック部18bとブレ
ーキレバー20の当接部20dとを当接させることで、
リールレバー18の回動規制を行なう機構を設け、これ
をブレーキレバー20の係合爪部20bの近傍に配設し
たことによって、より精度良くリールレバー18の回動
を規制できる。
EW動作時にリールレバー18のロック部18bとブレ
ーキレバー20の当接部20dとを当接させることで、
リールレバー18の回動規制を行なう機構を設け、これ
をブレーキレバー20の係合爪部20bの近傍に配設し
たことによって、より精度良くリールレバー18の回動
を規制できる。
【0079】ところで、上述の第1の実施形態において
は、オートシャットオフ機構を実現するために、リール
レバー18の同軸上にRAギアー16を回動自在に配置
すると共に、このRAギアー16に噛合するRマワリド
メ17をリールレバー18によって回動自在に保持する
ように構成した例を示しているが、本発明は、このよう
な構成のみに限らず、例えば次に示すような構成として
も良い。
は、オートシャットオフ機構を実現するために、リール
レバー18の同軸上にRAギアー16を回動自在に配置
すると共に、このRAギアー16に噛合するRマワリド
メ17をリールレバー18によって回動自在に保持する
ように構成した例を示しているが、本発明は、このよう
な構成のみに限らず、例えば次に示すような構成として
も良い。
【0080】即ち、図5は、本発明の第2の実施形態の
テープレコーダにおける主要な構成部材のみを取り出し
て示す構成図である。なお、本図も図3と同様に、テー
プレコーダ1の初期状態(STOP時)を実線で示すと
共に、このテープレコーダ1によって記録又は再生動作
を行なう際(PLAYボタン4aが操作された時)、早
送り又は巻戻し動作を行なう際(FF/REWボタン4
dが操作された時)におけるそれぞれの場合のブレーキ
レバー20の位置をそれぞれ二点鎖線で示している。さ
らに、テープが終端になったとき(テープエンド時)に
おけるリールレバー18Aの状態も二点鎖線によって示
している。
テープレコーダにおける主要な構成部材のみを取り出し
て示す構成図である。なお、本図も図3と同様に、テー
プレコーダ1の初期状態(STOP時)を実線で示すと
共に、このテープレコーダ1によって記録又は再生動作
を行なう際(PLAYボタン4aが操作された時)、早
送り又は巻戻し動作を行なう際(FF/REWボタン4
dが操作された時)におけるそれぞれの場合のブレーキ
レバー20の位置をそれぞれ二点鎖線で示している。さ
らに、テープが終端になったとき(テープエンド時)に
おけるリールレバー18Aの状態も二点鎖線によって示
している。
【0081】また、図5で示す状態は、アイドラギアー
14とPリールギアー15とが噛合している状態、即ち
記録又は再生動作及び早送り動作が実行される際の状態
を図示している。
14とPリールギアー15とが噛合している状態、即ち
記録又は再生動作及び早送り動作が実行される際の状態
を図示している。
【0082】本実施形態の構成は、上述の第1の実施形
態の構成と基本的に略同様の構成からなるものである
が、Rマワリドメ17を回動自在に保持するリールレバ
ー18Aが摺動自在に配置されている点が異なるのみで
ある。したがって、上述の第1の実施形態と同様の部材
については、同じ符号を付してその説明を省略し、異な
る部分についてのみ、以下に説明する。
態の構成と基本的に略同様の構成からなるものである
が、Rマワリドメ17を回動自在に保持するリールレバ
ー18Aが摺動自在に配置されている点が異なるのみで
ある。したがって、上述の第1の実施形態と同様の部材
については、同じ符号を付してその説明を省略し、異な
る部分についてのみ、以下に説明する。
【0083】即ち、本実施形態のテープレコーダ1にお
けるリールレバー18Aは、テープレコーダ1側の固定
部材(図示せず)に植設された四本のガイドピン18A
cによってガイドされている。これによって、同リール
レバー18Aは、所定の方向(図5に示す矢印X1−X
2方向)にのみ摺動し得るようになっている。
けるリールレバー18Aは、テープレコーダ1側の固定
部材(図示せず)に植設された四本のガイドピン18A
cによってガイドされている。これによって、同リール
レバー18Aは、所定の方向(図5に示す矢印X1−X
2方向)にのみ摺動し得るようになっている。
【0084】また、リールレバー18A上には、Rマワ
リドメ17が回動自在に軸支されていて、このRマワリ
ドメ17には、RAギアー16が常に噛合している。こ
のRAギアー16は、テープレコーダ1側の固定部材
(図示せず)に植設された回転軸18aにおいて回転自
在に軸支されていて、REW操作がなされた場合におけ
る駆動モータ8(図2参照)からの駆動力を、出力軸8
a・ベルト9・フライホイール10・Cギアー13・ア
イドラギアー14を介してRマワリドメ17及びリール
軸7bに伝達するように構成されている。
リドメ17が回動自在に軸支されていて、このRマワリ
ドメ17には、RAギアー16が常に噛合している。こ
のRAギアー16は、テープレコーダ1側の固定部材
(図示せず)に植設された回転軸18aにおいて回転自
在に軸支されていて、REW操作がなされた場合におけ
る駆動モータ8(図2参照)からの駆動力を、出力軸8
a・ベルト9・フライホイール10・Cギアー13・ア
イドラギアー14を介してRマワリドメ17及びリール
軸7bに伝達するように構成されている。
【0085】そして、本テープレコーダ1の初期状態又
はFF/REW状態とされたときには、リールレバー1
8のロック部18bが、ブレーキレバー20の当接部2
0dに当接することで、リールレバー18が図5の矢印
X1方向に摺動することを規制している。その他の構成
は、上述の第1の実施形態と略同様である。
はFF/REW状態とされたときには、リールレバー1
8のロック部18bが、ブレーキレバー20の当接部2
0dに当接することで、リールレバー18が図5の矢印
X1方向に摺動することを規制している。その他の構成
は、上述の第1の実施形態と略同様である。
【0086】このように構成された本実施形態のテープ
レコーダ1における動作を、以下に簡単に説明する。本
テープレコーダ1が初期状態にある場合において、PL
AYボタン4a(図1参照)が操作されると、ブレーキ
レバー20が回動軸20aにおいて図5の時計方向に回
動し、同図の二点鎖線で示す[PLAY時]の位置に移
動する。これによって、ブレーキレバー20の係合爪部
20bによるRAギアー16の回転規制状態が解除され
ると共に、ブレーキレバー20の当接部20dとロック
部18bとの当接によるリールレバー18の摺動規制状
態が解除される。
レコーダ1における動作を、以下に簡単に説明する。本
テープレコーダ1が初期状態にある場合において、PL
AYボタン4a(図1参照)が操作されると、ブレーキ
レバー20が回動軸20aにおいて図5の時計方向に回
動し、同図の二点鎖線で示す[PLAY時]の位置に移
動する。これによって、ブレーキレバー20の係合爪部
20bによるRAギアー16の回転規制状態が解除され
ると共に、ブレーキレバー20の当接部20dとロック
部18bとの当接によるリールレバー18の摺動規制状
態が解除される。
【0087】そして、駆動モータ8への給電が開始され
る。すると、駆動モータ8の駆動力は、出力軸8a・ベ
ルト9・フライホイール10・Cギアー13・アイドラ
ギアー14・Pリールギアー15を介してテープ巻取側
のリール軸7aに伝達される。このリール軸7aには、
装着されたテープカセット6のテープ巻取用のテープハ
ブ部(図示せず)が係合しているので、同リール軸7a
を図5の時計方向に回転させる。これにより、磁気テー
プ6aは、同テープハブ部に巻回される。
る。すると、駆動モータ8の駆動力は、出力軸8a・ベ
ルト9・フライホイール10・Cギアー13・アイドラ
ギアー14・Pリールギアー15を介してテープ巻取側
のリール軸7aに伝達される。このリール軸7aには、
装着されたテープカセット6のテープ巻取用のテープハ
ブ部(図示せず)が係合しているので、同リール軸7a
を図5の時計方向に回転させる。これにより、磁気テー
プ6aは、同テープハブ部に巻回される。
【0088】このようにして磁気テープ6aが、供給側
のテープハブ部から巻取用のテープハブ部に巻き取られ
た後、同テープ6aがテープエンドに達すると、磁気テ
ープ6aの引き出し力によってリールレバー18は、付
勢部材22の付勢力に抗して矢印X1方向に摺動し、二
点鎖線で示す[テープエンド時]の位置に移動する。こ
れによってオートシャットオフ動作が開始する。
のテープハブ部から巻取用のテープハブ部に巻き取られ
た後、同テープ6aがテープエンドに達すると、磁気テ
ープ6aの引き出し力によってリールレバー18は、付
勢部材22の付勢力に抗して矢印X1方向に摺動し、二
点鎖線で示す[テープエンド時]の位置に移動する。こ
れによってオートシャットオフ動作が開始する。
【0089】なお、リールレバー18が矢印X1方向に
摺動すると、Rマワリドメ17とRAギアー16との噛
合状態に変化が生じることとなる。したがって、この場
合において、リールレバー18が摺動することによっ
て、Rマワリドメ17とRAギアー16との噛合が外れ
てしまわないように、リールレバー18の移動量を設定
する必要がある。
摺動すると、Rマワリドメ17とRAギアー16との噛
合状態に変化が生じることとなる。したがって、この場
合において、リールレバー18が摺動することによっ
て、Rマワリドメ17とRAギアー16との噛合が外れ
てしまわないように、リールレバー18の移動量を設定
する必要がある。
【0090】次いで、オートシャットオフ動作が完了す
ると、駆動モータ8への給電が停止され、磁気テープ6
aの引き出し力が解除される。するとリールレバー18
は、付勢部材22の付勢力によって矢印X2に摺動し、
[STOP時]の位置に復帰する。同時にオートシャッ
トオフ機構によるPLAYボタン4aの初期状態への復
帰動作を受けて、ブレーキレバー20は、反時計方向に
回動し[STOP時]の位置に復帰する。
ると、駆動モータ8への給電が停止され、磁気テープ6
aの引き出し力が解除される。するとリールレバー18
は、付勢部材22の付勢力によって矢印X2に摺動し、
[STOP時]の位置に復帰する。同時にオートシャッ
トオフ機構によるPLAYボタン4aの初期状態への復
帰動作を受けて、ブレーキレバー20は、反時計方向に
回動し[STOP時]の位置に復帰する。
【0091】以上説明したように上記第2の実施形態に
よれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ること
ができる。
よれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ること
ができる。
【0092】なお、上記第1・第2の実施形態において
は、ブレーキレバー20の係合爪部20bをRAギアー
16のギアー部に係合させることで、同ギアー16の回
転を停止させるように構成しているが、これに限らず、
例えばRAギアー16上に被ブレーキ部を一体的に形成
するようにし、この被ブレーキ部に対して係合爪部20
bを係合させるように構成しても良く、この場合にも、
上記第1・第2の実施形態と同様の効果を得ることがで
きる。
は、ブレーキレバー20の係合爪部20bをRAギアー
16のギアー部に係合させることで、同ギアー16の回
転を停止させるように構成しているが、これに限らず、
例えばRAギアー16上に被ブレーキ部を一体的に形成
するようにし、この被ブレーキ部に対して係合爪部20
bを係合させるように構成しても良く、この場合にも、
上記第1・第2の実施形態と同様の効果を得ることがで
きる。
【0093】また、上記第1・第2の実施形態におい
て、リールレバー18のロック部18bの先端部と、ブ
レーキレバー20の傾斜部20cとが当接したような場
合に、ブレーキレバー20の復帰力がリールレバー18
の移動を妨げてしまうことを避けるために、ブレーキレ
バー20側にのみ傾斜部(傾斜部20c)を形成してい
るが、これに限られず、例えばリールレバー18側(例
えばロック部18b)に傾斜部を設けるように形成して
も良い。またリールレバー18とブレーキレバー20の
両方に適切な傾斜角度を有する傾斜部を形成するように
しても良い。つまり、両部材の少なくとも一方に斜面が
形成されていれば良い。
て、リールレバー18のロック部18bの先端部と、ブ
レーキレバー20の傾斜部20cとが当接したような場
合に、ブレーキレバー20の復帰力がリールレバー18
の移動を妨げてしまうことを避けるために、ブレーキレ
バー20側にのみ傾斜部(傾斜部20c)を形成してい
るが、これに限られず、例えばリールレバー18側(例
えばロック部18b)に傾斜部を設けるように形成して
も良い。またリールレバー18とブレーキレバー20の
両方に適切な傾斜角度を有する傾斜部を形成するように
しても良い。つまり、両部材の少なくとも一方に斜面が
形成されていれば良い。
【0094】さらに、このように形成した傾斜部(例え
ば傾斜部20c)に対して当接する当接部(例えばロッ
ク部18b)の形状を、略円弧状に形成するようにして
も良い。このようにすれば、傾斜部20cに対してロッ
ク部18bが当接したときに、同ロック部18bは、よ
りスムーズにブレーキレバー20の先端部寄りの方向に
移動することができるようになる。
ば傾斜部20c)に対して当接する当接部(例えばロッ
ク部18b)の形状を、略円弧状に形成するようにして
も良い。このようにすれば、傾斜部20cに対してロッ
ク部18bが当接したときに、同ロック部18bは、よ
りスムーズにブレーキレバー20の先端部寄りの方向に
移動することができるようになる。
【0095】[付記]また、以上述べた発明の実施形態
によれば、以下のような構成を有する発明を得ることが
できる。即ち、 (1) 供給されるテープの終端を検出すると駆動源へ
の給電を停止させるように構成されたオートシャットオ
フ機構を有するテープレコーダにおいて、上記駆動源か
らの駆動力を伝達するためにテープカセットのテープ供
給側ハブに係合するテープ供給軸が同軸上に一体に形成
されたテープ供給用歯車と、このテープ供給用歯車に常
時噛合されており、上記駆動源からの駆動力を上記テー
プ供給用歯車に伝達する中間歯車と、上記テープ供給用
歯車及び上記中間歯車を回転自在に保持すると共に、上
記中間歯車の回転軸と同軸上において回動自在に軸支さ
れた回動部材と、上記テープ供給軸の回転を停止させる
ために、上記中間歯車の回転を停止させ得る回転停止部
材と、を有するテープレコーダ。
によれば、以下のような構成を有する発明を得ることが
できる。即ち、 (1) 供給されるテープの終端を検出すると駆動源へ
の給電を停止させるように構成されたオートシャットオ
フ機構を有するテープレコーダにおいて、上記駆動源か
らの駆動力を伝達するためにテープカセットのテープ供
給側ハブに係合するテープ供給軸が同軸上に一体に形成
されたテープ供給用歯車と、このテープ供給用歯車に常
時噛合されており、上記駆動源からの駆動力を上記テー
プ供給用歯車に伝達する中間歯車と、上記テープ供給用
歯車及び上記中間歯車を回転自在に保持すると共に、上
記中間歯車の回転軸と同軸上において回動自在に軸支さ
れた回動部材と、上記テープ供給軸の回転を停止させる
ために、上記中間歯車の回転を停止させ得る回転停止部
材と、を有するテープレコーダ。
【0096】(2) 付記1に記載のテープレコーダに
おいて、上記回転停止部材は、係合爪部を有してなり、
この係合爪部が上記中間歯車の被係合部に係合すること
で、上記テープ供給軸の回転を停止させる。
おいて、上記回転停止部材は、係合爪部を有してなり、
この係合爪部が上記中間歯車の被係合部に係合すること
で、上記テープ供給軸の回転を停止させる。
【0097】(3) 付記1又は付記2に記載のテープ
レコーダにおいて、上記回転停止部材は、上記移動部材
の回動を規制する回動規制部を有してなる。
レコーダにおいて、上記回転停止部材は、上記移動部材
の回動を規制する回動規制部を有してなる。
【0098】(4) 付記1又は付記3に記載のテープ
レコーダにおいて、上記回転停止部材は、この回転停止
部材に対して上記回動部材が当接したときに、この回動
部材を回動させ得る当接面を有してなる。
レコーダにおいて、上記回転停止部材は、この回転停止
部材に対して上記回動部材が当接したときに、この回動
部材を回動させ得る当接面を有してなる。
【0099】(5) 付記4に記載のテープレコーダに
おいて、上記回転停止部材の当接面は、傾斜部によって
形成されている。
おいて、上記回転停止部材の当接面は、傾斜部によって
形成されている。
【0100】(6) 付記4に記載のテープレコーダに
おいて、上記回転停止部材の当接面は、上記係合爪部又
は上記回動規制部の近傍に形成されている。
おいて、上記回転停止部材の当接面は、上記係合爪部又
は上記回動規制部の近傍に形成されている。
【0101】(7) 付記5に記載のテープレコーダに
おいて、上記回転停止部材の当接面の傾斜角度は、この
回転停止部材の作用腕部の先端面に対して鋭角となるよ
うに形成されている。
おいて、上記回転停止部材の当接面の傾斜角度は、この
回転停止部材の作用腕部の先端面に対して鋭角となるよ
うに形成されている。
【0102】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、メカ
ニカルオートシャットオフ機構を有するテープレコーダ
において、ブレーキ精度を確保しながら、その作動範囲
を狭めたブレーキ機構を実現することで、装置の小型化
及び低廉化に寄与したテープレコーダを提供することが
できる。
ニカルオートシャットオフ機構を有するテープレコーダ
において、ブレーキ精度を確保しながら、その作動範囲
を狭めたブレーキ機構を実現することで、装置の小型化
及び低廉化に寄与したテープレコーダを提供することが
できる。
【図1】本発明の第1の実施形態のテープレコーダの外
観を示す斜視図。
観を示す斜視図。
【図2】図1のテープレコーダの内部における主要な構
成部材のみを取り出して示す構成図。
成部材のみを取り出して示す構成図。
【図3】図1のテープレコーダにおける主要な構成部材
のみを取り出して示す構成図であって、本テープレコー
ダの動作を説明する図。
のみを取り出して示す構成図であって、本テープレコー
ダの動作を説明する図。
【図4】図1のテープレコーダのREW動作時の状態に
おける主要構成部材のみを取り出して示す構成図。
おける主要構成部材のみを取り出して示す構成図。
【図5】本発明の第2の実施形態のテープレコーダにお
ける主要な構成部材のみを取り出して示す構成図。
ける主要な構成部材のみを取り出して示す構成図。
1……テープレコーダ 6……テープカセット 6a……磁気テープ 7a……リール軸(テープ巻取軸) 7b……リール軸(テープ供給軸) 8……駆動モータ(駆動源) 9……ベルト(駆動力伝達手段) 13……キャプスタンギアー(Cギアー) 14……駆動ギアー(アイドラギアー) 15……Pリールギアー 16……テープ巻戻用のアイドラギアー(RAギアー;
中間歯車) 17……マワリドメギアー(Rマワリドメ;テープ供給
用歯車) 18・18A……リールレバー(移動部材) 18Ac……ガイドピン 18b……ロック部 20……ブレーキレバー(回転停止部材) 20a……回動軸(回転停止部材) 20b……係合爪部(回転停止部材) 22……付勢部材
中間歯車) 17……マワリドメギアー(Rマワリドメ;テープ供給
用歯車) 18・18A……リールレバー(移動部材) 18Ac……ガイドピン 18b……ロック部 20……ブレーキレバー(回転停止部材) 20a……回動軸(回転停止部材) 20b……係合爪部(回転停止部材) 22……付勢部材
Claims (3)
- 【請求項1】 供給されるテープの終端を検出して駆
動源を停止させ得るオートシャットオフ機構を有するテ
ープレコーダにおいて、 上記駆動源からの駆動力を伝達するためにテープカセッ
トのテープ供給側ハブに係合するテープ供給軸が同軸上
に一体に形成されたテープ供給用歯車と、 回転中心軸が固設されており、上記テープ供給用歯車と
常時噛合することで、上記駆動源からの駆動力を上記テ
ープ供給用歯車に伝達する中間歯車と、 上記テープ供給用歯車を回転自在に保持し、移動可能に
配設された移動部材と、 上記中間歯車の回転を停止させ得る回転停止部材と、 を有することを特徴とするテープレコーダ。 - 【請求項2】 供給されるテープの終端を検出すると
駆動源への給電を停止させるように構成されたオートシ
ャットオフ機構を有するテープレコーダにおいて、 上記駆動源からの駆動力を伝達するためにテープカセッ
トのテープ供給側ハブに係合するテープ供給軸が同軸上
に一体に形成されたテープ供給用歯車と、 このテープ供給用歯車に常時噛合されており、上記駆動
源からの駆動力を上記テープ供給用歯車に伝達する中間
歯車と、 上記テープ供給用歯車及び上記中間歯車を回転自在に保
持すると共に、上記中間歯車の回転軸と同軸上において
回動自在に軸支された回動部材と、 上記テープ供給軸の回転を停止させるために、上記中間
歯車の回転を停止させ得る回転停止部材と、 を有することを特徴とするテープレコーダ。 - 【請求項3】 供給されるテープの終端を検出して駆
動源を停止させ得るオートシャットオフ機構を有するテ
ープレコーダにおいて、 上記駆動源からの駆動力を伝達するためにテープカセッ
トのテープ供給側ハブに係合するテープ供給軸が同軸上
に一体に形成されたテープ供給用歯車と、 このテープ供給用歯車に常時噛合されており、上記駆動
源からの駆動力を上記テープ供給用歯車に伝達する中間
歯車と、 上記テープ供給用歯車及び上記中間歯車を回転自在に保
持すると共に、上記中間歯車の回転軸と同軸上において
回動自在に軸支された回動部材と、 上記テープ供給軸の回転を停止させるために、上記中間
歯車の回転を停止させ得る回転停止部材と、 を具備し、 上記回転停止部材は、上記テープ供給用歯車と上記中間
歯車とを含む平面に対して略直交する軸を中心として回
動自在に設けられ、この回転停止部材の回動軸は、上記
テープ供給用歯車よりも上記中間歯車寄りの位置に配置
したことを特徴とするテープレコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10105006A JPH11306618A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | テープレコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10105006A JPH11306618A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | テープレコーダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11306618A true JPH11306618A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14395999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10105006A Withdrawn JPH11306618A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | テープレコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11306618A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007094012A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Kenwood Corp | ポータブル音楽機器、および、プログラム |
-
1998
- 1998-04-15 JP JP10105006A patent/JPH11306618A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007094012A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Kenwood Corp | ポータブル音楽機器、および、プログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050705 |