JP3106903B2 - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

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JP3106903B2
JP3106903B2 JP07129759A JP12975995A JP3106903B2 JP 3106903 B2 JP3106903 B2 JP 3106903B2 JP 07129759 A JP07129759 A JP 07129759A JP 12975995 A JP12975995 A JP 12975995A JP 3106903 B2 JP3106903 B2 JP 3106903B2
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幸則 阪
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水コネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防水コネクタとして、図
9に示すものが知られている。図において防水コネクタ
1はそのコネクタハウジング2の背面側に図示しない各
キャビティと連通する複数の筒体3を有しており、同筒
体3を取り囲むように壁体4が形成されている。壁体4
は樹脂成形時の歪みを小さくするために形成され、前記
筒体3の外側開口と同じ高さとなっている。同壁体4は
同筒体3の外周に連続しており、壁体4と筒体3との間
には底のある空間4aが形成されている。
【0003】一方、コネクタハウジング2のキャビティ
に挿入される端子金具5には電線5aを圧着してあり、
シール材5bを挿通せしめて筒体3に収容されることに
より、筒体3の内部で電線5aとの隙間をふさいで防水
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の防水コ
ネクタ1において、脱着を容易とするためにコネクタハ
ウジング2の背面を天に向けて取り付けると、前記空間
4aに水が溜まってしまう。同空間4aに水が溜まると
筒体3開口にも水が侵入し易く、同筒体3の外側開口か
ら露出しているシール材5bが長時間水に浸されてしま
うことになり、水の成分によってはシール材を腐食させ
たり水あかで汚れてしまう。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、シール材が収容される筒体開口部分の水はけをよく
することが可能な防水コネクタの提供を目的とする。
【0006】上記目的を達成するため、請求項1に係る
発明は、各電線を挿通する筒体を個別にかつ後端に形成
したハウジングと、上記筒体に挿入されるとともに前記
電線の一端部に連結された端子金具と、この端子金具の
後端に前記電線とともに圧着接続され前記筒体の内部に
挿入されて前記筒体と前記電線との間に水密面を形成す
るゴム栓と、上記筒体から側方に延設されて筒体に隣接
する底のある筒状の空間を形成する壁体とを備え、上記
筒体と前記壁体とが前記ハウジングの後端に露出した状
態で形成された防水コネクタであって、上記壁体には、
水の逃げ道が形成されている構成としてある。
【0007】また、請求項2に係る発明は、上記請求項
1に記載の防水コネクタにおいて、上記逃げ道は上記壁
体の先端を筒体の外側開口より付け根側にすることによ
り形成した構成としてある。さらに、請求項3に係る発
明は、上記請求項1に記載の防水コネクタにおいて、上
記逃げ道は上記壁体に貫通孔を設けることにより形成し
た構成としてある。そして、請求項4に係る発明は、上
記請求項3に記載の防水コネクタにおいて、上記貫通孔
を上記空間の最下部に形成した構成としてある。
【0008】
【作用】上記のように構成した請求項1に係る発明にお
いては、ハウジング後端には電線を挿通する筒体が形成
されるとともに、この筒体から側方に延設された壁体に
より当該筒体に隣接する底のある筒状の空間が形成され
ているが、この壁体には水の逃げ道を形成してあり、水
は同空間に溜まることなく当該逃げ道から逃げてしま
い、水面が筒体の外側開口に到達することはない。これ
により、筒体開口部分の水はけが良くなる。
【0009】また、上記のように構成した請求項2に係
る発明においては、筒体の外側開口よりも付け根側に下
げてある壁体の先端に水面が到達した時点で空間に水が
満たされたことになり筒体の外側開口は常に水より上方
に位置することになる。さらに、上記のように構成した
請求項3に係る発明においては、壁体に形成した貫通孔
から水が逃げるため、筒体の外側開口まで水が溜まるこ
とはない。さらに、上記のように構成した請求項4に係
る発明においては、空間の最下部に水の逃げ道が形成さ
れているため、当該空間に水が溜まることはない。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、シール材
が露出する筒体の外側開口の水はけを良くして水没しに
くくしたため、シール材を腐食しにくく、水あかの発生
を防止することができる。また、請求項2に係る発明に
よれば、壁体の高さを低くするだけなので製造も容易で
ある。さらに、請求項3に係る発明によれば、壁体に貫
通孔を形成するだけなので既存のものも容易に変更でき
る。さらに、請求項4に係る発明によれば、全く水が溜
まらないので、寒冷地で用いても空間に溜まった水が氷
化してコネクタハウジングを破壊する不具合の心配がな
い。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の一実施例に係る雄側の防水コネ
クタを斜視図により示している。この防水コネクタ10
は、全体的にフード状に形成されたハウジング11を備
えており、このハウジング11は端子金具20を収容可
能な図示しないキャビティを備えている。ハウジング1
1の後端には同キャビティに連通する筒体12ととも
に、当該筒体12を取り囲むように壁体13を形成して
ある。筒体12は電線21を圧着接続された端子金具2
0を挿通する開口となり、同端子金具20の後端に電線
21とともに圧着接続されたゴム栓22を挿通せしめて
当該筒体12よりキャビティ内に収容させると、同ゴム
栓22が筒体12と電線21との間に水密面を形成して
防水する。
【0012】壁体13は筒体12を突出して形成するに
あたって隣接する筒体12同士が引き合って傾いてしま
わないように各筒体12の外側面に連続している。従っ
て、筒体12に隣接して底のある筒状の空間13aを形
成している。ここにおいて、この壁体13の先端は同筒
体12の開口よりも下げて形成されている。すなわち、
筒体12の付け根側に下がっているので、ハウジング1
1の後端を上に向けた場合に水がかかっても、図2に示
すように水面は筒体12の開口よりも低い位置となる。
【0013】本実施例においては、壁体13の先端を筒
体12の開口端よりも付け根側に下げることによって空
間13aに溜まる水面を下げ、係る構造を持って水の逃
げ道としているが、水面を下げるような構造であればよ
い。例えば、図3に示す例では、壁体13の一部にスリ
ットを設けて同スリットの最下部が筒体12の開口端よ
りも付け根側に下がるようにしている。この場合、図4
に示すように空間13a内に水が入ってもスリットが水
の逃げ道になって水面が筒体12の開口よりも下がる。
また、その他の変形例として、図5、図7に示すものが
考えられる。図5に示す変形例においては、壁体13の
先端は筒体12の先端と同じ高さになっているが、同壁
体13には外側面に連通する貫通孔13bを形成し、こ
れを水の逃げ道としている。従って、図6に示すように
空間13a内に水が入っても貫通孔13bまでしか溜ま
らず、結果として水面が筒体12の開口よりも下がる。
【0014】また、図7に示す変形例においては、貫通
孔13bの位置を壁体13の下端、すなわち、空間13
aの最下部に形成している。このようにすれば、図8に
示すように空間13a内に水が入っても全て流れ出てし
まい、全く水が溜まらなくなる。空間13a内の水面が
下がれば、隣接する筒体12の開口部分は水はけが良く
なり、同開口部分に保持されるゴム栓22の水はけが良
くなって腐食されることを防止できる。本実施例におい
ては、ゴム栓22が完全防水するようにしているが、簡
易防水する場合においても水はけが良くなれば、防水性
能が向上する。また、必ずしもゴム栓22を使用する防
水構造でなくても、筒体12の開口の水はけを良くして
浸水を防止する効果がある。
【0015】このように、ハウジング11の後端に筒体
12を形成しつつ、同筒体12を壁体13で取り囲むよ
うにしなければならない場合において、同壁体13に水
の逃げ道を形成することにより、筒体12周辺の水はけ
を良くし、結果として、水による腐食などを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る雄側の防水コネクタの
斜視図である。
【図2】水はけの効果を示す概略断面図である。
【図3】変形例に係る雄側の防水コネクタの斜視図であ
る。
【図4】水はけの効果を示す概略断面図である。
【図5】変形例に係る雄側の防水コネクタの斜視図であ
る。
【図6】水はけの効果を示す概略断面図である。
【図7】変形例に係る雄側の防水コネクタの斜視図であ
る。
【図8】水はけの効果を示す概略断面図である。
【図9】従来の防水コネクタの斜視図である。
【符号の説明】
10…防水コネクタ 11…ハウジング 12…筒体 13…壁体 13a…空間 13b…貫通孔 20…端子金具 21…電線 22…ゴム栓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市田 清文 三重県四日市市西末広町1番14号 住友 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−315779(JP,A) 実開 昭56−105272(JP,U) 実開 昭54−62087(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/52

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各電線を挿通する筒体を個別にかつ後端
    に形成したハウジングと、 上記筒体に挿入されるとともに前記電線の一端部に連結
    された端子金具と、 この端子金具の後端に前記電線とともに圧着接続され
    記筒体の内部に挿入されて前記筒体と前記電線との間に
    水密面を形成するゴム栓と、 上記筒体から側方に延設されて筒体に隣接する底のある
    筒状の空間を形成する壁体とを備え、 上記筒体と前記壁体とが前記ハウジングの後端に露出し
    た状態で形成された防水コネクタであって、 上記壁体には、水の逃げ道が形成されていることを特徴
    とする防水コネクタ。
  2. 【請求項2】上記請求項1に記載の防水コネクタにおい
    て、上記逃げ道は上記壁体の先端を筒体の外側開口より
    付け根側にすることにより形成されることを特徴とする
    防水コネクタ。
  3. 【請求項3】上記請求項1に記載の防水コネクタにおい
    て、上記逃げ道は上記壁体に貫通孔を設けることにより
    形成されることを特徴とする防水コネクタ。
  4. 【請求項4】上記請求項3に記載の防水コネクタにおい
    て、上記貫通孔を上記空間の最下部に形成したことを特
    徴とする防水コネクタ。
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