JP3106789B2 - スチームアイロン - Google Patents

スチームアイロン

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JP3106789B2
JP3106789B2 JP05215534A JP21553493A JP3106789B2 JP 3106789 B2 JP3106789 B2 JP 3106789B2 JP 05215534 A JP05215534 A JP 05215534A JP 21553493 A JP21553493 A JP 21553493A JP 3106789 B2 JP3106789 B2 JP 3106789B2
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water
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vaporization chamber
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water tank
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敦志 松尾
親司 坂野
洋 藤本
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類などのしわ伸ばし
を行うスチームアイロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスチームアイロンは図4
に示すような構成になっていた。すなわち、ヒータ1を
埋設したベース2に気化室3を形成するとともに、前記
ベース2の上方に配置した水タンク4内の水は、この水
タンク4とベース2の間に配置された導水体5を通して
前記気化室3へ供給されるようになっている。前記水タ
ンク4の底部には弁装置6により手動で開閉されるノズ
ル7が設けられており、ゴムカバー8によって前記導水
体5と連結して水路を形成している。
【0003】一方、この導水体5には、ベース2に設け
られた熱応動部材9によって開閉される熱応動弁装置1
0が設けられ、気化室3が水の気化適正温度以下のとき
は、前記熱応動弁装置10によって導水体5を遮断し、
手動で弁装置6が開かれた場合でも水タンク4内の水が
気化室3へ供給されないようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成では、導水体5をベース2上に保持する固定板
11がねじ12により気化室3外でベース2に取付けら
れているため、高温に加熱されるベース2の熱によって
固定板11が過熱され、導水5内を通過する水の温度
が上昇して水路内に気泡が発生すると、水の流通が阻害
されて安定したスチームの噴出が得られないという問題
があった。
【0005】また、ベース2上に取付けられた導水体5
と水タンク4に取付けられたノズル7を、ゴムカバー8
で連結して水路を構成しているため、アイロン使用時に
ベース2が高温に加熱されると、ベース2から固定板1
1にその熱が伝達されて導水体5が過熱され、変形やそ
り等が生じて前記ノズル7とゴムカバー8との接続状態
が変化しシール性能が低下するという問題があった。
【0006】さらに、導水体5とゴムカバー8を重設し
た上方にノズル5を位置させているため、水タンク4の
最底面、すなわち、ノズル7の最上面はベース2の上面
より大きく上にあげる必要がある。その結果、水タンク
4に入る水量が少なくなって使用中に水を注ぎ足す手間
が発生したり、水タンク4の水量を多くするためにアイ
ロン本体の形状が大きくなり、使い勝手が悪くなるとい
う問題があった。
【0007】そこで、本発明は、導水体の過熱を防止し
て安定したスチームを噴出させることができるスチーム
アイロンを得ることを第1の目的としている。第2の目
的は水タンクと気化室の連結部のシール性能を向上する
ことである。また、第3の目的は導水体の冷却効果を高
めることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そして、前記第1の目的
を達成するために本発明のスチームアイロンは、ヒータ
によって加熱されるベースと、前記ベースに設けられた
気化室と、前記気化室の上面側を覆う気化室蓋と、前記
ベースの上面側を覆うカバーと、前記カバーの上面側に
配設された水タンクと、前記水タンク内の水を前記気化
室に供給する水通路を有した導水体と、前記導水体を前
記ベース上に保持する固定板とを具備し、前記固定板を
前記気化室内に突設した固定部に取付けたものである。
【0009】また、第2の目的を達成するために本発明
のスチームアイロンは、導水体の上面側をノズル部を形
成したパッキングで覆って水通路を形成したものであ
る。
【0010】また、第の目的を達成するために本発明
のスチームアイロンは、パッキングの上面にカバーの外
底面を対接させたものである。
【0011】
【作用】本発明のスチームアイロンは、上記構成によ
り、気化室内に設けられた固定部は気化室へ供給された
水によって冷却され、気化室外のベースの部位より低温
に維持されることから、この固定部からの熱伝導による
固定板の過熱を防止することができるようになるのであ
る。したがって、この固定板によって保持されている導
水体の温度も低温に保たれるのである。
【0012】また、導水体の上面側をノズル部を形成し
たパッキングで覆って水通路を形成したことにより、導
水体にノズル部を一体的に設けることができ、導水体と
ノズル部の水密的結合部をなくすことができるととも
に、ベースと水タンクとの距離を小さくすることができ
るようになるのである。
【0013】さらに、パッキングの上面にカバーの外底
面を対接させたことにより、水タンク内に貯えられてい
る水によりパッキングを介して水通路内の水の冷却効果
を高めることができるようになるのである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。図1〜図3において、13はヒータ14
を埋設したベースで気化室15を形成しており、その上
面を気化室蓋16で覆っている。17は前記ベース13
の上面側を覆うカバー、18はこのカバー17の上面側
に水密的に取付けた把手で、前記カバー17とで水タン
ク19を構成しており、その上部に握り部を設けてい
る。
【0015】21は前記水タンク19内の水を気化室1
5に供給する導水体で、その出口側には気化室15内に
開口した水路22を設けている。23はこの導水体21
をベース13上に保持する固定板で、前記気化室15の
底部から気化室蓋16を貫通して突設した固定部24に
ねじ25により取付けている。
【0016】26は前記導水体21の上面側に取付けた
ノズル部27を有するパッキングで、前記導水体21と
で水通路28を形成しており、前記ノズル部27の水の
流出側には切欠き部29を設けている。30は前記ノズ
ル部27を開閉して気化室15への給水を制御する上下
動自在な開閉体で、その上端に連係させたスチーム釦3
1の押圧操作により開閉体30を操作する。
【0017】32は前記ベース13に配設したバイメタ
ルからなる熱応動部材で、気化室15が水の気化適正温
度以下のときはベース13側に位置し、水の気化適正温
度に達すると上方へ反転動作する。33はこの熱応動部
材32の上方への変位に連動して連結棒34をてこ作用
により上昇させて水通路28を開く連動板である。
【0018】次に、この一実施例の構成における作用を
説明する。まず、ヒータ14に通電してベース13が加
熱され、気化室15が水の気化適正温度に到達すると、
熱応動部材32が上方へ反転動作し、これに連動して連
動板33の一端がてこ作用により上昇して連結棒34を
押上げ水通路28を開く。
【0019】ここで、スチーム釦31の押圧操作により
開閉体30を操作してノズル部27を開くと、水タンク
19内に貯えられた水はノズル部27の流出側に設けら
れた切欠き部29から水通路28内に入り、導水体21
の出口側に設けた水路22を経て気化室15内に供給さ
れる。
【0020】気化室15に供給された水は瞬時に気化さ
れてスチーム穴35から外部へ噴出される。このとき、
気化室15は水を気化することによって温度が低下し、
気化室15内に形成した固定部24も水やスチームに接
触して冷やされ、気化室15とともにその温度が低下す
る。
【0021】したがって、この固定部24を気化室蓋1
6から突出させて固定している固定板23への熱伝導も
抑えられ、固定板23の過熱を防止してこれに保持され
ている導水体21を低温に維持することができる。その
結果、前記導水体21を通して気化室15へ供給される
水が沸騰して気泡を発生させることもなく、水の流通を
円滑にしてスチームを安定して噴出させることができ
る。
【0022】そして、ベース13が水の気化適正温度以
下に低下した場合や、使用後水タンク19内に水が残っ
ている状態でベース13を下向きにして放置された場合
でも、熱応動部材32が下方へ反転動作して水通路28
を遮断するため、ノズル部27が開放された状態であっ
ても気化室15への水の流出を阻止することができるよ
うになっている。
【0023】また、前記ノズル部27は、前記導水体2
1とで水通路28を形成したパッキング26と一体に形
成されるとともに、水の流出側には切欠き部29を設け
ているため、ノズル部27を通過した水はこの切欠き部
29から側方へ流出させることができるようになってい
る。
【0024】したがって、導水体21の入口側に設けた
ノズル部27と、出口側に設けた水路22との上下方向
の高さを最少限に抑えることができ、水タンク19の水
量を決定するカバー17の底面を低くしてベース13の
上面に近づけることができるため、アイロンの形状を大
型化することなく水タンク19に多量の水を貯えること
ができるようになっている。
【0025】また、前記ノズル部27は、導水体21の
外周に嵌合させて水密結合させたパッキング26によっ
て形成し、かつ、このパッキング26の上面にカバー
の外底面を当接させて押圧した構成であり、同パッキ
ング26の導水体21への取着を確実にするとともに、
前記カバー17によりパッキング26に対して所定の押
圧力を加えるだけで、水タンク19と気化室15の水密
結合を確実することができるものである。
【0026】しかも、前記パッキング26の上面は水タ
ンク19内の水よって低温に維持されているカバー17
と対接しているため、パッキング26およびこのパッキ
ング26によって構成されている水通路28も低温に保
つことができるようになる。したがって、水通路28を
通過する水の冷却効果を高めることができ、水通路28
内での気胞の発生を防止するものである。
【0027】なお、本実施例は一般的なアイロンで説明
したが、置台にアイロン本体を載置して加熱するコード
レスアイロンにおいても同様の効果を得られるととも
に、水タンクをアイロン本体に対して着脱自在にしたス
チームアイロンにおいても同様の効果を得られるもので
ある。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明のスチームアイロン
は、ヒータによって加熱されるベースと、前記ベースに
設けられた気化室と、前記気化室の上面側を覆う気化室
蓋と、前記ベースの上面側を覆うカバーと、前記カバー
の上面側に配設された水タンクと、前記水タンク内の水
を前記気化室に供給する水通路を有した導水体と、前記
導水体を前記ベース上に保持する固定板とを具備し、前
記固定板を前記気化室内に突設した固定部に取付けたか
ら、導水体を低温に維持して安定したスチームを噴出さ
せることができる。
【0029】また、導水体の上面側をノズル部を形成し
たパッキングで覆って水通路を形成したから、水タンク
と気化室の水密結合を確実にすることができるととも
に、高さを低くしてアイロンの形状を大型化することな
く水タンクに容量を増加させることができる。
【0030】また、パッキングの上面にカバーの外底面
を対接させたから、水通路を通過する水冷却効果を高
て安定しスチームを噴出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示したスチームアイロンの
要部断面図
【図2】同スチームアイロンのベースの要部上面図
【図3】同スチームアイロンのベースの気化室蓋を外し
た上面図
【図4】従来のスチームアイロンの要部断面図
【符号の説明】
13 ベース 14 ヒータ 15 気化室 16 気化室蓋 17 カバー 18 把手 19 水タンク 20 握り部 21 導水体 23 固定板 24 固定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−71793(JP,A) 実開 昭63−125998(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 75/00 - 75/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータによって加熱されるベースと、
    ベースに設けられた気化室と、前記気化室の上面側を
    覆う気化室蓋と、前記ベースの上面側を覆うカバーと、
    前記カバーの上面側に配設された水タンクと、前記水タ
    ンク内の水を前記気化室に供給する水通路を有した導水
    体と、前記導水体を前記ベース上に保持する固定板とを
    具備し、前記固定板を前記気化室内に突設した固定部に
    取付けたスチームアイロン。
  2. 【請求項2】 水体の上面側をノズル部を形成したパ
    ッキングで覆って水通路を形成した請求項1記載のスチ
    ームアイロン。
  3. 【請求項3】 パッキングの上面にカバーの外底面を対
    接させた請求項2記載のスチームアイロン。
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