JP3106363B2 - ファインダーの視野切替機構 - Google Patents

ファインダーの視野切替機構

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JP3106363B2
JP3106363B2 JP07230479A JP23047995A JP3106363B2 JP 3106363 B2 JP3106363 B2 JP 3106363B2 JP 07230479 A JP07230479 A JP 07230479A JP 23047995 A JP23047995 A JP 23047995A JP 3106363 B2 JP3106363 B2 JP 3106363B2
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英雄 小林
充雄 真鍋
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富士写真光機株式会社
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/02Viewfinders
    • G03B13/10Viewfinders adjusting viewfinders field

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファインダー視野枠
の切替機構に係り、特に、撮影時に選択するプリントア
スペクト比に対応して複数の視野パターンを切り替える
ことができる切替視野枠の切替機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来カメラに組み込まれる光学ファイン
ダーは、一般にファインダーユニット本体枠に対物レン
ズ、プリズム及び接眼レンズが配置されており、前記対
物レンズから出射された被写体光はプリズムによって折
り返された後接眼レンズに導かれ、該接眼レンズを介し
て被写体像を観察できるように構成されている。
【0003】そして、ファインダー光学系の光路中には
視野の範囲を制限する視野枠が配設されており、この視
野枠はプリントアスペクト比(PAR)に対応した視野
を画成することができる視野切替機構を備えた切替視野
枠で構成されるものが提案されている。例えば、コンベ
ンション(C)、ハイビジョン(H)又はパノラマ
(P)のうちの一つを撮影時に選択して、その選択した
PARに相当する視野に切り替えることができるCHP
切替視野枠が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
切替視野枠は、上下に対向して配置した一対のL字形状
の視野枠片を互いに近づける方向又は遠ざける方向に移
動させて視野範囲を拡縮するものが一般的であり、その
切替のための動力はギヤ又は連結部材を介してメカ的に
伝達されるため動力伝達機構にガタ等が生じ、プリント
アスペクト比に対応する視野を正確に規制できないとい
う問題がある。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ファインダーの視野を切り替える切替機構のガ
タ等を低減させ、プリントアスペクト比に対応する視野
範囲を精度よく規制できるファインダーの視野切替機構
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
する為に、対物レンズを通過した被写体光の結像面に配
置され、前記被写体光を第1のアスペクト比の視野範囲
に規制する第1の視野枠と、前記第1の視野枠と近接し
て配置され、一対の互いに対向する略L字形状の視野枠
片から成り前記一対の視野枠片の左右辺を互いに近づけ
る方向に移動させて第2のアスペクト比の視野範囲を画
成し、前記一対の視野枠片の上下辺を互いに近づける方
向に移動させて第3のアスペクト比の視野範囲を画成す
る第2の視野枠とを有し、前記第1乃至第3のアスペク
ト比のうちから一つのアスペクト比の視野を選択的に切
替ることができるように構成されたファインダーにおい
て、カメラの外壁に沿って移動可能に支持され、前記各
アスペクト比に対応する3つの係止位置のうち一つの係
止位置に選択的に移動される切替つまみと、前記切替つ
まみと連結され該切替つまみと一体となって移動する第
1のレバーと、前記第1のレバーの第1の移動可能域よ
りも小さい第2の移動可能域を有し、前記第1のレバー
と連動して前記視野枠片を移動させる動力を伝達する第
2のレバーと、前記第1のレバー及び第2のレバーで伝
達された動力により移動される前記視野枠片を前記第2
のアスペクト比又は第3のアスペクト比の視野範囲が画
成される所定の位置で停止させる位置決め用ストッパー
と、前記第1のレバーと前記第2のレバーの間に設けら
れ前記第2のレバーの移動可能域を超える前記第1のレ
バーの変位に対して弾性的に変形しつつ、前記第1のレ
バーの変位を前記第2のレバーに伝達する弾性部材とを
備え、前記弾性部材が変形した時の付勢力により前記第
2のレバーを前記第2の移動可能域のストローク端に位
置させ、前記視野枠片を前記ストッパーに当接させるよ
うにしたことを特徴としている。
【0007】本発明によれば、カメラの外壁に設けた切
替つまみを移動して、希望するアスペクト比に対応する
位置で係止させると、該切替つまみと一体となって第1
のレバーが移動する。前記第1のレバーの変位は弾性部
材を介して第2のレバーに伝達されるが、第2のレバー
の移動可能域は、前記第1のレバーの第1の移動可能域
よりも小さいので、第2のレバーの移動可能域を超える
第1のレバーの過大な変位は前記弾性部材が変形するこ
とによって吸収される。そして、その変形により生じる
付勢力によって、第2のレバーはストローク端に位置さ
れる。これにより、前記視野枠片を位置決め用ストッパ
ーに当接させることができ、プリントアスペクト比に対
応する視野範囲を精度良く規制することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るファインダーの視野切替機構の好ましい実施の形態に
ついて説明する。図1は、本発明に係るファインダーの
視野切替機構が適用されたファインダーユニットが組み
込まれたカメラの外観を示す斜視図である。同図に示す
カメラ10の外装ケース11の前面中央部には、撮影レ
ンズ12の組み込まれた鏡胴13が取り付けられてい
る。前記撮影レンズ12の上部右隅部には、ストロボ窓
14、そしてストロボ窓14の図中左側にはファインダ
ー対物窓16、AF投光窓18、測光窓20、AF受光
窓22、が順に形成されている。また、カメラ10の上
面にはシャッターボタン24が設けられている。
【0009】前記AF投光窓18の内側にはAF投光
部、前記AF受光窓22の内側にはAF受光部が設けら
れ、これら投光/受光部とで、被写体までの距離を測定
する測距部が構成され、この測距部(AF部)は、例え
ば三角測量の原理に基づいて被写体までの距離を求め、
その結果はオートフォーカス(AF)制御に利用され
る。
【0010】前記測光窓20の内側には、外光を入射さ
せる図示しないレンズと、該レンズの結像位置に設けら
れた受光素子から成る測光部が設けられ、この測光部に
よって撮影視野内の外光輝度を測定する。その測定結果
は露出制御(AE制御)に利用される。前記撮影レンズ
12は、例えば焦点距離をf=25〜55mmの範囲で
変えることができる2倍ズーム、又は焦点距離をf=3
0〜90mmの範囲で変えることができる3倍ズームと
いうように、各機種毎に異なる光学系で構成される。ま
た、カメラ本体10の背面には図示しないズームボタン
が設けられている。
【0011】このズームボタンを操作すると、図示しな
いレンズ駆動用モータが駆動され、該モータの駆動力
は、複数のギヤを介して前記撮影レンズ12の駆動機構
及びズームファインダーの移動レンズ駆動系の駆動機構
に伝達される。撮影者は、前記ズームボタンを操作する
ことで所望の撮影倍率を選択することができ、撮影画角
と略等しい視野をファインダーの接眼部から観察するこ
とができる。前記ズームファインダーの構成及び移動レ
ンズ駆動系の駆動機構については後述する。
【0012】また、カメラ10内部の前記撮影レンズ1
2の光軸上には、シャッター(不図示)が組み込まれて
おり、該シャッターは前記シャッターボタン24の操作
に連動して動作する。図2は、カメラ10の内部に組み
込まれたファインダーユニット30の斜視図である。フ
ィンダーユニット30の本体枠31には図中左から順に
AF受光窓22に対応したAF受光収納部32、前記A
F投光窓18に対応したAF投光収納部34、前記ファ
インダー対物窓16の内側に設けられた対物レンズ36
が配置されている。
【0013】このファインダーユニット30は、前記本
体枠31が第1の収納枠40と第2の収納枠70とに二
分割されており(図3参照)、前記第1の収納枠40に
は、AF部(AF受光部及びAF投光部)、対物レンズ
36、及び移動レンズ系38等が収納されて第1ブロッ
クが形成される。他方、第2の収納枠70にはプリズム
72、接眼レンズ74等が収納されて第2ブロックが形
成されている。
【0014】図4は前記第1ブロックの分解斜視図であ
る。同図に示すように、この第1ブロックは、第1の収
納枠40にファインダーの変倍光学系と、該変倍光学系
の駆動機構とが搭載されて構成されている。前記ファイ
ンダー変倍光学系は、対物レンズ36及び移動レンズ4
2、43から構成される。対物レンズ36は、該第1の
収納枠40の前面に形成された対物レンズ用開口窓40
aに嵌めこまれており、該対物レンズ36の後方に、前
記移動レンズ42、43が溝45に収納される。また、
前記移動レンズ42、43の間には、マスク部材47が
設けられている。
【0015】前記移動レンズ42、43の左右の縁部に
は、それぞれ平坦部51、52が形成され、これら平坦
部51、51には突起部51A、51Aが一体形成され
るとともに、平坦部52、52には、ガイド孔54、5
5が形成されている。前記ガイド孔54、55にはガイ
ド棒56が挿通され、該ガイド棒56の前端は、第1の
収納枠40の前壁に形成された孔40bに圧入され、ガ
イド棒56の後端は、第1の収納枠の後壁に形成された
孔40bに圧入され固定される。
【0016】また、第1の収納枠40において、前記移
動レンズ42、43を収納する溝45の左側面上部には
段差部57が形成されている。この段差部57に前記移
動レンズ42、43の突起部51A、51Aが位置さ
れ、そして、この移動レンズ42、43の上方から対物
蓋41で溝45を覆うことにより、前記段差部57と前
記対物蓋41の下縁とでスライド溝が形成される。この
スライド溝に沿って移動レンズ42、43が前記突起部
51A、51Aを介して前後方向の移動可能にガイドさ
れると共に、上下方向の振れが抑えられる。
【0017】前記移動レンズ42、43の側部には従動
ピン54A、55Aが突設されており、該従動ピン54
A、55Aは、変倍光学系の駆動機構を構成するカム軸
58に係合されている。前記駆動機構は、カム軸58と
該カム軸58を回転駆動するモータ(不図示)とから構
成される。このモータは、撮影レンズ鏡胴13の駆動用
モータと兼用されており、モータの回転力が図示しない
ギヤ列を介して、カム軸58に固着されたギヤ59Aに
伝達されるようになっている。
【0018】前記カム軸58は、前記移動レンズ42、
43の光学的位置関係を規定するカム面58A、58B
がその外周に形成されている。また、このカム軸58の
両端は第1の収納枠40に形成された孔40c、40c
にそれぞれ圧入され固定される。尚、後ろ側のギヤ59
Bはストロボ機構(不図示)に連動している。前記カム
軸58の前側のカム面58Aには、移動レンズ42の従
動ピン54Aが当接され、前記カム軸58の後ろ側のカ
ム面58Bには、移動レンズ43の従動ピン55Aが当
接されている。また、移動レンズ42、43の上部には
L字形状のフック54B、55Bが形成されており、こ
れらフック54B、55B間に引張バネ48が渡されて
いる。この引張バネ48の付勢力により、従動ピン54
Aが前記カム面58Aに押し付けられ、従動ピン55A
が前記カム面58Bに押し付けられている。これによ
り、移動レンズ42、43の相対的な位置が規制されて
いる。
【0019】前述したように前記カム軸58を回転駆動
するモータは撮影レンズ鏡胴13のモータと兼用されて
いるので、モータを駆動するとカム軸58は鏡胴13と
連動して回動する。これにより、撮影画角とファインダ
ー視野範囲が一致するようになっている。図5は第2ブ
ロックの分解斜視図である。同図に示すように、第2ブ
ロックは第2の収納枠70に、プリズム72、ハイビジ
ョン(H)視野枠75(第1の視野枠に相当)、コンベ
ンション/パノラマ(CP)視野枠76(第2の視野枠
に相当)、視野枠切替レバー79、視野枠ベース80、
フィールドレンズ82、ミラー83、及び接眼レンズ7
4等が搭載されて構成される。
【0020】前記プリズム72は、第2の収納枠70の
上部に形成された傾斜面70Aに沿って第2の収納枠7
0内に収納され、プリズム押さえ板73によって図の右
側に付勢されて、第2の収納枠70内にガタ無く位置決
めされている。このプリズム72は、直角プリズムを2
個組み合わせた形状をしており、入射する被写体光を三
回反射して立像を得ている。即ち、ズーム光学系から出
射された被写体光は、プリズム72の入射面72Aから
入射し、反射面72Bで下方に90度反射され、その後
反射面72Cで前方に90度反射され、更に、反射面7
2Dで水平方向(横方向)に90度反射されて、前記入
射面72Aと直交する出射面72Eから出射される。前
記出射面72Eには、ターゲットマーク、パララックス
補正マークが刻まれており、該出射面72Eに被写体像
が結像される。
【0021】前記プリズムの出射面72Eと密接して設
けられるH視野枠75は、プリントアスペクト比(PA
R)のハイビジョン(H)サイズ(第1のアスペクト
比)に相当する画角の視野を画成する固定枠であり、後
述のコンベンション(C)サイズ(第2のアスペクト
比)又はパノラマ(P)サイズ(第3のアスペクト比)
を含めて最も大きい面積を画する視野枠である。
【0022】前記H視野枠75の後方には、更に、Cサ
イズ又はPサイズに相当する視野を切替え画成すること
ができるCP視野枠76が設けられている。このCP視
野枠76は、略L字形状の一対の視野枠片76a、76
b、視野枠切替レバー79、及び視野枠ベース80とで
構成されており、前記一対の視野枠片76a、76bを
上下対向して組み合わせ、この一対の視野枠片を45度
方向に互いに近づく方向、又は遠ざかる方向に移動して
Cサイズ又はPサイズの視野範囲を拡縮するものであ
る。
【0023】前記視野枠片76a、76bが45度方向
に互いに近づく方向に移動されると、視野枠76の左右
の辺が互いに近づき、上下の辺は互いに遠ざかる方向に
移動し、ハイビジョン画角の左右を部分的に規制したコ
ンベンション画角が画成される。前記視野枠片76a、
76bが45度方向に互いに遠ざかる方向に移動される
と、視野枠76の上下の辺が互いに近づき、左右の辺は
互いに遠ざかる方向に移動し、ハイビジョン画角の上下
を部分的に規制したパノラマ画角が画成される。
【0024】前記視野枠片76a、76bの両端にはそ
れぞれ、斜め45度方向に長方形状のストローク孔77
A、77Bが形成されている。このストローク孔77
A、77Bに、前記視野枠ベース80に突設されたピン
80a、80b(位置決め用ストッパーに相当)が係合
される。また、前記視野枠片76a、76bの角部付近
には、それぞれ長孔78A、78Bが形成されており、
該長孔78A、78Bに前記視野枠切替レバー79に突
設されたピン79a、79bがそれぞれ係合されてい
る。
【0025】前記視野枠ベース80の前面は、前記視野
枠切替レバー79の回動を案内する円弧状の案内溝が形
成されており、視野枠切替レバー79が前記円弧溝に案
内されて回動し、その結果、前記視野枠片76a、76
bによって視野枠が切り替えられるようになっている。
前記視野枠ベース80の後方には、フィールドレンズ8
2が固定され、更にその後方に、ミラー83が固定され
ている。ミラー83は、フィールドレンズ82の出射面
に対して45度の角度で第2の収納枠70の縁面部に嵌
めこまれ、ミラー押さえ板85によってミラー83の背
後から付勢され、第2の収納枠70に固定される。この
ミラー83により、前記プリズム72の出射面の光軸は
カメラ10の背面方向に90度反射され、接眼レンズ7
4へと導かれる。
【0026】前記接眼レンズ74は第2の収納枠70に
形成された開口部70Bに視度調整カム(不図示)を介
して、前後移動可能に取り付けられている。視度調整カ
ムは視度調整つまみと連結されており、撮影者は視度調
整つまみを動かして接眼レンズ74を前後させ、視度を
調整することができる。このように、第2ブロックはプ
リズム72を含み、プリズム72以後の光学部品は、全
て第2の収納枠70に納まるようにユニット化されてい
る。他方、図4に示した第1ブロックはプリズム72よ
りも前方の光学部品とAF部を第1の収納枠40に納め
るようにユニット化されている。そして、前記第1ブロ
ックの下側に前記第2ブロックを組付けるには、前記第
1ブロックの第1の収納枠40に形成された孔40d、
40d(図4参照)に第2ブロックに形成された突起部
70d、70d(図5参照)をそれぞれ嵌入して位置決
めし、第1ブロックの孔40e、40e(図4参照)と
第2ブロックの孔70e、70e(図5参照)を合わせ
て、上からネジで連結する。これにより、図2に示した
ファインダーユニットとなる。
【0027】一方、前記視野枠切替レバー79の下部に
は、ギヤ79Cが形成されており、このギヤ79Cは切
替ギヤ88Aに噛合される。切替ギヤ88Aは図6に示
す視野切替軸88の一端に形成されている。図6は視野
切替機構の構造図である。同図に示すように、この視野
切替機構は、カメラの後方の壁面11aに上下移動可能
に設けられた切替つまみ90と、該切替つまみ90と連
結され、切替つまみ90と一体となって上下移動するP
AR接片91と、該PAR接片91と連結されPAR接
片91の上下の動きを前記視野切替軸88に伝達するバ
ネ92(弾性部材に相当)が取り付けられたCHPレバ
ー93(前記PAR接片91とともに第1のレバーに相
当)とから構成される。
【0028】カメラの後方の壁面11aの内側には、前
記PAR接片91の停止位置を規制するクリック溝95
A、95B、95Cが形成されており、図の上からそれ
ぞれ、C、H、Pの視野の切替に対応するものである。
前記PAR接片91には、このクリック溝95A、95
B、95Cの一つに係合する爪91Aが折り曲げ形成さ
れており、前記切替つまみ90は、前記C、H、Pの三
段階に切り替えられる。
【0029】前記視野切替軸88の一端は前述のように
視野枠切替レバー79のギヤ79cに切替ギヤ88Aを
介して連結され、他端には軸回動レバー89(第2のレ
バーに相当)が形成されている。該軸回動レバー89の
先端には、前記バネ92が係止されるT字形状のバネ止
め部89Aが形成されており、前記視野切替軸88はこ
のバネ92を介してCHPレバー93に接続されてい
る。これにより、切替つまみ90を上下に切替るとPA
R接片91が上下し、CHPレバー93が上下する。そ
して、該CHPレバー93の動きはバネ92を介して前
記視野切替軸88に伝達される。
【0030】前記切替つまみ90をHの位置にすると、
PAR接片91は前記クリック溝95Bに係合し、CH
Pレバー93を中央の位置に保持する。このとき、バネ
92は視野切替軸88に力を加えないので、切替ギヤ8
8Aは回動しない。この状態では、図7に示すように視
野枠ベース80のピン80a、80bは前記CP視野枠
の長方形状のストローク孔77A、77Bの中央部付近
に位置している。即ち、CP視野枠76の視野枠片76
a、76bはストロークの中間に位置し、該CP視野枠
76が画成する視野範囲は、H視野枠75の開口範囲7
5Aよりも十分に大きく、視野は、H視野枠75の開口
によって規定されるのでハイビジョン(H)のアスペク
ト比となる。
【0031】図6に示した切替つまみ90をCの位置に
すると、PAR接片91は上に移動して前記クリック溝
95Aに係合し、CHPレバー93を上に押し上げる。
これに伴って、バネ92を介して視野切替軸88が回動
し、切替ギヤ88Aが左側に回動する。これにより、視
野枠切替レバー79は時計廻り方向に回動する。即ち、
図8に示すように視野枠切替レバー79のピン79aに
係合している上側の視野枠片76aは45度上向きに移
動し、ピン79bに係合している下側の視野枠片76b
は45度下向きに移動する。このとき、切替つまみ90
の操作に伴う前記CHPレバー93の移動量に対し、視
野切替軸88の回動量は小さく、その移動量の差をバネ
92の変形によって吸収しているので、長方形状のスト
ローク孔77A、77Bのエンドにピン80a、80b
が確実に突き当たり位置決めされる。これにより、H視
野枠75の左右の範囲を狭めるように視野範囲が画成さ
れるので視野はコンベンション(C)となる。
【0032】図6に示した切替つまみ90をPの位置に
すると、PAR接片91は下側に移動し前記クリック溝
95Cに係合し、CHPレバー93を下に押し下げる。
これに伴って、バネ92を介して視野切替軸88が回動
し、切替ギヤ88Aが右側に回動する。これにより、視
野枠切替レバー79は反時計廻り方向に回動する。即
ち、図9に示すように視野枠切替レバー79のピン79
aに係合している上側の視野枠片76aは45度下向き
に移動し、ピン79bに係合している下側の視野枠片は
45度上向きに移動する。このとき、前述のように長方
形状のストローク孔77A、77Bのエンドにピン80
a、80bが確実に突き当たり位置決めされる。これに
より、H視野枠75の上下の範囲を狭めるように視野範
囲が画成されるので、視野はパノラマ(P)となる。
【0033】このように、Cサイズ又はPサイズは、前
記ハイビジョンサイズの範囲を部分的に制限した大きさ
であることから、前記H視野枠75の固定枠を利用しつ
つ、前記一対の視野枠片76a、76bを上下に組み合
わせて、両視野枠片76a、76bを対角方向に適量の
移動させることによって、H、C又はPの各サイズに相
当する視野を切り替えることができる。
【0034】上記の如く構成されたファインダー視野枠
の切替機構が適用されたファインダーユニットによれ
ば、対物レンズ36を介して入射した被写体光は、移動
レンズ42、43を経てプリズム72に入射する。そし
て、被写体光はプリズム72によって、図5に示したよ
うに、下方へ折り曲げられ、次いで、前方へ折り返さ
れ、更に、入射光軸と直交する方向、即ち、カメラ10
の横方向へ光を折り曲げられ、プリズムの出射面72E
に結像される。このように、プリズム72によって、光
路を入射方向(前方)へ一度折り返したので、カメラ1
0の薄型化を図ることができる。そして、この出射面7
2Eの結像をフィールドレンズ82及び接眼レンズ74
を介して接眼部から観察することができる。
【0035】撮影者が前記ズームスイッチを操作して、
撮影レンズ12の焦点距離を変更すると、撮影レンズ1
2の焦点可変機構に連動して回動するギヤによって、カ
ム軸58が回動し(図4参照)、撮影レンズ系で変倍さ
れた倍率と略等しい被写体像をファインダーの接眼部に
形成することができる。そして、撮影者が切替つまみ9
0を操作して希望するアスペクト比を選択すると、CH
Pレバー93は前記切替つまみと一体となって移動し、
該CHPレバー93の変位はバネ92を介して軸回動レ
バー89に伝達され、視野切替軸88が回動する。この
際、前記軸回動レバー89の回動ストロークは、前記C
HPレバー93の上下の移動ストロークよりも小さいの
で、軸回動レバー89のストロークを超えるCHPレバ
ー93の過大な変位は前記バネ92が変形することによ
り吸収され、軸回動レバー89はストローク端にガタ無
く位置される。これにより、図8及び図9に示したよう
に視野枠片76a、76bを所定のプリントアスペクト
比に対応する視野を画成する位置にガタ無く確実に位置
決めすることができる。
【0036】図10は、本発明に係る他の実施の形態を
示す要部構造図である。図10において、図6に示した
実施の形態中の部材と同一又は類似の部材には同一の符
号を付し、その説明は省略する。図10に示す実施の形
態が図6の実施の形態と異なるのは、バネ92の代わり
に弾性体を軸回動レバー89又はCHPレバー93と一
体成形したことである。
【0037】即ち、図10(A)に示した実施の形態
は、軸回動レバー89の先端部に弾性体89Bが一体成
形され、該弾性体89BがCHPレバー93の先端部と
係合されている。前記軸回動レバー89を、例えばプラ
スチック等の弾性を有する材料で製作することにより、
その先端部に弾性体89Bを形成することができる。こ
れにより、CHPレバー93が上下方向の変位は前記弾
性体89Bを有した軸回動レバー89を介して視野切替
軸88に伝達される。この際、軸回動レバー89の回動
ストロークを超えるCHPレバー93の過大な変位は、
前記弾性体89Bが変形することにより吸収され、軸回
動レバー89はストローク端にガタ無く位置される。
【0038】図10(B)に示した実施の形態は、CH
Pレバー93の先端部に弾性体93Aが一体成形され、
該弾性体93Aの一端が軸回動レバー89と連結されて
いる。前記CHPレバー93を、例えばプラスチック等
の弾性を有する材料で製作することにより、その先端部
に弾性体93Aを形成することができる。これにより、
CHPレバー93が上下方向の変位は前記弾性体93A
を介して軸回動レバー89に伝達される。この場合、軸
回動レバー89の回動ストロークを超えるCHPレバー
93の過大な変位は、前記弾性体93Aが変形すること
により吸収される。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るファイ
ンダーの視野切替機構によれば、切替つまみと一体とな
って移動する第1のレバーと前記第1のレバーと連動し
視野枠片を移動させる動力を伝達する第2のレバーとの
間に弾性部材を設け、該弾性部材により、前記第1のレ
バーの変位を前記第2のレバーに弾性的に伝達するよう
にしたので、第2のレバーの移動可能域を超える第1の
レバーの過大な変位は前記弾性部材に吸収され、第2の
レバーをストローク端に位置することができる。これに
より、前記視野枠片を位置決め用ストッパーに当接させ
ことができ、プリントアスペクト比に対応する視野を精
度よく規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファインダーの視野切替機構が適
用されたファインダーユニットが組み込まれたカメラの
外観を示す斜視図
【図2】カメラ10の内部に組み込まれたファインダー
ユニット30の斜視図
【図3】ファインダーユニット30の第1ブロックと第
2ブロックの斜視図
【図4】ファインダーユニット30の第1ブロックの分
解斜視図
【図5】ファインダーユニット30の第2ブロックの分
解斜視図
【図6】ファインダー視野切替機構の構造図
【図7】ハイビジョン用の視野が形成される場合の説明
【図8】コンベンション用の視野が形成される場合の説
明図
【図9】パノラマ用の視野が形成される場合の説明図
【図10】本発明に係る他の実施の形態を示す要部構造
【符号の説明】
10…カメラ 11a…カメラ後側壁面 30…ファインダーユニット 36…対物レンズ 72…プリズム 72E…プリズム出射面(被写体光の結像面) 75…ハイビジョン(H)視野枠(第1の視野枠) 76…コンベンション/パノラマ(CP)視野枠(第2
の視野枠) 76a、76b…視野枠片 77A、77B…ストローク孔 80a、80b…ピン(位置決め用ストッパー) 88…視野切替軸 89…軸回動レバー(第2のレバー) 90…切替つまみ 91…PAR接片(第1のレバー) 92…バネ 93…CHPレバー(第1のレバー) 95A、95B、95C…クリック溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを通過した被写体光の結像面
    に配置され、前記被写体光を第1のアスペクト比の視野
    範囲に規制する第1の視野枠と、前記第1の視野枠と近
    接して配置され、一対の互いに対向する略L字形状の視
    野枠片から成り前記一対の視野枠片の左右辺を互いに近
    づける方向に移動させて第2のアスペクト比の視野範囲
    を画成し、前記一対の視野枠片の上下辺を互いに近づけ
    る方向に移動させて第3のアスペクト比の視野範囲を画
    成する第2の視野枠とを有し、前記第1乃至第3のアス
    ペクト比のうちから一つのアスペクト比の視野を選択的
    に切替ることができるように構成されたファインダーに
    おいて、 カメラの外壁に沿って移動可能に支持され、前記各アス
    ペクト比に対応する3つの係止位置のうち一つの係止位
    置に選択的に移動される切替つまみと、 前記切替つまみと連結され該切替つまみと一体となって
    移動する第1のレバーと、 前記第1のレバーの第1の移動可能域よりも小さい第2
    の移動可能域を有し、前記第1のレバーと連動して前記
    視野枠片を移動させる動力を伝達する第2のレバーと、 前記第1のレバー及び第2のレバーで伝達された動力に
    より移動される前記視野枠片を前記第2のアスペクト比
    又は第3のアスペクト比の視野範囲が画成される所定の
    位置で停止させる位置決め用ストッパーと、 前記第1のレバーと前記第2のレバーの間に設けられ前
    記第2のレバーの移動可能域を超える前記第1のレバー
    の変位に対して弾性的に変形しつつ、前記第1のレバー
    の変位を前記第2のレバーに伝達する弾性部材とを備
    え、 前記弾性部材が変形した時の付勢力により前記第2のレ
    バーを前記第2の移動可能域のストローク端に位置さ
    せ、前記視野枠片を前記ストッパーに当接させるように
    したことを特徴とするファインダーの視野切替機構。
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