JP3106310B2 - 減衰装置を備えた軸カップリング - Google Patents

減衰装置を備えた軸カップリング

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JP3106310B2 JP11143572A JP14357299A JP3106310B2 JP 3106310 B2 JP3106310 B2 JP 3106310B2 JP 11143572 A JP11143572 A JP 11143572A JP 14357299 A JP14357299 A JP 14357299A JP 3106310 B2 JP3106310 B2 JP 3106310B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、相対的に回転可能
でありかつ回転弾性手段によって互いに接続される2つ
の取着要素を有し、前記弾性手段の捩じれ振動を抑制す
るために前記取着要素間で作用する減衰装置を備えた軸
カップリングに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の動力伝達装置において、とくに
高性能車および四輪駆動車においては、クラッチ円板に
おいて通常の振動減衰手段によって抑制されることがで
きない捩じれ振動が発生している。
【0003】
【発明が解決すべき課題】同じ状況が、弾力的に配置さ
れたアブソーバ体のごとき、推進軸に追加的に取着され
る振動減衰手段にも適用される。これらの振動減衰手段
はしばしばかかる振動が発生するのを阻止するには十分
でない。
【0004】それゆえ、本発明の目的は、高トルク伝達
能力を有しかつ非常に効果的な減衰手段からなる、動力
伝達装置に組み込まれる軸カップリングを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の解決手法
によれば、前記回転弾性手段が、相対的に回転可能であ
りかつ少なくとも間接的に互いに支持する2つの傾斜円
板からなり、一方の円板が、相対回転不能にかつ堅固に
前記取着要素の一方に支持されかつ他方の円板が、相対
回転不能にかつ軸方向に弾性作用を及ぼす板ばねの圧力
によって前記取着要素の他方に支持されており、前記減
衰装置が、粘性カップリングで構成されており、該粘性
カップリングのハブが、前記取着要素の他方に接続さ
れ、前記減衰装置のハウジングが、前記取着要素の一方
に接続され、更に、前記他方の円板が、2つ傾斜円板に
相対回転が生じた際に、これら円板の軸方向間隔を増大
するように前記取着要素の他方に向けて移動可能である
ことが提案される。かかる構成により、板ばねの圧縮に
変換される傾斜円板の回転はカップリングの非常に高い
軸剛性を導くことができる一方、同時に短いカップリン
グ長さの実現を可能にする。その上、減衰装置は、効果
的な減衰を保証するために、高い減衰作用を発生するの
に適する板を備えた従来技術の粘性カップリングとする
ことができる。すなわち、高粘性の媒体で充填されかつ
軸方向に交互に配置された板を支持するハブおよびハウ
ジングからなるカップリング構体が使用される。
【0006】本発明による好ましい実施の形態による
と、前記傾斜円板が、軸方向に傾斜した周部溝を備えて
おり、ボールがその中に案内されている。各周部溝は、
この溝の深さが最も深い点から両端に向かって対称的に
減少する断面形状を持たねばならない。さらに、好まし
くは互いに対向して配置されかつ共同してボールを収容
する周部溝が相対的に鏡面対称で傾斜円板に形成され
る。回転角度の関数としての溝深さの減少は直線的また
は漸進的にすることができる。更に好ましくは、傾斜円
板を低摩擦状態において相対的に回転させて均一な負荷
条件を達成するために、周部に分布された3つの溝軌道
を穿設し、それぞれの溝軌道内に1つのボールが配設さ
れる。
【0007】好適な実施例によれば、傾斜円板および板
ばねが粘性カップリングのハウジング内に配置されるこ
とが提案される。
【0008】本発明の第2の解決手法によれば、前記回
転弾性手段がトーションバーばねからなり、該トーショ
ンバーばねの一端が、相対回転不能に取着要素の一方に
接続されかつその他端が、相対回転不能に前記取着要素
の一方に接続され、前記減衰装置が、粘性カップリング
であり、該粘性カップリングのハブが、前記取着要素の
他方に相対回転不能に接続され、前記粘性カップリング
のハウジングが、相対回転不能に前記取着要素の一方に
接続され、更に、前記2つの取着要素が、各々フランジ
及び前記粘性カップリングのハブから成ることが提案さ
れる。かかる構成において、トーションバーばねは所定
の長さにするために、トーションバーばねを粘性カップ
リングのハブの内部に同心的に配置し、一方の取着要素
を粘性カップリングのハブの軸端部に形成することによ
り、全体の構体長さを比較的短くしている。しかも構体
は非常に簡単な構造を有している。
【0009】上記した本発明の好適な実施の形態におい
て、回転弾性手段が、さらに、トーションバーばねに対
して同心的に配置されるトーションチューブばねからな
り、このトーションチューブばねの一端が取着要素の一
方に相対回転不能に接続されそして前記トーションチュ
ーブばねの他方が前記他方の取着要素に対して自由に回
転可能であることが提案されている。この方法におい
て、上方への一定の回転角度から、軸カップリングの設
計がとくに複雑になることなく、高度の捩じれ剛性を達
成することができる。この実施の形態において、また、
トーションバーばねネトーションチューブばねおよび粘
性カップリングは、構体の長さを減少するために相対的
に同軸に配置される。
【0010】本発明の好適な実施例を以下で図面を参照
してより詳細に説明する。
【0011】
【実施例】図1は第1取着要素を構成するフランジ11
および第2取着要素を構成するフランジ12を備えた本
発明の軸カップリングを示している。フランジ11は対
向フランジにボルト13によって固定され得る。フラン
ジ12は対向フランジにボルトによって螺合するために
ボルト孔14を備えている。フランジ11には、フラン
ジ12の領域に延びる実質上捩じれに強い軸ジャーナル
15が固定される。軸ジャーナル15の端部およびフラ
ンジ12はボールベアリング16によって相対的に回転
可能に支持される。その端部で、ジャーナル15は軸歯
17からなり、対向歯19によって、第1の傾斜円板1
8が回転固定かつ軸方向に移動できるように前記軸歯1
7上に摺動されている。第2の傾斜円板20が回転固定
でかつ軸方向に支持されるようにフランジ12に接続さ
れ、この第2の傾斜円板20はフランジ12に直接溶接
される保護チューブ21に押し付けられる。
【0012】第1の傾斜円板18は、その深さが周部を
横切って変化しかつボール23を収容する周部溝22を
備えている。傾斜円板20は溝22に対して鏡面対称で
ある対応する周部溝24を備えている。複数のボール2
3が、互いに一定の周部距離にあるようにケージ25に
よって保持されている。第1の傾斜円板18は軸方向に
移動可能な圧力リング27上に軸方向ベアリング26に
よって支持され、軸方向に移動可能な圧力リング27は
カバー29上に支持される少なくとも1組の板ばね28
によって予備緊張下で保持され、前記カバー29は保護
チューブ21の端部においてネジ山42に螺合されかつ
ウォームネジ30によって回転固定されている。トルク
が軸カップリングに作用しない範囲で、図の下半分に示
されるように、ボール23は−圧力リング27および軸
方向ベアリング26を経由して傾斜円板18に作用する
板ばね28の作用により−ボール溝22,24の基部の
最も深い点において中立の位置を取る。
【0013】しかしながら、トルクの作用により、傾斜
円板28,22は板ばね28の力に抗して相対的に回転
させられ、ボール23はボール溝22,24のより平ら
な領域に走行する。フランジ11,12を相対的に回転
させることにより、傾斜円板18,20は、図の上半分
に示されるように、板ばね28がさらに圧縮されること
ができなくなるまで相対的に回転され得る。その後、軸
カップリングはトーションプルーフ、すなわち、捩じれ
耐性である。減衰手段は、そのハブ31が対応する組の
対向歯33によって軸ジャーナル15上の第2組の歯3
2上に配置される、粘性カップリングの形に設けられ、
多部分からなるハウジング34が軸30によって上述し
た保護チューブ21に回転固定の方法において接続され
ている。粘性カップリングは孔35を通して媒体で充填
される。
【0014】粘性カップリングの内方板36は回転固定
の方法においてハブ31の1組の歯37上に保持されて
いる。粘性カップリングの外方板38はハウジング34
の1組の内方歯39上に回転固定の方法において配置さ
れている。ハブ31およびハウジング34は密封体4
0,41によって相対的に密封される。互いに関連する
フラランジ11,12の相対的な運動はジャーナル15
に接続されたハブ31の対応する相対的な運動および保
護チューブ21に接続されるハウジング34の結果とし
て粘性カップリングによって減衰され、その結果どのよ
うな捩じれ振動も抑制される。
【0015】図2および図3は第1取着要素を構成する
ハブ111および第2取着要素を構成するフランジ11
2を備えた本発明の軸カップリングを示している。ハブ
111は1組の歯113によってフランジに接続可能で
ある。フランジ112は対向フランジにボルトによって
螺合するためにボルト孔114を備えている。ハブ11
1は、フランジ112の領域に延びる実質上捩じれに強
い中空軸の形で設けられる。ハブ111の端部およびフ
ランジ112は相対的に回転し得るようにボールベアリ
ング116によって支持されている。ハブ111は1組
の軸歯117を備えており、この歯の端部上で1組の対
向歯119によって、第1の傾斜円板118が回転固定
かつ軸方向に移動できるように摺動されている。フラン
ジ112と一体である第2の傾斜円板120がフランジ
112に直接溶接される保護チューブ121に押し付け
られる。
【0016】第1の傾斜円板118は、その深さが周部
を横切って変化しかつボール123を収容する周部溝1
22を備えている。傾斜円板120は溝122に対して
鏡面対称である対応する周部溝124を備えている。複
数のボール123が、互いに一定の周部距離にあるよう
にケージ125によって保持されている。第1の傾斜円
板118は保護チューブ121の端部に形成された内方
段部129上に支持される1組の板ばね128によって
予備緊張下で保持される。トルクが軸カップリングに作
用しない範囲で、図2に示されるように、ボール123
は、傾斜円板118に作用する板ばね128の作用によ
り、ボール溝122,124の基部の最も深い点におい
て中立の位置を取る。
【0017】しかしながら、トルクの作用により、傾斜
円板118,120は板ばね128の力に抗して相対的
に回転させられ、ボール123はボール溝122,12
4のより平らな領域に走行する。フランジ112に対し
てハブ111を回転させることにより、傾斜円板11
8,120は、板ばね128がさらに圧縮されることが
できなくなるまで相対的に回転され得る。その後、軸カ
ップリングはトーションブルーフである。減衰手段は、
そのハブ131が延長されたハブ111によって直接形
成されかつその多部分からなるハウジング134が傾斜
円板120、上述した保護チューブ121およびカバー
129によって形成されかつしたがって回転固定の方法
においてフランジ112に接続される、粘性カップリン
グの形に設けられる。粘性カップリングは閉止された孔
135を通して充填される。
【0018】粘性カップリングの内方板136は回転固
定の方法においてハブ111の歯117上に保持されて
いる。粘性カップリングの外方板138は保護チューブ
121の内方歯139に回転固定の方法において配置さ
れている。ハブ111およびハウジング134は密封体
140,141によって相対的に密封される。フランジ
112に対するハブ111の相対的な運動は外方板13
8に対する内方板136の対応する相対的な運動sによ
って減衰され、その結果捩じれ振動が抑制される。図3
の断面A−Aにおいて、対称的に一定の、円形のアーチ
形状の方法において延びかつより平らになるボール溝1
24を見ることができ;断面A−Aは、また、ボール1
23をそれらの最も深い位置において示している。
【0019】図4および図5はハブ51の形の第1取着
要素およびフランジ52の形の第2取着要素を示してい
る。ハブ51はフランジに接続し得る1組の外方歯53
を有している。フランジ52は対向フランジに螺合する
ためのネジ付き孔54からなっている。歯53およびフ
ランジ52に対向して位置決めされるハブ51の端部は
ボールベアリング56によって相対的に回転可能に支持
されている。ハブ51およびフランジ52はトーション
バー55によって互いに回転弾力的に接続されており、
このトーションバー55は、正方形の端部によって、ハ
ブ53の正方形の開口58に直接係合しかつ他端の第2
の正方形の端部59によって、中間板69の正方形の開
口60に係合している。前記中間板69は、順次、外方
で正方形にしかつフランジ52の対応する正方形の内方
開口70に係合する。ハブ51は1組の外方歯77上に
内方板76を支持する粘性カップリングのハブ71と一
体である。
【0020】フランジ52、外方チューブ61およびカ
バー62は、内方歯79において、粘性カップリングの
外方板78を保持する粘性カップリングのハウジング7
4を形成している。このハウジングおよびハブは密封体
80,81によって相対的に密封されている。ハブ51
がトーションバー55の捩じれによりフランジ52に対
して回転すると、粘性カップリングのハウジング74は
同時にこの粘性カップリングのハブ71を回転し、その
結果トーションバー55の捩じれ振動が減衰される。ハ
ブ71は、そのフランジ端において、外方歯77上に、
ストッパ円板82を支持しており、このストッパ円板8
2は、回転遊びをもって、ストッパカム85を備えた外
方チューブ61の周部凹所86に係合している。トーシ
ョンバー55が一定の角度だけ回転した後のみ、ストッ
パカム73が有効になりかつ回転を制限する。
【0021】図6および図7はフランジ151の形の第
1取着要素およびフランジ152の形の第2取着要素を
示している。フランジ151は第1の対向フランジに螺
合するためのボルト孔153を備えている。フランジ1
52は第2の対向フランジに螺合するためのボルト孔1
54を備えている。フランジ151は回転固定の方法に
おいてハブ171に接続されている。フランジ151に
対向して位置決めされるハブ171の端部およびフラン
ジ152は摩擦ベアリング156によって相対的に回転
可能に支持されている。フランジ151およびフランジ
152はトーションバー155によって互いに回転弾力
的に接続されており、このトーションバー155は、1
組の歯157によって、フランジ151の1組の内方歯
158に直接係合しそして他端の1組の第2の歯159
によって、フランジ152の1組の歯160に係合して
いる。
【0022】ハブ171の内部には、回転チューブばね
183が同中心的に配置され、この回転チューブばね1
83は、駆動要素184によって、フランジ151に直
接固定されるが、他の方法では、半径方向の距離におい
て、ハブ171とトーションバー155との間に位置決
めされる。チューブばね183の対向端には、回転遊び
をもって、フランジ152の周部スロット186に係合
するストッパ要素185が設けられる。トーションバー
155が一定の角度だけ回転した後のみ、ストッパ要素
185が有効になり、チューブばね183がトーション
バー155に加えて作動する。ハブ171は、外方歯1
77上に、内方板176を支持する、粘性カップリング
のハブを直接形成する。
【0023】フランジ152は粘性カップリングのハウ
ジング174に接続され、このハウジング174はフラ
ンジ152、外方チューブ161およびカバー162に
よって形成されかつ内方歯179内には、粘性カップリ
ングの外方板178を支持している。ハウジングおよび
ハブは密封体180,181によって相対的に密封され
ている。フランジ151がトーションバー155の捩じ
れの作用によりフランジ152に対してかつ多分、チュ
ーブばね183に対して回転するとき、粘性カップリン
グのハウジング174は同時にハブに対して回転し、そ
の結果トーションバー155の、かつ多分、チューブば
ね183の回転振動が減衰される。
【0024】図8は図6によるカップリングの特徴的な
ばね曲線を示しており、この曲線は、トーションバーば
ねの単一の関数により、回転角度α1まで、第1のより
平坦な傾斜により直線的に延び、そして回転角度α1以
上で、トーションバーばねおよびチューブばねの共同作
用により、第2のより険しい傾斜により直線的に延びて
いる。
【0025】
【発明の効果】叙上のごとく、本発明は、相対的に回転
可能でありかつ回転弾性手段によって互いに接続される
2つの取着要素を有し、前記弾性手段の捩じれ振動を抑
制するために前記取着要素間で作用する減衰装置を有す
る軸カップリングにおいて、前記回転弾性手段が、相対
的に回転可能でありかつ少なくとも間接的に互いに支持
する2つの傾斜円板からなり、一方の円板が、相対回転
不能にかつ堅固に前記取着要素の一方に支持されかつ他
方の円板が、相対回転不能にかつ軸方向に弾性作用を及
ぼす板ばねの圧力によって前記取着要素の他方に支持さ
れており、前記減衰装置が、粘性カップリングで構成さ
れており、該粘性カップリングのハブが、前記取着要素
の他方に接続され、前記減衰装置のハウジングが、前記
取着要素の一方に接続され、更に、前記他方の円板が、
2つ傾斜円板に相対回転が生じた際に、これら円板の軸
方向間隔を増大するように前記取着要素の他方に向けて
移動可能である構成としたので、高トルク伝達能力を有
しかつ非常に効果的な減衰手段からなる、動力伝達装置
に組み込まれる軸カップリングを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】板ばねカム回転傾斜構体および別個に配置され
た粘性カップリングを有する軸カップリングを、2つの
位置において示す長手方向断面図である。
【図2】回転傾斜カム板ばね構体および組み込まれた粘
性カップリングを有する軸カップリングを示す長手方向
断面図である。
【図3】図2の傾斜円板の間を示す断面図である。
【図4】トーションバーおよび別個の粘性カップリング
を備えた軸カップリングを示す長手方向断面図である。
【図5】図4の軸カップリングの軸方向の図である。
【図6】トーションバーおよび追加のチューブばねを備
えかつ粘性カップリングを備えた軸カップリングを示す
長手方向断面図である。
【図7】チューブばねの端部を示す断面図である。
【図8】図6による軸カップリングの特徴的なばね曲線
を示す図である。
【符号の説明】
11 フランジ(第1取着要素) 12 フランジ(第2取着要素) 18 第1傾斜円板 20 第2傾斜円板 22 周部溝 23 ボール 24 周部溝 28 板ばね 31 ハブ 34 ハウジング 51 取着要素 52 取着要素 55 トーションバーばね 71 ハブ 74 ハウジング 111 取着要素 112 取着要素 118 傾斜円板 120 傾斜円板 122 周部溝 124 周部溝 128 板ばね 131 ハブ 134 ハウジング 151 取着要素 152 取着要素 155 トーションバーばね 171 ハブ 174 ハウジング 183 トーションチューブばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−32864(JP,A) 特開 平1−93624(JP,A) 特開 平1−153821(JP,A) 特開 平9−222138(JP,A) 実開 昭55−104121(JP,U) 実開 昭56−2600(JP,U) 実開 昭63−45432(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 3/12 F16D 3/74 F16D 7/08 F16F 15/121 F16F 15/133 F16F 15/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に回転可能でありかつ回転弾性手
    段によって互いに接続される2つの取着要素を有し、前
    記弾性手段の捩じれ振動を抑制するために前記取着要素
    間で作用する減衰装置を有する軸カップリングにおい
    て、 前記回転弾性手段が、相対的に回転可能でありかつ少な
    くとも間接的に互いに支持する2つの傾斜円板(18,
    20,118,120)からなり、 一方の円板(20,120)が、相対回転不能にかつ堅
    固に前記取着要素の一方(12,112)に支持されか
    つ他方の円板(18,118)が、相対回転不能にかつ
    軸方向に弾性作用を及ぼす板ばね(28,128)の圧
    力によって前記取着要素の他方(11,111)に支持
    されており、 前記減衰装置が、粘性カップリングで構成されており、 該粘性カップリングのハブ(31,131)が、前記取
    着要素の他方(11,111)に接続され、 前記減衰装置のハウジング(34,134)が、前記取
    着要素の一方(12,112)に接続され、 更に、前記他方の円板(18,118)が、2つ傾斜円
    板に相対回転が生じた際に、これら円板の軸方向間隔を
    増大するように前記取着要素の他方に向けて移動可能で
    あることを特徴とする、減衰装置を備えた軸カップリン
    グ。
  2. 【請求項2】 前記傾斜円板(18,20,118,1
    20)が、軸方向に傾斜した周部溝(22,24,12
    2,124)を備えており、ボール(23,123)が
    その中に案内されていることを特徴とする請求項1に記
    載の減衰装置を備えた軸カップリング。
  3. 【請求項3】 前記傾斜円板(118,120)および
    前記板ばね(128)が、粘性カップリングのハウジン
    グ(134)内に配置されることを特徴とする請求項1
    に記載の減衰装置を備えた軸カップリング。
  4. 【請求項4】 相対的に回転可能でありかつ回転弾性手
    段によって互いに接続される2つの取着要素を有し、そ
    して前記回転弾性手段の捩じれ振動を抑制するために前
    記取着要素間で作用する減衰装置を有する、減衰装置を
    備えた軸カップリングにおいて、 前記回転弾性手段がトーションバーばね(55,15
    5)からなり、 該トーションバーばねの一端が、相対回転不能に取着要
    素の一方(52,152)に接続されかつその他端が、
    相対回転不能に前記取着要素の一方(52,152)に
    接続され、 前記減衰装置が、粘性カップリングであり、 該粘性カップリングのハブ(71,171)が、前記取
    着要素の他方(51,151)に相対回転不能に接続さ
    れ、 前記粘性カップリングのハウジング(74,174)
    が、相対回転不能に前記取着要素の一方(52,15
    2)に接続され、 更に、前記2つの取着要素が、各々フランジ及び前記粘
    性カップリングのハブであることを特徴とする減衰装置
    を備えた軸カップリング。
  5. 【請求項5】 前記回転弾性手段が、さらに、前記トー
    ションバーばね(155)に対して同心的に配置される
    トーションチューブばね(183)からなり、このトー
    ションチューブばね(183)の一端が前記取着要素の
    一方(151)に相対回転不能に接続されそして前記ト
    ーションチューブばね(183)の他方が前記他方の取
    着要素(152)に対して制限された角度により自由に
    回転可能であることを特徴とする請求項4に記載の減衰
    装置を備えた軸カップリング。
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