JP3106221U - トラック車両 - Google Patents

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Abstract

【目的】運搬物の積載重量などによる前後車輪の作用荷重の不均衡を抑制することのできるトラック車両の提供。
【構成】キャブ2の後方に連なる車台1上に、荷役装置4を介して運搬物を収容する荷枠5が搭載されるトラック車両であり、荷枠5とキャブ2との間に形成される空き領域S内には、車両の前輪3Aおよび後輪3B,3Cに対する作用荷重を調整可能とするバランスウェイト用の液体タンク6が設けられる。液体タンク6は、水が貯留される第1タンク16と、消臭剤を含む薬液が貯留される第2タンク26から成り、その両タンク16,26に内部の液体を吐出するためのポンプ16A,26Aが接続され、ポンプ16A,26Aの吐出口にはホース16B,26Bが接続される。
【選択図】図1

Description

本考案は、汚泥、動植物性残渣、建設廃材、金属屑、又は土石などを運搬するトラック車両に係わり、特に運搬物の有無や重量に起因する前後車輪の作用荷重の不均衡を抑制できるようにしたトラック車両に関する。
建設資材や廃材の陸上輸送手段として、従来からトラック車両が一般に広く利用されているが、係るトラック車両は上部開放形のバケットや上部閉鎖形のコンテナといった荷枠を車台上に搭載したものが一般的である。
ここに、コンテナ搭載形のトラック車両として、車台の後方に傾動可能なダンプフレームを備えた荷役装置でコンテナを支持し、係る荷役装置の駆動によりダンプフレームに連動してコンテナを後方に傾斜させたり、車台後部でコンテナの積み降ろしを行えるようにしたものが知られる(例えば、特許文献1)。
特開2003−252109号公報
然し乍ら、特許文献1のような荷役装置付の車両によれば、コンテナの積み降ろしを可能とするためにダンプフレームにL字形の旋回アーム(アウタアームおよび伸縮アーム)を備えているが、ダンプフレームによる傾動運動との兼ね合いで旋回アームの回動半径を大きく設定することが難しく、このためコンテナの搭載時にはトラックキャブとの間に大きな空き領域が形成される。
従って、コンテナ内に収容された運搬物の重量よっては車両の前輪と後輪に作用する荷重に大きな不均衡が生じ、車両の安全走行性能に支障を来たすという問題があった。
本考案は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的は運搬物の積載重量などによる前後車輪の作用荷重の不均衡を抑制することにある。
本考案は上記目的を達成するため、キャブの後方に連なる車台上に運搬物を収容する荷枠が搭載され、その荷枠と前記キャブとの間に所定長の空き領域が形成されるトラック車両において、前記空き領域内における車台上に、車両の前輪および後輪に対する作用荷重を調整可能とするバランスウェイト用の液体タンクが設けられることを特徴とする。
又、上記のようなトラック車両において、車台上に荷役装置を介して荷枠が搭載され、前記荷役装置は車台の後方に傾動可能なダンプフレームと、該ダンプフレームの先端部に連接されて車台の前後方向に回動可能とされる旋回アームとを有し、その旋回アームは後端部が前記ダンプフレームに連接される伸縮自在な水平軸部と該水平軸部の先端部に結合する直立軸部とを有するL字形で、前記直立軸部の先端には前記荷枠の前面部に係止するフックが設けられることを特徴とする。
加えて、液体タンクが第1タンクと第2タンクから成り、その両タンクにそれぞれ内部の液体を吐出するためのポンプが接続されると共に、前記ポンプの吐出口にホースが接続されることを特徴とし、更に好ましくは第1タンクに水が貯留され、第2タンクには消臭剤を含む薬液が貯留されることを特徴とする。
本考案によれば、キャブと荷枠との間に形成される空き領域内に、車両の前輪および後輪に対する作用荷重を調整可能とするバランスウェイト用の液体タンクを設けていることから、荷枠に収容される運搬物の有無や重量により液体タンク内の液量を加減して前後の車輪における作用荷重の不均衡を抑制することができる。
更に、請求項2の考案では、荷役装置の作動により車台後方で荷枠を傾斜させたり積み降ろしたりする場合でも、液体タンクにより車台の前方に所定の負荷をかけて車両を安定状態に保つことができる。
又、請求項3の考案では、第1タンクと第2タンクに貯留された液体を必要に応じて外部に放出することができる。
加えて、請求項4の考案では、第1タンク内の水を利用して荷降ろし後の荷枠内を洗浄することができ、しかも汚泥などの悪臭を放つ運搬物を降ろした後には第2タンク内の薬液を用いて荷枠に残る悪臭を除去することができる。
以下、図面に基づいて本考案を詳しく説明する。図1は、本考案に係るトラック車両を示した側面図である。
図1において、1は車台であり、その前方にはキャブ2が設けられ、キャブ2の下部と車台1の後部側にはタイヤ付の車輪3A,3B,3Cが設けられる。
車台1は左右一対のビーム1Aを有し、そのビーム1A上には荷役装置4を介して運搬物を収容するための荷枠5が設けられる。
尚、本例において、係るトラック車両は全長約11m、車幅約2.5m、車高2.9mで、前後の車輪3A,3C(前輪および後輪)の中心間距離(ホイールベース)は約7.2m、車両重量は約11トン、最大積載量は約14トンに設定されるが、本考案はこれを要件とするものではない。又、荷枠5は後壁部5Bと上部5Dが開閉式のバケットであるが、これに上部閉鎖式のコンテナを用いることもでき、バケットでも上部開放形にして側壁部5Cと後壁部5Bが開閉可能とされるものでもよい。
一方、荷役装置4は、荷枠5を車台1の後方に傾斜させる機能と、荷枠5を車台1の後部で積み降ろしする機能とを兼ねたものであるが、その構造については後述する。但し、荷役装置4を省略して荷枠5を車台1上に固定したり、荷枠5が後方に傾動運動のみを行うダンプ式としてもよい。
ここで、荷枠5はその後部が車台1の後端より張り出した状態で搭載され、その前壁部5Aとキャブ2との間には前後方向に所定長(本例において2〜3m)の空き領域Sが形成される。そして、その空き領域S内において車台1上に液体タンク6が設けられる。
液体タンク6は、前後の車輪5Aに作用する荷重を調整するためのバランスウェイトとして用いられるものであり、これは車台1に固設した架台7上に設置される。
特に、係る液体タンク6は、図2に示すよう横並びに配される第1タンク16と第2タンク26の二槽式であり、その両タンク16,26は緊縛ベルト8により図1に示した架台7に固定される。
又、図2から明らかなように、係る第1タンク16と第2タンク26には、それぞれ内部の液体を吐出するためのポンプ16A,26Aが接続されると共に、それらポンプ16A,26Aの吐出口には図示せぬリールに巻き取られたホース16B,26Bが接続され、その先端に液体散布用のノズルヘッド16C,26Cが取り付けられる構成としてある。
更に、第1タンク16と第2タンク26の上部には液体注入口16D,26Dが形成され、底部には内部の液体を排出するバルブ付きの排液管16E,26Eが接続される。
尚、本例において、第1タンク16と第2タンク26はいずれも容積が200リットルのポリ容器であり、第1タンク16には水が貯留され、第2タンク26には消臭剤を含んだ薬液(消臭剤溶液)が貯留される。
そして、以上のような液体タンク6(16,26)によれば、荷枠5内の運搬物(積荷)を降ろした後、第1タンク側のポンプ16Aを駆動することによるノズルヘッド16Cからの放水により荷枠5内を水洗いすることができ、しかも運搬物が汚泥などの悪臭を放つものであった場合には、第2タンク側のポンプ26Aを駆動することによるノズルヘッド26Cからの薬液の放出により荷枠5内の洗浄と同時に荷枠5内に残る悪臭を除去することができる。
尚、第2タンクに入れる消臭剤としては特に制限はないが、係る消臭剤としては過マンガン酸カリウム溶液、さらし粉溶液、フェノール、ホルマリン、アスコルビン酸−鉄塩などを好適に用いることができる。
一方、係る液体タンク6は、荷枠5内に収容される運搬物の有無や重量などによって前後の車輪3A〜3Cに作用する荷重が不均衡となることを抑制するのに役立てられる。つまり、係る液体タンク6に液体を貯留することで、前後の車輪3A〜3Cに対する作用荷重の比率を小さくすることができるのであり、係る比率は液体タンク6に貯留する液量により調整可能とされる。
特に、液体タンク6の満タン時には荷枠5内に最大積載量まで運搬物が積載されるか空荷の状態であるかに拘わらず、前後の車輪3A〜3Cに対する作用荷重の比率と負荷率が許容範囲内に収まるよう設定される。又、荷枠5内が空荷状態では後輪3B,3Cの負荷率が低下するために液体タンク6内の液量を減じても前後の車輪3A〜3Cに対する作用荷重の比率が許容範囲内に収まるようになっている。このため、液体タンク6内の液体の多くを空となった荷枠5の洗浄、脱臭に使用した場合でも、前後の重量バランスを許容範囲内に保って安全走行を行うことができる。
次に、図1、図3および図4に基づいて荷役装置の構造を説明すると、係る荷役装置4は特許文献1に記載されるような公知のもので、概してダンプフレーム41と旋回アーム42で構成される。
ダンプフレーム41は、その後端部が車台1の後端部で支点軸P1にてビーム1Aに連接されており、その先端部に旋回アーム42が連接する構成とされる。
旋回アーム42は、水平軸部43とその先端部に結合する直立軸部44とを有したL字形であり、このうち水平軸部43は中空の主軸43Aとその内部に挿入するスライド軸43Bで構成される。主軸43Aの後端部は支点軸P2によりダンプフレーム41の先端部に連接され、スライド軸43Bは図示せぬ流体圧シリンダにより主軸43Aに沿って伸縮可能とされる。
尚、ダンプフレーム41と主軸43Aとの結節点(支点軸P2の部分)は、ダンプフレーム41と主軸43Aの屈曲動作が抑止されるよう図示せぬロック機構によりロックできる構成とされる。又、車台1の前方には流体圧シリンダ45のヘッド側が枢着され、そのロッド側が車台1の後方に向けて旋回アームの主軸43Aに枢着されている。
一方、直立軸部44の先端にはフック44Aが設けられ、そのフック44Aが荷枠の前壁部に固設した受金51に係止するようになっている。
そして、以上のような荷役装置4によれば、ダンプフレーム41と旋回アーム(主軸43A)との結節点をロックした状態で車台1に流体圧シリンダ45を伸長させると、図3のようにダンプフレーム41が支点軸P1を中心として車台1の後方に傾動し、これに連れて荷枠5がその前端部を旋回アーム42に係止されたまま後方に傾斜するようになっている。
又、ダンプフレーム41と旋回アーム42との結節点のロックを解除した状態で流体圧シリンダ45を伸長させた場合には、図4のように旋回アーム42のみが支点軸P2を中心として車台1の前後方向に回動し、これによって荷枠5の積み降ろしが行えるようになっている。尚、荷枠5の底面後部には積み降ろし時の滑走用として走行輪52が取り付けられると共に、車台1の後部にも荷枠5の移動案内用として図示せぬガイドローラが設けられる。
本考案に係るトラック車両を示す側面図 液体タンクの構成例を示す説明図 荷枠を傾斜させた状態を示す説明図 荷枠を積み降ろしするときの状態を示す説明図
符号の説明
1 車台
2 キャブ
3A 車輪(前輪)
3B,3C 車輪(後輪)
4 荷役装置
41 ダンプフレーム
42 旋回アーム
43 水平軸部
44 直立軸部
44A フック
5 荷枠
6 液体タンク
16 第1タンク
26 第2タンク
16A,26A ポンプ
16B,26B ホース

Claims (4)

  1. キャブの後方に連なる車台上に運搬物を収容する荷枠が搭載され、その荷枠と前記キャブとの間に所定長の空き領域が形成されるトラック車両において、
    前記空き領域内における車台上に、車両の前輪および後輪に対する作用荷重を調整可能とするバランスウェイト用の液体タンクが設けられることを特徴とするトラック車両。
  2. 車台上に荷役装置を介して荷枠が搭載され、前記荷役装置は車台の後方に傾動可能なダンプフレームと、該ダンプフレームの先端部に連接されて車台の前後方向に回動可能とされる旋回アームとを有し、その旋回アームは後端部が前記ダンプフレームに連接される伸縮自在な水平軸部と該水平軸部の先端部に結合する直立軸部とを有するL字形で、前記直立軸部の先端には前記荷枠の前面部に係止するフックが設けられることを特徴とする請求項1記載のトラック車両。
  3. 液体タンクが第1タンクと第2タンクから成り、その両タンクにそれぞれ内部の液体を吐出するためのポンプが接続されると共に、前記ポンプの吐出口にホースが接続されることを特徴とする請求項1、又は2記載のトラック車両。
  4. 第1タンクに水が貯留され、第2タンクには消臭剤を含む薬液が貯留されることを特徴とする請求項3記載のトラック車両。
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