JP3106105U - 発熱体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 容器の加熱効率を高めることができる発熱体を提供することである。
【解決手段】 本発明の発熱体1は、電磁誘導式コンロ上の容器50内に収容されてコイルの電磁誘導により発熱する発熱体1であって、発熱体1は磁性体でできた環状であり且つ中央に対流促進孔3を形成しており、発熱体1の下面には外周側から内周側に向けて厚さが次第に薄くなる傾斜部9を設けており、発熱体1の下面で発生した熱で加熱された流体が傾斜部9に沿って移動して、対流促進孔3から流体が吹き出している。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の発熱体1は、電磁誘導式コンロ上の容器50内に収容されてコイルの電磁誘導により発熱する発熱体1であって、発熱体1は磁性体でできた環状であり且つ中央に対流促進孔3を形成しており、発熱体1の下面には外周側から内周側に向けて厚さが次第に薄くなる傾斜部9を設けており、発熱体1の下面で発生した熱で加熱された流体が傾斜部9に沿って移動して、対流促進孔3から流体が吹き出している。
【選択図】 図1
Description
本考案は、電磁誘導式コンロのコイルの電磁誘導により発熱する発熱体に関する。
特許文献1に記載の従来技術では、磁性体でできた平板状の発熱体が開示されている。
しかし、特許文献1に記載の従来技術は、発熱体が平板状であるため、発熱体を容器内に入れた場合、発熱体の下面と容器の底面との間に隙間ができ難い。そのため、発熱体と容器内の流体との接触部分が発熱体の上面に限られ、流体が加熱され難いという問題があった。
本考案は、容器の加熱効率を高めることができる発熱体を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載された考案は、電磁誘導式コンロ上の容器内に収容されてコイルの電磁誘導により発熱する発熱体であって、発熱体は磁性体でできた環状であり且つ中央に対流促進孔を形成しており、発熱体の下面には外周側から内周側に向けて厚さが次第に薄くなる傾斜部が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載された考案は、請求項1に記載の考案において、発熱体は表面に凹凸を形成していることを特徴とする。
請求項3に記載された考案は、電磁誘導式コンロ上の容器内に収容されてコイルの電磁誘導により発熱する発熱体であって、発熱体は磁性体でできた円盤状であり且つ複数の対流促進孔を形成してあることを特徴とする。
請求項4に記載された考案は、請求項3に記載の考案において、発熱体は下面に脚部を備えることを特徴とする。
請求項5に記載された考案は、請求項2に記載の考案において、発熱体は角度が調整可能な取っ手を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、コイルの電磁誘導により発熱体が発熱し、その発熱した熱により容器内が加熱される。このとき、発熱体の下面で発生した熱で加熱された流体は下面の傾斜部に沿って移動し、対流促進孔から流体が吹き出すことにより、容器内の下側から上側に向けて対流が生成される。
発熱体の下面で発生した熱で加熱された流体が下面の傾斜に沿って移動して、対流促進孔から容器内に向けて吹き出すので、容器内での流体の対流が促進され、加熱効率を高めることができる。
また、発熱体の下面が外周側から内周側に向けて厚さが薄くなる傾斜部が設けられているので、容器の底面と発熱体の下面との間に空間を設けることができ、発熱体の表面積を広くして、容器の加熱効率を高めることができる。
請求項2に記載された考案によれば、請求項1に記載された考案と同様の効果が得られるとともに、発熱体は表面に凹凸を形成しているので、発熱体の表面積を大きくでき、加熱効率をさらに高めることができる。
請求項3に記載された考案によれば、コイルの電磁誘導により発熱体が発熱し、その発熱した熱により容器内が加熱される。発熱体の下面で発生した熱で加熱された流体が、複数の対流促進孔から容器内に向けて吹き出すので、容器内での対流を促進でき、容器の加熱効率を高めることができる。
発熱体は複数の対流促進孔を形成しているので、発熱体の表面積を大きくでき、加熱効率をさらに高めることができる。
請求項4に記載された考案によれば、請求項3に記載された考案と同様の効果が得られるとともに、発熱体は下面に脚部を取り付けているので、容器の底面と発熱体の下面との間の空間を設けることで発熱体の表面積を大きくでき、容器内の加熱効率を高めることができる。
請求項5に記載された考案によれば、請求項2に記載の考案と同様の効果が得られるとともに、発熱体に角度が調整可能な取っ手を設けてあるので、発熱体を容器に出し入れする際に、取っ手を持ち易い角度に調整でき、使い勝手が良い。
以下に、添付図面を参照して、本考案の実施の形態を詳細に説明する。図1は第1実施の形態に係る発熱体が発熱して容器内が加熱される状態を示す縦断面図、図2は図1に示す発熱体の斜視図、図3は本実施の形態に係る発熱体を収容した容器を電磁誘導式コンロに載せた状態を示す全体斜視図である。
本考案の実施の形態に係る発熱体1は、電磁誘導式コンロ100の耐熱ガラス等の非磁性体でできた容器50内に収容して、コイル60の電磁誘導により発熱して、容器50内の液体を加熱するものである。
発熱体1は、鉄等の磁性体でできた環状であり、その中央に上下に貫通する断面円形状の対流促進孔3が設けられている。発熱体1の上面5は平坦面となっており、下面7は外周側から内周側に向けて厚みが次第に薄くなる傾斜部9となっている。尚、発熱体1の厚さは最大約15mmとしている。
次に、上記した構成に基づき、本実施の形態に係る作用を説明する。本実施の形態に係る発熱体1を使用する場合には、容器50に平坦面が上向きになるように入れる。そして、容器50内に水(液体)や食材料を入れ、電磁誘導式コンロ100の電源をONにする。電源をONにすると、コイル60の電磁誘導により発熱体1が加熱され、その熱により容器50内の液体が加熱される。
このように、発熱体1の下面7が外周側から内周側に向けて厚さが薄くなるように傾斜しているので、容器50と発熱体1の下面7との間に空間を設けることができ、液体と発熱体1との接触面積を広くとることができ、容器50内の液体を効率良く加熱することができる。
また、発熱体1の下面7で発生した熱で加熱された液体が下面の傾斜に沿って移動して、対流促進孔3から吹き出して容器50内を上昇するので、容器50内での対流が促進され、容器50内の液体を効率良く加熱することができる。
次に図4及び図5を用いて第2実施の形態について説明する。尚、以下の説明において、上述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することにより、その部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では上述の第1実施の形態と異なる点を主に説明する。
本実施形態に係る発熱体1の表面に周方向に沿って凹凸を形成している点で第1実施の形態と異なる。このように、発熱体1の表面に凹凸を形成しているので、発熱体1の表面積を大きくすることができ、液体と発熱体1との接触面積を広くとることができ、加熱効率をさらに高めることができる。
発熱体1には取っ手11が設けられている。発熱体1には取っ手11の係止部13が設けられており、取っ手11は係止部13に対して角度が調整可能になっている。このように、発熱体1に角度が調整可能な取っ手を設けてあるので、発熱体1を容器50に出し入れする際に、取っ手11を持ち易い角度に調整でき、使い勝手が良い。
次に図6を用いて第3実施の形態について説明する。第3実施の形態では、発熱体1は円盤状であり、中央に形成した対流促進孔3の周りに上下に貫通する複数の補助孔15を形成している。補助孔15は周方向に等間隔を開けて8つ設けている。尚、第3実施の形態では、発熱体1の下面7は平担面となっている。
このように、対流促進孔3の周りに補助孔15を複数設けてあるので、発熱体1の下面7で発生した熱で加熱された液体が、対流促進孔3及び複数の補助孔15から容器50内に吹き出し、容器50内での対流をさらに促進できる。
また、発熱体1の下面7には周方向に適宜間隔を開けて脚部17を備えている。このように、発熱体1は下面7に脚部15を取り付けているので、容器50の底面51と発熱体1の下面7との間の空間を広く設けることができ、発熱体1の下面7で発生した熱で液体を効率良く加熱できる。
なお、本考案は上述した実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
上述の実施の形態では、発熱体1は鉄としたが、ステンレスであっても良い。
容器50は耐熱ガラスに限らず、陶磁器、銅、アルミニウムであっても良い。
第1実施の形態において、発熱体1に取っ手11を設けてあっても良い。
第2実施の形態において、取っ手11は発熱体1に角度を調整可能に設けられているが、これに限定されず、取っ手11の先端に磁石を設けて、取っ手11と発熱体1とが着脱自在であっても良い。
第1及び第2実施の形態において、発熱体1は容器50の底に一体に固定されてあっても良い。
1 発熱体
3 対流促進孔
5 上面
7 下面
9 傾斜部
11 取っ手
17 脚部
3 対流促進孔
5 上面
7 下面
9 傾斜部
11 取っ手
17 脚部
Claims (5)
- 電磁誘導式コンロ上の容器内に収容されてコイルの電磁誘導により発熱する発熱体であって、発熱体は磁性体でできた環状であり且つ中央に対流促進孔を形成しており、発熱体の下面には外周側から内周側に向けて厚さが次第に薄くなる傾斜部が設けられていることを特徴とする発熱体。
- 発熱体は表面に凹凸を形成していることを特徴とする請求項1に記載の発熱体。
- 電磁誘導式コンロ上の容器内に収容されてコイルの電磁誘導により発熱する発熱体であって、発熱体は磁性体でできた円盤状であり且つ複数の対流促進孔を形成してあることを特徴とする発熱体。
- 発熱体は下面に脚部を備えることを特徴とする請求項3に記載の発熱体。
- 発熱体は角度が調整可能な取っ手を備えることを特徴とする請求項2に記載の発熱体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004003621U JP3106105U (ja) | 2004-06-22 | 2004-06-22 | 発熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004003621U JP3106105U (ja) | 2004-06-22 | 2004-06-22 | 発熱体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3106105U true JP3106105U (ja) | 2004-12-16 |
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Family Applications (1)
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JP2004003621U Expired - Fee Related JP3106105U (ja) | 2004-06-22 | 2004-06-22 | 発熱体 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021069856A (ja) * | 2019-11-01 | 2021-05-06 | パーソルパナソニックHrパートナーズ株式会社 | 液体加熱装置 |
JP2022507780A (ja) * | 2018-11-19 | 2022-01-18 | ディファレント ケトル オブ フィッシュ リミテッド | 液体加熱容器 |
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- 2004-06-22 JP JP2004003621U patent/JP3106105U/ja not_active Expired - Fee Related
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