JP2007068836A - 電磁調理器用食器 - Google Patents

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JP2007068836A JP2005260782A JP2005260782A JP2007068836A JP 2007068836 A JP2007068836 A JP 2007068836A JP 2005260782 A JP2005260782 A JP 2005260782A JP 2005260782 A JP2005260782 A JP 2005260782A JP 2007068836 A JP2007068836 A JP 2007068836A
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Abstract

【課題】大きめの食器、または方形の食器を電磁調理器で加熱する場合、食器は中央部のみ発熱し周辺部に熱が到達せず、温度むらが発生する問題があった。この対策として発熱体にカーボン板を使用した製品が提供されているが、この場合、熱の伝導を良くするためにカーボン板の厚みを厚くする必要があった。本発明は、発熱体であるカーボン板の厚みを増さずに、大きめの食器でも方形の食器でも中央部も周辺部も均等に発熱する食器を提供することを課題とした。
【解決手段】電磁調理器で食器を加熱したとき、食器の周辺部まで均等に加熱するためには中央部でドーナッツ状に発熱した熱が上方に伝わりにくいようにすればよい点に着目し、発熱体であるカーボン板の中央部に窪みを作り、その窪みに熱伝導の悪い物質を充填するか、または空気層を設ける事によって食器全体に均等に熱を伝導させることが出来て課題を解決した。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁調理器で用いられる食器に関するものである。
この発明は、土鍋や石鍋の底面を薄く削り、その面にカーボン板を固着させ電磁調理器でも使用出来るよう工夫した食器の改良に関するものである。電磁調理器は磁力線を発生させるコイルの形状から加熱される磁性体はドーナッツ状に発熱し、発熱する面積は食器の底面が大きくなっても一定である。そのため、発熱するドーナッツ状の面積より大きい食器の場合、熱が周辺部に到達しにくい欠点があった。この対策として熱の伝導を良くするため発熱体としてのカーボン板は厚みが6〜8ミリのものが使用されている。しかし、カーボン板の厚みが10ミリを超えるとカーボンの電気抵抗が小さくなり発熱効果は30%以上低下するため、熱を均等に拡げる対策としてカーボン板を厚くして対応するには限界があった。また、発熱させるにはカーボン板の厚みは3ミリ程度で充分であるにもかかわらず熱を均等に拡げるために高価なカーボンを多量に使用する点も問題であった。
特開平7−303569号公報
本発明は、電磁調理器により加熱されたカーボン板の熱が厚さの方向、つまり上方に伝わりにくくしながら、面の方向に誘導させ鍋底を均等に加熱するにはどのようにすればよいかを課題とした。
陶器やセラミックスおよび石材などの非磁性体で作られた食器において、カーボンの板が食器と接する部分の全部または一部に熱伝導がカーボンよりも悪い部材または空間を設けた。また、鉄板など磁性体の金属で作られた食器の底面にカーボンの板を貼り合わせた食器においても、カーボンの板が食器と接する部分の一部または全部に熱伝導の悪い部材や空間を設けることで課題を解決した。
以上述べたように、従来は熱を均等に拡げるために、カーボン板の厚みを厚くして対応していたが厚みを増す対応には限界があった。しかし、本発明によりカーボン板の厚みを増やすことなく、食器の周辺部までほぼ均等に加熱することが出来るようになった。特に方形の鉄板の食器では電磁調理器で加熱した場合、ドーナッツ状に発熱し、四隅には熱が伝わりにくかった。しかし、鉄製の食器に本発明による中央に窪みを設けたカーボン板を貼り合わせ、その窪みに熱伝導の悪いシリコン樹脂を充填したり、または空気層を設けることによって鉄製食器の中心部分から周辺部までほぼ均等に加熱することが出来るようになった。
本発明は、電磁調理器の磁力線が発生する部分を超える大きめの食器を使用する場合、または方形の食器で周辺部まで均等に加熱したい場合に特に有効である。食器の大きさや形状により熱の伝導を妨げる層の厚さや形状を変化させて対応する。
また、食器にもカーボン板にも窪みを作らず、接着剤を部分的に付け、接着剤の厚さの空間を設けて熱が均等になるように作ってもよい。カーボン板から食器の底に伝わる熱は、接着剤のない部分より接着剤により接着されて部分が伝わり易い。また、カーボン板などに付ける窪みの深さは0.1〜2.0ミリ程度でよく、深さも場所により浅く又は深くしてカーボン板の熱が均等に食器に伝わるようにする。また、ごはん用の鍋など、部分的に強く加熱したい場合にも本発明の手法を用いることで容易に対応出来る
図1は、請求項1の実施例の断面を示す説明図であって、土鍋(1)の底に貼り合わせる6.5ミリのカーボン板(2)の表面を1〜1.5ミリの深さに円形に削り取り、その窪み(3)に接着に用いるシリコン樹脂(4)を充填したのちシリコン樹脂(4)で土鍋の底面に接着し一体化したものである。
図2は韓国料理に用いられる四角の皿状の鍋(5)の断面を示す説明図である。この鍋は鉄製で電磁調理器に対応はするが、鍋が円形でなく正方形であるため、電磁調理器では鍋はドーナッツ状に発熱して、熱が周辺部に伝わらず均等に加熱することが出来なかった。この場合は貼り付けるカーボン板の窪みは円形でもよいが、均等に加熱するためには窪みも正方形とした方が望ましい。また、熱の広がりが必要なところまで窪みを作ると、窪みのない所まで熱が誘導され、周辺部も中央部と同じように加熱された。また窪みの部分の深さを調整することによって窪みの部分も周辺部も均一に加熱されるように調整出来る。
外食産業や一般家庭において大きめの食器を電磁調理器で加熱する場合、電磁調理器の磁力線に対応する中央部分のみが発熱し、鍋底の温度むらが大きく調理しにくい欠点があった。また温度むらが大きいと高温の部分で焦げ付きが発生しやすく、絶えず攪拌する必要があり調理に手間がかかった。本発明の食器を使用することにより、温度むらが小さくなり調理しやすくなった。
電磁調理器用土鍋の断面を示す説明図である。 韓国料理に使われる正方形の鉄鍋の断面を示す説明図である。
符号の説明
1 土鍋
2 カーボン板
3 カーボン板に設けた窪み
4 シリコン樹脂
5 方形の鉄鍋

Claims (3)

  1. 陶器やセラミックスおよび石材などの非磁性体で作られた食器の底面にカーボン板を貼り付けた食器において、カーボンの板が食器と接する部分の全部または一部に熱伝導の異なる部材や空間を設けたことを特徴とする電磁調理器用食器。
  2. 磁性体で作られた食器の底面にカーボンの板を貼り付けた食器において、カーボンの板が食器と接する部分の一部または全部に熱伝導の異なる部材や空間を設けたことを特徴とする電磁調理器用食器。
  3. 請求項1および2の食器において、食器側またはカーボン側の接する面の一部または大部分に窪みを作り、この窪みにカーボンより熱伝導の悪い物質を充填または空気層を設けたことを特徴とする電磁調理器用食器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008295495A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Panasonic Corp 誘導加熱用の非導通性鍋とそれを用いた誘導加熱調理器
KR101122267B1 (ko) * 2009-12-09 2012-03-21 삼성중공업 주식회사 히팅 패드

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