JP3105847U

JP3105847U - ペット用糞採集器

Info

Publication number: JP3105847U
Application number: JP2004003348U
Authority: JP
Inventors: 文次郎内藤
Original assignee: 文次郎内藤
Priority date: 2004-06-10
Filing date: 2004-06-10
Publication date: 2004-12-02
Anticipated expiration: 2010-06-10

Abstract

【課題】ペットの糞を不快感なく容易に収集するペット用糞採集器を提供する。
【解決手段】本ペット用糞採集器は、リング状の枠２に取手部３を取り付け、このリング状の枠と取手部３の結合部に汚物採集用袋５を止めるクリップ４を設けたことを特徴とするものである。また、前記リング状の枠２の先端部２ａが尖鋭な形状を有している。リング状の枠２、取手部３、クリップ４の材質は木製、樹脂製、あるいは金属製でもよい。さらに、前記取手部に、砂排出口７を有する砂収納部６を設けてもよい。
【選択図】図２

Description

本考案は、犬などのペットの糞採集器に関する。

ペットの散歩中に糞を持ち帰るのは基本的マナーであり、裏返しにしたビニール袋を用いて手掴みにより回収する、或いはバネ効果のあるアームにより掴みあげて回収するのが一般的な手段であった。このようなバネ効果のあるアームは、例えば以下の文献に記載されている。
実開平４−４５９９３号公報

しかしながら、糞を掴む感触は非常に不愉快であり、バネ効果のあるアームでは掴み上げビニール袋に入れるまでに悪臭が拡散してしまう問題があった。また、ペットの体調により糞がゆるい場合、バネ効果のあるアームでの回収は困難であった。よって本考案では上記の問題点を解決し、ペットの糞を不快感なく容易に収集することを課題とする。

本考案のペット用糞採集器は、リング状の枠に取手部を取り付け、このリング状の枠と取手部の結合部に汚物採集用袋を止めるクリップを設けたことを特徴とするものである。また、前記リング状の枠の先端が尖鋭な形状を有していることを特徴とするものである。さらに、前記取手部に、排出口を有する砂収納部を設けたことを特徴とするものである。

本考案のペット用糞採集器によれば、枠にビニール袋を被せクリップで固定し糞を採集するため、手や器具を汚すことなく、また糞を掴む感触なく採集することができる。

また、糞がゆるい場合は取手部に収納された砂を糞にかけることにより糞の流動性を抑え、従来方式では採集に困難であったゆるい糞も容易に採集することができる。

さらに、掴み上げてからビニール袋に採集する従来方式と比べ、本考案によれば素早く袋に収集することができ悪臭の拡散を減少させることができる。

特に、本考案のペット用糞採集器は、犬の糞の採集用に適しており、犬の散歩時に、飼い主がこれを洒落たポシェットや小さなリュックに入れて持ち運び、適宜使用することで愛犬家のマナー向上に資することができるものである。

以下、本考案の実施形態に係るペット用糞採集器について図面を参照しながら詳述する。

図１の斜視図に示す本考案のペット用糞採集器１は、リング状の枠２と、取手部３が結合しており、この結合部の枠２の面に汚物採集用袋５をクリップ止めするクリップ４が取り付けられている。リング状の枠２の先端部２ａは尖鋭な形状を有している。リング状の枠２、取手部３、クリップ４の材質は木製、樹脂製、あるいは金属製でもよい。

また、図２の斜視図に示すようにペット用糞採集器１は、リング状の枠２に汚物採集用袋５を被せクリップ４で固定した状態で使用する。

地面に落ちた糞１０を拾う際には、図３の使用例に示すように、リング状の枠２の尖鋭な形状を有した先端部２ａを利用しすくい上げる。ここで、汚物採集用袋５をリング状の枠２に巻き付けるようにしてぴったりと被せることで、尖鋭な形状を有した先端部２ａが利用しやすくなり、糞１０をすくい上げ易い。

地面がやわらかいときはリング状の枠２の先端部２ａを利用して糞１０の下の地面を多少削り取るようにしてもよい。すくい上げた糞１０はリング状の枠２の開口部２ｂから汚物採集用袋５内に入るため、ペット用糞採集器１においてクリップ４を有す面の裏面から汚物採集用袋５を裏返しクリップ４から外すことにより糞１０を採集することができる。

また、犬等のペットが用便中の場合は図４の使用例に示すようにリング状の枠２を糞の下に近づける。糞が開口部２ｂから汚物採集用袋５内に入ったら、上述の方法と同様に糞を収集する。

また、図５の斜視図に示すように、リング状の枠２に円筒状の取手部３ａを取り付け、この取手部３ａの内部に砂収納部６を設けるとよい。図６の斜視図に示すように、砂収納部を有する取手部３aの端部には複数の砂排出口７を有する内蓋が設けられ、この内蓋には開閉可能な外蓋８が取り付けられている。そして、地面に落ちた糞がゆるい場合には、砂収納部６の外蓋８をはずし、砂排出口７から砂を排出して、糞に振りかけることにより、糞の流動性を抑え、リング状の枠２ですくい上げ易くすることができる。

なお、外蓋を内蓋に回転自在に嵌合させ、外蓋にも、内蓋７に設けられた砂排出口７に対応させて複数の砂排出口を設け、外蓋を回転することで、砂排出口７を開閉するようにしてもよい。

本考案の実施形態に係るペット用糞採集器を示す斜視図である。本考案の実施形態に係るペット用糞採集器に汚物採集用袋を取り付けた状態を示す斜視図である。本考案の実施形態に係るペット用糞採集器の使用例を示す図である。本考案の実施形態に係るペット用糞採集器のペットの用便中の使用例を示す図である。本考案の実施形態に係る砂収納部を有したペット用糞採集器を示す斜視図である。本考案の実施形態に係るペット用糞採集器の砂収納部を示す斜視図である。

符号の説明

１ペット用糞採集器２リング状の枠
２ａ先端部３取手部
３ａ砂収納部を有する取手部４クリップ
５汚物採集用の袋６砂収納部
７砂排出口８蓋

Claims

リング状の枠に取手部を取り付け、このリング状の枠と取手部の結合部に汚物採集用袋を止めるクリップを設けたことを特徴とするペット用糞採集器。
前記リング状の枠の先端部が尖鋭な形状を有していることを特徴とする請求項１に記載のペット用糞採集器。
前記取手部の内部に、排出口を有する砂収納部を設けたことを特徴とする請求項１に記載のペット用糞採集器。