JP3148033U - ペット用糞取り器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、路上に排出されたペットの糞を簡単かつ確実に取ることができるペット用糞取り器具の提供を課題とする。【解決手段】 人の手に把持される本体部1と、本体部1の先端部に設けられた糞取り部2と、該糞取り部2を覆う状態で取り付けられる袋体部3とを備える。糞取り部3は、本体部の操作により左右に対向状態に開閉する一対の糞取り部片21,22からなり、左右の一方側の糞取り部片21は開口部が形成されるとともに、左右の他方側の糞取り部片22は外径が一方側の糞取り部片21の開口部の内径よりも小さく形成されている。一方側の糞取り部片21の開口部の内部に他方側の糞取り部片22が入り込みながら閉じることにより、ペットの糞Fは袋体部3に巻き込まれるようにして本器具内に取り込まれる。【選択図】 図1

Description

犬や猫などのペットによって路上に排出された糞を取るためのペット用糞取り器具に関するものである。
近年、犬や猫などのペットブームも相俟って、様々な構造のペット用糞取り器具が提案されている。
このペット用糞取り器具は、大きく2つに分けて、ペットの糞をする行動を察知してペットの尻部下において袋状のもので糞を受けるものと、路上に排出された糞を小さいバケット状の容器で開閉しながら拾い取るものがある。
前者のペット用糞取り器ではペットの糞をする行動を察知しなけれならず、糞を取り損ねる場合も多かったため、実際には後者のペット用糞取り器が実用的に使用される場合が多かった。
しかしながら、従来の拾い取るタイプのペット用糞取り器具は、糞を取るバケット状の容器により、全体として大きくなるという問題があった。また、ペットは平面地に糞を排出するとは限らず、むしろ電柱の根元やブロック塀際に排出することが多く、バケットが電柱やブロック塀に当たって糞を取りにくいという問題があった。さらに糞を取るときにバケットの先端部が糞や糞があった地面に接触して汚れるため、糞を持ち帰るときに衣服などに当たるなどして衛生的でないという問題もあった。
本考案は、上述の問題に鑑みてなされたものであって、路上に排出されたペットの糞を簡単かつ確実に取ることができるペット用糞取り器の提供を課題とする。
本考案は、上記課題を解決するために、犬や猫などのペットによって路上に排出された糞を取るためのペット用糞取り器具であって、人の手に把持される本体部と、該本体部の先端部に設けられた糞取り部と、該糞取り部を覆う状態で取り付けられる袋体部とを備え、該糞取り部は、本体部の操作により左右に対向状態に開閉する一対の糞取り部片からなり、左右の一方側の糞取り部片は開口部が形成されるとともに、左右の他方側の糞取り部片は外径が一方側の糞取り部片の開口部の内径よりも小さく形成され、一方側の糞取り部片の開口部の内部に他方側の糞取り部片が入り込みながら閉じることを特徴とする。これによれば一方側の糞取り部片の開口部の内部に他方側の糞取り部片が入り込みながら閉じることにより、ペットの糞は袋体部に巻き込まれるようにして本器具内に取り込まれるため、ペットの糞を簡単かつ確実に拾い取ることができる。
また、前記本体部は、左右の一方側の本体部片と他方側の本体部片からなり、基端部が互いに回動自在に連結されたトング状に形成され、該一方側の本体部片の先端部に前記一方側の糞取り部片が設けられ、かつ該他方側の本体部片の先端部に前記他方側の糞取り部片が設けられてもよい。これによれば糞取り部を開閉する構造を容易に実現することができ、製造コストを抑えることもできる。
また、前記本体部は、側面に前記袋体部の先端部を掛けるための引掛部が設けられているのが好ましい。これによれば袋体部を本器具に確実に取り付けることができ便利である。
また、前記糞取り部は、金属製又は合成樹脂製の環輪状に形成されているのが好ましい。これによれば一方側の糞取り部片が他方側の糞取り部片に入り込む構造を容易に実現することができるとともに、構成簡易にして本器具全体をコンパクトにすることができる。
本考案によれば、ペットの糞は袋体部に巻き込まれるようにして本器具内に収容されるため、ペットの糞を簡単かつ確実に拾い取ることができる。
また、糞取り部としてバケット状の容器は不要であるため、電柱の根元やブロック塀際に排出された糞も簡単かつ確実に拾いとることができる。
また、袋体部の底面部分が糞や糞のあった地面に接触するが、本器具が閉じたときには該袋体部の底面部分は糞とともに内部に巻き込まれるため、糞を取ったあとも衛生的な状態を維持することができる。
また、本体部を操作して糞取り部を開けば、拾い取った糞がそのまま落下するため、自宅や公園などのトイレにおいて糞を容易に流すことができるとともに、そのまま汚れた袋体部を洗うこともできる。
また、全体の大きさをコンパクトにすることができるとともに、構成簡易にして製造コストを低減することができる。
次に本考案の一実施形態に係るペット用糞取り器具(以下、本器具という)について図面を参照しつつ説明する。
本器具は、図1に示すように、人の手に把持される本体部1と、該本体部1の先端部に設けられた糞取り部2と、該糞取り部2を覆う状態で取り付けられる袋体部3とを備えてなる。
前記本体部1は、左右一対の右側本体部片11と左側本体部片12からなり、基端部が互いに回動自在に連結されたトング状に形成されている。また、本体部1の基端部の回動部分1aには図示略のバネ部材が設けられており、本体部1が開く方向に付勢するようになっている。
このため本体部1を単に把持した場合には本体部1は大きく開いた状態となり、右側本体部片11と左側本体部片12を同時に握るようにバネ部材の付勢力に抗して力を加えれば本体部1が閉じた状態となる。
また、本体部1の基端部には矩形リング状の止め具13が設けられており、本体部1が閉じたときに該止め具13を先端部方向にスライドさせれば、左側本体部片12と右側本体部片11を挟み込むようにして閉じた状態を維持することができる。
さらに本体部1の側面部には引掛具14が設けられている。この引掛具14は、右側本体部片11および左側本体部片12の側面に沿って上方に先端部を向けるようにして形成されている。このため袋体部3の上端部31を本体部1の両サイドに引っ掛けることができるようになる。
前記糞取り部2は、本体部1の操作により左右に対向状態に開閉する一対の右側糞取り部片21と左側糞取り部片22からなる。
本実施形態では、本体部1が上述のように右側本体部片11と左側本体部片12からなるトング状に形成されているため、右側本体部片11の先端部に右側糞取り部片21が設けられるとともに、左側本体部片12の先端部に左側糞取り部片22が設けられている。このため本体部1の右側本体部片11と左側本体部片12が左右に開閉すると、それに従って糞取り部2の右側糞取り部片21および左側糞取り部片22も左右に開閉する。
これら右側糞取り部片21および左側糞取り部片22は、いずれも側面から見て略矩形状の環輪状に形成されるとともに、左側糞取り部片22の外径は右側糞取り部片21の内径よりも小さく形成されている。
このため本体部1の操作により糞取り部2が閉じる場合、右側糞取り部2の開口部の内部に左側糞取り部2が入り込みながら閉じ、それに伴って右側糞取り部2と左側糞取り部2の間に存在する袋体部3の底面部32が糞取り部2内に巻き込まれる状態になる。
次に具体的に本器具の使用方法について図2を参照しつつ説明する。
まず、ペットが路上に糞Fを排出したときに、図2(a)に示すように、本器具を垂直状態に保ちながら、本器具における袋体部3の底面部32を糞Fに上方から覆い被せるようにして配置する。
そして、図2(b)に示すように、本器具を握るようにして操作すると、右側本体部片11と左側本体部片12が近接する方向に閉じことにより、右側糞取り部片21と左側糞取り部片22が閉じ、それに伴って袋体部3の先端部分が糞Fを取り囲むようにして一時的に拾い取る。
そして、図2(c)に示すように、さらに本器具を握るようにして操作すると、さらに右側本体部片11と左側本体部片12が近接する方向に閉じことにより、右側糞取り部2の開口部の内部に左側糞取り部2が入り込みながら閉じ、それに伴って袋体部3の底面部32が糞取り部2内に巻き込まれ、糞Fも完全に袋体部3の底面部32の内部に取り込まれた状態となり、糞Fを簡単かつ確実に拾いとることができる。
そして、図4に示すように、本体部1の基端部にある止め具13を先端部方向にスライドさせれば、左側本体部片12と右側本体部片11を挟み込むようにして閉じた状態を維持することができ、そのまま衛生的な状態に持ち運ぶことができる。
あとは、本体部1を操作して糞取り部2を開けば、拾い取った糞Fがそのまま落下するため、自宅や公園などのトイレにおいて糞を容易に流すことができるとともに、そのまま汚れた袋体部3を洗うこともできる。
あるいは、本器具の先端部を上方に向けて閉じた状態のまま、袋体部3の上端部31を引掛部14から取り外して、袋体部3の表裏をそのまま裏返したあと、本体部1を操作して糞取り部2を開けば、袋体部3を内部に糞Fが入った状態で取り外すことができ、そのまま糞Fの入った袋体部3を捨てることができる。
なお、本実施形態では、本体部1を左右一対の本体部片11、12からなるトング状の構造としたが、糞取り部2を左右に開閉できるものであれば、その他の構造であってもよい。
また、糞取り部2は環輪状に形成したが、一方側の糞取り部片の開口部内部に他方側の糞取り部の内部に入り込むものであればその他の形状に形成してもよい。
本器具の斜視図である。 本器具の使用方法を示す遷移図である。 糞を拾い取ったあとの状態を示す拡大断面図である。 糞を拾い取ったあとの本器具の斜視図である。
符号の説明
1・・・本体部
11・・・右側本体部片
12・・・左側本体部片
13・・・止め具
14・・・引掛具
2・・・糞取り部
21・・・右側糞取り部片
22・・・左側糞取り部片
3・・・袋体部
31・・・上端部
32・・・底面部

Claims (4)

  1. 犬や猫などのペットによって路上に排出された糞を取るためのペット用糞取り器具であって、
    人の手に把持される本体部と、該本体部の先端部に設けられた糞取り部と、該糞取り部を覆う状態で取り付けられる袋体部とを備え、
    該糞取り部は、本体部の操作により左右に対向状態に開閉する一対の糞取り部片からなり、左右の一方側の糞取り部片は開口部が形成されるとともに、左右の他方側の糞取り部片は外径が一方側の糞取り部片の開口部の内径よりも小さく形成され、一方側の糞取り部片の開口部の内部に他方側の糞取り部片が入り込みながら閉じることを特徴とするペット用糞取り器具。
  2. 前記本体部は、左右の一方側の本体部片と他方側の本体部片からなり、基端部が互いに回動自在に連結されたトング状に形成され、該一方側の本体部片の先端部に前記一方側の糞取り部片が設けられ、かつ該他方側の本体部片の先端部に前記他方側の糞取り部片が設けられている請求項1に記載のペット用糞取り器具。
  3. 前記本体部は、側面に前記袋体部の先端部を掛けるための引掛部が設けられている請求項1または請求項2に記載のペット用糞取り器具。
  4. 前記糞取り部は、金属製又は合成樹脂製の環輪状に形成されている請求項1から請求項3のいずれかに記載のペット用糞取り器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4768872B1 (ja) * 2010-09-12 2011-09-07 等 川上 汚物回収具

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