JP3105300U - 折り畳みマットレスおよびこれを使用する折り畳みベッド - Google Patents
折り畳みマットレスおよびこれを使用する折り畳みベッド Download PDFInfo
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Abstract
【課題】長期に亘る使用によるマットレス形状の変形や使い心地の悪化を大幅に改善する折り畳みマットレスと、上記折り畳みマットレスの使用に適する通気性に優れた折り畳みベッドを提供する。
【解決手段】上半身側マットレス10aと下半身側マットレス10bを、当該各マットレスの隣接する対向端部12、12より内方の一側面側で、シート状の連結体13を介して互いに連結した。一対のベッド枠体4、4間の離間対向する枠隅部の側面を、それぞれ基台7に回動自在に軸支し、ベッド本体5の四隅に位置する各ベッド枠体4、4の枠隅部に回動自在に垂設した支持脚8と基台7を平行リンク9を介してそれぞれ連結した。
【選択図】図3
【解決手段】上半身側マットレス10aと下半身側マットレス10bを、当該各マットレスの隣接する対向端部12、12より内方の一側面側で、シート状の連結体13を介して互いに連結した。一対のベッド枠体4、4間の離間対向する枠隅部の側面を、それぞれ基台7に回動自在に軸支し、ベッド本体5の四隅に位置する各ベッド枠体4、4の枠隅部に回動自在に垂設した支持脚8と基台7を平行リンク9を介してそれぞれ連結した。
【選択図】図3
Description
本考案は折り畳みマットレスとこれを使用する折り畳みベッドに係り、詳しくは、ベッドから下ろすことなくマットレスを無理なく折り畳むことができ、かつ優れた通気性を確保できる折り畳みベッドに関するものである。
一般に、折り畳みベッドは、上半身側と下半身側のベッド枠体を水平状に並設して形成したベッド本体を、中央位置で水平姿勢から垂直姿勢に起立させることにより折り畳まれるが、この時、ベッド本体上に載置されたマットレスも一緒に逆U字状に折り畳まれ、ベッドの非使用時は、上記の折り畳み状態で適当な場所に保管するようになっている。
そして、図7に示すように、上記構成の折り畳みベッドに使用されるマットレスMは、上半身側マットレスaと下半身側マットレスbを、当該各マットレスa、bの隣接する対向端面の一縁側を互いに連結した接続部位cで折り畳むように構成されているため、折り畳みベッドの使用状態で、使用者がベッド上で寝返りを打ったり、身体の移動を行うと、同図(c)に矢印に向く力が作用して、各マットレスa、bの連結していない対向端面の他縁側が引っ張られ、当該端面部位のマットレス形状が変形してしまい、長期に亘る使用で変形状態が固定化されてマットレスの使い心地が悪くなると共に、ベッド本体の中央に位置するパイプフレームdを中心にベッドを折り畳んだ際や、マットレスを物干しに干すような場合にも、同様に矢印に向く自重力が作用して、各マットレスa、bの連結していない対向端面の他縁側が引っ張られてマットレス形状の変形を誘発してしまう、という改善の余地を残すものであった。
一方、折り畳みマットレスの構成として、以下のものが提案されている。
特開2001−197964このものは、マットレスの厚さ方向両側への折り畳みを可能とした折り畳みマットレスの提案であって、マットレスの表裏面双方に関して折り畳みを可能とするものの、マットレスの隣接する対向端部の一縁側と他縁側を相互に連結して接続部位としているため、依然として、長期に亘る使用によるマットレス形状の変形、使い心地の悪化を改善するには至らないものであった。
本考案は叙上の如き実状に鑑み、全く新しい構想に基づいて創案されたものであって、その意図するところは、従来の折り畳みマットレスの構成では不可避であった長期に亘る使用によるマットレス形状の変形や使い心地の悪化を大幅に改善する折り畳みマットレスを提供すると共に、上記折り畳みマットレスの使用に適する通気性に優れた折り畳みベッドを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本考案が採用した第1の技術手段は、上半身側マットレスと下半身側マットレスを、当該各マットレスの隣接する対向端部より内方の一側面側で、シート状の連結体を介して互いに連結したことを特徴とするものである。
本考案が採用した第2の技術手段は、内面域にスノコ状の載置面を形成した一対のベッド枠体を水平状に並設してベッド本体を形成し、かつ当該各ベッド枠体間の離間対向する枠隅部の側面を、それぞれ把持部を形成した基台に回動自在に軸支すると共に、上記ベッド本体の四隅に位置する各ベッド枠体の枠隅部に支持脚を回動自在に垂設し、前記基台を挟む前後の支持脚と、当該基台とを各別に平行リンクを介してそれぞれ連結したことを特徴とするものである。
したがって、本考案によれば、折り畳みマットレスを構成する上半身側マットレスと下半身側マットレスは、当該各マットレスを水平状に並設した際と、折り畳み状態において、隣接する対向端部が自由端としてそれぞれ保持されているので、接続部位での引っ張りによるマットレス端部の形状変形を未然に防止することができ、ベッド本体の折り畳み構造の違いや、折り幅の大小に左右されることなく、多種多様な折り畳みベッド構造に対し、同一の折り畳みマットレスを柔軟に対応させて当該折り畳みマットレスをベッド上に載置したままで折り畳み可能とすることができると共に、スノコ状の載置面を形成したベッド枠体の採用により、通気性に優れた寝心地を使用者に提供することができ、折り畳みベッドとしての快適性と利便性を容易に得ることが可能となる。
本考案の構成を、図面に示した一実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1および図2において、1は床面2上に載置された木製の折り畳みベッドであって、該折り畳みベッド1は、内面域にスノコ状の載置面3、3を形成した一対のベッド枠体4、4を水平状に並設してベッド本体5を形成し、かつ当該各ベッド枠体4、4間の離間対向する枠隅部の側面を、把持部6、6をそれぞれ形成した基台7、7に回動自在に軸支して構成されると共に、上記ベッド本体5の四隅に位置する各ベッド枠体4、4の枠隅部には、木製平板で形成された支持脚8、8…が回動自在にそれぞれ垂設され、かつ上記基台7、7を挟む前後の支持脚8、8は、当該基台7との間で各別に平行リンク9、9を介してそれぞれ連結されて折り畳みベッド1が構成されている。
また、図3(a)に示すように、上記ベッド本体5の上面、すなわち水平状に並設された各ベッド枠体4、4の載置面3、3には折り畳みマットレス10が載置されており、更にその上面にカバー体11を上掛けすることにより使用者Aがベッドとして使用し、また非使用時には、同図(b)に示すように、基台7の把持部6を把持して上方に持ち上げ操作することにより、折り畳みベッド1は当該基台7、7の位置で折り畳まれながら、平行リンク9、9を介して回動する支持脚8、8…が支持姿勢を保持したまま、折り畳まれたベッド本体5を起立状態で支持する構成となっている。
一方、前記折り畳みマットレス10は、図4および図5に示すように、上半身側マットレス10aと下半身側マットレス10bとからなり、当該各マットレス10a、10bを、水平状態で隣接する対向端部12、12より内方の一側面側(実施の形態では裏面側)において、シート状の幅広布で形成された連結体13を介して縫合位置14で連結することにより折り畳みマットレス10が構成されている。
本考案は叙上の如く構成されているから、折り畳みベッド1の使用に際しては、各ベッド枠体4、4に形成したスノコ状の載置面3、3に折り畳みマットレス10を載置するので、通気性に優れた寝心地を使用者Aに提供することができ、折り畳みベッドとしての快適性と利便性を容易に得ることが可能となる。
また、ベッド本体5上に折り畳みマットレス10を載置したままの状態で折り畳むと、図5(b)および図6(a)に示すように、基台7、7に軸支した各ベッド枠体4、4の基端側間の折り幅で連結体13を介して、折り畳みマットレス10が上半身側マットレス10aと下半身側マットレス10bに分けられて折り畳まれることになる。
この時、折り畳み状態における上記各マットレス10a、10bの自重は連結体13の縫合位置14に掛かるため、当該各マットレス10a、10bは、その対向端部12、12が同図に示すように自由端となり、従来のように、接続部位での引っ張りにより発生していたマットレス端部の形状変形が未然に防止され、ベッド枠体4、4の折り畳み動作に追従して、折り畳みマットレス10も無理な外力を要することなく円滑に折り畳まれる。
また、折り畳みベッドの構造上の違いで、ベッド本体の中央に位置するパイプフレームを中心にベッドを折り畳む場合、あるいは、マットレスを物干しパイプに干すような場合にも、図6(b)に示すように、パイプPに連結体13が係止された状態で折り畳まれるので、前述と同じく、各マットレス10a、10bの自重は連結体13の縫合位置14に掛かり、当該各マットレス10a、10bの対向端部12、12には自重力が作用せずに、折り畳みマットレス10の形状変形を防止することができる。
本考案の折り畳みマットレスの構成は、折り畳みベッドに限らず和式の寝装具に使用するマットレスにも利用可能である。
1 折り畳みベッド
3 載置面
4 ベッド枠体
6 把持部
7 基台
8 支持脚
9 平行リンク
10 折り畳みマットレス
10a 上半身側マットレス
10b 下半身側マットレス
12 対向端部
13 連結体
3 載置面
4 ベッド枠体
6 把持部
7 基台
8 支持脚
9 平行リンク
10 折り畳みマットレス
10a 上半身側マットレス
10b 下半身側マットレス
12 対向端部
13 連結体
Claims (2)
- 上半身側マットレスと下半身側マットレスを、当該各マットレスの隣接する対向端部より内方の一側面側で、シート状の連結体を介して互いに連結したことを特徴とする折り畳みマットレス。
- 内面域にスノコ状の載置面を形成した一対のベッド枠体を水平状に並設してベッド本体を形成し、かつ当該各ベッド枠体間の離間対向する枠隅部の側面を、それぞれ把持部を形成した基台に回動自在に軸支すると共に、上記ベッド本体の四隅に位置する各ベッド枠体の枠隅部に支持脚を回動自在に垂設し、前記基台を挟む前後の支持脚と、当該基台とを各別に平行リンクを介してそれぞれ連結したことを特徴とする折り畳みベッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004002756U JP3105300U (ja) | 2004-05-18 | 2004-05-18 | 折り畳みマットレスおよびこれを使用する折り畳みベッド |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004002756U JP3105300U (ja) | 2004-05-18 | 2004-05-18 | 折り畳みマットレスおよびこれを使用する折り畳みベッド |
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JP (1) | JP3105300U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021186495A (ja) * | 2020-06-04 | 2021-12-13 | 株式会社 中居木工 | 折り畳み式ベッド |
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2004
- 2004-05-18 JP JP2004002756U patent/JP3105300U/ja not_active Expired - Fee Related
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