JP2001197963A - 折り畳みベッド - Google Patents

折り畳みベッド

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JP2001197963A
JP2001197963A JP2000008739A JP2000008739A JP2001197963A JP 2001197963 A JP2001197963 A JP 2001197963A JP 2000008739 A JP2000008739 A JP 2000008739A JP 2000008739 A JP2000008739 A JP 2000008739A JP 2001197963 A JP2001197963 A JP 2001197963A
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JP
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body side
lower body
upper body
movable frame
mattress
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JP2000008739A
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English (en)
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Nobuo Usami
暢男 宇佐見
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NIPPON BED SEIZO KK
Original Assignee
NIPPON BED SEIZO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り畳み作業が容易で、収納スペースを小さ
くでき、使い勝手の良い折り畳みベッドを提供する。 【解決手段】 フレーム基台1の両端に上半身側及び下
半身側可動フレーム2,3が回動自在に設けられ、フレ
ーム基台1の中間位置から両可動フレーム2,3にかけ
て、それぞれ上半身側及び下半身側マットレス4,5が
敷設される。可動フレーム2,3を水平に開いた状態で
は、両マットレス4,5の間の境界Aが、人体の臀部よ
り下半身側に位置している。各可動フレーム2,3を水
平に支持する支持脚6,7とフレーム基台1との間に
は、それぞれコネクティングロッド61,71が連結さ
れ、可動フレーム2,3を起こして折り畳むと、コネク
ティングロッド61,71を介して支持脚6,7も可動
フレーム2,3の背面側へ折り畳まれ、コネクティング
ロッド61,71と支持脚6,7の関節によるデッドロ
ック作用によって、折り畳み状態が保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳み可能なベ
ッドに関する。
【0002】
【従来の技術】ホテルや別荘等の宿泊施設において、地
区のイベント開催等による一時的な宿泊者の増加に対応
するためのベッドとして、従来、例えば図6に示される
ような、エキストラベッドと呼ばれる折り畳みベッドが
使用されている。すなわちこの折り畳みベッド100
は、上半身側及び下半身側可動フレーム101,102
がそれぞれ連結軸101a,102aを介して水平姿勢
から垂直姿勢へ折り畳むことができるようになってお
り、その上に敷設されたマットレス103もこれと一緒
にコ字形に折り畳まれる。したがって非使用時は、実線
で示されるように折り畳んで掛け金具104で結束した
状態で適当な場所に保管しておき、臨時に宿泊者が増加
した時には、一点鎖線で示されるように水平に開いて使
用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
折り畳みベッド100は、マットレス103が一枚物で
あるため、可動フレーム101,102を水平状態から
垂直状態へ起こして折り畳む際に、マットレス103の
曲げ弾性に抗するための大きな労力を必要とし、しか
も、少なくとも2名で可動フレーム101,102を同
時に起立動作させて折り畳み作業をしなければならなか
った。また、このような折り畳みベッドが臨時に必要と
なるのは、当然ながら、来客数が多い場合であるため、
人手が不足しやすい。したがって、折り畳みやセッティ
ング作業の省力化が望まれていた。
【0004】また、折り畳み部分でのマットレス103
の過大な負荷を防止するためには、連結軸101a,1
02a間の距離をある程度大きくする必要があり、この
ため折り畳んだ状態でも水平方向における収納スペース
Sが比較的大きいといった問題があった。
【0005】本発明は上記のような問題に鑑みてなされ
たもので、その技術的課題とするところは、折り畳み作
業が容易で、収納スペースを小さくでき、しかも使い勝
手の良い折り畳みベッドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題を有
効に解決するための手段として、本発明に係る折り畳み
ベッドは、フレーム基台及びこのフレーム基台にそれぞ
れ一端が回動可能に結合された上半身側及び下半身側可
動フレームと、前記フレーム基台の中間位置から前記上
半身側可動フレームに敷設された上半身側マットレス及
び前記フレーム基台の中間位置から前記下半身側可動フ
レームに敷設された下半身側マットレスと、一端が前記
各可動フレームの背面側の突出位置に回動可能に結合さ
れてこれら各可動フレームを水平に支持可能な支持脚
と、一端がそれぞれ前記支持脚の折り畳み方向の突出位
置に回動可能に結合されると共に他端がフレーム基台に
回動可能に結合されたコネクティングロッドとを備え、
前記フレーム基台への前記両可動フレームの結合端部間
が前記両マットレスの厚さの和以上の距離で互いに離間
しているものである。この構成によれば、前記各可動フ
レームを水平に開く過程で前記支持脚がコネクティング
ロッドとの協働によって所定の支持角度に開き、可動フ
レームを垂直に起こした状態では、前記支持脚とコネク
ティングロッドの結合部(関節部)がデッドポイントに
位置することによる制動機構を構成するので、垂直に起
立した状態が維持される。
【0007】上記構成において一層好ましくは、上半身
側可動フレーム及びマットレスは、下半身側可動フレー
ム及びマットレスよりも長く、互いに水平状態にある時
に、前記両マットレス間の境界が人体の臀部より下半身
側に位置する。このようにすれば、前記境界による段差
が使用者の臀部等に当たらず、寝心地を良くすることが
できる。
【0008】また、上記構成において一層好ましい他の
例としては、上半身側可動フレームの揺動端部に、上半
身側マットレスが通過可能な空間を隔ててヘッドボード
が取り付けられる。前記空間は、前記上半身側可動フレ
ームの回転中心と、これに伴う前記上半身側マットレス
の回転中心の相違による前記可動フレームとマットレス
の相対変位を許容するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る折り畳みベッ
ドの好ましい一実施形態を示すもので、図中の符号1は
フレーム基台、2は上半身側可動フレーム、3は下半身
側可動フレーム、4は上半身側マットレス、5は下半身
側マットレス、6は前記上半身側可動フレーム2を支持
する上半身側支持脚、7は下半身側可動フレーム3を支
持する下半身側支持脚、8は前記上半身側可動フレーム
2の頭側となる端部に設けられたヘッドボードである。
フレーム基台1の下端には、左右各二個の自在キャスタ
11が設けられている。
【0010】上半身側可動フレーム2は、一端がフレー
ム基台1の上部における上半身側の端部に連結軸21を
介して回動自在に結合されている。また、上半身側支持
脚6は、前記上半身側可動フレーム2の背面側に突設し
たブラケット22に、連結軸23を介して揺動可能に設
けられている。
【0011】下半身側可動フレーム3は、後述するよう
に、上半身側可動フレーム2よりも短いものであり、そ
の一端がフレーム基台1の上部における下半身側の端部
に連結軸31を介して回動自在に結合されている。ま
た、下半身側支持脚7は、前記下半身側可動フレーム3
の背面側に突設したブラケット32に、連結軸33を介
して揺動可能に設けられている。
【0012】連結軸21,31によるフレーム基台1と
上半身側可動フレーム2及び下半身側可動フレーム3と
の結合部間は、上半身側マットレス4と下半身側マット
レス5の厚さの和より僅かに大きな距離で、互いに離間
している。
【0013】上半身側マットレス4と下半身側マットレ
ス5は、互いに完全に分離されるか、あるいは対向端部
同士が上面側で互いに連続したものである。上半身側マ
ットレス4は下半身側マットレス5よりも長く、これに
対応して、上半身側可動フレーム2も下半身側可動フレ
ーム3よりも長く、互いに水平に開いた状態にある時に
は、図2に示されるように、前記両マットレス4,5間
の境界Aが人体の臀部Bより下半身側に位置するように
なっている。
【0014】また、上半身側マットレス4は、フレーム
基台1の中間位置から上半身側可動フレーム2にかけて
敷設され、下半身側マットレス5は、前記フレーム基台
1の中間位置から前記下半身側可動フレーム3にかけて
敷設されるため、上半身側及び下半身側マットレス4,
5は、それぞれ上半身側及び下半身側可動フレーム2,
3よりも、フレーム基台1の長さの約1/2だけ長いも
のとなっている。具体例としては、例えば上半身側マッ
トレス4の長さL4は1120mm程度、下半身側マッ
トレス5の長さL5は830mm程度である。
【0015】上半身側支持脚6とフレーム基台1との間
には、上半身側コネクティングロッド61が連結されて
いる。詳しくは、この上半身側コネクティングロッド6
1は、一端が上半身側支持脚6の長手方向中間部にその
折り畳み揺動方向の側面部に突設した突起部6aに連結
軸を介して回動自在に連結され、また他端がフレーム基
台1における上半身側可動フレーム2との結合部の下方
位置に、連結軸63を介して回動自在に連結されてい
る。
【0016】下半身側支持脚7とフレーム基台1との間
には、下半身側コネクティングロッド71が連結されて
いる。詳しくは、この下半身側コネクティングロッド7
1は、一端が下半身側支持脚7の長手方向中間部にその
折り畳み揺動方向の側面部に突設した突起部7aに連結
軸72を介して回動自在に連結され、また他端がフレー
ム基台1における上半身側可動フレーム2との結合部の
下方位置に、連結軸73を介して回動自在に連結されて
いる。
【0017】上半身側及び下半身側可動フレーム2,3
を略水平に倒した状態では、第一及び下半身側コネクテ
ィングロッド61,71によって、上半身側及び下半身
側支持脚6,7は、その揺動端部が自在キャスタ11,
11の下端とほぼ同じ高さになるように開脚した状態に
保持される。また、図1に二点鎖線で示されるように、
前記可動フレーム2,3を略垂直に起立させた状態で
は、前記支持脚6,7が前記可動フレーム2,3の背面
側に折り畳まれると共に、連結軸62,72による支持
脚6,7と第一及び下半身側コネクティングロッド6
1,71の関節が、連結軸63,73と連結軸23,3
3との間で完全に開いた状態になるように、支持脚6,
7及びコネクティングロッド61,71の長さや、ブラ
ケット22,32及び突起部6a,7a等による前記各
連結軸の取付位置が適切に設定されている。
【0018】ヘッドボード8は、図3の斜視図にも示さ
れるように、幅方向の両端部から延びる左右一対のアー
ム81を有し、このアーム81の基端部がそれぞれ連結
軸82を介して上半身側可動フレーム2の頭側の端部近
傍に回動可能に結合されている。前記アーム81は、略
L字形の屈曲形状に形成されており、その屈曲部より連
結軸82側の基部81aが、上半身側可動フレーム2の
端部に形成されたストッパ24上に略水平に支持される
ことによって、前記ヘッドボード8が、前記上半身側可
動フレーム2に対して適当な傾斜角度で立設された状態
となる。
【0019】また、アーム81の基部81aがストッパ
24上に支持された状態では、ヘッドボード8は、その
下端縁8aが、上半身側マットレス4の上面より低い位
置にあり、上半身側マットレス4のずれ止めをなしてい
る。そしてこの状態から、図1に矢印R1で示されるよ
うに、ヘッドボード8を、連結軸82を中心に所定角度
だけ回転させると、アーム81の基部81aの角変位に
よって、このヘッドボード8が図1に一点鎖線で示され
るように持ち上がるので、その下側を、上半身側マット
レス4が長手方向へ移動可能となる。
【0020】上記ヘッドボード8は、マットレス及び枕
を位置決めするといった本来の機能のほか、当該ベッド
を折り畳む際のハンドルとしても機能し、上述のよう
に、折り畳みの際に上半身側マットレス4の移動を可能
とするものである。また、先に説明したように、マット
レス4,5は、その境界Aが人体の臀部Bより下半身側
に位置するように、上半身側マットレス4を長くしてあ
るが、ヘッドボード8が適当な傾斜状態に立設されるよ
うにしたことによっても、前記マットレス4の所要の長
さをとることができる。
【0021】なお、上述の各連結軸21,31,23,
33,62,72,63,73,82の軸心は、当該折
り畳みベッドの幅方向と平行である。また、下半身側可
動フレーム3の揺動端部には、下半身側マットレス5の
ずれ止めのためのフットボード34が設けられており、
このフットボード34は、図1に矢印R2で示されるよ
うに倒すことができる。
【0022】また、参照符号25,35は、各可動フレ
ーム2,3の互いに反対側の側面に、それぞれ一端が連
結軸26,36を介して回動自在に設けられた掛け金具
である。図5に示されるように、両可動フレーム2,3
を略垂直に起立させて折り畳んだ状態において、上半身
側可動フレーム2に設けられた掛け金具25の掛止端部
25aは、下半身側可動フレーム3の側面に突設した掛
止部37に掛止することができ、下半身側可動フレーム
3の、反対側の側面に設けられた掛け金具35の掛止端
部35aは、上半身側可動フレーム2の側面に突設した
掛止部27に掛止することができ、これによって、両可
動フレーム2,3を、折り畳み状態に拘束することがで
きるようになっている。
【0023】上記構成を備える折り畳みベッドは、図1
に実線で示される水平に開いた使用可能な姿勢から、上
半身側可動フレーム2及び下半身側可動フレーム3を起
立させることによって、二点鎖線で示されるように折り
畳むことができる。
【0024】上半身側可動フレーム2の起立動作に際し
ては、ヘッドボード8を、矢印R1方向へ変位させる。
上半身側可動フレーム2の起立動作の軌跡は、連結軸2
1を中心とするものであるのに対し、上半身側マットレ
ス4の起立動作の軌跡は、連結軸21よりも上側の点P
4で示される位置をほぼ中心としているため、起立動作
の過程では、前記軌跡の相違によって、上半身側マット
レス4は、上半身側可動フレーム2とヘッドボード8と
の間の空間から、外側(上方)へ突出するように相対変
位する。また、この起立動作の過程では、上半身側マッ
トレス4が圧縮変形されるようなことがないため、この
ような変形による抵抗力が発生しない。
【0025】また、上半身側可動フレーム2の起立過程
では、上半身側コネクティングロッド61は、その揺動
端部61aが上半身側支持脚6を介して引き上げられる
ので、連結軸63を中心として起立方向へ揺動する。こ
のとき、前記揺動端部61aにおける連結軸62の軌跡
と、前記上半身側支持脚6の支点である連結軸23の軌
跡が異なるため、これら上半身側コネクティングロッド
61と上半身側支持脚6は、図4に動作過程が概略的に
示されるように、連結軸62を介して互いに関節動作を
行い、これによって前記上半身側支持脚6が上半身側可
動フレーム2の背面へ向けて折り畳まれる。
【0026】下半身側可動フレーム3の起立動作も同様
であり、この場合は、フットボード34を、矢印R2方
向へ倒す。すなわち、下半身側可動フレーム3の起立動
作の軌跡は、連結軸31を中心とするものであるのに対
し、下半身側マットレス5の起立動作の軌跡は、連結軸
31よりも上側の点P5で示される位置をほぼ中心とし
ているため、起立動作の過程では、前記軌跡の相違によ
って、下半身側マットレス5は、下半身側可動フレーム
3の揺動端部から上方へ突出するように相対変位する。
また、この起立動作の過程では、下半身側マットレス5
が圧縮変形されるようなことがないため、このような変
形による抵抗力が発生しない。
【0027】そして、下半身側可動フレーム3の起立過
程では、下半身側コネクティングロッド71は、その揺
動端部71aが下半身側支持脚7を介して引き上げられ
るので、連結軸73を中心として起立方向へ揺動する。
このとき、前記揺動端部71aにおける連結軸72の軌
跡と、前記下半身側支持脚7の支点である連結軸33の
軌跡が異なるため、これら下半身側コネクティングロッ
ド71と下半身側支持脚7は、上半身側コネクティング
ロッド61と上半身側支持脚6の動作と同様、連結軸7
2を介して互いに関節動作を行い、これによって、前記
下半身側支持脚7が、下半身側可動フレーム3の背面へ
向けて折り畳まれる。
【0028】上半身側可動フレーム2と、下半身側マッ
トレス5の長さは互いにほぼ等しいため、上述の折り畳
み状態では、ヘッドボード8によって、前記下半身側マ
ットレス5の上端部を押さえることができる。また、上
半身側マットレス4は、左右の側面を、前記ヘッドボー
ド8の左右一対のアーム81によって支持される。
【0029】上半身側及び下半身側可動フレーム2,3
がほぼ垂直に起立した折り畳み状態では、図4に実線で
示されるように、連結軸62,72による上半身側及び
下半身側支持脚6,7と第一及び下半身側コネクティン
グロッド61,71の関節が、完全に開いた状態で、連
結軸63,73と連結軸23,33との間に並ぶ。そし
て、前記関節の連結軸62,72は、前記支持脚6,7
の内側面に突設された突起部6a,7aに設けられてい
るので、この状態では、連結軸63,73と連結軸2
3,33とを結ぶ直線よりも可動フレーム2,3側へ位
置し、いわゆるデッドロック作用による制動機能を発揮
する。
【0030】すなわち、先に説明したように、連結軸2
1,31を中心とする連結軸23,33の軌跡と、連結
軸63,73を中心とする連結軸62,72の軌跡が相
違するため、図4に実線で示される折り畳み状態から、
可動フレーム2,3にこれを引き倒すような外力F1を
加えると、連結軸63,73と連結軸21,31との距
離が縮まる。すると、連結軸62,72による支持脚
6,7とコネクティングロッド61,71の関節部はデ
ッドポイントに位置しているため、矢印F2で示される
ように、引き倒し方向とは逆向きに変位して、可動フレ
ーム2,3の倒れを有効に阻止し、これによって可動フ
レーム2,3は、垂直に起立した折り畳み状態が保持さ
れる。
【0031】したがって、当該折り畳みベッドの折り畳
み作業においては、上半身側及び下半身側可動フレーム
2,3を同時に起立させる必要はなく、すなわち一方の
可動フレームを起こして、上記関節部のデッドロック作
用により、垂直に起立した状態に保持させてから、他方
の可動フレームを起立させることができる。このため、
例えば女子従業員一人でも容易に折り畳むことができる
ようになり、先に説明した図6のような従来構造の折り
畳みベッドは、折り畳みの際に、マットレス103の弾
性に抗して可動フレーム101,102を同時に起立さ
せ、その起立状態を保持しながら掛け金具104で結束
する必要があるため、少なくとも男子従業員が二人掛か
りで行っていたのに対し、著しく省力化することができ
る。
【0032】上述のようにしてベッドを折り畳んだ後、
所定の保管場所等へ運搬する際には、図5に示されるよ
うに、可動フレーム2の一側面に設けた掛け金具25
と、可動フレーム3の他側面に設けた掛け金具35を、
両可動フレーム2,3間に斜めに架け渡して掛止するこ
とによって、前記折り畳み状態に固定すれば、運搬の際
に前記可動フレーム2,3がぐらつくのを防止できる。
また、この掛け金具25,35の掛止作業の際には、可
動フレーム2,3は、デッドロック機構によって垂直に
起立した折り畳み状態が保持されているので、掛け金具
25,35の掛止作業を容易に行うことができる。
【0033】また、先に説明した図6に示される従来の
折り畳みベッドにおいては、マットレス103が一枚物
であるため、折り畳みの際のマットレス103の過大な
負荷を防止する目的で、可動フレーム101,102の
連結軸101a,102a間の距離をある程度大きくす
る必要があったのに対し、上記実施形態では、起立させ
た上半身側及び下半身側可動フレーム2,3間の距離
が、上半身側及び下半身側マットレス4,5の厚さの和
よりも僅かに大きい程度で良いため、折り畳んだ状態で
の水平方向の収納スペースを従来より小さくすることが
できる。
【0034】次に、上述の折り畳み状態から、上半身側
及び下半身側可動フレーム2,3を倒して水平に開いた
使用可能状態とするには、まず、掛け金具25,35の
掛止を解除してから、図4に矢印F3で示されるよう
に、支持脚6,7を、前記可動フレーム2,3の引き倒
し方向に引く。このようにすれば、連結軸62,72に
よる支持脚6,7とコネクティングロッド61,71の
関節部が、前記矢印F3方向へ屈曲されることによっ
て、デッドロック作用が解除されると共に、前記支持脚
6,7を介して可動フレーム2,3が引き倒し方向へ引
かれる。また、コネクティングロッド61,71の揺動
端部(連結軸62,72)の軌跡と、支持脚6,7の支
点の連結軸23,33の軌跡とが異なるので、支持脚
6,7の開脚動作を伴いながら、可動フレーム2,3が
自然に倒れる。
【0035】このとき、可動フレーム2,3には、従来
のように、折り畳まれたマットレスの弾性による開力が
作用しないので、可動フレーム2,3がいきなり倒れる
ようなことがなく、ソフトランディングが可能である。
【0036】上半身側及び下半身側可動フレーム2,3
を倒して水平に開いた使用状態では、図2に示されるよ
うに、上半身側マットレス4と下半身側マットレス5の
長さL4,L5の長さの相違によって、その境界Aが、
横臥した人体の臀部Bより下半身側に位置するため、前
記臀部Bが両マットレス4,5間の境界Aによる段差に
落ち込むようなことがなく、寝心地が損なわれない。
【0037】また、上述の折り畳み作業及びセッティン
グ作業は、所要箇所にそれぞれ異なる色彩で作業手順の
番号を表示しておき、例えば折り畳みの作業手順は青の
番号で、またセッティングの作業手順は黄の番号で表示
しておくことによって、誰でも容易に作業をすることが
できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上半身側及び下半身側可動フレームを水平に開いた状態
から起立させて折り畳む過程で、上半身側マットレスと
下半身側マットレスの端部同士に曲げや圧縮等の負荷が
掛からず、しかも上半身側可動フレームと下半身側可動
フレームを別々に折り畳むことができるため、少ない労
力で折り畳むことができる。また、折り畳んだ状態での
水平方向のスペースを小さくすることができ、折り畳み
状態を安定的に保持することができ、各可動フレームを
水平に開く過程で脚部が自動的に開くので使い勝手が良
く、しかも、両マットレス間の境界が人体の臀部より下
半身側に位置することによって、前記境界による段差が
使用者の臀部等に当たらないので、寝心地の良い折り畳
みベッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る折り畳みベッドの好ましい一実施
形態の概略構成及びその折り畳み動作を示す説明図であ
る。
【図2】上記実施形態の使用状態を概略的に示す説明図
である。
【図3】上記実施形態の部分的な斜視図である。
【図4】上記実施形態における可動フレームの起伏動作
の過程を概略的に示す説明図である。
【図5】上記実施形態の折り畳み状態を概略的に示す説
明図である。
【図6】従来技術に係る折り畳みベッドの概略構成及び
その折り畳み動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 フレーム基台 2 上半身側可動フレーム 3 下半身側可動フレーム 4 上半身側マットレス 5 下半身側マットレス 6 上半身側支持脚 61 上半身側コネクティングロッド 7 下半身側支持脚 71 下半身側コネクティングロッド 8 ヘッドボード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム基台及びこのフレーム基台にそ
    れぞれ一端が回動可能に結合された上半身側及び下半身
    側可動フレームと、 前記フレーム基台の中間位置から前記上半身側可動フレ
    ームに敷設された上半身側マットレス及び前記フレーム
    基台の中間位置から前記下半身側可動フレームに敷設さ
    れた下半身側マットレスと、 一端が前記各可動フレームの背面側の突出位置に回動可
    能に結合されてこれら各可動フレームを水平に支持可能
    な支持脚と、 一端がそれぞれ前記支持脚の折り畳み方向の突出位置に
    回動可能に結合されると共に他端がフレーム基台に回動
    可能に結合された上半身側及び下半身側コネクティング
    ロッドとを備え、 前記フレーム基台への前記両可動フレームの結合端部間
    が前記両マットレスの厚さの和以上の距離で互いに離間
    していることを特徴とする折り畳みベッド。
  2. 【請求項2】 上半身側可動フレーム及びマットレス
    は、下半身側可動フレーム及びマットレスよりも長く、
    互いに水平状態にある時に、前記両マットレス間の境界
    が人体の臀部より下半身側に位置することを特徴とする
    請求項1に記載の折り畳みベッド。
  3. 【請求項3】 上半身側可動フレームの揺動端部に、上
    半身側マットレスが通過可能な空間を隔ててヘッドボー
    ドが取り付けられたことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の折り畳みベッド。
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