JP3221659U

JP3221659U - 寝具一体型寝具収納家具

Info

Publication number: JP3221659U
Application number: JP2019000277U
Authority: JP
Inventors: 政治山下
Original assignee: 株式会社マイクロセミコンダクターリサーチ
Priority date: 2019-01-11
Filing date: 2019-01-11
Publication date: 2019-06-13
Anticipated expiration: 2029-01-11

Abstract

【課題】寝具一式を簡単に素早く収納し、そのまま部屋のインテリアとして放置でき、就寝時も簡単に素早く寝床を整えることが出来る、寝具と収納具が一体の寝具一体型寝具収納家具を提供する。【解決手段】フローリング又は畳敷きの部屋に、９枚の耐久性に優れた平板２がお互いに蝶番３で接続された寝具収納具１を平面状に開け広げ、その上に寝具を広げて寝床を整える。就寝後の寝具収納は、先ず、平面状に開け広げた状態の寝具収納具１の上で寝具を数枚折りにして位置と形を整え、次に、寝具収納具１の各平板２を内側に折り曲げ、形を直方体に整えたら３側面を係止具６で固定する。寝具を収納し、直方体にした寝具収納具１は部屋にそのまま放置する。就寝の際は、直方体に整えられている寝具収納具１の係止具６を全て外し、寝具収納具１を平面状に開け広げた状態で、その上に、折りたたまれた寝具を広げて寝床を整えれば、そのまま就寝できる。【選択図】図２

Description

本考案は、寝具一体型寝具収納家具に関するものである。

最近の寝具は、羽毛布団に代表されるように、軽量ではあるが厚みが増し全体の容積が大きくなっているので、複数分の寝具を押し入れ等の限られたスペースに収納するのが益々難しくなっている。寝具類で特に嵩張る掛け布団と敷布団の嵩をいかに抑え、しかも簡単に押し入れ等に効率良く収納する方法が求められており、複数折にした布団を矩形シートで包み込み、布団の嵩張りを抑えて収納する布団収納具（例えば、特許文献１参照）等が提案されている。

実用新案登録第３０１１０１５号公報

しかしながら、これらの提案は寝具収納スペースにいかに多くの寝具を効率よく収納するかという観点から考えられており、収納スペースが極端に狭かったり、或は全く無い場合の対応が想定されていない。又、たとえ寝具がコンパクトに丸められたとしてもその出し入れには労力が伴う。
昨今の住宅事情からワンルームで生活する人が増えている。この状況で、部屋にベッドを置いてしまうとそれだけで部屋スペースの大部分が占有されてしまい、圧迫感が生じる。又、床に布団を敷く就寝スタイルにしても、寝具収納スペースが無いので、使用しない時もそのまま部屋に放置するしかなく、雑然とした部屋に映る。
そこで本考案は、就寝スタイルを床に布団を敷く方法とし、寝具と収納具を常に一体として扱うことで、寝具を簡単な方法でコンパクトに収納して、部屋空間を広く確保すると共に部屋全体の光景を整然と見せることで、前記の課題を解決するものである。

前記の課題を解決するために、本考案は、複数折りにした布団とその他の寝具をまとめて収納することが出来る直方体の寝具収納具で、お互いに蝶番で連結された９枚の耐久性に優れた平板で成り、寝具収納具を平面状に開け広げた状態で、その上に複数折りにした布団とその他の寝具を置き、平板を面単位で内側に折り曲げて最後に平板が接触する３側面を係止具で固定して長方体を形成することで収納が完了し、収納具はそのまま部屋に放置する。

この様に、布団とその他の寝具が、素早く簡単に寝具収納具に収納され、直方体の外観からは中に何が収納されているのか分からない。又、就寝時は、係止具を外し、寝具収納具を平面状に開け広げた上に収納してあった寝具を広げれば、そのまま就寝できる。又、寝具とその収納具を常に一体として扱うため、余分なスペースが不要となる。例えば一部屋住宅で、寝具を収納した後、それを部屋の隅に置くことで、部屋を広く使用できる。また、寝具収納具の表面に加工処理を施すことで、寝具収納後は部屋のインテリアとなる。

本考案の寝具収納具は、開け広げた時に床面と平板との間に通気性を保つための一定の隙間確保と、平板の強化と就寝者の体重を均等に支えて安定性を確保する為、９枚の平板の床面側にそれぞれ並行する２本の角材が装着され、就寝時は敷布団と外気、寝具収納後は収納具内部と外気の通気性を確保する為、全ての平板に通気穴が施されている。寝具収納後は、収納具のどの面でも下側にして置くことが可能である。

本考案の寝具一体型寝具収納家具の実施例を示す斜視図である。本考案の寝具一体型寝具収納家具の斜視図である。本考案の寝具一体型寝具収納家具を使用した寝床の斜視図である。本考案の寝具一体型寝具収納家具を使用した収納する寝具の斜視図である。

本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。

図１は、本考案の寝具一体型寝具収納家具の実施例を示す図である。図１に示すように、寝具を収納した寝具収納具１は、直方体で、９枚の平板２は互いに蝶番３で接続され、各平板には並行する２本の角材４の取り付けと通気穴５が施されており、３方の側面は上下２枚の平板２が中央で係止具６により固定されている。直方体である為、どの面でも下側にして置くことが出来る。

図２は、本考案の寝具一体型寝具収納家具を開け広げた状態の斜視図である。図２に示すように、９枚の耐久性に優れた平板２から成り、それぞれの平板２は他の平板２と蝶番３で接続され、床面と平板２との間に一定の隙間確保と、平板２の強化と就寝者の体重を均等に支えて安定性を確保する為、９枚の平板２には床面に位置する側にそれぞれ並行する２本の角材４が取り付けられている。また、就寝時は平板の上に敷く布団と外気、寝具収納後は収納具内部と外気の通気性を確保する為、全ての平板２に通気穴５が施されている。各平板２の大きさは収納する布団のサイズ、収納する寝具の容量により異なる。

図３は、本考案の寝具一体型寝具収納家具を使用した寝床の斜視図である。就寝時は、寝具収納の際、一緒に数枚折にされている敷布団８及び掛け布団９を、平面状に開け広げた寝具収納具１の中央に広げることで簡単に寝床が準備できる。開け広げた状態の寝具収納具１の大きさは、掛け布団のサイズより大きくなっており、寝具収納具全体を覆い隠すことがないので、床と収納具の間の通気性を損なうことはない。

図４は、本考案の寝具一体型寝具収納家具を使用した収納する寝具の斜視図である。就寝後は、敷布団８と掛け布団９を一緒に数枚折りにし、平面状に開け広げた状態の寝具収納具１の一番広い平板上に置き、その上に枕等、一緒に収納する他の寝具７を載せた後、寝具収納具１の各平板２を内側に折り込み、最後に平板２が接触する３側面を係止具６で固定する。収納した後の寝具収納具１は直方体である為、どの面でも下側に出来て、部屋の何処へでも置くことが出来る。図４では、敷布団８と掛け布団９のみを３枚折したものを示しているが、このほかにも毛布或は薄いマットレスを使用する場合も同じ要領で収容可能である。又、敷布団８と掛け布団９を重ねたままで一緒に折りたたまないで、一枚ずつ別々に折りたたみ、積み重ねて収納することもできる。

本考案の寝具収納具は、押し入れ等の布団収納スペースが無い部屋、或は一部屋住宅のような狭い部屋で就寝する場合に、就寝後、寝具をそのまま放置せず、簡単に部屋をきれいに整理することが出来て、部屋空間を広く有効的に活用できる様考案したものである。寝具収納後の形状が直方体となり、外観からは内部に何が入っているかは分からず、部屋のインテリアとなる。就寝の際は、寝具収納具を平面状に開け広げた上に、中に入っていた布団を広げるだけで簡単に寝床が作れる。布団の上げ下げは特に忙しい朝の時間帯に於いては面倒な作業であるが、この寝具収納具を使えば時間もかからず簡単に整理が可能となる。以上から、寝具収納スペースが無い部屋で生活している人からのニーズが高いものと考えられる。

１寝具収納具
２平板
３蝶番
４角材
５通気穴
６係止具
７寝具
８敷布団
９掛け布団

Claims

複数折にした布団、及びその他の寝具と、それを収納する寝具収納具を常に一体として扱い、就寝時は寝具収納具を平面状に開け広げ、その上に収納していた布団を広げれば簡単に寝床が作れ、就寝後は寝具収納具の上に複数折にした布団とその他の寝具を置いたままで寝具収納具を閉じて収納出来る事を特徴とする寝具収納具であって、９枚の耐久性に優れた平板から成り、それぞれの平板は他の平板と蝶番で接続され、収納する布団とその他の寝具を平面状に開け広げた寝具収納具の上に置き、平板を内側に折りたたみ閉じた後、寝具収納具の側面を係止具で固定することで直方体が形成される寝具一体型寝具収納家具。
寝具収納具を開け広げた時に床面と平板との間に一定の隙間確保と、平板の強化と就寝者の体重を均等に支えて安定性を確保する為、９枚の平板の床面側にそれぞれ並行する２本の角材が装着され、就寝時及び寝具収納後、通気性を確保する為、９枚の平板に通気穴が設けられていることを特徴とする請求項１に記載する寝具一体型寝具収納家具。