JP3228017U - カバーおよびこたつ布団 - Google Patents

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美香 上原
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【課題】洗濯や収納が容易であり、こたつ布団のカバーやソファーのカバーとして使用できるカバーおよびこのカバーを使用したこたつ布団を提供する。【解決手段】カバー10は、ベースシート11と、このベースシート11の裏面に取り付けられた複数枚の裏地シート16から構成され、こたつ布団1は、カバー10と、複数の中材20とによって形成される。こたつ布団1は、シート状の中材20を有しない本体部12と、本体部12の周囲に設けられた周辺部15と、を備え、周辺部15が、本体部12の周縁と連結された中材20を有しない表面シートと、表面シートの裏面との間に空間15hが形成されるように表面シートの裏面に取り付けられた中材20を有しない複数枚の裏地シート16と、を有しており、各裏地シート16および/または各裏地シート16の端縁と表面シートの裏面との間に、空間15hと連通する開口15sがそれぞれ形成されている。【選択図】図3

Description

本考案は、カバーおよびこたつ布団に関する。さらに詳しくは、こたつ布団のカバーやソファーなどのカバーとして使用できるカバーおよびこのカバーを使用したこたつ布団に関する。
こたつは、こたつ本体と天板とから構成されており、暖房器具として使用する際には、こたつ本体の上にこたつ布団を掛けて、その上に天板を載せて使用される。近年では、こたつを暖房器具としてだけでなく、テーブルとしても使用するようになっており、テーブルとして使用する際に、こたつ本体と天板とをボルトねじなどで固定できるものも開発されている。
こたつ本体と天板とを固定できるこたつでも、暖房器具として使用する際には、天板をこたつ布団の上に載せて使用するので、こたつ本体と天板とが固定できず、天板が不安定な状態になるという問題があった。
この問題を解決する技術として、天面布団部に切り欠きや孔を設けて、この切欠きや孔にボルトねじを通すことができるようにしたこたつ布団が開発されている(特許文献1、8参照)。このこたつ布団であれば、こたつ本体にこたつ布団を掛けた状態でも、こたつ本体と天板とが固定できるので、天板の移動を防止できる。
特許文献1のこたつ布団では、こたつ布団を掛けた状態でもこたつ本体と天板とが固定できるものの、こたつ布団の天面布団部には他の部分と同等の綿などが収容されている。このため、天板に荷重を掛けたりすれば、天面布団部が凹んで傾くなどの問題が生じる。そこで、天面布団部に入れる綿などを他の部分よりも少なくしたこたつ布団も開発されている(特許文献2、3参照)。特許文献2、3のこたつ布団であれば、天板に荷重を掛けた場合でも天面布団部の凹み等を抑制できるので、天板をある程度安定した状態に維持できる。
ところで、特許文献1〜3のこたつ布団は、いずれもこたつ布団が一体物となっているので、こたつ布団の洗濯を家庭用の洗濯機で洗濯することは難しく、また、こたつ布団を収容する際には非常に嵩張るという問題がある。
そこで、特許文献1〜3のこたつ布団の上記問題を解決できる技術として、収納性を高めて洗濯などが行い易いこたつ布団が開発されている(例えば特許文献4、5参照)。特許文献4、5のこたつ布団は、こたつ布団を複数の部材に分離できるようになっているので、複数の部材に分離して個別に洗濯や収納ができる。
特開2002−34754号公報 特開2017−46990号公報 実開昭63−26009号公報 実開昭56−48871号公報 実開平4−125107号公報 特開2018−143700号公報 特開2002−424 特開平02−134106号公報
しかし、特許文献4、5のこたつ布団は、こたつ布団として使用する際には複数の部材を連結しなければならないので、使用する際に非常に手間がかかる。しかも、こたつ布団として使用している際に部材間の連結が外れる可能性がある。
また、こたつ布団を複数の部材に分離しても、各部材には綿などが収容されているので、各部材を個別に洗濯する場合でも洗濯は行いにくい。分離した各部材について、特許文献6の長座布団のように内部だけを取り出せるようにすれば、各部材の表面の部材の洗濯は行い易くなる。しかし、現状では、分離できない状態のこたつ布団で内部だけを取り出せるようにした例はない。なお、特許文献7には、布体の裏面に袋体を設けて袋体の内部に着脱可能に収容されるクッション体を備えた多目的カバーが開示されているが、この多目的カバーでも、中材は布体内に封入されており、布体から中材を取り出し可能に設ける構成は記載されていない。
本考案は上記事情に鑑み、洗濯や収納が容易であり、こたつ布団のカバーやソファーのカバーとして使用できるカバーおよびこのカバーを使用したこたつ布団を提供することを目的とする。
本考案のカバーは、シート状であって中材を有しない本体部と、該本体部の周囲に設けられた周辺部と、を備え、該周辺部が、前記本体部の周縁と連結された、中材を有しない表面シートと、該表面シートの裏面との間に空間が形成されるように該表面シートの裏面に取り付けられた、中材を有しない複数枚の裏地シートと、を有しており、各裏地シートおよび/または各裏地シート端縁と前記表面シートの裏面との間に、前記空間と連通する開口がそれぞれ形成されていることを特徴とする。
また、本考案のカバーは、シート状であって中材を有しない本体部と、該本体部の周囲に設けられた周辺部と、を備え、該周辺部が、前記本体部の周縁と連結された、中材を有しない表面シートと、該表面シートの裏面との間に空間が形成されるように該表面シートの裏面に取り付けられた、中材を有しない裏地シートと、を有しており、該裏地シートは、前記本体部と対応する位置に孔が形成された一枚のシートで形成されており、該裏地シートおよび/または該裏地シート端縁と前記表面シートの裏面との間に、前記空間と連通する開口がそれぞれ形成されている前記周辺部の複数枚の裏地シートが一枚のシートで形成されていることを特徴とする。
本考案のこたつ布団は、本考案のカバーと、該カバーの周辺部の空間に挿入される中材と、を備えていることを特徴とする。
本考案のカバーを使用すれば、周辺部の空間にクッションなどを入れれば、周辺部の保温性などを高めることができる。また、周辺部の空間にクッションなどを入れなければ、薄いシート状になっているので、ソファー等のカバーとして使用することができる。
本考案のこたつ布団は、カバーの周辺部の空間から中材を取り外せばシート状のカバーとなるので、洗濯が容易であるし、ソファー等のカバーとして使用することができる。
本実施形態のカバー10の概略説明図であって、(A)は平面図であり、(B)は裏面図である。 (A)はこたつ布団1に使用する中材20の概略説明図であり、(B)は本実施形態のカバー10に中材20を入れたこたつ布団1の裏面図である。 (A)は本実施形態のカバー10に中材20を入れたこたつ布団1の裏面の概略斜視図であり、(B)は中材20aを取り出している状態の概略説明図である。 本実施形態のカバー10に中材20を入れたこたつ布団1をこたつ本体Hに掛ける状態の概略断面図である。 本実施形態のカバー10に中材20を入れたこたつ布団1をこたつ本体Hに掛ける状態の概略斜視図である。 本実施形態のカバー10の使用状態の例示である。
本実施形態のカバーは、こたつやソファーに掛けるカバーとして使用できるカバーであり、中材を着脱することによってこたつ布団等として使用できるようになっていることに特徴を有している。
以下では、本実施形態のカバーを使用してこたつ布団を形成した場合を説明する。
<こたつK>
まず、本実施形態のカバー10を使用して形成されたこたつ布団1を説明する前に、こたつ布団1が使用されるこたつKについて説明する。
図4に示すように、こたつKは、こたつ本体Hと、天板Tと、連結部材Bと、を備えている。
こたつ本体Hは、赤外線ヒータ等のヒータユニット(図示せず)が裏面に取り付けられている上フレームPと、その上フレームPの裏面に設けられた脚Lとから構成されている。上フレームPは平面視で略長方形状に形成されており、上フレームPの角部の裏面に4本の脚Lがそれぞれ取り付けられている。なお、上フレームPにはその上下を貫通する貫通孔が設けられている。
天板Tは、こたつ本体Hの上フレームP上に載せられる板状の部材である。この天板Tは、その平面視形状が上フレームPの平面視形状とほぼ相似形に形成されている。なお、天板Tの裏面には、天板Tを上フレームP上に載せたときに上フレームPの貫通孔と対応する位置に雌ねじ孔が形成されている。
そして、こたつ本体Hには、天板Tとこたつ本体Hの上フレームPとを連結する連結部材Bが設けられている。この連結部材Bはボルトねじであり、上フレームPに形成されている貫通孔に上フレームPの裏面から挿通すると、天板Tの雌ねじ孔に螺合できるものである。
以上の構成を有するこたつKは、暖房器具として使用しないときには、連結部材Bによってこたつ本体Hと天板Tとを固定することができ、一般的なテーブルなどとして使用することができる。また、連結部材Bを外してこたつ本体Hと天板Tとを分離し、こたつ本体Hにこたつ布団を掛けてその上に天板Tを載せれば、暖房器具として使用することができる。
なお、こたつ本体Hの上フレームPの平面視形状はとくに限定されず、正方形や円形、その他の多角形状など、種々の形状を採用することができる。
また、脚Lの本数は4本に限られない。床や畳などの上に安定して設置できるのであれば、3本以下でもよいし、5本以上でもよい。
さらに、天板Tは、その平面視形状が必ずしも上フレームPの平面視形状と相似形でなくてもよく、その平面視形状は上フレームPの平面視形状と異なる形状であってもよい。
さらに、こたつ本体Hと天板Tとを固定する連結部材Bは、必ずしもボルトねじでなくてもよい。上フレームPと天板Tとを連結できるものであればよい。
<こたつ布団10>
つぎに、本実施形態のカバー10を使用して形成されたこたつ布団1を説明する。
図2(B)において、符号1は本実施形態のカバー10で形成したこたつ布団を示している。このこたつ布団1は、カバー10と、複数の中材20と、によって形成されている。
<カバー10>
図1に示すように、カバー10は、ベースシート11と、このベースシート11の裏面に取り付けられた複数枚の裏地シート16とから構成されている。
ベースシート11は、一枚のシートから形成された長方形状のシート状部材であり、ポリエステル生地等から形成されている。なお、上述した「一枚のシート」とは、一枚のポリエステル生地等で形成したシートだけでなく、複数枚の生地(同じ生地や異なる生地の場合も含む)を重ねて形成したシートを含む概念である。また、ベースシート11は綿などの中材を有しないものであり、複数枚の生地を重ねて形成した場合でも、生地同士の間には綿などが入っていない。
<本体部12>
図1に示すように、ベースシート11の中央部には、中材を有しない本体部12が設けられている。この本体部12は、上述したこたつKのこたつ本体Hの上フレームPの平面視形状とほぼ同じ形状に形成されている。本体部12と上フレームPの平面視形状がほぼ同じ形状とは、両者の形状が同じ場合と、大きさや形状に若干の差がある場合の両方を含む概念である。
なお、本体部12と上フレームPの平面視形状に大きさや形状に若干の差がある場合は、こたつ本体Hの上フレームP上にこたつ布団1を掛けた際に、本体部12が上フレームP全体を覆うことができる大きさであることが望ましい。つまり、こたつ本体Hの上フレームP上にこたつ布団1を掛けて天板Tを載せた際に、上フレームPと天板Tの間には本体部12のみが挟まれるような大きさに本体部12が形成されていることが望ましい(図4(B)参照)。
本体部12にはスリット12gが2個所設けられている。このスリット12gは、本体部12と本体部Hの上フレームPとがほぼ一致するようにこたつ布団1をこたつ本体部Hに掛けたときに、こたつ本体部Hの上フレームPの貫通孔と対応する位置に設けられている。したがって、連結部材Bをスリット12gに通せば、こたつ布団1をこたつ本体部Hに掛けた状態でも、天板Tとこたつ本体部Hとを連結することができる(図4(B)参照)。
なお、連結部材Bによって天板Tとこたつ本体部Hとを連結する構造を採用していないこたつKのこたつ布団1として使用する場合であれば、本体部12にスリット12gは設けなくてもよい。
<周辺部15>
図1に示すように、本体部12の周囲には周辺部15が設けられている。この周辺部15は、ベースシート11の裏面に中材を有しない複数枚の裏地シート16を取り付けて形成されている。複数枚の裏地シート16は、ベースシート11の裏面との間に、後述する中材20を収容する空間15hが形成されるように設けられている。そして、複数枚の裏地シート16は、裏地シート16の端縁とベースシート11の裏面との間に、空間15hと連通する開口15sがそれぞれ形成されるように、ベースシート11に取り付けられている。なお、ベースシート11において、裏地シート16が取り付けられた状態で平面視で裏地シート16と重なる部分が、実用新案請求の範囲にいう周辺部の表面シートに相当する。
一例として、図1(B)に示すように、本体部12が長方形で、周辺部15の裏地シート16として2枚の長尺な裏地シート16aと、2枚の短尺な裏地シート16bと、を使用する場合を説明する。
この場合、2枚の裏地シート16aは、本体部12の両長辺の側方に両長辺に沿って配置する。裏地シート16aは、ベースシート11の長手方向の長さとほぼ同じ長さであり、その幅が本体部12の長辺からベースシート11の長辺までの長さとほぼ同じ長さに形成されている。この裏地シート16aを、本体部12の長辺と対応する位置(つまり本体部12の長辺側)の周縁部を除いて、ベースシート11に縫合などの方法で連結する。すると、ベースシート11において、本体部12の長辺の側方に位置する部分は、2枚の裏地シート16aによって覆われた状態にできる。しかも、ベースシート11の裏面と裏地シート16aとの間には、本体部12の長辺と対向する部分とベースシート11の裏面との間に開口15sを有する、裏地シート16aの平面視面積とほぼ同じ面積の空間15hを形成することができる。
また、2枚の裏地シート16bは、2枚の裏地シート16aの間であって、本体部12の両短辺とベースシート11の短辺との間に配置する。裏地シート16bは、その幅が本体部12の短辺と同じ長さであり、その長さが本体部12の短辺からベースシート11の短辺までの長さとほぼ同じ長さに形成されている。この裏地シート16bも、本体部12の短辺と対応する位置(つまり本体部12の短辺側)の周縁部を除いて、ベースシート11に縫合などの方法で連結する。すると、ベースシート11において、本体部12の両短辺とベースシート11の短辺との間の部分は、2枚の裏地シート16bによって覆われた状態にできる。しかも、ベースシート11の裏面と裏地シート16bとの間に、本体部12の短辺と対向する部分とベースシート11の裏面との間に開口15sを有する、裏地シート16bの平面視面積とほぼ同じ面積の空間15hを形成することができる。
<複数の中材20>
複数の中材20は、上述したカバー10の各空間15h内に収容されるものである。この複数の中材20は、内部に綿や羽毛等が充填された袋状体であり、一般的なこたつ布団と同等程度の保温性などを有するように形成されている。
この複数の中材20は、その平面視形状が、カバー10の複数枚の裏地シート16の平面視形状とほぼ相似形かつ、カバー10の複数枚の裏地シート16の平面視形状より若干小さくなるように形成されている(図2(A)参照)。例えば、中材20aは、裏地シート16aとほぼ相似形かつ若干小さくなるように形成されている。また、中材20bは、後述する裏地シート16bとほぼ相似形かつ若干小さくなるように形成されている。
本実施形態のカバー10を使用して形成されたこたつ布団1は以上のような構成を有するので、中材20aをベースシート11と裏地シート16aとの間に形成される空間15hに入れ、中材20bをベースシート11と裏地シート16bとの間に形成される空間15hに入れれば、こたつ布団1を形成することができる(図3参照)。
このこたつ布団1を、本体部12と本体部Hの上フレームPとがほぼ一致するようにこたつKのこたつ本体部Hに掛ける。そして、天板Tとこたつ本体部Hとを連結部材Bによって連結すれば、こたつKとこたつ布団1とによって形成された暖房器具として使用することができる。
本実施形態のカバー10を使用して形成されたこたつ布団1は、本体部12のみが天板Tと本体部Hの上フレームPとの間に挟まれる(図4(B)参照)。この本体部12は、中材を有しないベースシート11のみで形成されているので、厚さが薄くなっている。つまり、本体部12は、ベースシート11を構成する生地の厚さしかない。したがって、こたつ布団1を本体部Hに掛けていても、天板Tを安定した状態でこたつ布団1の上に載せておくことができる。
また、こたつ布団1は、中材20を外すことができ(図4(B)参照)、中材20を外せば、カバー10のみの状態にすることができる(図1の状態)。つまり、カバー10を、綿などの中材がないシートだけの状態にすることができる。すると、カバー10はベースシート11と裏地シート16だけで形成されているので、コンパクトにたたむことができるし、一般的な布団カバー等と同様に洗濯をすることも可能になる。
<ベースシート11について>
ベースシート11の形状は上述したような長方形に限られない。ベースシート11は、こたつ布団1を使用するこたつ本体H全体を覆うことができる大きさや形状(つまり上フレームPと床などとの間に隙間ができない大きさや形状)に形成されていればよい。なお、ベースシート11は、こたつ本体Hの上フレームPの平面視形状と相似形が望ましい。例えば、こたつ本体Hの上フレームPの平面視形状が長方形であれば長方形状が望ましく、こたつ本体Hの上フレームPの平面視形状が正方形であれば正方形状が望ましい。
また、上記例では、一枚のベースシート11によって、本体部12と周辺部15の表面シートが一体に形成されている場合を説明した。しかし、本体部12と周辺部15の表面シートを別々の生地で形成し、本体部12を形成する生地と周辺部15の表面シートを形成する生地とを、縫合などの方法によって連結してもよい。この場合には、本体部12を形成する生地と周辺部15の表面シートとによってベースシート11が形成されることになる。
<周辺部15の裏地シート16について>
上記例では、周辺部15の裏地シート16が複数枚(図2では4枚)の裏地シート16a,16bで形成されている場合を説明したが、裏地シート16を構成するシートの枚数はとくに限定されない。5枚以上でもよいし、2枚や3枚でもよい。
また、周辺部15の裏地シート16は、一枚のシートで形成されていてもよい。つまり、一枚のシートの中央部に、ベースシート11と重ねたときにベースシート11の本体部12と対応する位置、形状の孔を形成して、裏地シート16としてもよい。言い換えれば、ベースシート11と重ねたときに本体部12と対応する位置に孔が形成された一枚のシートで裏地シート16を形成してもよい。この場合には、ベースシート11と裏地シート16とを縫合すれば、縫合部分に囲まれた部分に、ベースシート11と裏地シート16との間に中材20を入れることができる空間15hを形成することができる。しかも、ベースシート11と裏地シート16とを縫合する位置を調整すれば、空間15hの形状や大きさ、位置を自由に調整することができる。
また、周辺部15の裏地シート16を一枚のシートで形成する場合には、裏地シート16の平面視形状はベースシート11の平面視形状と同じ形状や相似形が好ましいが、必ずしも裏地シート16の平面視形状はベースシート11の平面視形状と同じ形状や相似形でなくてもよい。また、孔の形状や大きさも本体部12とほぼ同じ大きさ形状が好ましいが、本体部12よりも若干大きいまたは若干小さい相似形にしてもよいし、本体部12と異なる形状にしてもよい。
周辺部15の裏地シート16についても、ベースシート11と同様に、「一枚のシート」とは、一枚のポリエステル生地等で形成したシートだけでなく、複数枚の生地(同じ生地や異なる生地の場合も含む)を重ねて形成したシートを含む概念である。また、周辺部15の裏地シート16も綿などの中材を有しないものであり、複数枚の生地を重ねて形成した場合でも、生地同士の間には綿などが入っていない。
<開口15sについて>
カバー10のベースシート11と裏地シート16との間に形成される開口15sは、面状ファスナーやボタン等で閉じた状態を保持できるようにしてもよいし、綴じないままとしてもよい。
また、開口15sを設ける位置はとくに限定されない。しかし、開口15sを本体部12側に形成すれば、こたつ布団1として使用している状態では、開口15sが上方を向いた状態にできる(図4(B)参照)。すると、こたつ布団1として使用しているときに、中材20が空間15hから抜け出たりすることを防止できる。
中材20が空間15hから抜け出たりすることを防止する方法として、開口15sの近傍や空間15h内に中材20とベースシート11または裏地シート16とを連結する機構を採用することもできる。例えば、中材20にひもsや面状ファスナナーf等を設けて、ベースシート11または裏地シート16にもひもsや面状ファスナナーf等を設ける。そして、中材20のひもsや面状ファスナナーf等と、ベースシート11または裏地シート16のひもsや面状ファスナナーf等と、を連結する。すると、中材20を空間15h内の所定の位置に配置できるし、中材20が空間15hから抜け出たりすることを防止できる。
また、裏地シート16にスリットなどを形成して開口15sとしてもよい。この場合には、スリットを開口15sとした裏地シート16では、その周縁部全体が縫合等によってベースシート11に連結される。
<カバー10および中材20の他の使用方法について>
カバー10は、中材20を入れればこたつ布団1として使用できるが、中材20を入れない場合には、ソファーSのカバーなどとして使用することもできる(図6参照)。すると、こたつ布団1として使用しないときでも有効に活用できる。
また、中材20も、こたつ布団1として使用しない場合には、クッションやまくらなどにも使用することができる。
カバー10に入れる中材20は、カバー10の周辺部15の空間に15hにいれることができるのであれば、市販のクッションなどを使用してもよい。
本考案のカバーは、こたつ布団のカバーやソファーなどのカバーとして適している。
1 こたつ布団
10 カバー
11 ベースシート
12 本体部
15 周辺部
15h 空間
15s 開口
16 裏地シート
20 中材
K こたつ
KT こたつテーブル
H こたつ本体
P 上フレーム
L 脚
T 天板

Claims (6)

  1. シート状であって中材を有しない本体部と、
    該本体部の周囲に設けられた周辺部と、を備え、
    該周辺部が、
    前記本体部の周縁と連結された、中材を有しない表面シートと、
    該表面シートの裏面との間に空間が形成されるように該表面シートの裏面に取り付けられた、中材を有しない複数枚の裏地シートと、を有しており、
    各裏地シートおよび/または各裏地シート端縁と前記表面シートの裏面との間に、前記空間と連通する開口がそれぞれ形成されている
    ことを特徴とするカバー。
  2. シート状であって中材を有しない本体部と、
    該本体部の周囲に設けられた周辺部と、を備え、
    該周辺部が、
    前記本体部の周縁と連結された、中材を有しない表面シートと、
    該表面シートの裏面との間に空間が形成されるように該表面シートの裏面に取り付けられた、中材を有しない裏地シートと、を有しており、
    該裏地シートは、
    前記本体部と対応する位置に孔が形成された一枚のシートで形成されており、
    該裏地シートおよび/または該裏地シート端縁と前記表面シートの裏面との間に、前記空間と連通する開口がそれぞれ形成されている
    ことを特徴とするカバー。
  3. 前記開口が前記本体部側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のカバー。
  4. 前記本体部と前記周辺部の表面シートとが一枚のベースシートで形成されている
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のカバー。
  5. 天板とこたつ本体部とが連結部材によって連結可能なこたつ台のこたつ本体部にかけて使用されるものであり、
    前記本体部には、
    天板とこたつ本体部とを連結する際に連結部材が配置される位置にスリットが設けられている
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載のカバー。
  6. 請求項1、2、3、4または5のいずれかに記載のカバーと、
    該カバーの周辺部の空間に挿入される中材と、を備えている
    ことを特徴とするこたつ布団。
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