JP2887385B2 - 座布団の収納カバー - Google Patents

座布団の収納カバー

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JP2887385B2 JP30564794A JP30564794A JP2887385B2 JP 2887385 B2 JP2887385 B2 JP 2887385B2 JP 30564794 A JP30564794 A JP 30564794A JP 30564794 A JP30564794 A JP 30564794A JP 2887385 B2 JP2887385 B2 JP 2887385B2
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は座布団を収納したり、又
は座布団を布団として利用することが出来るようにした
カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】各家庭には何枚かの座布団があり、田舎
の大きな家庭ともなれば数多くの座布団を所有してい
る。そしてこれらの座布団の内一部は常に使用している
が、特別な機会にのみ使用して通常は押し入れにしまっ
ている場合が多い。押し入れに入れてかたずけるには、
これらの座布団を積み上げて収納すればよいが、そのま
まの状態で積み重ねただけでは、押し入れに侵入したゴ
ミや埃が座布団に付着してしまうのみならず、横ズレし
たり崩れたりする。
【0003】又、座布団は一般に正方形をした敷物であ
り、人が座ることが出来るに必要かつ十分な大きさとな
っている。しかし、該座布団は座る場合の敷物として利
用する以外に特別な用途はなく、日常生活において使用
している数枚程度の座布団であっても、居間に散らばっ
ている状態は目障りでもある。しかし、昼寝をする場合
の敷き布団として用いる為に、複数枚の座布団を並べて
使用しても位置ズレしてしまい敷き布団として役に立て
ることは出来ず、2〜3枚重ねて枕にしても横ズレす
る。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】このように、座布団
を収納する場合には上記のごとき問題がある。又座布団
の用途に関しても限られていて、使用しない座布団が散
乱することになる。本考案が解決しようとする課題はこ
れら問題点であり、不使用の座布団を収納するととも
に、布団や枕等としての利用を可能とする収納カバーを
提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の座布団収納カバ
ーは表生地と裏生地を縫い合わせて袋状にしたものであ
る。座布団はこの袋に収納される訳であるが、収納形態
は積み重ねるのではなく、配列した状態で入れられる。
そして、該収納カバーには仕切りが設けられ、収容され
る座布団一枚が入り得る大きさとなっている。この仕切
りは表生地と裏生地が互いに縫い合わされた状態となっ
て収納空間を形成し、この空間に座布団が入れられる。
【0006】該収納カバーには座布団を入れる入口が形
成されており、入口にはファスナーや粘着テープ(マジ
ックテープ(登録商標))、又は紐が設けられ開閉可能
となっている。座布団は入口から収納空間に入れられる
ことになるが、表生地と裏生地が縫い合わされた仕切り
は入口の縁まで達しておらず、該縁との間には僅かな空
所を残している。従って入口にファスナーを設ける場合
には、収納カバーの全長にわたって連続して設けてい
る。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
【0007】
【実施例】図1は本発明に係る座布団収納カバーを示す
実施例である。同図の1は表生地、2は裏生地を表し、
各生地1、2は横長の長方形をなしている。そして、該
表生地1と裏生地2は互いに重ね合わされてその三方の
縁、すなわち両側縁3、3及び背縁4が縫い合わされて
一種の袋状となっている。これに対して前縁5は縫い合
わされることなく、開口可能となっている。
【0008】そして、上記表生地1及び裏生地2はその
縁のみならず、所定の間隔をおいて2か所を縫い合わせ
て仕切り6、6を設けている。該仕切り6は背縁4から
前縁5にかけて縫い合わされ、しかし前縁5までは達す
ることなく僅かの空所7を残している。ところで、上記
仕切り6、6にて仕切られた収納空間8、8…には座布
団が収容されて、前縁5に沿って設けたファスナーを締
めることで、上記収納空間8、8…の入口が閉じられ
る。
【0009】ここで、該ファスナーは各収納空間8、8
…ごとに独立して設けることなく前縁5の全長にわたっ
て沿設していて、各収納空間8、8…に座布団を収容し
た状態でファスナーを閉じる。勿論、収納空間8、8…
の入口を閉じる為の手段として上記ファスナーに限るこ
とはなく、マジックテープ等の粘着テープを用いたり、
又は所々に紐を設けることも出来る。
【0010】図2は収納カバーの収納空間8、8…に座
布団9、9…を収容した状態であり、各座布団9、9…
は仕切り6、6…によって位置ズレすることなく収納さ
れる。そして、収納された3枚の座布団9、9…は収納
カバーとともに折り畳むことが出来、折り畳んだ状態で
押し入れ等に仕舞うことが出来る。又、各座布団9、9
…は収納カバーに入れることで位置ズレはなく、前記図
1に示すような開いた状態では敷き布団として利用出
来、長コタツの敷物とすることが出来る。
【0011】一方、3枚を折り畳むならば、単に収納す
る場合に限らず、昼寝をする際の一時的な枕として利用
したり、ソファー等において背もたれとして用いること
も可能である。勿論、利用の仕方は色々あり、特に限定
はしない。このように座布団を一列に配列した布団は、
病室の狭い場所に敷くことが出来る為に、病人の付添人
用の布団として手軽に利用出来る。すなわち、本発明の
座布団カバーは複数枚の座布団を収納することで座布団
以外の用途に利用することに特徴がある。
【0012】図3は本考案の他の実施例であり、8個の
収納空間8、8…を形成している。この収納カバーは前
記実施例の場合と同じく、表生地と裏生地を重ね合わ
せ、そして両側縁10、10を縫い合わせ、前縁11と
背縁12は縫い合わせることなく開口状態にある。前縁
11と背縁12の中間には横仕切り13が平行に設けら
れ、更に、該横仕切り13と垂直にクロスして3本の縦
仕切り14、14…が所定の間隔をおいて設けられてい
る。
【0013】この場合にも、上記縦仕切り14は前縁1
1及び背縁12に達することなく、僅かの空所を残して
いる。そして、前縁11及び背縁12には全長にわたっ
てファスナーが沿設されている。この収納カバーには8
枚の座布団が収容されることになるが、仕切りにて折り
畳んで仕舞うこともあり、時には敷き布団として利用す
ることもある。以上述べたように、本発明の収納カバー
は表生地と裏生地を縫い合わせて、座布団が収容する空
間を形成したものであり、次のような効果を得ることが
出来る。
【0014】
【発明の効果】本発明の収納カバーは表生地と裏生地を
縫い合わせ、又適当な仕切りを設けたもので、形成され
る収納空間には座布団を収容することが出来る。そし
て、入口にはファスナー等を設けていて、該入口を閉じ
て適当に折り畳んで押し入れ等に仕舞うことができる。
座布団をそのままの状態で積み上げた場合のような横ズ
レや崩れはなく、勿論、チリや埃の付着もない。
【0015】一方、収納カバーに収容されて配列した座
布団は位置ズレがなく、一時的な敷き布団として利用出
来、特に古くなった座布団を該カバーに収容して利用可
能である。又一部を折り畳んで枕としたり、背もたれと
したり、さらには腰掛けとする利用も出来る。そして、
この収納カバーは前縁、又は背縁の全長にわたってファ
スナー等が沿設されている為に、全体が入口として開口
し、従って座布団の出し入れ作業が便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の座布団収納カバーを示す実施例。
【図2】収納カバーに座布団を入れた状態の断面図。
【図3】本発明の座布団収納カバーを示す他の実施例。
【符号の説明】
1 表生地 2 裏生地 3 側縁 4 背縁 5 前縁 6 仕切り 7 空所 8 収納空間 9 座布団 10 側縁 11 前縁 12 背縁 13 横仕切り 14 縦仕切り

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座布団を収納する為のカバーであって、
    該カバーは表生地と裏生地を重ね合わせて両側縁及び背
    縁を縫い合わせ、前縁は座布団を出し入れする入口とし
    て開口可能とし、そして上記背縁から前縁にかけて表裏
    生地を縫い合わせることで仕切りを所定の間隔をおいて
    設け、該仕切りは前縁まで達することなく前縁との間に
    は適度な空所を残し、更に前縁にはファスナーや粘着テ
    ープ、又は紐等を設けたことを特徴とする座布団の収納
    カバー。
  2. 【請求項2】 座布団を収納する為のカバーであって、
    該カバーは表生地と裏生地を重ね合わせて両側縁を縫い
    合わせ、前縁及び背縁は座布団を出し入れする入口とし
    て開口可能とし、表・裏生地を縫い合わせることで両側
    縁間には横仕切りを前縁及び背縁と平行に設け、また上
    記背縁から前縁にかけて表・裏生地を縫い合わせること
    で縦仕切りを所定の間隔をおいて設け、該縦仕切りは前
    縁及び背縁まで達することなく前縁と背縁との間には適
    度な空所を残し、更に前縁及び背縁にはファスナーや粘
    着テープ、又は紐等を設けたことを特徴とする座布団の
    収納カバー。
JP30564794A 1994-11-15 1994-11-15 座布団の収納カバー Expired - Fee Related JP2887385B2 (ja)

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JPH08140821A JPH08140821A (ja) 1996-06-04
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