JP2537203Y2 - 座布団部を備えた敷物 - Google Patents

座布団部を備えた敷物

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JP2537203Y2
JP2537203Y2 JP1990405581U JP40558190U JP2537203Y2 JP 2537203 Y2 JP2537203 Y2 JP 2537203Y2 JP 1990405581 U JP1990405581 U JP 1990405581U JP 40558190 U JP40558190 U JP 40558190U JP 2537203 Y2 JP2537203 Y2 JP 2537203Y2
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JP
Japan
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rug
cushion
mat
center
woven
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JP1990405581U
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JPH0493652U (ja
Inventor
範久 田中
Original Assignee
株式会社トーシン
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Publication date
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  • Carpets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は座布団部を備えた敷物に
かかり、更に詳しくは、予め座る可能性のある箇所に座
布団部を具備すると共に収容時には折り畳み易い敷物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】敷物の素材として蓙を使用した蓙敷物
は、藺草独特の香気を有する敷物として従来から利用さ
れてきた。従来の蓙敷物は単に藺草を織っただけの一枚
のものや裏面に滑り止めとして不織布などを張設した構
造のものである。蓙敷物の一つに、畳とほぼ同じ長方形
状の所要数の敷物構成部材を所要枚数つないで、例えば
二畳〜八畳程度の折り畳み可能な敷物がある。この蓙敷
物は、折り畳めば、押入れなどにも嵩張ることなく収容
できるので、不使用時の収容に便利である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで最近の住宅
は、和室、つまり畳み敷きの部屋から、洋間、つまり板
張り床を有する部屋が多くなってきている。都会の住宅
事情では洋間だけの家も多い。また、一戸建ての住宅の
場合でも子供部屋は殆どが板張りである。
【0004】敷物の素材として蓙を使用した蓙敷物は、
藺草独特の香気を有し、日本人の郷愁を誘う。従って洋
間で手軽に和室の雰囲気を楽しみたい、或は子供が独立
した後の子供部屋を手軽に和室に変えたいといった場合
に、折り畳みできる蓙敷物は便利である。
【0005】けれども、従来の蓙敷物は、単に藺草を織
っただけの一枚のものや、裏面に滑り止めとして不織布
などを張設した構造である。このため、硬い板張りの洋
間に敷設する場合はそのまま横になったり座った場合は
体が痛く、別途クッションや座布団が必要になる。
【0006】しかし、洋間だけの家では座布団がない場
合がある。またクッションや座布団が蓙敷物のまわりに
常に用意してあるとは限らず、ない場合は探す手間がか
かるなど不便である。また、単に蓙敷物の上に置かれた
座布団は滑る為に少しの力で動き、常に整頓に気をつけ
ている必要がある。更に、炬燵や座卓を据え置くときは
座布団の位置は大体決まるので、蓙敷物に予め座布団が
備わっていると便利である。
【0007】そこで、本考案の目的は、予め座る可能性
のある箇所に座布団部を具備すると共に、収容時には折
り畳み易い敷物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決するために
講じた本考案の構成は次のとおりである。第1の考案に
あっては、同一又は実質的に同一に形成された正方形状
の敷物構成部材を複数枚縦横に連結して折り畳みできる
ようにした敷物であって、上記敷物構成部材には、藺草
で織成されており表面に藺草が表れている蓙部と、藺草
で織成された心材の上にクッション材を配置し、該クッ
ション材の上に表地を配置して構成されている座布団部
と、が含まれており、上記座布団部は、敷物の中央また
は中央に相当する箇所を中心として四方に配置されてい
ることを特徴とする、座布団部を備えた敷物である。
【0009】第2の考案にあっては、敷物構成部材は、
縦横三枚ずつの計9枚、或いは縦4枚、横3枚の計12
枚であることを特徴とする、第1の考案にかかる座布団
部を備えた敷物である。
【0010】敷物構成部材は、通常縦横三枚ずつの計9
枚、或いは縦4枚、横3枚の計12枚が使用されるが、
枚数は特に限定されるものではない。座布団部の構造と
して、例えば硬綿板を絣等の表地で縫い込んだ構造を挙
げることができる。またウレタン板を表地で包んで縫製
して座布団状に形成し、ホックや面ファスナ等を介して
敷物構成部材に着脱できるようにすることもできる。
【0011】
【実施例】本考案を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。第1図は本考案に係る敷物の一実施例を
示す説明図、第2図は座布団部の構造を示す断面図であ
る。符号Aは敷物で、同一又は実質的に同一の正方形状
に形成されている敷物構成部材1を備えている。敷物構
成部材1には、蓙部10と座布団部5が含まれている。
蓙部10と座布団部5については後で説明する。
【0012】敷物構成部材1は、不織布により正方形に
形成された裏地2の表面に、若干の隙間を設けて縦横に
三枚ずつ合計九枚が配設されている。各敷物構成部材1
と裏地2は、裏地2の周縁部に設けられた回り縁30
と、各敷物構成部材1の境界部に表裏に設けてある境界
縁32により、縫着して固定されている。
【0013】各敷物構成部材1のうち、中央部と、後で
説明する座布団部5が配置されている箇所以外の箇所に
は蓙部10が配置されている。蓙部10は、藺草で織成
されており表面に藺草が表れている。中央部に配置され
ている蓙部10の縦横隣りの合計四箇所には、座布団部
5が配置されている。つまり座布団部5は、敷物Aの中
央に相当する箇所を中心として四方に配置されている。
【0014】座布団部5は、藺草で織成された心材11
の上に、該心材11の大きさよりやや小さい正方形状に
形成された硬綿板やウレタン板等のクッション材51を
配置し、その上から絣等の表地52を被せてクッション
材51を包むように縫着した構造である。
【0015】(作用) 第3図は敷物を折り畳んだ状態を示す斜視図である。第
1図乃至第3図を参照して本実施例の作用を説明する。
敷物Aは、敷設した後、通常は第1図に仮想線で示すよ
うに中央に座卓Tや炬燵を置いて使用する。その際、座
布団部5は、敷物Aの中央に相当する箇所を中心として
四方に配置されているので、通常座卓Tの回りに配置す
る座布団等が不要である。
【0016】また、座布団を敷物の上に置いただけでは
位置がずれたりするが、座布団部5は位置が固定されて
いるので位置ずれを生ぜず、置き直し等の手間が省け整
頓状態が維持できる。
【0017】また、座卓T等を使用しないで、横になっ
て新聞を読んだり読書をするときなどは、座布団部5を
枕代りにして使用できる。
【0018】敷物Aを敷設しないときには、第3図に示
すように境界縁32の部分で折り畳めば、平面視での面
積では九分の一にすることができ、押入れ等に収容する
際に便利である。その際、敷物構成部材1は正方形に形
成されているので折り畳み方向等に特に制限を受けずに
済む。また、座布団部5内には藺草で織成された心材1
1が内蔵されているので蓙部10と同じような剛性感を
有し、上記事項と相まって折り畳み作業が容易にでき
る。
【0019】第4図は敷物の他の実施例を示す要部分解
斜視図である。本実施例における敷物Aの座布団部5a
は、ウレタン板等のクッション材(図示省略)を表地5
2aで包んで縫製し、座布団状にしたものである。座布
団部5aの周縁部には、網状の取着シート53が設けら
れている。また、敷物の境界縁32aの表側は二重構造
になっており、上シート320と下シート321は中央
部分が長さ方向に縫着してある。
【0020】縫着部322の両側は面ファスナFを介し
て剥離接着可能となっている。そして、第4図に示すよ
うに取着シート53を上シート320と下シート321
で挟持し、取着シート53を透過させて面ファスナFを
接着すれば、任意の敷物構成部材1に座布団部5aを取
付けることができ、また取り外しも簡単にできる。な
お、本考案は図示の実施例に限定されるものではなく、
実用新案登録請求の範囲の記載内において数々の変形が
可能である。
【0021】
【考案の効果】本考案は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (1) 敷物は、敷設した後、通常は中央にテーブルや
炬燵を置いて使用される。その際、座布団部は、敷物の
中央又は中央に相当する箇所を中心として四方に配置さ
れているので、通常テーブルの回りに配置する座布団等
が不要である。
【0022】(2) また座布団を敷物の上に置いただ
けでは位置がずれたりするが、座布団部は位置が固定さ
れているので位置ずれを生ぜず、置き直し等の手間が省
ける。座卓等を使用しないで、横になって新聞を読んだ
り読書をするときなどは、座布団部を枕代りにして使用
できる。
【0023】(3) 敷物を敷設しないときには、折り
畳むことによって平面視での面積を小さくできるので、
押入れ等に収容する際に便利である。その際、敷物構成
部材は正方形に形成されているので折り畳み方向等に特
に制限を受けずに済む。また、座布団部内には藺草で織
成された心材が内蔵されているので蓙部と同じような剛
性感を有し、上記事項と相まって折り畳み作業が容易に
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る敷物の一実施例を示す説明図であ
る。
【図2】座布団部の構造を示す断面図である。
【図3】敷物を折り畳んだ状態を示す斜視図である。
【図4】敷物の他の実施例を示す要部分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
A 敷物 1 敷物構成部材 2 裏地 30 回り縁 32 境界縁 5 座布団部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一又は実質的に同一に形成された正方
    形状の敷物構成部材(1)を複数枚縦横に連結して折り
    畳みできるようにした敷物であって、 上記敷物構成部材(1)には、 藺草で織成されており表面に藺草が表れている蓙部(1
    0)と、 藺草で織成された心材(11)の上にクッション材(5
    1)を配置し、該クッション材(51)の上に表地(5
    2)を配置して構成されている座布団部(5)と、 が含まれており、 上記座布団部(5)は、敷物の中央または中央に相当す
    る箇所を中心として四方に配置されていることを特徴と
    する、 座布団部を備えた敷物。
  2. 【請求項2】敷物構成部材(1)は、縦横三枚ずつの計
    9枚、或いは縦4枚、横3枚の計12枚であることを特
    徴とする、請求項1記載の座布団部を備えた敷物。
JP1990405581U 1990-12-29 1990-12-29 座布団部を備えた敷物 Expired - Lifetime JP2537203Y2 (ja)

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JPH0493652U JPH0493652U (ja) 1992-08-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56124521A (en) * 1980-03-07 1981-09-30 Nissan Motor Co Ltd Power seat controller

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