JP3104473B2 - 波形整形方法 - Google Patents

波形整形方法

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JP3104473B2
JP3104473B2 JP05154776A JP15477693A JP3104473B2 JP 3104473 B2 JP3104473 B2 JP 3104473B2 JP 05154776 A JP05154776 A JP 05154776A JP 15477693 A JP15477693 A JP 15477693A JP 3104473 B2 JP3104473 B2 JP 3104473B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データをパケットとし
て送信する送信機等において、送信開始時及び送信終了
時の帯域拡散を防止するために、信号波形を整形する波
形整形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線通信等において、送信データから構
成されるパケットを送信する場合、周波数チャネルの有
効利用のためには、使用する周波数チャネルと、それに
隣接する周波数チャネル間の干渉を防止するために帯域
制限(周波数帯域制限)をする必要がある。帯域信号の
帯域制限には、その等価低域系(ベースバンド)の信号
波形について帯域制限するのが一般的である。ベースバ
ンド信号波形の帯域制限法には、アナログフィルタによ
り行うアナログ方式のものと、ディジタル信号処理によ
り行うディジタル方式のものとがある。このディジタル
方式の中の一つにあらかじめ計算により帯域制限された
ベースバンド信号波形を、ROM等のメモリーテーブル
から部分波形として読み出し、つなぎ合わせる事により
波形整形する方法がある(例えば、アイ・イー・イー・
イー トランザクションズ オンコミュニケーションズ
1977年 10月 COM−25巻 10号 12
43頁 (IEEE Transactions on Communications pp.12
43 Vol.COM-25, No10, October 1977))。このメモリー
テーブル方式の波形整形法を用いた場合、アナログ方式
の波形整形法に比べて、理想的なフィルタの周波数特性
を正確に実現でき、整形波形の変更もメモリーの内容を
書き換えるだけで済むため、汎用性に富んでいる。ま
た、VLSI技術に適しているため、比較的小型化でき
る。
【0003】このメモリーを用いたディジタル方式の波
形整形法の場合、ベースバンド信号波形の帯域制限を完
全に実現するには、現タイムスロットに対して連続する
前後無限タイムスロットに含まれるデータの影響を考慮
する必要があり、実際には、ハードウェアでの実現性の
問題から、現タイムスロットを含む数タイムスロット分
(wビット)だけのデータの影響で打ち切って計算して
いる。よって、その打ち切り誤差が隣接チャネルに及ぼ
す影響を無視できる程度まで、タイムスロットの影響を
考慮する必要があり、このときの現タイムスロットを含
む数タイムスロット分の一連のデータ系列の事をパター
ンとし、パターンを構成するタイムスロット数をパター
ン長wとする。
【0004】以下、従来の技術について、図面を参照し
ながら説明する。図11(a)はBPSK方式における
帯域制限前のベースバンド信号波形を表しており、ま
た、図11(b)はBPSK方式における従来の技術を
用いた場合の帯域制限後のベースバンド信号波形を表し
ている。
【0005】図11(a)に示すように、各タイムスロ
ットは単位時間T刻みで区切られており、パケット11
aを構成する送信データのデータ値を1または−1の2
値で、また、パケット11aの前後のタイムスロット中
の送信データに対応しないデータ値を0と表わしてい
る。図11(a)において、パターン長をw=5とし、
パケット11aの先端から連続して5番目までのタイム
スロット、すなわちA1=1,A2=−1,A3=1,
A4=1,A5=−1をパターン11bとし、現タイム
スロットをA3にとる。このパターン11bから1タイ
ムスロット分の帯域制限後のベースバンド信号の部分波
形を読み出し、順次つなぎ合わせて、図11(b)に示
す1タイムスロット分の帯域制限後のベースバンド信号
波形11cを得る。パターンは、時間T刻みで順次シフ
トしていくため、次に、時間Tシフト後のパターンA
2,A3,A4,A5,A6により、シフト後の現タイ
ムスロットA4に対応する帯域制限後のベースバンド信
号波形11dを読み出すことにより波形整形を行う。メ
モリーテーブルには送信データからなる全てのパターン
に対して計算により求められた1タイムスロット分の帯
域制限後のベースバンド信号の部分波形が保持されてい
るため、この送信データからなるパターン(w=5)と
現タイムスロット中のサンプリング点に基づき、順次、
帯域制限後のベースバンド信号の部分波形をメモリーテ
ーブルから順次読み出し、それらを順次つなぎ合わせる
ことにより、図11(b)に示すような帯域制限後のベ
ースバンド信号波形が得られた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の方
法では、パケットの送信開始時及び送信終了時に、図1
1(b)に示す帯域制限後のベースバンド信号波形の不
連続点11eが存在するため、帯域制限後のベースバン
ド信号波形に不要な高周波成分が発生した。この不連続
点11eが生む高周波成分は、帯域拡散の原因となって
隣接チャネルへ影響を及ぼすため、周波数の有効利用の
上で問題となった。
【0007】そこで本発明では、ハードウェア規模を大
きく拡大させる事なしに、不連続点11eをなくすこと
によって、帯域拡散を防止する事を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために本発明は、情報データを入力とし、前記情報デ
ータを用いたパケットを構成し、前記パケットと前記パ
ケットの前後に付加し た無送信データとからなる信号デ
ータに対して、複数タイムスロット分の前記信号データ
毎に1タイムスロット分の帯域制限を行った帯域制限信
号波形を求め、前記帯域制限信号波形を予め定められた
間隔でサンプリングした部分波形を記憶手段に記憶し、
前記記憶手段から特定の部分波形を読み出すためのパタ
ーンを前記パケットの一部を抜き出して順次構成し、前
記パターンに基づいて記憶手段から読み出される特定の
部分波形を順次つなぎ合わせて前記パケットに対応する
整形信号波形を生成し出力するものである
【0009】また、パケットが情報データと情報データ
の前後に付加されたダミーデータとから構成されるもの
である。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成により、パケットに対応
する信号波形の送信開始時及び送信終了時に読み出され
る部分波形を保持しているため、信号波形の不連続点を
なくすことができ、帯域拡散のない波形整形が実現でき
るものである。
【0011】
【実施例】以下、図11における不連続点11eをなく
すための方法を、図2を参照しながら説明する。図2
(a)は図11(a)に対応しており、BPSK方式に
おける帯域制限前のベースバンド信号波形を表してい
る。また、図2(b)はBPSK方式における不連続点
をなくした帯域制限後のベースバンド信号波形を示すも
のである。
【0012】ここで、情報データの始まりを示す信号を
スタート信号とし、情報データの終わりを示す信号をエ
ンド信号とし、部分波形の読み出し開始時及び部分波形
の読み出し終了時のあらかじめ決められた期間を予備シ
ーケンスと定義し、予備シーケンスの期間を除く部分波
形の読み出し期間を通常シーケンスと定義する。
【0013】図2(a)に示すように、データ値が0の
パケットのない状態2a(無送信デ ータ)においては、
帯域制限前のベースバンド信号波形振幅値を0としてい
るため、その状態から、データ値が1または−1のパケ
ットのある状態2bに移行するときには、図2(b)に
示すように、不連続点11eを発生させないよう帯域制
限後のベースバンド信号波形を振幅値0から滑らかに所
望の振幅値まで立ち上げ、帯域拡散を防ぐ必要がある。
また、パケットのある状態2bから、パケットのない状
態2cに移行するときにも同様の事が言える。そこで、
0のデータを含む送信開始前及び送信終了後の数タイム
スロット分の3値からなるすべてのパターンに対して、
1タイムスロット分の帯域制限後のベースバンド信号波
形を計算により求める。この計算より求められた帯域制
限後のベースバンド信号波形は、あるサンプリング間隔
でサンプリングされ、各サンプリング点における代表値
が各部分波形値となる。この1タイムスロット分の部分
波形値の一部、もしくは、すべてを記憶装置に書き込
み、予備シーケンス時に発生される3値からなるパター
ンに対応した帯域制限後のベースバンド信号の部分波形
を順次読み出してつなぎ合わせる事により、送信開始時
及び送信終了時の帯域拡散を防止するベースバンド信号
波形整形が実現できる。
【0014】以下に本発明においてパケットを情報デー
タとダミーデータとを用いて構成する場合の実施例につ
いて詳細に述べる。
【0015】まず、図3に本発明で使用するパケット3
aの構成を示す。パケットは送信データより構成され、
パケット内のnビットの送信データを情報データとし、
それらnビットをまとめて情報データ列3nとする。ま
た、パケットの先端のsビット及び後端のeビットの送
信データをダミーデータとし、先端のsビットをダミー
データ列3s、後端のeビットをダミーデータ列3eと
定義する。
【0016】図1に、本発明の波形整形方法の一実施例
を表す基本構成図を示す。
【0017】図1について以下に説明する。
【0018】パターン発生装置1Aの入力には波形整形
装置外部から情報データ1Iが順次入力されており、パ
ターン発生装置1Aでは情報データ列3nの先端と後端
に、制御装置1Cにより発生されたダミーデータ列(3
s,3e)を付加してパケット3aを構成し、パケット
3aの一部を抜き出してパターン信号1pを発生する。
制御装置1Cには情報データ列3nの始まりを合図する
スタート信号1sと終わりを合図するエンド信号1eが
波形整形装置外部から入力されている。制御装置1C
は、これらのスタート信号1s/エンド信号1eが入力
されてからあらかじめ決められた時間経過後に、あらか
じめ決められた期間だけパターン発生装置1Aに対する
ダミーデータ1dを発生する。制御装置1Cではパター
ン信号1pとスタート信号1s/エンド信号1eに基づ
いて、入力制御信号1iと出力制御信号1oと読み出し
信号1rを発生する。入力制御信号1iはパターン発生
装置1Aにおいて情報データ1Iもしくはダミーデータ
1dのどちらかを入力として選択させパケット3aを構
成させるための制御信号であり、出力制御信号1oは各
シーケンスごとに使用する記憶装置を選択するための制
御信号であり、読み出し信号1rは選択された記憶装置
から読み出すべき部分波形を特定するためのアドレスと
なる信号である。出力制御信号1o及び読み出し信号1
rは、主記憶装置1Mm及び副記憶装置1Msに入力さ
れ、主記憶装置1Mm及び副記憶装置1Msでは、出力
制御信号1o及び読み出し信号1rの一部をそれぞれ利
用して部分波形の読み出しを行う。読み出された部分波
形は、各記憶装置の出力部で順次つなぎ合わされて波形
整形後の信号波形出力1Oが生成される。
【0019】図4は、図1において記憶装置を半導体メ
モリーとデータセレクタとバッファとD/Aコンバータ
とフィルタで構成し、パターン発生装置を遅延器とデー
タセレクタとシフトレジスタで構成し、制御装置をクロ
ック発生回路とカウンタとシーケンサと比較器とダミー
データ発生装置で構成したときの波形整形方法の一実施
例を表す構成図である。
【0020】図4について以下に説明する。
【0021】パターン発生装置4Aにおいて、ダミーデ
ータ4d、もしくは遅延器4Adによりスタート信号4
sの印加時点から一定の時間遅延(D=KT)のかかっ
た情報データ4Iが、データセレクタ4Acに入力され
ている。遅延器4Adは、シフトレジスタ等により容易
に実現できる。データセレクタ4Acは、入力制御信号
4iにより選択され、ダミーデータ4dが発生されてい
るときはダミーデータ4dを、そうでないときは情報デ
ータ4Iをシフトレジスタ4Asへ入力する。シフトレ
ジスタ4Asは、入力制御信号4iの一部であるシステ
ムクロック(1/T)に同期して単位時間Tごとにシフ
トする。シフトレジスタ4Asのパラレル出力は、ビッ
ト数wの出力数をもったパターン信号4pを発生する。
このパターン信号4pは制御装置4Cへ入力され、読み
出し信号4rの一部として、そのままメインメモリーテ
ーブル4Mm及びサブメモリーテーブル4Msへ入力さ
れる。
【0022】制御装置4Cにおいて、カウンタ4Ccは
クロック発生回路4Ckで発生したサンプリングクロッ
ク(1/t)により動作する。このカウンタ4Ccの出
力は、現タイムスロット内のサンプリング点を示し、そ
のまま各メモリーテーブルのアドレスを指示するための
読み出し信号4rの一部となる。シーケンサ4Csは、
クロック発生回路4Ckから発生されるサンプリングク
ロック(1/t)に対して2nに分周されたシステムク
ロック(1/T)に同期して動作し、スタート信号4s
/エンド信号4eが印加されてからの単位時間Tごとの
遷移状態をあらかじめ決められた期間だけ保持するため
のものである。比較器4Chは比較器内部の情報を基に
カウンタ4Cc及びシーケンサ4Csの出力と照らし合
わせて、入力制御信号4iと出力制御信号4oと読み出
し信号4rと内部制御信号を発生させ、各シーケンスご
とのタイミングをとる。ダミーデータ発生装置4Cd
は、比較器4Chからの内部制御信号をもとに、アクナ
レッジ信号4aと使用するダミーデータ4dを単位時間
Tおきに発生させる。
【0023】記憶装置4Mにおいて、主記憶装置をメイ
ンメモリーテーブル4Mm、副記憶装置をサブメモリー
テーブル4Msとしている。通常シーケンスにおいてア
クセスされるメインメモリーテーブル4Mmには、全て
の2値パターンに対する帯域制限後のベースバンド信号
波形の部分波形が書き込まれている。予備シーケンスに
おいてアクセスされるサブメモリーテーブル4Msに
は、使用するダミーデータ4dの単位時間Tシフトごと
の3値パターンに対して帯域制限後のベースバンド信号
波形の部分波形が書き込まれている。この予備シーケン
スの期間はパターン長wにより決定する。メインメモリ
ーテーブル4Mmとサブメモリーテーブル4Msには制
御装置4Cで発生された読み出し信号4rが、データセ
レクタ4Mcには制御装置4Cで発生された出力制御信
号4oがそれぞれ入力されている。メインメモリーテー
ブル4Mmは読み出し信号4rの一部であるカウンタ4
Ccの出力とパターン信号4pを利用して部分波形の読
み出しを行う。また、サブメモリーテーブル4Msは読
み出し信号4rの一部であるカウンタ4Ccの出力とパ
ターン信号4pとサブメモリーテーブル制御信号を利用
して部分波形の読み出しを行う。読み出された部分波形
は、各シーケンスに合わせて出力制御信号でデータセレ
クタ4Mcを選択し、バッファ4Mbでサンプル・アン
ド・ホールドする事によりバッファ4Mbの出力部で順
次つなぎ合わされる。つなぎ合わされた信号波形は、D
/Aコンバータ4MDを通った後にフィルタ4Mfによ
りスムージングされ、帯域制限後のベースバンド信号波
形4Oが生成される。ここで、使用するダミーデータ列
を特定した場合、予備シーケンスにはいつも決まったパ
ターンに対する帯域制限後のベースバンド信号の部分波
形を、シーケンシャルにサブメモリーテーブル4Msか
ら読み出すだけで良いため、サブメモリーテーブル入力
部にデコーダ4Mdを用意し、読み出し信号4rの一部
であるサブメモリーテーブル制御信号に基づいて読み出
しを行う事により、予備シーケンスにおいて利用するサ
ブメモリーテーブル4Msのメモリー容量を大きく削減
できる。
【0024】図5は、図4の制御装置のシーケンサをシ
フトレジスタとエッジ検出回路とラッチで構成し、比較
器をコンパレータとバッファと情報テーブルで構成し、
ダミーデータ発生装置をデコーダとROMで構成したと
きの制御装置の一実施例を示す構成図である。
【0025】図5について以下に説明する。
【0026】クロック発生回路5Ckでは、1タイムス
ロット中2n個の部分波形のサンプリング間隔tを実現
するためのサンプリングクロック(1/t)を発生す
る。このサンプリングクロックは、カウンタ5Coの動
作クロックとなる。
【0027】カウンタ5Coは、nビットの出力をも
ち、そのMSBはクロック発生回路で発生されたサンプ
リングクロック(1/t)を2n分周したクロックであ
り、波形整形装置全体のシステムクロック(1/T)と
なる。また、カウンタ5Coのnビットの出力は現タイ
ムスロット内のサンプリング点を示しており、比較器5
Hへ入力される。
【0028】シーケンサ5Sにおいて、シフトレジスタ
5Ssはシステムクロック(1/T)に同期して動作す
る。シーケンサ5Sの入力部にはスタート信号5s及び
エンド信号5eのそれぞれの立ち上がりエッジを検出し
て一定のパルスを発生するエッジ検出回路がある。エッ
ジ検出回路5Ssの出力は次段のRSラッチ5Slのセ
ット側に、エッジ検出回路5Seの出力はリセット側
に、それぞれ入力されている。RSラッチ5Slの出力
はシフトレジスタ5Ssに入力にされ、スタート信号5
sが入力されるとシフトレジスタ5Ssに論理値’1’
を入力し、エンド信号5eが入力されると論理値’0’
を入力する。シフトレジスタ5Ssのシフト数Lは、予
備シーケンスにおける単位時間Tごとの全ての遷移状態
を表現できるだけの数が必要であり、シフトレジスタ5
Ssのパラレル出力は比較器5Hに入力される。
【0029】比較器5Hにおいて、情報テーブル5Ht
には、あらかじめ決めておいたタイミング情報や使用す
るダミーデータ5dの情報が保存されている。コンパレ
ータ5Hcは、シーケンサ5Sの出力から論理値’1’
と’0’の切り替わりエッジの位置情報を取り出し、そ
の位置情報とカウンタ5Coの出力とを、情報テーブル
5Htと照らし合わせてタイミングを抽出する。さらに
コンパレータ5Hcは内部にデコーダをもっており、そ
の抽出されたタイミングを基に、入力制御信号5iと出
力制御信号5oと読み出し信号5rと内部制御信号5C
iを発生させる。入力制御信号5iは、システムクロッ
クを含んでいる。また、読み出し信号5rは、パターン
信号5pとサブメモリーテーブル制御信号5Hsとカウ
ンタ5Coの出力より構成される。バッファ5Hbは、
カウンタ5Coの出力を読み出し信号5rの一部として
そのまま出力している。
【0030】ダミーデータ発生装置5Dにおいて、デコ
ーダ5Ddは内部制御信号5Ciとシステムクロック
(1/T)に基づいて、使用するダミーデータ5dをR
OMテーブル5Drから読み出すためのアドレス信号5
Daと、ダミーデータ5dの発生及び停止を制御するた
めのイネーブル信号5Deを出力する。さらに、デコー
ダ5Ddは、波形整形装置外部に対して、スタート信号
5sとエンド信号5eを受け取ったことを知らせるため
のアクナレッジ信号5aを返す。ROMテーブル5Dr
から読み出されたダミーデータ5dは、時間間隔Tごと
に順次パターン発生回路に出力される。
【0031】図6は、図5の構成図に基づいてハードウ
ェアを構成し、パターン長wを5とし、4ビットのダミ
ーデータ列を使用した場合の一実施例を示すタイムシー
ケンス図である。
【0032】以下に、この実施例において、比較器から
入力制御信号と出力制御信号と読み出し信号の発生タイ
ミングについて具体的に述べる。
【0033】この実施例では、ダミーデータ列に、ダミ
ーデータ列6s={1,−1,1,−1}、ダミーデー
タ列6e={−1,1,−1,1}を用い、D(k)
(k=1,・・・,n)は情報データを表している。ま
た、各1T,2T、・・・,(n+14)Tは単位時間
Tごとの時間経過を表し、A(1),A(2),・・
・,A(5)はそれぞれパターン内の各タイムスロット
を表している。ここで、現タイムスロット6PはA
(3)である。この実施例では、遅延器のシフト数をK
=4、シフトレジスタのシフト数をL=9としている。
【0034】図6のタイムシーケンスを見ると、時間1
T〜5Tと、時間(n+10)T〜(n+14)Tは、デー
タ値0を含む予備シーケンスに、また、時間6T〜(n
+9)Tは、1,−1の2値からなる通常シーケンスに
それぞれ当てはまるのがわかる。時間2T〜5Tの間は
ダミーデータ列6sに対応するダミーデータが、時間
(n+6)T〜(n+9)Tの間はダミーデータ列6e
に対応するダミーデータがダミーデータ発生装置より発
生される。比較器より発生される入力制御信号はパター
ン発生装置内のデータセレクタを選択して、この期間中
はシーケンサ内のシフトレジスタにダミーデータが入力
させる。この実施例では、使用するダミーデータ列を1
組に特定しており、予備シーケンスの間は、常にパター
ン中に情報データは含まれていないためため、いつも決
まったパターンによる部分波形の読み出しとなる。すな
わち、予備シーケンスの時間区間1Tにおいてはパター
ン{0,0,0,0,0}により、また、予備シーケン
スの時間区間2Tにおいてはパターン{0,0,0,
0,1}により部分波形を読み出せば良く、以下、時間
区間3T,4T,5T,(n+10)T,(n+11)
T,(n+12)T,(n+13)T,(n+14)T
についても同様である。よって、予備シーケンスにおい
て、比較器はシフトレジスタのパラレル出力をデコード
したサブメモリーテーブル制御信号とカウンタの出力と
を組み合わせてサブメモリーテーブルアクセス用の読み
出し信号を発生し部分波形の読み出しを行う。また、通
常シーケンスにおいて、比較器はパターン信号とカウン
タの出力とをそのまま組み合わせてメインメモリーテー
ブルアクセス用の読み出し信号を発生し部分波形の読み
出しを行う。比較器より発生される出力制御信号は、時
間5Tから6Tのタイミングで、サブメモリーテーブル
からメインメモリーテーブルへ、時間(n+9)Tから
(n+10)Tのタイミングでは、メインメモリーテーブ
ルからサブメモリーテーブルへデータセレクタの切り替
えを行えば良い。この実施例において、通常シーケンス
の時間8Tから(n+7)T期間は、現タイムスロット
6Pに情報データが入っており、情報データを送信して
いることになる。
【0035】図7は、図5の構成図に基づいてハードウ
ェアを構成し、パターン長wを5とし、4ビットのダミ
ーデータ列を使用した場合の一実施例を示すタイムシー
ケンス図である。
【0036】以下に、この実施例において、比較器から
入力制御信号と出力制御信号と読み出し信号の発生タイ
ミングについて具体的に述べる。
【0037】この実施例では、ダミーデータ列に、ダミ
ーデータ列7s={1,−1}、ダミーデータ列7e=
{−1,1}を用い、D(k)(k=1,・・・,n)
は情報データを表している。また、各1T,2T、・・
・,(n+10)Tは単位時間Tごとの時間経過を表
し、A(1),A(2),・・・,A(5)はそれぞれ
パターン内の各タイムスロットを表している。ここで、
現タイムスロット7PはA(3)である。この実施例で
は、遅延器のシフト数をK=2、シフトレジスタのシフ
ト数をL=7としている。
【0038】図7のタイムシーケンスを見ると、時間1
T〜5Tと、時間(n+6)T〜(n+10)Tは、デー
タ値0を含む予備シーケンスに、また、時間6T〜(n
+5)Tは、1,−1の2値からなる通常シーケンス
に、それぞれ当てはまるのがわかる。時間2T〜3Tの
間はダミーデータ列7sに対応するダミーデータが、時
間(n+4)T〜(n+5)Tの間はダミーデータ列7
eに対応するダミーデータがダミーデータ発生装置より
発生される。比較器から発生される入力制御信号はパタ
ーン発生装置内のデータセレクタを選択して、この期間
中はシフトレジスタにダミーデータを入力させる。この
実施例では、使用するダミーデータ列を1組に特定して
おり、予備シーケンスにおける時間区間2T,3Tと時
間区間(n+8)T,(n+9)Tには、パターン中に
情報データが含まれていないため、比較器はシフトレジ
スタのパラレル出力をデコードしたサブメモリーテーブ
ル制御信号とカウンタの出力を組み合わせて読み出し信
号を発生し、それをアドレスとしてサブメモリーテーブ
ルから部分波形の読み出しを行う。予備シーケンスにお
ける時間区間4T,5Tと時間区間(n+6)T,(n
+7)Tにおいては、そのパターン中に情報データが含
まれている事から、読み出す信号波形は、その中に含ま
れる情報データの値に依存する。よって、この期間にお
いて、比較器はシフトレジスタのパラレル出力をデコー
ドしたサブメモリーテーブル制御信号とパターン信号の
一部とカウンタの出力とを組み合わせて読み出し信号を
発生し、それをアドレスとしてサブメモリーテーブルか
ら部分波形の読み出しを行う。また、通常シーケンスに
おいて、比較器はパターン信号とカウンタの出力とをそ
のまま組み合わせてメインメモリーテーブルアクセス用
の読み出し信号を発生し、部分波形の読み出しを行う。
出力制御信号は時間5Tから6Tのタイミングで、サブ
メモリーテーブルからメインメモリーテーブルへ、時間
(n+5)Tから(n+6)Tのタイミングでは、メイ
ンメモリーテーブルからサブメモリーテーブルへ、デー
タセレクタの切り替えを行えば良い。また、この実施例
において、時間6Tから時間(n+5)Tの期間に情報
データを送信していることになる。この実施例の場合、
図6の実施例に比べ制御装置のハードウェアは複雑にな
るが、情報データの送信開始及び送信終了にかかる時間
を2タイムスロット分短縮できる。
【0039】これらの実施例ではパターン長(w=5)
が奇数の場合について例にあげたが、パターン長wが偶
数の場合も同様に考えられる。
【0040】図8は、図5の構成図に基づいてハードウ
ェアを構成し、パターン長wを4とし、3ビットのダミ
ーデータ列を使用した場合の一実施例を示すタイムシー
ケンス図である。
【0041】この実施例では、ダミーデータ列に、ダミ
ーデータ列8s={1,−1,1}、ダミーデータ列8
e={−1,1,−1}を用い、D(k)(k=1,・
・・,n)は情報データを表している。また、各1T,
2T、・・・,(n+11)Tは単位時間Tごとの時間
経過を表し、A(1),A(2),・・・,A(4)は
それぞれパターン内の各タイムスロットを表している。
ここで、現タイムスロット8Pは、A(2)とA(3)
の間にとっており、現タイムスロットに前後するパター
ン内の各データが現タイムスロットに及ぼす影響が均等
になるようにしている。この実施例では、遅延器のシフ
ト数をK=3、シフトレジスタのシフト数をL=7とし
ている。
【0042】以下に、この実施例において、比較器から
入力制御信号と出力制御信号と読み出し信号の発生タイ
ミングについて具体的に述べる。
【0043】図8のタイムシーケンスを見ると、時間1
T〜4Tと、時間(n+8)T〜(n+11)Tは、デー
タ値0を含む予備シーケンスに、また、時間5T〜(n
+7)Tは、1,−1の2値からなる通常シーケンスに
それぞれ当てはまるのがわかる。時間2T〜4Tの間は
ダミーデータ列8sに対応するダミーデータが、時間
(n+5)T〜(n+7)Tの間はダミーデータ列8e
に対応するダミーデータが、ダミーデータ発生装置より
発生される。比較器から発生される入力制御信号はパタ
ーン発生装置内のデータセレクタを選択して、この期間
中はシフトレジスタにダミーデータを入力させる。この
実施例の場合も、使用するダミーデータ列を1組に特定
しており、予備シーケンスの間は、常にパターン中に情
報データは含まれていないためため、いつも決まったパ
ターンによる部分波形の読み出しとなり、図6の実施例
と同様である。また、比較器から発生される出力制御信
号は、時間4Tから5Tのタイミングで、サブメモリー
テーブルからメインメモリーテーブルへ、時間(n+
7)Tから(n+8)Tのタイミングでメインメモリー
テーブルからサブメモリーテーブルへデータセレクタの
切り替えを行えば良い。また、この実施例において、時
間6Tから(n+6)Tの期間に情報データを送信して
いることになる。
【0044】以上、これらの実施例において、シーケン
サはシフトレジスタを用いて構成しているが、カウンタ
を用いて構成しても同様の効果が得られる。
【0045】図9は、図1に対して記憶装置を半導体メ
モリーとバッファとD/Aコンバータとフィルタで構成
し、パターン発生装置をシフトレジスタだけで構成し、
制御装置をクロック発生回路とカウンタとシフトレジス
タとアドレスデコーダとコンパレータと情報テーブルと
バッファで構成したときの波形整形方法の一実施例を表
す構成図である。
【0046】図9について、以下に説明する。
【0047】制御装置9Cにおいて、クロック発生回路
9Ckでは、1タイムスロット中2n個の部分波形のサ
ンプリング間隔tを実現するためのサンプリングクロッ
ク(1/t)を発生する。このサンプリングクロック
(1/t)は、カウンタ9Ccの動作クロックとなる。
カウンタ9Ccはnビットの出力をもち、その出力のM
SBはシステムクロック(1/T)となり、入力制御信
号9iの一部してパターン発生装置9Aに入力される。
また、カウンタ9Ccのnビットの出力は現タイムスロ
ット内のサンプリング点を示し、メモリーテーブルのア
ドレスを指示するための読み出し信号9rの一部とな
る。カウンタ9Ccの出力はコンパレータ9Chにも入
力されている。バッファ9Cbには、スタート/エンド
信号9seが入力されている。このスタート/エンド信
号9seにおいて、論理値’0’から論理値’1’への
変化がスタート信号の入力を表し、論理値’1’から論
理値’0’への変化がエンド信号の入力を表している。
このバッファ9Cbの出力は、入力制御信号9iの一部
としてパターン発生装置9Aへ入力される。パターン発
生装置9Aで発生された3値のパターン信号9pは、ア
ドレスデコーダ9Caに入力され、アドレスデコーダ9
Caは、この3値パターン信号9pに基づいて記憶装置
内のメモリーテーブルアクセス用の読み出し信号9rの
一部を発生する。コンパレータ9Chは、カウンタ9C
cの出力とパターン発生装置9Aからのパターン信号9
pの一部とを情報テーブル9Ctと照らし合わせること
により波形整形装置外部へのアクナレッジ信号9aを発
生する。
【0048】パターン発生装置9Aにおいて、2つのシ
フトレジスタは、入力制御信号9iによるシステムクロ
ック(1/T)に同期してシフトする。シフトレジスタ
9As1には情報データ9Iが入力されている。また、
シフトレジスタ9As2には制御装置内のバッファ9C
bを通して入力制御信号9iの一部であるスタート/エ
ンド信号9seが入力されており、スタート/エンド信
号9seが印加されてからの単位時間Tごとの遷移状態
が保持される。シフトレジスタ9As1とシフトレジス
タ9As2のパラレル出力は、パターン長wに一致する
出力数をもっている。この2つのシフトレジスタのパラ
レル出力は、時系列順にそれぞれ2対づつ組み合わされ
て、2ビットで表される3値のパターン信号9pを構成
する。この3値のパターン信号9pのそれぞれの2ビッ
トは、シフトレジスタ9As2の論理値が’0’のとき
はシフトレジスタ9As1の論理値に関わらずデータ値
0をとり、シフトレジスタ9As2の論理値が’1’か
つシフトレジスタ9As1の論理値が’1’のときはデ
ータ値1を、シフトレジスタ9As2の論理値が’1’
かつシフトレジスタ9As1の論理値が’0’のときは
データ値−1をとることにする。
【0049】記憶装置9Mにおいて、共有メモリーテー
ブル9Mmは、メインメモリーテーブルとサブメモリー
テーブルを一体としたものである。共有メモリーテーブ
ル9Mmには、3値のパターン信号9pに対する、すべ
ての帯域制限後のベースバンド信号の部分波形が保持さ
れている。制御装置9Cから発生される読み出し信号9
rは、アドレスデコーダ9Caから発生された信号とカ
ウンタの出力を組み合わせて作り出される。共有メモリ
ーテーブル9Mmでは、この読み出し信号9rをアドレ
スとして帯域制限後のベースバンド信号の部分波形を読
み出し、読み出された部分波形は、バッファ9Mbでサ
ンプル・アンド・ホールドする事によりバッファ9Mb
の出力部で順次つなぎ合わされる。つなぎ合わされた信
号波形は、D/Aコンバータ9MDを通った後にフィル
タ9Mfによりスムージングされ、帯域制限後のベース
バンド信号波形が生成される。
【0050】図10は、図9の構成図に基づいてハード
ウェアを構成し、パターン長wを5とし、パケットを情
報データのみで構成する場合、すなわちダミーデータ列
を使用しない場合の一実施例を示すタイムシーケンス図
である。
【0051】以下に、この実施例について具体的に述べ
る。
【0052】D(k)(k=1,・・・,n)は情報デ
ータを表している。各1T,2T、・・・,(n+6)
Tは、単位時間Tごとの時間経過を表し、A(1),A
(2),・・・,A(5)は、それぞれパターン内の各
タイムスロットを表している。ここで、現タイムスロッ
ト10Pは、A(3)である。図10のタイムシーケン
スを見ると、時間1T〜5Tと、時間(n+2)T〜
(n+6)Tは、データ値0を含む予備シーケンスに、
また、時間6T〜(n+1)Tは、1,−1の2値から
なる通常シーケンスにそれぞれ当てはまるのがわかる。
共有メモリーテーブルには、3値パターンに対するすべ
ての帯域制限後のベースバンド信号の部分波形が保持さ
れているため、それぞれのシーケンスに関わらずに、制
御装置から発生される読み出し信号をアドレスとして、
帯域制限後のベースバンド信号の部分波形の読み出しを
行えば良い。この実施例において、時間4Tから(n+
3)T期間は、現タイムスロットに情報データが入って
おり、情報データを送信していることになる。この実施
例では、シフトレジスタ、アドレスデコーダ、メモリー
等に関するハードウェア規模が増大するが、メモリーテ
ーブルを切り替えるための複雑な制御装置を必要とせ
ず、ダミーデータ列を発生させる必要がない。この実施
例では、ダミーデータを使用しないで最初から情報デー
タをパターン発生装置内のシフトレジスタに入力する事
ができ、ダミーデータ列の送信にかかる数タイムスロッ
ト分の時間を短縮できる。
【0053】この図10の実施例の場合、3値からなる
パターンについて説明したが、3値以上の多値からなる
パターンについても、多値の状態を表現できるだけの段
数のシフトレジスタと、多値からなるパターンを2値の
アドレス信号に変換するアドレスデコーダを用意し、す
べての組み合わせの数だけ帯域制限後ベースバンド信号
の部分波形を計算により求め、共有メモリーテーブルに
書き込んでおけば同様である。
【0054】これらの実施例において、各送信データを
表現する帯域制限する前のベースバンド信号波形の形状
は矩形波形状だけでなく任意形状で良い。さらに、本発
明は、ベースバンド信号波形整形に限るものではなく、
変調波形整形に利用してもよい。
【0055】
【発明の効果】以上のように、パケットの前後に送信デ
ータの存在しない状態を示す無送信データを付加した信
号データに対して、送信データの存在しない状態から送
信データの存在する状態へ立ち上がる前及び送信データ
の存在する状態から送信データの存在しない状態へ立ち
下がる後の複数タイムスロット分の前記信号データ毎に
1タイムスロット分の帯域制限を行った帯域制限信号波
形を求め、前記帯域制限信号波形を予め定められた間隔
でサンプリングした部分波形を記憶手段に記憶し、前記
記憶手段から送信データの立ち上がりまたは立ち下がり
時に応じた前記部分波形を読み出しつなぎ合わせること
で、不連続点のない整形波形を得る事により、周波数有
効利用の上で問題となった送信開始時及び送信終了時の
帯域拡散を防止する事ができる。
【0056】また、情報データとダミーデータとでパケ
ットを構成することにより、送信データの存在しない期
間は常に決まったパターンに対する部分波形を読み出せ
すだけで済み、メモリー容量を大きく削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す波形整形装置の基本構
成図
【図2】(a)BPSK方式における帯域制限前のベー
スバンド信号波形図 (b)BPSK方式における不連続点をなくした帯域制
限後のベースバンド信号波形図
【図3】送信するパケットの構成図
【図4】図1の波形整形装置における記憶装置を半導体
メモリーで構成しパターン発生装置をシフトレジスタで
構成し制御装置をシーケンサで構成した場合の例を示す
構成図
【図5】図4の波形整形装置においてシーケンサをシフ
トレジスタにより構成した場合の例を示す構成図
【図6】パターン長wを5とし、4ビットのダミーデー
タ列を使用した場合のタイムシーケンス図
【図7】パターン長wを5とし、2ビットのダミーデー
タ列を使用した場合のタイムシーケンス図
【図8】パターン長wを4とし、3ビットのダミーデー
タ列を使用した場合のタイムシーケンス図
【図9】図1の波形整形装置における記憶装置を半導体
メモリーで構成しパターン発生装置をシフトレジスタで
構成し制御装置をアドレスデコーダで構成した場合例を
示す構成図
【図10】パターン長wを5とし、ダミーデータ列を利
用しない場合のタイムシーケンス図
【図11】(a)BPSK方式における帯域制限前のベ
ースバンド信号波形図 (b)BPSK方式における従来の技術を用いた場合の
帯域制限後のベースバンド信号波形図
【符号の説明】
1A パターン発生装置 1C 制御装置 1Mm 主記憶装置 1Ms 副記憶装置 1I 情報データ 1d ダミーデータ 1p パターン信号 1s スタート信号 1e エンド信号 1i 入力制御信号 1o 出力制御信号 1r 読み出し信号 1O 波形整形後の信号波形出力
フロントページの続き (72)発明者 甲斐 康司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 山▲さき▼ 秀聡 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−57716(JP,A) 特開 昭63−98699(JP,A) 特開 平3−132116(JP,A) 特開 平3−226048(JP,A) 特開 昭48−3013(JP,A) 特開 平4−284496(JP,A) 特開 平3−220949(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 25/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報データを入力とし、前記情報データ
    を用いてパケットを構成し、前記パケットと前記パケッ
    トの前後に付加した無送信データとからなる信号データ
    に対して、複数タイムスロット分の前記信号データ毎に
    1タイムスロット分の帯域制限を行った帯域制限信号波
    形を求め、前記帯域制限信号波形を予め定められた間隔
    でサンプリングした部分波形を記憶手段に記憶し、前記
    記憶手段から特定の部分波形を読み出すためのパターン
    前記パケットの一部を抜き出して順次構成し、前記パ
    ターンに基づいて前記記憶手段から読み出される特定の
    部分波形を順次つなぎ合わせて前記パケットに対応する
    整形信号波形を生成し出力することを特徴とする波形整
    方法
  2. 【請求項2】 パケットが情報データと情報データの前
    後に付加されたダミーデータとから構成されることを特
    徴とする請求項1記載の波形整形方法。
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