JP3272172B2 - 無線装置 - Google Patents

無線装置

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JP3272172B2
JP3272172B2 JP26904994A JP26904994A JP3272172B2 JP 3272172 B2 JP3272172 B2 JP 3272172B2 JP 26904994 A JP26904994 A JP 26904994A JP 26904994 A JP26904994 A JP 26904994A JP 3272172 B2 JP3272172 B2 JP 3272172B2
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主にアナログ移動通信
システムに供する複信無線装置に関し、特に変調方式に
全搬送波SSB( Single Side Band :単側帯波通
信)方式または低減搬送波SSB方式を用い、相互通話
のための複信方式にTDD( Time Division Duplex
:時分割複信)方式を用い、アナログ信号に加えてデ
ジタル信号の伝送も可能な無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】全搬送波SSB方式または低減搬送波S
SB方式に用いるSSB波の生成法としては、選択性フ
ィルタ法と位相推移法とがある。選択性フィルタ法は、
帯域通過形フィルタによって1つの側波帯を除去してS
SB波を生成する方法である。位相推移法は、ヒルベル
ト変換器によってベースバンド信号にヒルベルト変換を
施し、ベースバンド信号とベースバンド信号のヒルベル
ト変換との直交変調によってSSB波を生成する方法で
ある。
【0003】一方、TDD方式は、一般に1周波数複信
またはピンポン伝送といわれ、送信周波数と受信周波数
に同一の周波数を割り当て、その同一周波数上で周期的
に送信と受信を繰り返すことにより複信を実現するもの
である。すなわち、送受信を時間軸上で分割する複信方
式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、変調方式にSSB方式を用い、複信方式にT
DD方式を用いたアナログ複信無線装置を実現すること
は、次にような問題があるため困難であった。第1に、
選択性フィルタ法で1つの側波帯を完全に除去するため
には、フィルタの振幅特性が方形に近い鋭い遮断特性を
必要とするが、実現できる鋭さには限界があり、除去で
きなかった側波帯成分が不要輻射として存在し、干渉妨
害の原因となる。
【0005】第2に、位相推移法はベースバンド信号に
ヒルベルト変換を施した信号を用いるので、ヒルベルト
変換の精度が問題になる。ヒルベルト変換は、(−∞〜
∞)の範囲のベースバンド信号に対して定義されてお
り、TDD方式では、(−∞〜∞)の範囲のベースバン
ド信号のヒルベルト変換は実現できない。したがって、
有限の時間で近似してヒルベルト変換を行なうが、時間
を有限とするためにヒルベルト変換の誤差が生じ、スペ
クトルの広がりの原因となる。
【0006】また、この種のアナログ複信無線装置を実
現したとしても、デジタル信号を伝送するためには、サ
ブキャリアモデムを必要とするという問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、ヒルベルト変換の精度向上を図るととも
に不要輻射の少ない、かつデジタル伝送も可能な、全搬
送波SSB方式または低減搬送波SSB方式を用いたT
DD方式のアナログ複信無線装置を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、変調方式として全搬送波SSB方式また
は低減搬送波SSB方式を用い、複信方式としてTDD
方式を用い、送信ベースバンド部に、ベースバンド信号
をPAM( Pulse Amplitude Modulation:パルス振
幅変調)信号に変換してFIRフィルタを介して伝送す
る手段と、受信ベースバンド部に、受信したPAM信号
の符号識別点をサンプリングしてデジタルフィルタで波
形補間する手段備え、さらにnビットの量子化PAM
信号のMSB側の一部を使用してk(n>k)ビットの
デジタル信号を送受信する手段を備えたものである。
【0009】
【作用】本発明は、上記構成により、音声信号をPAM
信号に変換し、このPAM信号をウインドウ関数を乗算
した帯域制限フィルタ、例えばFIRフィルタのインパ
ルス応答信号とウインドウ関数を乗算したFIRフィル
タのインパルス応答信号のヒルベルト変換した信号に変
換することにより、ヒルベルト変換の精度を向上させる
ことができるので、ヒルベルト変換の誤差による隣接チ
ャネル漏洩電力を低減することができ、かつ不要輻射の
少ないSSB方式かつTDD方式の無線装置を実現する
ことができる。
【0010】また、デジタル信号を伝送する場合は、送
信側でデジタル信号をnビットの量子化PAM信号のM
SB側からkビットに割り当てるとともに、LSB側か
ら(n−k)ビットをすべて“0”として送信し、受信
側では、nビットの量子化PAM信号のLSB側から
(n−k)ビットを除去してkビットのデジタル信号を
得ることにより、アナログ信号伝送に加えてデジタル信
号伝送も可能になる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例における無線装置の
概略構成を示すものである。図1において、1は入力す
る音声信号、1Aは入力するデジタル信号、2は入力さ
れた音声信号1を帯域制限し、フレーム毎に分割して時
間圧縮し、その先頭に同期シンボルを付加し、さらにヒ
ルベルト変換を行なって2系統のベースバンド信号に変
換するとともに、別のタイミングにおいて入力されたデ
ジタル信号1Aをシリアル/パラレル変換してnビット
の量子化PAM信号のMSB側の一部を使用してk(n
>k)ビットのデジタル信号を出力する送信ベースバン
ド部、3は2系統のベースバンド信号により互いに直交
する中間周波数をそれぞれ振幅変調して加算する直交変
調部、4は直交変調された信号を中間周波数から回線周
波数に変換して出力する無線部、5は送受信を切り替え
るアンテナスイッチ、6は無線信号を送受信するアンテ
ナである。7はアンテナ6からアンテナスイッチ5を介
して受信した信号を中間周波数に変換するフロントエン
ド部、8は中間周波数の信号をベースバンド信号に復調
するSSB復調部、9は復調されたベースバンド信号か
ら同期シンボルを抽出して受信スロットのタイミングを
生成し、PAM信号の符号識別点をサンプリングしてデ
ジタルフィルタで波形補間し、圧縮音声信号を時間軸上
で伸長して帯域制限を施すとともに、別のタイミングに
おいてnビットの量子化PAM信号からkビットのデジ
タル信号を得る受信ベースバンド部、10は復元された
音声信号であり、10Aは復元されたデジタル信号であ
る。11は送信側の無線部4および受信側のフロントエ
ンド部7で周波数変換を行なうためにローカル周波数を
出力するシンセサイザ回路、12は一定時間毎に送信動
作と受信動作を交互に行なうためのタイミングをとるタ
イミング制御回路であり、送信ベースバンド部2、受信
ベースバンド部9、シンセサイザ回路11、アンテナス
イッチ5等の動作タイミングを制御する。
【0012】図2は図1の送信ベースバンド部2とその
関連部分の詳細を示している。図2において、21はロ
ーパスフィルタ、22はA/D変換器、23は送信フレ
ームスイッチ、24は同期メモり、25、26はバッフ
ァメモリ、27は送信フレームスイッチ、28は同期シ
ンボル挿入スイッチである。29はデジタルフィルタ/
ヒルベルト変換器であり、ナイキスト第1基準を満足す
るFIR( Finite Impulse Response :有限長イン
パルス応答)フィルタとヒルベルト変換器とからなる。
30は直流電源、31は加算器、32、33は乗算器、
34はウインドウ関数発生器である。また、51はデジ
タル信号1Aが入力されるS/P(Serial/Parallel)
変換・ビット付加部、52はS/P変換・ビット付加部
51に接続されてA/D変換器22と送信フレームスイ
ッチ23との間に挿入されたセレクタである。55は誤
り訂正符号を伝送する場合の符号化回路である。タイミ
ング制御回路12からは、S/P変換・ビット付加部5
1、A/D変換器22およびバッファメモリ25、26
の入力側に1/Ts[kHz]のクロックCLK1が供
給され、同期メモリ24およびバッファメモリ25、2
6の出力側に2/Ts[kHz]以上のクロックCLK
2が供給されている。また、送信フレームスイッチ2
3、27および同期シンボル挿入スイッチ28にスイッ
チ切り替え信号TIM1が供給され、ウインドウ関数発
生器34にTDDタイミング信号TIMが供給されてお
り、セレクタ52には図示されない信号源情報信号が供
給されている。
【0013】図3は図1の受信ベースバンド部9とその
関連部分の詳細を示している。図3において、35は同
期抽出回路、36は受信フレームスイッチ、37、38
はバッファメモリ、39は受信フレームスイッチ、40
はFIRフィルタであるデジタルフィルタ、41はD/
A変換器、42はローパスフィルタである。また、53
は受信フレームスイッチ39とデジタルフィルタ40と
の間に挿入されたセレクタ、54はこのセレクタ53に
接続されてデジタル信号10Aを復元するP/S(Par
allel /Serial )変換・ビット除去部である。55は
誤り訂正符号が伝送されている場合の復号化回路であ
る。タイミング制御回路12からは、バッファメモリ3
7、38の出力側にクロックCLK1が供給され、バッ
ファメモリ37、38の入力側にクロックCLK2が供
給され、受信フレームスイッチ36、39にはスイッチ
切り替え信号TIM1が供給され、セレクタ53には図
示されない信号源情報信号が供給されている。
【0014】次に上記実施例における送信および受信の
動作について説明する。ただし、同期方式は、発呼側を
同期源とした着呼側従属同期方式であり、ここでは発呼
側の送受信動作を説明する。まず、信号源がアナログ信
号の場合について、送信側の動作を説明する。音声信号
1は、ローパスフィルタ21に入力されて帯域制限を施
され、A/D変換器22へ出力される。A/D変換器2
2には、タイミング制御回路12から1/Ts[kH
z]のクロックCLK1が供給されており、ローパスフ
ィルタ21により帯域制限された音声信号は、A/D変
換器22によりサンプリング間隔Ts[msec]でサ
ンプリングされ、PAM信号に変換される。図4はアナ
ログ信号伝送時の量子化PAM信号のビット構成例であ
り、61はSGNビット、62は信号振幅を表すビット
である。A/D変換器22から出力されたPAM信号
は、タイミング制御回路12からのスイッチ切り替え信
号TIM1を入力された送信フレームスイッチ23によ
り、順次バッファメモリ25または26に蓄積される。
【0015】ここで、TDDフレーム長をT[mse
c]とすると、PAM信号は、T[msec]区間毎に
デジタル信号としてバッファメモリ25または26に交
互に1/Ts[kHz]のクロックで書き込まれる。ま
た、送信フレームスイッチ27により読み出される場合
も、バッファメモリ25または26から交互に読み出さ
れる。さらに、バッファメモリ25、26から読み出さ
れる直前に、同期シンボル挿入スイッチ28により同期
メモリ24から同期シンボルおよび零点のデータが読み
出され、これに続きバッファメモリ25、26からPA
M信号データが読み出される。読み出すクロックとし
て、タイミング制御回路12から2/Ts[kHz]以
上のクロックCLK2がバッファメモリ25、26およ
び同期メモリ24に供給される。
【0016】同期シンボル挿入スイッチ28から出力さ
れたPAM信号データは、デジタルフィルタ/ヒルベル
ト変換器29に入力される。デジタルフィルタ/ヒルベ
ルト変換器29は、sinx/x形のインパルス応答にレイズ
ドコサイン形ウインドウ関数を乗算したFIRフィルタ
と、sinx/x形のインパルス応答のヒルベルト変換にレイ
ズドコサイン形ウインドウ関数を乗算したヒルベルト変
換器とで構成されている。デジタルフィルタ/ヒルベル
ト変換器29に入力された信号は、デジタルフィルタの
インパルス応答信号mg(t)およびヒルベルト変換器
のヒルベルト変換信号mh(t)に変換され、信号mg
(t)は加算器31へ出力され、信号mh(t)は乗算
器33へ出力される。ここで、信号h(t)はg(t)
のヒルベルト変換であり、mは変調指数を表し、全搬送
波SSB方式の場合は(0<m<1)、低減搬送波SS
B方式の場合は(1<m)を満足するmを選択する。
【0017】デジタルフィルタ/ヒルベルト変換器29
で生成されて加算器31で直流信号を付加された信号
(1+mg(t))およびデジタルフィルタ/ヘルベル
ト変換器29からの信号mh(t)は、それぞれ乗算器
32、33によりウインドウ関数発生器34からのレイ
ズドコサイン形ウインドウ関数W(t)を乗算され、以
下のように変換される。 I(t)=W(t)・{1+mg(t)} Q(t)=W(t)・m・h(t)
【0018】このようにして得られた信号I(t)、Q
(t)は、図1の直交変調部3で直交変調され、全搬送
波SSB変調波または低減搬送波SSB変調波に変換さ
れた後、無線部4においてシンセサイザ回路11からの
ローカル周波数と混合されて回線周波数に変換され、ア
ンテナスイッチ5を経由してアンテナ6から放射され
る。アンテナスイッチ5は、タイミング制御回路12か
らのTDDタイミング信号TIMにより送受信を切り替
えられる。
【0019】次に受信側の動作について説明する。アン
テナ6から受信された受信信号は、アンテナスイッチ5
を経由してフロントエンド部7に入力される。入力され
た信号は、中間周波数に変換され、SSB復調部8で圧
縮されたままのベースバンド信号に変換され、同期抽出
回路35に入力される。同期抽出回路35に入力された
ベースバンド信号は、同期シンボルの相関検出が行なわ
れ、同期が確立した場合は、同期抽出回路35からタイ
ミング制御回路12へTDD同期タイミング信号TIM
2が出力される。同期シンボルに続くPAM信号は、符
号識別点のみがサンプリングされてPAM信号に変換さ
れた後、受信フレームスイッチ36によりスロット毎に
デジタル信号としてバッファメモリ37、38に交互に
書き込まれる。書き込みクロックは、タイミング制御回
路12からの2/Ts[kHz]以上のクロックCLK
2である。読み出される場合も、受信フレームスイッチ
39によりバッファメモリ37、バッファメモリ38か
ら交互に読み出される。読み出しクロックは、タイミン
グ制御回路12からの1/Ts[kHz]のクロックC
LK1である。
【0020】受信フレームスイッチ39から出力された
PAM信号データは、FIRフィルタを使用したデジタ
ルフィルタ40に入力される。入力されたPAM信号デ
ータは、デジタルフィルタ40で波形補間されたデータ
に変換され、D/A変換器41で階段波形に変換された
後、ローパスフィルタ42で高調波成分を抑圧して元の
音声信号10が復元される。
【0021】次に、信号源がデジタル信号の場合の動作
について説明する。送信側では、S/P変換・ビット付
加部51に入力されたシリアルなデジタル信号1Aは、
kビット毎のパラレルデータに変換される。パラレルデ
ータに変換されたkビットのデジタル信号は、図5に示
すように、デジタル信号71の後に(n−k)ビットに
対してすべて“0”のデータが付加され、デジタル信号
伝送時におけるnビットの量子化PAM信号に変換され
る。誤り訂正符号を伝送する場合は、図2に示す符号化
回路55に入力されたシリアルなデジタル信号1Aは、
mビット単位で効率k/(k+j)以下の誤り訂正符号
に変換され、S/P変換・ビット付加部51に入力され
る。入力された誤り訂正符号は、(k+j)ビット毎に
分割され、図6に示すように、LSB側に(n−k−
j)ビットの“0”ビット82が付加され、nビットの
量子化PAM信号に変換される。この量子化PAM信号
は、タイミング制御回路12から供給される1/Ts
[kHz]のクロックCLK1でS/P変換・ビット付
加部51から出力され、セレクタ52および送信フレー
ムスイッチ23を経由してバッファメモリ25、26に
順次蓄積される。TDDフレーム長をT(ms)とする
と、量子化PAM信号は、T(ms)区間毎にバッファ
メモリ25、26に交互に1/Ts[kHz]のクロッ
クCLK1で書き込まれ、読み出される場合はバッファ
メモリ25、26から交互に2/Ts[kHz]以上の
クロックCLK2で読み出される。バッファメモリ2
5、26から読み出された量子化PAM信号は、デジタ
ルフィルタ/ヒルベルト変換器29および直交変調部3
により全搬送波SSB変調波または低減搬送波SSB変
調波に変換された後、シンセサイザ回路11からのロー
カル周波数と無線部4によって回線周波数に変換され、
アンテナスイッチ5を経由してアンテナ6から放射され
る。
【0022】受信側では、アンテナ6で受信された信号
は、アンテナスイッチ5を経由してフロントエンド部
7、SSB復調部8を介してベースバンド信号に変換さ
れ、受信ベースバンド部9の同期抽出回路35に入力さ
れる。同期抽出回路35に入力されたベースバンド信号
は、同期シンボルの相関検出が行なわれ、同期が確立さ
れた後、同期シンボルに続くPAM信号の符号識別点の
みがサンプリングされ、量子化PAM信号に変換され
る。量子化PAM信号は、受信フレームスイッチ36を
経由してバッファメモリ37、38に順次蓄積される。
量子化PAM信号は、スロット毎にバッファメモリ3
7、38に交互に2/Ts[kHz]以上のクロックC
LK2で書き込まれ、読み出される場合は、バッファメ
モリ37、38から交互に1/Ts[kHz]のクロッ
クCLK1で読み出される。バッファメモリ37、38
から読み出された量子化PAM信号は、セレクタ53を
経由してP/S変換・ビット除去部54に入力され、こ
こで図5のLSB側の(n−k)ビット72が除去され
てkビットのデジタル信号71に変換され、さらにパラ
レル/シリアル変換によって元のシリアルなデジタル信
号10Aに復元される。誤り訂正符号が伝送されている
場合は、図3に示すP/S変換・ビット除去部54に入
力された量子化PAM信号は、図6のLSB側の(n−
k−j)ビット82が除去されてk+jビットのデジタ
ル信号81に変換され、復号化回路56に入力される。
(k+j)ビットずつ入力されたデジタル信号は、mビ
ット単位で誤り訂正され、元のデジタル信号に復元され
る。
【0023】なお、デジタル信号を伝送する際は、予め
通信プロトコルで規定された特定のTDDフレームまた
は全フレーム中の特定の時間領域において、nビットの
量子化PAM信号のMSBの一部を使用して、kビット
のデジタル信号を伝送するようにしてもよい。また、k
ビットの伝送を行なう際に、2k のシンボルに対してバ
イナリー配列のみならず、グレイ配列等の任意のkビッ
トの符号語割り当てを行なうことができる。
【0024】以上のように、本実施例によれば次のよう
な効果を有する。 (1) PAM信号に対してナイキスト第1基準を満足
するFIRフィルタにより帯域制限を行なっているた
め、FIRフィルタを介したPAM信号は符号間干渉が
ない。 (2) ナイキスト第1基準を満足するFIRフィルタ
のインパルスレスポンス波形を利用した同期シンボルを
用いることにより、FIRフィルタを介した同期シンボ
ルは符号間干渉がなく、正確なTDD同期を確立するこ
とができる。このため、PAM信号の符号識別点の認識
が確実にでき、ベースバンド信号の復元の忠実度が向上
するとともに、一般にTDDバーストで問題となるバー
スト間のアナログ信号の断層も生じない。 (3) デジタル信号を伝送する際は、送信側でデジタ
ル信号をnビットの量子化PAM信号のMSB側からk
ビットに割り当て、nビットの量子化PAM信号のLS
B側から(n−k)ビットをすべて“0”として送信
し、受信側では、nビットの量子化PAM信号のLSB
側から(n−k)ビットを除去してkビットのデジタル
信号を得ることにより、アナログ信号伝送に加えてデジ
タル信号伝送も可能になる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、変調方式として全搬送波SSB方式または低減搬送
波SSB方式を用い、複信方式としてTDD方式を用
い、送信ベースバンド部に、ベースバンド信号をPAM
信号に変換して帯域制限フィルタを介して伝送する手段
と、受信ベースバンド部に、受信したPAM信号の符号
識別点をサンプリングしてデジタルフィルタで波形補間
する手段を備えたものであり、音声信号をPAM信号に
変換し、このPAM信号をウインドウ関数を乗算した帯
域制限フィルタ、例えばFIRフィルタのインパルス応
答信号とウインドウ関数を乗算したFIRフィルタのイ
ンパルス応答信号のヒルベルト変換した信号に変換する
ことにより、ヒルベルト変換の精度を向上させることが
できるので、ヒルベルト変換の誤差による隣接チャネル
漏洩電力を低減することができ、不要輻射の少ないSS
B方式かつTDD方式の無線装置を実現することができ
る。
【0026】また、nビットの量子化PAM信号のMS
B側の一部を使用して、k(n>k)ビットのデジタル
信号を送受信する手段を備えているので、アナログ信号
の伝送に加えてデジタル信号の伝送することができ、音
声信号の他に選択呼び出し等の制御信号の伝送が可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における無線装置の概略ブロ
ック図
【図2】同無線装置における送信ベースバンド部の詳細
とタイミング制御回路との関係を示すブロック図
【図3】同無線装置における受信ベースバンド部の詳細
とタイミング制御回路との関係を示すブロック図
【図4】同装置におけるアナログ信号伝送時の量子化P
AM信号のビット構成例を示す模式図
【図5】同装置におけるデジタル信号伝送時の量子化P
AM信号のビット構成例を示す模式図
【図6】同装置における誤り訂正符号伝送時の量子化P
AM信号のビット構成例を示す模式図
【符号の説明】
1 音声信号 1A デジタル信号 2 送信ベースバンド部 3 直交変調部 4 無線部 5 アンテナスイッチ 6 アンテナ 7 フロントエンド部 8 SSB復調部 9 受信ベースバンド部 10 音声信号 10A デジタル信号 11 シンセサイザ回路 12 タイミング制御回路 21 ローパスフィルタ 22 A/D変換器 23 送信フレームスイッチ 24 同期メモリ 25、26 バッファメモリ 27 送信フレームスイッチ 28 同期シンボル挿入スイッチ 29 デジタルフィルタ/ヒルベルト変換器 30 直流電源 31 加算器 32、33 乗算器 34 ウインドウ関数発生器 35 同期抽出回路 36 受信フレームスイッチ 37、38 バッファメモリ 39 受信フレームスイッチ 40 デジタルフィルタ 41 D/A変換器 42 ローパスフィルタ 51 S/P変換・ビット付加部 52、53 セレクタ 54 P/S変換・ビット除去部 55 符号化回路 56 復号化回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/10 H04B 1/40 H04B 1/54 H04L 27/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調方式として全搬送波SSB方式また
    は低減搬送波SSB方式を用い、複信方式としてTDD
    方式を用い、送信ベースバンド部に、ベースバンド信号
    をPAM信号に変換してFIRフィルタを介して伝送す
    る手段と、受信ベースバンド部に、受信したPAM信号
    の符号識別点をサンプリングしてデジタルフィルタで波
    形補間する手段を備え、さらにnビットの量子化PAM
    信号のMSB側の一部を使用してk(n>k)ビットの
    デジタル信号を送受信する手段を備えた無線装置。
  2. 【請求項2】 量子化PAM信号のMSB側の(k+
    j)ビットを用いて、効率k/(k+j)以下の誤り訂
    正符号を伝送する請求項1記載の無線装置。
  3. 【請求項3】 予め通信プロトコルで規定された特定の
    TDDフレームまたは全フレーム中の特定の時間領域に
    おいて、nビットの量子化PAM信号のMSBの一部を
    使用して、kビットのデジタル信号を伝送する請求項1
    または2記載の無線装置。
  4. 【請求項4】 kビットの伝送を行なう際に、2k のシ
    ンボルに対してバイナリー配列のみならず、グレイ配列
    等の任意のkビットの符号語割り当てを行なう請求項1
    から3のいずれかに記載の無線装置。
  5. 【請求項5】 デジタル信号を送受信する手段が、送信
    ベースバンド部に、入力デジタルデータをkビットのパ
    ラレルデータに変換するシリアル/パラレル変換手段
    と、kビットのデジタル信号データの後に(n−k)ビ
    ットの“0”データを付加するビット付加手段と、デジ
    タル信号と音声信号の切り替えを行なうセレクタ手段と
    を備え、受信ベースバンド部に、デジタル信号と音声信
    号の切り替えを行なうセレクタ手段と、(n−k)ビッ
    トの“0”データを除去するビット除去手段と、デジタ
    ルデータを元のシリアルデータに変換するパラレル/シ
    リアル変換手段とを備えた請求項1から4のいずれかに
    記載の無線装置。
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