JP3177569B2 - 無線装置 - Google Patents

無線装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主にアナログ移動通信
システムに供する複信無線装置に関し、特に変調方式に
全搬送波SSB( Single Side Band :単側帯波通
信)方式または低減搬送波SSB方式を用い、相互通話
のための複信方式にTDD( Time Division Duplex
:時分割複信)方式を用いて秘話通信を実現するため
の無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】全搬送波SSB方式または低減搬送波S
SB方式に用いるSSB波の生成法としては、選択性フ
ィルタ法と位相推移法とがある。選択性フィルタ法は、
帯域通過形フィルタによって1つの側波帯を除去してS
SB波を生成する方法である。位相推移法は、ヒルベル
ト変換器によってベースバンド信号にヒルベルト変換を
施し、ベースバンド信号とベースバンド信号のヒルベル
ト変換との直交変調によってSSB波を生成する方法で
ある。
【0003】一方、TDD方式は、一般に1周波数複信
またはピンポン伝送といわれ、送信周波数と受信周波数
に同一の周波数を割り当て、その同一周波数上で周期的
に送信と受信を繰り返すことにより複信を実現するもの
である。すなわち、送受信を時間軸上で分割する複信方
式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線装置では、変調方式にSSB方式を用い、複信方式
にTDD方式を用いたアナログ複信無線装置を実現する
ことは、次のような問題があるため困難であった。第1
に、選択性フィルタ法で1つの側波帯を完全に除去する
ためには、フィルタの振幅特性が方形に近い鋭い遮断特
性を必要とするが、実現できる鋭さには限界があり、除
去できなかった側波帯成分が不要輻射として存在し、干
渉妨害の原因となる。
【0005】第2に、位相推移法はベースバンド信号に
ヒルベルト変換を施した信号を用いるので、ヒルベルト
変換の精度が問題になる。ヒルベルト変換は、(−∞〜
∞)の範囲のベースバンド信号に対して定義されてお
り、TDD方式では、(−∞〜∞)の範囲のベースバン
ド信号のヒルベルト変換は実現できない。したがって、
有限の時間で近似してヒルベルト変換を行なうが、時間
を有限とするためにヒルベルト変換の誤差が生じ、スペ
クトルの広がりの原因となる。
【0006】また、この種のアナログ複信無線装置にお
いて、秘話方式を実現しようとすると単純反転秘話方式
等が用いられ、容易に解読されてしまうという問題があ
った。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、ヒルベルト変換の精度向上を図るととも
に不要輻射の少ない、かつ秘話通信を実現することので
きる全搬送波SSB方式または低減搬送波SSB方式を
用いたTDD方式のアナログ複信無線装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、変調方式として全搬送波SSB方式また
は低減搬送波SSB方式を用い、複信方式としてTDD
方式を用い、送信ベースバンド部に、ベースバンド信号
をPAM( Pulse Amplitude Modulation:パルス
振幅変調)信号に変換して帯域制限フィルタを介して伝
送する手段と、受信ベースバンド部に、受信したPAM
信号の符号識別点をサンプリングしてデジタルフィルタ
で波形補間する手段とを備え、さらに送信バースト内で
PAM信号の送出順序を入れ替えるとともに、受信バー
スト内でPAM信号を元の順序に戻す信号入れ替え手段
を備えたものである。
【0009】
【作用】本発明は、上記構成により、音声信号をPAM
信号に変換し、このPAM信号をウインドウ関数を乗算
した帯域制限フィルタ、例えばFIRフィルタのインパ
ルス応答信号とウインドウ関数を乗算したFIRフィル
タのインパルス応答信号のヒルベルト変換した信号に変
換することにより、ヒルベルト変換の精度を向上させる
ことができるので、ヒルベルト変換の誤差による隣接チ
ャネル漏洩電力を低減することができ、かつ不要輻射の
少ないSSB方式かつTDD方式の無線装置を実現する
ことができる。
【0010】また、送信側でPAM信号を送出する際
に、ある不規則性に従って送出順序を入れ替え、受信側
では受信したPAM信号を送信側と同様な不規則性でも
って元に戻すので、強力な秘話通信が可能となる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例における無線装置の
概略構成を示すものである。図1において、1は入力す
る音声信号、2は入力された音声信号1を帯域制限し、
フレーム毎に分割して時間圧縮し、その先頭に同期シン
ボルを付加し、さらにヒルベルト変換を行なって2系統
のベースバンド信号に変換する送信ベースバンド部、3
は2系統のベースバンド信号により互いに直交する中間
周波数をそれぞれ振幅変調して加算する直交変調部、4
は直交変調された信号を中間周波数から回線周波数に変
換して出力する無線部、5は送受信を切り替えるアンテ
ナスイッチ、6は無線信号を送受信するアンテナ、7は
受信した信号を中間周波数に変換するフロントエンド
部、8は中間周波数の信号をベースバンド信号に復調す
るSSB復調部、9は復調されたベースバンド信号から
同期シンボルを抽出して受信スロットのタイミングを生
成し、PAM信号の符号識別点をサンプリングしてデジ
タルフィルタで波形補間し、圧縮音声信号を時間軸上で
伸長して帯域制限を施す受信ベースバンド部、10は復
元された音声信号である。11は送信側の無線部4およ
び受信側のフロントエンド部7で周波数変換を行なうた
めにローカル周波数を出力するシンセサイザ回路、12
は一定時間毎に送信動作と受信動作を交互に行なうため
のタイミングをとるタイミング制御回路であり、送信ベ
ースバンド部2、受信ベースバンド部9、シンセサイザ
回路11、アンテナスイッチ5等の動作タイミングを制
御する。13、14はカウンタ、15はROM(Read
OnlyMemory)であり、それぞれ信号入れ替え手段を構
成して、送信ベースバンド部2におけるPAM信号の送
出順序の入れ替えと受信ベースバンド部9におけるPA
M信号の受信順序の復元を行なう。
【0012】図2は図1の送信ベースバンド部2とその
関連部分の詳細を示している。図2において、21はロ
ーパスフィルタ、22はA/D変換器、23は送信フレ
ームスイッチ、24は同期メモリ、25、26はバッフ
ァメモリ、27は送信フレームスイッチ、28は同期シ
ンボル挿入スイッチである。29はデジタルフィルタ/
ヒルベルト変換器であり、ナイキスト第1基準を満足す
るFIR( Finite Impulse Response :有限長イン
パルス応答)フィルタとヒルベルト変換器とからなる。
30は直流電源、31は加算器、32、33は乗算器、
34はウインドウ関数発生器である。タイミング制御回
路12からは、A/D変換器22およびバッファメモリ
25、26の入力側およびカウンタ13に1/Ts[k
Hz]のクロックCLK1が供給され、同期メモリ24
およびバッファメモリ25、26の出力側およびカウン
タ14に2/Ts[kHz]以上のクロックCLK2が
供給されている。また、送信フレームスイッチ23、2
7および同期シンボル挿入スイッチ28にスイッチ切り
替え信号TIM1が供給され、ウインドウ関数発生器3
4にTDDタイミング信号TIMが供給されている。さ
らに、カウンタ13の出力はバッファメモリ25、26
の入力側に加えられ、カウンタ14の出力はROM15
に加えられ、ROM15の出力はバッファメモリ25、
26の出力側に加えられている。
【0013】図3は図1の受信ベースバンド部9とその
関連部分の詳細を示している。図3において、35は同
期抽出回路、36は受信フレームスイッチ、37、38
はバッファメモリ、39は受信フレームスイッチ、40
はFIRフィルタであるデジタルフィルタ、41はD/
A変換器、42はローパスフィルタである。タイミング
制御回路12からは、バッファメモリ37、38の出力
側およびカウンタ13にクロックCLK1が供給され、
バッファメモリ37、38の入力側およびカウンタ14
にクロックCLK2が供給され、受信フレームスイッチ
36、39にスイッチ切り替え信号TIM1が供給され
ている。さらに、カウンタ13の出力はバッファメモリ
37、38の出力側に加えられ、カウンタ14の出力は
ROM15に加えられ、ROM15の出力はバッファメ
モリ37、38の入力側に加えられている。
【0014】次に上記実施例における送信および受信の
動作について説明する。ただし、同期方式は、発呼側を
同期源とした着呼側従属同期方式であり、ここでは発呼
側の送受信動作について説明する。まず、送信側の動作
について説明する。音声信号1は、ローパスフィルタ2
1に入力されて帯域制限を施され、A/D変換器22へ
出力される。A/D変換器22には、タイミング制御回
路12から1/Ts[kHz]のクロックCLK1が供
給されており、ローパスフィルタ21により帯域制限さ
れた音声信号は、A/D変換器22によりサンプリング
間隔Ts[msec]でサンプリングされ、PAM信号
に変換される。A/D変換器22から出力されたPAM
信号は、タイミング制御回路12からのスイッチ切り替
え信号TIM1を入力された送信フレームスイッチ23
により、順次バッファメモリ25または26に蓄積され
る。
【0015】ここで、TDDフレーム長をT[mse
c]とすると、PAM信号は、T[msec]区間毎に
デジタル信号としてバッファメモリ25または26に交
互に1/Ts[kHz]のクロックで書き込まれる。ま
た、送信フレームスイッチ27により読み出される場合
も、バッファメモリ25または26から交互に読み出さ
れる。さらに、バッファメモリ25、26から読み出さ
れる直前に、同期シンボル挿入スイッチ28により同期
メモリ24から同期シンボルおよび零点のデータが読み
出され、これに続きバッファメモリ25、26からPA
M信号データが読み出される。読み出すクロックとし
て、タイミング制御回路12から2/Ts[kHz]以
上のクロックCLK2がバッファメモリ25、26およ
び同期メモリ24に供給される。
【0016】図4はPAM信号のバッファメモリ25、
26に対する書き込み順序および読み出し順序を示して
いる。カウンタ13には、タイミング制御回路12から
1/TS[kHz]のクロックCLK1が供給され、バ
ッファメモリ25、26は、カウンタ13からこのクロ
ックタイミングにより1番地から順番にアドレスを指定
され、図4の(a)、(c)に示すように、指定された
順序通りにPAM信号をバッファメモリ25、26の1
番地から順に書き込む。またカウンタ14には、タイミ
ング制御回路12から2/Ts[kHz]以上のクロッ
クCLK2が供給され、ROM15は、カウンタ14か
らのこのクロックタイミングにより1番地から順番にア
ドレスを指定され、図4の(b)、(c)に示すよう
に、不規則性を有する予め記憶された読み出し順序に従
ってバッファメモリ25、26からPAM信号を読み出
す。
【0017】同期シンボル挿入スイッチ28から出力さ
れたPAM信号データは、デジタルフィルタ/ヒルベル
ト変換器29に入力される。デジタルフィルタ/ヒルベ
ルト変換器29は、sinx/x形のインパルス応答にレイズ
ドコサイン形ウインドウ関数を乗算したFIRフィルタ
と、sinx/x形のインパルス応答のヒルベルト変換にレイ
ズドコサイン形ウインドウ関数を乗算したヒルベルト変
換器とで構成されている。デジタルフィルタ/ヒルベル
ト変換器29に入力された信号は、デジタルフィルタの
インパルス応答信号mg(t)およびヒルベルト変換器
のヒルベルト変換信号mh(t)に変換され、信号mg
(t)は加算器31へ出力され、信号mh(t)は乗算
器33へ出力される。ここで、信号h(t)はg(t)
のヒルベルト変換であり、mは変調指数を表し、全搬送
波SSB方式の場合は(0<m<1)、低減搬送波SS
B方式の場合は(1<m)を満足するmを選択する。
【0018】デジタルフィルタ/ヒルベルト変換器29
で生成されて加算器31で直流信号を付加された信号
(1+mg(t))およびデジタルフィルタ/ヘルベル
ト変換器29からの信号mh(t)は、それぞれ乗算器
32、33によりウインドウ関数発生器34からのレイ
ズドコサイン形ウインドウ関数W(t)を乗算され、以
下のように変換される。 I(t)=W(t)・{1+mg(t)} Q(t)=W(t)・m・h(t)
【0019】このようにして得られた信号I(t)、Q
(t)は、図1の直交変調部3で直交変調され、全搬送
波SSB変調波または低減搬送波SSB変調波に変換さ
れた後、無線部4においてシンセサイザ回路11からの
ローカル周波数と混合されて回線周波数に変換され、ア
ンテナスイッチ5を経由してアンテナ6から放射され
る。アンテナスイッチ5は、タイミング制御回路12か
らのスイッチ切り替え信号TIM1により送受信を切り
替えられる。
【0020】次に受信側の動作について説明する。アン
テナ6から受信された受信信号は、アンテナスイッチ5
を経由してフロントエンド部7に入力される。入力され
た信号は、中間周波数に変換され、SSB復調部8で圧
縮されたままのベースバンド信号に変換され、同期抽出
回路35に入力される。同期抽出回路35に入力された
ベースバンド信号は、同期シンボルの相関検出が行なわ
れ、同期が確立した場合は、同期抽出回路35からタイ
ミング制御回路12へTDD同期タイミング信号TIM
2が出力される。同期シンボルに続くPAM信号は、符
号識別点のみがサンプリングされ、PAM信号に変換さ
れた後、受信フレームスイッチ36によりスロット毎に
デジタル信号としてバッファメモリ37、38に交互に
書き込まれる。書き込みクロックは、タイミング制御回
路12からの2/Ts[kHz]以上のクロックCLK
2である。読み出される場合も、受信フレームスイッチ
39によりバッファメモリ37、バッファメモリ38か
ら交互に読み出される。読み出しクロックは、タイミン
グ制御回路12からの1/Ts[kHz]のクロックC
LK1である。
【0021】図5はPAM信号のバッファメモリ37、
38に対する書き込み順序および読み出し順序を示して
いる。カウンタ14には、タイミング制御回路12から
2/Ts[kHz]以上のクロックCLK2が供給さ
れ、ROM15は、カウンタ14からのこのクロックタ
イミングにより1番地から順番にアドレスを指定され、
図5の(a)、(c)に示すように、不規則性を有する
予め記憶された書き込み順序に従ってバッファメモリ3
7、38へPAM信号を書き込む。またカウンタ13に
は、タイミング制御回路12から1/TS[kHz]の
クロックCLK1が供給され、バッファメモリ37、3
8は、カウンタ13からこのクロックタイミングにより
1番地から順番にアドレスを指定され、図4の(b)、
(c)に示すように、指定された順序通りにPAM信号
をバッファメモリ37、38の1番地から順に読み出
す。これにより、PAM信号は入れ替え前の元の順番に
戻される。
【0022】受信フレームスイッチ39から出力された
PAM信号データは、FIRフィルタを使用したデジタ
ルフィルタ40に入力される。入力されたPAM信号デ
ータは、デジタルフィルタ40で波形補間されたデータ
に変換され、D/A変換器41で階段波形に変換された
後、ローパスフィルタ42で高調波成分を抑圧して元の
音声信号10が復元される。
【0023】以上のように、本実施例によれば次のよう
な効果を有する。 (1) PAM信号に対してナイキスト第1基準を満足
するFIRフィルタにより帯域制限を行なっているた
め、FIRフィルタを介したPAM信号は符号間干渉が
ない。 (2) ナイキスト第1基準を満足するFIRフィルタ
のインパルスレスポンス波形を利用した同期シンボルを
用いることにより、FIRフィルタを介した同期シンボ
ルは符号間干渉がなく、正確なTDD同期を確立するこ
とができる。このため、PAM信号の符号識別点の認識
が確実にでき、ベースバンド信号の復元の忠実度が向上
するとともに、一般にTDDバーストで問題となるバー
スト間のアナログ信号の断層も生じない。 (3) 送信側ではバッファメモリからPAM信号デー
タを読み出す際に、バッファメモリの1番地から順次読
み出すのではなく、カウンタとROMによって不規則に
アドレス指定を行ない、PAM信号データを読み出し、
受信側では、受信したPAM信号を送信側と同様の不規
則性でアドレス指定を行なってPAM信号データをバッ
ファメモリに書き込むので、PAM信号の送出順序が入
れ替わり、強力な秘話通信を行なうことができる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、変調方式として全搬送波SSB方式または低減搬送
波SSB方式を用い、複信方式としてTDD方式を用
い、送信ベースバンド部に、ベースバンド信号をPAM
信号に変換して帯域制限フィルタを介して伝送する手段
と、受信ベースバンド部に、受信したPAM信号の符号
識別点をサンプリングしてデジタルフィルタで波形補間
する手段を備えたものであり、音声信号をPAM信号に
変換し、このPAM信号をウインドウ関数を乗算した帯
域制限フィルタ、例えばFIRフィルタのインパルス応
答信号とウインドウ関数を乗算したFIRフィルタのイ
ンパルス応答信号のヒルベルト変換した信号に変換する
ことにより、ヒルベルト変換の精度を向上させることが
できるので、ヒルベルト変換の誤差による隣接チャネル
漏洩電力を低減することができ、不要輻射の少ないSS
B方式かつTDD方式の無線装置を実現することができ
る。
【0025】また、送信側でPAM信号を送出する際
に、ある不規則性に従って送出順序を入れ替え、受信側
では受信したPAM信号を送信側と同様な不規則性でも
って元に戻すので、強力な秘話通信が可能となる。ま
た、PAM信号の送出順序を入れ替えても、伝送帯域は
帯域制限フィルタで決まるので、伝送帯域が広がること
がなく、さらに、移動無線回線特有のレイリーフェージ
ングで起こるバースト的な振幅減衰を受けても、受信し
たPAM信号を元の順序に戻すことにより振幅減衰を分
散することができ、バースト的なS/N劣化を改善する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における無線装置の概略ブロ
ック図
【図2】同無線装置における送信ベースバンド部の詳細
とタイミング制御回路との関係を示すブロック図
【図3】同無線装置における受信ベースバンド部の詳細
とタイミング制御回路との関係を示すブロック図
【図4】同装置の送信ベースバンド部におけるPAM信
号順序入れ替え動作を示す模式図
【図5】同装置の受信ベースバンド部におけるPAM信
号順序復元動作を示す模式図
【符号の説明】
1 音声信号 2 送信ベースバンド部 3 直交変調部 4 無線部 5 アンテナスイッチ 6 アンテナ 7 フロントエンド部 8 SSB復調部 9 受信ベースバンド部 10 音声信号 11 シンセサイザ回路 12 タイミング制御回路 13、14 カウンタ 15 ROM 21 ローパスフィルタ 22 A/D変換器 23 送信フレームスイッチ 24 同期メモリ 25、26 バッファメモリ 27 送信フレームスイッチ 28 同期シンボル挿入スイッチ 29 デジタルフィルタ/ヒルベルト変換器 30 直流電源 31 加算器 32、33 乗算器 34 ウインドウ関数発生器 35 同期抽出回路 36 受信フレームスイッチ 37、38 バッファメモリ 39 受信フレームスイッチ 40 デジタルフィルタ 41 D/A変換器 42 ローパスフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−194638(JP,A) 特開 昭60−64586(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04K 1/00 - 1/06 H04L 27/00 H04J 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調方式として全搬送波SSB方式また
    は低減搬送波SSB方式を用い、複信方式としてTDD
    方式を用い、送信ベースバンド部に、ベースバンド信号
    をPAM信号に変換して帯域制限フィルタを介して伝送
    する手段と、受信ベースバンド部に、受信したPAM信
    号の符号識別点をサンプリングしてデジタルフィルタで
    波形補間する手段とを備え、さらに送信バースト内でP
    AM信号の送出順序を入れ替えるとともに、受信バース
    ト内でPAM信号を元の順序に戻す信号入れ替え手段を
    備えた無線装置。
  2. 【請求項2】 信号入れ替え手段が、送信ベースバンド
    部のバッファメモリに蓄積されているPAM信号を読み
    出すためのアドレスの指定および受信ベースバンド部の
    バッファメモリにPAM信号を書き込むためのアドレス
    指定を不規則にするためのカウンタおよびROMからな
    る請求項1記載の無線装置。
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