JP4408925B2 - インパルス伝送方法、インパルス伝送システム、送信器および受信器 - Google Patents

インパルス伝送方法、インパルス伝送システム、送信器および受信器 Download PDF

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Description

本発明は、所定の時間幅のインパルスでデータを送受信するインパルス伝送方法、インパルス伝送システム、そのような伝送システムを構成する送信器および受信器に関し、特にインパルス伝送における変調効率を高め、伝送可能なデータ容量を向上する技術に関する。
インパルス伝送は、極めてパルス幅の小さいパルス信号を伝送媒体とする伝送方法であり、有線および無線伝送で行われる。本発明は、有線および無線伝送のいずれにも適用可能であるが、以下の説明では無線伝送を例として説明する。
インパルス無線伝送は、極めてパルス幅の小さいRFパルスを伝送媒体とする無線伝送であり、広帯域無線通信システムへの適用が期待されている。
従来のインパルス無線伝送では、図1に示すように、パルス1個の有無で情報(データ)を伝送するON/OFF変調が基本技術である。1個のパルスが占める時間Tを1スロットと呼ぶ場合、スロット内のパルスの有無が情報媒体となる。類似のバイナリ型変復調には、ON/OFF変調のほかに、パルスの極性(+/−)または位相(0°/180°)をデータ1、データ0に応じて反転させる変調技術がある。これらのパルス変調技術を用いた場合、単位時間に送ることができる最大ビットレートは1/Tとなる。必要な周波数帯域幅は1/Tであるから、最大ビットレートと必要な周波数帯域幅の比として定義される変調効率は1となる。
一方、インパルス信号を使用せずに搬送波を使用する搬送波無線伝送方式では、QPSK、16QAM、256QAMなど、変調効率をそれぞれ最大2、4、8と高めることの可能な多値変調技術が採用されている。インパルス無線伝送には、変調効率を搬送波無線伝送と同程度に高めるという要求がある。
インパルス無線伝送において、変調効率を高めるために検討されている多値変調技術の代表的なものは、パルス位置変調(PPM:Pulse Position Modulation)方式である。PPM変調技術に関しては、例えば特許文献1に記載されている。PPM変調は、データ系列に応じた遅延時間分だけパルスの発生を遅らせることを特徴とする。ここでは、遅延時間の基本単位である基本遅延時間をPPM量子化時間と称する。
2値PPM変調の例を図2に示す。PPM変調では、パルス発生時間を遅延させるので、すべてのデータ系列を伝送するために確保すべき時間(シンボル長)が遅延時間分だけ伸びる。図2に示すPPMの例では、4組のデータ系列((0,0)、(0,1)、(1,0)、(1,1))を伝送するのに、パルススロットTに加えて(3/4)・Tを確保することが必要となる。そのため、シンボル長はT・(7/4)に伸びる。この結果、最大伝送ビットレートは、2×(1/T・(7/4))=1.14/Tとなり、変調効率の改善は、ON/OFF変調に対して小さい。
また、3値PPMの場合、データ系列(n,n,n)に対して、τ×(2・n+2・n+n)だけパルス発生時期を遅らせる。ここで、τ=T/2である。つまり、パルススロットを8分割し、データ系列(n,n,n)の状態に応じてパルス発生時刻を変える。そのため、シンボル長はT・(15/8)に伸び、最大伝送ビットレートは、3×(1/T・(15/8))=1.6/Tとなる。このように、変調効率の改善は、ON/OFF変調に対して、2倍にもならない。
特表2003−521143号公報 特開2001−111634号公報
PPM変調方式に関する変調効率をより一般化して説明する。従来のn値PPMでは、1シンボル時間を「RF継続波(Wave Packet)1個の時間T」と、その前後に配置される「連続無信号群の合計時間(2−1)・τ」の和と定義している。従って、1シンボル時間は次の式(1)で表される。
1シンボル時間=T+(2−1)・τ (1)
ここで、nは多重度であり、τはPPM量子化時間である。PPM位置数2が総情報量(=総状態数)となる。従来のPPM変調効率は、次の式(2)で表される。
変調効率=(n/T+(2−1)・τ)/(1/T)
=n/(1+(2−1)・τ/T) (2)
これによれば、実効ビットレートがON/OFF変調方式の(1/T)に対して多重度分ほど向上しないという問題があった。インパルス伝送においては、変調効率のより一層の向上が求められている。
本発明は、変調効率を一層の向上したインパルス伝送方法、伝送システム、送信器および受信器の実現を目的とする。
上記目的を実現するため、本発明のインパルス伝送方法およびシステムでは、インパルス信号の時間幅TのN(2≦N)倍以上の時間幅を1シンボル時間とし、時間幅Tを所定の整数で除した値を基本遅延時間(量子化時間τ)とし、1シンボル時間内に、k(0≦k≦N)個のインパルス信号を、1シンボル時間の開始から基本遅延時間の整数倍だけ遅延させて配置する組合せでデータを表す。
本発明は、インパルス無線伝送に適用可能である。
本発明のインパルス伝送システムは、送信器と受信器とを備え、送信器は、送信データを、上記の組合せに基づいてインパルス信号を含む送信信号に変換して出力し、受信器は、送信信号を受信し、受信した送信信号の1シンボル時間内におけるインパルス信号の配置の組合せからデータを再生する。
本発明のインパルス伝送方法および伝送システムによれば、従来のインパルス伝送方法および伝送システムに比べて、同一周波数帯において1.25倍から2倍の変調効率でデータを伝送可能である。
まず本発明の原理を説明する。本発明は、1シンボル時間がインパルス信号の時間幅TのN(2≦N)倍以上であればよく、例えば、1シンボル時間=3.4Tという場合も可能であるが、ここでは説明を簡単にするために、1シンボル時間はインパルス信号の時間幅Tの整数倍であるとして説明を行う。
図3Aおよび図3Bは、本発明のインパルス伝送方式を説明する図であり、図3Aは本発明のインパルス伝送方式における1シンボル長(N・T)を示し、図3Bは1シンボル長がインパルス信号の時間幅の3倍(3スロット)である場合の信号例を示す図である。
図3Aに示すように、時間幅Tの継続波(Wave packet)のN波分に相当する時間N・Tを1シンボル時間と定義する。従って、1シンボル時間は次の式(3)で表される。
1シンボル時間=N・T (3)
図3Bに示すように、1シンボル時間内での状態の生成は、量子化時間τで1シンボル時間内にk(0≦k≦N)個の波(インパルス信号)を配置することにより行う。
一方、1シンボル時間は、
(1)k個の継続波の時間kTと、
(2)k個の継続波の前後および間の(k+1)個の領域に配置される「連続無信号群の合計時間(N−k)T」と、の和として、次の式(4)でも表される。
1シンボル時間=kT+(N−k)T (4)
ここで、「連続無信号群の合計時間(N−k)T」を量子化時間τで除した(N−k)/(T/τ)を、サブスロット数と呼ぶ。このサブスロット数を(k+1)の領域に配置する組合せの数が、k個の継続波の状態数となる。そして、k=0からk=Nまでの各々について状態数を算出し、それを合計した値が総状態数となる。総状態数STOTALを一般的な数式で表すと、式(5)に成る。
Figure 0004408925
また、最大ビットレートBMAXは次の式(6)で表される。
MAX=(logTOTAL)/NT (6)
また、変調効率ηMAXは次の式(7)で表される。
ηMAX=(logTOTAL)/N (6)
例えば、
k=0の場合、連続無信号群の配置状態数は1通りである。
k=1の場合、継続波の前に0、1、…、(N−1)(T/τ)のいずれかのサブスロットを配置できるから、m=0から(N−1)(T/τ)までの個数であり、状態数は(N−1)(T/τ)+1となる。
k=2以上の場合、については、「1番目の継続波」の前の期間、「1番目の継続波」と「2番目の継続波」の間の期間、「2番目の継続波」と「3番目の継続波」の間の期間などに対する、サブスロット数の配置可能な状態をカウントすると状態数となり、式(5)の組合せに対応するkを代入した状態数となる。
ここで、N=3、T/τ=8とした場合には、
k=0の状態数は1、
k=1の状態数は17、
k=2の状態数は45、
k=3の状態数は1
となり、総状態数は64(6ビット相当)となる。パルススロットを3個使用するので、実効ビットレートは6/3・(1/T)=2・(1/T)となる。
以上説明したように、本発明の変復調方式では、N=3、(T/τ)=8の場合、従来の3値PPMにおける(T/τ)=8の場合の最大実効ビットレート1.6/Tに比べて、2/1.6=1.25倍の改善となる。ON/OFF変調方式と比べれば、2倍の変調効率となる。
以下、本発明を80−90GHz帯インパルス伝送システムに適用した実施形態を説明する。
図4は、本発明の実施形態の伝送システムの構成を示す図である。図4に示すように、伝送システムは、送信器1と、受信器2と、伝送経路3と、を備える。実施形態の伝送路は、無線伝送路であるが、有線伝送路の場合でも適用可能である。実施形態では、送信器1から受信器2に伝送経路3を介して、図3を参照して説明した前述の方法でインパルス信号を伝送する。伝送のデータビットレート10Gbps、スロット時間100ps、スロット数N=3、サブスロット周期τ=T/8で、1シンボル長は3スロット、すなわち300psである。
図5は、送信器1の構成を示す。
図5に示すように、送信器1は、入力10Gbpsデータを直列データから6ビット並列データに変換する直並列変換(SP変換)部11と、SP変換された並列データからシンボル内に出力するパルス数kとパルス発生タイミングのための情報信号を発生する符号化部12と、符号化部12により発生された情報信号に基づいてパルス数信号を発生するパルス数信号発生部13と、符号化部12により発生された情報信号に基づいてタイミング制御信号を発生するタイミング制御信号発生部14と、周波数10GHzで360°×τ/T=45°ずつ位相の異なる8相の多相クロックを出力する多相クロック生成部15と、スロットごとに、パルス数信号およびタイミング制御信号を用いて、8相の多相クロックの中から1つを選択するセレクタ16と、セレクタ16により選択されたクロック信号を用いて判値幅10psの短パルスを生成する短パルス発生器17と、短パルスをRFパルス信号に変換する80−90GHz帯バンドパスフィルタと、RFパルス信号を増幅する送信アンプ19と、を有し、増幅されたRFパルス信号はアンテナを介して空中に放射される。
図6は直並列変換部11の回路構成を示す図であり、図7は直並列変換部11の回路動作を示すタイムチャートである。図6に示すように、直並列変換部11は、シフトレジスタを構成する6個のフリップ・フロップF10−F15の組みと、ラッチを構成する6個のフリップ・フロップF20−F25の組みと、を有する。Clk6は、クロックClkを6分周して生成する。直並列変換部11は、6個の1ビット直列入力データD0−D5を6ビットの並列データに変換する。出力される6ビットの並列データの各ビットの値がA0−A5である。このような回路構成および動作は広く知られているので、説明は省略する。
図8Aおよび図8Bは、並列データA0−A5からパルス位置情報とパルス有無情報を発生する符号化部12におけるエンコード処理の真理値表であり、図8Aは並列データの最上位ビットA5=0の部分を、図8BはA5=1の部分を示す。S0C0からS0C2は、第0スロットにおけるパルス位置情報を示し、第0スロットの8つのサブスロットの中から一つを指定する。S08は、第0スロットのパルスの有無情報を示す。S08が”H”のとき第0スロットに先頭があるパルスを生成し、”L”のときには第0スロットに先頭があるパルスは生成しない。同様に、S1C0からS1C2は、第1スロットにおけるパルス位置情報を示し、第1スロットの8つのサブスロットの中から一つを指定する。S18は、第1スロットのパルスの有無情報を示す。S18が”H”のとき第1スロットに先頭があるパルスを生成し、”L”のときには第1スロットに先頭があるパルスは生成しない。S2C0からS2C2は、第2スロットにおけるパルス位置情報を示し、第2スロットのサブスロットの中から一つを指定する。S28は、第2スロットのパルスの有無情報を示す。S28が”H”のとき第2スロットに先頭があるパルスを生成し、”L”のときには第2スロットに先頭があるパルスは生成しない。
図9Aから図9Jは、並列データA0−A5から、図8Aおよび図8Bに示した真理値表に基づき、S0C0,S0C1,S0C2,S08,S1C0,S1C1,S1C2,S18,S28,S2C0,S2C1,S2C2を発生する回路構成を示す。これらの回路はゲート回路であり、当業者であれば容易に理解できるので、動作についての説明は省略する。
図10Aから図10Eは、パルス数信号発生部13を構成する回路を示す図である。これらの回路の動作は、当業者であれば容易に理解できるので、説明は省略する。
図11は、パルス数信号発生部13において、パルス有無情報S08,S18,S28およびパルス位置情報S0C2,S1C2,S2C2から発生されるT0,T1,T2,Load_lowの真理値表である。
T0からT2信号は、図11の真理値表に基づいて生成される。パルス数信号発生部13において発生されるGate信号は、パルスを発生するサブスロットがスロットの後半に位置する場合に、発生タイミングを半スロット分シフトさせるための制御信号であり、第0スロットではT0信号が”H”の時に半スロットシフトし、”L”の時にはシフトしない。同様に、第1スロットではT1信号が”H”の時に半スロットシフトし、”L”の時にはシフトせず、第2スロットではT2信号が”H”の時に半スロットシフトし、”L”の時にはシフトしない。Gate信号は、タイミング制御信号発生部14にも供給される。Load_low信号は、所望の時間以外にパルス信号が出力するのを防止するために、意図的に非通過信号を挿入するための信号である。
パルス数信号発生部13は、Gate信号、Load_low、S08−S28信号から窓信号Npulseを発生する。
図12は、パルス有無情報S08,S18,S28およびパルス位置情報S0C2,S1C2,S2C2に対する窓信号Npulseのタイムチャートを示す図である。矢印で示す部分は、図10Eの最終段のセレクタで、Bを選択する期間で、他の部分はAを選択する。また、※は図10Eの最終段の1つ前のセレクタでFix_Lを選択することを示す。
図13は、タイミング制御信号発生部14の回路構成を示す図である。タイミング制御信号発生部14は、パルス位置情報S0C0,S0C1,S0C2,S1C0,S1C1,S1C2,S2C0,S2C1,S2C2から第0スロットから第2スロットでのパルス発生タイミングを決定するタイミング制御信号C0−C2を発生する。Gate信号によりタイミング制御信号の発生時間が半スロット分変化する。この回路の動作は、当業者であれば容易に理解できるので、説明は省略する。
図14は、8相の多相クロックを出力する多相クロック生成部15の回路構成を示す図である。図示のように、多相クロック生成部15は、8段の可変遅延インバータを直列に接続した可変遅延回路と、ローパスフィルタと、位相比較器と、基準発振器と、を有する遅延ロックループ(DLL)回路である。この回路については広く知られているので、説明は省略する。
図15は、タイミング制御信号C0−C2に基づいて、8相の多相クロックのいずれかを選択するセレクタ部の回路構成を示す図である。最終段には、Npulseに応じて出力をON/OFFするためのセレクタがさらに設けられている。この回路の動作説明も省略する。
図16Aは短パルス発生器17の回路構成を示す図である。図示のように、ANDゲート回路を利用したパルス発生回路であり、図16Bのタイムチャートに示すように、ANDゲート回路の2系統の入力信号を、遅延制御バッファDF1、DF2を用いて遅延量を調整し、わずかなオーバーラップを生じるようにして短パルスを発生する。
図17は、短パルスをRFパルス信号に変換するバンドパスフィルタの構成例を示す図である。このバンドパスフィルタ18は、セラミック基板上にカップルドラインフィルタを4段従属接続したもので、80−90GHzを通過帯域とするフィルタを実現する。
次に、受信器2について説明する。
図18は、受信器2の構成を示す図である。受信器2は、アンテナで受けたRF信号を増幅する低雑音の受信アンプ21と、RF信号を検波して包絡線信号を生成する検波器22と、検波器22の出力を十分に増幅するリミットアンプ23と、多相クロック発生部24と、フリップフロップ列25と、クロックデータ再生回路(CDR)26と、ローパスフィルタ27と、エッジ検出部28と、復号部29と、並直列変換部30と、を備える。
受信アンプ21、検波器22およびリミットアンプ23は、従来例と同じ構成なので説明は省略する。
CDR26は、受信したRF信号からクロックを再生するための回路である。多相クロック発生部24からの少なくとも一つの信号に対し、受信RF信号との同期を確立する。同期が確立できない間は、送信器1からは既知の信号列、例えば1010…などの信号が継続して送られ、同期確立後にデータ通信を開始する。
検波器22の出力はリミットアンプ23によりデータ遷移が急峻化され、フリップフロップ列25の各フリップフロップおよびCDR26に入力される。フリップフロップ列25は、7個のフリップフロップを有し、CDR26のフリップフロップと合わせて合計8個のフリップフロップを使用し、多相クロック発生部24からの8相のクロックをそれぞれのフリップフロップに入力し、各スロットごとにRF信号をラッチする。スロット内にRF信号が無い場合には、すべてのフリップフロップのラッチ結果は”L”であるが、スロット内にRF信号がある場合には、いずれかのフリップフロップのラッチ結果は”H”になる。
図19は、エッジ検出部の回路構成を示す図である。CDR26およびフリップフロップ列25の8個のフリップフロップの出力Q0−Q7を基準クロックclkでラッチする。次に隣り合うフリップフロップの出力の排他的論理和(EXOR)を算出する。データ遷移部のみEXOR出力は”H”となるため、データの遷移点が判明する。7個のEXORの出力と初段のフリップフロップの出力は、3段シフトレジスタにより、3スロット分のデータE00−E07、E10−E17、E20−E27として蓄積される。
図20Aと図20Bは、3スロット分のデータE00−E07、E10−E17、E20−E27から送信データA0−A5を復号する復号部29におけるデコード処理の真理値表であり、図20Aは送信データの最上位ビットA5=0の部分を、図20BはA5=1の部分を示す。
図21Aから図21Fは、送信データA0−A5を復号するデコード回路の回路構成を示す図である。これらの回路の動作は、当業者であれば容易に理解できるので、説明は省略する。
図22は、復号部29から出力される6ビットの並列データA0−A5を直列データに変換する並直列変換部30の回路構成を示す図である。図23は、並直列変換部30の動作を示すタイムチャートである。これらの回路の動作は、当業者であれば容易に理解できるので、説明は省略する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、説明した実施形態以外に各種の変形例が可能であるのはいうまでもない。例えば、提示した回路は例であり、同じ機能を他の回路で実現可能である。また、伝送するデータの特性や伝送線路の特性などにより、最適な形態が異なるのは言うまでもない。
本発明は、実施形態で説明した無線伝送システムだけでなく、有線伝送にも適用できるのは言うまでもなく、送信器と受信器の距離が離れている場合だけでなく、装置内に組み込まれた部分の間の信号伝送や、記憶装置などに記憶する場合のデータ構造に本発明を適用して、データ処理部とデータ入出力部の間のデータ伝送に本発明を適用することも可能である。
従来のインパルス伝送方式を説明する図である。 従来のインパルス伝送方式の別の例を説明する図である。 本発明のインパルス伝送方式を説明する図である。 本発明のインパルス伝送方式を説明する図である。 本発明の実施形態のインパルス伝送システムの構成を示す図である。 実施形態のインパルス伝送システムの送信器の構成を示す図である。 実施形態の送信器の直並列変換部の構成を示す図である。 実施形態の送信器の直並列変換部の動作を示すタイムチャートである。 実施形態の送信器の符号化部の処理の真理値表を示す図である。 実施形態の送信器の符号化部の処理の真理値表を示す図である。 実施形態の符号化部の回路構成を示す図である。 実施形態の符号化部の回路構成を示す図である。 実施形態の符号化部の回路構成を示す図である。 実施形態の符号化部の回路構成を示す図である。 実施形態の符号化部の回路構成を示す図である。 実施形態の符号化部の回路構成を示す図である。 実施形態の符号化部の回路構成を示す図である。 実施形態の符号化部の回路構成を示す図である。 実施形態の符号化部の回路構成を示す図である。 実施形態の符号化部の回路構成を示す図である。 実施形態のパルス数信号発生部の回路構成を示す図である。 実施形態のパルス数信号発生部の回路構成を示す図である。 実施形態のパルス数信号発生部の回路構成を示す図である。 実施形態のパルス数信号発生部の回路構成を示す図である。 実施形態のパルス数信号発生部の回路構成を示す図である。 実施形態のパルス数信号発生部の処理の真理値表を示す図である。 実施形態のパルス数信号発生部の動作を示すタイムチャートである。 実施形態のタイミング制御信号発生部の回路構成を示す図である。 実施形態の多相クロック発生部の回路構成を示す図である。 実施形態のセレクタの回路構成を示す図である。 実施形態の短パルス発生部の回路構成を示す図である。 実施形態の短パルス発生部の動作を示すタイムチャートである。 実施形態のバンドパスフィルタの構成を示す図である。 実施形態のインパルス伝送システムの受信器の構成を示す図である。 実施形態の受信器のエッジ検出部の構成を示す図である。 実施形態の受信器の復号部の処理の真理値表を示す図である。 実施形態の受信器の復号部の処理の真理値表を示す図である。 実施形態の復号部の回路構成を示す図である。 実施形態の復号部の回路構成を示す図である。 実施形態の復号部の回路構成を示す図である。 実施形態の復号部の回路構成を示す図である。 実施形態の復号部の回路構成を示す図である。 実施形態の復号部の回路構成を示す図である。 実施形態の受信器の並直列変換部の回路構成を示す図である。 実施形態の受信器の並直列変換部の動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 送信器
2 受信器
3 伝送経路
11 直並列変換部
12 符号化部
13 パルス数信号発生部
14 タイミング制御信号発生部
15、24 多相クロック発生部
16 セレクタ
17 短パルス発生部
18 バンドパスフィルタ
28 エッジ検出部
29 復号部
30 並直列変換部

Claims (8)

  1. 所定の時間幅のインパルス信号でデータを伝送するインパルス伝送方法であって、
    前記所定の時間幅のN(2≦N)倍以上の時間幅を1シンボル時間とし、
    前記所定の時間幅を所定の整数で除した値を基本遅延時間とし、
    前記1シンボル時間内に、k(0≦k≦N)個の前記インパルス信号を、前記1シンボル時間の開始から前記基本遅延時間の整数倍だけ遅延させて配置する組合せでデータを表すことを特徴とするインパルス伝送方法。
  2. 前記インパルス信号は、無線信号として伝送されることを特徴とする請求項1に記載のインパルス伝送方法。
  3. 前記1シンボル時間は、前記所定の時間幅の前記N倍であることを特徴とする請求項1に記載のインパルス伝送方法。
  4. 所定の時間幅のインパルス信号を伝送し、
    前記所定の時間幅のN(2≦N)倍以上の時間幅を1シンボル時間とし、
    前記所定の時間幅を所定の整数で除した値を基本遅延時間とし、
    前記1シンボル時間内に、k(0≦k≦N)個の前記インパルス信号を、前記1シンボル時間の開始から前記基本遅延時間の整数倍だけ遅延させて配置する組合せでデータを表すインパルス伝送システムであって、
    送信データを、前記組合せに基づいて前記インパルス信号を含む送信信号に変換し、前記送信信号を出力する送信器と、
    前記送信信号を受信し、受信した送信信号の前記1シンボル時間内における前記インパルス信号の配置の組合せからデータを再生する受信器と、を備えることを特徴とするインパルス伝送システム。
  5. 前記インパルス信号は、無線信号として伝送されることを特徴とする請求項4に記載のインパルス伝送システム。
  6. 前記1シンボル時間は、前記所定の時間幅の前記N倍であることを特徴とする請求項4に記載のインパルス伝送システム。
  7. 送信データを、所定の時間幅のインパルス信号を含む送信信号に変換して出力するインパルス送信器であって、
    前記所定の時間幅のN(2≦N)倍以上の時間幅を1シンボル時間とし、
    前記所定の時間幅を所定の整数で除した値を基本遅延時間とし、
    前記1シンボル時間内に、k(0≦k≦N)個の前記インパルス信号を、前記1シンボル時間の開始から前記基本遅延時間の整数倍だけ遅延させて配置する組合せで前記送信データを表すことを特徴とするインパルス送信器。
  8. 所定の時間幅のインパルス信号を含む送信信号を受信し、受信した送信信号からデータを再生する受信器であって、
    前記所定の時間幅のN(2≦N)倍以上の時間幅を1シンボル時間とし、
    前記所定の時間幅を所定の整数で除した値を基本遅延時間とし、
    前記1シンボル時間内に、k(0≦k≦N)個の前記インパルス信号を、前記1シンボル時間の開始から前記基本遅延時間の整数倍だけ遅延させて配置する組合せでデータが表され、
    受信した送信信号の前記1シンボル時間内における前記インパルス信号の配置の組合せからデータを再生することを特徴とする受信器。
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