JP2827834B2 - データ送受信装置 - Google Patents

データ送受信装置

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JP2827834B2
JP2827834B2 JP21282893A JP21282893A JP2827834B2 JP 2827834 B2 JP2827834 B2 JP 2827834B2 JP 21282893 A JP21282893 A JP 21282893A JP 21282893 A JP21282893 A JP 21282893A JP 2827834 B2 JP2827834 B2 JP 2827834B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスペクトラム拡散信号を
使用してデータ伝送を行うための送受信装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】スペクトラム拡散通信方式は、マルチパ
ス環境下での良好な伝送特性および妨害信号排除能力を
有することから、無線LANをはじめとする構内無線デ
ータ通信や電力線搬送データ通信などの用途に適する方
式として注目されている。無線LANに供する電波の周
波数帯としては、産業科学医療用周波数帯(ISMバン
ド)が有力な候補である。ISMバンドは、電子レンジ
等の強力な電磁波を利用する機器が使用する周波数帯で
あるため、無線LANで使用する送受信装置には非常に
高いレベルの妨害波の下でも正常にデータ伝送ができる
特性が求められる。
【0003】一方、スペクトラム拡散通信において受信
装置を簡単化するために、拡散同期を必要としない方式
が各種考案されている。その一方式として、拡散信号の
周期をデータのシンボル周期と同期させ、遅延検波によ
り受信を行う方式(以下、SS遅延検波方式と記す)が
ある。例えば、特開昭62−257224号公報にこの
方式の一例が記載されている。
【0004】以下図面を参照しながら、上記SS遅延検
波方式によるスペクトラム拡散通信装置の一例の構成お
よび動作について説明する。
【0005】図17は、SS遅延検波方式の送信装置お
よび受信装置の一例のブロック図を示すものである。ま
た、図18は図17の装置の各部の信号波形を示すもの
である。図17の送信装置10’において、11は差動
符号化器、12は位相変調器、13は拡散変調信号発生
器、14は拡散変調用乗算器である。また、15はクロ
ック発生器であり、差動符号化器11、位相変調器1
2、および拡散変調信号発生器13に周期Tのシンボル
クロックCKを供給する。また、図17の受信装置2
0’において、22は遅延検波器であり、シンボル遅延
器221、遅延検波用乗算器222、および低域通過フ
ィルタ223、クロック再生器25、復号器23により
構成されている。
【0006】ビット列であるデータdはシンボルクロッ
クCKに同期して取り込まれ、差動符号化器11で差動
符号化された後、位相変調器12で変調し、シンボル周
期Tの2相位相変調波である一次変調信号pを得る。よ
って、一次変調信号pは、データdが1の時に前シンボ
ルと同じ位相となり、データdが−1の時に前シンボル
に対し逆の位相となる(±1の2値データとする)。拡
散変調信号発生器13は、シンボルクロックCKに同期
してこれと周期の等しい拡散変調信号qを発生する。拡
散変調信号qは、疑似ランダム系列により生成される一
定振幅の疑似ランダムパルス波形である。拡散変調用乗
算器14は一次変調信号pと拡散変調信号qを乗算し、
スペクトラム拡散信号aを得る。
【0007】図18(a)に、一次変調信号p、拡散変
調信号q、およびスペクトラム拡散信号aの時間波形を
示す。但し、一次変調信号pおよびスペクトラム拡散信
号aについては、便宜上ベースバンド波形を図示した。
【0008】このようにして得られたスペクトラム拡散
信号aは、伝送路を通り受信装置20’に入力される。
受信装置20’において、遅延検波器22は、受信した
スペクトラム拡散信号aと、それをシンボル遅延器22
1でシンボル周期Tだけ遅延させた遅延信号adを、遅
延検波用乗算器222で乗算し、さらに低域通過フィル
タ223によりその高周波成分を取り除いて検波信号c
を得る。検波信号cにおいては、拡散変調信号の成分同
士の乗算は常に一定値となる。従って、検波信号cは、
通常の差動PSKの遅延検波出力と同様、前シンボルと
の位相変化が無い時には正の値、前シンボルに対し反転
位相となる場合には負の値を取る。クロック再生器25
は、この検波信号cから、シンボルクロック(2相系の
場合はビットクロックに同じ)を再生し、復号器23
は、その再生シンボルクロックのタイミングで検波信号
cを順次サンプルし、その極性を、正の場合には1、負
の場合には−1と判定することにより、復号データd’
が得られ、送信データを復元することができる。
【0009】図18(b)に、受信されたスペクトラム
拡散信号a、遅延信号ad、および検波信号cを示す。
但し、図18(a)と同じく、スペクトラム拡散信号a
および遅延信号adについてはベースバンド波形を図示
した。また、実際に受信される信号は、通常、伝送路に
おいてスペクトラム拡散信号aに雑音や妨害成分が加わ
ったり、ひずみが生じたりしている信号であるが、図1
8(b)では雑音等の影響は省略した。
【0010】上記構成により、スペクトラム拡散方式の
特長である高い妨害排除能力や耐マルチパス特性を維持
したままで、拡散同期等の複雑な機構を必要としない簡
易な構成の送受信装置が得られる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、スペクトラム拡散信号の帯域内に非常に
強力な妨害成分が加わった場合には、たとえ妨害成分の
帯域が信号帯域の一部にしか重なっていない場合でも受
信不能となる。
【0012】本発明は上記問題点を解決するもので、ス
ペクトラム拡散信号の帯域内に非常に強い妨害成分が加
わった場合にも確実な伝送を可能にすることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のデータ送受信装置は、送信データを所定ビ
ット数ごとに分け、ユニークワードと誤り検出ビット含
むデータパケットを構成し、搬送波を前記データパケッ
トでディジタル変調して得られる一次変調信号に、前記
一次変調信号よりも帯域の広い拡散変調信号を乗算して
得られるバースト状のスペクトラム拡散信号を出力する
送信装置と、前記スペクトラム拡散信号を復調し復号デ
ータを出力する受信装置から成り、前記受信装置は、前
記スペクトラム拡散信号の帯域内の、互いに異なる部分
的な帯域の信号成分のみを取り出し復調する、複数の系
統の、帯域通過手段と検波器とクロック再生器と復号器
とユニークワード検出器とパケット抽出器と誤り検出器
とを有し、前記誤り検出器により、ビット誤りが含まれ
ない系統の出力を繋いで前記復調データとするよう構成
して成るものである。
【0014】
【作用】本発明は上記した構成によって、スペクトラム
拡散信号の帯域内の部分的な、複数の帯域の信号成分を
同時に検波するので、信号帯域内に非常に強い妨害波が
存在する場合やマルチパス等により周波数選択性ひずみ
が生じている場合に、これらの劣化要因の影響を避けて
受信状態が良好な方の帯域の信号成分を選択的に利用す
ることができ、強力な妨害波や周波数選択性ひずみによ
る誤り率の劣化を軽減することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例のデータ送受信装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0016】図1は、本発明の第1の実施例のデータ送
受信装置のブロック図を示すものである。図1におい
て、10は送信装置、20は受信装置、16はパケット
組立て器、17は一次変調器、14は拡散変調用乗算
器、15はクロック発生器、13は拡散変調信号発生
器、21A〜21Bは帯域通過手段、22A〜22Bは
検波器、23A〜23Bは復号器、25A〜25Bはク
ロック再生器、26A〜26Bはユニークワード検出
器、27A〜27Bはパケット抽出器、29A〜29B
は誤り検出器、24は判定選択器である。そして、図3
は、検波器22A〜22Bの構成例を示すブロック図で
あり、221はシンボル遅延器、222は乗算器、22
3は低域通過フィルタである。なお、送信装置10の中
の一次変調器17の構成の一例は、図17の送信装置1
0’の中の差動符号化器11と位相変調器12に相当す
る。以下、さらに、パケット組立て器16の出力するデ
ータパケットの一例の符号構成図である図2、図1の装
置の各部の信号波形図(便宜上ベースバンド波形を図
示)である図4、復号器23A〜23Bの出力である判
定データ列に観測されるデータパケットの一例の説明図
である図5、各部の信号のスペクトルの概略図である図
6を用いて以下その動作を説明する。
【0017】図1の送信装置10の構成および動作は、
「従来の技術」の項目で説明した図17における動作と
ほぼ同様であるが、パケット組立て器16が追加されて
おり、送信データをパケット状に構成し、その各々のパ
ケットに対応した、バースト状のスペクトラム拡散信号
aを伝送信号として出力するところが異なる。つまり、
送信データは、まず、所定のビット数ごとに分けられ、
図2に1例を示すように、情報データ93となり、プリ
アンブル91、ユニークワード92、誤り検出ビット9
4を付加されてデータパケット61〜64を構成する。
データパケット61〜64は、一次変調器17に入力さ
れ、各々のパケットに対応した、バースト状の一次変調
信号となる。一次変調方式には、例えば、2、4、8相
等の(差動)位相変調等が使われ、その基本構成および
動作は、「従来の技術」の項目で説明した図17の差動
符号化器11および位相変調器12の構成および動作と
同様である。なお、バーストの急峻な立ち上がり立ち下
がりは、送信スペクトラム幅の拡大を生じるので、バー
ストの前縁および後縁に包絡線が滑らかに変化するラン
プ波形を加えるものであってもよい。一次変調信号は、
「従来の技術」の項目で説明した図17の従来例と同様
に、さらに、拡散信号qと掛け合わされて、各々のパケ
ットに対応した、バースト状のスペクトラム拡散信号a
として、送信装置10から出力される。
【0018】ユニークワード92は、後述するように、
受信装置20での復号過程で対応するデータパケットを
見いだすために挿入された固定のビットパターン列であ
る。一方、誤り検出ビット94は、受信装置20にて、
情報データ93および誤り検出ビット94それ自身の中
にビット誤りが発生したかどうかを調べるために挿入さ
れた可変ビットパターン列である。誤り検出ビット94
は、実際には、パリティ符号あるいはCRC(Cyclic R
edundacy Check)符号等を用いる。
【0019】以下、一次変調方式が2相差動位相変調の
場合を一例として、さらに詳細に動作を説明する。
【0020】送信装置10において、パケット組立て器
16の出力であるデータパケット61〜64のm番目の
データdm(±1、2値の場合)は周期Tのシンボルク
ロックCKに同期して取り込まれ、一次変調器17を構
成する差動符号化器11で差動符号化された後、位相変
調器12で変調され、その出力として、シンボル周期T
の2相位相変調波である一次変調信号pが得られる。拡
散変調信号発生器13は、シンボルクロックCKに同期
してこれと周期の等しい拡散変調信号qを発生する。拡
散変調信号qは、例えば、疑似ランダム系列により生成
される一定振幅の疑似ランダムパルス波形である。拡散
変調用乗算器14は一次変調信号pと拡散変調信号qを
乗算し、スペクトラム拡散信号aを得る。
【0021】さて、今、差動符号化後のデータを、δm
(±1、2値の場合)とした場合、 dm = δm × δm-1 (1) と表わせる。従って、搬送波の周波数をfcとして、Re
[…]を実数部とすれば、送信されるスペクトラム拡散信
号aは、次式で表わされる。
【0022】 a(t)=Re[ δm・q(t)・exp(2πfct) ] (2) なお、図4(a)は、以上の送信装置10の各部の信号
波形の一例を示した波形図である。
【0023】伝送路を通ったスペクトラム拡散信号a
は、受信装置20に入り、まず帯域通過手段21A〜2
1Bで帯域制限され、中間信号bとなる。図6は、受信
されたスペクトラム拡散信号aのスペクトルの概略およ
び帯域通過手段21A〜21Bの取り得る帯域が3つで
ある(B1〜B3)場合について例示したものである。
帯域通過手段21A〜21Bは、それぞれ帯域通過フィ
ルタで構成されており、それぞれが通過帯域B1〜B3
のすべて、あるいは、一部に対応するものである。な
お、通過帯域は、図6に示したように3つに限るもので
はなく、2以上の複数であればよい。また、同様に、帯
域通過手段21A〜21Bは、図1に示したように、複
数であればよく、典型例として2つの場合も含まれる。
【0024】このようにして得られた中間信号bは、検
波器22A〜22Bでそれぞれ検波され、検波信号cが
得られる。検波器22A〜22Bは、例えば、図3に示
すような遅延検波器22が用いられる。
【0025】図4(b)は、受信装置20の各部の信号
波形の一例を示した波形図である。スペクトラム拡散信
号aのベースバンド波形は、各シンボル区間において、
一次変調信号の位相が等しい場合には同じ形状であり、
一次変調信号の位相が逆の場合には正負が反転した形状
となっている。そして、帯域通過手段21A〜21Bの
出力である中間信号bは、 b(t) = Re[ δm・q'(t)・exp(2πfct) ] (3) と表わせる(δm=±1)。中間信号bのベースバンド
波形は、帯域通過手段21A〜21Bにより、帯域制限
を受けてスペクトラム拡散信号aの形状とはかなり異な
った波形となるものの(つまり、式(2)中の複素包絡線
を表わすqの項が、式(3)では、帯域制限を受けた場合
のそれq'に置き変わる)、各シンボル区間において、
一次変調信号の位相が等しい場合にはほぼ同じ形状であ
り、一次変調信号の位相が逆の場合には正負が反転した
形状となる(式(3)から分かるように、bは、δmの符号
によって、その波形の正負が反転する)。厳密には、隣
接シンボルとの境界付近において、隣接シンボルの影響
を受けるために正確には同じ形状にならず、符号間干渉
を生じることになるが、中間信号の帯域をシンボル繰り
返し周波数に比べて大きくしておけば、符号間干渉は小
さいため、さほど問題とならない。
【0026】遅延検波器22では、まず、シンボル遅延
器221によって、シンボル周期Tだけ、中間信号bを
遅延させ、遅延中間信号bdを得る。拡散変調信号q
は、周期Tの繰り返し波形であり、近似的にq'も周期
Tの繰り返し波形となることに留意すると、 bd(t)=b(t−T) =Re[δm-1・q'(t)・exp(2πfct)・exp(-2πfcT)] (4) と表わせる。今、 exp(−2πfcT)=1 (5) を満たすように、Tを正確に定めるか、あるいは、シン
ボル遅延器221の出力信号の位相を調整することによ
り、結局、遅延中間信号bdは、 bd(t)=Re[δm-1・q'(t)・exp(2πfct)] (6) となる。乗算器222の内、低域通過フィルタ223で
取り出される、低域周波数成分、すなわち、検波信号c
は、式(3)と式(6)の乗算を実行し、高調波成分であるex
p(4πfct)の成分の項を除き、式(1)を用いることによ
り、 c(t)=δm・δm-1{Re[q'(t)]}2=dm{Re[q'(t)]}2 (7) が得られる。式(7)より、検波信号cの極性を判定する
ことにより、データが復号されることが分かる。
【0027】図4(b)には、この検波過程の様子を模
式的に示されている。すなわち、前シンボルから位相の
変化が無い場合には同じ形状のパルス同士を乗算するた
め正のパルスを生じ、前シンボルから位相が反転した場
合には正負が反転した形状のパルス同士を乗算するため
負のパルスを生じる。従って、検波信号cは位相の反転
の有無に応じて負および正のパルスとなる。クロック再
生器25A〜25Bは、この検波信号cから再生シンボ
ルクロックを生成し、そのタイミングを用いて、復号器
23A〜23Bは、検波信号cを順次サンプリング/識
別した後、その識別点の符号の極性により、正の場合に
は1、負の場合には−1と判定し、判定データ列d'm
出力する。
【0028】なお、ここでは、2相位相変調の場合につ
いて解説したが、4相、8相等の多値変調の場合も、そ
の検波過程は同様である。異なる点は、遅延検波器22
の構成が、直交軸を加えた2系統あることと、復号器2
3A〜23Bでは、検波信号cを識別判定して判定シン
ボルデータ列を得た後、パラレル・シリアル変換するこ
とにより、ビット列である判定データ列d'mを出力する
ことである(例えば、W.R.Bennet、J.R.Davey著、「デ
ータ伝送」、ラテイス)。
【0029】さて、判定データ列には、図2のデータパ
ケット61〜64に相当する、同一構造の図5のデータ
パケット61’〜64’が含まれる。ユニークワード検
出器26A〜26Bは、判定データ列d'mと、ユニーク
ワードの固定パターンとを随時照合し、一致を検出する
と、フレーム信号を出力する。パケット抽出器27A〜
27Bは、このフレーム信号のタイミングを基に、情報
データ93’と誤り検出ビット94’からなる復号デー
タパケット95’を抽出し、誤り検出器29A〜29B
に引き渡す。誤り検出器29A〜29Bはそれぞれ誤り
検出ビット94’を基に、復号データパケット95’中
のビット誤りを検出し、その結果を判定選択器24に引
き渡すとともに、復号データパケット95’中の情報デ
ータ93’も併せて判定選択器24に引き渡す。判定選
択器24は、ビット誤りの検出されなかった系統の情報
データ93’のみを選択繋ぎ合わせて、受信装置20の
最終出力の復号データとして出力する。
【0030】さて、いま、伝送路において図6に示す妨
害波jが加わった場合を考える。図17に示した従来の
装置によれば、妨害波jのエネルギーの大半が検波器で
検波されるため、正常な受信が不可能となる。図1に示
す本実施例の装置によれば、送信されるスペクトラム拡
散信号aの部分的な帯域B1〜B3のみ通過させる帯域
通過手段21A〜21Bを設けているので、図6の例で
は、帯域通過手段21A〜21Bの中の1つあるいは複
数が通過帯域B1に設定されていれば、その系統の検波
器の入力の中間信号bは妨害波jの影響を受けず、正常
な受信が行なわれる。従って、他の系統は、受信が正常
に行なわれず、当該誤り検出器がビット誤りを検出して
も、上記のように、妨害波jの影響を避け得た系統が1
つでもあれば、その系統の誤り検出器はビット誤りを検
出せず、判定選択器24は、その系統の情報データ9
3’を選択し、復号データとして出力するので、正常な
受信が継続される。
【0031】以上の説明においては、拡散変調信号qは
疑似ランダム系列により生成される一定振幅の疑似ラン
ダムパルス波形としたが、これに限るものではなく、他
の雑音状信号や、図7に示すようなチャープ信号として
も良い。なお、チャープ信号を用いた場合の検波過程に
おける波形は、図14に示されている。
【0032】また、拡散変調信号qの周期は一次変調信
号pのシンボル周期Tに等しいとしたが、一次変調信号
pのシンボル周期Tのn分の1(nは自然数)としても
良く、あるいは一次変調信号pのシンボル周期Tのn倍
(nは自然数)とし、シンボル遅延器221としてシン
ボル周期Tのn倍の遅延時間を有するものを用いて遅延
検波を行うものとしても良い。
【0033】また、帯域通過手段21A〜21Bは、図
8に示す、帯域通過手段21のように、帯域通過フィル
タ211および周波数混合器212および局部発振器2
13により構成してもよい。この場合、入力信号は、周
波数混合器212によって、局部発振器213の出力で
ある局部発振信号との差の周波数帯に変換された後、帯
域通過フィルタ211で帯域制限され、周波数変換され
たスペクトラム拡散信号aの一部の周波数成分のみ取り
出されて、中間信号bとして出力される。局部発振器2
13は、通常、PLL(Phase Locked Loop)シンセサ
イザで構成され、シンボル速度1/Tの整数倍の周波数
間隔で、局部発振信号の周波数を可変する、あるいは、
各帯域通過手段21A〜21Bの局部発振器213は、
この周波数間隔だけ異なる周波数の局部発振信号を生成
するものある。等価的に、局部発振信号の周波数を変え
ることにより、元のスペクトラム拡散信号aの周波数成
分の異なる部分の成分を中間信号bとして取り出すこと
ができる。帯域通過手段21A〜21Bのそれぞれの中
間信号の中心周波数を同一に選び、局部発振信号の周波
数を違えて、異なる通過帯域を得るようにした場合、そ
れぞれの帯域通過フィルタ211および検波器22A〜
22Bは、同一のものを使用でき、検波器22A〜22
Bは、通過帯域相当の比較的狭い周波数範囲での動作が
保証されればよいので実現が容易になる長所がある。
【0034】いま、局部発振信号の周波数をfLとする
と、(3)式は、 b(t) = Re[ δm・q'(t)・exp{2π(fc−fL)t} ] (3') となり、(4)式は、 bd(t)=b(t−T) =Re[δm-1・q'(t)・exp{2π(fc-fL)t}・exp{-2π(fc-fL)T}] (4') となって、(5)式の代わりに、 exp{−2π(fc−fL)T}=1 (5') を満たすように、Tを正確に定めるか、あるいは、シン
ボル遅延器221の出力信号の位相を調整することによ
り、結局、遅延中間信号bdを表わす(6)式は bd(t)=Re[δm-1・q'(t)・exp{2π(fc-fL)t}] (6') となる。同様に、乗算器222の内、低域通過フィルタ
223で取り出される、低域周波数成分、すなわち、検
波信号cは、式(3')と式(6')の乗算を実行し、高調波成
分であるexp{4π(fc-fL)t}の成分の項を除き、式(1)
を用いることにより、(7)式の結果が得られ、同様に、
検波信号cの極性を判定することにより、判定データが
得られることが分かる。なお、式(5')を変形することに
より、kを整数として、 fL = fc − k×(1/T) (8) の結果が得られ、局部発振信号の周波数としては、シン
ボル速度1/Tの整数倍の周波数間隔でなければならな
い。
【0035】図9は、本発明の第2の実施例の送受信装
置のブロック図を示すものである。本実施例において、
送信装置10は図1に示した第1の実施例の送信装置1
0と同様である。また、受信装置201の各部の構成お
よび動作も、第1の実施例の受信装置20とほぼ同様で
はあるが、第1の実施例と異なるのは、図9において受
信装置201は、誤り検出器29A〜29Bがビット誤
りを検出した場合、対応する帯域通過手段21A〜21
Bの通過帯域を変更するか、あるいは、通過帯域幅を狭
小変化させるか、あるいは、通過帯域を変更すると同時
に通過帯域幅を狭小変化させるところが異なる。
【0036】帯域通過手段21A〜21Bの各々の通過
帯域を合わせた全体の帯域が伝送信号であるスペクトラ
ム拡散信号aの帯域の一部である場合、誤り検出器29
A〜29Bによって妨害の有無を判定し、ビット誤りの
検出をもって妨害を検出した場合、その対応する帯域通
過手段の通過帯域を、受信に使用されていない帯域に変
更することによって、効率的な妨害回避が可能となる。
例えば、通過帯域は多数(3以上)で、帯域通過手段2
1A〜21Bから誤り検出器29A〜29Bまでの受信
系統がこれらの通過帯域の中の2つに割り当てられた2
系統のみであっても、これら2系統が同時に妨害を受け
る確率は低く、また、どちらか一方が妨害を受けた時点
で、受けた系統を未使用帯域に割り当てることにより、
ハード規模がさほど大きくなく、効率的な妨害回避が実
現できる。なお、図9に示した帯域通過手段21Aから
21Bの通過帯域の変更は、例えば、それぞれが複数の
帯域通過フィルタを切り替え選択し実現する。その場
合、それぞれの帯域通過手段21A〜21Bが複数の帯
域通過フィルタを切り替え選択する場合、一部あるいは
すべての帯域通過フィルタを、一部あるいはすべての帯
域通過手段で共有する構造となっていてもよい。また、
帯域通過手段21A〜21Bを図8に示したように等価
的に実現している場合、局部発振器213を、通常、P
LL(Phase Locked Loop)シンセサイザで構成し、式
(8)の条件により、シンボル速度1/Tの整数倍の周波
数間隔で周波数を可変して実現してもよい。
【0037】一方、帯域通過手段21A〜21Bの通過
帯域幅は、大なるほど、伝送信号であるスペクトラム拡
散信号aのより大きな部分帯域を用いることができて、
受信感度が向上する。しかし、一方では、通過帯域幅
が、大なるほど、妨害を受ける頻度は高くなる。本実施
例のように、誤り検出器29A〜29Bによって妨害の
有無を判定し、ビット誤りの検出をもって妨害を検出し
た場合、その対応する帯域通過手段の通過帯域幅を狭小
変化させれば、妨害が無い時は感度を優先し、妨害があ
る時は、耐妨害性を優先し、総合的にバランスに優れた
受信特性を実現することができる。なお、一度狭小化さ
れた通過帯域幅を元に戻すのは、例えば、一定の時間ビ
ット誤りが検出されないことにより、妨害源が消失した
ものとして判断し、通過帯域幅を元に戻す。また、図9
に示した帯域通過手段21Aから21Bの通過帯域の変
更は、例えば、それぞれが通過帯域幅の異なる複数の帯
域通過フィルタを切り替え選択し実現する。その場合、
それぞれの帯域通過手段21A〜21Bが複数の帯域通
過フィルタを切り替え選択する場合、一部あるいはすべ
ての帯域通過フィルタを、一部あるいはすべての帯域通
過手段で共有する構造となっていてもよい。また、帯域
通過手段21A〜21Bを図8に示したように等価的に
実現している場合、帯域通過フィルタ211の通過帯域
を同様に複数の帯域通過フィルタを切り替え選択し実現
する。
【0038】図10は、本発明の第3の実施例の送受信
装置のブロック図を示すものである。本実施例におい
て、送信装置10は図1に示した第1あるいは第2の実
施例の送信装置10と同様である。また、受信装置20
2の各部の構成および動作も、第1の実施例の受信装置
20あるいは第2の実施例の受信装置201とほぼ同様
ではあるが、第1あるいは第2の実施例と異なるのは、
図10において受信装置202は、フレームエラー検出
器28A〜28Bが追加され、その出力であるフレーム
エラー信号によって、対応する帯域通過手段21A〜2
1Bの通過帯域を変更するか、あるいは、通過帯域幅を
狭小変化させるか、あるいは、通過帯域を変更すると同
時に通過帯域幅を狭小変化させるところが異なる。
【0039】以下、図10に一例を示した本実施例につ
いて、その受信装置202の動作を図11を用いて説明
する。図10において、それぞれのフレームエラー検出
器28A〜28Bには、ユニークワード検出器26A〜
26Bの出力であるフレーム信号がすべて入力され、そ
れぞれの系統のユニークワード検出失敗を判定し、フレ
ームエラー信号を出力する。図11はその動作の一例を
説明したもので、図11において、再生クロックAおよ
びBは各々クロック再生器25Aおよび25B、判定デ
ータ列AおよびBは各々復号器23Aおよび23B、フ
レーム信号AおよびBは各々ユニークワード検出器26
Aおよび26B、フレームエラー信号Bはフレームエラ
ー検出器28Bのそれぞれ出力である。
【0040】図11に示すように、ある時点で、ユニー
クワード検出器26Aが、ユニークワード92’の終了
を見いだし、フレーム信号Aを出力したとすると、それ
から所定の時間を観測期間として、他の系統のフレーム
信号が出力されるかどうかを観測する。図11の場合、
この期間にフレーム信号Bが出力されれば(点線の場
合)、フレームエラー信号Bは出力されないが、もし、
この期間にフレーム信号Bが出力されなければ(実線の
場合)、観測期間の終わりにて、フレームエラー信号B
が出力される。なお、観測期間は、伝搬路/信号処理の
遅延特性や再生クロックのジッター等による誤判定を避
けるためのものであり、少なくとも、約1シンボル長程
度以上が必要である。また、図10および図11は、受
信系統が2系統の場合について示しているが、3系統以
上ある時も全く同様であり、その時の観測期間は、他の
系統で最も早く出力されたフレーム信号のタイミングを
起点とする。
【0041】以上のように、もし、フレームエラーが検
出された場合、そのフレームエラー信号により、対応す
る帯域制限手段は、第2の実施例に述べたと同様の手段
をもって、その通過帯域を変更するか、あるいは、通過
帯域幅を狭小変化させるか、あるいは、通過帯域を変更
すると同時に通過帯域幅を狭小変化させる。妨害を受け
た場合、ユニークワードの検出に失敗し、フレームエラ
ーが発生するので、第2の実施例と同様、ハード規模が
さほど大きくなく、効率的な妨害回避が実現できる、あ
るいは、感度と耐妨害性とを両立させた受信特性が得ら
れる。しかも、第2の実施例の場合は、復号データパケ
ットの終了してからでないと、誤り検出器29A〜29
Bはビット誤りを検出できず、それから、通過帯域ある
いは通過帯域幅の変更に取りかかるため、次の復号デー
タパケットをも取り損なう可能性があるが、本実施例の
場合、復号データパケットのかなり早期に判定が終了す
るため(図5参照)、このような支障を生じない長所を
有する。
【0042】図12は、本発明の第4の実施例の送受信
装置のブロック図を示すものである。本実施例におい
て、送信装置10は図1に示した第1の実施例の送信装
置10と同様である。また、受信装置203の各部の構
成および動作も、第3の実施例の受信装置202とほぼ
同様ではあるが、第3の実施例と異なるのは、図12に
おいて、パケット抽出器27A’〜27B’は、もし、
自系統のユニークワード検出器がユニークワード検出に
失敗し、それからのフレーム信号を受け取らなかった場
合、フレームエラー検出器28A〜28Bの出力を参照
することにより、他系統のフレーム信号のタイミングを
基に、復号データパケットを抽出する所が異なる。
【0043】以下、図12に一例を示した本実施例につ
いて、その動作を図13を用いて説明する。図12にお
いて、それぞれのフレームエラー検出器28A〜28B
の出力であるフレームエラー信号は、それぞれ対応する
パケット抽出器27A’〜27B’に入力される。図1
3において、フレームエラー検出器28A〜28Bに関
する動作は、第3の実施例における図11の説明と全く
同様なので省略する。第3の実施例の場合と異なってい
るのは、当該系統(図13の場合はB系統)のフレーム
信号Bが出力されなかった場合、その代わりに、フレー
ムエラー信号Bを用い、所定の補正遅延量を与えた遅延
判定データ列Bと、それに対応してタイミングを調整さ
れた再生クロックB’に対して同等の処理を行なうこと
により、復号データパケットを抽出する機能がパケット
抽出器27A’〜27B’に付加されていることであ
る。
【0044】ユニークワードはそのワード長を十分長く
設定した場合、誤捕捉する確率は極めて小さいが、見逃
し確率はかなり大きくなる。特に、本実施例の場合のよ
うに、バースト伝送を行なう場合、図2に示すように、
情報データや誤り検出ビットにはビット誤りを生じてい
ないのに、ユニークワードはバーストの前方にあるた
め、AGC系や各種同期系の追従不良によるビット誤り
がユニークワードの見逃しにつながり、復号パケットを
抽出できず、情報データが失われるケースが増加する。
一方、受信各系統の判定データ列のタイミングは、伝搬
遅延差や信号処理時間差や再生クロックジッター相当の
相互時間差が存在するが、これらは一般に、0.5シンボ
ル長程度以下で十分小さく、ユニークワードを見逃した
としても、他系統の検出タイミングを用いて、復号パケ
ットを抽出することにより、上記のようなケースの情報
データをも復号することができ、受信品質を改善でき
る。図13から明かなように、フレームエラー信号Bは
そもそもユニークワードを検出できた系統のフレーム信
号Aから観測時間だけ遅延した信号であるので、補正遅
延量をこの観測時間相当に設定することで、ユニークワ
ードを見逃したとしても、他系統の検出タイミングを用
いて、復号パケットを抽出することができ、受信品質を
改善できる。なお、補正遅延量を判定データ列Bに与え
る(遅延判定データ列B)と同時に、再生クロックBに
も同量の遅延を与えてもよいが(再生クロックB’)、
再生クロックは繰り返し波形であることに留意して、繰
り返し周期の整数倍と、補正遅延量との差の分だけ、タ
イミングを調整してもよい。なお、図13の例では、観
測期間、補正遅延量ともに、再生クロック1周期となっ
ているので、再生クロックBへの遅延は不要である。
【0045】なお、図12は受信系統が2系統の場合に
ついて示しているが、3系統以上ある時も第3の実施例
の場合と同様、そのまま拡張でき、以上の説明は同様に
適用される。
【0046】また、4相系以上の多値伝送の時、第1の
実施例の説明したように、復号器23A〜23Bの中に
パラレル・シリアル変換器を有し、それらは、ビット列
である判定データ列A〜Bと、対応する再生ビットクロ
ックA〜Bを出力するもので(この時、ユニークワード
検出器26A〜26Bは、ビット列として比較照合を行
なう)、図13の各再生クロックおよび各判定データ
は、ビットクロックおよび判定ビットデータとして考え
てよい(2相の場合は、ビット列とシンボル列は一致す
る)。しかしながら、受信各系統間の相互時間差(上記
のように最大0.5シンボル長程度)が存在すると、周期
がシンボルクロックより、1/2(4相系の場合)ある
いは1/3(8相系の場合)と短いビットクロックを基
本に、他系統のタイミングを用いて自系統のタイミング
を推定すると、ビットずれを生じ、復号データパケット
の抽出に失敗する頻度が増大する欠点がある。従って、
本実施例では、4相系以上の多値伝送の時、復号器23
A〜23Bは、シンボル列である判定データ列A〜B
と、対応する再生シンボルクロックA〜Bを出力するも
ので(この時、ユニークワード検出器26A〜26B
は、シンボル列として比較照合を行なう)、図13の各
再生クロックおよび各判定データは、シンボルクロック
および判定シンボルデータを表わし、パケット抽出器2
7A’〜27B’の復号データパケットの出力の直前
か、誤り検出器29A〜29Bにパラレル・シリアル変
換器を有しシンボル列からビット列への変換を行なう
か、あるいは、最終の復号データがシンボル列を出力す
るものである方が好ましい。
【0047】ところで、図7に示したように、拡散変調
信号qがチャープ波形等の場合、上記の補正遅延量は、
以下のように、帯域通過手段21A〜21Bの通過帯域
特性と、拡散変調信号qの特性により決まるタイミング
補正をさらに加味することが好ましい。図14は、この
タイミング補正を説明するもので、図4と同様に、拡散
変調信号qがチャープ波形の場合の検波過程を示した波
形図である。図14には、帯域通過手段21A〜21B
の通過帯域B1〜B3、それぞれに対応して、検波過程
に従って、中間信号b1〜b3、検波信号c1〜c2が
示されている。スペクトラム拡散信号aのシンボル内波
形はチャープ波形であり、図14の例では、各シンボル
区間の最初の部分は低い周波数成分より成っており、各
シンボル区間の後ろの方へ行くほど高い周波数成分で構
成される。中間信号b1は、元のスペクトラム拡散信号
aのうち低い周波数の成分を抜きだしたものであるた
め、シンボル区間の前半では振幅が大きいが後半では振
幅が小さくなる。逆に、中間信号b3は、元のスペクト
ラム拡散信号aのうち高い周波数の成分を抜きだしたも
のであるため、シンボル区間の前半では振幅が小さく、
後半では振幅が大きい。また、中間信号2は、シンボル
区間の中央部では振幅が大きく、両端部で振幅が小さ
い。検波信号c1〜c3は、この振幅変化に応じたパル
ス列となり、そのパルスのピークが、それぞれシンボル
区間の前半、中央、および後半に位置する形状となる。
このピーク位置は、拡散変調信号qの周波数掃引のパラ
メータと各々の帯域通過手段の特性により決定される。
従って、本実施例のように、他系統のフレーム信号のタ
イミングを用いて復号パケットの抽出を行なう場合、上
記のピーク位置のずれに相当するタイミング補正(図1
4におけるt23、t13等)を行なうことが好まし
い。具体的には、図13の補正遅延量を、観測期間とこ
のタイミング補正量(フレーム信号参照系統から見た当
該系統の遅延量)とを合わせたものとするのがよい。例
えば、c3の検波信号の系統のフレーム信号からc1の
検波信号の系統の復号パケットの抽出を行なう場合、補
正遅延量は、観測期間長とt13(負であるので、実際
には減じることになる)とを合わせたものとなる。
【0048】図15は、本発明の第5の実施例の送受信
装置のブロック図を示すものである。本実施例におい
て、送信装置10は図1に示した第1の実施例の送信装
置10と同様である。また、受信装置204の各部の構
成も、第4の実施例の受信装置203とほぼ同様ではあ
るが、第4の実施例と異なるのは、フレームエラー検出
器28A〜28Bの出力で制御される切替え器251A
〜251Bと、再生クロックのタイミングを調整する調
整器252A〜252Bと、調整器252A〜252B
を通して他系統の再生クロックを参照して判別データ列
を出力する復号器23A’〜23B’が付加され、も
し、自系統のユニークワード検出器がユニークワード検
出に失敗し、フレームエラー検出器がフレームエラー信
号を出力した場合、他系統のクロック再生器の出力であ
る再生クロックを用いて復号した判定データ列から復号
パケットの抽出を行なう所が異なる。
【0049】以下、図15に一例を示した本実施例につ
いて、その動作を図16を用いて説明する。図15にお
いて、追加された復号器23A’〜23B’は、それぞ
れ他系統のクロック再生器25A〜25Bの出力する再
生クロックA〜Bを調整器252A〜252Bでタイミ
ング調整した再生クロックA’〜B’を基に、判定デー
タ列A’〜B’を出力する。切替え器251A〜251
Bは、対応するフレームエラー検出器28A〜28Bか
らのフレームエラー信号を受けると、それぞれ接点を切
替えて、第1の実施例で説明した、通常の復号器23A
あるいは23Bの出力である判別データ列AあるいはB
から、上記の判定データ列A’あるいはB’に切り替え
る。ユニークワード検出失敗には、種々の理由が考えら
れるが、再生クロック追従不良によるものならば、第4
の実施例のように、他系統からユニークワードのタイミ
ングを与えても、抽出した復号データ中にも、ビット誤
りを含む可能性が高い。本実施例では、このような場
合、同時に、再生クロックについても、他系統から供給
するため、受信品質の向上が望める。
【0050】図16は、Bの系統でユニークワード検出
に失敗した時の動作を示している。つまり、検波器22
Bの出力する検波信号Bに対して、自系統のクロック再
生器25Bの出力する再生クロックBは、追従不良のた
め、アイパターン(検波信号B内部の菱形部)の端部の
部分のタイミングを示しており、復号器23Bの出力す
る判定データ列Bにはビット誤りが含まれる可能性が高
い。一方、他系統のクロック再生器25Aの出力する再
生クロックAから調整器252Aを通して得た再生クロ
ックA’を用いて復号器23B’が出力する判定データ
列B’には、ビット誤りが少ない可能性がある。いま、
判定データ列Bにビット誤りが含まれ、ユニークワード
が検出されず、第3の実施例で説明したのと同様、フレ
ームエラー信号Bが出力されると、切替え器251B
は、判定データ列B’の方をパケット抽出器27B’に
供給し、同時に、パケット抽出器27B’は、第4の実
施例と同様、フレームエラー信号Bをフレーム信号の代
替として復号データパケットの抽出動作を開始する。こ
のようにして、品質の良い可能性が高い判定データ列
B’を選択することになるので、さらに、受信品質の向
上が望める。
【0051】なお、調整器252A〜252Bによる、
調整時間は、通常は信号処理遅延相当分、あるいは、無
くしてもよいが、第4の実施例と同様、スペクトラム拡
散信号aのシンボル内波形がチャープ波形である場合
は、図14のt23〜t13に例示したような、拡散変
調信号qの周波数掃引のパラメータと各々の帯域通過手
段の特性により決定される遅延量を加える必要がある。
一方、補正遅延量に関しては、観測期間相当分を再生ク
ロック繰り返し周期単位で遅延させればよい。ただ、第
4の実施例と異なるのは、この補正遅延量は、パケット
抽出器27A’〜27B’の入力側ではなく、復号器2
3A’〜23B’の入力側の検波信号cを遅延させる
か、あるいは、出力側の判定データ列を遅延させて行な
う。
【0052】なお、本実施例においても、第4の実施例
と同様、図15は受信系統が2系統の場合について示し
ているが、3系統以上ある時も、そのまま拡張できるの
で以上の説明は同様に適用される。
【0053】また、4相系以上の多値伝送の時、第4の
実施例と同様、復号器23A〜23Bおよび23A’〜
23B’の出力は、内部にパラレル・シリアル変換器を
有し、ビットクロックおよび判定ビットデータであって
もよいが、ビットずれによる復号データパケットの抽出
失敗の頻度を減ずるため、シンボルクロックおよび判定
シンボルデータであるものの方が好ましい。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明は、スペクトラム拡
散信号を入力しその信号の帯域内の部分的な、複数帯域
の信号成分のみを取り出して得られる中間信号を検波
し、常に良好な受信状態にある方の検波出力から復号デ
ータを得るので、強力な妨害波や周波数選択性ひずみに
よる誤り率の劣化を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるデータ送受信装
置のブロック図
【図2】同実施例におけるデータパケットの一例の符号
構成図
【図3】同実施例における検波器の構成例を示すブロッ
ク図
【図4】同実施例における送信装置および受信装置の各
部の信号波形の一例を示した信号波形図
【図5】同実施例における判定データ列に観測されるデ
ータパケットの一例の説明図
【図6】同実施例における受信装置における信号のスペ
クトラムの概略図
【図7】同実施例において拡散変調信号をチャープ信号
とした場合の送信装置の各部の信号波形の一例を示した
信号波形図
【図8】同実施例における帯域通過手段の構成例を示す
ブロック図
【図9】本発明の第2の実施例におけるデータ送受信装
置のブロック図
【図10】本発明の第3の実施例におけるデータ送受信
装置のブロック図
【図11】同実施例における受信装置の動作の説明図
【図12】本発明の第4の実施例におけるデータ送受信
装置のブロック図
【図13】同実施例における受信装置の動作の説明図
【図14】同実施例において拡散変調信号をチャープ信
号とした場合の受信装置の各部の信号波形の一例を示し
た信号波形図
【図15】本発明の第5の実施例におけるデータ送受信
装置のブロック図
【図16】同実施例における受信装置の動作の説明図
【図17】従来のデータ送受信装置のブロック図
【図18】従来のデータ送受信装置の信号波形を示す信
号波形図
【符号の説明】
10、10’ 送信装置 11 差動符号化器 12 位相変調器 13 拡散変調信号発生器 14 拡散変調用乗算器 15 クロック発生器 16 パケット組立て器 17 一次変調器 20、201〜204、20’ 受信装置 21、21A〜21B 帯域通過手段 211 帯域通過フィルタ 212 周波数混合器 213 局部発振器 22A〜22B 検波器 22 遅延検波器 221 シンボル遅延器 222 乗算器 223 低域通過フィルタ 23A〜23B、23A’〜23B’、23 復号器 24 判定選択器 25A〜25B、25 クロック再生器 26A〜26B ユニークワード検出器 27A〜27B、27A’〜27B’ パケット抽出器 28A〜28B フレームエラー検出器 29A〜29B 誤り検出器 251A〜251B 切替え器 252A〜252B 調整器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−257224(JP,A) 特開 昭64−36234(JP,A) 特開 平5−56044(JP,A) 特開 平2−182045(JP,A) 特開 平2−192238(JP,A) 特開 平5−252135(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04J 13/00

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信データを所定ビット数ごとに分け、少
    なくともユニークワードと誤り検出ビットを加えてデー
    タパケットを構成し、搬送波を前記データパケットでデ
    ィジタル変調して得られる一次変調信号に、前記一次変
    調信号よりも帯域の広い拡散変調信号を乗算して得られ
    るバースト状のスペクトラム拡散信号を出力する送信装
    置と、前記スペクトル拡散信号を復調し復号データを出
    力する受信装置において、 前記受信装置は、前記スペクトラム拡散信号の帯域内の
    部分的な帯域の信号成分のみを取り出す複数の帯域通過
    手段と、前記帯域通過手段の出力である複数の中間信号
    をそれぞれ検波する複数の検波器と、前記検波器の出力
    である複数の検波信号からそれぞれ再生クロックを生成
    する複数のクロック再生器と、前記検波信号と前記再生
    クロックからそれぞれ判定データ列を出力する複数の復
    号器と、複数の前記判定データ列からそれぞれ前記ユニ
    ークワードを検出することによりそれぞれ復号データパ
    ケットの先頭を見いだす複数のユニークワード検出器
    と、前記ユニークワード検出器の出力であるフレーム信
    号を基に前記判定データ列からそれぞれ前記復号データ
    パケットを抽出する複数のパケット抽出器と、前記誤り
    検出ビットを用いて前記復号データパケットの中のビッ
    ト誤りをそれぞれ検出する複数の誤り検出器とを有し、 前記誤り検出器によってビット誤りが無いと判定した前
    記復号データパケットから前記復号データを得ることを
    特徴とするデータ送受信装置。
  2. 【請求項2】ディジタル変調は、差動位相変調であり、 拡散変調信号の周期は、一次変調信号のシンボル周期の
    整数倍または整数分の1であり、 検波器は、中間信号とそれを一次変調信号のシンボル周
    期の整数倍だけ遅延させた遅延信号とを乗算して検波信
    号を得る遅延検波器であることを特徴とする請求項1記
    載のデータ送受信装置。
  3. 【請求項3】帯域通過手段は、周波数混合器と、前記周
    波数混合器に局部発振信号を供給する局部発振器と、前
    記局部発振信号の周波数との差の周波数帯に変換された
    前記周波数混合器の出力の部分的な帯域の信号成分のみ
    を取り出す帯域通過フィルタとで構成され、 前記局部発振信号の周波数を前記シンボル周期分の1の
    整数倍だけ変化させること、あるいは、前記局部発振信
    号の周波数を前記シンボル周期分の1の整数倍の周波数
    間隔に配置した複数の前記局部発振器を用いることを特
    徴とする請求項2記載のデータ送受信装置。
  4. 【請求項4】拡散変調信号は、その周期毎に正弦波の周
    波数を繰り返し掃引して得られるチャープ信号であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ送受信装置。
  5. 【請求項5】誤り検出ビットは、パリティビットである
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ送受信装置。
  6. 【請求項6】誤り検出ビットは、CRC符号であること
    を特徴とする請求項1記載のデータ送受信装置。
  7. 【請求項7】帯域通過手段および検波器およびクロック
    再生器および復号器およびユニークワード検出器および
    パケット抽出器および誤り検出器は、すべて2系統ある
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ送受信装置。
  8. 【請求項8】帯域通過手段は、対応する誤り検出器がビ
    ット誤りを検出した場合、前記帯域通過手段の通過帯域
    を変更することを特徴とする請求項1記載のデータ送受
    信装置。
  9. 【請求項9】帯域通過手段は、対応する誤り検出器がビ
    ット誤りを検出した場合、前記帯域通過手段の通過帯域
    幅を狭小変更することを特徴とする請求項1記載のデー
    タ送受信装置。
  10. 【請求項10】受信装置は、任意のユニークワード検出
    器が、それ以外の1つあるいは複数のユニークワード検
    出器からのフレーム信号が出力されてから、所定時間の
    間フレーム信号を出力しない場合、前記任意のユニーク
    ワード検出器はユニークワード検出に失敗したものと判
    定し、フレームエラー信号を出力するフレームエラー検
    出器を具備することを特徴とする請求項1記載のデータ
    送受信装置。
  11. 【請求項11】帯域通過手段は、フレームエラー検出器
    の出力するフレームエラー信号によって、前記帯域通過
    手段の通過帯域を変更することを特徴とする請求項10
    記載のデータ送受信装置。
  12. 【請求項12】帯域通過手段は、フレームエラー検出器
    の出力するフレームエラー信号によって、前記帯域通過
    手段の通過帯域幅を狭小変更することを特徴とする請求
    項10記載のデータ送受信装置。
  13. 【請求項13】ディジタル変調は、多値変調であり、 クロック再生器は、その出力である再生クロックとし
    て、検波信号のシンボルに同期した再生シンボルクロッ
    クを生成し、 復号器は、前記再生シンボルクロックに基づき前記検波
    信号を順次サンプリングして判定することにより判定シ
    ンボルデータ列を得て、さらに、前記判定シンボルデー
    タ列をパラレル・シリアル変換することにより、ビット
    列である判定データ列を出力するものであり、 ユニークワード検出器は、前記判定データ列と、ユニー
    クワードとをビット列として比較照合することにより、
    フレームタイミングを抽出し、フレーム信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ送受信装置。
  14. 【請求項14】パケット抽出器は、対応するフレームエ
    ラー検出器がフレームエラー信号を出力した場合、他の
    ユニークワード検出器からのフレーム信号のタイミング
    を基に、復号データパケットを抽出することを特徴とす
    る請求項10記載のデータ送受信装置。
  15. 【請求項15】パケット抽出器は、対応するフレームエ
    ラー検出器がフレームエラー信号を出力した場合、他の
    ユニークワード検出器からのフレーム信号のタイミング
    から、各々の帯域通過手段の特性および拡散変調信号の
    特性により決まる各々の検波信号の振幅のピーク位置の
    違いを補正したタイミングを基に、復号データパケット
    を抽出することを特徴とする請求項10記載のデータ送
    受信装置。
  16. 【請求項16】復号器は、対応するフレームエラー検出
    器がフレームエラー信号を出力した場合、フレーム信号
    を出力した他のユニークワード検出器に対応するクロッ
    ク再生器の出力する再生クロックに基づいて判定データ
    列を出力することを特徴とする請求項14または15記
    載のデータ送受信装置。
  17. 【請求項17】復号器は、対応するフレームエラー検出
    器がフレームエラー信号を出力した場合、フレーム信号
    を出力した他のユニークワード検出器に対応するクロッ
    ク再生器の出力する再生クロックから、各々の帯域通過
    手段の特性および拡散変調信号の特性により決まる各々
    の検波信号の振幅のピーク位置の違いを補正したタイミ
    ングを基に、判定データ列を出力することを特徴とする
    請求項14または15記載のデータ送受信装置。
  18. 【請求項18】クロック再生器は、その出力である再生
    クロックとして、検波信号のシンボルに同期した再生シ
    ンボルクロックを生成し、 復号器は、前記再生シンボルクロックに基づき前記検波
    信号を順次サンプリングして判定することにより、シン
    ボル列である判定データ列を出力するものであり、 ユニークワード検出器は、前記判定データ列と、ユニー
    クワードとをシンボル列として比較照合することによ
    り、フレームタイミングを抽出し、フレーム信号を出力
    することを特徴とする請求項1、14から17のいずれ
    かに記載のデータ送受信装置。
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