JPH08107374A - データ送受信装置 - Google Patents

データ送受信装置

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JPH08107374A
JPH08107374A JP6243809A JP24380994A JPH08107374A JP H08107374 A JPH08107374 A JP H08107374A JP 6243809 A JP6243809 A JP 6243809A JP 24380994 A JP24380994 A JP 24380994A JP H08107374 A JPH08107374 A JP H08107374A
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signal
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JP6243809A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Takai
均 高井
Yoshio Urabe
嘉夫 浦部
Hidesato Yamasaki
秀聡 山▲さき▼
Akihiro Tatsuta
明浩 竜田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 送信装置10は、送信データを所定ビット数
ごとに分け、ユニークワードと誤り検出ビットを付加し
てデータパケットを構成し、そのパケットでディジタル
変調し更に拡散変調されたバースト状のスペクトラム拡
散信号aを送出する。受信装置20は、スペクトラム拡
散信号aの部分帯域(サブバンド)を取り出し検波復号
するサブバンド受信機20A、20Bと、判定選択器2
4と、サブバンド制御部241を備え、両サブバンド受
信機からの誤りを含まぬ復号データパケットを選択繋ぎ
合わせて、復号データを得て出力する一方、ビット誤り
とユニークワード検出結果から妨害を受けたと推定され
るサブバンド受信機20Aあるいは20Bのサブバンド
を順次割り当て変更を行う。 【効果】 部分帯域を適応的に割り当て受信帯域とし、
良好に受信した方の検波出力を用いるので、妨害波を適
応回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスペクトラム拡散信号を
使用してデータ伝送を行うための送受信装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】スペクトラム拡散通信方式は、マルチパ
ス環境下での良好な伝送特性および妨害信号排除能力を
有することから、無線LANをはじめとする構内無線デ
ータ通信や電力線搬送データ通信などの用途に適する方
式として注目されている。無線LANに供する電波の周
波数帯としては、産業科学医療用周波数帯(ISMバン
ド)が有力な候補である。ISMバンドは、電子レンジ
等の強力な電磁波を利用する機器が使用する周波数帯で
あるため、無線LANで使用する送受信装置には非常に
高いレベルの妨害波の下でも正常にデータ伝送ができる
特性が求められる。
【0003】一方、スペクトラム拡散通信において受信
装置を簡単化するために、拡散同期を必要としない方式
が各種考案されている。その一方式として、拡散信号の
周期をデータのシンボル周期と同期させ、遅延検波によ
り受信を行う方式(以下、SS遅延検波方式と記す)が
ある。例えば、特開昭62−257224号公報にこの
方式の一例が記載されている。
【0004】以下図面を参照しながら、上記SS遅延検
波方式によるスペクトラム拡散通信装置の一例の構成お
よび動作について説明する。
【0005】図11は、SS遅延検波方式の送信装置お
よび受信装置の一例のブロック図を示すものである。ま
た、図12は図11の装置の各部の信号波形を示すもの
である。図11の送信装置10’において、11は差動
符号化器、12は位相変調器、13は拡散変調信号発生
器、14は拡散変調用乗算器である。また、15はクロ
ック発生器であり、差動符号化器11、位相変調器1
2、および拡散変調信号発生器13に周期Tのシンボル
クロックCKを供給する。また、図11の受信装置2
0’において、22は遅延検波器であり、シンボル遅延
器221、遅延検波用乗算器222、および低域通過フ
ィルタ223、クロック再生器25、復号器23により
構成されている。
【0006】ビット列であるデータdはシンボルクロッ
クCKに同期して取り込まれ、差動符号化器11で差動
符号化された後、位相変調器12で変調し、シンボル周
期Tの2相位相変調波である一次変調信号pを得る。よ
って、一次変調信号pは、データdが1の時に前シンボ
ルと同じ位相となり、データdが−1の時に前シンボル
に対し逆の位相となる(±1の2値データとする)。拡
散変調信号発生器13は、シンボルクロックCKに同期
してこれと周期の等しい拡散変調信号qを発生する。拡
散変調信号qは、疑似ランダム系列により生成される一
定振幅の疑似ランダムパルス波形である。拡散変調用乗
算器14は一次変調信号pと拡散変調信号qを乗算し、
スペクトラム拡散信号aを得る。
【0007】図12(a)に、一次変調信号p、拡散変
調信号q、およびスペクトラム拡散信号aの時間波形を
示す。但し、一次変調信号pおよびスペクトラム拡散信
号aについては、便宜上ベースバンド波形を図示した。
【0008】このようにして得られたスペクトラム拡散
信号aは、伝送路を通り受信装置20’に入力される。
受信装置20’において、遅延検波器22は、受信した
スペクトラム拡散信号aと、それをシンボル遅延器22
1でシンボル周期Tだけ遅延させた遅延信号adを、遅
延検波用乗算器222で乗算し、さらに低域通過フィル
タ223によりその高周波成分を取り除いて検波信号c
を得る。検波信号cにおいては、拡散変調信号の成分同
士の乗算は常に一定値となる。従って、検波信号cは、
通常の差動PSKの遅延検波出力と同様、前シンボルと
の位相変化が無い時には正の値、前シンボルに対し反転
位相となる場合には負の値を取る。クロック再生器25
は、この検波信号cから、シンボルクロック(2相系の
場合はビットクロックに同じ)を再生し、復号器23
は、その再生シンボルクロックのタイミングで検波信号
cを順次サンプルし、その極性を、正の場合には1、負
の場合には−1と判定することにより、復号データd’
が得られ、送信データを復元することができる。
【0009】図12(b)に、受信されたスペクトラム
拡散信号a、遅延信号ad、および検波信号cを示す。
但し、図12(a)と同じく、スペクトラム拡散信号a
および遅延信号adについてはベースバンド波形を図示
した。また、実際に受信される信号は、通常、伝送路に
おいてスペクトラム拡散信号aに雑音や妨害成分が加わ
ったり、ひずみが生じたりしている信号であるが、図1
2(b)では雑音等の影響は省略した。
【0010】上記構成により、スペクトラム拡散方式の
特長である高い妨害排除能力や耐マルチパス特性を維持
したままで、拡散同期等の複雑な機構を必要としない簡
易な構成の送受信装置が得られる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、スペクトラム拡散信号の帯域内に非常に
強力な妨害成分が加わった場合には、たとえ妨害成分の
帯域が信号帯域の一部にしか重なっていない場合でも受
信不能となる。
【0012】本発明は上記問題点を解決するもので、ス
ペクトラム拡散信号の帯域内に非常に強い妨害成分が加
わった場合にも適応的に妨害を回避し、良質の伝送を可
能にすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のデータ送受信装置は、送信データを所定ビ
ット数ごとに分け、ユニークワードと誤り検出ビット含
むデータパケットを構成し、搬送波を前記データパケッ
トでディジタル変調して得られる一次変調信号に、前記
一次変調信号よりも帯域の広い拡散変調信号を乗算して
得られるバースト状のスペクトラム拡散信号を出力する
送信装置と、前記スペクトラム拡散信号を復調し復号デ
ータを出力する受信装置から成り、前記受信装置は、2
つの同じ構造を有するサブバンド受信機と、前記サブバ
ンド受信機に接続される判定選択器と、前記サブバンド
受信機を制御するサブバンド制御部とを具備して成り、
前記サブバンド受信機は、前記スペクトラム拡散信号の
帯域内に設定される複数の部分的な帯域であるサブバン
ドの内の1つを選択取り出す帯域通過手段と、前記帯域
通過手段の出力である中間信号を検波する検波器と、前
記検波器の出力である検波信号から再生クロックを生成
するクロック再生器と、前記検波信号と前記再生クロッ
クから判定データ列を出力する復号器と、前記判定デー
タ列から前記ユニークワードを検出することにより復号
データパケットの先頭を見いだすユニークワード検出器
と、前記ユニークワード検出器の出力であるフレーム信
号を基に前記判定データ列から前記復号データパケット
を抽出するパケット抽出器と、前記誤り検出ビットを用
いて前記復号データパケットの中のビット誤りを検出す
る誤り検出器とで構成して成るものである。
【0014】
【作用】本発明は上記した構成によって、スペクトラム
拡散信号の帯域内の部分的な、2つのサブバンドの信号
成分を同時に検波するので、信号帯域内に非常に強い妨
害波が存在する場合に、これらの劣化要因の影響を避け
て受信状態が良好な方の帯域の信号成分を選択的に利用
することができ、かつ、サブバンドを適応的に割り当て
変更を行うことによって効率的に妨害回避を行い、誤り
率の劣化を軽減することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例のデータ送受信装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0016】図1は、本発明の実施例のデータ送受信装
置のブロック図を示すものである。図1において、10
は送信装置、20は受信装置、16はパケット組立て
器、17は一次変調器、14は拡散変調用乗算器、15
はクロック発生器、13は拡散変調信号発生器、21
A、21Bは帯域通過手段、22A、22Bは検波器、
23A、23Bは復号器、25A、25Bはクロック再
生器、26A、26Bはユニークワード検出器、27
A、27Bはパケット抽出器、29A、29Bは誤り検
出器、24は判定選択器、241はサブバンド制御部で
ある。そして、図3は、帯域通過手段21A、21Bの
構成例を示すブロック図であり、211は帯域通過フィ
ルタ、212は周波数混合器、213は局部発振器であ
る。また、図5は、検波器22A、22Bの構成例を示
すブロック図であり、221はシンボル遅延器、222
は乗算器、223は低域通過フィルタである。なお、送
信装置10の中の一次変調器17の構成の一例は、図1
1の送信装置10’の中の差動符号化器11と位相変調
器12に相当する。以下、さらに、パケット組立て器1
6の出力するデータパケットの一例の符号構成図である
図2、図1の送信装置10の各部の信号波形図(便宜上
ベースバンド波形を図示)および送信スペクトルとサブ
バンドの関係を示す図4、図1の受信装置20の各部の
信号波形図(便宜上ベースバンド波形を図示)である図
6、復号器23A、23Bの出力である判定データ列に
観測されるデータパケットの一例の説明図である図7、
妨害を受けた時のサブバンド回避の説明図である図8、
ユニークワード検出判定の説明図である図9、サブバン
ド割り当て変更手順の説明図である図10を用いて以下
その動作を説明する。
【0017】図1の送信装置10の構成および動作は、
「従来の技術」の項目で説明した図11における動作と
ほぼ同様であるが、パケット組立て器16が追加されて
おり、送信データをパケット状に構成し、その各々のパ
ケットに対応した、バースト状のスペクトラム拡散信号
aを伝送信号として出力するところが異なる。つまり、
送信データは、まず、所定のビット数ごとに分けられ、
図2に1例を示すように、情報データ93となり、プリ
アンブル91、ユニークワード92、誤り検出ビット9
4を付加されてデータパケット61〜64を構成する。
データパケット61〜64は、一次変調器17に入力さ
れ、各々のパケットに対応した、バースト状の一次変調
信号となる。一次変調方式には、例えば、2、4、8相
等の(差動)位相変調等が使われ、その基本構成および
動作は、「従来の技術」の項目で説明した図11の差動
符号化器11および位相変調器12の構成および動作と
同様である。なお、バーストの急峻な立ち上がり立ち下
がりは、送信スペクトラム幅の拡大を生じるので、バー
ストの前縁および後縁に包絡線が滑らかに変化するラン
プ波形を加えるものであってもよい。一次変調信号は、
「従来の技術」の項目で説明した図11の従来例と同様
に、さらに、拡散信号qと掛け合わされて、各々のパケ
ットに対応した、バースト状のスペクトラム拡散信号a
として、送信装置10から出力される。
【0018】ユニークワード92は、後述するように、
受信装置20での復号過程で対応するデータパケットを
見いだすために挿入された固定のビットパターン列であ
る。一方、誤り検出ビット94は、受信装置20にて、
情報データ93および誤り検出ビット94それ自身の中
にビット誤りが発生したかどうかを調べるために挿入さ
れた可変ビットパターン列である。誤り検出ビット94
は、実際には、パリティ符号あるいはCRC(Cyclic R
edundacy Check)符号等を用いる。
【0019】以下、一次変調方式が2相差動位相変調の
場合を一例として、さらに詳細に動作を説明する。
【0020】送信装置10において、パケット組立て器
16の出力であるデータパケット61〜64のm番目の
データdm(±1、2値の場合)は周期Tのシンボルク
ロックCKに同期して取り込まれ、一次変調器17を構
成する差動符号化器11で差動符号化された後、位相変
調器12で変調され、その出力として、シンボル周期T
の2相位相変調波である一次変調信号pが得られる。拡
散変調信号発生器13は、シンボルクロックCKに同期
してこれと周期の等しい拡散変調信号qを発生する。拡
散変調信号qは、例えば、疑似ランダム系列により生成
される一定振幅の疑似ランダムパルス波形であってもよ
いが、これに限るものではなく、他の雑音状信号や、図
4(a)に示すようなチャープ信号としても良い。拡散
変調用乗算器14は一次変調信号pと拡散変調信号qを
乗算し、スペクトラム拡散信号aを得る。
【0021】さて、今、差動符号化後のデータを、δm
(±1、2値の場合)とした場合、 dm = δm × δm-1 (1) と表わせる。従って、搬送波の周波数をfcとして、Re
[…]を実数部とすれば、送信されるスペクトラム拡散信
号aは、次式で表わされる。
【0022】 a=Re[ δm・q(t)・exp(2πfct) ] (2) なお、図4(a)は、以上の送信装置10の各部の信号
波形の一例を示した波形図である。
【0023】伝送路を通ったスペクトラム拡散信号a
は、受信装置20に入り分配され、同様の構造を有する
2系統のサブバンド受信機20A、20Bに入力され
る。まず、帯域通過手段21A、21Bは、図4(b)
に示すように、それぞれ、部分的な帯域(サブバンド)
f1〜f5の内の1つの成分のみを抽出し、中間信号b
とする。図4(b)はスペクトラム拡散信号aのスペク
トルの概略および帯域通過手段21A、21Bの取り得
るサブバンドが5つである(f1〜f5)場合について
例示したものである。帯域通過手段21A、21Bは、
それぞれ帯域通過フィルタで構成されていてもよいが、
図3に示すような構造としてもよい。図3の場合、局部
発振器213は、一般にはPLL(Phase Locked Loo
p)シンセサイザで実現されており、その周波数を変化
させることにより、等価的にサブバンドの中心周波数を
変化させることができる。なお、サブバンドの中心周波
数は、後述のように一定の制約があり、帯域通過手段2
1A、21Bの通過帯域は、それぞれ、これら複数のサ
ブバンド(図4(b)では5つ)から1つが、サブバン
ド制御部241からの制御によって割り当てられる。従
って、図3に示すような構造の場合は、サブバンド制御
部241は、局部発振器213の周波数を制御すること
によって、任意のサブバンドを選ぶことができる。
【0024】このようにして得られた中間信号bは、検
波器22A、22Bでそれぞれ検波され、検波信号cが
得られる。検波器22A、22Bは、例えば、図5に示
すような遅延検波器22が用いられる。
【0025】図6は、一例として、サブバンド受信機2
0Aの各部の信号波形の一例を示した波形図である。ス
ペクトラム拡散信号aのベースバンド波形は、各シンボ
ル区間において、一次変調信号の位相が等しい場合には
同じ形状であり、一次変調信号の位相が逆の場合には正
負が反転した形状となっている。そして、帯域通過手段
21A、21Bの出力である中間信号bは、 b(t) = Re[ δm・q'(t)・exp(2πfct) ] (3) と表わせる(δm=±1)。中間信号bのベースバンド
波形は、帯域通過手段21A、21Bにより、帯域制限
を受けてスペクトラム拡散信号aの形状とはかなり異な
った波形となるものの(つまり、式(2)中の複素包絡線
を表わすqの項が、式(3)では、帯域制限を受けた場合
のそれq'に置き変わる)、各シンボル区間において、
一次変調信号の位相が等しい場合にはほぼ同じ形状であ
り、一次変調信号の位相が逆の場合には正負が反転した
形状となる(式(3)から分かるように、bは、δmの符号
によって、その波形の正負が反転する)。厳密には、隣
接シンボルとの境界付近において、隣接シンボルの影響
を受けるために正確には同じ形状にならず、符号間干渉
を生じることになるが、中間信号の帯域をシンボル繰り
返し周波数に比べて大きくしておけば、符号間干渉は小
さいため、さほど問題とならない。図6に、サブバンド
を送信スペクトルのほぼ中央に設定した場合の中間信号
bを模式的に示した。
【0026】遅延検波器22では、まず、シンボル遅延
器221によって、シンボル周期Tだけ、中間信号bを
遅延させ、遅延中間信号bdを得る。拡散変調信号q
は、周期Tの繰り返し波形であり、近似的にq'も周期
Tの繰り返し波形となることに留意すると、 bd(t)=b(t−T) =Re[δm-1・q'(t)・exp(2πfct)・exp(-2πfcT)] (4) と表わせる。今、 exp(−2πfcT)=1 (5) を満たすように、Tを正確に定めるか、あるいは、シン
ボル遅延器221の出力信号の位相を調整することによ
り、結局、遅延中間信号bdは、 bd(t)=Re[δm-1・q'(t)・exp(2πfct)] (6) となる。乗算器222の内、低域通過フィルタ223で
取り出される、低域周波数成分、すなわち、検波信号c
は、式(3)と式(6)の乗算を実行し、高調波成分であるex
p(4πfct)の成分の項を除き、式(1)を用いることによ
り、 c(t)=δm・δm-1{Re[q'(t)]}2=dm{Re[q'(t)]}2 (7) が得られる。式(7)より、検波信号cの極性を判定する
ことにより、データが復号されることが分かる。
【0027】図6には、この検波過程の様子を模式的に
示されている。すなわち、前シンボルから位相の変化が
無い場合には同じ形状のパルス同士を乗算するため正の
パルスを生じ、前シンボルから位相が反転した場合には
正負が反転した形状のパルス同士を乗算するため負のパ
ルスを生じる。従って、検波信号cは位相の反転の有無
に応じて負および正のパルスとなる。クロック再生器2
5A、25Bは、この検波信号cから再生シンボルクロ
ックを生成し、そのタイミングを用いて、復号器23
A、23Bは、検波信号cを順次サンプリング/識別し
た後、その識別点の符号の極性により、正の場合には
1、負の場合には−1と判定し、判定データ列d'mを出
力する。
【0028】なお、ここでは、2相位相変調の場合につ
いて解説したが、4相、8相等の多値変調の場合も、そ
の検波過程は同様である。異なる点は、遅延検波器22
の構成が、直交軸を加えた2系統あることと、復号器2
3A、23Bでは、検波信号cを識別判定して判定シン
ボルデータ列を得た後、パラレル・シリアル変換するこ
とにより、ビット列である判定データ列d'mを出力する
ことである(例えば、W.R.Bennet、J.R.Davey著、「デ
ータ伝送」、ラテイス)。
【0029】さて、判定データ列は、図2のデータパケ
ット61〜64に相当する、同一構造の図7のデータパ
ケット61’〜64’が含まれる。ユニークワード検出
器26A〜26Bは、判定データ列d'mと、ユニークワ
ードの固定パターンとを随時照合し、一致を検出する
と、フレーム信号を出力する。パケット抽出器27A〜
27Bは、このフレーム信号のタイミングを基に、情報
データ93’と誤り検出ビット94’からなる復号デー
タパケット95’を抽出し、誤り検出器29A、29B
に引き渡す。誤り検出器29A、29Bはそれぞれ誤り
検出ビット94’を基に、復号データパケット95’中
のビット誤りを検出し、その結果を判定選択器24に引
き渡すとともに、復号データパケット95’中の情報デ
ータ93’も併せて判定選択器24に引き渡す。判定選
択器24は、ビット誤りの検出されなかった系統の情報
データ93’のみを選択繋ぎ合わせて、受信装置20の
最終出力の復号データとして出力する。
【0030】さて、いま、伝送路において図8に示す妨
害波jが加わった場合を考える。図11に示した従来の
装置によれば、妨害波jのエネルギーの大半が検波器で
検波されるため、正常な受信が不可能となる。図1に示
す本実施例の装置によれば、送信されるスペクトラム拡
散信号aの部分的な帯域サブバンドf1〜f5の内1つ
のみ通過させる帯域通過手段21A、21Bを設けてい
るので、図8の例では、帯域通過手段21A、21Bの
中の少なくともどちらかがサブバンドf1〜f3に設定
されていれば、その系統の検波器の入力の中間信号bは
妨害波jの影響を受けず、正常な受信が行なわれる。従
って、他の系統は、受信が正常に行なわれず、当該誤り
検出器がビット誤りを検出しても、上記のように、妨害
波jの影響を避け得た系統があれば、その系統の誤り検
出器はビット誤りを検出せず、判定選択器24は、その
系統の情報データ93’を選択し、復号データとして出
力するので、正常な受信が継続される。
【0031】なお、拡散変調信号qの周期は一次変調信
号pのシンボル周期Tに等しいとしたが、一次変調信号
pのシンボル周期Tのn分の1(nは自然数)としても
良く、あるいは一次変調信号pのシンボル周期Tのn倍
(nは自然数)とし、シンボル遅延器221としてシン
ボル周期Tのn倍の遅延時間を有するものを用いて遅延
検波を行うものとしても良い。
【0032】また、帯域通過手段21A、21Bを、図
3に示すように構成した場合、局部発振器213の局部
発振信号の周波数をfLとすると、(3)式は、 b(t) = Re[ δm・q'(t)・exp{2π(fc−fL)t} ] (3') となり、(4)式は、 bd(t)=b(t−T) =Re[δm-1・q'(t)・exp{2π(fc-fL)t}・exp{-2π(fc-fL)T}] (4') となって、(5)式の代わりに、 exp{−2π(fc−fL)T}=1 (5') を満たすように、Tを正確に定めるか、あるいは、シン
ボル遅延器221の出力信号の位相を調整することによ
り、結局、遅延中間信号bdを表わす(6)式は bd(t)=Re[δm-1・q'(t)・exp{2π(fc-fL)t}] (6') となる。同様に、乗算器222の内、低域通過フィルタ
223で取り出される、低域周波数成分、すなわち、検
波信号cは、式(3')と式(6')の乗算を実行し、高調波成
分であるexp{4π(fc-fL)t}の成分の項を除き、式(1)
を用いることにより、(7)式の結果が得られ、同様に、
検波信号cの極性を判定することにより、判定データが
得られることが分かる。なお、式(5')を変形することに
より、kを整数として、 fL = fc − k×(1/T) (8) の結果が得られ、局部発振信号の周波数、言い換えれば
サブバンドの間隔としては、シンボル速度1/Tの整数
倍の周波数間隔でなければならない。
【0033】さて、図8のように妨害を受けた場合、妨
害波jが定常的、あるいは、ある程度連続する場合、妨
害の影響を受けるサブバンドを割り当て変更することに
よって、より優れた耐妨害特性を得ることができる。
【0034】図1において、サブバンド制御部241
は、2系統のサブバンド受信機20A、20B、それぞ
れの、誤り検出器29A、29Bの出力である誤り検出
信号と、ユニークワード検出器26A、26Bの出力で
あるフレーム信号とからの情報を元に、両系統の帯域通
過手段21A、21Bを制御してサブバンドの割り当て
変更を行う。以下に、手順の一例を具体的に説明する。
【0035】サブバンドの再割り当ての判断基準となる
のは、それぞれの系統における、以下の2項目である。
【0036】 1)ユニークワード検出成功か否か(フレームエラー) 2)データパケット中にビット誤りがあったか否か の2項目についての判定結果を用いる。2)について
は、誤り検出器29A、29Bの出力である誤り検出信
号をそのまま用いることができる。1)については、図
9を用いて、さらに、ユニークワード検出/フレームエ
ラー信号の動作を説明する。
【0037】図9において、再生クロックA、Bは各々
クロック再生器25A、25B、判定データ列A、Bは
各々復号器23A、23B、フレーム信号A、Bは各々
ユニークワード検出器26A、26B、フレームエラー
信号Bは、系統Bがユニークワード検出に失敗したこと
を示す信号である。図9に示すように、ある時点で、ユ
ニークワード検出器26Aが、ユニークワード92’の
終了を見いだし、フレーム信号Aを出力したとすると、
それから所定の時間を観測期間として、もう一方の系統
のフレーム信号が出力されるかどうかを観測する。図9
の場合、この期間にフレーム信号Bが出力されれば(点
線の場合)、フレームエラー信号Bは出力されないが、
もし、この期間にフレーム信号Bが出力されなければ
(実線の場合)、観測期間の終わりにて、フレームエラ
ー信号Bが出力され、系統Bがユニークワード検出に失
敗したことが判る。なお、観測期間は、伝搬路/信号処
理の遅延特性や再生クロックのジッター等による誤判定
を避けるためのものであり、少なくとも、約1シンボル
長程度以上が必要である。
【0038】以上の1)、2)に基づいて、サブバンド
変更するための起動条件は、以下のA)〜C)の3事象
である。 A)自系統のユニークワード検出に失敗した場合。 B)ユニークワード検出は成功したが、ビット誤りを検
出した場合。 C)所定時間の間、両系統でユニークワードが検出され
なかった場合。 これらの「起動条件A)〜C)」のいずれかに適合した
場合、サブバンドの割り当て変更を行なうことになる
が、その具体的な手順は以下のとおりである。 イ)いずれかの系統で、A)あるいはB)の場合、当該
系統のサブバンドを変更する。 ロ)C)の場合、どちらか一方の系統のサブバンドを変
更する。ただし、C)が連続する場合は、両系統交互に
サブバンドを変更する。 ハ)両系統ともにB)の場合、どちらか一方の系統のサ
ブバンドを変更する。ただし、B)が連続する場合は、
両系統交互にサブバンドを変更する。 ニ)一方の系統でA)、他方の系統でB)となった場
合、A)となっている系統(ユニークワード検出失敗)の
サブバンドを変更する。 なお、サブバンドの変更先については、例えば、図10
に示したサブバンド切替え順序に従って、次のサブバン
ドに変更する。ただし、両系統が同一のサブバンドとな
る場合は、さらに次のサブバンドに変更する。
【0039】上記手順によれば、両系統同時のサブバン
ド変更は行われない。両系統同時のサブバンド変更を行
うことを禁止することにより、サブバンド切替え時間中
でも、どちらか一方のサブバンド受信機は受信できるの
で、より良い受信品質が得られる。
【0040】また、上記手順によれば、両系統の同一サ
ブバンドへの割り当てはない。同一のサブバンドへの割
り当てを禁止することによって、両方ともに妨害を受け
て、受信不能となる確率を低減することができる。
【0041】また、サブバンド変更を行う時、乱数によ
って行っても良いが、上記のように予め順序を決めてお
けば、割り当て変更の制御が簡易化される。また、順序
は、その順序の隣合わせで、重なり部分を有しないよう
に互いに離れているようにすることで、より良く妨害を
回避できる(図10参照。順番の隣りのサブバンド相互
には通過帯域の重なり部分がない)。そして、両系統で
異なる順序をつける(図10の場合は逆回り)ことによ
って、両系統で妨害を受けた時のサブバンドの回避の仕
方を変えることで、より妨害回避が効率良く行われる。
【0042】手順イ)によって、妨害を受けたと思われ
る側のサブバンド受信機のサブバンドを選択的に割り当
て変更することができ、より妨害回避が効率良く行われ
る。
【0043】手順ニ)によって、データパケットの頭の
部分で、ユニークワード検出に失敗した系統のサブバン
ドの変更を開始するので、次のデータパケットの受信に
際してより時間的余裕を有して、サブバンド変更を完了
することができ、受信品質が向上する。
【0044】以上のように、本発明のように、サブバン
ドの再割り当てを行うことによって、より優れた耐妨害
特性を得ることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明は上記した構成によって、スペク
トラム拡散信号の帯域内の部分的な、2つのサブバンド
の信号成分を同時に検波するので、信号帯域内に非常に
強い妨害波が存在する場合に、これらの劣化要因の影響
を避けて受信状態が良好な方の帯域の信号成分を選択的
に利用することができ、かつ、サブバンドを適応的に割
り当て変更を行うことによって効率的に妨害回避を行
い、誤り率の劣化を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるデータ送受信装
置のブロック図
【図2】同実施例におけるデータパケットの一例の符号
構成図
【図3】同実施例における帯域通過手段の構成例を示す
ブロック図
【図4】同実施例における送信装置各部の信号波形の一
例と、送信スペクトルとサブバンドの関係を示した信号
波形図
【図5】同実施例における検波器の構成例を示すブロッ
ク図
【図6】同実施例における受信装置各部における信号波
形の一例を示した信号波形図
【図7】同実施例における判定データ列に観測されるデ
ータパケットの一例の説明図
【図8】同実施例における妨害を受けた時のサブバンド
回避の説明図
【図9】同実施例におけるユニークワード検出判定の説
明図
【図10】同実施例におけるサブバンド割り当て変更手
順の説明図
【図11】従来のデータ送受信装置のブロック図
【図12】従来のデータ送受信装置の信号波形を示す信
号波形図
【符号の説明】
10、10’ 送信装置 11 差動符号化器 12 位相変調器 13 拡散変調信号発生器 14 拡散変調用乗算器 15 クロック発生器 16 パケット組立て器 17 一次変調器 20、20’ 受信装置 21、21A、21B 帯域通過手段 211 帯域通過フィルタ 212 周波数混合器 213 局部発振器 22A、22B 検波器 22 遅延検波器 221 シンボル遅延器 222 乗算器 223 低域通過フィルタ 23A、23B、23 復号器 24 判定選択器 241 サブバンド制御部 25A、25B、25 クロック再生器 26A、26B ユニークワード検出器 27A、27B パケット抽出器 29A、29B 誤り検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竜田 明浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信データを所定ビット数ごとに分け、少
    なくともユニークワードと誤り検出ビットを加えてデー
    タパケットを構成し、搬送波を前記データパケットでデ
    ィジタル変調して得られる一次変調信号に、前記一次変
    調信号よりも帯域の広い拡散変調信号を乗算して得られ
    るバースト状のスペクトラム拡散信号を出力する送信装
    置と、前記スペクトル拡散信号を復調し復号データを出
    力する受信装置において、 前記受信装置は、2つの同じ構造を有するサブバンド受
    信機と、前記サブバンド受信機に接続される判定選択器
    と、前記サブバンド受信機を制御するサブバンド制御部
    とを具備して成り、 前記サブバンド受信機は、前記スペクトラム拡散信号の
    帯域内に設定される複数の部分的な帯域であるサブバン
    ドの内の1つを選択取り出す帯域通過手段と、前記帯域
    通過手段の出力である中間信号を検波する検波器と、前
    記検波器の出力である検波信号から再生クロックを生成
    するクロック再生器と、前記検波信号と前記再生クロッ
    クから判定データ列を出力する復号器と、前記判定デー
    タ列から前記ユニークワードを検出することにより復号
    データパケットの先頭を見いだすユニークワード検出器
    と、前記ユニークワード検出器の出力であるフレーム信
    号を基に前記判定データ列から前記復号データパケット
    を抽出するパケット抽出器と、前記誤り検出ビットを用
    いて前記復号データパケットの中のビット誤りを検出す
    る誤り検出器とで構成され、 前記判定選択器は、前記誤り検出器によってビット誤り
    が無いと判定した前記復号データパケットを選択繋ぎ合
    わせることによって復号データを出力し、また、 前記サブバンド制御部は、どちらか一方の前記ユニーク
    ワード検出器が他方の前記ユニークワード検出器からの
    前記フレーム信号が出力されてから所定時間の間フレー
    ム信号を出力しない場合、あるいは、一方の前記誤り検
    出器がビット誤りを検出した場合、あるいは、所定時間
    の間双方の前記ユニークワード検出器がフレーム信号を
    出力しない場合、前記サブバンド制御器は一方の前記サ
    ブバンド受信機を制御して当該前記帯域通過手段の通過
    帯域を以前とは異なるサブバンドに割当て変更すること
    を特徴とするデータ送受信装置。
  2. 【請求項2】ディジタル変調は、差動位相変調であり、
    拡散変調信号の周期は、一次変調信号のシンボル周期の
    整数倍または整数分の1であり、 検波器は、中間信号とそれを一次変調信号のシンボル周
    期の整数倍だけ遅延させた遅延信号とを乗算して検波信
    号を得る遅延検波器であることを特徴とする請求項1記
    載のデータ送受信装置。
  3. 【請求項3】帯域通過手段は、周波数混合器と、前記周
    波数混合器に局部発振信号を供給する局部発振器と、前
    記局部発振信号の周波数との差の周波数帯に変換された
    前記周波数混合器の出力の部分的な帯域の信号成分のみ
    を取り出す帯域通過フィルタとで構成され、 前記局部発振信号の周波数を前記シンボル周期分の1の
    整数倍だけ変化させること、あるいは、前記局部発振信
    号の周波数を前記シンボル周期分の1の整数倍の周波数
    間隔に配置した複数の前記局部発振器を用いることを特
    徴とする請求項1記載のデータ送受信装置。
  4. 【請求項4】拡散変調信号は、その周期毎に正弦波の周
    波数を繰り返し掃引して得られるチャープ信号であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ送受信装置。
  5. 【請求項5】サブバンド制御器は、サブバンド受信機を
    制御して帯域通過手段の通過帯域を以前とは異なるサブ
    バンドに割当て変更する時、他方のサブバンド受信機の
    帯域通過手段の通過帯域とは異なるサブバンドに割当て
    変更することを特徴とする請求項1記載のデータ送受信
    装置。
  6. 【請求項6】サブバンド制御器は、サブバンド受信機を
    制御して帯域通過手段の通過帯域を以前とは異なるサブ
    バンドに割当て変更する時、所定の順序に従って割当て
    変更することを特徴とする請求項1記載のデータ送受信
    装置。
  7. 【請求項7】所定の順序は、その隣り合う順序の互いの
    サブバンドが重なり合わないことを特徴とする請求項6
    記載のデータ送受信装置。
  8. 【請求項8】所定の順序は、2つのサブバンド受信機で
    互いに異なる順序を有することを特徴とする請求項6記
    載のデータ送受信装置。
  9. 【請求項9】サブバンド制御器は、サブバンド受信機を
    制御して帯域通過手段の通過帯域を以前とは異なるサブ
    バンドに割当て変更する時、所定の順序に従って割当て
    変更すると他方のサブバンド受信機のサブバンドの割当
    てに重なる場合、前記所定の順序に従ってさらに次のサ
    ブバンドに割当て変更することを特徴とする請求項6記
    載のデータ送受信装置。
  10. 【請求項10】サブバンド制御部は、どちらか一方のユ
    ニークワード検出器が他方のユニークワード検出器から
    のフレーム信号が出力されてから所定時間の間フレーム
    信号を出力しない場合、フレーム信号を出力しない方の
    前記ユニークワード検出器を含むサブバンド受信機を制
    御して当該帯域通過手段の通過帯域を以前とは異なるサ
    ブバンドに割当て変更することを特徴とする請求項1記
    載のデータ送受信装置。
  11. 【請求項11】サブバンド制御部は、両方のユニークワ
    ード検出器がフレーム信号を出力し、かつ、どちらか一
    方の誤り検出器がビット誤りを検出した場合、ビット誤
    りを検出した方の前記誤り検出器を含むサブバンド受信
    機を制御して当該帯域通過手段の通過帯域を以前とは異
    なるサブバンドに割当て変更することを特徴とする請求
    項1記載のデータ送受信装置。
  12. 【請求項12】サブバンド制御部は、どちらか一方のユ
    ニークワード検出器が他方のユニークワード検出器から
    のフレーム信号が出力されてから所定時間の間フレーム
    信号を出力せず、かつ、フレーム信号は検出されたが当
    該サブバンド受信機の誤り検出器がビット誤りを検出し
    た場合、フレーム信号を出力しない方の前記ユニークワ
    ード検出器を含むサブバンド受信機を制御して当該帯域
    通過手段の通過帯域を以前とは異なるサブバンドに割当
    て変更することを特徴とする請求項1記載のデータ送受
    信装置。
  13. 【請求項13】サブバンド制御部は、両方の誤り検出器
    がビット誤りを検出する事象が連続する場合、2つのサ
    ブバンド受信機を交互に制御して当該帯域通過手段の通
    過帯域を以前とは異なるサブバンドに割当て変更するこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ送受信装置。
  14. 【請求項14】サブバンド制御部は、所定時間の間双方
    のユニークワード検出器がフレーム信号を出力しない事
    象が連続する場合、2つのサブバンド受信機を交互に制
    御して当該帯域通過手段の通過帯域を以前とは異なるサ
    ブバンドに割当て変更することを特徴とする請求項1記
    載のデータ送受信装置。
JP6243809A 1994-10-07 1994-10-07 データ送受信装置 Pending JPH08107374A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100411328C (zh) * 2002-06-25 2008-08-13 三菱电机株式会社 无线基地站装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100411328C (zh) * 2002-06-25 2008-08-13 三菱电机株式会社 无线基地站装置

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