JP3419473B2 - デジタル直接位相変調回路 - Google Patents

デジタル直接位相変調回路

Info

Publication number
JP3419473B2
JP3419473B2 JP04359692A JP4359692A JP3419473B2 JP 3419473 B2 JP3419473 B2 JP 3419473B2 JP 04359692 A JP04359692 A JP 04359692A JP 4359692 A JP4359692 A JP 4359692A JP 3419473 B2 JP3419473 B2 JP 3419473B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
phase
stored
rom
transmission data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04359692A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05244207A (ja
Inventor
正樹 杉浦
武治 郡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP04359692A priority Critical patent/JP3419473B2/ja
Publication of JPH05244207A publication Critical patent/JPH05244207A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3419473B2 publication Critical patent/JP3419473B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Digital Magnetic Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業条の利用分野】本発明は、送信データとしてのデ
ジタルデータで直接位相変調を行なうデジタル直接位相
調回路に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のデジタル直接位相変調方法は、送
信データの内容に応じて取り得るすべての変調波につい
て、変調波そのものに対応する波形データを予めROM
に記憶させておき、該ROMから実際に送信するデータ
に対応する変調波の波形データを読出してD/A変換
し、変調波を生成する方法であり、その基本的な回路構
成は図4に示すようになっている。 【0003】同図においてデジタル直接位相変調回路
は、送信データが入力されるシフトレジスタ11と、出力
すべき変調波のすべての波形データを記憶するROM12
と、D/A変換器13とからなる。ROM12はシフトレジ
スタ11に保持された実際の送信データに基づいて対応す
る変調波の波形データを読出すもので、読出された波形
データがD/A変換器13でアナログ化されて変調波とし
て出力されるようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記のような構成のデ
ジタル直接位相変調回路にあっては、送信データの内容
に応じて取り得るすべての変調波の波形データを予めR
OMに記憶させておかなければならず、非常に記憶容量
の大きなROMを必要とするという欠点を有する。 【0005】これはすなわち、周知のように変調波は変
調のシンボル値(ここで1シンボルは変調を行なう送信
データの1単位のことであり、例えばQPSK(4相位
相偏移変調)の場合、後述する如く1シンボルは2ビッ
トで構成される)が同一であっても、その前後のシンボ
ル値と相関を持ち、前後のシンボル値がそれぞれ何であ
るかによってその波形パターンが異なるからである。 【0006】例えば4相の位相変調であるQPSKの場
合、QPSK変調波は0−π相とπ/2−3π/2相に
対応した2ビットのデータを用いて変調されるために1
シンボルが2ビットで構成されている。したがって、上
記構成のデジタル直接位相変調回路でQPSK変調波を
生成する場合には、シンボル値が直前のシンボルと直後
のシンボルにのみ相関があるとしても64種類(=
6 )の波形パターンをROM12に記憶させる必要があ
り、しかも実際にはさらに広い範囲の相関をとるので、
これよりもはるかに多くの波形パターンをROM12に記
憶させる必要がある。 【0007】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、波形パターンを記
憶させるメモリの記憶容量をより少ないものとすること
が可能なデジタル直接位相変調回路を提供することにあ
る。 【0008】 【課題を解決するための手段及び作用】すなわち本発明
は、出力すべき変調波のベースバンド波形データを予め
2つのROMに分割して記憶させるとともに、この2つ
のROMに1対1に対応し、対応するROMから出力さ
れた帯域制限信号データをキャリアクロックの2倍の速
度で交互に反転して出力する2つの反転制御手段と、こ
の2つの反転制御手段から出力された帯域制限信号デー
タをキャリアクロックの4倍の速度で交互に選択して両
出力を時間的に合成する合成手段と、この合成手段で合
成された帯域制限信号データをD/A変換して変調信号
を作成するD/A変換手段とを設け、変調位相毎に送信
データに応じて前記2つのROMから読出される2つ
波形データを時間的に合成してからD/A変換し、前記
送信データに対応する変調波を生成するようにしたもの
で、出力すべき変調波の波形データをすべて1つのRO
Mに記憶させるのではなく、2つのROMに分割して記
憶させた変調波の波形データを組合わせて波形データを
生成するために、相対的にROMに必要とされる記憶容
量を小さく抑えることができる。 【0009】 【実施例】以下本発明を4相位相変調であるQPSKに
適応した場合の一実施例について図面を参照して説明す
る。QPSK信号は、同相である0〜π相(以下「I
相」と略称する)と直交位相であるπ/2−3π/2相
(以下「Q相」と略称する)に対応した2ビットのデー
タを用いて変調される。 【0010】図1はその基本的な回路構成を示すもの
で、I相の送信データはシフトレジスタ21に、同じくQ
相の送信データはシフトレジスタ22にそれぞれ入力保持
される。これらシフトレジスタ21,22の構成ビット数は
それぞれ、シンボル値の相関を前後どの範囲まで考慮す
るかによって決定されるもので、QPSK変調の場合は
相関を前後1ビットとすれば計3ビット、前後2ビット
とすれば計5ビット必要となる。 【0011】しかして、シフトレジスタ21の保持するI
相送信データはROM23に、シフトレジスタ22の保持す
るQ相送信データはROM24にそれぞれ読出される。R
OM23は、帯域制限されたI相のベースバンド信号が取
り得る1シンボル長毎のすべての波形パターンデータ
(波形パターンの帯域制限データ)を、1シンボル長内
で得られるベースバンド信号のtd時間(td:キャリ
アの1/2周期に相当する時間間隔)のレベル値を1組
(1パターン)として記憶するものである。そして、こ
のROM23に記憶されたI相のベースバンド信号の複数
のレベル値データの組の中から、シフトレジスタ21に保
持された送信信号に対応するものが1組だけ選択読出し
され、読出された1組のレベル値データが反転制御部25
へ送られる。 【0012】また、上記ROM24もROM23と同様に、
帯域制限されたQ相のベースバンド信号が取り得る1シ
ンボル長毎のすべての波形パターンデータを、1シンボ
ル長内で得られるベースバンド信号のtd時間のレベル
値を1組(1パターン)として記憶するもので、このR
OM24に記憶されたQ相のベースバンド信号の複数のレ
ベル値データの組の中から、シフトレジスタ22に保持さ
れた送信データに対応するものが1組だけ選択読出しさ
れ、読出された1組のレベル値データが反転制御部26へ
送られる。 【0013】反転制御部25は、ROM23から読出されて
きた1組のレベル値データをストアし、ストアしたtd
時間毎のレベル値をキャリアクロックCKの2倍の速度
(図では「2CK」と示す)で交互に反転して合成回路
27に出力する。 【0014】反転制御部26も反転制御部25と同様に、R
OM24から読出されてきた1組のレベル値データをスト
アし、ストアしたtd時間毎のレベル値をキャリアクロ
ックCKの2倍の速度で交互に反転して合成回路27に出
力する。 【0015】合成回路27は、反転制御部25及び反転制御
部26の出力をキャリアクロックCKの4倍の速度(図で
は「4CK」と示す)で交互に選択して両出力を時間的
に合成するスイッチング回路で構成されるもので、時間
的に合成された連続したレベル値データはD/A変換器
28にてアナログ化し、変調信号として出力する。次に上
記実施例の動作について上述した如くキャリアの1周期
がシンボル長の半分であるとして図2により説明する。 【0016】図2(a),(b)に示す波形がそれぞれ
I相、Q相に対応する帯域制限されたベースバンド信号
であり、このベースバンド信号をサンプリング周期td
でサンプリングした図2(c),(d)に示す各パルス
信号の高さが図2(a),(b)のベースバンド信号の
td時間毎のレベル値を表わしているものとすると、R
OM23,24に記憶されているI相、Q相のベースバンド
信号の1シンボル長毎のレベル値データは、それぞれ図
2(c),(d)において1シンボル長毎に区切られて
いる区間内の4つのパルスで表わされる4つのレベル値
データを1組とするものである。 【0017】しかして、送信データの新たな1ビットが
シフトレジスタ21,22に入力される変調位相毎に、シフ
トレジスタ21,22に保持されている送信データによって
ROM23,24から図2(c),(d)に示すようなベー
スバンド信号のレベル値データが1シンボル長内の4つ
のレベル値データを1組として組毎に一括して選択読出
しされ、反転制御部25,26へ送出される。 【0018】反転制御部25,26では、それぞれROM2
3,24から入力されたレベル値データをその組毎に図2
(e),(f)に示すようにクロック「2CK」により
キャリア周波数の2倍の速度で交互に反転処理し、合成
回路27へ出力する。 【0019】合成回路27では、クロック「4CK」によ
りキャリア周波数の4倍の速度で反転制御部25,26から
の出力を交互に選択し、両出力を時間的に合成するもの
で、上記図2(e),(f)の反転制御部25,26の出力
はそのハッチング部の期間で選択されたことになり、図
2(g)に示すその合成信号がD/A変換器28でアナロ
グ化され、QPSK変調波として出力されるものであ
る。 【0020】なお、上記実施例ではROM23,24にベー
スバンド信号のtd時間毎のレベル値データを記憶さ
せ、反転制御部25,26による後処理でレベル値データの
交互反転を行なうようにしたが、予めROM23,24に交
互反転処理を施したレベル値データを記憶させておく構
成としてもよい。この場合、反転制御部25,26はROM
23,24からの1組のレベル値データを一旦記憶し、該1
組のレベルデータをキャリア周波数の2倍の速度でtd
時間毎に出力するバッファレジスタに置換することとな
る。 【0021】また、上記ROM23,24が1つのレベル値
データをキャリア周波数の4倍の速度でtd/2時間毎
に並列読出しできる場合には、反転制御部25,26や上記
バッファレジスタが不要となることは言うまでもない。
さらに、本発明は例示したQPSK変調に限らず、π/
4シフトQPSK変調、8相のPSK変調など、他の位
相変調方式にも適用できるものである。 【0022】例えば、π/4シフトQPSK変調の場合
は、1シンボル毎にキャリア位相がπ/4ずつ回転する
ので、図3(a),(b)に示すような反転処理された
0−π相とπ/2−3π/2相のキャリアの組、及びπ
/4−5π/4相と3π/4−7π/4相のキャリアの
組の波形データが合成回路27により図3(c)に示すよ
うな信号に合成されるように、図3(a),(b)に示
すような反転処理された波形データ(反転制御部をバッ
ファレジスタに置換している場合)あるいは反転処理し
ていない波形データを2つに分けてROM23,24に記憶
し、両グループの波形データをキャリア周波数の8倍の
速度で交互に選択して時間的に合成することにより、図
3(c)に示すようなπ/4シフトQPSK信号を生成
することができる。 【0023】また、1シンボルが3ビットのデータで構
成される8相PSK変調の場合には、シフトレジスタ、
ROM、反転制御部の組を3組設けて、これらの組の出
力を合成回路で時間的に合成する構成にすることもでき
るが、3ビットのデータで構成される1シンボル値をデ
ータ処理により2系統の送信データに再編することによ
り、図1に示した回路で変調波を生成することができ
る。 【0024】 【発明の効果】以上に述べた如く本発明によれば、出力
すべき変調波のベースバンド波形データを予め2つのR
OMに分割して記憶させるとともに、この2つのROM
に1対1に対応し、対応するROMから出力された帯域
制限信号データをキャリアクロックの2倍の速度で交互
に反転して出力する2つの反転制御手段と、この2つの
反転制御手段から出力された帯域制限信号データをキャ
リアクロックの4倍の速度で交互に選択して両出力を時
間的に合成する合成手段と、この合成手段で合成された
帯域制限信号データをD/A変換して変調信号を作成す
るD/A変換手段とを設け、変調位相毎に送信データに
応じて前記2つのROMから読出される2つの波形デー
タを時間的に合成してからD/A変換し、前記送信デー
タに対応する変調波を生成するようにしたので、出力す
べき変調波の波形データをすべて1つのROMに記憶さ
せるのではなく、2つのROMに分割して記憶させた変
調波の波形データを組合わせて波形データを生成するた
めに、相対的にROMに必要とされる記憶容量を小さく
抑えることができ、波形パターンを記憶させるメモリの
記憶容量をより少ないものとすることが可能なデジタル
直接位相変調回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に係る回路構成を示すブロッ
ク図。 【図2】図1の動作を説明するタイミングチャート。 【図3】本発明の他の位相変調方式による適用例を示す
図。 【図4】従来のデジタル直接位相変調回路の基本構成を
示すブロック図。 【符号の説明】 11,21,22…シフトレジスタ、12,23,24…ROM、1
3,28…D/A変換器、25,26…反転制御部、27…合成
回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−39755(JP,A) 特開 平2−290354(JP,A) 特開 平3−179954(JP,A) 特開 平4−238439(JP,A) 特開 平4−252634(JP,A) 特開 平4−255140(JP,A) 特開 平4−318729(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 G11B 5/00 H03B 28/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 系統の送信データをそれぞれ記憶する
    2つのレジスタと、 前記2つのレジスタに1対1に対応し、対応する系統の
    送信データに対応するすべての波形パターンの帯域制限
    信号を記憶し、対応する前記レジスタに記憶された送信
    データに基づいて帯域制限信号を選択出力する2つのR
    OMと、 前記2つのROMに1対1に対応し、対応する前記RO
    Mから出力された帯域制限信号データをキャリアクロッ
    クの2倍の速度で交互に反転して出力する2つの反転制
    御手段と、 前記2つの反転制御手段から出力された帯域制限信号デ
    ータをキャリアクロックの4倍の速度で交互に選択して
    出力を時間的に合成する合成手段と、 この合成手段で合成された帯域制限信号データをD/A
    変換して変調信号を作成するD/A変換手段とを具備し
    たことを特徴とするデジタル直接位相変調回路。
JP04359692A 1992-02-28 1992-02-28 デジタル直接位相変調回路 Expired - Fee Related JP3419473B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04359692A JP3419473B2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 デジタル直接位相変調回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04359692A JP3419473B2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 デジタル直接位相変調回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05244207A JPH05244207A (ja) 1993-09-21
JP3419473B2 true JP3419473B2 (ja) 2003-06-23

Family

ID=12668190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04359692A Expired - Fee Related JP3419473B2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 デジタル直接位相変調回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3419473B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07193605A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Nec Corp 多値変調回路
KR100446746B1 (ko) * 2002-04-04 2004-09-01 엘지전자 주식회사 디지털 위상신호변조기

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05244207A (ja) 1993-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6243422B1 (en) Waveform shaping method and equipment
EP0584872B1 (en) Phase modulator using look-up tables
EP0531100B1 (en) Baseband pulse shaper for GMSK modulators
US3988540A (en) Integrated circuit modem with a memory storage device for generating a modulated carrier signal
JPH05292135A (ja) デジタル変調器
JP3419473B2 (ja) デジタル直接位相変調回路
US5177769A (en) Digital circuits for generating signal sequences for linear TDMA systems
US4736389A (en) Technique for synthesizing the modulation of a time varying waveform with a data signal
EP1223716B1 (en) Waveform generator
JP2967710B2 (ja) デジタル変調器
US4873500A (en) Phase accumulation continuous phase modulator
US5802104A (en) Method and apparatus for vector modulation in a communication system
JP3097075B2 (ja) 一定振幅変調器
JPH06291790A (ja) π/4シフトQPSK変調器
US4786882A (en) Quadriphase phase modulation system
JP2740373B2 (ja) π/4シフトQPSK直交変調器用ベースバンド信号生成器
JP3192803B2 (ja) ディジタル変調器
JP2797223B2 (ja) π/4シフトQPSK変調器用ベースバンド波形生成回路
JP3092404B2 (ja) 波形整形装置
JP3394786B2 (ja) 変調信号生成方法及び回路
JP3104473B2 (ja) 波形整形方法
JPH10285229A (ja) π/4シフトQPSKの送信装置
JPH05199269A (ja) π/4シフトQPSK用ROMフイルタ
JPH0377703B2 (ja)
JP2002190839A (ja) Gfsk直交変調器と変調方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080418

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees