JP2797223B2 - π/4シフトQPSK変調器用ベースバンド波形生成回路 - Google Patents
π/4シフトQPSK変調器用ベースバンド波形生成回路Info
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- JP2797223B2 JP2797223B2 JP2293758A JP29375890A JP2797223B2 JP 2797223 B2 JP2797223 B2 JP 2797223B2 JP 2293758 A JP2293758 A JP 2293758A JP 29375890 A JP29375890 A JP 29375890A JP 2797223 B2 JP2797223 B2 JP 2797223B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、データ伝送用に用いられるπ/4シフトQPSK
変調器用ベースバンド波形生成回路に関するものであ
る。
変調器用ベースバンド波形生成回路に関するものであ
る。
[従来の技術] 周知のように、データ伝送を行う場合変調方式にπ/4
シフトQPSK変調方式がある。これは例えば第4図のよう
に、入力データをシリアル/パラレル変換器1において
同相成分Iと、直交成分Qに分離し、それをマッピング
回路11に供給してフィルタROM3のアドレスを得るように
している。なお、12はシフトレジスタ、4はD/A変換
器、5はローパスフィルタである。
シフトQPSK変調方式がある。これは例えば第4図のよう
に、入力データをシリアル/パラレル変換器1において
同相成分Iと、直交成分Qに分離し、それをマッピング
回路11に供給してフィルタROM3のアドレスを得るように
している。なお、12はシフトレジスタ、4はD/A変換
器、5はローパスフィルタである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながらこのような従来の装置は、8つの位相位
置を表すため3ビットの情報が必要となり、さらに相関
をnビットとすると(3×n)ビットのシフトレジスタ
とマッピングROMのアドレスが必要となり、マッピングR
OMの容量が膨大なものとなってしまう。
置を表すため3ビットの情報が必要となり、さらに相関
をnビットとすると(3×n)ビットのシフトレジスタ
とマッピングROMのアドレスが必要となり、マッピングR
OMの容量が膨大なものとなってしまう。
[課題を解決するための手段] π/4シフトQPSK変調方式において、ベースバンドの位
相変化は位相が零ラジアン以上2πラジアン未満で8個
の変化点があり、その8ポイントの情報を伝えるには3
ビットが必要になるが、π/4シフトQPSK変調方式の位相
遷移には規則性があり、1データの入力で±π/4、±3
π/4ラジアンの位相遷移を行うようになっている。第3
図で説明すると、0から7はベースバンド信号の位相遷
移の状態を示したものであるが、同相、直交の一組のデ
ータ入力により偶数番の位置(0,2,4,6)からは奇数番
の位置(1,3,5,7)にしか遷移を行わない。また奇数番
目からは偶数番目にしか遷移を行わない。そこで、偶数
番と奇数番のそれぞれ4つの状態を同じ2ビットで表す
ことにより位相変化を最小のビット数で表現し、マッピ
ング回路を構成する。ただしこの時、マッピングのアド
レスに1ビット付加して、偶数番一奇数番の順番なの
か、奇数番一偶数番の順番なのかを示すようにしてい
る。
相変化は位相が零ラジアン以上2πラジアン未満で8個
の変化点があり、その8ポイントの情報を伝えるには3
ビットが必要になるが、π/4シフトQPSK変調方式の位相
遷移には規則性があり、1データの入力で±π/4、±3
π/4ラジアンの位相遷移を行うようになっている。第3
図で説明すると、0から7はベースバンド信号の位相遷
移の状態を示したものであるが、同相、直交の一組のデ
ータ入力により偶数番の位置(0,2,4,6)からは奇数番
の位置(1,3,5,7)にしか遷移を行わない。また奇数番
目からは偶数番目にしか遷移を行わない。そこで、偶数
番と奇数番のそれぞれ4つの状態を同じ2ビットで表す
ことにより位相変化を最小のビット数で表現し、マッピ
ング回路を構成する。ただしこの時、マッピングのアド
レスに1ビット付加して、偶数番一奇数番の順番なの
か、奇数番一偶数番の順番なのかを示すようにしてい
る。
すなわち本発明は、入力信号を同相および直交成分に
分けて出力する変換器と、この変換器に接続されかつこ
の変換器の出力信号をπ4シフトQPSK変調方式により位
相位置信号に変換してこの位相位置信号の遷移状態を示
す位相位置遷移信号を出力するマッピング回路と、この
マッピング回路に接続されかつ位相遷移信号に基づき所
定の出力を得るフィルタROMとを備え、位相位置信号は
8つの位相位置の偶数番目および奇数番目の各4つの位
相位置を示す2ビットの信号であり、マッピング回路は
連続する位相位置信号と連続する位相位置信号の中の所
定の位相位置信号が偶数番目および奇数番目の何れの位
相位置なのかによって決まる1ビットの信号とに基づき
位相位置遷移信号を生成する手段を含むものである。
分けて出力する変換器と、この変換器に接続されかつこ
の変換器の出力信号をπ4シフトQPSK変調方式により位
相位置信号に変換してこの位相位置信号の遷移状態を示
す位相位置遷移信号を出力するマッピング回路と、この
マッピング回路に接続されかつ位相遷移信号に基づき所
定の出力を得るフィルタROMとを備え、位相位置信号は
8つの位相位置の偶数番目および奇数番目の各4つの位
相位置を示す2ビットの信号であり、マッピング回路は
連続する位相位置信号と連続する位相位置信号の中の所
定の位相位置信号が偶数番目および奇数番目の何れの位
相位置なのかによって決まる1ビットの信号とに基づき
位相位置遷移信号を生成する手段を含むものである。
[作用] その結果、マッピング回路は実際に遷移するデータだ
けを出力すればよく、新たに加えらえたビットにしたが
って偶数番目から奇数番目であるか、あるいはその反対
であるかが判断される。
けを出力すればよく、新たに加えらえたビットにしたが
って偶数番目から奇数番目であるか、あるいはその反対
であるかが判断される。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例を示すブロック図であり、
第2図はそのうちマッピング回路2の詳細を示す回路図
である。また第4図と同一部分は同記号を用いている。
第2図において6は排他的論理和回路、7は加算器、8,
9はシフトレジスタ、10はマッピングROMである。ここで
は相関タイムスロット数を7ビットとした。
第2図はそのうちマッピング回路2の詳細を示す回路図
である。また第4図と同一部分は同記号を用いている。
第2図において6は排他的論理和回路、7は加算器、8,
9はシフトレジスタ、10はマッピングROMである。ここで
は相関タイムスロット数を7ビットとした。
第1図のシリアル/パラレル変換器により同相成分
I、直交成分Qに分けられたデータはマッピング回路2
に入力される。第2図のマッピング回路において、第1
図のシリアル/パラレル変換器1から出力されたデータ
は排他的論理和回路6と加算器7によって位相位置を示
す位相位置信号に変換され、シフトレジスタ8,9に入力
される。加算器7の出力は第3図の0から7を3ビット
で示したものである。このままシフトレジスタに入力す
るとシフトレジスタが21ビット必要となるが、第3図に
示す偶数点と奇数点はそれぞれ(00,01,10,11)の2ビ
ットで表現され、シフトレジスタ8,9に入力され、マッ
ピングROMのアドレスとなる。
I、直交成分Qに分けられたデータはマッピング回路2
に入力される。第2図のマッピング回路において、第1
図のシリアル/パラレル変換器1から出力されたデータ
は排他的論理和回路6と加算器7によって位相位置を示
す位相位置信号に変換され、シフトレジスタ8,9に入力
される。加算器7の出力は第3図の0から7を3ビット
で示したものである。このままシフトレジスタに入力す
るとシフトレジスタが21ビット必要となるが、第3図に
示す偶数点と奇数点はそれぞれ(00,01,10,11)の2ビ
ットで表現され、シフトレジスタ8,9に入力され、マッ
ピングROMのアドレスとなる。
シフトレジスタ8,9には偶数番と奇数番の情報が交互
に入力されているが、その情報を判断するために、加算
器7の下位ビットの出力をマッピングROM10のアドレス
とする。このようにマッピングが施されたデータが第1
図のフィルタROM3に入力されて、D/Aコンバータ4、ロ
ーパスフィルタ5により所望の出力が得られる。
に入力されているが、その情報を判断するために、加算
器7の下位ビットの出力をマッピングROM10のアドレス
とする。このようにマッピングが施されたデータが第1
図のフィルタROM3に入力されて、D/Aコンバータ4、ロ
ーパスフィルタ5により所望の出力が得られる。
このことを更に詳細に説明すると次のようになる。シ
フトレジスタ8,9は相関タイムスロット分と位相変化を
表し、マッピングROM10のアドレスとなる。このアドレ
スによりマッピングROM10から位相変化に対応した信号
の振幅情報、すなわち位相位置信号の遷移状態を示す位
相位置遷移信号を読み出し、フィルタROM3の入力とす
る。フィルタROMからは信号の振幅情報に対応したフィ
ルタ処理後の値を出力し、D/Aコンバータ4、ローパス
フィルタ5により所望の出力が得られる。
フトレジスタ8,9は相関タイムスロット分と位相変化を
表し、マッピングROM10のアドレスとなる。このアドレ
スによりマッピングROM10から位相変化に対応した信号
の振幅情報、すなわち位相位置信号の遷移状態を示す位
相位置遷移信号を読み出し、フィルタROM3の入力とす
る。フィルタROMからは信号の振幅情報に対応したフィ
ルタ処理後の値を出力し、D/Aコンバータ4、ローパス
フィルタ5により所望の出力が得られる。
この装置は加算器出力から0,2,4,6番目の信号が出力
されることが第1の特徴、1,3,5,7番目の信号が出力さ
れることが第2の特徴、加算器出力が偶数、奇数交互に
出力されるため、下位ビットの情報を得ることで8つの
位置を2ビットで表すことが第3の特徴である。加算器
は±π/4の位相変化分に対応する±1,±3π/4に対応す
る±3の値001(+1),001(+3),111(−1‥‥2
の補数)というような4つの値(±1,±3)が加算され
ていき、0〜7の位置を示す(000,001,010,011,100,10
1,110,111)の信号を出力される。したがって加算器出
力上位2ビットで00.→(0,1番目)、01→(2,3番
目)、10→(4,5番目)、11→(6,7番目)の位置を示
し、下位1ビットにより偶数→奇数または奇数→偶数の
変化を示すことで位相変化を表すことができる。これに
より相関7タイムスロットとした時、従来では21ビット
のシフトレジスタが必要であったが、ここでは連続する
7個の位相位置信号の各上位2ビットと、7番目の位相
位置信号が偶数番目および奇数番目の何れの位相位置な
のかによって決まる1ビットの信号とからなる位相位置
遷移信号を生成するため、15ビットで実現できるように
なったものである。
されることが第1の特徴、1,3,5,7番目の信号が出力さ
れることが第2の特徴、加算器出力が偶数、奇数交互に
出力されるため、下位ビットの情報を得ることで8つの
位置を2ビットで表すことが第3の特徴である。加算器
は±π/4の位相変化分に対応する±1,±3π/4に対応す
る±3の値001(+1),001(+3),111(−1‥‥2
の補数)というような4つの値(±1,±3)が加算され
ていき、0〜7の位置を示す(000,001,010,011,100,10
1,110,111)の信号を出力される。したがって加算器出
力上位2ビットで00.→(0,1番目)、01→(2,3番
目)、10→(4,5番目)、11→(6,7番目)の位置を示
し、下位1ビットにより偶数→奇数または奇数→偶数の
変化を示すことで位相変化を表すことができる。これに
より相関7タイムスロットとした時、従来では21ビット
のシフトレジスタが必要であったが、ここでは連続する
7個の位相位置信号の各上位2ビットと、7番目の位相
位置信号が偶数番目および奇数番目の何れの位相位置な
のかによって決まる1ビットの信号とからなる位相位置
遷移信号を生成するため、15ビットで実現できるように
なったものである。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、マッピング回路のビッ
ト割り当てを現実に起こり得る状態だけとしたので、ビ
ット数が少なくてすむようになり、構成が簡単になると
いう効果を有する。
ト割り当てを現実に起こり得る状態だけとしたので、ビ
ット数が少なくてすむようになり、構成が簡単になると
いう効果を有する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
第1図のマッピング回路の構成を示す回路図、第3図は
位相遷移位置を示す図、第4図は従来装置の一例を示す
ブロック図である。 1……シリアル/パラレル変換器、2……マッピング回
路、3……フィルタROM、4……D/A変換器、5……ロー
パスフィルタ、7……加算器、8,9……シフトレジス
タ、10……マッピングROM。
第1図のマッピング回路の構成を示す回路図、第3図は
位相遷移位置を示す図、第4図は従来装置の一例を示す
ブロック図である。 1……シリアル/パラレル変換器、2……マッピング回
路、3……フィルタROM、4……D/A変換器、5……ロー
パスフィルタ、7……加算器、8,9……シフトレジス
タ、10……マッピングROM。
Claims (1)
- 【請求項1】入力信号を同相および直交成分に分けて出
力する変換器と、 この変換器に接続されかつこの変換器の出力信号をπ/4
シフトQPSK変調方式により位相位置信号に変換してこの
位相位置信号の遷移状態を示す位相位置遷移信号を出力
するマッピング回路と、 このマッピング回路に接続されかつ前記位相遷移信号に
基づき所定の出力を得るフィルタROMとを備え、 前記位相位置信号は、8つの位相位置の偶数番目および
奇数番目の各4つの前記位相位置を示す2ビットの信号
であり、 前記マッピング回路は、 連続する前記位相位置信号と前記連続する位相位置信号
の中の所定の前記位相位置信号が偶数番目および奇数番
目の何れの前記位相位置なのかによって決まる1ビット
の信号とに基づき前記位相位置遷移信号を生成する手段
を含むことを特徴とするπ/4シフトQPSK変調器用ベース
バンド波形生成回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2293758A JP2797223B2 (ja) | 1990-11-01 | 1990-11-01 | π/4シフトQPSK変調器用ベースバンド波形生成回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2293758A JP2797223B2 (ja) | 1990-11-01 | 1990-11-01 | π/4シフトQPSK変調器用ベースバンド波形生成回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04168840A JPH04168840A (ja) | 1992-06-17 |
JP2797223B2 true JP2797223B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=17798844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2293758A Expired - Lifetime JP2797223B2 (ja) | 1990-11-01 | 1990-11-01 | π/4シフトQPSK変調器用ベースバンド波形生成回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2797223B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0420046A (ja) * | 1990-05-14 | 1992-01-23 | Fujitsu Ltd | π/4シフト4相位相変調方法および装置 |
-
1990
- 1990-11-01 JP JP2293758A patent/JP2797223B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04168840A (ja) | 1992-06-17 |
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