JP3092404B2 - 波形整形装置 - Google Patents

波形整形装置

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JP3092404B2
JP3092404B2 JP05223292A JP22329293A JP3092404B2 JP 3092404 B2 JP3092404 B2 JP 3092404B2 JP 05223292 A JP05223292 A JP 05223292A JP 22329293 A JP22329293 A JP 22329293A JP 3092404 B2 JP3092404 B2 JP 3092404B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ伝送において、
帯域制限された信号を生成し、またバースト状のデータ
列を伝送する場合にバーストの端部の立ち上がりおよび
立ち下がりにおける帯域拡散を防止するための波形整形
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】データ伝送においては、伝送信号の帯域
が広がらないように波形を滑らかに、しかも符号間干渉
が生じないよう正確に整形することが必要である。特に
無線を使用する伝送においては、隣接周波数帯域での通
信に妨害を与えないために正確に波形整形を行うことが
重要となる。このような目的で波形整形を行うために
は、例えばアイ・イー・イー・イー トランザクション
ズ オン コミュニケーションズ(IEEE Transactions o
n Communications) COM−25巻 10号 1242
〜1244頁に記載されているように、予め前後数シン
ボルのデータからの符号間干渉の影響を計算した波形を
読みだし専用メモリ(ROM)に格納しておき、連続す
る数シンボルのデータ列をアドレスとしてROMから波
形を読み出す方法が一般的に用いられている。
【0003】以下図面を参照しながら上記の方法による
従来の波形整形装置について説明する。
【0004】図11は従来の波形整形装置の一例のブロ
ック図である。図11において、101はシフトレジス
タ、102はカウンタ、103はメモリテーブル、10
4はD/A変換器である。また、dはデータ列、cはカ
ウンタ出力、w100はメモリ出力、w101は連続整
形波形である。一般に、データ列dを2M値(Mは自然
数)のデータ列とすると、1シンボルはMビットであ
り、シフトレジスタ101はMビット×3段の構成とな
る。よってその各段からの出力はそれぞれMビットずつ
となる。以下簡単のため、M=1、すなわち2値データ
を取り扱うものとして説明する。
【0005】シフトレジスタ101は、データ列dの最
新3ビット分のデータを蓄積しており、1シンボル時間
毎にデータ列dから1ビットのデータを取り込みシフト
しながら、3ビットのデータを並列に出力する。メモリ
テーブル103は、前後のシンボルからの符号間干渉の
影響を予め計算して得られた1シンボル時間の波形デー
タを格納しているROMである。すなわち、伝送すべき
シンボルとその前後のシンボルの計3ビットが取り得る
全てのパターンに対する波形データが格納されている。
ここで、1シンボル時間分の波形データは8サンプルか
ら成っているものとする。また、カウンタ102は3ビ
ットのカウンタであり、1シンボル時間で8回カウント
アップし、1シンボル時間を周期として繰り返し動作す
る。メモリテーブル103は、シフトレジスタ101の
各段の出力である3ビットのデータパターンと、1シン
ボル時間内での位置を表す3ビットのカウンタ102の
出力cとの計6ビットをアドレスとし、伝送すべきデー
タパターンに対応する各時刻の波形データを検索してメ
モリ出力w100を出力する。メモリ出力w100はD
/A変換器104でアナログ波形に変換され、滑らかに
整形された連続整形波形w101となる。
【0006】また、バースト状のデータ列を伝送する場
合、データ列の開始時および終了時にバースト端部で波
形の急激な立ち上がりおよび立ち下がりが生じると、ス
ペクトラムが拡散し帯域が広がってしまう。従って、バ
ースト端部における波形を滑らかに整形することも必要
となる。従来、このようなバースト端部の波形整形に
は、例えば特開平4−58622号公報に記載されるよ
うに、波形を増幅している部分に可変利得増幅器あるい
は可変減衰器を設け、その利得あるいは減衰量をデータ
列の開始時および終了時に滑らかに変化させることによ
り整形を行う方法が一般に用いられている。
【0007】以下図面を参照しながら上記の方法による
従来のバースト波形整形装置について説明する。
【0008】図12は従来のバースト波形整形装置のブ
ロック図であり、図13は図12のバースト波形整形装
置の各部の信号波形を示す図である。図12において、
105は連続波形整形手段、106は可変利得増幅器、
107は利得制御信号発生手段である。また、図12お
よび図13において、dはデータ列、w101は連続整
形波形、w102は出力信号、gcは利得制御信号であ
る。
【0009】データ列dは、図13に示すように、プリ
アンブルpre、情報データinfo、およびポストア
ンブルpostを順に並べて構成されるバースト状のデ
ータである。これらのうちinfoが伝送すべきデータ
列であり、preとpostは情報を担わないデータ列
である。preおよびpostの内容は任意で構わない
が、ここでは一例として、共に0101の4ビットのデ
ータ列を仮定している。
【0010】連続波形整形手段105は、図11の波形
整形装置と同様の回路であり、データ列dに対応して、
データの連続部分で波形が滑らかになるように整形され
た連続整形波形w101を出力する。連続整形波形w1
01は、図13に示すように、データの連続する期間で
滑らかになっている。しかし、バースト伝送を行う場
合、バーストの開始時点および終了時点において単に連
続整形波形w101のオン・オフを行ったとすると、バ
ーストの開始時点および終了時点において不連続な波形
が出力されるため、帯域が広がってしまう。そこで、連
続整形波形w101を可変利得増幅器106で増幅する
際に、以下のように利得を制御しバースト端部を滑らか
に整形する。
【0011】まず、利得制御波形発生手段107は、利
得制御信号gcを発生し、可変利得増幅器106の利得
を制御する。ここでは、利得制御信号gcが零のとき可
変利得増幅器106の利得が零であり、利得制御信号g
cの増加と共に利得も増加するものとする。利得制御信
号gcは、図13に示すように、データの無い期間では
零、プリアンブルの期間では零から所定のレベルまで滑
らかに増加し、情報データの期間では所定のレベルを保
持し、ポストアンブルの期間では所定のレベルから零ま
で滑らかに減少する。よって、可変利得増幅器106が
出力する出力信号w102は、伝送すべきデータ列の無
い期間では振幅が零であり、伝送すべきデータ列の開始
前にプリアンブルの区間で滑らかに振幅が増加し、伝送
すべきデータ列の終了時にポストアンブルの区間で滑ら
かに振幅が減少する。
【0012】以上の動作により、出力信号w102は連
続波形整形手段の出力に可変利得増幅器の利得の波形を
乗じたものとなり、データ列の開始時および終了時にも
波形が滑らかに変化するので、バースト状データ伝送時
のスペクトラムの拡散を防止することができる。
【0013】なお、搬送波伝送を行う場合には、連続整
形波形w101としてベースバンド波形を生成してお
き、これで搬送波を変調した後、高周波増幅の部分で可
変利得増幅器を用いてバースト整形を行う方法が一般的
に用いられる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、前後数シンボルからの符号間干渉の影響
を考慮したすべての場合の波形をメモリテーブルに記憶
させるため、メモリテーブルの容量が大きくなるという
欠点があった。また、連続波形整形手段と別に、バース
ト整形用の可変利得増幅器と利得制御手段が必要であっ
た。更に、スペクトラムの拡散を防止するためには利得
の変化を十分緩やかなものとする必要があるため、利得
を変化させる期間のプリアンブルおよびポストアンブル
の長さが少くとも各々数シンボルずつ必要であった。
【0015】本発明は上記問題点に鑑み、メモリテーブ
ルの容量が小さく、また連続波形整形とバースト整形を
同一の装置で行うため簡単な構成となり、しかもバース
ト整形用のプリアンブルおよびポストアンブルが不要な
波形整形装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の波形整形装置は、データ列を入力し前記デ
ータ列の各シンボルに対応する帯域制限されたパルス波
形の前半部である第1の波形および前記帯域制限された
パルス波形の後半部である第2の波形を発生し出力する
パルス波形発生手段と、前記第1の波形と前記第2の波
形とを入力し整形波形を出力する波形加工手段とを備
え、前記波形加工手段は前記第1の波形と前記第2の波
形との和である第3の波形を生成する波形加算手段と、
レベルが零である零レベル波形と第1の波形と第2の波
形と第3の波形を入力とし前記入力のいずれかの波形を
選択し出力する波形選択手段とを有し、伝送すべきデー
タ列の開始時点以前は零レベル波形を前記整形波形とし
て出力し、伝送すべきデータ列の開始時点から1シンボ
ル時間は前記第1の波形を前記整形波形として出力し、
以後伝送すべきデータ列の終了時点までは前記第3の波
形を前記整形波形として出力し、伝送すべきデータ列の
終了時点から1シンボル時間は前記第2の波形を前記整
形波形として出力し、以後次の伝送すべきデータ列の開
始時点までは零レベル波形を前記整形波形として出力
るよう構成したものである。
【0017】また、本願発明の波形整形装置は、データ
列を入力し前記データ列の各シンボルに対応する帯域制
限されたパルス波形の前半部である第1の波形および前
記帯域制限されたパルス波形の後半部である第2の波形
を発生し出力するパルス波形発生手段と、前記第1の波
形と前記第2の波形とを入力し整形波形を出力する波形
加工手段とを備え、前記波形加工手段は前記第1の波形
と前記第2の波形との和である第3の波形を生成する波
形加算手段を有し、前記波形加算手段は第1の波形を入
力する第1入力と第2の波形を入力する第2入力とを有
し、第1入力および第2入力はそれぞれ遮断可能な構成
とし、整形波形として第1の波形を出力するときは前記
第2入力を遮断し、第2の波形を出力するときは前記第
1入力を遮断し、レベルが零である零レベル波形を出力
するときは前記第1入力および前記第2入力の両方を遮
断するよう構成し、伝送すべきデータ列の開始時点以前
は零レベル波形を前記整形波形として出力し、伝送すべ
きデータ列の開始時点から1シンボル時間は前記第1の
波形を前記整形波形として出力し、以後伝送すべきデー
タ列の終了時点までは前記第3の波形を前記整形波形と
して出力し、伝送すべきデータ列の終了時点から1シン
ボル時間は前記第2の波形を前記整形波形として出力
し、以後次の伝送すべきデータ列の開始時点までは零レ
ベル波形を前記整形波形として出力するよう構成したも
のである。
【0018】また、本発明の波形整形装置は、上記構成
に加え、前記パルス波形発生手段を、第1の波形のデー
タおよび第2の波形のデータを格納したメモリテーブル
と、メモリテーブルの所定の位置から波形を読み出すた
めのアドレスを生成するアドレス生成手段とを備える構
成とし、前記アドレスにより前記メモリテーブルを検索
して前記第1の波形のデータおよび前記第2の波形のデ
ータを読み出し出力するよう構成したものである。
【0019】また、本発明の波形整形装置は、上記構成
に加え、前記第2の波形として前記第1の波形を時間的
に反転させて得られる波形を使用し、前記パルス波形発
生手段が前記第1の波形および前記第2の波形をメモリ
テーブルの同一のデータから生成するよう構成したもの
である。
【0020】
【作用】本発明は上記の構成によって、メモリテーブル
に数シンボルからの符号間干渉を考慮した全ての場合の
波形を格納する必要が無く、1つのシンボルのデータに
対するパルス波形の前半部または後半部を格納してある
ので、波形メモリが小容量で済むものである。
【0021】また、本発明は、伝送すべきデータ列の開
始時にはパルス波形の前半部である第1の波形を出力す
るため波形が滑らかに立ち上がり、伝送すべきデータ列
の終了時にはパルス波形の後半部である第2の波形を出
力するため波形が滑らかに立ち下がり、また伝送すべき
データが連続する期間では先行するデータに対するパル
ス波形の後半部である第2の波形と後に続くデータに対
するパルス波形の前半部である第1の波形との和である
第3の波形を連続して出力するので、バースト整形とデ
ータ連続部分の波形整形とを同一の装置で実現でき、ま
たプリアンブルおよびポストアンブルを必要とせずバー
スト整形が実現できるものである。
【0022】また、本発明は、パルス波形の前半部と後
半部の時間的な対称性を利用して、前記第1の波形のデ
ータと前記第2の波形のデータをメモリテーブルの同一
の波形データから生成することにより、更にメモリテー
ブルの容量を削減できるものである。
【0023】
【実施例】以下本発明の実施例の波形整形装置につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0024】図1は本発明の第1の実施例における波形
整形装置のブロック図を示すものである。図1におい
て、1はパルス波形発生手段であり、アドレス生成手段
7、メモリテーブル5および6から成る。アドレス生成
手段7は、シフトレジスタ8とカウンタ9で構成されて
いる。また、2は波形加工手段であり、波形加算手段
3、波形選択手段4、選択信号発生手段11から成る。
また、10はD/A変換器である。また、dはデータ
列、d1およびd2はそれぞれシフトレジスタ8の1段
目の出力および2段目の出力、cはカウンタ出力、w0
は零レベル波形、w1は第1の波形、w2は第2の波
形、w3は第3の波形、w4は整形波形、bはバースト
制御信号、sは選択信号、w5はアナログ出力である。
ここで、データ列dの各シンボルは0または1の2値符
号であり、1シンボル時間当たり1ビットずつ伝送され
る。また、バースト制御信号bはデータ列dのうち伝送
すべきデータ列の開始および終了を制御するものであ
る。
【0025】また、図2はメモリテーブル5および6に
予め格納してある波形データを示すものである。メモリ
テーブル5には図2(a)および(b)に示す第1の波
形のデータ、メモリテーブル6には図2(c)および
(d)に示す第2の波形のデータがそれぞれ格納されて
いる。但し、第1の波形および第2の波形はそれぞれ1
シンボルのデータに対するパルスの前半部および後半部
の波形である。ここでは、データ「0」に対して正極性
のパルス、データ「1」に対して負極性のパルスを使用
するものとする。また、1シンボルのデータに対するパ
ルスは、前半部、後半部とも1シンボル時間以内、すな
わち全体で2シンボル時間以内で収束する波形を仮定し
ている。各波形データは、1シンボル時間当たり8サン
プルのデータで構成されている。従って、メモリテーブ
ル5および6はそれぞれ、データ「0」に対する1シン
ボル時間分8サンプルおよび、データ「1」に対する1
シンボル時間分8サンプルの、計16サンプルずつのデ
ータを格納している。
【0026】図1において、まず、データ列dはシフト
レジスタ8に入力される。シフトレジスタ8は、1シン
ボル時間毎にデータをシフトし、1段目の出力d1と2
段目の出力d2を並列に出力する。以下の説明において
は、シフトレジスタ8がデータをシフトした時点から次
にデータをシフトする時点までの1シンボル時間をシン
ボル区間と呼ぶことにする。また、カウンタ9は3ビッ
トのカウンタであり、8分の1シンボル時間毎にカウン
トアップし、1シンボル時間の周期でカウントを繰り返
す。カウンタ出力cは各シンボル区間で「000」から
「111」まで順にカウントアップする3ビットの2進
符号である。アドレス生成手段7は、シフトレジスタ8
とカウンタ9とで構成されており、メモリテーブル5お
よび6に対してそれぞれ、最上位ビットがd1およびd
2、下位3ビットがcである4ビットのアドレスを供給
する。
【0027】以上のように生成されたアドレスにより、
メモリテーブル5および6は、それぞれ第1の波形w1
および第2の波形w2を出力する。第1の波形w1は、
各シンボル区間において、d1が「0」および「1」の
ときそれぞれ図2(a)および図2(b)の波形データ
を左から順に取る。また、第2の波形w2は、各シンボ
ル区間において、d2が「0」および「1」のときそれ
ぞれ図2(c)および図2(d)の波形データを左から
順に取る。
【0028】また、波形加算手段3は、第1の波形w1
と第2の波形w2を加算して第3の波形w3を出力す
る。波形選択手段4は、第1の波形w1、第2の波形w
2、第3の波形w3、および零レベル波形w0を入力
し、選択信号sに応じていずれかを選択し、整形波形w
4として出力する。ここで、零レベル波形w0とは、常
に値が零レベルの波形であり、例えば2の補数表現を使
用している場合には、常に全ビットを0とすることによ
り実現できる。
【0029】また、図3は図1の波形整形装置の各部の
信号波形を表したものである。図3において、データ列
dのうち情報データinfoの部分が伝送すべきデータ
であり、これはバースト状に生起する。バースト制御信
号bは、伝送すべきデータの開始および終了を表すため
の信号であり、情報データinfoの開始時点から終了
時点までの期間ハイレベルになり、それ以外の期間はロ
ーレベルになる。情報データinfoの前後におけるデ
ータ列の内容は任意で良いが、ここでは便宜上全て0で
あるものとして動作説明を行う。
【0030】データ列dはシフトレジスタ8に入力さ
れ、そこで最新2ビット分のデータが保持される。メモ
リテーブル5からは、シフトレジスタ8の1段目の出力
d1に応じて正極性または負極性のパルスの前半部が出
力される。また、メモリテーブル6からは、シフトレジ
スタ8の2段目の出力d2に応じて正極性または負極性
のパルスの後半部が出力される。ここでd2はd1より
1シンボル時間だけ遅れて変化するため、図3に示すよ
うに、第1の波形の極性変化に対して第2の波形の極性
変化は1シンボル時間だけ遅れて起こる。すなわち、各
シンボル区間において、第2の波形は先行するデータに
対応するパルスの後半部分、第1の波形は後続のデータ
に対応するパルスの前半部分となっている。
【0031】第1の波形w1と第2の波形w2の和であ
る第3の波形w3は、各シンボル区間において、先行す
るデータと後続のデータが干渉し合って生じた波形を表
しており、その範囲は、先行するデータに対応するパル
スの中央から、後続のデータに対応するパルスの中央ま
での区間となっている。従って、各シンボル区間で発生
した第3の波形を順に並べたものは、データ列dの各シ
ンボルに対応するパルスを重ね合わせた波形であり、連
続的なデータに対する波形整形出力となっている。
【0032】次に、情報データinfoの開始時点と終
了時点の動作について説明する。選択信号生成手段11
は、選択信号sを発生し、波形選択手段4の動作を制御
する。選択信号sは通常2ビットの信号であるが、その
取り得る4種類の値を0、1、2、3と表記することに
する。波形選択手段4は、選択信号sが0のとき零レベ
ル信号w0を、1のとき第1の波形w1を、2のとき第
2の波形w2を、3のとき第3の波形w3をそれぞれ選
択しw4として出力する。選択信号sは、図3に示すよ
うに、情報データinfoの開始時点直後のシンボル区
間では1、次のシンボル区間から情報データinfoの
終了時点までは3、終了時点の次のシンボル区間では2
の値を取る。また、それ以外の部分では0となる。よっ
て、セレクタ出力である整形波形w4は、情報データの
infoの開始時点までは零レベル波形w0であり、情
報データinfoの開始時点から1シンボル時間は最初
のビットに対するパルスの前半部である第1の波形とな
るため零レベルから滑らかに立ち上がる。以後、情報デ
ータinfoの終了時点までは第3の波形となり、情報
データinfoの終了時点から1シンボル時間は最後の
ビットに対するパルスの後半部である第2の波形となる
ため滑らかな立ち下がりで零レベルに収束する。以後は
再び零レベル信号w0となる。
【0033】以上の動作により、整形波形w4は、バー
スト状の情報データの伝送において、伝送すべきデータ
の開始時および終了時を含む全体に渡って滑らかに整形
された波形となる。最後に、D/A変換器10はディジ
タル信号波形である整形波形w4をアナログ波形に変換
し、滑らかに整形されたバースト状のアナログ出力w5
を得る。
【0034】なお、上記第1の実施例において、第1の
波形および第2の波形は図2に示すような単純な正極ま
たは負極のパルスとしたが、これに限るものではなく、
より複雑なパルス波形や、変調された波形であっても良
い。また、データ列dは0または1の2値符号の列とし
たが、これに限るものではなく、多値符号であっても良
い。例えばデータ列dが2M値符号の列である場合、シ
フトレジスタ8はMビット×2段の構成となり、d1お
よびd2はそれぞれMビットの信号となる。また、第1
の波形および第2の波形は、1シンボル時間当たり8サ
ンプルを有するものとしたが、これに限るものではなく
任意のサンプル数で良い。また、伝送すべきデータ列の
開始および終了を表すためにバースト制御信号bを用い
るものとしたが、他の方法でも良く、例えばデータ開始
信号とデータ終了信号を別々に供給する方法や、データ
列自身に開始時刻および終了時刻の情報を多重する等の
方法によることもできる。
【0035】また、上記第1の実施例において、バース
ト伝送でなく連続的なデータ伝送に使用する場合には、
波形選択手段4および選択信号生成手段11を省略し、
常に第3の波形w3をD/A変換するように構成すれば
良い。
【0036】次に、第2の実施例について説明する。図
4は本発明の第2の実施例の波形整形装置のブロック図
を示すものである。図4において、3’は波形加算手段
であり、加算器30とラッチ12、13から成る。ま
た、14は遮断信号生成手段である。以上により波形加
工手段2’が構成されている。その他の部分は第1の実
施例の図1と共通なので、説明を省略する。また、図5
は図4の波形整形装置の各部の信号波形を表したもので
ある。
【0037】図4において、ラッチ12および13は、
それぞれ第1の波形w1および第2の波形w2を入力信
号とし、リセット信号r1およびr2に応じて入力信号
と同一の信号または零レベルの信号を出力する。すなわ
ち、波形加算手段3’のそれぞれの入力を遮断する働き
を担うものである。ここでは、r1およびr2は正論理
リセット信号と仮定する。すなわち、ラッチ12の出力
w10は、r1がローレベルのときw1、ハイレベルの
とき零レベルとなり、同様にラッチ13の出力w20
は、r2がローレベルのときw2、ハイレベルのとき零
レベルとなる。
【0038】また、遮断信号生成手段14は、バースト
制御信号bの変化のタイミングから、図5に示すような
リセット信号r1およびr2を生成する。これにより、
波形加算手段3’の入力を部分的に零レベルにし、加算
器の出力波形を制御する。まず、情報データinfoの
開始時点まではr1、r2共にハイレベルである。情報
データinfoの開始時点において、r1はローレベル
になるが、r2はハイレベルのままであり、次のシンボ
ル区間以降はr1、r2共にローレベルとなる。また、
情報データinfoの終了時点でr1はハイレベルにな
り、r2はローレベルのまま保持され、次のシンボル区
間以降でr1、r2共にハイレベルになる。よって、図
5のように、w10は情報データinfoの開始時点か
ら終了時点までの間第1の波形となり、それ以外の区間
では零レベルとなる。また、w20は情報データinf
o開始時点の次のシンボル区間から終了時点の次のシン
ボル区間までの間第2の波形となり、それ以外の区間で
は零レベルとなる。
【0039】加算器30は、w10とw20を加算し、
出力として整形波形w4を得る。これは、図3と図5か
ら明らかなように、第1の実施例における整形波形w4
と同一のものとなっている。すなわち、情報データin
foの開始時点から1シンボル時間は第1の波形となっ
て滑らかに立ち上がり、以後、情報データinfoの終
了時点までは第1の波形と第2の波形の和である第3の
波形となり、情報データinfoの終了時点から1シン
ボル時間は第2の波形となって滑らかに立ち下がる。最
後に、D/A変換器7はディジタル信号波形である整形
波形w4をアナログ波形に変換し、第1の実施例と同様
のアナログ出力w5を得る。
【0040】なお、上記第2の実施例において、w10
およびw20を零レベルにするためにラッチ12および
13を用いたが、波形加算手段3’の入力の通過および
遮断を制御できるものであればラッチ以外の回路でも良
く、例えば2入力のセレクタの一方の入力を零レベルに
固定した回路を使用しても良い。
【0041】次に、第3の実施例について説明する。図
6は本発明の第3の実施例の波形整形装置のブロック図
を示すものである。本実施例の波形整形装置は、4相位
相変調(QPSK)などの直交変調に用いるための、帯
域制限された2つのベースバンド信号を生成するための
ものである。図6において、15は直列並列変換器、8
Iおよび8Qはシフトレジスタ、5I、6I、5Q、お
よび6Qはメモリテーブル、12I、13I、12Q、
および13Qはラッチ、14は遮断信号生成手段、30
Iおよび30Qは加算器、10Iおよび10QはD/A
変換器である。図6において、データ列dは直列並列変
換器15により2ビット並列のデータ列に変換され、そ
の一方はシフトレジスタ8Iに、他方はシフトレジスタ
8Qに供給される。2つのシフトレジスタ8I、8Q以
後は、基本的に第2の実施例における図4の波形整形装
置と同様の回路が2系統設けられており、それぞれ同相
軸(I軸)用ベースバンド信号の波形および直交軸(Q
軸)用ベースバンド信号の波形を生成する。
【0042】図4の装置と異なるのは、メモリテーブル
のアドレスとして、2系統のシフトレジスタ8Iおよび
8Qの両方の出力が供給されている点である。本実施例
では1シンボルのデータが2ビットで構成されるため、
それぞれの波形発生手段は、8サンプルから成る1シン
ボル時間分の波形データをそれぞれ4種類ずつ有してお
り、2ビットのデータの組み合わせによりいずれかを選
択して出力する。また、カウンタ9および遮断信号生成
手段14は、第2の実施例における図4に示したものと
同じものであり、それらの出力はI軸用の回路とQ軸用
の回路で共通に使用できるため、1系統を備えるだけで
良い。他の部分の動作は、第2の実施例と同様であるの
で、説明を省略する。
【0043】以上のように、本発明は、搬送波伝送にお
いて直交変調用や多値変調用のベースバンド信号の波形
整形を行うという用途にも適するものである。
【0044】次に、第4の実施例について説明する。図
7は本発明の第4の実施例の波形整形装置におけるパル
ス波形発生手段のブロック図を示すものである。パルス
波形発生手段以外の部分は第1の実施例と同一である。
図7において、16はメモリテーブル、17、18は波
形データ用のシフトレジスタ、19はタイミング発生
器、20はマルチプレクサである。また、シフトレジス
タ8は第1の実施例における図1のものと同様である。
以上によりパルス波形発生手段1’が構成されている。
また、図8は図7の回路の各部信号のタイミングを表す
図である。
【0045】メモリテーブル16は、図2(a)および
図2(b)に相当するデータのみを格納している。本実
施例で特徴的なことは、波形のデータとして、第1の波
形と第2の波形が時間的に対称な関係にあるよう設計さ
れていることである。これにより、図2(a)および図
2(b)に相当する波形データしか格納していなくて
も、これらを時間的に反転させて使用することにより、
図2(c)および図2(d)に相当する波形を得ること
ができるのである。
【0046】また、メモリテーブル16は1ビットのア
ドレス入力を有し、その入力に応じて図2(a)または
図2(b)の8サンプルのデータを並列に出力する。ま
た、シフトレジスタ17および18は、メモリテーブル
16が出力した8サンプルの波形データを取り込んで、
1サンプルずつシフトしながら出力する。但し、この2
つのシフトレジスタはシフトする方向が互いに逆方向に
なっている。
【0047】タイミング発生器19では、図8に示すタ
イミングのロード信号ld1、ld2、およびクロック
ckを発生しシフトレジスタ17および18に供給す
る。但し、ld1およびld2は負論理ロード信号であ
り、ローレベルのときにシフトレジスタ17、18はデ
ータを並列にロードする。また、ld1またはld2が
ハイレベルのときは、シフトレジスタ17または18
は、クロックckの立ち上がりでデータをシフトし出力
する。また、タイミング発生器は更にマルチプレクサ制
御信号mを発生し、マルチプレクサ20に供給する。マ
ルチプレクサ20はシフトレジスタ8の1段目の出力d
1および2段目の出力d2のうちいずれかを選択しd3
として出力する。d3はメモリテーブル16のアドレス
となる。d3のタイミングは図8に示す通りである。但
し、図中d1およびd2と明記した期間以外はd3の値
は不定で構わない。シフトレジスタ17および18は、
各シンボル区間の最初にそれぞれd1およびd2に応じ
た波形をロードし、以後互いに逆方向にシフトしながら
順次波形データを出力する。
【0048】以上の動作により、シフトレジスタ17
は、d1に応じて図2(a)の波形または図2(b)の
波形を第1の波形w1として出力する。また、シフトレ
ジスタ18は、d2に応じて図2(a)を時間反転した
波形または図2(b)を時間反転した波形を第2の波形
w2として出力する。しかも、メモリテーブル16は図
2(a)および図2(b)に相当するデータのみを有す
るだけで良いので、本実施例によるとメモリテーブルの
容量が第1の実施例に比べ半減できる。
【0049】次に、第5の実施例について説明する。図
9は本発明の第5の実施例の波形整形装置のパルス波形
発生手段を示すものである。パルス波形発生手段以外の
部分は第1の実施例と同一である。図9において、1
6’はメモリテーブル、21および22はマルチプレク
サ、23はタイミング発生器、24および25はカウン
タ、26〜29はラッチである。また、シフトレジスタ
8は第1の実施例における図1のものと同様である。以
上によりパルス波形発生手段1”が構成されている。ま
た、図10は図9の回路の各部信号のタイミングを表す
図である。
【0050】本実施例においても、第4の実施例と同様
に第1の波形と第2の波形が時間的に対称な関係にある
よう設計されており、メモリテーブル16’は第4の実
施例と同様図2(a)および図2(b)に相当するデー
タのみを格納している。第4の実施例と異なるのは、メ
モリテーブル16’は第1〜第3の実施例の場合と同様
4ビットのアドレス入力を持ち、1サンプルずつデータ
を出力するという点である。
【0051】まず、カウンタ24および25は3ビット
のカウンタであり、各シンボル区間においてそれぞれカ
ウントアップおよびカウントダウンを行い、図10に示
すようなカウンタ出力c1およびc2を発生する。
【0052】次に、タイミング発生器26は、図10に
示すようなマルチプレクサ制御信号m’を発生し、マル
チプレクサ21および22を制御する。これにより、マ
ルチプレクサ21はd1およびd2を交互に選択し、図
10に示すd3’を出力する。また、マルチプレクサ2
2はカウンタ出力c1およびc2を交互に選択し、図1
0に示すc3を出力する。これらをアドレスとして、メ
モリテーブル16’は、d1に対応した図2(a)また
は図2(b)の波形の各サンプルを左から順に選択した
データと、d2に対応した図2(a)または図2(b)
の波形の各サンプルを右から順に選択したデータとを、
交互に出力する。すなわち、第1の波形w1に相当する
データと第2の波形w2に相当するデータを、1サンプ
ルずつ時分割で交互に出力することになる。
【0053】また、タイミング発生器23は、更に図1
0に示すクロック信号ck1,ck2,ck3を発生
し、ck1をラッチ26に、ck2をラッチ27に、c
k3をラッチ28および29にそれぞれ供給する。ラッ
チ26はck1の立ち上がりで第1の波形に相当するデ
ータを取り込んで保持し、ラッチ27はck2の立ち上
がりで第2の波形に相当するデータを取り込んで保持す
る。最後に、ラッチ26およびラッチ27の出力は互い
に変化のタイミングが同期していないので、ラッチ28
および29はck3の立ち上がりでこれら2系統の信号
のタイミングを揃え、第1の波形w1および第2の波形
w2をそれぞれ出力する。
【0054】以上のように、本実施例においても第4の
実施例と同様、メモリテーブルの容量が第1の実施例に
比べ半減できる。しかも、メモリテーブルから第1の波
形のデータと第2の波形のデータを時分割で1サンプル
ずつ交互に読み出すので、第4の実施例のシフトレジス
タ17、18が不要になり、回路を簡単化できる。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、各々の波
形発生手段をメモリで構成した場合、各メモリには1つ
のシンボルのデータに対するパルス波形の前半部または
後半部のみを格納すれば良いので、メモリが小容量で済
む。
【0056】また、本発明によれば、伝送すべきデータ
列の無い期間は出力波形を零レベルとし、伝送すべきデ
ータ列の開始時点では帯域制限されたパルス波形の前半
部である第1の波形を出力し、以後伝送すべきデータ列
の終了時点までの期間は前記第1の波形と前記第2の波
形の和である第3の波形を出力し、伝送すべきデータ列
の終了時点では帯域制限されたパルス波形の後半部であ
る第2の波形を出力するので、バースト整形とデータ連
続時の波形整形とを同一の装置で実現でき、またプリア
ンブルおよびポストアンブルを必要とせずにバースト整
形ができる。
【0057】また、本発明によれば、パルス波形の前半
部と後半部が時間的に対称な波形を使用して、前記第1
の波形と前記第2の波形をメモリの同一のデータから生
成するので、メモリの容量を更に削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の波形整形装置のブロッ
ク図
【図2】同実施例における波形発生手段の有する波形デ
ータを示す図
【図3】同実施例における各部の信号波形を示す図
【図4】本発明の第2の実施例の波形整形装置のブロッ
ク図
【図5】同実施例における各部の信号波形を示す図
【図6】本発明の第3の実施例の波形整形装置のブロッ
ク図
【図7】本発明の第4の実施例の波形整形装置における
パルス波形発生手段のブロック図
【図8】同実施例における各部の信号波形を示す図
【図9】本発明の第5の実施例の波形整形装置における
パルス波形発生手段のブロック図
【図10】同実施例における各部の信号波形を示す図
【図11】従来の波形整形装置のブロック図
【図12】従来のバースト波形整形装置のブロック図
【図13】従来のバースト波形整形装置の各部の信号波
形を示す図
【符号の説明】
1,1’,1” パルス波形発生手段 2,2’ 波形加工手段 3,3’ 波形加算手段 4 波形選択手段 5,6,5I,6I,5Q,6Q,16,16’ メモ
リテーブル 7 アドレス生成手段 8,8I,8Q シフトレジスタ 9,24,25 カウンタ d データ列 w1 第1の波形 w2 第2の波形 w3 第3の波形 w4 整形波形 w0 零レベル波形
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山▲さき▼ 秀聡 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−57716(JP,A) 特開 平2−62167(JP,A) 特開 平4−58622(JP,A) 特開 平5−136828(JP,A) 特開 平3−132116(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 25/00 H04B 1/00 H03H 17/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ列を入力し前記データ列の各シン
    ボルに対応する帯域制限されたパルス波形の前半部であ
    る第1の波形および前記帯域制限されたパルス波形の後
    半部である第2の波形を発生し出力するパルス波形発生
    手段と、前記第1の波形と前記第2の波形とを入力し整
    形波形を出力する波形加工手段とを備え、前記波形加工
    手段は前記第1の波形と前記第2の波形との和である第
    3の波形を生成する波形加算手段と、レベルが零である
    零レベル波形と第1の波形と第2の波形と第3の波形を
    入力とし前記入力のいずれかの波形を選択し出力する波
    形選択手段とを有し、伝送すべきデータ列の開始時点以
    前は零レベル波形を前記整形波形として出力し、伝送す
    べきデータ列の開始時点から1シンボル時間は前記第1
    の波形を前記整形波形として出力し、以後伝送すべきデ
    ータ列の終了時点までは前記第3の波形を前記整形波形
    として出力し、伝送すべきデータ列の終了時点から1シ
    ンボル時間は前記第2の波形を前記整形波形として出力
    し、以後次の伝送すべきデータ列の開始時点までは零レ
    ベル波形を前記整形波形として出力することを特徴とす
    る波形整形装置。
  2. 【請求項2】 データ列を入力し前記データ列の各シン
    ボルに対応する帯域制限されたパルス波形の前半部であ
    る第1の波形および前記帯域制限されたパルス波形の後
    半部である第2の波形を発生し出力するパルス波形発生
    手段と、前記第1の波形と前記第2の波形とを入力し整
    形波形を出力する波形加工手段とを備え、前記波形加工
    手段は前記第1の波形と前記第2の波形との和である第
    3の波形を生成する波形加算手段を有し、前記波形加算
    手段は第1の波形を入力する第1入力と第2の波形を入
    力する第2入力とを有し、第1入力および第2入力はそ
    れぞれ遮断可能な構成とし、整形波形として第1の波形
    を出力するときは前記第2入力を遮断し、第2の波形を
    出力するときは前記第1入力を遮断し、レベルが零であ
    る零レベル波形を出力するときは前記第1入力および前
    記第2入力の両方を遮断するよう構成し、伝送すべきデ
    ータ列の開始時点以前は零レベル波形を前記整形波形と
    して出力し、伝送すべきデータ列の開始時点から1シン
    ボル時間は前記第1の波形を前記整形波形として出力
    し、以後伝送すべきデータ列の終了時点までは前記第3
    の波形を前記整形波形として出力し、伝送すべきデータ
    列の終了 時点から1シンボル時間は前記第2の波形を前
    記整形波形として出力し、以後次の伝送すべきデータ列
    の開始時点までは零レベル波形を前記整形波形として出
    力することを特徴とする波形整形装置。
  3. 【請求項3】 パルス波形発生手段は、第1の波形のデ
    ータおよび第2の波形のデータを格納したメモリテーブ
    ルと、メモリテーブルの所定の位置から波形を読み出す
    ためのアドレスを生成するアドレス生成手段とを備え、
    前記アドレスにより前記メモリテーブルを検索して前記
    第1の波形のデータおよび前記第2の波形のデータを読
    み出し出力するよう構成したことを特徴とする請求項
    または2記載の波形整形装置。
  4. 【請求項4】 アドレス生成手段は、データ列の最新2
    シンボル分のデータを蓄積し並列に出力するシフトレジ
    スタと、シンボル時間に等しい周期を有するカウンタと
    で構成され、第1の波形を読み出すためのアドレスは、
    前記シフトレジスタの1段目の出力と前記カウンタの出
    力から成り、第2の波形を読み出すためのアドレスは、
    前記シフトレジスタの2段目の出力と前記カウンタの出
    力から成ることを特徴とする請求項記載の波形整形装
    置。
  5. 【請求項5】 第2の波形として第1の波形を時間的に
    反転させて得られる波形を使用し、パルス波形発生手段
    は前記第1の波形および前記第2の波形をメモリテーブ
    ルの同一のデータから生成することを特徴とする請求項
    記載の波形整形装置。
  6. 【請求項6】 アドレス生成手段は、第2の波形のデー
    タを読み出すときは、各シンボル時間において第1の波
    形のデータを読み出すときのアドレスと時間的に逆順の
    アドレスを生成することを特徴とする請求項記載の波
    形整形装置。
  7. 【請求項7】 アドレス生成手段は、第1の波形のデー
    タを読み出すためのアドレスと第2の波形のデータを読
    み出すためのアドレスとを交互に生成するよう構成さ
    れ、パルス波形発生手段は、メモリテーブルから前記第
    1の波形のデータおよび前記第2の波形のデータを交互
    に読み出すよう構成したことを特徴とする請求項また
    記載の波形整形装置。
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