JP3103764B2 - マウスマットの製造方法 - Google Patents

マウスマットの製造方法

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JP3103764B2 JP08096236A JP9623696A JP3103764B2 JP 3103764 B2 JP3103764 B2 JP 3103764B2 JP 08096236 A JP08096236 A JP 08096236A JP 9623696 A JP9623696 A JP 9623696A JP 3103764 B2 JP3103764 B2 JP 3103764B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用時に、対象
に固定されるマウスマットの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年におけるパソコン(パーソナルコン
ピューター)においては、データなどの入力手段とし
て、キーボードと共にマウスが使用されることが多い。
このマウスは、当該マウスを移動した際に、底部に設け
られたボールが回転するように構成されており、この回
転量をマウスの移動量として、前記パソコンに伝達する
ように構成されている。
【0003】このマウスを、摩擦抵抗の少ない机上で使
用する際には、前記ボールが空回りすることがあり、マ
ウスの移動量を、正確にパソコンに伝達することができ
ない場合がある。このため、所定の摩擦抵抗を有したマ
ウスマットを机上に敷いて、マウスを使用するのが一般
的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、摩擦抵
抗が非常に少ない机上にマウスマットを敷いて、マウス
を使用した際には、マウスマット自体が滑り、マウスと
共に移動してしまうことがある。この場合においては、
マウスの移動量を、正確にパソコンに伝達することがで
きなくなってしまう。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、使用に際して、対象箇所に剥離自
在に固定することができるマウスマットの製造方法を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1の発明にあっては、マウスを移動操作する対象
箇所に固定されるマウスマットの製造方法であって、シ
ート状の本体の底面に、塗布インキを印刷により塗布し
た後、この塗布インキを定着して、前記対象箇所への貼
着剥離を繰り返し行える粘着力を有した粘弾性体からな
る粘着層を形成する。
【0007】すなわち、前記粘着層は、印刷技術を用い
て形成されるので、正確な位置に面一に形成される。ま
た、この製造方法によって製造されたマウスマット
は、前記対象箇所に接する底面に、粘弾性体(粘性と弾
性とを兼ね備えた物質)からなる粘着層が均一に形成さ
れるので、このマウスマットは、粘着層が対象箇所に密
着した状態において粘着力が生じる。このため、前記
ウスマットは、この粘着力により対象箇所に貼付された
状態で固定される。
【0008】好ましくは、前記塗布インキを前記底面
全面に塗布し、前記粘着層を、前記底面の全面に形成す
る。
【0009】つまり、対象箇所に接する底面には、粘弾
性体からなる粘着層が全面に亙り形成されるので、粘着
層が部分的に形成された場合と比較して、マウスマット
の固定力が高められる。
【0010】また、請求項3の発明においては、前記塗
布インキを点状塗布し、前記粘着層を前記底面に網点状
に形成する。
【0011】すなわち、この製造方法によって製造され
マウスマットには、前記対象箇所に接する底面に、粘
弾性体からなる粘着層が網点状に形成されるので、この
マウスマットは、粘着層が対象箇所に点着した状態にお
いて粘着力が生じる。このため、前記マウスマットは、
この粘着力により対象箇所に貼付された状態で固定され
る。また、前記粘着層は、点状塗布された塗布インキに
より形成されるので、塗布インキの使用量が削減され
る。
【0012】好ましくは、前記塗布インキを、スクリー
ン印刷により塗布する。
【0013】つまり、前記塗布インキはスクリーン印刷
により塗布され、前記粘着層が形成されるので、該粘着
層は厚肉に形成される。
【0014】好ましくは、前記塗布インキを格子状に塗
布して、前記粘着層を格子状に形成する。
【0015】すなわち、前記塗布インキが格子状に塗布
され、格子状の粘着層が形成されるので、塗布インキの
使用量が削減される。
【0016】好ましくは、前記塗布インキは、紫外線硬
化型のインキからなり、この塗布インキに紫外線を照射
して定着させる。この方法により、良好な粘弾性体から
なる粘着層が得られる。
【0017】これにより、前記塗布インキの乾燥時間の
短縮化図られる。
【0018】
【実施例】(第1実施例) 以下、本発明の第1実施例を図面にしたがって説明す
る。図1及び図2は、本実施例に係るマウスマット1を
示すものである。
【0019】このマウスマット1は、塩化ビニール、ポ
リエステル、ポリカーボネイト、PP、あるいは、ウレ
タンにより形成されており、シート状に形成されている
(本実施例においては一例として長方形のシート状のも
のを示した)。前記マウスマット1の表面2は、粗目状
に加工されており、所定の摩擦抵抗を有している。ま
た、マウスマット1の底面3(接触面)には、粘弾性体
(粘性と弾性とを兼ね備えた物質)からなる粘着層4が
均一に形成されている。この粘着層4は、前記マウスマ
ット1の底面3に塗布インキを塗布する塗布工程と、前
記塗布インキを定着させる定着工程を経て形成されてい
る。
【0020】すなわち、前記塗布工程は、前記マウスマ
ット1の角部5を除く全ての底面3に、紫外線硬化型の
塗布インキをスクリーン印刷によって均一塗布する工程
であり、この工程にて使用される塗布インキは、次に示
す成分が各々の割合で混合されてなる。 ウレタン系オリゴマー・・・・・・・・・・・・・・・ 30.0〜60.0% エポキシ系モノマー・・・・・・・・・・・・・・・・ 8.0〜15.0% エステル系モノマー・・・・・・・・・・・・・・・・ 25.0〜30.0% アセトフェノン系光開始剤・・・・・・・・・・・・・ 3.0〜 8.0% アシルホォスフィンオキサイド・・・・・・・・・・・ 3.0〜 8.0% エラストマー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.0〜10.0% アクリル系等に代表されるシリコンを含まない消泡剤・ 1.0〜 3.0% 重合禁止剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.1%
【0021】そして、前記定着工程では、前記マウスマ
ット1の底面3に塗布された前記塗布インキに紫外線を
照射して、前記底面3に定着させる工程である。
【0022】なお、前記塗布工程においては、前記マウ
スマット1の底面3に、直接紫外線硬化型の塗布インキ
を塗布して、粘着層4を形成したが、マウスマット1と
前記粘着層4との密着性を強固にするために、マウスマ
ット1の材質と、このマウスマット1に塗布される塗布
インキとの関係に応じて、マウスマット1に予めアンダ
ーコート層を設け、このアンダーコート層上に塗布イン
キを塗布して前記粘着層4を形成しても良い。
【0023】以上の構成からなる本実施例において、前
記塗布インキが塗布されたマウスマット1の底面3に
は、粘弾性体からなる粘着層4が均一に形成されるの
で、この粘着層4の粘着力によって、マウスマット1を
対象箇所、つまり机上に貼付した状態で固定することが
できる。したがって、このマウスマット1を、摩擦抵抗
が非常に少ない滑らかな机上に敷いた場合であっても、
従来のように、マウスを移動操作した際に、マウスマッ
トが滑って移動してしまうことはない。よって、マウス
の移動量を正確にパソコンに伝達することができる。
【0024】また、前記塗布インキは、印刷技術を用い
て塗布されるので、正確な位置に面一に塗布された後、
定着されて面一な粘着層4が形成される。このため、粘
着層4が面一に形成されていない場合と比較して、机上
への密着性を高めることができる。さらに、前記塗布イ
ンキは、スクリーン印刷により塗布されるので、厚肉に
塗布することができ、これにより前記粘着層4を厚肉に
形成することができる。この場合には、この粘着層4を
机上を押圧することにより、前記粘着層4の机への密着
性を高めることができる。そして、この粘着層4は、マ
ウスマット1の角部5を除く全ての底面3に均一に形成
されているので、粘着層が不均一に形成されている場合
と比較して、机上への密着性を高めることができる。こ
のように、前記粘着層4による粘着力を高めることがで
きるので、マウスマット1の固定力を向上させることが
できる。
【0025】一方、前記マウスマット1を机より剥がす
際には、前記角部5をよりマウスマット1をめくり上
げ、マウスマット1を机から剥離する。このとき、前記
角部5には、粘着層4が形成されておらず、また前記粘
着層4は粘弾性体からなるため、机からのマウスマット
1の剥離が容易に行えるとともに、さらには、貼着剥離
を繰り返し行うことができる。また、前記粘着層4は、
密着させることにより粘着力が生じるので、未使用時に
は、このマウスマット1をガラス等の壁面に張り付けて
おくこともできる。
【0026】なお、本実施例における前記塗布工程にお
いては、塗布インキをスクリーン印刷した場合について
説明したが、例えば、グラビア印刷やフレキソ印刷など
の他の印刷方法、あるいは、ロールコーターを用いた印
刷方法により、前記塗布インキを塗布しても良く、この
場合には、前記塗布インキに、エステル系モノマー又は
エーテル系モノマーを添加し、塗布インキの粘性率を
0.1〜10%にする。これらの印刷方法においては、
マウスマット1への塗布インキの塗布を高速に行うこと
ができるので、粘着層4を有したマウスマット1を短時
間にて大量に生産することができ、マウスマット1の製
造コストの低減化を図ることができる。
【0027】また、本実施例では、紫外線硬化型の塗布
インキを塗布した後、この塗布インキを紫外線により定
着させて前記粘着層4を形成したが、可塑剤を含有した
溶剤型の塗布インキを塗布した後、この塗布インキを熱
乾燥させて軟質化された粘着層を形成しても良い。前記
溶剤型の塗布インキは、具体的には、次に示す成分が各
々の割合で混合されてなる。 熱可塑性樹脂・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25.0〜30.0% ケント系溶剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30.0〜60.0% 芳香族系溶剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8.0〜10.0% ジオクチルフタレートに代表される可塑剤等・・・・・ 15.0〜40.0% アクリル系等に代表されるシリコンを含まない消泡剤・ 0.5〜 3.0%
【0028】この場合、軟質化された粘着層を机上に押
圧することにより、密着性を高めることができるので、
マウスマット1の机上への固定力を、さらに高めること
ができる。
【0029】また、溶剤型の塗布インキを、グラビア印
刷やフレキソ印刷などの他の印刷方法、あるいは、ロー
ルコーターを用いた印刷方法により、マウスマット1に
塗布する際には、前述した溶剤型の塗布インキに、ケン
ト系または芳香族系を添加して、塗布インキの粘性率を
0.1〜10%にする。これらの印刷方法により溶剤型
の塗布インキを塗布した場合においても、前述と同様
に、マウスマット1への塗布インキの塗布を高速に行う
ことができ、マウスマット1の製造コストの低減化を図
ることができる。
【0030】さらに、パット印刷、オフセット印刷(凸
オフセット印刷、ウェットオフセット印刷)凸版印刷に
よって塗布インキを塗布しても良く、また塗布後にエン
ボスロール成型加工も可能であり、さらには水性型の塗
布インキを用いる事も出来る。
【0031】(第2実施例) 図3は、第2実施例を示すものである。マウスマット1
1は、第1実施例を同様に、塩化ビニール、ポリエステ
ル、ポリカーボネイト、PP、あるいは、ウレタンから
なり、シート状(本実施例においては一例として長方形
のシート状のものを示した)に形成されている。
【0032】このマウスマット11の表面12は、粗目
状に加工されており、底面13(接触面)には、粘弾性
体からなる複数の粘着層14,・・・が網点状に形成さ
れている。この粘着層14,・・・は、前記マウスマッ
ト11の底面13に塗布インキを塗布する塗布工程と、
前記塗布インキを定着させる定着工程を経て形成されて
いる。
【0033】すなわち、前記塗布工程は、前記マウスマ
ット11の角部15を除く底面13の部位に、前述した
紫外線硬化型、溶剤型、あるいは、水性型の塗布インキ
を、前述したスクリーン印刷、グラビア印刷、フレキソ
印刷、パット印刷、オフセット印刷(凸オフセット印
刷、ウエットオフセット印刷)、凸版印刷などの印刷方
法、あるいは、ロールコーターやエンボスロールを用い
た印刷方法により、点状塗布する工程であり、前記定着
工程は、この塗布インキを、紫外線照射、あるいは、熱
乾燥により定着させる工程である。
【0034】以上の構成からなる本実施例において、前
記塗布インキが塗布されたマウスマット11の底面13
には、粘弾性体からなる粘着層14,・・・が網点状に
形成されるので、第1実施例と同様に、この粘着層1
4,・・・の粘着力によって、マウスマット11を机上
に貼付した状態で固定することができる。したがって、
机上におけるマウスマット11の不用意な滑りを防止す
ることができる。また、塗布インキを点状塗布して網点
状の粘着層14を形成したので、塗布インキを、角部1
5を除く全面に均一塗布した場合と比較して、塗布イン
キの使用量を削減することができる。これよって、マウ
スマット11を安価にて提供することができる。
【0035】(第3実施例) 図4及び図5は、第3実施例を示すものである。マウス
マット21は、第1実施例を同様に、塩化ビニール、ポ
リエステル、ポリカーボネイト、PP、あるいは、ウレ
タンからなり、シート状(本実施例においては一例とし
て長方形のシート状のものを示した)に形成されてい
る。
【0036】このマウスマット21の表面22は、粗目
状に加工されており、底面23(接触面)には、粘弾性
体からなる粘着層24が格子状に形成されている。この
粘着層24は、前記マウスマット21の底面23に塗布
インキを塗布する塗布工程と、前記塗布インキを定着さ
せる定着工程を経て形成されている。
【0037】すなわち、前記塗布工程は、前記マウスマ
ット21の角部25を除く底面23の部位に、前述した
紫外線硬化型、溶剤型、あるいは、水性型の塗布インキ
を、グラビア印刷、フレキソ印刷、パット印刷、オフセ
ット印刷(凸オフセット印刷、ウエットオフセット印
刷)、凸版印刷などの印刷方法、あるいは、ロールコー
ターやエンボスロールを用いた印刷方法により、格子状
に塗布する工程であり、前記定着工程は、この塗布イン
キを、紫外線照射、あるいは、熱乾燥により定着させる
工程である。
【0038】以上の構成からなる本実施例において、前
記塗布インキが塗布されたマウスマット21の底面23
には、粘弾性体からなる粘着層24が格子状に形成され
るので、第1実施例と同様に、この粘着層24の粘着力
によって、マウスマット21を机上に貼付した状態で固
定することができる。したがって、机上におけるマウス
マット21の不用意な滑りを防止することができる。ま
た、前記塗布インキを格子状に塗布して、格子状の粘着
層24を形成したので、前記塗布インキを角部を除く全
面に均一に塗布した場合と比較して、塗布インキの使用
量を削減することができる。これよって、安価なマウス
マット21を提供することができる。
【0039】(第4実施例) 図6は、第4実施例を示すものである。マウスマット3
1は、第1実施例を同様に、塩化ビニール、ポリエステ
ル、ポリカーボネイト、PP、あるいは、ウレタンから
なり、シート状(本実施例においては一例として長方形
のシート状のものを示した)に形成されている。
【0040】このマウスマット31の表面32は、粗目
状に加工されており、底面33(接触面)には、粘弾性
体からなる粘着層34,・・・が形成されている。この
粘着層34,・・・は、前記マウスマット31の底面3
3に塗布インキを塗布する塗布工程と、前記塗布インキ
を定着させる定着工程を経て形成されている。
【0041】すなわち、前記塗布工程は、前記マウスマ
ット31の底面33全面に亙り、前述した紫外線硬化
型、溶剤型、あるいは、水性型の塗布インキを、前述し
たスクリーン印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、パッ
ト印刷、オフセット印刷(凸オフセット印刷、ウエット
オフセット印刷)、凸版印刷などの印刷方法、あるい
は、ロールコーターやエンボスロールを用いた印刷方法
により、均一塗布する工程であり、前記定着工程は、こ
の塗布インキを、紫外線照射、あるいは、熱乾燥により
定着させる工程である。
【0042】以上の構成からなる本実施例において、前
記塗布インキが塗布されたマウスマット31の底面33
には、粘弾性体からなる粘着層34が全面に亙り形成さ
れるので、第1実施例と同様に、この粘着層34の粘着
力によって、マウスマット31を机上に貼付した状態で
固定することができる。したがって、机上におけるマウ
スマット31の不用意な滑りを防止することができる。
【0043】また、本実施例においては、前記粘着層3
4がマウスマット31底面33の全面に亙り形成されて
いるので、第1実施例で示したように、マウスマットの
角部を除く底面に粘着層が均一に形成された場合や、第
2実施例で示したように、粘着層が網点状に形成された
場合や、第3実施例で示したように、格子状に形成され
た場合と比較して、マウスマット31の固定力が高ま
る。したがって、優れた固定性を有するマウスマット3
1となり得る。
【0044】なお、前記各実施例においては、粘着層
4,14,24,34を、マウスマット1,11,2
1,31に形成したものを例に挙げて説明したが、例え
ば、水性ペンによる書き消しが可能なUVインキにより
形成された皮膜を表面に有する軽量のホワイトボードの
裏面に形成しても良い。この場合には、フックや磁石な
どの固定手段を用いることなく、前記ホワイトボード
を、冷蔵庫、食器棚、ガラス等に貼着することができ
る。
【0045】また、前記粘着層を、複数の小片を組み合
わせて絵などを完成させるジグソーパズルの各小片の裏
面に形成しても良く、この場合には、前記各小片を机上
に貼着することができるので、各小片を配置する枠が不
要となる。そして、前記各小片を、冷蔵庫、食器棚、ガ
ラス等の起立した面に貼着することもできることから、
平面にて各小片を組み合わせなければならなかった従来
のジグソーパズルと比較して、利用形態が広がる。
【0046】さらに、前記粘着層を成型品の底面に形成
しても良く、この場合には、成形品を載置した際の不用
意な横滑りを防止することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
あっては、マウスマット底面には、粘弾性体からなる
粘着層が均一形成されるので、このマウスマットを、前
記粘着層の粘着力によって対象箇所に貼付した状態で固
定することができる。また、前記粘着層は、印刷技術を
用いて形成されており、正確な位置に面一に形成される
ことから、この粘着層が面一に形成されていない場合と
比較して、前記対象箇所への密着性を高めることがで
き、マウスマットの固定力を高めることができる。
【0048】したがって、このマウスマットを摩擦抵抗
が非常に少ない滑らかな机上に敷いた場合においては、
前記マウスマットが机上に貼着した状態で固定されるこ
とから、従来のように、マウスを移動操作した際に、マ
ウスマットが滑って移動してしまうことはない。よっ
て、マウスの移動量を正確にパソコンに伝達することが
できる。また、前記粘着層は、粘弾性体からなるため、
机上からのマウスマットの剥離を容易に行うことができ
るとともに、さらには、貼着、剥離を繰り返し行うこと
ができる。そして、前記粘着層は、対象箇所に密着させ
た際に粘着力が生じるので、マウスマットが軽量である
場合には、粘着層を密着させることのできる壁面等に貼
着して固定することもできる。
【0049】また、請求項2の発明では、対象箇所に接
する底面には、粘弾性体からなる粘着層が全面に亙り形
成されるので、粘着層が部分的に形成された場合と比較
して、マウスマットの固定力が高まる。したがって、優
れた固定性を有するマウスマットを製造することができ
る。
【0050】さらに、請求項3の発明では、粘弾性体か
らなる粘着層が網点状に形成されるので、網点状の凸部
と対象箇所が接触し、この粘着層の粘着力によってマウ
スマットを対象箇所に貼付された状態で固定することが
できる。また、前記粘着層を形成する塗布インキは、点
状塗布されるので、塗布インキを全面に均一に塗布した
場合と比較して、塗布インキの使用量を削減することが
できる。これよって、マウスマットを安価にて提供する
ことができる。
【0051】さらに、請求項4の発明では、前記塗布イ
ンキを格子状に塗布し、格子状の粘着層を形成するの
で、塗布インキを全面に均一に塗布した場合と比較し
て、塗布インキの使用量を削減することができる。これ
よって、マウスマットを安価にて提供することができ
る。
【0052】また、請求項5の発明では、紫外線硬化型
の塗布インキを用いるとともに、該塗布インキを紫外線
により定着することにより、この塗布インキの乾燥時間
の短縮化を図ることができるので、大量生産に適した
ウスマットの製造方法となり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す模式図である。
【図2】同実施例を示す斜視図である。
【図3】第2実施例を示す示す斜視図である。
【図4】第3実施例を示す模式図である。
【図5】同実施例の底面を示す斜視図である。
【図6】第4実施例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 マウスマット 3 底面 4 粘着層 11 マウスマット 13 底面 14 粘着層 21 マウスマット 23 底面 24 粘着層 31 マウスマット 33 底面 34 粘着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−234754(JP,A) 特開 平5−289810(JP,A) 特開 平6−238845(JP,A) 実開 平5−17733(JP,U) 実開 平6−64282(JP,U) 実開 平7−39072(JP,U) 実開 平7−16964(JP,U) 実開 平7−16963(JP,U) 実用新案登録3022999(JP,U) 実用新案登録3017456(JP,U) 実用新案登録3021739(JP,U) 特公 平7−4909(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/033 B32B 1/00 - 35/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マウスを移動操作する対象箇所に固定さ
    れるマウスマットの製造方法であって、 シート状の本体の底面に、塗布インキを印刷により塗布
    した後、この塗布インキを定着して、前記対象箇所への
    貼着剥離を繰り返し行える粘着力を有した粘弾性体から
    なる粘着層を形成することを特徴としたマウスマットの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記塗布インキを前記底面の全面に塗布
    し、前記粘着層を、前記底面の全面に形成することを特
    徴とした請求項1記載のマウスマットの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記塗布インキを点状塗布し、前記粘着
    層を前記底面に網点状に形成することを特徴とした請求
    項1記載のマウスマットの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記塗布インキを格子状に塗布して、前
    記粘着層を格子状に形成することを特徴とした請求項1
    記載のマウスマットの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記塗布インキは、紫外線硬化型のイン
    キからなり、この塗布インキに紫外線を照射して定着さ
    せることを特徴とした請求項1から4のいずれか記載の
    マウスマットの製造方法。
JP08096236A 1996-03-26 1996-03-26 マウスマットの製造方法 Expired - Fee Related JP3103764B2 (ja)

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