JP3103463B2 - 反応性重合体 - Google Patents
反応性重合体Info
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Description
ニル系重合体またはジエン系重合体に関し、特に各種重
合体の相溶性改良剤に有用である。
合体、アクリルアミド系重合体、アクリル系重合体、ビ
ニルピロリドン系重合体は公知である。{例えば、特開
平4−124145、特開平4−124144、Mac
romolecules,24巻,4224〜4226
ペ−ジ(1991)、Macromolecules,
23巻,4525〜4527ペ−ジ(1990)、特開
昭59−223706、Journal,of,Pol
ymer,Science,Polymer,Chem
istry,Edition,20巻,1949〜19
52ペ−ジ(1982)、特開平55−66910}
ボロン酸基を有する熱可塑性樹脂とエチレン−ビニルア
ルコール共重合体等の側鎖に水酸基を有する熱可塑性樹
脂とのブレンドでは架橋が起こるため、ゲル化により、
フィルムの外観が悪化する傾向がある。しかして、本発
明の目的は、水酸基を有する熱可塑性樹脂と溶融混練す
る際、あるいはビニル系重合体またはジエン系重合体と
水酸基を有する熱可塑性樹脂とを溶融混練する際に、相
溶性が良好で、透明性、力学的特性が良好な組成物を与
える重合体を提供することにある。
(I)で示されるボロン酸基、
(III)で示されるボロン酸無水物基、下記式(I
V)で示されるボロン酸塩基、
義のとおりである。)下記式(VI)で示されるボリン
酸エステル基、下記式(VII)で示されるボリン酸無
水物基、および下記式(VIII)で示されるボリン酸
塩基からなる群より選ばれる官能基
とおりである。)を、末端のみに有するビニル系重合体
またはジエン系重合体を提供することによって達成され
る。
能基からなる群より選ばれる官能基(以下、ホウ素含有
官能基と略記する)を末端のみに有するビニル系重合体
またはジエン系重合体とは、該官能基がホウ素−炭素結
合により片末端または両末端に結合した、ビニル系単量
体またはジエン系単量体からなる重合体である。本発明
において、ボロン酸基とは下記式(I)で示されるもの
である。
ン酸エステル基、下記一般式(III)で示されるボロ
ン酸無水物基、下記一般式(IV)で示されるボロン酸
塩基は、水の存在下で加水分解を受けて上記式(I)で
示されるボロン酸基に転化し得る。
化水素基(炭素数1〜20の直鎖状、または分岐状アル
キル基、またはアルケニル基など)、脂環式炭化水素基
(シクロアルキル基、シクロアルケニル基など)、芳香
族炭化水素基(フェニル基、ビフェニル基など)を表わ
し、XおよびYは同一でもまたは異なっていてもよい。
また、XとYは結合していてもよく、ただしXおよびY
がともに水素原子である場合は除かれる。またR1、R2
およびR3は上記XおよびYと同様の水素原子、脂肪族
炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基を表
わし、R1、R2およびR3は同一でもまたは異なってい
てもよい。またMはアルカリ金属またはアルカリ土類金
属を表わす。また上記のX、Y、R1、R2およびR3は
他の基、例えば、水酸基、カルボキシル基、ハロゲン原
子などを有していてもよい。}
ン酸エステル基の具体例としてはボロン酸ジメチルエス
テル基、ボロン酸ジエチルエステル基、ボロン酸ジブチ
ルエステル基、ボロン酸ジシクロヘキシル基、ボロン酸
エチレングリコールエステル基、ボロン酸プロピレング
リコールエステル基(ボロン酸1,2−プロパンジオ−
ルエステル基、ボロン酸1,3−プロパンジオ−ルエス
テル基)、ボロン酸ネオペンチルグリコ−ルエステル
基、ボロン酸カテコ−ルエステル基、ボロン酸グリセリ
ンエステル基、ボロン酸トリメチロールエタンエステル
基、ボロン酸ジエタノ−ルアミンエステル基、ボロン酸
トリエタノ−ルアミンエステル基等のボロン酸エステル
基;ボロン酸無水物基;ボロン酸のアルカリ金属塩基、
ボロン酸のアルカリ土類金属塩基等が挙げられる。
記式(V)で示されるものである。
ステル基、下記一般式(VII)で示されるボリン酸無
水物基、下記一般式(VIII)で示されるボリン酸塩
基は、水の存在下で加水分解を受けて上記式(V)で示
されるボリン酸基に転化し得る。
じ意味であり、Zは前記のXと同様の脂肪族炭化水素
基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、アミノ基、
アミド基を表わす。またXとZは結合していてもよい。
またR1、R2およびR3は前記の一般式(IV)のR1、
R2およびR3と同じ意味である。またMは前記は一般式
(IV)のMと同じ意味である。}
ボリン酸エステル基の具体例としては、X,Z,R1、
R2およびR3がメチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、1−メチルプロピル基、ペンチル基、ヘキシル
基、フェニル基等の低級炭化水素基であるものが挙げら
れる。代表例としては、メチルボリン酸基、メチルボリ
ン酸メチルエステル基、エチルボリン酸エチルエステル
基、ブチルボリン酸メチルエステル基、3−メチル−2
−ブチルボリン酸メチルエステル基が挙げられる。
系重合体の末端(片末端あるいは両末端)のみに結合し
ていることが好ましく、その総量は0.0001〜1ミ
リ当量/重合体の重量g(meq/g)の範囲が好まし
く、特に、0.001〜0.1meq/gが好ましい。
系重合体への結合形態としては、該重合体の片末端また
は両末端の単量体単位の炭素原子に直接結合するか、あ
るは片末端または両末端の単量体単位に結合した二価の
連結基の炭素原子に結合したものがあげられる。連結基
の種類は特に制限はないが、アルキレン基、フェニレン
基等があげられ、とくにアルキレン基{下記の式(I
X)または(X)で示される基}が好ましい。これらの
二価連結基は酸素原子、硫黄原子、窒素原子等を含んで
いてもよい。このような二価の連結基の具体例として
は、下記の式(IX)〜(XI)の連結基が挙げられ
る。
合体を構成する単量体単位としては、酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル、ピバリン酸ビニル等のビニルエステル
系単量体;、メチルアクリレ−ト、エチルアクリレ−
ト、ブチルアクリレ−ト、ヘキシルアクリレ−ト、オク
チルアクリレ−ト、ドデシルアクリレ−ト、2−エチル
ヘキシルアクリレ−ト等のアクリル酸エステル系単量
体;メチルメタクリレ−ト、エチルメタクリレ−ト、ブ
チルメタクリレ−ト、オクチルメタクリレ−ト、ドデシ
ルメタクリレ−ト等のメタクリル酸エステル系単量体;
アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−エチ
ルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド等
のアクリルアミド類;メタクリルアミド、N−メチルメ
タクリルアミド、N−エチルメタクリルアミド、N,N
−ジメチルメタクリルアミド等のメタクリルアミド類;
塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル等のハロゲ
ン化ビニル系単量体;スチレン、α−メチルスチレン等
の芳香族ビニル系単量体;アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル等のアクリロニトリル系単量体;ブタジエ
ン、イソプレン、シクロペンタジエン、クロロプレン等
のジエン系単量体等が挙げられる。ここでビニル系重合
体を構成する単量体とはオレフィン系単量体は意味しな
い。ただし、オレフィン系単量体を他の単量体成分とし
て、少量、たとえば50重量%未満の範囲に使用するこ
とは自由である。
重合体はこれらの単量体の一種または二種あるいは三種
以上からなる。二成分あるいは三成分以上の共重合体の
場合その連鎖分布は特に制限はなく、ランダム共重合
体、ブロック共重合体、グラフト共重合体のいずれでも
よい。
ポリスチレン、ポリメチル(メタ)アクリレート、スチ
レン−ジエン系ブロック重合体の水添物(スチレン−イ
ソプレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン共重
合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
等の水添物)が特に好ましい。
重合体の分子量としては特に制限はないが、ゲル浸透ク
ロマトグラフィー(以後GPCと略記する)によるスチ
レン換算重量平均分子量で1000以上であり、好まし
くは1000〜1000000であり、さらに好適には
10000〜300000である。
に有するビニル系重合体およびジエン系重合体の代表的
製法について述べる。 第一の製法;末端のみにホウ素含有官能基を有するビニ
ル系重合体およびジエン系重合体は、該官能基を有する
チオールの存在下でビニル系単量体および/またはジエ
ン系単量体を重合することによって得られる。
のうち、ボロン酸基、ボロン酸エステル基、ボロン酸無
水物基またはボロン酸塩基を有するチオールは、窒素雰
囲気下で二重結合を有するチオールにジボランまたはボ
ラン錯体を反応させた後、アルコール類または水を加え
ることによって得られる。また、ホウ素含有官能基を有
するチオールのうち、ボリン酸基、ボリン酸エステル
基、ボリン酸無水物基またはボリン酸塩基を有するチオ
ールは、窒素雰囲気下で二重結合を有するチオール、ジ
ボランまたはボラン錯体およびオレフィン類を反応させ
た後、アルコール類または水を加えることによって得ら
れる。ここで二重結合を有するチオールとしては、2−
プロペン−1−チオール、2−メチル−2−プロペン−
1−チオール、3−ブテン−1−チオール、4−ペンテ
ン−1−チオール等が挙げられ、このうち2−プロペン
−1−チオールおよび2−メチル−2−プロペン−1−
チオールが好ましい。ボラン錯体としては、ボラン−テ
トラヒドロフラン錯体、ボラン−ジメチルスルフィド錯
体、ボラン−ピリジン錯体、ボラン−トリメチルアミン
錯体、ボラン−トリエチルアミン錯体が好ましく、この
うちボラン−テトラヒドロフラン錯体が特に好ましい。
ジボランまたはボラン錯体の添加量は、二重結合を有す
るチオールと等モル程度が好ましい。反応温度として
は、室温から200℃の範囲が好ましい。溶媒として
は、テトラヒドロフラン(THF)、ジグライム等のエ
ーテル系溶媒;ヘキサン、ヘプタン、エチルシクロヘキ
サン、デカリン等の飽和炭化水素系溶媒等が挙げられる
が、このうちTHFが好ましい。反応後に添加するアル
コール類としては、メタノール、エタノール等の低級ア
ルコールが好ましく、特に、メタノールが好ましい。ボ
リン酸基、ボリン酸エステル基、ボリン酸無水物基また
はボリン酸塩基を有するチオールを製造する際に添加す
るオレフィン類としては、特に制限はないが、エチレ
ン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテン、1−ペンテ
ン、2−ペンテン、2−メチル−1−ブテン、2−メチ
ル−2−ブテン、1−ヘキセン、シクロヘキセン等の低
級オレフィンが好ましい。
基を有するチオールの存在下、ビニル系単量体、ジエン
系単量体から選ばれる少なくとも一種をラジカル重合す
ることによって末端のみに該官能基を有する重合体が得
られる。重合条件としては、アゾ系または過酸化物系の
開始剤を用い、重合温度は室温から150℃の範囲が好
ましい。該官能基を有するチオールの添加量としては、
単量体1g当たり0.0001ミリモルから1ミリモル
程度が好ましい。チオールの添加方法としては、特に制
限はないが、単量体として酢酸ビニル、スチレン等の連
鎖移動しやすいものを使用する場合は、重合時にチオー
ルをフィードすることが好ましく、メチルメタクリレー
ト等の連鎖移動しにくいものを使用する場合は、チオー
ルを最初から加えておくことが好ましい。
一般に反応性が高く、エステル交換または加水分解等の
反応により他のホウ素含有官能基に変換可能である。例
えば、ボロン酸ジメチルエステル基は空気中の水分によ
り容易にボロン酸基に加水分解され、ボロン酸基にエチ
レングリコールを反応させることによりボロン酸エチレ
ングリコールエステルになり、ボロン酸基は加熱するこ
とにより脱水縮合し、ボロン酸無水物になる。重合体の
末端基がボロン酸基の場合、加熱により末端基同士が縮
合しボロン酸無水物になり、溶融粘度が上昇するが、こ
のような溶融粘度の上昇はエチレングリコール、1,3
−プロパンジオール等の多価アルコールを反応させ、エ
ステル化することにより防ぐことができる。
を有するビニル系重合体、ジエン系重合体およびその水
添物のうち、ビニル系重合体およびジエン系重合体は、
ビニル系単量体またはジエン系単量体を有機アルカリ金
属を用いてアニオン重合し、次いでアニオンリビング末
端を、ホウ酸エステルで停止することによって得られ
る。
はビニル系単量体とジエン系単量体との共重合体のジエ
ン成分中の炭素−炭素二重結合を水素添加(水添)する
ことによって、ホウ素含有官能基を末端のみに有するジ
エン系重合体、またはビニル系単量体とジエン系単量体
との共重合体の水添物を得ることができる。具体的に
は、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウムなど
のアニオン重合開始剤を用いて、ヘキサン、ヘプタン、
シクロヘキサンなどの飽和脂肪族炭化水素化合物、また
はベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素化合物を溶
媒に用いて、ビニル系単量体および/またはジエン系単
量体を30〜60℃の温度条件下で滴下することによ
り、アニオン重合する。続いて、系内にアニオンリビン
グ末端に対して等モル以上のホウ酸トリエチル等のホウ
酸エステルを30〜60℃の温度条件下で滴下すること
により、末端のみにボロン酸エステル基を有する、ビニ
ル系重合体、ジエン系重合体、またはそれらの共重合体
を得ることができる。また、得られたジエン系重合体、
またはジエン系共重合体を水添することで、末端のみに
ボロン酸基を有するジエン系重合体、またはジエン系共
重合体の水添物を製造できる。水添触媒としては、均一
系触媒、または不均一系触媒を用いることができる。例
えば、均一系触媒としてはヘキサン、ヘプタン、シクロ
ヘキサンなどの飽和脂肪族炭化水素化合物、またはベン
ゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素化合物を溶媒とし
て、有機遷移金属触媒(例えば、ニッケルアセチルアセ
トナート、コバルトアセチルアセトナート、ナフテン酸
ニッケル、ナフテン酸コバルトなど)とアルミニウム、
アルカリ金属、アルカリ土類金属などの金属のアルキル
化合物との組み合わせによるチーグラー触媒などを、水
添に供される重合体の二重結合あたり0.001〜0.
1モル%程度使用する。水添反応は常温〜150℃、常
圧〜50Kg/cm2の水素圧力下で行われ、1〜50
時間で終了する。水添反応終了後、系内に酸性の水を加
え、激しく攪拌することで、水添触媒を水中に溶解させ
る。相分離している2相のうち水相を除去し、さらには
溶媒を除去することで、末端のみにボロン酸基を有する
ジエン系重合体、またはジエン系共重合体の水添物を得
る。
10〜100%の範囲が好ましく、50〜100%の範
囲がより好ましい。このように水添された本発明の反応
性重合体は、耐候性が良好であり、かつエチレン−ビニ
ルアルコール系共重合体との相溶性が良好で、エチレン
−ビニルアルコール系共重合体の柔軟性や耐衝撃性の改
良を目的とした添加剤として有用である。
明するが、これらの実施例によって本発明は何ら限定さ
れるものではない。なお、以下の合成例および実施例に
おいて特に断りのない限り、比率は重量比を、「%」は
「重量%」を意味する。また重量平均分子量は断りのな
い限りテトラヒドロフランを溶媒として測定したGPC
によるポリスチレン換算の重量平均分子量である。樹脂
中のボロン酸基量については重クロロホルム:エチレン
グリコ−ル=10:0.02の比率の混合液を溶媒とし
て用い、270MHz1H−NMRにより定量した。ボ
リン酸およびそのエステル基量は重クロロホルムを溶媒
として用い、500MHz1NMRにより定量した。ヘ
イズの測定法はJISK7105により行った。
ステルの合成: 冷却器および滴下ロ−ト付きフラスコに水素化ホウ素ナ
トリウム(NaBH4)19.26gを仕込み窒素置換
を行なった。これにベンゾフェノンおよび金属ナトリウ
ムを用いて乾燥し蒸留したTHF500mlを仕込み、
アイスバスで0℃に冷却した後、撹拌しながら三フッ化
ホウ素−ジエチルエ−テル錯体99.95gを30分か
けて滴下した。2時間後、系を0℃に保ったまま、2−
プロペン−1−チオ−ル45.61gを30分かけて滴
下した。40分間撹拌した後、60℃に昇温してさらに
3時間撹拌した。0℃に冷却しメタノ−ル100mLを
40分かけて滴下した。反応液を漉過し固形分を除いた
後、溶媒を留去し、エチレングリコ−ル38gを加え塩
化メチレン−水で抽出し過剰のエチレングリコ−ルを除
き、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧蒸留により3−メ
ルカプトプロピルボロン酸エチレングリコ−ルエステル
および2−メルカプト−1−メチルエチルボロン酸エチ
レングリコ−ルエステルの4:1の混合物46.7gを
得た。沸点70℃(4mmHg)
成 冷却器および滴下ロ−ト付きフラスコを窒素置換後、市
販のボラン−THF錯体の1モル/lTHF溶液(Al
drich社製)300mlを仕込み、アイスバスで0
℃に冷却後、2−プロペン−1−チオール23gを30
分かけて滴下を行った。1時間撹拌後、60℃に昇温
し、さらに3時間撹拌後、0℃に冷却し、メタノ−ル5
0mlを30分かけて滴下した。溶媒を留去後、減圧蒸
留により3−メルカプトプロピルボロン酸ジメチルエス
テルおよび2−メルカプト−1−メチルエチルボロン酸
ジメチルエステルの4:1の混合物24gを得た。沸点
50℃(1mmHg)
ングリコ−ルエステルの合成: 脱水分留管付きのフラスコに4−ビニルフェニルボロン
酸2.92g、エチレングリコ−ル1.38g、ベンゼ
ン50ml仕込み、80℃で30分間加熱し、留出した
水を除いた。この反応溶液にチオ酢酸3.18g、アゾ
ビスイソブチロニトリル47mgを加え、75℃で2時
間加熱した。反応溶媒を留去後、残渣を塩化メチレン/
炭酸水素ナトリウム水溶液で抽出し、この塩化メチレン
層を硫酸マグネシウムにより乾燥後、溶媒を留去した。
これによって得られた粗製4−(2−アセチルチオエチ
ル)フェニルボロン酸エチレングリコ−ルエステル5
g、メタノ−ル20ml、トリエチルアミン10mlを
フラスコに仕込み、窒素下65℃で20時間反応後、減
圧蒸留により4−(2−メルカプトエチル)フェニルボ
ロン酸エチレングリコ−ルエステル3.55g得た。沸
点135℃(0.2mmHg)
リン酸メチルエステルの合成: 滴下ロ−トおよび撹拌機を備えたフラスコを窒素置換
し、1モル/lのボランのTHF溶液310mlを仕込
んだ。アイスバスで0℃に冷却した後、撹拌を行ないな
がら2−メチル−2−ブテン21.74gを6分かけて
滴下を行なった。30分後0℃で2−プロペン−1−チ
オ−ル22.79gを30分かけて滴下を行なった。4
0分間撹拌した後60℃に昇温してさらに1時間撹拌を
行なった。0℃に冷却しメタノ−ル50mlを12分か
けて滴下を行なった。溶媒を留去した後、蒸留によっ
て、3−メルカプトプロピル(3−メチル−2−ブチ
ル)ボリン酸メチルエステル27.2g得た。沸点50
℃(0.5mmHg)
ポリスチレンの合成: 撹拌機および還流冷却機を備えたフラスコにスチレン5
00gおよび合成例1で得られた3−メルカプトプロピ
ルボロン酸エチレングリコ−ルエステル(MPBE)
0.0765gを仕込み、減圧脱気を行なった。120
℃に加熱後、MPBE0.394%、アゾビスシクロヘ
キサンカルボニトリル0.069%のスチレン溶液を最
初、7.2mlフィ−ド後、0.5ml/分の割合でフ
ィ−ドを行ない、210分後反応およびフィ−ドを停止
した。この時の重合率は45%であった。このポリスチ
レンをメタノ−ルで再沈することにり精製後、乾燥する
ことにより、ボロン酸基量0.013meq/g、重量
平均分子量130000の末端にボロン酸エチレングリ
コ−ルエステルを有するポリスチレンを得た。
ポリメチルメタクリレ−トの合成: 撹拌機および冷却器を備えたフラスコにメチルメタクリ
レ−ト150g、合成例1で得られた3−メルカプトプ
ロピルボロン酸エチレングリコ−ルエステルおよび2−
メルカプト−1−メチルエチルボロン酸エチレングリコ
−ルエステルの4:1の混合物0.876gを仕込み、
窒素を吹き込むことによって脱気を行なった後、80℃
に昇温し、別途調製したアゾビスイソブチロニトリルの
0.23%トルエン溶液を最初1.5ml添加後、30
分ごとに0.5ml添加した。5時間後、冷却し、重合
を停止させた。このときの重合率は47%であった。得
られたポリメチルメタクリレ−トをメタノ−ルで再沈
後、乾燥することにより、ボロン酸基量0.03meq
/g、重量平均分子量58000の末端にボロン酸エチ
レングリコ−ルエステル基を有するポリメチルメタクリ
レ−ト{下記式(XII)および下記式(XIII)約
4:1の混合物}を得た。
MRチャ−トを図1に示すが、4.18ppmのピ−ク
は(XII)で示されるボロン酸エチレングリコ−ルエ
ステルの存在を示し、4.2ppmのピ−クは(XII
I)で示されるボロン酸エチレングリコ−ルエステルの
存在を示す。
ポリメチルメタクリレ−トの合成: 合成例1で得られた3−メルカプトプロピルボロン酸エ
チレングリコ−ルエステルの代わりに、合成例3で得ら
れた4−(2−メルカプトエチル)フェニルボロン酸エ
チレングリコ−ルエステル1.248gを用い、実施例
2と同様な条件で重合および後処理を行なった。その結
果、ボロン酸基量0.03meq/g、重量平均分子量
57000の末端にボロン酸エチレングリコ−ルエステ
ル基を有するポリメチルメタクリレ−トを得た。
タクリレ−トの合成: 撹拌機および冷却器を備えたフラスコにメチルメタクリ
レ−ト150g、合成例4で得られた3−メルカプトプ
ロピル(3−メチル−2−ブチル)ボリン酸メチルエス
テル1.225gを仕込み、窒素を吹き込むことによっ
て脱気を行なった後、80℃に昇温し、別途調製したア
ゾビスイソブチロニトリルの0.23%トルエン溶液を
最初1.5ml添加後、30分ごとに0.5ml添加し
た。5時間後、冷却し、重合を停止させた。このときの
重合率は61%であった。得られたポリメチルメタクリ
レ−トをメタノ−ルで再沈後、乾燥することにより、ボ
リン酸基量0.03meq/g、重量平均分子量530
00の末端にボリン酸メチルエステル基を有するポリメ
チルメタクリレ−トを得た。
0g、合成例2で得られた3−メルカプトプロピルボロ
ン酸ジメチルエステル(MPBDM)0.033gを仕
込み、70℃に加熱した。別途調製したアゾビスイソブ
チロニトリルの0.12%酢酸ビニル溶液20gを添加
後、別途調製したMPBDMの13g/L酢酸エチル溶
液を0.6ml/分の割合でフィードを行った。180
分後に重合およびフィードを停止した。この時の重合率
は36%であった。得られたポリマーをヘキサンで再沈
し、さらにこのポリマーを蒸留水500ml中で1時間
煮沸後、乾燥することにより、ボロン酸基量0.045
meq/g、スチレン換算重量平均分子量35000の
ポリ酢酸ビニルを得た。
ンブロック共重合体の水添物の合成: 内容量1.5lの耐圧容器にシクロヘキサン500g、
s−ブチルリチウム0.003モルを仕込み、50℃に
加温した後、この温度を保って、スチレン単量体を60
g適下し追い込んだ後、イソプレン単量体を120g適
下し追い込んだ。続いて系内に、十分脱水したホウ酸ト
リメチルを0.7ml(アニオンリビング末端に対して
2倍モル)滴下し、1時間追い込んだ。さらに、系外で
調製したチーグラー触媒を重合体中の炭素−炭素二重結
合の0.01倍添加した後、水素圧10Kg/cm2、
水添温度70℃で5時間水素添加した。水添終了後、酸
性の水添加による脱触媒、その後の乾燥により、スチレ
ンブロックの分子量は20000、スチレン含量33
%、水添率は90%、ボロン酸基量0.013meq/
gの末端にボロン酸基を有するポリスチレン−ポリイソ
プレンブロック共重合体の水添物を得た。
を有するポリメタクリル酸メチル5gとクラレ製エバー
ル(登録商標)−F101(エチレン含有量32モル
%、ケン化度99.5%、含水フェノール中30℃にお
ける極限粘度1.1dl/gのエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体)45gを用い、以下の条件で溶融混練を
行った。 使用機械 :プラストグラフ ローター形状:ローラー型 回転数 :80rpm 混練温度 :220℃ 混練時間 :10分 上記の方法によって得られた樹脂組成物を、220℃で
熱プレスすることにより厚さ100μmのフィルムにし
た。このフィルムを液体窒素中で破断し、破断面を14
0℃のキシレンにより抽出後、走査電子顕微鏡により破
断面を観察した。その結果、ポリメチルメタクリレート
の平均粒径は0.08μm、フィルムのヘイズは8%で
あり、相溶性および透明性は良好であった。
ポリメチルメタクリレート5gの代わりに、ポリスチレ
ン換算重量平均分子量56000のポリメチルメタクリ
レート5gを用いた他は、実施例7と同様にしてフィル
ムを得たところ、ポリメチルメタクリレートの平均分散
粒径は2.5μm、フィルムのヘイズは72%であり、
相溶性および透明性は不良であった。
ポリメチルメタクリレート5gの代わりに、実施例6の
末端にボロン酸基を有するポリスチレン−ポリイソプレ
ン−ブロック共重合体5gを用いた他は、実施例7と同
様にしてフィルムを得たところ、ポリスチレン−ポリイ
ソプレンブロック共重合体の平均分散粒径は0.4μ
m、フィルムのヘイズは14%で相溶性および透明性は
良好であった。さらに上記組成物を小型射出成形機によ
り成形した試料片のノッチ付きIzod衝撃強度をJI
SK7120の方法に従って測定したところ、ノッチ付
きIzod衝撃強度は18Kgf/cm2であった。
ンブロック共重合体5gの代わりに、ポリスチレン−ポ
リイソプレンブロック共重合体(スチレンブロックの分
子量20000、スチレン含量33%、水添率95%)
5gを用いた他は、実施例8と同様にしてフィルムを得
たところ、ポリスチレン−ポリイソプレンブロック共重
合体の平均分散粒径は5μm、フィルムのヘイズは30
%であり、さらに射出成形した試料片のノッチ付きIz
od衝撃強度は4.5Kgf/cm2であった。
有するビニル系重合体またはジエン系重合体は、水酸基
を含有する熱可塑性樹脂、特にエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体と溶融混練する際、または該水酸基を含有
する熱可塑性樹脂とホウ素含有官能基を有しないビニル
系重合体またはジエン系重合体とを溶融混練する際の相
溶性改良剤として有用であり、また水酸基を含有する熱
可塑性樹脂と溶融混練した場合、ガスバリアー性、相溶
性、透明性、力学的特性の良好な樹脂組成物が得られ
る。
リコールエステル基を有するポリメチルメタクリレ−ト
の270MHz1H−NMRチャ−トを示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記式(I)で示されるボロン酸基、 【化1】 下記式(V)で示されるボリン酸基、 【化2】 下記式(II)で示されるボロン酸エステル基、下記式
(III)で示されるボロン酸無水物基、下記式(I
V)で示されるボロン酸塩基、 【化3】 【化4】 【化5】 (式中、XおよびYは水素原子、脂肪族炭化水素基、脂
環式炭化水素基、芳香族炭化水素基を表わし、Xおよび
Yは同一でもまたは異なっていてもよい。また、XとY
は結合していてもよく、ただしXおよびYがともに水素
原子である場合は除かれる。Zは脂肪族炭化水素基、脂
環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、アミノ基、アミド
基を表わす。またR1、R2およびR3は水素原子、脂肪
族炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基を
表わし、R1、R2およびR3は同一でもまたは異なって
いてもよい。またMはアルカリ金属またはアルカリ土類
金属を表す。また上記のX、Y、Z、R1、R2およびR
3は他の基、例えば、水酸基、カルボキシル基、ハロゲ
ン原子などを有していてもよい。)下記式(VI)で示
されるボリン酸エステル基、下記式(VII)で示され
るボリン酸無水物基、および下記式(VIII)で示さ
れるボリン酸塩基からなる群より選ばれる官能基 【化6】 【化7】 【化8】 {式中、Xは前記一般式(II)のXと同じ意味であ
り、Zは前記一般式(V)のZと同じ意味である。また
XとZは結合していてもよい。またR1、R2およびR3
は前記の一般式(IV)のR1、R2およびR3と同じ意
味である。またMは前記の一般式(IV)のMと同じ意
味である。}を、末端のみに有するビニル系重合体また
はジエン系重合体。 - 【請求項2】 ジエン系重合体が、水添してなるもので
ある請求項1記載のジエン系重合体。
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-
1993
- 1993-07-14 JP JP05174335A patent/JP3103463B2/ja not_active Expired - Lifetime
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