JP3103027U - 車両用フロアマット - Google Patents
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Abstract
【課題】見栄えに優れ、かつ、機能的にも優れたフロアマットを低コストで提供する。
【解決手段】車両のフロア形状に沿うように裁断あるいは成形加工されたフロアマット本体10と、その周縁部に設けられるものであって堤状の形態からなる壁部110と、からなる。フロアマット本体10は、下側に設けられるベース層1と、そのベース層1の上に積層される繊維層2と、からなる。ベース層1はゴム材または軟質プラスチック材にて形成されており、本フロアマット全体の剛性を保つようになっている。繊維層2は、ニードルパンチ、織物基布等にて形成される。これらベース層1及び繊維層2の積層された、その端部のところの上面部のところに芯材3が配置される。芯材3は、弾力性を有するものであって、発泡スチロールあるいは軟質ウレタン等からなる。
【選択図】図2
【解決手段】車両のフロア形状に沿うように裁断あるいは成形加工されたフロアマット本体10と、その周縁部に設けられるものであって堤状の形態からなる壁部110と、からなる。フロアマット本体10は、下側に設けられるベース層1と、そのベース層1の上に積層される繊維層2と、からなる。ベース層1はゴム材または軟質プラスチック材にて形成されており、本フロアマット全体の剛性を保つようになっている。繊維層2は、ニードルパンチ、織物基布等にて形成される。これらベース層1及び繊維層2の積層された、その端部のところの上面部のところに芯材3が配置される。芯材3は、弾力性を有するものであって、発泡スチロールあるいは軟質ウレタン等からなる。
【選択図】図2
Description
本考案は、車両の床面に配置される脱着式の車両用フロアマットに関するものであり、特に、靴等に付着した、土、砂、泥等がフロアマットの外側へ飛散するのを抑止するようにした車両用フロアマットに関するものである。
一般に、車両用フロアマットは、床面に設けられるフロアカーペット上に配置されるものであって、本フロアカーペットから簡単に脱着することができるようになっているものである。これによって、乗員の車両への乗降にともなってフロアマットの上面に落ちた土砂、泥等を、上記フロアカーペットからフロアマットを取り外して上記土砂等を車室外へ捨てることによって、簡単にフロアマットを清掃することができるようになる。しかしながら、上記従来のものにおいては、使用中において、または上記フロアマットの取り外し作業中において、フロアマットの端部から土砂、泥等がこぼれ落ちて、フロアカーペット上に散らばると言う不都合があった。このような不都合を解消させるために、特開2000−166743号公報に示すように、フロアマットの端部のところに発泡層からなる堤状の壁部を設けて、縁部を高くしたものが挙げられる。
特開2000−166743号公報
しかしながら、このようなフロアマットにおいては、発泡層を含めて、全体を複数の積層状体にて形成しなければならないと言う問題点がある。また、発泡層を形成させるための特別の工程(発泡工程)が必要となり、製造原価が高くならざるを得ないと言う問題点がある。このような問題点を解決するために、フロアカーペット上に土砂等が散らばらないよう、縁の部分に堤状の壁部を設けるとともに、この壁部を、簡単な構造の低コストタイプのものにて形成させるようにしたフロアマットを提供しようとするのが、本考案の目的(課題)である。
上記課題を解決するために、本考案においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の考案である第一の考案においては、車両の床面に配置される車両用フロアマットに関して、平面状の形態からなるフロアマット本体と、当該フロアマット本体の端部に沿うように配置されるものであって所定の横断面形態を有する芯材とからなり、当該芯材を、上記フロアマット本体の端部のところに芯材全体が包み込まれるようにオーバーロック加工手段にて取付けるようにした構成を採ることとした。
また、請求項2記載の考案である第二の考案においては、車両の床面に配置される車両用フロアマットに関して、平面状の形態からなるフロアマット本体と、当該フロアマット本体の端部に沿うように、その上面に配置されるものであって所定の横断面形態を有する芯材とからなり、当該芯材が、上記フロアマット本体の端部のところにフロアマット本体の上面よりも高くなるように、かつ、芯材全体が包み込まれるようにオーバーロック加工手段にて取付けられるようにした構成を採ることとした。
また、請求項3記載の考案である第三の考案においては、車両の床面に配置される車両用フロアマットに関して、平面状の形態からなるとともに、複数の重ね合わせ構造からなり、かつ、最上面側には起毛手段あるいは植毛手段の施された繊維層を有するフロアマット本体と、当該フロアマット本体の端部に沿うように配置されるものであって所定の横断面形態を有する芯材と、からなり、当該芯材が、上記フロアマット本体の端部のところにフロアマット本体の上面よりも高くなるように、かつ、芯材全体が包み込まれるようにオーバーロック加工手段にて取付けられるようにした構成を採ることとした。
第一の考案によれば、フロアマット本体の端部に形成される堤状の壁部が、オーバーロック加工を施す際に、芯材全体を包み込むように同時に縫い込まれることによって、簡単に形成されることとなる。従って、周辺部に堤状の壁部を有するフロアマットを低コストにて形成(製造)することができるようになる。
また、第二の考案によれば、フロアマット本体の端部にオーバーロック加工を施す際に、芯材がフロアマット全体の上面に取付けられるようにすることによって、フロアマット本体の縁部をフロアマット本体の平面部よりも高くすることができるようになる。従って、靴等に付着してフロアマットの上面に落ちた土砂等は、フロアマットの外側にこぼれ落ちるようなことがなくなる。その結果、フロアカーペット上に土砂等が飛散するのを防止することができるようになる。
また、第三の考案によれば、本フロアマット自体が適度の柔軟性と剛性とを有するようになり、フロアカーペット上に設置される本フロアマットは、使用中においてずれたりするようなことがなくなり、乗員に違和感を与えることがなくなる。また、靴等に付着した土砂等のフロアカーペット上への飛散等を未然に防止することができるようになる。
本考案を実施するための最良の形態について、図1ないし図3を基に説明する。本実施の形態に関するものは、図1に示す如く、車両のフロア形状に沿うように裁断あるいは成形加工されたフロアマット本体10と、その周縁部に設けられるものであって堤状の形態からなる壁部110と、からなるものである。このような構成からなるものにおいて、フロアマット本体10は、図2に示すように、下側に設けられるベース層1と、そのベース層1の上に積層される繊維層2と、からなるものである。そして、例えば、ベース層1はゴム材あるいは軟質プラスチック材、または所定の繊維材等にて形成されており、本フロアマット全体に適度の柔軟性と剛性とを与えるようになっているものである。また、このようなベース層1がゴム材または軟質プラスチック材からなるものである場合には、その裏面側にフロアカーペット側に向かって突出すように形成された複数の小さな突起を設けるようにしても良い。これによって、フロアカーペット上に配置されたときに本フロアマットがずれないようになっているものである。なお、このような積層構造は、必ずしも二層のものに限定されるものではなく、場合によっては三層状あるいは四層状等に形成されるものであっても良い。
次に、繊維層2は、例えばニードルパンチを含む不織布、タフティング工法にて形成される起毛部を有する繊維材、織物基布、または編物基布等にて形成されるようになっているものである。そして、これらベース層1及び繊維層2の積層された、その端部のところの上面部のところに、芯材3が配置されるようになっているものである。この芯材3としては、適度の弾力性を有するものであるのが良く、例えば発泡スチロール、あるいは、ポリウレタン、ポリエチレン、スチロール等からなる軟質プラスチック材、または、ロープ、ひも等の繊維材からなるものが用いられる。そして、このような原材料からなるものが線状あるいは棒状に連続した形態に成形されて用いられるようになっているものである。
このような芯材3は、上記ベース層1及び繊維層2が積層状に設けられた、その端部のところに、オーバーロック加工手段5によって取付けられるようになっているものである。具体的には、図2に示す如く、芯材3が繊維層2の端部のところであって繊維層2の上面部に、糸4を介して取付けられるようになっているものである。すなわち、オーバーロック加工手段5を形成する縫製ミシンにて繰り出される糸4にて上記芯材3が包み込まれるように、かつ、ベース層1及び繊維層2の端部のところ全体が取り囲まれるように縫製されるようになっているものである。なお、このようなオーバーロック加工手段5にて縫製される芯材3の、その横断面形状は、一般的には、円形あるいは楕円形等からなるものである。このような芯材3を内包するオーバーロック加工が上記フロアマット本体10の端部に施されることによって、フロアマット本体10の周縁部には、フロアマット本体10の上面よりもHの高さだけ高くなった堤状の壁部110が形成されることとなる(図2参照)。
次に、このような構成からなる本フロアマットの製造方法について、図3を基に説明する。まず、ベース層1及び繊維層2を加熱手段または接着手段を用いて積層状に一体化させて、シート状部材Sを形成させる。このようにして得られたシート状部材(図3(a)参照)を、図3(b)に示すように所定の形状に裁断する。次に、このように所定の形状に裁断されたシート状部材Sの端部の上面のところに、図3(c)に示すように芯材3を配置する。そして、このような状態において、オーバーロック加工手段5にて、シート状部材Sの端部にオーバーロック加工を施す(図3(c)参照)。その結果、最終的には、図3(d)に示す如く、端部に上記芯材3にて形成される堤状の壁部110を有するフロアマットが形成される(製造される)こととなる。
このような構成からなる本実施の形態のものにおいては、フロアマットの上面に、靴等に付着して持ち込まれた土砂あるいは泥等が落下したとしても、それらの土砂あるいは泥等は、上記周縁部に形成された堤状の壁部110にて移動が止められ、こぼれ落ちるようなことがない。すなわち、フロアカーペット上等に上記土砂等が飛散するのを防止することができるようになる。
そして、このようなフロアマット本体10の端部に形成される堤状の壁部110は、端部に芯材3を載置した状態にて、これら全体を包み込むようにオーバーロック加工手段が施されることによって効率良く形成されることとなり、見栄えに優れた、かつ、機能性に優れたフロアマットが低コストで形成される(製造される)ようになる。
1 ベース層
2 繊維層
3 芯材
4 糸
5 オーバーロック加工手段
10 フロアマット本体
110 壁部
S シート状部材
2 繊維層
3 芯材
4 糸
5 オーバーロック加工手段
10 フロアマット本体
110 壁部
S シート状部材
Claims (3)
- 車両の床面に配置される車両用フロアマットにおいて、平面状の形態からなるフロアマット本体と、当該フロアマット本体の端部に沿うように配置されるものであって所定の横断面形態を有する芯材とからなり、当該芯材を、上記フロアマット本体の端部のところに芯材全体が包み込まれるようにオーバーロック加工手段にて取付けるようにしたことを特徴とする車両用フロアマット。
- 車両の床面に配置される車両用フロアマットにおいて、平面状の形態からなるフロアマット本体と、当該フロアマット本体の端部に沿うように、その上面に配置されるものであって所定の横断面形態を有する芯材と、からなり、当該芯材が、上記フロアマット本体の端部のところにフロアマット本体の上面よりも高くなるように、かつ、芯材全体が包み込まれるようにオーバーロック加工手段にて取付けられるようにした構成からなることを特徴とする車両用フロアマット。
- 車両の床面に配置される車両用フロアマットにおいて、平面状の形態からなるとともに、複数の重ね合わせ構造からなり、かつ、最上面側には起毛手段あるいは植毛手段の施された繊維層を有するフロアマット本体と、当該フロアマット本体の端部に沿うように配置されるものであって所定の横断面形態を有する芯材と、からなり、当該芯材が、上記フロアマット本体の端部のところにフロアマット本体の上面よりも高くなるように、かつ、芯材全体が包み込まれるようにオーバーロック加工手段にて取付けられるようにした構成からなることを特徴とする車両用フロアマット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004000289U JP3103027U (ja) | 2004-01-27 | 2004-01-27 | 車両用フロアマット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004000289U JP3103027U (ja) | 2004-01-27 | 2004-01-27 | 車両用フロアマット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3103027U true JP3103027U (ja) | 2004-07-22 |
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ID=43256522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004000289U Expired - Fee Related JP3103027U (ja) | 2004-01-27 | 2004-01-27 | 車両用フロアマット |
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JP (1) | JP3103027U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08327030A (ja) * | 1995-05-29 | 1996-12-10 | Nakai:Kk | ガス直火型かまど |
-
2004
- 2004-01-27 JP JP2004000289U patent/JP3103027U/ja not_active Expired - Fee Related
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