JP2003040018A - 自動車用フロアマット - Google Patents
自動車用フロアマットInfo
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Abstract
のできる自動車用フロアマットを提供すること。 【解決手段】 本発明の自動車用フロアマット(20)
は、多孔質体層(21,22,23,24)を1層以上
有する、多孔質体層のみから実質的になる自動車用フロ
アマットであって、該自動車用フロアマット全体として
の耐水圧が40mmH2O以上である。
Description
トに関する。
付着した土、砂、泥、砂利、雨水、泥水、あるいは搭乗
者がこぼした飲料水などが自動車室内のフロアカーペッ
トに付着して、フロアカーペットが汚れるのを防止する
ために、フロアカーペット上に自動車用フロアマットが
敷かれている。
(各材料を分離して表す模式的断面図)に示すような、
カーペットなどの表面材31と、この表面材31を支持
するゴムや熱可塑性エラストマーなどからなる裏材35
とからなるものが知られている。カーペット表面材31
は、例えば、パイル層31aと基布層31bとを含む。
このような自動車用フロアマット30においては、裏材
35によって耐久性が付与されるとともに、裏材35に
突出したニブを多数設けることにより、滑り止めの効果
を発揮することができる。
マット30は裏材35を備えていることによって、全体
の重量も重くなるため、自動車のフロアカーペット上に
敷設すると、自動車の燃費が悪くなり、結果として環境
に対して多大な負荷をかけるという問題点があった。
は、軽重量の自動車用フロアマットとして、パイル構造
と、その裏面に貼着の低密度、多空隙の吸音材を主体に
して構成され、ピースマット全体がフロアカーペットに
追随・密着する柔軟性を有する自動車用ピースマットが
開示されている。しかしながら、この自動車用ピースマ
ットは吸音性能をもたせるために多空隙の吸音材を主体
として構成されているため、自動車用ピースマットに本
来必要とされる泥水等の浸透によるフロアカーペットの
汚染防止性がなく、実用性に乏しいものであった。
ムや熱可塑性エラストマーなどからなる重い裏材に替え
て、発泡体などの多孔質体を裏材として使用すれば、自
動車用フロアマットの軽量化は可能であり、自動車の燃
費を向上することができる。本発明者は、自動車用フロ
アマットに対して要求される最も基本的な機能である汚
染防止性、すなわち、雨水、泥水あるいは飲料水などに
よるフロアカーペットの汚染を防ぐ性質を維持しなが
ら、軽量化を実現することを目標として、鋭意研究を重
ねたが、その実現は、決して容易なことではなかった。
そして、本発明者は、自動車用フロアマットが或る物性
値を満たすと、充分な汚染防止性を有する軽量フロアマ
ットを得ることができることを見出した。本発明は、こ
うした知見に基づくものである。
り、多孔質体層を1層以上有する、多孔質体層のみから
実質的になる自動車用フロアマットであって、該自動車
用フロアマット全体としての耐水圧が40mmH2O以
上であることを特徴とする自動車用フロアマットによっ
て解決することができる。本発明の自動車用フロアマッ
トは、多孔質体層のみから実質的になるため軽量であ
り、しかも耐水圧が40mmH2O以上であるため、実
際の使用において、雨水、泥水あるいは飲料水などが自
動車用フロアマットを透過して、フロアカーペットを汚
染する心配のないものである。
性が0.3mL/cm2/sec以上であると、自動車
用フロアマット自身が吸音材としての作用を持つと共
に、フロアカーペットが吸音性を有する場合には、相互
作用により更に吸音性に優れている。また、本発明の自
動車用フロアマットには、消臭剤、芳香剤、あるいは抗
菌防黴剤などを含ませることができ、特に、通気性が
0.3mL/cm2/sec以上の本発明の自動車用フ
ロアマットに消臭剤、芳香剤、あるいは抗菌防黴剤など
を含ませると、効果的に作用させることができる。
多孔体質層がカーペット層からなると、装飾性の優れる
ものである。表面層を構成するカーペット層単独の通気
性が2mL/cm2/sec以上であると、カーペット
よりも下層にある多孔質体の通気性を有効に利用するこ
とが可能となり、吸音材としての作用に優れている。ま
た、フロアカーペットが吸音性を有する場合には、相互
作用により更に吸音性に優れている。また、自動車用フ
ロアマットが消臭剤、芳香剤、あるいは抗菌防黴剤など
を含んでいる場合は、効果的に作用することができる。
て、繊維径が10μm以下の極細繊維を含む極細不織布
層を含んでいると、雨水、泥水あるいは飲料水などがフ
ロアカーペットにより到達しにくいものである。また、
フロアカーペットとの相互作用によって吸音性を向上さ
せることもできる。更に、この極細不織布層が更に樹脂
を含んでいると、より緻密な構造であることができるた
め、雨水、泥水あるいは飲料水などがフロアカーペット
に更に到達しにくく、しかも吸音性の高いものである。
て、発泡体層を含んでいると、クッション性などの各種
機能を付加することができる。特に、この発泡体層が自
動車用フロアマットの裏面層を構成していると、自動車
用フロアマットの滑りを防止することができる。裏面層
の通気性が0.3〜20mL/cm2/secである
と、自動車用フロアマットの裏面から入射する音(特に
2000Hz以上の高音域)を反射して、車内の静粛性
を高めることができる。また、発泡体層が凹凸露出表面
を有すると、この凹凸がフロアカーペットに喰い込み、
自動車用フロアマットのずれ防止性を高めることができ
る。
車用フロアマットの裏面層の露出表面に、滑り抵抗値が
0.6N以上の滑り止め用樹脂を、部分的に配置してい
ることを特徴とする、自動車用の滑り止めフロアマット
に関する。自動車用フロアマットの裏面層を構成する多
孔質体層の露出表面に、滑り抵抗値が0.6N以上の滑
り止め用樹脂が部分的に配置していると、自動車用フロ
アマットの軽量化を妨げることなく、自動車用フロアマ
ットの滑り止め機能を強化することができる。なお、こ
のような滑り止め用樹脂が配置していても、自動車用フ
ロアマットの見掛け上の通気性は確保できるため、フロ
アカーペットとの相互作用によって吸音性に優れていた
り、自動車用フロアマットが消臭剤や芳香剤などを含ん
でいる場合は、効率的に作用することができる。自動車
用の滑り止めフロアマット全体としての耐水圧が40m
mH2O以上であると、フロアカーペットを汚染する心
配のないものである。
多孔質体層を1層以上有する、多孔質体層のみから構成
することによって、軽量化を実現したものである。本発
明の自動車用フロアマットを構成する多孔質体層は多孔
質であり、しかも1又はそれ以上の多孔質体層のみから
実質的になる自動車用フロアマット全体の耐水圧が40
mmH 2O以上である限り、特に限定するものではない
が、例えば、カーペット、不織布、織物、編物、発泡
体、開孔フィルム、若しくは微孔フィルム、あるいはク
ラッシュラバーを積層し接着剤により接着したクラッシ
ュラバー積層体等を挙げることができる。
優れているため、搭乗者に対して快適なドライブを提供
することができる。そのため、このカーペット層は自動
車用フロアマットの表面層を構成する多孔質体層として
配置されているのが好ましい。このカーペットとして
は、特に限定するものではないが、例えば、タフテッド
カーペット、ニードルパンチカーペット、緞通、フック
カーペット、ウィルトンカーペット、アキスミンスター
カーペットなどを挙げることができる。
て、機能性繊維(例えば、消臭繊維、脱臭繊維、防菌防
黴繊維など)が含まれており、カーペット層が自動車用
フロアマットの表面層を構成している場合、あるいは機
能性繊維含有多孔質体層を表面層以外の層として含み、
自動車用フロアマットが通気性を有する場合には、その
機能性繊維の有する機能を発揮することができる。ま
た、自動車用フロアマットが通気性を有する場合、機能
性繊維に替えて、又は機能性繊維に加えて、自動車用フ
ロアマットが機能性樹脂(例えば、消臭樹脂、脱臭樹
脂、防菌防黴樹脂など)を含んでいる場合も、同様の効
果が得られる。
層として使用可能な前記カーペット層単独の通気性は、
前記のとおり、好ましくは2mL/cm2/sec以上
であり、より好ましくは6mL/cm2/sec以上で
ある。本発明の自動車用フロアマットの多孔質体層とし
て使用可能な前記カーペットとしては、常法により製造
したカーペットを使用することができる。
とは、自動車用フロアマットをフロアカーペット上に載
置した際に目視により確認できる層をいう。
体層として、1又は複数の極細不織布層を含むことがで
きる。多孔質体層として、繊維径が10μm以下の極細
繊維を含む1又は複数の極細不織布層を含んでいると、
雨水、泥水あるいは飲料水などがフロアカーペットへよ
り到達しにくくすることができ、また、フロアカーペッ
トとの相互作用によって吸音性を向上させることもでき
る。
ければ細いほど、前記性能に優れているため、極細繊維
の繊維径は5μm以下であるのが好ましく、3μm以下
であるのがより好ましい。なお、極細繊維の繊維径の下
限は特に限定するものではないが、0.1μm程度が適
当である。
断面形状が円形である場合には、その直径をいい、繊維
の横断面形状が非円形である場合には、その横断面積と
同じ面積を有する円の直径を繊維径とみなす。
成されていてもよく、例えば、ポリアミド系樹脂(例え
ば、6ナイロン、66ナイロンなど)、ポリエステル系
樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレートなど)、ポリオレフィン系樹脂(例
えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリ塩化
ビニリデン系樹脂などを挙げることができ、このような
樹脂成分1成分又は2成分以上から構成されていること
ができる。これらの中でも、ポリアミド系樹脂(例え
ば、6ナイロン、66ナイロンなど)を含む極細繊維を
含んでいると、後述の撥水処理によって、極細不織布を
撥水性としやすく、結果として耐水圧が40mmH2O
以上の自動車用フロアマットとしやすいため好適であ
る。また、極細不織布を構成するいずれの極細繊維もポ
リオレフィン系樹脂からなると、耐水圧が40mmH2
O以上の自動車用フロアマットとしやすいため好適であ
る。
いる極細不織布には、樹脂組成及び/又は繊維径の点で
相違する2種類以上の極細繊維が混在していてもよい。
用により分割可能な分割繊維を分割したり、化学的作用
により分割可能な分割繊維を分割したり、あるいはメル
トブロー法により得ることができる。分割繊維を分割す
るための物理的作用としては、例えば、水流などの流体
流、カレンダーあるいはフラットプレスなどがあり、分
割繊維を分割するための化学的作用としては、例えば、
樹脂成分の除去、樹脂成分の膨潤などがある。これらの
中でも、強度的に優れた極細繊維が得られると共に、緻
密な構造を有する極細不織布を得ることができるので、
物理的作用により分割可能な分割繊維を分割して発生さ
せた極細繊維が好ましい。
可能な分割繊維としては、2種類以上の樹脂成分からな
り、例えば、図1〜図4に示すような、繊維横断面形状
がオレンジ型の分割繊維1、図5に示すような、繊維横
断面形状が多重バイメタル型の分割繊維1などを挙げる
ことができる。図1〜5に示すとおり、分割繊維1は、
少なくとも2種の相互に分離した樹脂成分11,12を
含んでいる。
径の極細繊維を発生できるものであればよく、特に限定
されるものではない。また、分割繊維及び極細繊維の繊
維長も特に限定されるものではなく、繊維長が1〜16
0mm程度の短繊維であることもできるし、これよりも
繊維長の長い長繊維であることもできる。
ど、フロアカーペットの汚れ防止性や吸音性などに優れ
ているため、極細繊維は極細不織布の50mass%以
上を占めているのが好ましく、80mass%以上占め
ているのがより好ましい。
の繊維として、例えば、繊維径が10μmを越える、ナ
イロン系繊維、ビニロン系繊維、ビニリデン系繊維、ポ
リ塩化ビニル系繊維、ポリエステル系繊維、アクリル系
繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリウレタン系繊維、あ
るいは分割していない分割繊維などを挙げることができ
る。また、極細不織布を構成する繊維として、各種機能
性繊維(例えば、消臭繊維、脱臭繊維、熱融着繊維、高
捲縮繊維など)を含んでいることができる。
ような分割繊維を含む繊維ウエブを、カード法やエアレ
イ法などの乾式法、スパンボンド法、あるいは湿式法に
より形成した後に、物理的作用や化学的作用を繊維ウエ
ブに作用させることによって製造することができる。な
お、物理的作用や化学的作用以外に、必要に応じて、熱
処理(部分的に又は全体的に加圧しても、加圧しなくて
もよい)などを実施することもできる。また、繊維ウエ
ブをメルトブロー法により形成した場合には、そのま
ま、あるいは熱処理(部分的に又は全体的に加圧して
も、加圧しなくてもよい)により繊維相互を結合して製
造することができる。
いると、より緻密な構造であることができるため、雨
水、泥水あるいは飲料水などがフロアカーペットに更に
到達しにくく、しかも吸音性のより高いものである。
が、例えば、イソブチレン−無水マレイン酸コポリマ
ー、アクリロニトリル−スチレン−アクリルゴム共重合
体、アクリロニトリル−エチレン−スチレン共重合体、
アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−ブタジ
エン共重合体、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、エチ
レン−塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマーなどの熱可塑
性樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、フェノール樹
脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、メラミン樹
脂、尿素樹脂などの熱硬化性樹脂、スチレン−ブタジエ
ンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ニトリル−
ブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴ
ム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、ウレタンゴ
ム、シリコーンゴムなどのゴムを挙げることができる。
これらの中でも、アクリロニトリル−エチレン−スチレ
ン共重合体、エチレン−酢酸ビニルコポリマーが好まし
い。
ーペットをより汚しにくく、しかも吸音性を高めること
ができるが、多く含んでいると、自動車用フロアマット
の軽量化を実現するのが困難になるため、このような樹
脂の量は5〜100g/m2であるのが好ましく、5〜
20g/m2であるのがより好ましい。
ば、前述のような極細不織布に溶液状又はエマルジョン
状の樹脂を散布又は塗布したり、溶液状又はエマルジョ
ン状の樹脂溶液中に前述のような極細不織布を浸漬する
ことによって得ることができる。
も含む)の面密度(1m2あたりの質量)は、自動車用
フロアマットの軽量化に寄与できるように、60〜20
0g/m2であるのが好ましく、70〜120g/m2で
あるのがより好ましい。また、極細不織布層(樹脂を含
む場合も含む)の厚さ(JIS B 7502に規定す
る方法による測定値、つまり5N荷重時の外側マイクロ
メーターによる測定値)は、0.2〜0.6mm程度が
適当であり、見掛密度(面密度を厚さで除した値)は
0.1〜1g/cm3であるのが好ましく、0.12〜
0.6g/cm3であるのがより好ましい。
体層として、1又は複数の嵩高不織布層を含むことがで
きる。嵩高不織布層を使用すると、吸音性能が向上する
ため、吸音性能を高めたい場合には、前述のような極細
不織布に替えて、又は加えて、嵩高不織布層を備えてい
るのが好ましい。なお、本明細書において「嵩高不織布
層」とは、層厚が1mm以上の不織布層を意味し、この
場合の層厚は、1cm 2あたり10g荷重時の値をい
う。嵩高不織布の厚さは厚ければ厚いほど、吸音性に優
れているが、自動車用フロアマットの実用上、10mm
以下であるのが好ましい。
車用フロアマットの軽量化に寄与できるように、50〜
1000g/m2であるのが好ましく、70〜500g
/m2であるのがより好ましい。また、嵩高不織布の見
掛密度(面密度を厚さで除した値)は0.02〜0.2
5g/cm3であるのが好ましく、0.035〜0.1
7g/cm3であるのがより好ましい。
乾式法により繊維ウエブを形成した後、ニードルパンチ
をすることによって、(2)熱融着性繊維を含む繊維ウ
エブを乾式法により形成した後、無圧下又は厚さを調整
する程度の弱い圧力下で熱を作用させて熱融着性繊維を
融着させることによって、あるいは(3)繊度6.6d
tex以上のメルトブロー不織布を積層することによっ
て、製造することができる。
多孔質体層として、1又は複数の発泡体層を含むことが
できる。発泡体層を含んでいると、クッション性などの
各種機能を付加することができる。この発泡体は気泡が
独立していてもよいし、気泡が連続していてもよい。後
者のように気泡が連続していると、吸音性に優れ、しか
も自動車用フロアマットが消臭剤や芳香剤などを含んで
いる場合は、その作用を阻害しないものである。
ものではないが、例えば、ウレタン樹脂、アクリル樹
脂、スチレン−ブタジエン共重合体樹脂、スチレン−ブ
タジエンゴム、ニトリル−ブタジエンゴム、イソプレン
ゴムなどを挙げることができる。
発泡後の密度)は特に限定するものではないが、発泡倍
率が大きければ大きい程、踏み込んだ場合のクッション
性が向上するが、長期間の使用においてヘタリが発生し
やすいため、発泡倍率は1.2〜20倍であるのが好ま
しく、2〜10倍であることがより好ましい。
フロアマットの軽量化に寄与できるように、200〜1
000g/m2であるのが好ましく、300〜500g
/m2であるのがより好ましい。また、発泡体層の厚さ
(発泡体が凹凸を有する場合には凸部の厚さ)は1〜7
mm程度が適当であり、見掛密度(面密度を厚さで除し
た値)は0.03〜1g/cm3であるのが好ましく、
0.04〜0.5g/cm3であるのがより好ましい。
できる。
もよいが、自動車用フロアマットが前述のようなカーペ
ット層と極細不織布層又は嵩高不織布層とを備えている
場合には、カーペット層と極細不織布層又は嵩高不織布
層との間に発泡体層を備えているのが好ましい。このよ
うに配置していることによって、カーペット層と極細不
織布層又は嵩高不織布層との接着性を向上させ、自動車
用フロアマットの使用中における、カーペット層と極細
不織布層又は嵩高不織布層との剥離を回避することがで
きる。また、このような発泡体層が自動車用フロアマッ
トの裏面層を構成していると、自動車用フロアマットの
滑りを防止することができるため好適である。このよう
に発泡体層が自動車用フロアマットの裏面層を構成して
いる場合、発泡体層の露出表面側に凹凸構造を有する
と、更に効果的に自動車用フロアマットの滑りを防止す
ることができる。
ーペットと直接接触する層をいう。
うな多孔質体層を1層以上有する、多孔質体層のみから
実質的になるものであるため、軽量である。前述のよう
な多孔質体層は1層であっても、2層以上あってもよ
い。好ましい組み合わせとしては、表面層から裏面層に
かけて順に、(1)カーペット層−発泡体層−極細不織
布層、(2)カーペット層−発泡体層−嵩高不織布層、
(3)カーペット層−発泡体層−極細不織布層−発泡体
層、(4)カーペット層−発泡体層−嵩高不織布層−発
泡体層、(5)カーペット層−極細不織布層−発泡体
層、(6)カーペット層−極細不織布層などを挙げるこ
とができる。なお、前記の組み合わせに限定されるもの
ではない。
ットを用いて、自動車用の滑り止めフロアマットを製造
することができる。この滑り止めフロアマットは、前記
で説明した本発明の自動車用フロアマットの裏面層を構
成する多孔質体層の露出表面側に、滑り抵抗値が0.6
N以上の滑り止め用樹脂(好ましくは0.8N以上、よ
り好ましくは1.2N以上)が、部分的に配置した部分
的樹脂層を備えている。このような部分的樹脂層を備え
ていることによって、自動車用フロアマットの滑り止め
効果を更に向上させることができる。この滑り止めフロ
アマット全体としての耐水圧は、40mmH2O以上で
あることが好ましい。
特に限定するものではないが、例えば、格子状、ドット
状、ストライプ状、あるいは裏面層の周囲を囲む状態で
あることができる。
て得られる値をいう。 (1)測定対象の樹脂からなる、物理的な滑り止め形状
を持たない表面が平滑な樹脂シート(たて140mm、
よこ100mm)を用意する。 (2)ポリエチレンテレフタレート繊維(繊度:6.6
dtex、繊維長:74mm、繊維横断面形状:円形、
捲縮数:10〜13個/インチ)から乾式カード機によ
り繊維ウエブ(面密度:200g/m2)を形成した
後、クロスレイヤーにより前記繊維ウエブの長さ方向に
対して交差(交差繊維ウエブの長さ方向となす鋭角:2
0°)させて、交差繊維ウエブを形成する。次いで、こ
の交差繊維ウエブの一方向側のみから、針密度250本
/cm2でニードルパンチを実施し、ニードルパンチ不
織布を製造する。 (3)前記ニードルパンチ不織布のニードル挿入側の反
対面である起毛面に、前記樹脂シートを乗せた後、更に
樹脂シートに100gの荷重を加えた状態で、樹脂シー
トを樹脂シートのたて方向に、速度100mm/分で水
平に滑らせた際における、滑り抵抗値の最大点の力を測
定する。 (4)上記操作を5回繰り返して得た最大点の力の平均
値を滑り抵抗値とする。
ソブチレン無水マレイン酸コポリマー、アクリロニトリ
ル−スチレン−アクリルゴム共重合体、アクリロニトリ
ル−エチレン−スチレン共重合体、アクリロニトリル−
スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、エチ
レン−酢酸ビニルコポリマー、エチレン−塩化ビニル−
酢酸ビニルコポリマーなどの熱可塑性樹脂、スチレン−
ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ニ
トリル−ブタジエンゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム、
エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジ
エンゴム、シリコーンゴムなどのゴム、などを挙げるこ
とができる。
例えば、(1)増粘させた樹脂エマルジョンをガルバノ
シリンダー等によってドット加工する方法、(2)ホッ
トメルトアプリケーターによる加工方法、(3)インジ
ェクション型により押し出す方法、あるいは(4)裏面
層を構成する多孔質体上に滑り止め用樹脂を所望箇所に
配置した後に、ホットプレスする方法、などがある。
めフロアマットはフロアカーペット上に載置して使用す
るため、真夏のように気温が高くなる場合であっても、
自動車用フロアマット及び滑り止めフロアマットの形状
を維持できるように、自動車用フロアマット及び滑り止
めフロアマットの外周が樹脂によって被覆されているの
が好ましい。また、このように自動車用フロアマット及
び滑り止めフロアマットの外周が樹脂によって被覆され
ていることによって、自動車用フロアマット及び滑り止
めフロアマットの外周を成形することが可能となり、そ
の結果、フロアーの形状に沿わせることができるため、
より一体感のある自動車用フロアマット及び滑り止めフ
ロアマットとすることができ、また、自動車用フロアマ
ット及び滑り止めフロアマットの意匠性も向上する。
止めフロアマットに形態維持性を付与できるものであれ
ば特に限定されるものではなく、例えば、イソブチレン
無水マレイン酸コポリマー、アクリロニトリル−スチレ
ン−アクリルゴム共重合体、アクリロニトリル−エチレ
ン−スチレン共重合体、アクリロニトリル−スチレン共
重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合体、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸
ビニルコポリマー、エチレン−塩化ビニル−酢酸ビニル
コポリマーなどの熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂、キシレ
ン樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂などの熱硬化性樹脂、
スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレ
ンゴム、ニトリル−ブタジエンゴム、ブチルゴム、ウレ
タンゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロ
ピレン−ジエンゴム、シリコーンゴムなどのゴム、など
を挙げることができる。
ト及び滑り止めフロアマットの外周の被覆方法として、
例えば、加熱プレス成形、予熱後の冷間プレス成形、溶
融樹脂押出によるスタンピング成形、インジェクション
成形などを挙げることができる。
ように、多孔質体層のみから構成されているにもかかわ
らず、防水性試験方法による耐水圧が40mmH2O以
上という、耐水圧の優れるものであるため、雨水、泥水
あるいは飲料水などがフロアカーペットに到達せず、フ
ロアカーペットを汚染する心配のないものである。同様
に、本発明の自動車用の滑り止めフロアマットも耐水圧
が40mmH2O以上であるのが好ましい。本発明の自
動車用フロアマット、及び本発明の自動車用の滑り止め
フロアマットの好ましい耐水圧は80mmH2O以上で
あり、より好ましい耐水圧は200mmH2O以上であ
る。
1092:1998 6.1 耐水度試験(静水圧法)
において、A法(低水圧法)により、水準装置として1
0cm±0.5cm/minの速さで水位上昇できるも
のを用い、3ヶ所以上から水が漏れた際の値をいう。
素系撥水剤、シリコーン系撥水剤などの撥水剤や、ミネ
ラルオイル、脂肪族アルコールなどの疎水性の高いもの
を、カーペットの裏面(通常、一次基布を備えてい
る)、極細不織布層、あるいは発泡体層に付与すること
によって、(2)発泡体として気泡が独立しているもの
を使用することによって、(3)ポリオレフィンパウダ
ーをカーペットの裏面(通常、一次基布を備えてい
る)、極細不織布層、あるいは発泡体層に付与すること
によって、(4)多孔質体層として、繊維表面が実質的
にポリオレフィン系樹脂のみから実質的になる繊維のみ
で構成されている繊維シート(例えば、極細不織布など
の不織布、織物、編物など)を配置することによって、
(5)多孔質体層として、微孔フィルムを配置すること
によって、あるいはこれらを組み合わせることによっ
て、得ることができる。
0.3mL/cm2/sec以上であると、自動車用フ
ロアマット自身が吸音材としての作用を持つと共に、フ
ロアカーペットとの相互作用によって吸音性に優れてい
る。また、自動車用フロアマット中に機能性繊維(例え
ば、消臭繊維、脱臭繊維など)や機能性樹脂(例えば、
消臭剤、脱臭剤、芳香剤など)が存在している場合は、
これらの機能が効率的に作用することができるため好適
である。より好ましい通気性は2mL/cm2/sec
以上であり、更に好ましい通気性は3mL/cm2/s
ec以上である。通気性の上限は特に限定するものでは
ないが、60mL/cm2/sec程度が適当であり、
10mL/cm2/secであるのがより好ましい。
1096:1999 8.27.1A法(フラジール
法)によって得られる値をいう。
成する多孔質体層(例えば、カーペット層、極細不織布
層、発泡体層)の中で、最も通気性の低い多孔質体層に
依存すると考えられるため、前述のような通気性を有す
る多孔質体を適宜選択することによって得ることができ
る。なお、カーペット層単体が2mL/cm2/sec
以上の通気性を持つと、カーペットよりも下層にある多
孔質体(例えば、極細不織布層、発泡体層)の通気性を
有効に利用することが可能となり、吸音材としての作用
に優れている。より好ましいカーペット層単体の通気性
は4mL/cm2/sec以上であり、更に好ましいカ
ーペット層単体の通気性は6mL/cm2/sec以上
であり、更に好ましいカーペット層単体の通気性は7m
L/cm2/sec以上である。また、カーペット層単
体が2mL/cm2/sec以上の通気性を持つと、フ
ロアカーペットとの相互作用によって吸音性に優れてい
る。更に、自動車用フロアマット中に機能性繊維(例え
ば、消臭繊維、脱臭繊維など)や機能性樹脂(例えば、
消臭剤、脱臭剤、芳香剤など)が存在している場合は、
これらの機能が作用することができるため好適である。
/cm2/secであると、自動車用フロアマットの裏
面から入射する音(特に2000Hz以上の高音域)を
反射し、フロアカーペット側より入る車外騒音を自動車
用マットにおいて遮音することができ、車内の静粛性を
高めることができるため好適である。より好ましい通気
性は0.3〜10mL/cm2/secである。また、
裏面層の露出表面が凹凸を有すると、この凹凸がフロア
カーペットに喰い込み、自動車用フロアマットのずれ防
止性を高めることができるため好適である。
はカーペット層などの表面材以外の層も多孔質体からな
るため、従来のようにゴムや熱可塑性エラストマーなど
からなる裏材を使用した場合よりも軽量なものである。
つまり、本発明の自動車用フロアマットのカーペット層
以外の多孔質体層の面密度の合計は、400〜1350
g/m2程度であり、従来のゴムや熱可塑性エラストマ
ーなどからなる裏材の面密度は1700〜2400g/
m2程度であるため、従来よりも軽量である。
は特に限定するものではないが、例えば、多孔質体層を
2層以上有する自動車用フロアマットは、各多孔質体層
を構成する多孔質体を用意した後、(1)多孔質体間
に、多孔質体に悪影響を及ぼさない温度で融着できる多
孔質シート(例えば、不織布、ネットなど)を配置した
後、前記多孔質シートを融着できる温度で融着一体化す
る方法、(2)多孔質体間にホットメルト樹脂を供給
し、圧力を加えて一体化する方法、(3)1つ又は2つ
以上の多孔質体を構成する樹脂を融着させて融着一体化
する方法、などにより製造することができる。
フロアマットの端部が外観的に問題があるか、あるい
は、多孔質体層として繊維シート層を備えているために
繊維が脱落するおそれがある場合には、オーバーロック
加工により自動車用フロアマット及び滑り止めフロアマ
ットの周囲を糸により覆い隠したり、テープ加工により
自動車用フロアマット及び滑り止めフロアマットの周囲
を覆い隠したり、自動車用フロアマット及び滑り止めフ
ロアマットの周囲を熱溶融させたり、前述のような方法
により、樹脂で自動車用フロアマット及び滑り止めフロ
アマットの周囲を覆うのが好ましい。
トの裏面層を構成する多孔質体層の露出表面に滑り止め
用樹脂を配置する場合には、前述のような方法により滑
り止め用樹脂を配置する。なお、この滑り止め用樹脂の
配置は、各多孔質体層を積層した後に実施してもよい
し、積層する前に実施してもよい。
用の滑り止めフロアマットについて、理解しやすいよう
に、各多孔質体層を分離して表す、自動車用フロアマッ
ト及び自動車用の滑り止めフロアマットの模式的断面図
の一例である図6〜図8をもとに説明する。
表面層を構成する多孔質体層として、パイル層21aと
基布層21bとを含むカーペット層21を備えており、
裏面層を構成する多孔質体層として、繊維径が10μm
以下の極細繊維を含み、しかも樹脂が含浸された極細不
織布層23を備えており、このカーペット層21と極細
不織布層23との間に発泡体層22を備えている。な
お、カーペット層21と発泡体層22とは、例えば、泡
立てたラテックスをカーペットに塗布した後に乾燥して
接着することができ、発泡体層22と極細不織布層23
とはホットメルト接着シート25を介して接着すること
ができる。この自動車用フロアマット20はカーペット
層21を備えているため、装飾性に優れるものである。
また、極細不織布層23は緻密な構造を有しているた
め、雨水、泥水あるいは飲料水などがフロアカーペット
に到達しにくいばかりでなく、フロアカーペットとの相
互作用によって、吸音性能の優れるものである。更に、
カーペット層21と極細不織布層23との間に発泡体層
22を備えているため、この発泡体層22によってクッ
ション性が付与されているとともに、発泡体層22によ
って、カーペット裏側の基布層21bの凹凸を緩和し
て、極細不織布層23と密着できるため、カーペット層
21と極細不織布層23とが剥離しにくいものである。
裏面層を構成する多孔質体層として、露出面に凹凸を有
する発泡体層24を更に備えており、この発泡体層24
は極細不織布層23に、例えば泡立てたラテックスを塗
布してから乾燥することにより接着されていること以外
は、図6に示す自動車用フロアマット20と全く同じで
ある。この図7に示す自動車用フロアマット20におい
ては、裏面層が発泡体層24から構成されており、しか
もこの発泡体層24は露出表面に凹凸を有するため、自
動車用フロアマット20の滑りを防止することができ
る、という効果を奏する。
ト10は、図6に示す自動車用フロアマット20の裏面
層を構成する極細不織布層23の露出表面に、滑り止め
用樹脂26を部分的に配置したものである。この図8に
示す自動車用の滑り止めフロアマット10においては、
滑り止め用樹脂26が部分的に配置されているため、フ
ロアマット10の滑りを防止することができる、という
効果を奏する。
のフロアカーペット上に載置して使用するものである
が、自動車のフロアカーペットが吸音性に優れるもので
あると、本発明の自動車用フロアマットとの相乗効果に
よって、吸音性に優れるものである。例えば、WO98
/18657号に開示されているような、部分的に空気
層を形成できるように表面が凹凸を有するポーラスなク
ッション層と、軽量かつ硬質であり更に微小ポーラスを
有する硬質層(500〜2500Nsm-3の空気流に対
する総抵抗を有し、300〜2000g/m2の面密度
を有し、0.005〜10.5Nmという硬さを有す
る)とカーペット層とを有し、クッション層の凹凸が車
体と当接するように配置されたフロアカーペット上に、
本発明の自動車用フロアマットを載置すると、軽量かつ
吸音性能の優れる自動車とすることができる。
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではな
い。
らなるパイル層、及び前記パイル層を支持する面密度が
100g/m2のポリエステル繊維製スパンボンド不織
布(一次基布)とからなり、一次基布の裏面にスチレン
−ブタジエン共重合体を主成分とするラテックスを塗布
(乾燥重量:270g/m2)した、タフテッドカーペ
ットを用意した。
に、機械発泡により泡立てたスチレン−ブタジエン共重
合体のラテックスを、ラテックスにより形成される発泡
体の面密度(乾燥時)が500g/m2となるように塗
布した後に乾燥し、タフテッドカーペットとスチレン−
ブタジエン共重合発泡体(連続気泡、発泡倍率:7倍、
厚さ:5mm、見掛密度:0.1g/cm3)とを一体
化した。
横断面形状を有し、6ナイロンとポリエチレンテレフタ
レートとから構成される、16分割可能な分割長繊維か
らなるスパンボンド不織布に対して水流を作用させるこ
とにより、6ナイロンからなる極細長繊維(繊維径:3
μm、繊維横断面形状:略三角形)と、ポリエチレンテ
レフタレートからなる極細長繊維(繊維径:3μm、繊
維横断面形状:略三角形)とからなる、面密度が100
g/m2の水流絡合極細長繊維不織布(極細繊維の占有
率:100%、厚さ:0.4mm、見掛密度:0.25
g/cm3)を用意した。
フッ素系撥水剤を含浸(乾燥質量:5g/m2)した。
〔融点:126℃(DSC法)、面密度:25g/
m2〕を用意した。
テッドカーペット、スチレン−ブタジエン共重合発泡
体、ポリアミド系ホットメルトウエブ、撥水剤含浸水流
絡合極細長繊維不織布の順になるように積層した後、温
度140℃で加熱すると同時に線圧0.6N/cmで加
圧することにより、ポリアミド系ホットメルトウエブの
融着によって一体化し、本発明の自動車用フロアマット
(図6参照)を製造した。
形状を有し、ポリプロピレンと高密度ポリエチレンとか
ら構成される、16分割可能な分割短繊維(繊維長:1
0mm)からなる湿式繊維ウエブに対して水流を作用さ
せることにより、ポリプロピレンからなる極細短繊維
(繊維径:3μm、繊維横断面形状:略三角形)と、高
密度ポリエチレンからなる極細短繊維(繊維径:3μ
m、繊維横断面形状:略三角形)とからなる、面密度が
75g/m2の水流絡合極細湿式不織布(極細繊維の占
有率:80%、厚さ:0.2mm、見掛密度:0.38
g/cm3)を、撥水剤含浸水流絡合極細長繊維不織布
の替わりに使用したこと以外は、実施例1と全く同様に
して、本発明の自動車用フロアマット(図6参照)を製
造した。
重合発泡体と一体化したタフテッドカーペット、ポリア
ミド系ホットメルトウエブ、及び撥水剤含浸水流絡合極
細長繊維不織布を用意した。
織布の片面に、機械発泡により泡立てたスチレン−ブタ
ジエン共重合体のラテックスを、ラテックスにより形成
される発泡体の面密度(乾燥時)が300g/m2とな
るように塗布し、乾燥して、撥水剤含浸水流絡合極細長
繊維不織布とスチレン−ブタジエン共重合発泡体(連続
気泡、発泡倍率:7倍、凸部の厚さ:2.5mm、見掛
密度:0.12g/cm3)とを一体化した。なお、乾
燥が完了する前に、スチレン−ブタジエン共重合発泡体
に対して型押しして、ワッフル状(格子状)の凹凸を設
けた。
テッドカーペット、スチレン−ブタジエン共重合発泡
体、ポリアミド系ホットメルトウエブ、撥水剤含浸水流
絡合極細長繊維不織布、スチレン−ブタジエン共重合発
泡体の順になるように積層した後、温度140℃で加熱
すると同時に線圧0.6N/cmで加圧することによ
り、ポリアミド系ホットメルトウエブの融着によって一
体化し、本発明の自動車用フロアマット(図7参照)を
製造した。
重合発泡体と一体化したタフテッドカーペット、ポリア
ミド系ホットメルトウエブ、及び撥水剤含浸水流絡合極
細長繊維不織布を用意した。
織布の片面に、アクリロニトリル−エチレン−スチレン
共重合体(滑り抵抗値:1.2N)を含むペーストをガ
ルバノシリンダー(開口の形:円形、開口の直径:1.
2mm、開口率:30%)により千鳥状にドット塗布
し、乾燥(乾燥重量:25g/m2)した。
テッドカーペット、スチレン−ブタジエン共重合発泡
体、ポリアミド系ホットメルトウエブ、撥水剤含浸水流
絡合極細長繊維不織布(アクリロニトリル−エチレン−
スチレン共重合体のドットが裏面側)の順になるように
積層した後、温度140℃で加熱すると同時に線圧0.
6N/cmで加圧することにより、ポリアミド系ホット
メルトウエブの融着によって一体化し、本発明の自動車
用の滑り止めフロアマット(図8参照)を製造した。
て、面密度が600g/m2のナイロン繊維からなるパ
イル層、及び前記パイル層を支持する面密度が120g
/m2のポリプロピレン繊維製織物(一次基布)とから
なり、一次基布の裏面にスチレン−ブタジエン共重合体
を主成分とするラテックスを塗布(乾燥重量:270g
/m2)したタフテッドカーペットを用いたこと以外
は、実施例3と同様にして、本発明の自動車用フロアマ
ット(図7参照)を製造した。
ン繊維からなるパイル層、及び前記パイル層を支持する
面密度が250g/m2のポリエステル繊維製スパンポ
ンド不織布(一次基布)とからなり、一次基布の裏面に
スチレン−ブタジエン共重合体を主成分とし、フッ素系
撥水剤を含むラテックスを塗布(乾燥重量:250g/
m2)した、タフテッドカーペットを用意した。また、
ポリエチレンテレフタレートからなるポリエステル繊維
(6.6dtex)100%からなる繊維ウエブをニー
ドルパンチ法により絡合させた嵩高不織布(面密度:7
0g/m2、厚さ:2mm、見掛密度:0.035g/
cm3)を用意した。
に、機械発泡により泡立てたスチレン−ブタジエン共重
合体のラテックスを、ラテックスにより形成される発泡
体の面密度(乾燥時)が1000g/m2となるように
塗布し、前記嵩高不織布を積層した後に乾燥し、タフテ
ッドカーペット、発泡体層(連続気泡、発泡倍率:2.
5倍、厚さ:4mm、見掛密度:0.25g/c
m3)、及び嵩高不織布とを一体化した三層構造体を得
た。
に、機械発泡により泡立てたスチレン−ブタジエン共重
合体のラテックスを、面密度(乾燥時)が500g/m
2となるように塗布し、乾燥して、前記三層構造体とス
チレン−ブタジエン共重合発泡体(連続気泡、発泡倍
率:3倍、凸部の厚さ:1mm、見掛密度:0.5g/
cm3)とを一体化して、本発明の自動車用フロアマッ
トを製造した。なお、乾燥が完了する前に、スチレン−
ブタジエン共重合発泡体に対して型押しして、ワッフル
状(格子状)の凹凸を設けた。
と、スチレン−ブタジエンゴムシート(面密度:1.4
0kg/m2)を用意した。
レン−ブタジエンゴムシートとを積層(一次基布がスチ
レン−ブタジエンゴムシートと当接)した後、ニブ形成
用の溝を有するプレス板を用いて、タフテッドカーペッ
トとスチレン−ブタジエンゴムシートとの一体化、ニブ
の形成、及びゴムの加硫を実施して、比較用の自動車用
フロアマット(図9参照)を製造した。
用意した。
基布面に、溶融押し出ししたスチレン−ブタジエン共重
合体エラストマーを積層した後、直ちにニブ形成用の溝
を有するロールを用いて、タフテッドカーペットとスチ
レン−ブタジエン共重合体エラストマーとの一体化、及
びニブの形成を実施して、比較用の自動車用フロアマッ
ト(図9参照)を製造した。
重合発泡体(発泡体A)と一体化したタフテッドカーペ
ットを用意した。
発泡体(発泡体A)面に、機械発泡により泡立てたスチ
レン−ブタジエン共重合体のラテックスを、ラテックス
により形成される発泡体の面密度(乾燥時)が300g
/m2となるように塗布し、乾燥して、スチレン−ブタ
ジエン共重合発泡体(発泡体A)とスチレン−ブタジエ
ン共重合発泡体(発泡体B、連続気泡、発泡倍率:7
倍、厚さ:2.5mm、見掛密度:0.12g/c
m3)とを一体化した。なお、乾燥が完了する前に、ス
チレン−ブタジエン共重合発泡体(発泡体B)に対して
型押しして、ワッフル状(格子状)の凹凸を設け、比較
用の自動車用フロアマット(図10参照)を製造した。
エステル繊維(6.6dtex)100%からなる繊維
ウエブをニードルパンチ法により絡合させた嵩高不織布
(面密度:400g/m2、厚さ:5mm、見掛密度:
0.08g/cm3)を用意した。次いで、この嵩高不
織布にフッ素系撥水剤を含浸(乾燥質量:5g/m2)
した。また、実施例1と同様のタフテッドカーペット及
びポリアミド系ホットメルトウエブを用意した。次い
で、表面層から裏面層にかけて、タフテッドカーペッ
ト、ポリアミド系ホットメルトウエブ、撥水剤含浸嵩高
不織布の順に積層した後、温度140℃で加熱すると同
時に線圧0.6N/cmで加圧することにより、ポリア
ミド系ホットメルトウエブの融着によって一体化し、比
較用の自動車用フロアマットを製造した。
の耐水圧を、前述の方法により測定した。この結果は表
1に示す通りであった。
価 実施例1〜6及び比較例1〜4の各自動車用フロアマッ
トを50cm角に裁断して、各試験片を作製した。次い
で、各試験片をフロアカーペット上に置いた後、試験片
の中央部分に、インクで着色した水を200mL滴下
し、48時間後に、フロアカーペットの汚染状況を観察
した。この結果は表1に示す通りであった。なお、フロ
アカーペットに着色水が到達し、フロアカーペットが汚
染されていた場合を×、フロアカーペットに着色水が到
達しておらず、フロアカーペットが汚染されていない場
合を○、として評価した。
「(2)フロアカーペットの汚れ防止性の評価」の結果
から、耐水圧が40mmH2O以上であれば、雨水、泥
水あるいは飲料水等によってフロアカーペットを汚さな
い自動車用フロアマットであることがわかった。
全体の通気性、及びカーペット層単体の通気性を前述の
方法により測定した。この結果を表1に示す。また、実
施例3、実施例5、及び実施例6並びに比較例3の自動
車用フロアマットに用いた裏面の発泡体層単体の通気度
を前述の方法により測定した。この結果を表2に示す。
0534−2 “Acoustics−Determi
nation of sound absorptio
n coefficient and impedan
ce in impeduance tubes−,P
art2:Transfur−Function me
thod”に準じて測定した。この結果を図11に示
す。この図11の実施例3と実施例5との比較から、カ
ーペット層単独での通気性が高い方が吸音性能に優れて
いることがわかった。また、実施例3と比較例2との比
較から、自動車用フロアマット全体の通気性が高い方が
吸音性能に優れていることもわかった。更に、実施例3
と実施例6との比較から、カーペット層の面密度が大き
いことによって、吸音性能(特に高音域)に優れている
こともわかった。
(実施例1〜6)は、従来の自動車用フロアマット(比
較例1〜4)と比較して通気性の高いものであったた
め、消臭剤や芳香剤などの機能性物質を含んでいる場合
には、効果的にその作用を発揮することができ、フロア
カーペットが吸音性を有する場合には、フロアカーペッ
トの吸音特性を利用でき、吸音性能の優れる自動車用フ
ロアマットであることが予測された。
以上の多孔質体層のみから実質的になり、該自動車用フ
ロアマット全体としての耐水圧が40mmH2O以上で
ある。前記のように、本発明の自動車用フロアマット
は、多孔質体層のみから実質的になるため軽量であり、
しかも耐水圧が40mmH2O以上であるため、実際の
使用において、雨水、泥水あるいは飲料水などが自動車
用フロアマットを透過して、フロアカーペットを汚染す
る心配のないものである。
ての通気性が0.3mL/cm2/sec以上である
と、自動車用フロアマット自身が吸音材としての作用を
持つと共に、フロアカーペットが吸音性を有する場合に
は、相互作用により更に吸音性に優れている。また、本
発明の自動車用フロアマットには、消臭剤、芳香剤、あ
るいは抗菌防黴剤などを含ませることができ、特に、通
気性が0.3mL/cm 2/sec以上の本発明の自動
車用フロアマットに消臭剤、芳香剤、あるいは抗菌防黴
剤などを含ませると、効果的に作用させることができ
る。
構成する多孔体質層がカーペット層からなると、装飾性
の優れるものである。表面層を構成するカーペット層単
独の通気性が2mL/cm2/sec以上であると、カ
ーペットよりも下層にある多孔質体の通気性を有効に利
用することが可能となり、吸音材としての作用に優れて
いる。また、フロアカーペットが吸音性を有する場合に
は、相互作用により更に吸音性に優れている。また、自
動車用フロアマットが消臭剤、芳香剤、あるいは抗菌防
黴剤などを含んでいる場合は、効果的に作用することが
できる。
及び/又は裏面層の多孔質体層として、繊維径が10μ
m以下の極細繊維を含む極細不織布層を含んでいると、
雨水、泥水あるいは飲料水などがフロアカーペットによ
り到達しにくいものである。また、フロアカーペットと
の相互作用によって吸音性を向上させることもできる。
更に、この極細不織布層が更に樹脂を含んでいると、よ
り緻密な構造であることができるため、雨水、泥水ある
いは飲料水などがフロアカーペットに更に到達しにく
く、しかも吸音性の高いものである。
及び/又は裏面層の多孔質体層として、発泡体層を含ん
でいると、クッション性などの各種機能を付加すること
ができる。特に、この発泡体層が自動車用フロアマット
の裏面層を構成していると、自動車用フロアマットの滑
りを防止することができる。本発明の自動車用フロアマ
ットにおいて、裏面層の通気性が0.3〜20mL/c
m2/secであると、自動車用フロアマットの裏面か
ら入射する音(特に2000Hz以上の高音域)を反射
して、車内の静粛性を高めることができる。また、本発
明の自動車用フロアマットにおいて、発泡体層が凹凸露
出表面を有すると、この凹凸がフロアカーペットに喰い
込み、自動車用フロアマットのずれ防止性を高めること
ができる。
ロアマットは、前記の本発明による自動車用フロアマッ
トの裏面層の露出表面に、滑り抵抗値が0.6N以上の
滑り止め用樹脂を、部分的に配置している。前記のよう
に、自動車用フロアマットの裏面層を構成する多孔質体
層の露出表面に、滑り抵抗値が0.6N以上の滑り止め
用樹脂が部分的に配置していると、自動車用フロアマッ
トの軽量化を妨げることなく、自動車用フロアマットの
滑り止め機能を強化することができる。なお、このよう
な滑り止め用樹脂が配置していても、自動車用フロアマ
ットの見掛け上の通気性は確保できるため、フロアカー
ペットとの相互作用によって吸音性に優れていたり、自
動車用フロアマットが消臭剤や芳香剤などを含んでいる
場合は、効率的に作用することができる。自動車用の滑
り止めフロアマット全体としての耐水圧が40mmH2
O以上であると、フロアカーペットを汚染する心配のな
いものである。
まれることのある極細不織布層の調製に使用することが
できる分割繊維の模式的な断面図である。
まれることのある極細不織布層の調製に使用することが
できる別の分割繊維の模式的な断面図である。
まれることのある極細不織布層の調製に使用することが
できる更に別の分割繊維の模式的な断面図である。
まれることのある極細不織布層の調製に使用することが
できる更に別の分割繊維の模式的な断面図である。
まれることのある極細不織布層の調製に使用することが
できる更に別の分割繊維の模式的な断面図である。
に、実施例1及び2の自動車用フロアマット)の各多孔
質体層を分離して表す、模式的断面図である。
(特に、実施例3の自動車用フロアマット)の各多孔質
体層を分離して表す、模式的断面図である。
態様(特に、実施例4の自動車用の滑り止めフロアマッ
ト)の各多孔質体層を分離して表す、模式的断面図であ
る。
比較例1及び2の自動車用フロアマット)の各多孔質体
層を分離して表す、模式的断面図である。
に、比較例3の自動車用フロアマット)の各多孔質体層
を分離して表す、模式的断面図である。
動車用フロアマットの吸音率と周波数との関係を示すグ
ラフである。
分;20,30・・・自動車用フロアマット;21・・
・カーペット層;22・・・発泡体層;23・・・極細
不織布層;24・・・発泡体層;25・・・ホットメル
ト接着シート;26・・・滑り止め用樹脂;31・・・
表面材(カーペット層);32・・・発泡体層;34・
・・発泡体層;35・・・裏材。
Claims (11)
- 【請求項1】 多孔質体層を1層以上有する、多孔質体
層のみから実質的になる自動車用フロアマットであっ
て、該自動車用フロアマット全体としての耐水圧が40
mmH2O以上であることを特徴とする自動車用フロア
マット。 - 【請求項2】 自動車用フロアマット全体としての通気
性が0.3mL/cm2/sec以上であることを特徴
とする請求項1記載の自動車用フロアマット。 - 【請求項3】 自動車用フロアマットの表面層を構成す
る多孔質体がカーペットからなることを特徴とする請求
項1又は請求項2に記載の自動車用フロアマット。 - 【請求項4】 表面層を構成するカーペット層単独の通
気性が2mL/cm 2/sec以上であることを特徴と
する請求項3に記載の自動車用フロアマット。 - 【請求項5】 中間層及び/又は裏面層の多孔質体層と
して、繊維径が10μm以下の極細繊維を含む極細不織
布層を含んでいることを特徴とする、請求項1〜4のい
ずれかに記載の自動車用フロアマット。 - 【請求項6】 極細不織布層が更に樹脂を含んでいるこ
とを特徴とする、請求項5に記載の自動車用フロアマッ
ト。 - 【請求項7】 中間層及び/又は裏面層の多孔質体層と
して、発泡体層を含んでいることを特徴とする請求項1
〜6のいずれかに記載の自動車用フロアマット。 - 【請求項8】 裏面層の通気性が0.3〜20mL/c
m2/secであることを特徴とする請求項1〜7のい
ずれかに記載の自動車用フロアマット。 - 【請求項9】 裏面層としての発泡体層が凹凸露出表面
を有することを特徴とする、請求項7又は請求項8に記
載の自動車用フロアマット。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の自動
車用フロアマットの裏面層の露出表面に、滑り抵抗値が
0.6N以上の滑り止め用樹脂を、部分的に配置してい
ることを特徴とする、自動車用の滑り止めフロアマッ
ト。 - 【請求項11】 自動車用の滑り止めフロアマット全体
としての耐水圧が40mmH2O以上であることを特徴
とする、請求項10に記載の自動車用の滑り止めフロア
マット。
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