JP3103024B2 - 竪型遠心鋳造機用金型上部支持装置 - Google Patents

竪型遠心鋳造機用金型上部支持装置

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JP3103024B2
JP3103024B2 JP07245638A JP24563895A JP3103024B2 JP 3103024 B2 JP3103024 B2 JP 3103024B2 JP 07245638 A JP07245638 A JP 07245638A JP 24563895 A JP24563895 A JP 24563895A JP 3103024 B2 JP3103024 B2 JP 3103024B2
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隆 橋本
和昭 正井
守之 宮垣
整 藤原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竪型金型を安定し
て高速回転させるための竪型遠心鋳造機用金型上部支持
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、竪型遠心鋳造機の一例として図4
及び図5に示すものがある。これは、旋回台1上に竪型
金型2が載置され、該金型2の上部に対向して金型上部
支持装置3が設けられ、該金型上部支持装置3は、金型
2の上部に遊嵌合される固定枠4と、該固定枠4内に周
方向所定間隔をおいて配設された複数の金型支持ローラ
5とを有しており、手動ハンドルを操作して各金型支持
ローラ5を金型2の上部外周面に当接させ、旋回台1を
高速回転させる状態で、トラフ6を介して金型2内に溶
湯を注入し、遠心力で溶湯を金型2の内周面に押し付け
て筒状鋳造物を製造するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
各金型支持ローラが互いに独立しており、手動ハンドル
を操作して金型サイズ変更に伴う調整作業をそれぞれ別
個にする必要があり、その調整に手間と時間がかかる。
また、鋳造中の金型2の熱変形による拡縮径に対して同
調機能がないため、各金型支持ローラ5が均等に動か
ず、金型2の回転中心がずれて、該金型2を円滑に回転
させることが困難となりやすい。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み、全金型支持
ローラを同調動作させ容易に位置調整することができる
と共に、金型の熱変形による拡縮径に対して同調機能を
有する竪型遠心鋳造機用金型上部支持装置を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、竪型金型を所定の回転数で
回転駆動する状態で、金型内に溶湯を注入し、金型の回
転により発生する遠心力で溶湯を金型の内周面に押し付
けて筒状鋳造物を製造するようにした竪型遠心鋳造機に
おいて、前記金型の上部に固定リングと該固定リングに
回転可能に支持された可動リングとが遊嵌合され、前記
固定リングに周方向所定間隔をおいて揺動可能に枢支さ
れた複数の揺動杆の基端部が前記可動リングに連結さ
れ、該可動リングを駆動装置により所定角度往復駆動さ
せることにより、前記各揺動杆を揺動させて該各揺動杆
の先端部に回転可能に設けた金型支持ローラを金型の外
周面に当接離間させるようにしたことを特徴としてい
る。
【0006】上記構成において、鋳造作業を行なう場合
には、まず、駆動装置により可動リングを正転させる。
これにより、各揺動杆が内側に回動され、該各揺動杆の
先端部に設けた金型支持ローラを金型の上部外周面に当
接させ、該金型の上部を安定的に支持することができ
る。次に、金型を高速回転させた状態で、金型内に溶湯
を注入し、遠心力で溶湯を金型の内周面に押し付けて筒
状鋳造物を製造することができる。
【0007】また、駆動装置により可動リングを逆転さ
せるだけで、各金型支持ローラを金型から離間させるこ
とができる。この場合、駆動装置により可動リングを正
逆回転させるだけで、複数の金型支持ローラの位置を同
時に調整することができ、その調整に手間と時間とがか
からず、しかも、各金型支持ローラを金型の上部外周面
に均等に当接させることができる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記各揺動杆と可動リングとの間に、各揺
動杆の変位に同調して伸縮される変位吸収部材が介在さ
れていることを特徴としている。
【0009】上記構成によれば、鋳造中の金型が熱変形
してその径が拡大されると、各金型支持ローラは径外方
向に移動して可動リングが逆転し、全ローラが同調して
均一に位置が調整されるから、金型の上部外周面に各金
型支持ローラを適正圧で常時当接させて、その金型を円
滑に高速回転させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は金型2の上部に対
向して本発明の実施の一形態である竪型遠心鋳造機用金
型上部支持装置3を設けた状態を示すものであって、金
型2の上部に遊嵌合する固定リング8と該固定リング8
に回転可能に支持された可動リング9とを有し、その両
リング8,9内に複数(この形態では6本)の揺動杆1
0が周方向所定間隔をおいて配設されている。
【0011】前記固定リング8は、横断面略コ字状であ
って、機枠11に固定されている。また、前記可動リン
グ9は、同じく横断面略コ字状であって、ガイドローラ
12a及びクロスガイドローラ12bを介して固定リン
グ8内に同心状に回転可能に収納されている。
【0012】前記各揺動杆10は、略L字状であって、
金型2の接線方向に沿って延びる先端杆部10aと、金
型2の径方向に延びる基端杆部10bとからなり、その
両杆部10a,10bの対向端部が互いに一体連結され
ると共に、枢支軸13を介して固定リング8に揺動可能
に枢支されている。
【0013】前記各揺動杆10の基端部と可動リング9
とが、金型2の接線方向に沿って先端杆部10aとは逆
方向に延びる油圧シリンダーからなる変位吸収部材15
により連結ピン16,17を介して連結されている。な
お、変位吸収部材15として、ばねなどを用いることが
できる。
【0014】前記各揺動杆10の先端部に、金型2の上
部外周面に当接離間可能な金型支持ローラ18が支軸1
9を介して回転可能に設けられている。前記可動リング
9の外周面に所定間隔をおいて突設されて固定リング8
の開口部20から外部に突出する一対の突起部21と機
枠11との間に油圧シリンダーからなる駆動装置22が
設けられている。なお、駆動装置22として、ラック・
ピニオンなどの各種の駆動装置を用いることができる。
【0015】図3は変位吸収部材15及び駆動装置22
を制御する油圧回路を示すものであって、油圧ポンプ2
4と各変位吸収部材15の伸長側室15aとをつなぐ電
磁切換弁25および停電対策用の電磁切換弁26付き伸
長側油路27がリリーフ弁28付き分岐油路27aを介
してサージタンク29に接続され、油圧ポンプ24と各
変位吸収部材15の縮小側室15bとをつなぐ減圧弁3
0及び電磁切換弁31付き縮小側油路32が電磁切換弁
33を介してサージタンク29に接続されている。前記
駆動装置22と油圧ポンプ24をつなぐ油路の途中に
は、電磁切換弁35および停電対策用の電磁切換弁36
が介装されており、駆動装置22は電磁切換弁35によ
り伸縮制御されるようになっている。
【0016】上記構成において、鋳造作業を行なう場合
には、まず、図1実線に示すように、駆動装置22によ
り可動リング9を正転aさせる。これにより、各揺動杆
10が枢支軸13を中心に内側に回動され、該各揺動杆
10のの先端部に設けた金型支持ローラ18を金型2の
上部外周面に当接させ、該金型2の上部を安定的に支持
することができる。次に、金型2を高速回転させる状態
で、金型2内に溶湯を注入し、遠心力で溶湯を金型2の
内周面に押し付けて筒状鋳造物を製造する。
【0017】その鋳造中に、金型2が熱変形してその径
が拡大されることにより、各金型支持ローラ18を介し
て揺動杆10が変位されると、揺動杆10は枢支軸13
を中心に回転し、可動リング9がb方向に回転し、全金
型支持ローラ18が同調して位置調整されるから、金型
2の上部外周面に各金型支持ローラ18を適正圧で常時
当接させて、その金型2を円滑に高速回転させることが
できる。
【0018】鋳造終了後、駆動装置22により可動リン
グ9を逆転bさせるだけで、各金型支持ローラ18を金
型2から離間させることができる。更に、図1仮想線に
示すように、小径の金型2に対しても各金型支持ローラ
18を適正圧で当接離間させることができる。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、駆動装置
により可動リングを正逆回転させるだけで、複数の金型
支持ローラの位置を同時に調整することができ、金型サ
イズをを変更する際の調整に手間と時間とがかからず、
しかも、各金型支持ローラを金型の上部外周面に均等に
当接させることができる。
【0020】請求項2記載の発明によれば、鋳造中の金
型が熱変形してその径が拡大されると、金型の径変化に
同調して各金型支持ローラの位置が調整されるから、金
型の上部外周面に各金型支持ローラを適正圧で常時当接
させて、その金型を円滑に高速回転させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である竪型遠心鋳造機用
金型上部支持装置を金型の上部に対向配置した状態を示
す水平断面図である。
【図2】同半断面側面図である。
【図3】同油圧回路図である。
【図4】従来例を示す側面図である。
【図5】同一部切り欠き平面図である。
【符号の説明】
2 金型 8 固定リング 9 可動リング 10 揺動杆 15 変位吸収部材 18 金型支持ローラ 22 駆動装置
フロントページの続き (72)発明者 藤原 整 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47 号 株式会社クボタ内 (72)発明者 高橋 欽也 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47 号 株式会社クボタ内 (56)参考文献 特開 昭64−40156(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 13/00 B22D 13/02 B22D 13/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竪型金型を所定の回転数で回転駆動する
    状態で、金型内に溶湯を注入し、金型の回転により発生
    する遠心力で溶湯を金型の内周面に押し付けて筒状鋳造
    物を製造するようにした竪型遠心鋳造機において、前記
    金型の上部に固定リングと該固定リングに回転可能に支
    持された可動リングとが遊嵌合され、前記固定リングに
    周方向所定間隔をおいて揺動可能に枢支された複数の揺
    動杆の基端部が前記可動リングに連結され、該可動リン
    グを駆動装置により所定角度往復駆動させることによ
    り、前記各揺動杆を揺動させて該各揺動杆の先端部に回
    転可能に設けた金型支持ローラを金型の外周面に当接離
    間させるようにしたことを特徴とする竪型遠心鋳造機用
    金型上部支持装置。
  2. 【請求項2】 前記各揺動杆と可動リングとの間に、各
    揺動杆の変位に同調して伸縮される変位吸収部材が介在
    されていることを特徴とする請求項1記載の竪型遠心鋳
    造機用金型上部支持装置。
JP07245638A 1995-09-25 1995-09-25 竪型遠心鋳造機用金型上部支持装置 Expired - Fee Related JP3103024B2 (ja)

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