JP3589322B2 - 金属管の曲げ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は鋼管等の直管を連続的に曲げ加工する装置に関し、特に曲げ精度の高い曲げ加工を可能とする曲げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図7に平面図を、図8にその断面図を示すように、曲げ加工すべき金属管1を環状の高周波加熱コイル等の加熱装置2によって局部的に環状に加熱して加熱部3を形成し、金属管1を加熱装置2に対して軸方向に相対的に移動させることによって、この加熱部3を金属管1の軸方向に移動させながら、該加熱部3に曲げモーメント付与手段4によって曲げモーメントを加えて変形させ、その直後を、加熱装置2から噴射する冷却媒体5によって冷却、固化することによって前記金属管1を連続的に曲げ加工する装置が知られている。ここで使用されている曲げモーメント付与手段4は、加熱装置2による加熱部5とほぼ同一面上に位置する鉛直な旋回中心Oを中心として旋回可能な曲げアーム7と、その曲げアーム7に保持され、金属管1の先端を把持するクランプ装置8を有しており、曲げアーム7の旋回によって金属管1に曲げモーメントを付与している。
【0003】
ところで、この種の曲げモーメント付与手段7を用いた場合、金属管1の曲げ半径は、曲げアーム7の旋回中心Oからクランプ装置8の中心までの距離Rによって決まる。従って、曲げ半径の異なる曲げ加工を行う場合、曲げアーム7の旋回中心とクランプ装置8の中心との距離を変更し、且つその変更に合わせて曲げアーム7の旋回中心Oと加熱装置2の中心との距離を変更する必要がある。このような条件変更を可能とするため、従来の曲げモーメント付与手段4は、水平に配置した曲げアーム7の上面に第一移動台10を、旋回中心Oからの距離を可変とするよう移動可能に保持させ、その第一移動台10の上面にクランプ装置8を保持させており、また、その曲げアーム7の一端に設けた旋回部11を第二移動台12上に回転可能に保持させ、且つその第二移動台12を、加熱装置2による加熱部5と同一面上に延びる支持レール13に移動可能に保持させた積木構造を採用していた。また、これらの第一移動台10、第二移動台12を所望位置に移動させるため、ねじ軸14、15とそれを回転駆動するモータ(図示せず)を備えた移動機構を設けていた。
【0004】
更に、従来より、曲げ加工を施した金属管の曲げ外周側の減肉を防止するため、チェーンとシリンダを利用して曲げアーム7に、曲げ進行による旋回方向とは逆方向のトルクを与え、金属管に圧縮力を付与した状態で曲げ加工を行うように構成したものも知られていた。
【0005】
また、クランプ装置8は、図8から良く分かるように、金属管1の曲げ内周側の半円周に接触する支持面を備えた固定クランプ8aと、その固定クランプ8aの上部に位置する回転支点8bを中心として旋回可能に保持され、金属管1の曲げ外周側の半円周に接触する支持面を備えた可動クランプ8cと、その可動クランプ8cを開閉させるシリンダ機構8dと、可動クランプ8cを固定クランプ8a方向に押し付けるシリンダ機構8e等を備えており、固定クランプ8a及び可動クランプ8cによって金属管1の曲げ内周側及び曲げ外周側の面を挟持することで金属管1を把持していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かかる従来装置では、クランプ装置8の保持に積木構造を用いているが、その構造において、機械の摺動面すきまや、旋回部のベアリングすきま等のすきま累積が機械ガタとなり、しかも、クランプ装置8で保持した金属管1と支持レール13との間に高さ方向の大きい距離があるため、転倒モーメントが発生し、前記機械のガタと併せて曲げアームに倒れが生じ、曲げ製品にねじれが発生したり、寸法誤差が生じることがあるという問題があった。
【0007】
また、曲げ加工時に曲げ外周側の減肉を防止するため、曲げアームにチェーンとシリンダを利用してトルクを付与する機構を備えた場合、チェーンに引張り荷重を与えるとチェーンに伸びが生じ、曲げアームの旋回位置制御を行う上で、チェーンの伸び補正をする必要があり、制御が複雑となるという問題もあった。
【0008】
更に、従来のクランプ機構は、図8から良く分かるように、金属管の曲げ内周側と外周側とを挟み付けて把持しているため、金属管は、曲げ加工した際の管断面における中立面N−N′に直角方向に押圧され、N−N′方向に偏平となりやすく、このため曲げ加工時に発生しやすいパイプ偏平を助長させるという問題もあった。
【0009】
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みて為されたもので、曲げ加工時に曲げアームに対して転倒モーメントが発生することがなく、このため、曲げ製品にねじれが発生したり、寸法誤差が生じたりすることの少ない金属管の曲げ装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、チェーンを用いることなく曲げアームに対するトルク付与を行うことを可能とし、従来のようなチェーンの伸び補正を行うことなく、簡単な制御によって曲げ外周側の減肉を防止するため圧縮曲げを正確に行うことの可能な金属管の曲げ装置を提供することも目的とする。
更に、本発明は、管の偏平化を抑制しながら曲げ加工を行うことの可能な金属管の曲げ装置を提供することも目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1の発明は上記従来の問題を解決するため、金属管の先端を把持するクランプ装置の上下に、鉛直な軸線を中心として旋回可能な一対の曲げアームを配置し、そのクランプ装置の上下端をそれぞれ一対の曲げアームに保持させる構成とし、更に、前記一対の曲げアームのそれぞれには、旋回中心に歯車を取り付けると共に、その歯車に噛み合うラックを設け、且つ一対の曲げアームにそれぞれ組み合わされた一対のラックには、前記一対の曲げアームが同期して旋回するように、その一対のラックを同期して移動させる駆動装置を連結するという構成としたものである。ここで、前記ラックを移動させる駆動装置としては、油圧シリンダとその油圧シリンダの位置制御を行うためのサーボバルブとの組み合わせ、或いはボールネジとそのボールネジを回転駆動するサーボモータとの組み合わせ等を挙げることができる。
【0011】
上記したように本発明はクランプ装置をはさんで上下に曲げアームを配置し、それでクランプ装置を保持したことにより、曲げ加工時、金属管に発生させる曲げモーメントを上下の曲げアームで受け止めることができ、このため、曲げアームに転倒モーメントが働かず、曲げアームが傾くことがなく、曲げ製品にねじれが発生したり、寸法誤差が生じたりすることを防止できる。なお、クランプ装置を保持した曲げアームやそれを保持した部材等の摺動面にすきまがあって、そのすきまによる機械のガタがあっても、曲げ加工時の初期段階すなわち加熱前に金属管に僅かに曲げ方向に予荷重を加えることにより、前記すきまによる機械のガタを吸収した状態とすることができ、且つその状態では一対の曲げアームは水平状態を保ち、傾くことはほとんどないので、高精度の曲げ加工が可能である。
【0012】
更に、各曲げアームの旋回中心に歯車を取付け、各歯車を同期駆動されるラックで回転駆動する構成としたことにより、一対の曲げアームを同期して旋回させることができ、一対の曲げアームに保持したクランプ装置が傾くことがなく、この点からも曲げられた管にねじれ等が生じない。また、曲げ加工時、ラックの位置制御により曲げアームの旋回位置の位置制御を行うことが可能であり、管の曲げ方向への直線移動量に対し、曲げアームの旋回量を制御させることにより、管の圧縮曲げ(減肉防止)及び引張り曲げを行うことができる。ここで、曲げアームの旋回に歯車とラックの組み合わせを用いたことにより、曲げアームに加える圧縮力や引張力によって生じる機械的な縮みや伸びを低く抑えることができ、このため駆動装置がラックに与える直線運動の移動量をそのまま補正値無しで制御可能となる。
【0013】
上記曲げ装置で加工することにより、製品の曲げ始めに発生しやすい首折れ現象や、曲げ製品全長に渡ってのねじれ現象が無くなる。また、歯車とラックによる曲げアーム旋回制御により、管の曲げ部全長にわたって正確な位置制御による曲げ加工が可能となり、上記曲げアームの倒れが無くなったことと併せて、寸法精度の高い曲げが可能である。
【0014】
本願請求項2の発明は、上記した請求項1の発明の金属管の曲げ装置において、一対の第一移動台を、前記一対の曲げアームに、旋回中心からの距離を可変とするよう移動可能に保持させ、その一対の第一移動台に前記クランプ装置を保持させる構成とすると共に各第一移動台を前記曲げアームに対する所望位置に移動させる第一移動装置を設け、更に、前記一対の曲げアームをそれぞれ一対の第二移動台に旋回可能に保持させ、その一対の第二移動台をそれそれ、水平に且つ前記金属管を局部的に加熱するための加熱装置からの距離を可変とするよう移動可能に支持レールに保持させると共に各第二移動台を前記支持レールに沿って所望位置に移動させる第二移動装置を設けるという構成としたものである。この構成により、第一移動装置が第一移動台の位置を変えることで、曲げアームの旋回中心とクランプ装置中心との距離を変えることができ、また、第二移動装置が第二移動台の位置を変えることで、曲げアームの旋回中心の位置を変えることができ、管の曲げ半径を変えることができる。
【0015】
更に、本願請求項3の発明は、上記したクランプ装置が、金属管の曲げ内周側に接触する支持面を備え、前記一対の曲げアームに保持された固定クランプと、該固定クランプに、上下対称に且つ管の中心よりも曲げ内周側にずれた位置の回転支点を中心に旋回可能に保持された上下一対の可動クランプと、前記可動クランプの片側にピンで係合され、上下の可動クランプを挟持することにより前記金属管を把持する締結装置とを有する構成としたものである。この構成のクランプ装置では、可動クランプが金属管を上下方向に挟んで固定しており、このため、クランプ装置に把持された金属管は、曲げ加工した際の管断面における中立面N−N′方向に押圧され、N−N′方向が短尺になるような偏平形状となる。従って、この状態に金属管をクランプ装置で把持した状態で曲げ加工すると、曲げ加工時に金属管に発生する偏平を押え込む作用力となり、曲げ加工終了後、金属管をクランプから開放すると、金属管は僅かにN−N′方向が長尺の偏平になるが真円に近い管形状の曲げが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す本発明の好適な実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施例による曲げ装置の概略平面図、図2はその曲げ装置の概略水平断面図、図3は図1のA−A矢視概略断面図、図4はクランプ装置を開いた状態で示す概略正面図、図5は図1のB−B矢視概略断面図、図6は図1のC−C矢視概略断面図である。図1〜図6において、1は曲げ加工すべき鋼管等の金属管、2は金属管1を環状に加熱するための高周波加熱コイル等の加熱装置、3はその加熱装置2が金属管1を加熱して形成した環状の加熱部、5は加熱部3の曲げ終了部を冷却固化させるために加熱装置2から吹き付けられた水等の冷却媒体である。これらの構成は従来と同様である。
【0017】
20は、加熱部3に曲げモーメントを加えるための手段、すなわち曲げモーメント付与手段である。この曲げモーメント付与手段20は、金属管1の先端を把持するクランプ装置21と、クランプ装置21の上下端にそれぞれ連結された一対の第一移動台22、22と、その第一移動台22、22をそれぞれ移動可能に保持した一対の曲げアーム23、23と、この一対の曲げアーム23、23をそれぞれ保持した一対の歯車25、25と、この一対の歯車25、25をそれぞれ軸受27を介して鉛直な軸線Oを中心として回転可能に保持した一対の第二移動台28、28と、その一対の第二移動台28、28をそれぞれ移動可能に保持した支持レール30、30と、これらの支持レール30、30を保持したフレーム32等を備えている。この構成により、各曲げアーム23は鉛直な軸線Oを中心として旋回可能であり、以下軸線Oを旋回中心という。
【0018】
各第一移動台22は曲げアーム23に対して、その旋回中心Oからの距離を可変とするよう移動可能に保持されている。更に各曲げアーム23には、第一移動台22の移動方向に設けられたねじ軸34とそれを回転駆動するモータ(図示せず)とを具備した第一移動装置が設けられており、このねじ軸34は第一移動台22に設けているナットに噛み合っている。かくして、モータによってねじ軸34を回転させることにより、第一移動台22を曲げアーム23に対して所望位置に移動させることができ、旋回中心Oとクランプ装置21の中心との距離を所望の曲げ半径が得られる値に設定可能である。なお、第一移動装置は、上下に配置された一対の曲げアーム23、23にそれぞれ設けられており、第一移動台22、22をそれぞれ移動させるものであるが、その際、両第一移動台22、22が同期して移動するように、二つの第一移動装置は同期して制御される構成となっている。
【0019】
各第二移動台28を移動可能に保持した支持レール30は、図2から良く分かるように、加熱装置2による加熱部3と同一面上に水平に延びるように配置されており、従って、第二移動台28は水平に且つ前記金属管を局部的に加熱するための加熱装置2からの距離を可変とするよう移動可能である。更に、その支持レール30には、第二移動台28の移動方向に設けられたねじ軸36とそれを回転駆動するモータ(図示せず)とを具備した第二移動装置が設けられており、このねじ軸36は第二移動台28に設けているナットに噛み合っている。かくして、モータによってねじ軸36を回転させることにより、第二移動台28を支持レール30に沿って移動させ、旋回中心Oを加熱装置2から所望の距離だけ離れた位置に、すなわち所望の曲げ半径の曲げを行うための位置に設定可能である。なお、第二移動装置も、上下に配置された一対の支持レール30、30にそれぞれ設けられており、第二移動台28、28をそれぞれ移動させるものであるが、その際、両第二移動台28、28が同期して移動するように、二つの第二移動装置は同期して制御される構成となっている。これにより、上下に配置されている曲げアーム23、23の旋回中心Oを常に同一鉛直軸線上に位置させることができる。
【0020】
各第二移動台28は、曲げアーム23を取り付けた歯車25を回転可能に保持するのみならず、その側方に延び出した支持ブラケット28aを備えており、その支持ブラケット28aには、歯車25に噛み合うように配置されたラック38とそのラック38を往復動させる油圧シリンダからなる駆動装置40が設けられている。かくして、この駆動装置40によってラック38を移動させることにより、歯車25を回転させ、それに保持されている曲げアーム23を旋回させることができる。ここで、一対の歯車25、25にそれぞれ噛み合うように配置されたラック38、38をそれぞれ駆動するように設けられた一対の駆動装置40、40は、一対の曲げアーム23、23を同期して旋回させるよう、一対のラック38、38を同期して移動させる構成となっている。更に、この駆動装置40は、油圧シリンダの位置制御を行うためのサーボバルブ等の制御機構を備えており、曲げ加工時、金属管1の曲げ方向への直線移動量に対し、曲げアーム23の旋回位置の位置制御を行うことが可能である。このため、管の曲げ方向への直線移動量に対し、曲げアーム23の旋回量を制御することにより、管の圧縮曲げ(減肉防止)及び引張り曲げを行うことができる。なお、上下に配置された一対の曲げアーム23、23には、両者の位置を一層正確に一致させるため連結部材42(図3参照)が接続されている。
【0021】
図3、図4から良く分かるように、金属管の先端を把持するクランプ装置21は、金属管1の曲げ内周側に接触する支持面44aを備え、一対の曲げアーム23、23に第一移動台22、22を介して保持された固定クランプ44と、その固定クランプ44に、上下対称に且つ管の中心よりも曲げ内周側にずれた位置の回転支点45a、45bを中心に旋回可能に保持された上下一対の可動クランプ46、47と、一方の可動クランプ46にピン48で係合され、上下の可動クランプ46、47を挟持することにより金属管1を把持する締結装置50を有している。すなわち、この締結装置50は、ピン48に保持されたレバー51とそれに保持されたエアシリンダ52を有しており、レバー51を図3に示す位置とし、エアシリンダ52で可動クランプ47を押圧することにより、上下の可動クランプ46、47を挟持して金属管1を把持することができ、また、エアシリンダ52を緩め、レバー51を図4に示す位置に旋回させることで、上下の可動クランプ46、47を開放できる。更に、この締結装置50を旋回させるためのエアシリンダ54、上下の可動クランプ46、47を開閉するためのエアシリンダ55、56も設けられている。
【0022】
次に、上記構成の金属管の曲げ装置による曲げ動作を説明する。まず、駆動装置40を使用しない場合を説明する。曲げ加工すべき金属管1を所定位置にセットし、先端部分を加熱装置2内に通し、且つその先端をクランプ装置21に把持させる。次いで、加熱装置2による加熱を開始し、環状の加熱部3を形成すると共にその一端側に冷却媒体5を吹き付け、その状態で、図2に矢印Fで示すように、金属管1を加熱装置2に向かって押し込んでゆく。この時、駆動装置40は不作動とし、ラック38が自由に移動可能としておく。金属管1を押し込むことにより、クランプ装置21を保持した曲げアーム23、23が旋回中心Oを中心として旋回し、金属管1に曲げモーメントを作用させ、金属管1は加熱部3において曲げ変形を生じ、且つ変形した直後に冷却媒体5で冷却されて変形しなくなり、連続的に曲げ加工が行われる。ここで、クランプ装置21はさんで上下に曲げアーム23、23を配置し、それでクランプ装置21を保持しているので、金属管に発生させる曲げモーメントを上下の曲げアーム23、23で受け止めることができ、このため、曲げアーム23、23に転倒モーメントが働かず、曲げアーム23、23が傾くことがない。かくして、曲げ製品にねじれが発生したり、寸法誤差が生じたりすることを防止でき、精度の良い製品を得ることができる。なお、クランプ装置21を保持した曲げアーム23やそれを保持した部材等の摺動面にすきまがあり、そのすきまによる機械のガタがあるので、曲げ加工時の初期段階すなわち加熱前に金属管に僅かに曲げ方向に予荷重を加え、前記すきまによる機械のガタを吸収した状態とし、その後、上記した曲げ加工を実施する。これにより機械のガタによる誤差を防止し、高精度の曲げ加工が行われる。
【0023】
以上の動作はラック38及びその駆動装置40を使用しない場合であるが、これを使用した曲げ加工も可能である。その場合には、図2に示すように金属管1を矢印F方向に移動させて曲げ加工する際、その金属管1の直線移動量を検出し、その直線移動量に対応させて駆動装置40がラック38を直線状に移動させ、その移動量に応じて曲げアーム23、23の旋回位置の位置制御を行う。この際、金属管1の直線移動量に対する曲げアーム23、23の旋回量を小さく設定することにより、曲げ変形を生じる加熱部3に対して圧縮力を作用させ、圧縮させながら曲げを行う圧縮曲げを行うことができ、曲げ外周側での減肉を防止することができる。また、逆に、金属管1の直線移動量に対する曲げアーム23、23の旋回量を大きく設定することにより、金属管1を引張りながら曲げを行う引張り曲げを行うことができる。これらの圧縮曲げ、或いは引張り曲げを行う際、ラク38と歯車25の噛み合いによって曲げアーム23に、金属管に対する圧縮又は引張りを可能とする大きいトルクが付与されており、従って、このラック38自体に大きい圧縮力或いは引張力が作用する。しかしながら、チェーンと異なり、ラック38は剛性が大きく、かつそのラック38を直接油圧シリンダからなる駆動装置40で移動させるため、機械的な伸びや縮みがチェーンを用いる場合に比べて小さく、このため、機械的な伸びや縮みに対する補正が不要となる。従って、曲げアーム23の旋回位置制御に当たって、駆動装置40がラック38に与える直線運動の移動量をそのまま補正値無しで制御すればよく、制御が容易である。また、機械的な伸びや縮みの影響が微小であるため、得られた曲げ管の寸法精度が高い。なお、ラック38の駆動装置は、実施例に示す油圧シリンダを用いたものに限らず、ねじ軸とモータとの組み合わせを使用してもよい。
【0024】
上記の曲げ加工に際し、クランプ装置21が金属管1を把持するが、その際、図3、図4から明らかなように、上下の可動クランプ46、47が金属管1を上下方向に挟んで固定している。このため、クランプ装置21に把持された金属管1は、上下方向に押されて若干偏平になる傾向がある。すなわち、金属管1は曲げ加工した際の管断面における中立面N−N′方向に押圧され、N−N′方向が短尺になるような偏平形状となる。従って、この状態に金属管1をクランプ装置21で把持した状態で曲げ加工するため、金属管1をクランプ装置21が把持した力は、曲げ加工時に金属管に発生する偏平を押え込む作用力となり、曲げ加工終了後、金属管をクランプから開放すると、金属管1は僅かにN−N′方向が長尺の偏平になるが真円に近い管形状に戻る。従って、曲げ加工による偏平化を抑制しながら曲げ加工が行われ、断面が真円に近い形状の曲げ管を得ることができる。
【0025】
金属管の曲げ半径を変更する場合には、上下の支持レール30、30に設けられている第二移動装置を上下同期して作動させ、上下の第二移動台28、28を支持レール30、30に沿って移動させ、その上に保持している曲げアーム23、23の旋回中心Oを所望の曲げ半径が得られる位置にセットし、また、この動作と並行して、上下の曲げアーム23、23に設けている第一移動装置を上下同期して作動させ、クランプ装置21を保持している上下の第一移動台22、22を曲げアーム23、23に沿って移動させ、クランプ装置21を所望の曲げ半径が得られる位置にセットすればよい。この調整動作により、各種の半径の曲げ加工を行うことができる。
【0026】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明は、クランプ装置を上下の曲げアームで保持する構成としたことにより曲げアームに転倒モーメントが働いて曲げアームが傾くということがなく、曲げ製品にねじれが発生したり、寸法誤差が生じたりすることを防止できる。更に、上下に配置した各曲げアームの旋回中心に歯車を取付け、各歯車を同期駆動される一対のラックで回転駆動する構成としたことにより、一対の曲げアームを同期して旋回させ、且つラックの位置制御により曲げアームの旋回位置の位置制御を行うことが可能であり、管の曲げ方向への直線移動量に対し、曲げアームの旋回量を制御させることにより、管の圧縮曲げ(減肉防止)及び引張り曲げを行うことができる。しかも、曲げアームの旋回に歯車とラックの組み合わせを用いたことにより、機械的な縮みや伸びを低く抑えることができ、このため駆動装置がラックに与える直線運動の移動量をそのまま補正値無しで制御可能となり、制御が容易となる。かくして、本発明装置で曲げ加工することにより、製品の曲げ始めに発生しやすい首折れ現象や、曲げ製品全長に渡ってのねじれ現象が無くなり、しかも、歯車とラックによる曲げアーム旋回制御により、管の曲げ部全長にわたって正確な位置制御による曲げ加工が可能となり、上記曲げアームの倒れが無くなったことと併せて、寸法精度の高い曲げが可能であるという効果が得られる。
【0027】
ここで、上記した曲げ装置において、一対の第一移動台を、前記一対の曲げアームに、旋回中心からの距離を可変とするよう移動可能に保持させ、その一対の第一移動台に前記クランプ装置を保持させる構成とすると共に各第一移動台を前記曲げアームに対する所望位置に移動させる第一移動装置を設け、更に、前記一対の曲げアームをそれぞれ一対の第二移動台に旋回可能に保持させ、その一対の第二移動台をそれそれ、水平に且つ前記金属管を局部的に加熱するための加熱装置からの距離を可変とするよう移動可能に支持レールに保持させると共に各第二移動台を前記支持レールに沿って所望位置に移動させる第二移動装置を設けるという構成としておくと、第一移動装置が第一移動台の位置を変えることで、曲げアームの旋回中心とクランプ装置中心との距離を変えることができ、また、第二移動装置が第二移動台の位置を変えることで、曲げアームの旋回中心の位置を変えることができ、種々な曲げ半径の曲げ加工を行うことができるという効果が得られる。
【0028】
更に、前記クランプ装置として、金属管の曲げ内周側に接触する支持面を備え、前記一対の曲げアームに保持された固定クランプと、該固定クランプに、上下対称に且つ管の中心よりも曲げ内周側にずれた位置の回転支点を中心に旋回可能に保持された上下一対の可動クランプと、前記可動クランプの片側にピンで係合され、上下の可動クランプを挟持することにより前記金属管を把持する締結装置とを有する構成のものを用いると、金属管を、曲げ加工した際の管断面における中立面N−N′方向に押圧し、N−N′方向が短尺になるような偏平形状とすることができ、曲げ加工の際に生じるN−N′と直角方向の偏平化を抑制して、断面が真円に近い形状の曲げ管を得ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による曲げ装置の概略平面図
【図2】その曲げ装置の概略水平断面図
【図3】図1のA−A矢視概略断面図
【図4】クランプ装置を開いた状態で示す概略正面図
【図5】図1のB−B矢視概略断面図
【図6】図1のC−C矢視概略断面図
【図7】従来の曲げ装置の概略平面図
【図8】図7のD−D矢視概略断面図
【符号の説明】
1 金属管
2 加熱装置
3 加熱部
5 冷却媒体
20 曲げモーメント付与手段
21 クランプ装置
22 第一移動台
23 曲げアーム
25 歯車
28 第二移動台
28a 支持ブラケット
30 支持レール
34 ねじ軸
36 ねじ軸
38 ラック
40 駆動装置
44 固定クランプ
45a、45b 回転支点
46、47 可動クランプ
48 ピン

Claims (3)

  1. 曲げ加工すべき金属管を局部的に環状に加熱し、この加熱部を金属管の軸方向に移動させながら該加熱部に曲げモーメントを加えて変形させ、その直後を冷却することによって前記金属管を曲げ加工する装置において、前記加熱部に曲げモーメントを加えるための手段が、前記金属管の先端を把持するクランプ装置と、該クランプ装置の上下端をそれぞれ保持し、鉛直な軸線を中心として旋回可能に配置された一対の曲げアームと、該一対の曲げアームの旋回中心にそれぞれ取り付けられた一対の歯車と、該一対の歯車にそれぞれ噛み合うように配置された一対のラックと、前記一対の曲げアームを同期して旋回させるよう、前記一対のラックを同期して移動させる駆動装置を具備していることを特徴とする金属管の曲げ装置。
  2. 曲げ加工すべき金属管を局部的に環状に加熱し、この加熱部を金属管の軸方向に移動させながら該加熱部に曲げモーメントを加えて変形させ、その直後を冷却することによって前記金属管を曲げ加工する装置において、前記加熱部に曲げモーメントを加えるための手段が、前記金属管の先端を把持するクランプ装置と、該クランプ装置の上下端にそれぞれ連結された一対の第一移動台と、鉛直な軸線を中心として旋回可能に且つ上下に配置された一対の曲げアームであって、前記一対の第一移動台をそれぞれ、曲げアームの旋回中心からの距離を可変とするよう移動可能に保持した一対の曲げアームと、前記一対の第一移動台をそれぞれ前記曲げアームに対する所望位置に移動させる第一移動装置と、前記一対の曲げアームをそれぞれ、鉛直な軸線を中心として旋回可能に保持した一対の第二移動台と、該一対の第二移動台をそれぞれ、水平に且つ前記金属管を局部的に加熱するための加熱装置からの距離を可変とするよう移動可能に保持した支持レールと、前記一対の第二移動台を前記支持レールに沿って所望位置に移動させる第二移動装置と、前記一対の曲げアームの各々の旋回中心に取り付けられた歯車と、該歯車にそれぞれ噛み合うように配置されたラックと、前記一対の曲げアームを同期して旋回させるよう、前記一対の曲げアームに組み合わされた一対のラックを同期して移動させる駆動装置とを具備していることを特徴とする金属管の曲げ装置。
  3. 前記金属管の先端を把持するクランプ装置が、金属管の曲げ内周側に接触する支持面を備え、前記一対の曲げアームに保持された固定クランプと、該固定クランプに、上下対称に且つ管の中心よりも曲げ内周側にずれた位置の回転支点を中心に旋回可能に保持された上下一対の可動クランプと、前記可動クランプの片側にピンで係合され、上下の可動クランプを挟持することにより前記金属管を把持する締結装置とを有することを特徴とする請求項1又は2記載の金属管の曲げ装置。
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