JPH10305339A - 巻締装置における巻締寸法調整方法及びその装置 - Google Patents

巻締装置における巻締寸法調整方法及びその装置

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JPH10305339A
JPH10305339A JP9131597A JP13159797A JPH10305339A JP H10305339 A JPH10305339 A JP H10305339A JP 9131597 A JP9131597 A JP 9131597A JP 13159797 A JP13159797 A JP 13159797A JP H10305339 A JPH10305339 A JP H10305339A
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JP
Japan
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cam
seaming
cam follower
dimension
tightening
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JP9131597A
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English (en)
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Takashi Shimizu
孝志 清水
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シーミングロールのカム面に段差が生じるこ
となく、且つシーミングロールの寄りパターンを変化さ
せることなく、シーミングロールの寄り量を各ヘッドに
ついて一括して簡単に瞬時に調節することができる。 【解決手段】 シーミングカム1のカム面3、4に上下
方向のテーパを付け、該シーミングカムをカムフォロア
5に対し垂直移動させることにより、カムフォロアを水
平移動させて、巻締寸法を一括して調整するようにし
た。シーミングカムのカム面と接触するカムフォロアの
外周面にも上下方向のテーパを付けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻締装置における巻締
寸法調整方法及び装置、特にシーミングロールとチャッ
クとの間隔を運転中でも一括して調整することができる
巻締寸法調整方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】缶胴に缶蓋を二重巻締する巻締工程にお
いて、第1次巻締終了時の中間巻締厚さ(以下、Tc寸
法という)が適正でないと、第2次巻締工程で缶蓋のカ
ール先端で缶胴のフランジ面を擦ってしまう等の不都合
が生じ、また2次巻締工程で最終形状の巻締厚さ(以
下、T寸法という)が適正でないと、密封性を損ない漏
洩につながる可能性が大きい。
【0003】上記Tc寸法及びT寸法は、DI缶や溶接
缶等の缶種や蓋形状の違いによって最適な範囲が決まっ
ている。そのため、従来は、缶種変更の都度あるいは一
定数の巻締経過後運転を停止して、それらの缶や蓋にあ
わせて、その都度熟練した技術者がかなりの時間をかけ
て、巻締ヘッド毎にシーミングロールのシーミングチャ
ックへの寄り量を調節してTc寸法やT寸法の調節を行
っていた。しかし、近年熟練技術者が不足し、一方では
運転停止時間を短くして生産能率を向上させることが求
められ、短時間の粗調整で済ます等、時間をかけてTc
寸法やT寸法の調節を綿密に行うことが困難な状況とな
ってきている。
【0004】このような状況のもとで、例えば、特開平
8−197176号公報に示すように、シーミングカム
を変位させてシーミングロールとシーミングカムの距離
を調節することによって、Tc寸法やT寸法の調節が各
ヘッド一括してできるようにしたものが提案されてい
る。しかしながら、従来提案されているものは、シーミ
ングカムの一部を分離してその部分を水平移動させる
か、あるいはシーミングカム全体をピン回りに回転させ
ることにより水平移動させているため、前者の場合は図
5に示すように、シーミングカムが分離しているところ
でロールの寄り曲線が不連続となって段差が生じる欠点
がある。また、後者の場合は図6に示すように、二点鎖
線で示す本来のロール寄り曲線とパターンが変化してし
まうという欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記従来の巻締装置の上記問題点を解決しようとするもの
であって、巻締装置においてシーミングロールの寄り曲
線に段差が生じることなく、且つ寄りパターンを変化さ
せることなく、チャックに対するシーミングロールの寄
り量を各ヘッドについて一括して簡単に瞬時に調節する
ことができ、常に最適なT寸法、Tc寸法を確保して良
好な巻締ができる巻締寸法調整方法及びその装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の巻締装置における巻締寸法調整方法は、シーミング
カムのカム面に上下方向のテーパを付け、該シーミング
カムをカムフォロアに対し垂直移動させることにより、
カムフォロアを水平移動させて、巻締寸法を一括して調
整するようにしたことを特徴とするものである。
【0007】上記巻締寸法調整方法において、カムフォ
ロアを水平移動させる手段として、シーミングカムとカ
ムフォロアに上下方向のテーパを付け、前記シーミング
カムを前記カムフォロアに対し垂直移動させることが望
ましい。また他の手段として、ファーストシーミングカ
ムとセカンドシーミングカムのカム面及びファーストカ
ムフォロアとセカンドカムフォロアの外周面に上下方向
のテーパを付け、前記ファーストカムフォロアと前記セ
カンドカムフォロアのテーパを互いに逆向きにして、径
大部が互いに面するように2連串刺にして2連カムフォ
ロアを構成し、該2連カムフォロアに対してファースト
シーミングカムとセカンドシーミングカムを垂直移動さ
せることにより、巻締寸法を各ヘッドについて一括して
調整するようにしても良い。
【0008】そして、上記方法を実施するための本発明
の巻締寸法調整装置は、前記ファーストシーミングロー
ルとセカンドシーミングロールをシーミングチャックに
対して変位させるシーミングカムのカム面を上下方向に
テーパを付けて形成し、該シーミングカムをカムフォロ
アに対し垂直移動させるように構成して、巻締寸法を一
括して調節するようにしたことを特徴とする構成からな
る。上記構成において、カムフォロアの外周面にもテー
パを付けることが望ましい。さらに、前記カムフォロア
を、ファーストカムフォロアとセカンドカムフォロアと
に分割して、該ファーストカムフォロアとセカンドカム
フォロアはその外周面が上下方向に逆向きのテーパを有
し、径大部が互いに面するように2連串刺にして2連カ
ムフォロアを構成し、且つ前記シーンミングカムはその
外側カム面が前記2連カムフォロア全幅に対応する幅を
有し、内側カム面がファーストカムフォロアに対応する
幅を有するように構成することもできる。
【0009】また、シーミングロールをシーミングチャ
ックに対して変位させるシーミングカムを、ファースト
シーミングロール最大変位区間を有するファーストシー
ミングカムとセカンドシーミングロール最大変位区間を
有するセカンドシーミングカムとに分割し、前記各カム
のカム面を上下方向にテーパを付けて形成し、前記ファ
ーストシーミングカムとセカンドシーミングカムを独立
してカムフォロアに対し垂直移動させるように構成する
ことによって、Tc寸法とT寸法を別々に一括して調整
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を基に詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る
巻締装置のシーミングカムの概略平面図である。本実施
形態のシーミングカム1は、両壁面がカム面となってい
る無端のカム溝2を有し、該カム溝に各シーミングヘッ
ド毎に設けられたカムフォロアが嵌合し、シーミングヘ
ッドの回転に伴って該カムフォロアがカム溝に沿って移
動し、カム面の半径方向の変位量に応じて、シーミング
ロールとシーミングチャックとの距離を制御して巻締を
行う。
【0011】カム溝2は、図1に示すa区間で最も外側
に張り出していて、この区間で第1次シーミングロール
が最もシーミングロール側に変位して、第1次シーミン
グロールの寄り量が最大になり、該寄り量によって第1
次巻締終了時におけるTc寸法が決定される。また、b
区間で最も内側に張り出していて、この区間で第2次シ
ーミングロールの寄り量が最大になり、該寄り量によっ
て最終巻締形状のT寸法が決定される。従って、前記a
区間及び前記b区間が、それぞれ第1次シーミングロー
ル最大変位区間及び第2次シーミングロール最大変位区
間である。
【0012】シーミングロールが接触するカム溝2の外
側カム面3及び内側カム面4は、図2に示すように、内
側方向に傾斜した同じ傾きのテーパを付けており、外側
カム面3が内側カム面4より幅広に形成されている。カ
ム溝2に嵌合して外側カム面及び内側カム面に接触する
カムフォロア5は、本実施形態では図2に示すように、
その外周面が中央部から上下方向に逆の傾きを有するテ
ーパに形成され、その傾きは、上半部が内側カム面4と
接触し、下半部が外側カム面3と接触するようにそれぞ
れのカム溝の傾きと同じように形成されている。カムフ
ォロアをこのような形状に形成することによって、カム
フォロアの上下端エッジ部がカム面と当たることがない
ので、シーミングカムの上下動に対してエッジ部が損耗
することなく、カムフォロアをスムーズに水平方向に変
位させることができる。
【0013】シーミングカムは、全体が垂直方向に上下
動可能に適宜の駆動装置によって支持されている。図の
実施形態では、図1に示すようにフランジ部6に等間隔
に6個の螺子孔を形成し、該螺子孔に巻締装置本体の固
定部10に設けられた軸受9に回転自在に軸受されたボ
ールネジ等のネジ8が螺合し、該ネジを図示しないアク
チュエータによって回転することにシーミングカム1全
体が垂直方向に変位できるように構成されている。な
お、図2において11はカムレバー、12はシーミング
ロール軸であり、該シーミングロール軸の下端にシーミ
ングレーバーを介してファーストシーミングロール及び
セカンドシーミングロールが設けられている。
【0014】本実施形態の巻締寸法調節装置は、以上の
ように構成され、例えば、缶種変更時や巻締作業時間の
経過と共に発生するTc寸法の緩みを修正したい場合
は、図示しないアクチュエータを作動させてネジ8を回
転させることによって、カムを上下動させる。それによ
って、テーパが形成されているカム面の傾きに応じて、
該カム面に接触しているカムフォロアが水平方向に変位
される。例えば、図2に示すように、カム1を下降する
ことによって、カムフォロアはカム中心より離れる方向
に変位し、それに応じてカムレバー11を介しシーミン
グロール軸12が回転し、その回転角に比例してTc寸
法が小さくなり、T寸法は大きくなる。
【0015】その場合、カムは単に上下動するだけであ
るからカム形状の変化は全くないので、シーミングロー
ルの寄りパターンは、図4に示すように、全く変化がな
く、ロールの寄り量を調整することができる。従って、
従来方法のように、カム溝に段差ができたり、寄りパタ
ーンが変化することがなく、スムーズに巻締寸法を調整
して巻締することができる。なお、図4において、
(イ)は初期設定状態における第1次シーミングロール
最大変位区間でのカムフォロアの回転角に対するファー
ストシーミングロール寄り量を示す線図である。そし
て、(ロ)(ハ)は前記初期設定状態からカムを上下方
向に移動させたときのカムフォロアの回転角に対するフ
ァーストシーミングロール寄り量をそれぞれ示し、
(ロ)はカムを下方に移動させたとき、(ハ)はカムを
上方に移動させたときをそれぞれ示している。
【0016】以上、本発明の巻締寸法調節装置の一実施
形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限る
ものでなくその技術的思想の範囲内で種々の設計変更が
可能である。例えば、シーミングカムを上下駆動する手
段として、ネジ機構に限らず、他の駆動機構も採用可能
である。また、アクチュエータとして例えばサーボモー
タが好適に採用できるが、他のモータやシリンダ装置等
も採用可能である。または、ダイヤル等により直接手動
で駆動するようにすることも可能である。さらに、カム
フォロアは、前記実施形態のようにカム面の傾斜に合わ
せてテーパを付けることが望ましいが、例えば図3
(a)に示すように、テーパを付けないで円筒状のカム
フォロア19に形成しても良い。また、カムフォロアを
二つのロールによって形成することも可能である。
【0017】図3(b)は、カムフォロアを二つのロー
ルによって形成した場合の本発明の巻締寸法調節装置の
他の実施形態を示している。図の実施形態では、カムフ
ォロアをファーストカムフォロア23とセカンドカムフ
ォロア24とに分割し、且つファーストカムフォロア2
3とセカンドカムフォロア24は上下方向に逆向きのテ
ーパを有し、径大部が互いに面するように2連串刺にし
て2連カムフォロアを構成している。また、シーミング
カム20は、2連カムフォロアに対応して、カム溝の内
側カム面21がファーストカムフォロア23と接触する
幅に形成されてファーストカム面を構成し、外側カム面
22がセカンドカムフォロアとも接触できるように2連
カムフォロアの幅りも大きく形成され、該外側カム面は
前記ファーストシーミングカムと同じ傾きに形成され
て、セカンドカム面を構成している。
【0018】本実施形態では、カムフォロアを上下方向
に逆向きのテーパを有する2連カムフォロアに構成した
から、シーミングカムの下方への移動に際しては、その
変位力はファーストカムフォロアに作用し、上方への移
動に際してはセカンドカムフォロアに作用し、別々のカ
ムフォローワーによって寄り量を調整することができ
る。また、巻締中もカムフォロアはそれぞれ片方のカム
面のみに接触するので、カム面に沿ってよりスムーズに
移動できる。且つカムとカムフォロアの組立・挿入も容
易に行える利点がある。
【0019】以上の各実施形態で示された巻締寸法調整
装置は、シーミングカムが一体の無端のカム溝を有し、
ファーストシーミングロールとセカンドシーミングロー
ルが共に一括して変位するものである。従って、この装
置によれば、Tc寸法とT寸法の増減は相反する性質を
持ち、Tc寸法を増やせば、T寸法は自ずと減ることに
なり、Tc寸法とT寸法を個別に調整して、例えばTc
寸法とT寸法の両方を増やすことはできなかった。これ
を改善して、Tc寸法とT寸法を個別に調節できる手段
として、図1に示す実施形態において、切断線K−Kの
位置と切断線K’−K’の位置で示すように、シーミン
グカム1をファーストシーミングロール最大変位区間a
とセカンドシーミングロール最大変位区間bとの間で2
分割することによって、ファーストシーミングロール最
大変位区間を含む半円形カム1’とセカンドシーミング
ロール最大変位区間を含む半円形カム1”とが別々に上
下に変位するとこができ、Tc寸法とT寸法を個別に調
節することができる。
【0020】即ち、図1に示す装置において、ネジ
1、82、83を同期回転させることによって、ファー
ストシーミングロール最大変位区間を有するシーミング
カム1’が上下し、ネジ84、85、86を同期回転させ
ることによってセカンドシーミングロール最大変位区間
を有するシーミングカム1”が上下する。なお、その場
合シーミングカム1’と1”の繋ぎ目に段差が生じる
が、該段差によってカム溝が不連続とならないように繋
ぎ目となる部分を互いにテーパに形成するか又はアール
を形成して、均すようにすると良い。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、シーミングチャックに
対するファーストシーミングロール及び又はセカンドシ
ーミングロールの寄り量を熟練を要することなく簡単に
各シーミングヘッドについて一括して瞬時に変更できる
ので、型替え時の休止時間を大幅に短縮できると共に、
巻締中に経時的に変化するT寸法、Tc寸法を運転中に
調整することができる。従って、常に最適な巻締寸法を
確保して巻締性の安定化と作業能率の向上及び省人化を
図ることができ、且つ共通のファーストシーミングロー
ル及びセカンドシーミングロールで種類の異なる缶も良
好に巻締することができる。
【0022】特に、本発明によればシーミングカムが上
下動することによってカムフォロアを水平方向に変位さ
せるので、シーミングロールの寄りパターンは、全く変
化がない状態でシーミングロールの寄り量を調整するこ
とができる。従って、カム面に段差ができたり、シーミ
ングパターンが変化することがなく、巻締寸法を良好に
調整してスムーズに巻締することができる。
【0023】シーミングカムとカムフォロアの両方にテ
ーパを付けることによって、カムフォロアの上下端部の
みがカム面と接触することを防ぐことができ、カムフォ
ロアの耐久性を高めると共に、スムーズな調整ができ
る。また、カムフォロアを互いに逆向きのテーパが形成
された2つのカムフォロアに分割して径大部が互いに面
するように2連串刺にして2連カムフォロアを構成する
ことによって、シーミングカムの下方への移動と上方へ
の移動に際して、別々のカムフォロアによって寄り量を
調整することができ、動作がより確実であると共に、巻
締中もカムフォロアはそれぞれ片方のカム面のみに接触
するので、カム面に沿ってよりスムーズに移動でき、し
かもカムとカムフォロアの組立・挿入も容易に行える。
【0024】シーミングカムを2分割することによっ
て、ファーストシーミングロール及びセカンドシーミン
グロールの寄り量を個別に調整することができるので、
Tc寸法、及びT寸法を別個に調整でき、より確実な制
御が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る巻締寸法調節装置の平
面概略図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】(a)及び(b)は本発明のそれぞれ他の実施
形態に係る巻締寸法調節装置のカム面及びカムフォロア
形状を示す断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る巻締寸法調節装置のカ
ムフォロアの回転角に対するファーストシーミングロー
ル寄り量を示す線図である。
【図5】従来のカムの一部を水平移動するようにした巻
締寸法調節装置のカムフォロアの回転角に対するファー
ストシーミングロール寄り量を示す線図である。
【図6】従来のカムをピンを中心に回転させるようにし
た巻締寸法調節装置のカムフォロアの回転角に対するフ
ァーストシーミングロール寄り量を示す線図である。
【符号の説明】
1、20 シーミングカム 2 カム溝 3、22 外側カム面 4、21 内側カム
面 5、19 カムフォロア 8 ネジ 23 ファーストカムフォロア 24 セカンドカム
フォロア

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーミングカムのカム面に上下方向のテ
    ーパを付け、該シーミングカムをカムフォロアに対し垂
    直移動させることにより、カムフォロアを水平移動させ
    て、巻締寸法を複数のシーミングヘッドについて一括し
    て調整するようにしたことを特徴とする巻締装置におけ
    る巻締寸法調整方法。
  2. 【請求項2】 前記シーミングカムのカム面と接触する
    前記カムフォロアの外周面にも上下方向のテーパを付け
    たことを特徴とする請求項1記載の巻締寸法調整方法。
  3. 【請求項3】 ファーストシーミングカムとセカンドシ
    ーミングカムのカム面及びファーストカムフォロアとセ
    カンドカムフォロアの外周面に上下方向のテーパを付
    け、前記ファーストカムフォロアと前記セカンドカムフ
    ォロアのテーパを互いに逆向きにして、径大部が互いに
    面するように2連串刺にして2連カムフォロアを構成
    し、該2連カムフォロアに対してファーストシーミング
    カムとセカンドシーミングカムを垂直移動させることに
    より、巻締寸法を複数のシーミングヘッドについて一括
    して調整するようにしたことを特徴とする巻締装置にお
    ける巻締寸法調整方法。
  4. 【請求項4】 ファーストシーミングロールとセカンド
    シーミングロールで缶を巻締する巻締装置における巻締
    寸法調整装置であって、前記ファーストシーミングロー
    ルとセカンドシーミングロールをシーミングチャックに
    対して変位させるシーミングカムのカム面を上下方向に
    テーパを付けて形成し、該シーミングカムをカムフォロ
    アに対し垂直移動させるように構成して、巻締寸法を複
    数のシーミングヘッドについて一括して調節するように
    したことを特徴とする巻締装置における巻締寸法調整装
    置。
  5. 【請求項5】 前記カムフォロアは、前記シーミングカ
    ムのカム面に接触する外周面に上下方向のテーパが形成
    されている請求項4記載の巻締装置における巻締寸法調
    整装置。
  6. 【請求項6】 前記カムフォロアは、ファーストカムフ
    ォロアとセカンドカムフォロアとからなり、該ファース
    トカムフォロアとセカンドカムフォロアはその外周面が
    上下方向に逆向きのテーパを有し、径大部が互いに面す
    るように2連串刺にして2連カムフォロアを構成し、且
    つ前記シーンミングカムはその外側カム面が前記2連カ
    ムフォロア全幅に対応する幅を有し、内側カム面がファ
    ーストカムフォロアに対応する幅を有している請求項4
    記載の巻締装置における巻締寸法調整装置。
  7. 【請求項7】 ファーストシーミングロールとセカンド
    シーミングロールで缶を巻締する巻締装置における巻締
    寸法調整装置であって、前記シーミングロールをシーミ
    ングチャックに対して変位させるシーミングカムを、フ
    ァーストシーミングロール最大変位区間を有するファー
    ストシーミングカムとセカンドシーミングロール最大変
    位区間を有するセカンドシーミングカムとに分割し、前
    記各カムのカム面を上下方向にテーパを付けて形成し、
    前記ファーストシーミングカムとセカンドシーミングカ
    ムを独立してカムフォロアに対し垂直移動させるように
    構成して、巻締寸法を複数のシーミングヘッドについて
    一括して調節するようにしたことを特徴とする巻締装置
    における巻締寸法調整装置。
JP9131597A 1997-05-07 1997-05-07 巻締装置における巻締寸法調整方法及びその装置 Withdrawn JPH10305339A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011102229A1 (ja) * 2010-02-19 2011-08-25 株式会社エナミ精機 シーミング装置および接続ガイド部材
CN114147136A (zh) * 2021-11-02 2022-03-08 纽格润(浙江)智能科技有限公司 一种卷封机及一种卷封机的维修方法

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