JP3102422U - 立体駐車場の鉄骨防振架台 - Google Patents

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Abstract

【課題】立体駐車場の鉄骨防振架台の運搬作業や据付作業を容易にし施工性及び作業時の安全面の改善を図る。
【解決手段】本考案の立体駐車場の鉄骨防振架台5は、各端部に第1のねじ挿通孔11を有する複数のリップ溝形鋼12と、第1のねじ挿通孔11と対応する複数の第2のねじ挿通孔14を有し、直列又は直交配置された複数のリップ溝形鋼12の端部どうしをボルトにより固定する複数の鉄骨材保持部材15、21と、鉄骨材保持部材15、21を下方から支持する防振ゴム8とから構成される。この鉄骨防振架台5によれば、リップ溝形鋼12と鉄骨材保持部材15、21とを分解したかたちで、現場へ運搬できるとともに、第1及び第2のねじ挿通孔11、14を通じてボルトによりリップ溝形鋼12と鉄骨材保持部材15、21とを締結できるので、施工性及び作業時の安全面の改善を図ることができる。
【選択図】図3

Description

本考案は、立体駐車場を下方から支持するための立体駐車場の鉄骨防振架台に関する。
従来、立体駐車場は、一般に、複数台の車両を収容するかたちで基礎上に設置されるため、構造体としての剛性を高めるために鉄骨架台又はコンクリート製架台(浮床)によって支持されている。詳細には、このような架台は、立体駐車場の底部に設けられた複数の支柱を防振装置を介して基礎上に支持している。
しかしながら、上述した鉄骨防振架台は、全体が立体駐車場の平面方向のサイズとほぼ同一の大きなサイズになるため、その運搬や、現場基礎ピットへの搬入が困難であった。したがって、従来の鉄骨防振架台は、運搬作業や据付作業に、多大な労力及び多くの時間を要し、また、鉄骨材は、その重量が重いため安全面においても注意を要していた。
そこで本考案は、上記課題を解決するためになされたもので、架台部分の構造に改良を加えることで、運搬作業や据付作業を容易にし施工性及び安全性の面での改善を図ることができる立体駐車場の鉄骨防振架台を提供するものである。
上記目的を達成するために、本考案に係る立体駐車場の鉄骨防振架台は、各端部に第1のねじ挿通孔を有する複数の鉄骨材と、前記第1のねじ挿通孔と対応する複数の第2のねじ挿通孔を有し、直列又は直交配置された前記複数の各鉄骨材の端部どうしをねじ止めにより固定する複数の鉄骨材保持部材と、前記鉄骨材保持部材を下方から支持する防振部材とを具備することを特徴とする。
この考案の鉄骨防振架台によれば、鉄骨材と鉄骨材保持部材とを個別に分解したかたちで、現場へ運搬できるので、運搬作業を容易に行うことができる。また、この考案の鉄骨防振架台によれば、第1及び第2のねじ挿通孔を通じてボルト等により各鉄骨材と各鉄骨材保持部材とを締結できるので、組み立てが容易であり基礎上への据付作業を簡単に行うことができる。さらに、この考案の鉄骨防振架台によれば、架台が実質的に分断されたかたちの鉄骨材を取り扱うので、運搬対象の部材の重量が軽く安全面において有利である。
また、本考案の立体駐車場の鉄骨防振架台は、前記複数の鉄骨材保持部材が、L字状又はT字状に配置された前記複数の鉄骨材をそれぞれ固定する複数種のタイプのものを備えることを特徴とする。この考案では、鉄骨材のL字配置に対応する鉄骨材保持部材をコーナ部分に配置し、鉄骨材のT字配置に対応するものを中央部側に配置することで、複数の鉄骨材を碁盤状に配置したかたちで鉄骨防振架台の本体部分を構成することができる。これにより、この考案によれば、立体駐車場の底部の複数の支柱を、鉄骨材どうしの交点部分にて支持することができ、構造体としての機械的強度を高めることができる。
さらに、本考案の立体駐車場の鉄骨防振架台は、前記複数の鉄骨材が、リップ溝形鋼又は平鋼であることを特徴とする。この鉄骨防振架台によれば、構造体としての一定以上の剛性を確保しつつ材料費の低減を図ることができる。
また、本考案の立体駐車場の鉄骨防振架台は、各端部に第1のねじ挿通孔を有する複数の第1のリップ溝形鋼と、直列又は直交配置された前記複数の第1のリップ溝形鋼の端部どうしを固定する複数の鉄骨材保持部材と、前記鉄骨材保持部材を下方から支持する防振ゴムとを備え、前記複数の鉄骨材保持部材が、前記第1のねじ挿通孔と対応する複数の第2のねじ挿通孔を有するとともに、前記複数の第1のリップ溝形鋼の各端部が一方の端部に各々挿入され、かつ互いをねじ止めにより固定する複数の第2のリップ溝形鋼と、これら第2のリップ溝形鋼の他方の端部に接合された角パイプと、この角パイプの上面に接合され、立体駐車場の支柱の底部が取り付けられる平板とを具備することを特徴とする。
このように、本考案によれば、運搬作業や据付作業を容易にし施工性及び安全性の面での改善を図れる立体駐車場の鉄骨防振架台を提供できる。
以下、本考案を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。
図1(a)、図1(b)は、本考案の実施形態に係る鉄骨防振架台で支持された立体駐車場を正面及び側面からみた断面図、図2は、この立体駐車場の支持構造を概略的に示す断面図、図3は、図1の鉄骨防振架台の架台本体部を示す斜視図、図4は、図3の架台本体部の構造を示す分解斜視図である。
図1に示すように、この立体駐車場1は、車両2の搬入用に複数のパレット3を有するパレット式の立体駐車場であって、各パレット3の四隅を支持する支柱(立柱)4の最下部に鉄骨防振架台5が設置されている。詳細には、この鉄骨防振架台5は、図2に示すように、車両の搬入出時の防振及び防音対策として、基礎6上のモルタル7との間に防振ゴム8を介在させるかたちで上記支柱4を支持する。
鉄骨防振架台5の架台本体部5aは、図3及び図4に示すように、各端部に第1のねじ挿通孔(長孔)11を有する複数のリップ溝形鋼12と、この第1のねじ挿通孔11と対応する複数の第2のねじ挿通孔(丸孔)14を有し、直列又は直交配置された複数のリップ溝形鋼12の端部どうしをボルト及びナット等により固定する複数種の鉄骨材保持部材15、21とから構成される。鉄骨材保持部材15は、L字状に配置された複数(2本)のリップ溝形鋼12を固定するタイプの保持部材であり、鉄骨材保持部材21は、T字状に配置された複数(3本)のリップ溝形鋼12を固定するタイプの保持部材である。
ここで、上記鉄骨材保持部材15、21の構造を、L字配置されたリップ溝形鋼12を固定する鉄骨材保持部材15にて詳述する。
この鉄骨材保持部材15は、角パイプ16と、角パイプ16の上部に溶接される平板としての支柱支持プレート20と、角パイプ16の側面にそれぞれ、T字状に配置されたかたちで溶接されるリップ溝形片18及びリップ溝形片18よりも長く形成されたリップ溝形片17とから構成される。ここで、角パイプ16の開口部分にリップ溝形片を接合する場合には、例えば所定サイズのパネル等を用いてこの開口部分を塞ぎその上からリップ溝形片を溶接する。また、支柱支持プレート20は、その上面に後加工で形成されるねじ孔19を通じて立体駐車場1における支柱4の下端部を支持する。リップ溝形片17、18は、鋼材を例えば曲げ加工して構成されたものであって、リップ溝形鋼12の内壁部分に自身の外形部分が嵌合するように形成されている。また、これに代えて、リップ溝形片17、18は、リップ溝形鋼12の外形部分に自身の内壁部分が嵌合するように形成されているものであってもよい。なお、角パイプ16及びリップ溝形鋼12は汎用の定型サイズの鋼材が適用されている。
これにより、リップ溝形鋼12のL字配置に対応する鉄骨材保持部材15をコーナ部分に配置し、リップ溝形鋼12のT字配置に対応する鉄骨材保持部材21を中央部側に配置することで、複数のリップ溝形鋼12を碁盤状に配置したかたちで鉄骨防振架台5の架台本体部5aが構成される。ここで、実際の組み立て時には(図3参照)、まず、リップ溝形鋼12の一方の端部を、短く形成されたリップ溝形片18に挿入し、続いて、リップ溝形鋼12の他方の端部を、長く形成されたリップ溝形片17に挿入する。この後、長く形成されたリップ溝形片17に対するリップ溝形鋼12の挿入方向の深さを適宜調整して、第1のねじ挿通孔(長孔)11と第2のねじ挿通孔(丸孔)14との位置合わせを行い、ボルト及びナット等により、これらリップ溝形片17、18及びリップ溝形鋼12を締結する。このようにして形成される鉄骨防振架台5(架台本体部5a)によれば、立体駐車場1の底部の複数の支柱4を、リップ溝形鋼12どうしの交点部分にて支持することができ、構造体としての機械的強度を高めることができる。
また、この実施形態に係る鉄骨防振架台5によれば、複数のリップ溝形鋼12と鉄骨材保持部材15、21とを分解したかたちで、現場へ運搬できるので、運搬作業を容易に行うことができる。また、この鉄骨防振架台5によれば、第1及び第2のねじ挿通孔11、12を通じてボルト等によりリップ溝形鋼12と鉄骨材保持部材15、21とを締結できるので、組み立てが容易であり基礎上への据付作業を簡単に行うことができる。さらに、鉄骨防振架台5によれば、架台本体部5aが実質的に分断されたかたちの鉄骨材を取り扱うので、運搬時にその重量が軽く作業時の安全性を高めることができる。したがって、トータルコストの低減を図ることができる。
以上、本考案を各実施の形態により具体的に説明したが、本考案は、これらの実施形態にのみ限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上述した実施形態では、リップ溝形鋼を連結して構成される架台本体部5aを適用していたが、これに代えて、図5に示すように、平鋼31(及び平鋼片32)を連結して構成される架台本体部33を適用してもよい。この場合、構造体としての一定以上の剛性を確保しつつ材料費の低減を図れる鉄骨防振架台を提供することができる。また、上記平鋼に代えて山形鋼(アングルピース)等を適用してもよい。
図1(a)、図1(b)は、本考案の実施形態に係る鉄骨防振架台で支持された立体駐車場を正面及び側面からみた断面図。 図1の立体駐車場の支持構造を概略的に示す断面図。 図1の鉄骨防振架台の架台本体部を示す斜視図。 図3の架台本体部の構造を示す分解斜視図。 図4の架台本体部の構造の異なる他の架台本体部を示す分解斜視図。
符号の説明
1…立体駐車場、2…車両、4…支柱(フレーム)、5…鉄骨防振架台、5a,33…架台本体部、11…第1のねじ挿通孔(長孔)、12…リップ溝形鋼、14…第2のねじ挿通孔(丸孔)、15、21…鉄骨材保持部材、31…平鋼。

Claims (4)

  1. 各端部に第1のねじ挿通孔を有する複数の鉄骨材と、
    前記第1のねじ挿通孔と対応する複数の第2のねじ挿通孔を有し、直列又は直交配置された前記複数の各鉄骨材の端部どうしをねじ止めにより固定する複数の鉄骨材保持部材と、
    前記鉄骨材保持部材を下方から支持する防振部材と
    を具備することを特徴とする立体駐車場の鉄骨防振架台。
  2. 前記複数の鉄骨材保持部材は、L字状又はT字状に配置された前記複数の鉄骨材をそれぞれ固定する複数種のタイプのものを備えることを特徴とする請求項1記載の立体駐車場の鉄骨防振架台。
  3. 前記複数の鉄骨材が、リップ溝形鋼又は平鋼であることを特徴とする請求項1又は2記載の立体駐車場の鉄骨防振架台。
  4. 各端部に第1のねじ挿通孔を有する複数の第1のリップ溝形鋼と、
    直列又は直交配置された前記複数の第1のリップ溝形鋼の端部どうしを固定する複数の鉄骨材保持部材と、
    前記鉄骨材保持部材を下方から支持する防振ゴムとを備え、
    前記複数の鉄骨材保持部材が、
    前記第1のねじ挿通孔と対応する複数の第2のねじ挿通孔を有するとともに、前記複数の第1のリップ溝形鋼の各端部が一方の端部に各々挿入され、かつ互いをねじ止めにより固定する複数の第2のリップ溝形鋼と、
    これら第2のリップ溝形鋼の他方の端部に接合された角パイプと、
    この角パイプの上面に接合され、立体駐車場の支柱の底部が取り付けられる平板と
    を具備することを特徴とする立体駐車場の鉄骨防振架台。
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