JP3102387B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3102387B2 JP09252230A JP25223097A JP3102387B2 JP 3102387 B2 JP3102387 B2 JP 3102387B2 JP 09252230 A JP09252230 A JP 09252230A JP 25223097 A JP25223097 A JP 25223097A JP 3102387 B2 JP3102387 B2 JP 3102387B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に半導体記憶装置のキャパシタ電極等の導
電体材パターンの形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置の中で記憶情報の任意な
入出力が可能なものにDRAMがある。ここで、このD
RAMのメモリセルは、1個のトランスファトランジス
タと、1個のキャパシタとからなるものが構造的に簡単
であり、半導体記憶装置の高集積化に最も適するものと
して広く用いられている。
【0003】このようなメモリセルのキャパシタでは、
半導体デバイスの更なる高集積化に伴い、3次元構造の
ものが開発され使用されてきている。このキャパシタの
3次元化は次のような理由による。半導体素子の微細化
及び高密度化に伴いキャパシタの占有面積の縮小化が必
須となっている。しかし、DRAMの安定動作及び信頼
性確保のためには、一定以上の容量値は必要とされる。
そこで、キャパシタの電極を平面構造から3次元構造に
変えて、縮小した占有面積の中でキャパシタ電極の表面
積を拡大することが必要となる。
【0004】このDRAMのメモリセルの3次元構造の
キャパシタにはスタック構造のものとトレンチ構造のも
のとがある。これらの構造にはそれぞれ一長一短がある
が、スタック構造のものはアルファー線の入射あるいは
回路等からのノイズに対する耐性が高く、比較的に容量
値の小さい場合でも安定動作する。このために、半導体
素子の設計基準が0.15μm程度となる4ギガビット
DRAMにおいても、スタック構造のキャパシタは有効
であると考えられている。
【0005】しかし、このスタック構造のキャパシタ
(以下、スタック型のキャパシタと呼称する)の場合、
微少な面積領域に所定の容量値を確保するために非常に
高い誘電率を有する誘電体膜(容量絶縁膜)が必要にな
る。そこで、このような容量絶縁膜としてSrTiO3
(以下、STO膜という)、(Ba,Sr)TiO
3 (以下、BST膜という)、Pb(Zr,Ti)O3
などの高誘電率材料が精力的に検討されている。そし
て、スタック型のキャパシタの下部電極として新しい導
電体材料が必要になる。これは、上記のような高誘電率
材料と下部電極との適切な組み合わせにより、キャパシ
タの高い信頼性を確保するためである。例えば、199
4年 インターナショナル エレクトロン デバイス
ミーティング(INTERNATIONAL ELEC
TRON DEVICES MEETING)のダイジ
ェスト オブ テクニカル ペーパー(DIGEST
OF TECHNICAL PAPERS)831〜8
34頁に示されているように、容量絶縁膜にSrTiO
3 が使用され下部電極に二酸化ルテニウム(RuO2
の導電体材料が適用されている。
【0006】以下、図面を参照して従来のキャパシタ電
極の形成方法について説明する。ここで、図6は上記の
スタック型のキャパシタ電極の工程順の断面図であり、
図7は模式化したスタック型のキャパシタの平面図とそ
の断面図である。
【0007】図6(a)に示すように、シリコン基板等
の半導体基板上に下地絶縁膜101が形成される。そし
て、この下地絶縁膜101上に導電体膜102が形成さ
れる。ここで、導電体膜102は反応性スパッタ法で堆
積されるRu02 膜である。この導電体膜102は多結
晶構造であり柱状構造のRuO2 で構成され、その表面
には5nm程度の表面凹凸103が形成される。
【0008】次に、図6(b)に示すように、表面凹凸
103を有する導電体膜102上にSOG膜104、レ
ジスト膜105が積層して形成される。そして、レジス
ト膜105がフォトリソグラフィ技術でパターニングさ
れ、SOG膜104がドライエッチングされる。このよ
うにして、図6(c)に示すようにSOG膜マスク10
6が形成される。なお、SOG膜マスク106上にはレ
ジストマスク107が残存している。ここで、SOG膜
マスク106の断面はテーパー形状になる。
【0009】引き続いて、SOG膜マスク106および
レジストマスク107をエッチングマスクにして導電体
膜102がドライエッチングされる。ここで、エッチン
グガスとしてO2 とCl2 の混合ガスが使用される。こ
のようにして、図6(d)に示すように、下地絶縁膜1
01上にRuO2 で構成される下部電極108が形成さ
れる。
【0010】そして、図7に示すように、RuO2 で構
成される下部電極108を有するスタック型のキャパシ
タが形成される。図7(a)は模式化したスタック型の
キャパシタの平面図であり、図7(b)は、図7(a)
に記すC−Dでの断面図である。図7(a)に示すよう
に、ドライエッチング後の下部電極108の電極側面1
09には多数の凹凸が形成されている。すなわち、下部
電極108のパターン形状は悪い。そして、この下部電
極108上面および電極側面109上に容量絶縁膜11
0が形成される。ここで、この容量絶縁膜110は例え
ばBST膜等で構成される。そして、全体を被覆するよ
うに上部電極111が形成される。
【0011】このようなキャパシタの断面構造では、図
7(b)に示すように、半導体基板112表面の所定の
領域に拡散層113が形成され、半導体基板112上の
下地絶縁膜101の一部が開口されプラグ114が形成
される。そして、下部電極108と拡散層113とがこ
のプラグ114で電気接続される。
【0012】そして、下部電極108の側面および上
面、さらに下地絶縁膜101上に容量絶縁膜110が形
成される。ここで、下部電極108の上面には表面凹凸
103が形成されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の技術では、キャパシタの下部電極のような導電体膜の
パターン形状が非常に悪くなり、導電体膜のパターン端
部に凹凸が生じる。これは、従来の技術で説明したよう
に、導電体膜が柱状構造の多結晶膜であるためにその表
面に凹凸が形成されるからである。そして、この導電体
膜表面の凹凸のために、導電体膜の加工に用いられるエ
ッチングマスク用のSOG膜のような無機絶縁膜の膜厚
が厚くなってくる。そして、SOG膜マスクのような無
機絶縁膜マスクの断面がテーパー形状になってしまう。
このような形状では、下地の導電体膜の表面凹凸により
マスクのパターン端部で無機絶縁膜マスクの膜厚が異な
ってくる。そして、このような無機絶縁膜マスクによる
導電体膜のドライエッチングでパターン形状が非常に悪
くなる。このようなパターン端部での凹凸は導電体膜の
多結晶の粒径の大きさに依存する。すなわち粒径の大き
なものほど凹凸は大きくなる。上述した従来の技術のR
uO2 の例ではこのような凹凸は50nm程度になる。
【0014】従来の技術で説明したように、このような
パターン形状の悪い下部電極がスタック型のキャパシタ
に使用されると、キャパシタに蓄積される情報電荷の保
持特性が悪くなる。これについて図8で説明する。図8
では、横軸にキャパシタの単位面積当たりのリーク電流
がとられ、縦軸に1000個のスタック型のキャパシタ
の累積比率がとられている。ここで、リーク電流はキャ
パシタ電極に1vが印加された場合の値である。
【0015】図8に示すように、リーク電流が10-7
/cm2 以下の値を示すキャパシタの比率は5%程度で
あり、10-6A/cm2 では、その比率は50%程度に
なる。そして、リーク電流が10-5A/cm2 程度とな
るキャパシタも存在する。このようにリーク電流が大き
くなると、情報電荷の蓄積のための保持時間は減少する
ようになる。このキャパシタのリーク電流の増加は、下
部電極のパターン端部および側面の凹凸部で電界が集中
するようになるためである。
【0016】また、このような導電体膜のパターン端部
等での凹凸の発生は、配線等に適用される場合には、配
線の微細化を難しくするようになる。
【0017】本発明の目的は、柱状構造の導電体膜の微
細加工を容易にすることにある。また、本発明の他の目
的は、キャパシタの電極形状の精度を向上させ信頼性の
高いキャパシタの製造が可能になる半導体装置の製造方
法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】このために本発明の半導
体装置の製造方法は、半導体基板上に絶縁膜を介して導
電体膜を形成する工程と、前記導電体膜の表面の凹凸を
除去し平坦にする工程と、前記平坦化した導電体膜の表
面にマスク材を形成し前記マスク材をエッチングマスク
として前記導電体膜を所定のパターンで上面及び側面が
平坦な電極に加工する工程とを含む。
【0019】ここで、前記導電体膜は多結晶構造あるい
は特に柱状形状の多結晶構造を有する。そして、前記導
電体膜は二酸化ルテニウム、ルテニウムの単層膜あるい
は積層膜で構成されている。あるいは、前記導電体膜は
イリジウム、酸化イリジウムの単層膜あるいは積層膜で
構成されている。そして、さらに前記導電体膜は窒化チ
タン膜あるいはタングステン膜との積層膜で構成されて
いる。
【0020】また、前記導電体膜の表面の凹凸の除去は
化学機械研磨法あるいは異方性のドライエッチングによ
り行われる。
【0021】また、前記マスク材はSOG膜あるいは化
学気相成長法で堆積したシリコン酸化膜で構成されてい
る。
【0022】そして、上記のように導電体膜を所定のパ
ターンに加工して、半導体装置の配線層にする。あるい
は、上記の導電体膜を所定のパターンに加工して半導体
装置のキャパシタの下部電極にする。
【0023】このように、導電体膜の表面の凹凸を除去
し平坦にすることで、この上に形成されるSOG膜マス
クのような無機絶縁膜のマスク材の膜厚が均一になる。
そして、その断面のテーパー形状が抑制されるようにな
る。このようにして、従来の技術で見られた、下地の導
電体膜の表面凹凸によりマスク材のパターン端部でマス
ク材の膜厚が異なってくるようなことはなくなる。そし
て、均一な無機絶縁膜のマスク材による導電体膜のドラ
イエッチングでパターン形状が大幅に改善されるように
なる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図1乃至図3で説明する。ここで、図1および
図2は、本発明によりスタック型のキャパシタ電極を形
成する場合の工程順の断面図である。そして、図3は本
発明を適用して形成する場合の模式化したスタック型の
キャパシタの平面図とその断面図である。
【0025】従来の技術で説明したのと同様にして、図
1(a)に示すように、シリコン基板等の半導体基板上
にシリコン酸化膜で下地絶縁膜1が形成される。そし
て、この下地絶縁膜1上に導電体膜2が形成される。こ
こで、導電体膜2は反応性スパッタ法で堆積される膜厚
300nm程度のRu02 膜である。この反応性スパッ
タでは、Ar/O2 の混合ガスが用いられ、Ru金属を
ターゲットにしてスパッタリングがなされる。このよう
にして形成される導電体膜2は多結晶構造であり柱状構
造のRuO2 で構成され、その表面には3nm程度の表
面凹凸3が形成される。
【0026】次に、図1(b)に示すように、導電体膜
2の表面が化学機械研磨(CMP)法で研磨される。こ
こで、研磨材としてアルミナ(Al2 3 )が使用され
る。このようにして、導電体膜2表面の表面凹凸3は完
全に除去され、平坦化表面4が形成されるようになる。
【0027】次に、図1(c)に示すように、平坦化表
面4上にSOG膜5、レジスト膜6が積層して形成され
る。ここで、SOG膜5の膜厚は100nm程度に設定
される。そして、レジスト膜6がフォトリソグラフィ技
術でパターニングされ、SOG膜5がドライエッチング
される。このSOG膜5のドライエッチングは、CHF
3 を反応ガスとし通常の反応性イオンエッチング(RI
E)装置で行われる。このようにして、図2(a)に示
すように導電体膜2上の平坦化表面4にSOG膜マスク
7が形成される。ここで、SOG膜マスク7上にはレジ
ストマスク8が残存している。ここで、従来の技術の場
合と異なり、SOG膜マスク7の断面は垂直形状にな
る。
【0028】後は従来の技術で説明したように、SOG
膜マスク7あるいはレジストマスク8をエッチングマス
クにして導電体膜2がドライエッチングされる。ここ
で、RIEでのエッチングガスとしてO2 とCl2 の混
合ガスが使用される。このようにして、図2(b)に示
すように、下地絶縁膜1上にRuO2 で構成される下部
電極9が形成される。ここで、下部電極9上にはSOG
膜マスク7が残存している。
【0029】そして、図3に示すように、RuO2 で構
成される下部電極9を有するスタック型のキャパシタが
形成される。ここで、図3(a)は模式化したスタック
型のキャパシタの平面図であり、図3(b)は、図3
(a)に記すA−Bでの断面図である。
【0030】図3(a)に示すように、本発明の場合に
は、ドライエッチング後の下部電極9の電極側面10に
は全く凹凸は形成されず、導電体膜のパターン形状は優
れている。そして、従来の技術と同様にして、この下部
電極9上面および電極側面10上に容量絶縁膜11が形
成される。ここで、この容量絶縁膜11は例えばBST
膜で構成される。そして、全体を被覆するように上部電
極12が形成されるようになる。
【0031】このようなキャパシタの断面構造では、図
3(b)に示すように、導電型がP型の半導体基板13
表面の所定の領域に導電型がN型の拡散層14が形成さ
れ、半導体基板13上の下地絶縁膜1の一部が開口され
プラグ15が形成される。ここで、プラグ15はリンあ
るいはヒ素不純物を含有する多結晶シリコンで形成され
る。あるいは、このプラグ15はタングステン、窒化チ
タン等の金属で形成されてもよい。このプラグ15によ
り、下部電極9と拡散層14とが電気接続されるように
なる。
【0032】そして、下部電極9の平坦化された側面お
よび上面、さらに下地絶縁膜1上に容量絶縁膜11が形
成される。
【0033】上記第1の実施の形態と同様にして下部電
極およびスタック型のキャパシタが形成されると、キャ
パシタに蓄積される情報電荷の保持特性が非常に向上す
るようになる。これについて図4で説明する。図4で
は、横軸にキャパシタの単位面積当たりのリーク電流が
とられ、縦軸に1000個のスタック型のキャパシタの
累積比率がとられている。ここで、リーク電流はキャパ
シタ電極に1vが印加されるされた場合の値である。
【0034】図4に示すように、本発明の場合には、キ
ャパシタのリーク電流が10-7A/cm2 以下の値を示
す上記のキャパシタの比率が100%程度となる。すな
わち、全てのキャパシタが良品になる。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態について
図1乃至図3を参照して説明する。この第2の実施の形
態では、導電体膜2上の表面凹凸3がRIEによるエッ
チバック法で除去される。この点が第1の実施の形態と
大きく異なるところである。以下、第1の実施の形態と
異なる点について主に説明する。
【0036】第1の実施の形態で説明したのと同様にし
て、図1に示すようにシリコン基板等の半導体基板上に
シリコン酸化膜で下地絶縁膜1が形成される。そして、
この下地絶縁膜1上に導電体膜2が形成される。ここ
で、導電体膜2は反応性スパッタ法で堆積される膜厚4
00nm程度のRu02 膜である。ここで、その表面に
は5nm程度の表面凹凸3が形成される。
【0037】次に、導電体膜2の表面が平坦化される。
ここで、Ru02 膜で構成される導電体膜2表面の平坦
化はRIEによるエッチバック法で行われる。RIEの
反応ガスとしてはCl2 とO2 の混合ガスが使用され
る。そして、導電体膜2の表面が異方性エッチングされ
る。このような反応ガスによる異方性エッチングで、導
電体膜2表面が完全に平坦化され、平坦化表面4が形成
されるようになる。この場合にエッチバック後の導電体
膜の膜厚は300nm程度になる。
【0038】この導電体膜2の平坦化後の工程は、第1
の実施の形態で説明したものと同一であるので説明は省
略される。
【0039】この第2の実施の形態では、導電体膜2の
平坦化後のウェーハ面内均一性が第1の実施の形態の場
合より優れる。第1の実施の形態の場合には、8インチ
Φのウェーハ基板で導電体膜の膜厚のバラツキが10%
程度になるのに対して、この場合には、5%以下にな
る。
【0040】また、上記の方法で下部電極およびスタッ
ク型のキャパシタが形成されると、キャパシタに蓄積さ
れる情報電荷の保持特性も向上する。これについて図5
で説明する。図5では、第1の実施の形態と同様に、横
軸にキャパシタの単位面積当たりのリーク電流がとら
れ、縦軸に1000個のスタック型のキャパシタの累積
比率がとられている。ここで、リーク電流はキャパシタ
電極に1vが印加されるされた場合の値である。なお、
この場合の容量絶縁膜としてはSTO膜が用いられてい
る。
【0041】この第2の実施の形態でも図5に示すよう
に、キャパシタのリーク電流が10-7A/cm2 以下の
値を示す上記のキャパシタの比率が100%程度とな
る。すなわち、全てのキャパシタが良品になる。
【0042】以上の実施の形態では、スタック型のキャ
パシタの下部電極がRu02 膜で構成される場合につい
て説明されている。本発明はこのような材料に限定され
るものでなく、多結晶構造を有する導電体膜であれば適
用できるものである。例えば、ルテニウム(Ru)膜の
単層膜、Ru02 膜/Ru膜(Ru膜上にRu02 膜を
堆積した積層膜)、Ir膜の単層膜、IrO2 膜あるい
はIrO2 膜/Ir膜でも本発明の効果が生じる。さら
には、上記の単層あるいは積層膜と窒化チタン、タング
ステン膜との積層膜でも本発明は適用できる。
【0043】また、本発明の実施の形態では、導電体膜
のドライエッチングによる加工で、SOG膜がエッチン
グマスクにされる場合について説明された。このSOG
膜の代わりに化学気相成長(CVD)方で堆積されるシ
リコン酸化膜でも本発明の効果は生じるものである。
【0044】以上の実施の形態では、スタック型のキャ
パシタの下部電極の場合について説明されているが、本
発明の方法はこれ以外の電極の構造、例えば配線等の電
極の形成にも充分に適用できることに言及しておく。
【0045】
【発明の効果】本発明の半導体装置の製造方法によれ
ば、半導体基板上に絶縁膜を介して導電体膜が堆積さ
れ、堆積直後の導電体膜の表面に形成されている凹凸が
化学機械研磨法あるいはエッチバック法等で除去され
る。そして、このようにして平坦化された導電体膜の表
面にSOG膜あるいは化学気相成長法で堆積したシリコ
ン酸化膜等の無機絶縁膜でマスク材が形成される。この
マスク材をエッチングマスクとしたドライエッチングで
上記の導電体膜が半導体装置の配線層あるいはキャパシ
タの電極のパターンに加工される。ここで、上記の導電
体膜は二酸化ルテニウム、ルテニウムあるいはイリジウ
ム、酸化イリジウム等の柱状形状の多結晶構造を有する
金属膜である。
【0046】このために、本発明の場合では、ドライエ
ッチング後のパターニングされた導電体膜例えば配線層
あるいはキャパシタの電極の端部側面には全く凹凸は形
成されず、導電体膜のパターン形状が非常に優れたもの
になる。
【0047】そして、特にキャパシタの下部電極が上記
のようにして形成されると、キャパシタの容量絶縁膜と
してSTO膜、BST膜等の高誘電率材料である場合
に、キャパシタの製造歩留まり、あるいは信頼性等が非
常に向上するようになる。
【0048】また、本発明が半導体装置の配線層に適用
される場合には、配線の微細化が非常に容易になる。
【0049】このようにして、柱状形状の多結晶構造を
有する導電体膜の微細加工が容易になり、半導体装置の
超高集積化および高密度化をさらに促進するようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するための製
造工程順の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を説明するための製
造工程順の断面図である。
【図3】上記実施の形態で形成した模式的キャパシタの
平面図と断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の効果を説明するた
めのグラフである。
【図5】本発明の第2の実施の形態の効果を説明するた
めのグラフである。
【図6】従来の技術を説明するための製造工程順の断面
図である。
【図7】従来の技術で形成した模式的キャパシタの平面
図と断面図である。
【図8】従来の技術の課題を説明するためのグラフあ
る。
【符号の説明】
1,101 下地絶縁膜 2,102 導電体膜 3,103 表面凹凸 4 平坦化表面 5,104 SOG膜 6,105 レジスト膜 7,106 SOG膜マスク 8、107 レジストマスク 9,108 下部電極 10,109 電極側面 11,110 容量絶縁膜 12,111 上部電極 13,112 半導体基板 14,113 拡散層 15,114 プラグ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/108 H01L 21/28 301 H01L 21/822 H01L 21/8242 H01L 27/04

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に絶縁膜を介して導電体膜
    を形成する工程と、前記導電体膜の表面の凹凸を除去し
    平坦にする工程と、前記平坦化した導電体膜の表面にマ
    スク材を形成し前記マスク材をエッチングマスクとして
    前記導電体膜を所定のパターンで上面及び側面が平坦な
    電極に加工する工程と、を含むことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記導電体膜が多結晶構造を有すること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記導電体膜が柱状形状の多結晶構造を
    有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記導電体膜が二酸化ルテニウム、ルテ
    ニウムの単層膜あるいは積層膜で構成されていることを
    特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の半
    導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記導電体膜がイリジウム、酸化イリジ
    ウムの単層膜あるいは積層膜で構成されていることを特
    徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の半導
    体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記導電体膜が窒化チタン膜あるいはタ
    ングステン膜との積層膜で構成されていることを特徴と
    する請求項4または請求項5記載の半導体装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記導電体膜の表面の凹凸の除去が化学
    機械研磨法で行われることを特徴とする請求項1から請
    求項6のうち1つの請求項に記載の半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記導電体膜の表面の凹凸の除去が異方
    性のドライエッチングにより行われることを特徴とする
    請求項1から請求項6のうち1つの請求項に記載の半導
    体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記マスク材がSOG膜あるいは化学気
    相成長法で堆積したシリコン酸化膜であることを特徴と
    する請求項1から請求項8のうち1つの請求項に記載の
    半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記導電体膜を所定のパターンに加工
    して半導体装置の配線層にすることを特徴とする請求項
    1から請求項9のうち1つの請求項に記載の半導体装置
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記導電体膜を所定のパターンに加工
    して半導体装置のキャパシタの下部電極にすることを特
    徴とする請求項1から請求項9のうち1つの請求項に記
    載の半導体装置の製造方法。
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